JP2002347866A - 噴出器およびそのポンプ装置 - Google Patents
噴出器およびそのポンプ装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1081—Arrangements for pumping several liquids or other fluent materials from several containers, e.g. for mixing them at the moment of pumping
- B05B11/1083—Arrangements for pumping several liquids or other fluent materials from several containers, e.g. for mixing them at the moment of pumping in adjustable proportion
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1081—Arrangements for pumping several liquids or other fluent materials from several containers, e.g. for mixing them at the moment of pumping
- B05B11/1084—Arrangements for pumping several liquids or other fluent materials from several containers, e.g. for mixing them at the moment of pumping each liquid or other fluent material being pumped by a separate pump
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- Nozzles (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の内容物を混合して吐出するタイプの噴
出器において、内容物が固化して吐出口が目詰まりを生
ずるおそれを解消するとともに、吐出ボタンの押し下げ
方によって複数の内容物のいずれかを片寄って消費する
おそれをなくす。 【解決手段】 吐出ボタン16を押し下げてステム32
を押し込み、第1開閉弁48を開いて容器10内の第1
収納空間mの第1内容物をステムの連通孔52を通して
ステム内に入れ、第1導通路56を通して吐出ボタンの
第1ノズル部材20から外部へと吐出する。一方、吐出
ボタンを押し下げてステムを押し込んだとき、第2開閉
弁36を開き、容器内の第2収納空間nの第2内容物を
第2導通路40に導き、その第2導通路を通して第2ノ
ズル部材18から外部へと吐出し、第1吐出口と第2吐
出口の吐出領域B・Aを重複する。
出器において、内容物が固化して吐出口が目詰まりを生
ずるおそれを解消するとともに、吐出ボタンの押し下げ
方によって複数の内容物のいずれかを片寄って消費する
おそれをなくす。 【解決手段】 吐出ボタン16を押し下げてステム32
を押し込み、第1開閉弁48を開いて容器10内の第1
収納空間mの第1内容物をステムの連通孔52を通して
ステム内に入れ、第1導通路56を通して吐出ボタンの
第1ノズル部材20から外部へと吐出する。一方、吐出
ボタンを押し下げてステムを押し込んだとき、第2開閉
弁36を開き、容器内の第2収納空間nの第2内容物を
第2導通路40に導き、その第2導通路を通して第2ノ
ズル部材18から外部へと吐出し、第1吐出口と第2吐
出口の吐出領域B・Aを重複する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用時に、指を
掛けて吐出ボタンを押し下げ、容器内に分けて収納する
複数の内容物を吐出ボタンの吐出口から吐出する、ポン
プタイプやエアゾールタイプの噴出器に関する。およ
び、そのうち、ポンプタイプの噴出器において、容器に
取り付けて用いるポンプ装置に関する。
掛けて吐出ボタンを押し下げ、容器内に分けて収納する
複数の内容物を吐出ボタンの吐出口から吐出する、ポン
プタイプやエアゾールタイプの噴出器に関する。およ
び、そのうち、ポンプタイプの噴出器において、容器に
取り付けて用いるポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、香水や、呼吸器等の治療用薬剤な
どを噴射する、この種の噴出器では、たとえば図3およ
び図4に示すような構成をなし、使用時に、容器1を持
って吐出ボタン2を押し下げ、噴出管3を介して押し冠
4を押し下げることにより、ピストン5A・5Bを各々
押し込んでポンプ6A・6Bをそれぞれ作動する。
どを噴射する、この種の噴出器では、たとえば図3およ
び図4に示すような構成をなし、使用時に、容器1を持
って吐出ボタン2を押し下げ、噴出管3を介して押し冠
4を押し下げることにより、ピストン5A・5Bを各々
押し込んでポンプ6A・6Bをそれぞれ作動する。
【0003】そして、各ボトル7A・7B内の内容物を
汲み上げ、それぞれ押し冠4の導通路4a・4bを通し
て噴出管3内の混合室3a内に導き、その混合室3a内
で混合して噴出ボタン2に設けるノズル部材8の吐出口
8aから外部へと噴射していた(特開平6−10004
9号公報参照)。
汲み上げ、それぞれ押し冠4の導通路4a・4bを通し
て噴出管3内の混合室3a内に導き、その混合室3a内
で混合して噴出ボタン2に設けるノズル部材8の吐出口
8aから外部へと噴射していた(特開平6−10004
9号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の噴出器では、ノズル部材8から噴射する前に混合
室3a内で複数の内容物を混合する。一般に内容物は混
合すると固化しやすくなることから、使用後に混合室3
a内に残留する混合内容物が、時の経過とともに固化し
て吐出口8aが目詰まりを生ずることがある問題があっ
た。
従来の噴出器では、ノズル部材8から噴射する前に混合
室3a内で複数の内容物を混合する。一般に内容物は混
合すると固化しやすくなることから、使用後に混合室3
a内に残留する混合内容物が、時の経過とともに固化し
て吐出口8aが目詰まりを生ずることがある問題があっ
た。
【0005】また、以上のような従来の噴出器では、吐
出ボタン2を傾けて押し下げたとき、ボトル7A・7B
内の一方の内容物を片寄って消費する問題があった。
出ボタン2を傾けて押し下げたとき、ボトル7A・7B
内の一方の内容物を片寄って消費する問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述のように
複数の内容物を混合して吐出するタイプの噴出器におい
て、内容物が固化して吐出口が目詰まりを生ずるおそれ
を解消するとともに、吐出ボタンの押し下げ方によって
複数の内容物のいずれかを片寄って消費するおそれをな
くすことにある。
複数の内容物を混合して吐出するタイプの噴出器におい
て、内容物が固化して吐出口が目詰まりを生ずるおそれ
を解消するとともに、吐出ボタンの押し下げ方によって
複数の内容物のいずれかを片寄って消費するおそれをな
くすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明は、
上述したこの発明の目的を達成すべく、噴出器におい
て、吐出ボタンに、吐出領域が重複する第1吐出口と第
2吐出口を設け、その吐出ボタンを取り付けるステム
に、第1吐出口に通ずる第1導通路を軸方向に形成する
とともに、径方向に貫通してその第1導通路を外部と連
通する連通孔をあけ、その連通孔と容器内の、第1内容
物を収納する第1収納空間とを結ぶ通路を開閉する第1
開閉弁を備える一方、ステムを貫挿してそのステムとの
間に、第2吐出口に通ずる第2導通路を軸方向に形成す
る噴出管を設け、第2導通路と容器内の、第2内容物を
収納する第2収納空間とを結ぶ通路を開閉する第2開閉
弁を備えてなる、ことを特徴とする。
上述したこの発明の目的を達成すべく、噴出器におい
て、吐出ボタンに、吐出領域が重複する第1吐出口と第
2吐出口を設け、その吐出ボタンを取り付けるステム
に、第1吐出口に通ずる第1導通路を軸方向に形成する
とともに、径方向に貫通してその第1導通路を外部と連
通する連通孔をあけ、その連通孔と容器内の、第1内容
物を収納する第1収納空間とを結ぶ通路を開閉する第1
開閉弁を備える一方、ステムを貫挿してそのステムとの
間に、第2吐出口に通ずる第2導通路を軸方向に形成す
る噴出管を設け、第2導通路と容器内の、第2内容物を
収納する第2収納空間とを結ぶ通路を開閉する第2開閉
弁を備えてなる、ことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の噴出器において、連通孔と第1収納空間とを結ぶ通路
途中に第1計量室を形成し、その第1計量室の入口に第
1逆止弁を配置するとともに、出口に第1開閉弁を配置
する一方、第2導通路と第2収納空間とを結ぶ通路途中
に第2計量室を形成し、その第2計量室の入口に第2逆
止弁を配置するとともに、出口に第2開閉弁を配置して
なる、ことを特徴とする。
の噴出器において、連通孔と第1収納空間とを結ぶ通路
途中に第1計量室を形成し、その第1計量室の入口に第
1逆止弁を配置するとともに、出口に第1開閉弁を配置
する一方、第2導通路と第2収納空間とを結ぶ通路途中
に第2計量室を形成し、その第2計量室の入口に第2逆
止弁を配置するとともに、出口に第2開閉弁を配置して
なる、ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の噴出器において、容器内に袋を入れてその袋
内に第1収納空間を、同袋外に第2収納空間を形成して
なる、ことを特徴とする。
2に記載の噴出器において、容器内に袋を入れてその袋
内に第1収納空間を、同袋外に第2収納空間を形成して
なる、ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、噴出器のポンプ
装置において、吐出ボタンに、吐出領域が重複する第1
吐出口と第2吐出口を設け、その吐出ボタンを取り付け
るステムに、第1吐出口に通ずる第1導通路を軸方向に
形成するとともに、径方向に貫通してその第1導通路を
外部と連通する連通孔をあけ、その連通孔と第1吸上げ
口とを結ぶ通路途中に第1計量室を形成し、その第1計
量室の入口に第1逆止弁を配置するとともに、出口に第
1開閉弁を配置する一方、ステムを貫挿してそのステム
との間に、第2吐出口に通ずる第2導通路を軸方向に形
成する噴出管を設け、第2導通路と第2吸上げ口とを結
ぶ通路途中に第2計量室を形成し、その第2計量室の入
口に第2逆止弁を配置するとともに、出口に第2開閉弁
を配置してなる、ことを特徴とする。
装置において、吐出ボタンに、吐出領域が重複する第1
吐出口と第2吐出口を設け、その吐出ボタンを取り付け
るステムに、第1吐出口に通ずる第1導通路を軸方向に
形成するとともに、径方向に貫通してその第1導通路を
外部と連通する連通孔をあけ、その連通孔と第1吸上げ
口とを結ぶ通路途中に第1計量室を形成し、その第1計
量室の入口に第1逆止弁を配置するとともに、出口に第
1開閉弁を配置する一方、ステムを貫挿してそのステム
との間に、第2吐出口に通ずる第2導通路を軸方向に形
成する噴出管を設け、第2導通路と第2吸上げ口とを結
ぶ通路途中に第2計量室を形成し、その第2計量室の入
口に第2逆止弁を配置するとともに、出口に第2開閉弁
を配置してなる、ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に
よる噴出器の中央縦断面を示す。この発明による噴出器
は、図示するように、たとえば縦長な円缶状の容器10
の開口に、ポンプ装置12を取り付けてなる。
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に
よる噴出器の中央縦断面を示す。この発明による噴出器
は、図示するように、たとえば縦長な円缶状の容器10
の開口に、ポンプ装置12を取り付けてなる。
【0012】ポンプ装置12の下部には、袋14を取り
付けて容器10内に入れ、袋14内に第1収納空間m
を、袋14外の、容器10内に第2収納空間nを形成す
る。そして、第1収納空間m内に第1内容物(例えば第
1の染毛材)を、第2収納空間n内に第2内容物(例え
ば第2の染毛材)を収納する。
付けて容器10内に入れ、袋14内に第1収納空間m
を、袋14外の、容器10内に第2収納空間nを形成す
る。そして、第1収納空間m内に第1内容物(例えば第
1の染毛材)を、第2収納空間n内に第2内容物(例え
ば第2の染毛材)を収納する。
【0013】ポンプ装置12の上部には、吐出ボタン1
6を取り付ける。吐出ボタン16には、第1ノズル部材
20と第2ノズル部材18とを上下段に設ける。そし
て、キャップ22を被せてなる。
6を取り付ける。吐出ボタン16には、第1ノズル部材
20と第2ノズル部材18とを上下段に設ける。そし
て、キャップ22を被せてなる。
【0014】この噴出器を使用するときは、キャップ2
2を外し、ノズル部材20・18を、内容物を吹き付け
る対象に向ける。そして、図2に示すように、吐出ボタ
ン16を押し下げ、その吐出ボタン16を取り付けるス
テム32をコイルスプリング70の付勢力に抗して押し
込む。
2を外し、ノズル部材20・18を、内容物を吹き付け
る対象に向ける。そして、図2に示すように、吐出ボタ
ン16を押し下げ、その吐出ボタン16を取り付けるス
テム32をコイルスプリング70の付勢力に抗して押し
込む。
【0015】ステム32は、円管の上端に接続管31
を、下端にピストン34を連結して構成し、それらの中
心に第1導通路56を軸方向に設ける。ステム32のピ
ストン34下部には、径方向に貫通して、第1導通路5
6を外部と連通する連通孔52をあける。
を、下端にピストン34を連結して構成し、それらの中
心に第1導通路56を軸方向に設ける。ステム32のピ
ストン34下部には、径方向に貫通して、第1導通路5
6を外部と連通する連通孔52をあける。
【0016】連通孔52と第1収納空間mとを結ぶ通路
途中には、シリンダ54で区画して第1計量室50を形
成し、その第1計量室50の入口に第1逆止弁76を配
置するとともに、出口に第1開閉弁48を配置する。第
1開閉弁48は、連通孔52と容器10内の第1収納空
間mとを結ぶ通路を開閉する。
途中には、シリンダ54で区画して第1計量室50を形
成し、その第1計量室50の入口に第1逆止弁76を配
置するとともに、出口に第1開閉弁48を配置する。第
1開閉弁48は、連通孔52と容器10内の第1収納空
間mとを結ぶ通路を開閉する。
【0017】ステム32は、噴出管30に貫挿し、その
噴出管30の内面に設ける縦溝により同噴出管30との
間に第2導通路40を軸方向に形成する。第2導通路4
0と第2収納空間nとを結ぶ通路途中には、ハウジング
80で区画して第2計量室38を形成し、その第2計量
室38の入口に第2逆止弁72を配置するとともに、出
口に第2開閉弁36を配置する。第2開閉弁36は、第
2導通路40と容器10の第2収納空間nとを結ぶ通路
を開閉する。
噴出管30の内面に設ける縦溝により同噴出管30との
間に第2導通路40を軸方向に形成する。第2導通路4
0と第2収納空間nとを結ぶ通路途中には、ハウジング
80で区画して第2計量室38を形成し、その第2計量
室38の入口に第2逆止弁72を配置するとともに、出
口に第2開閉弁36を配置する。第2開閉弁36は、第
2導通路40と容器10の第2収納空間nとを結ぶ通路
を開閉する。
【0018】ハウジング80は、ポンプケース81内に
収納する。ポンプケース81は、その入口周縁の鍔部8
3をパッキン84を挟んで容器10の口部85上に載せ
る。そして、ネジキャップ86を被せて口部85にネジ
付けてなる。
収納する。ポンプケース81は、その入口周縁の鍔部8
3をパッキン84を挟んで容器10の口部85上に載せ
る。そして、ネジキャップ86を被せて口部85にネジ
付けてなる。
【0019】ステム32を押し込むと、第1開閉弁48
との間を開き、ピストン34の押し下げとともに第1計
量室50内の圧力を高め、第1計量室50内の第1の内
容物を、連通孔52を通してステム32内の第1導通路
56に入れる。
との間を開き、ピストン34の押し下げとともに第1計
量室50内の圧力を高め、第1計量室50内の第1の内
容物を、連通孔52を通してステム32内の第1導通路
56に入れる。
【0020】そして、第1導通路56から吐出ボタン1
6中心の縦噴出路58に入れ、縦噴出路58から上段横
噴出路60に入れ、第1ノズル部材20の第1吐出口6
2からBの範囲で外部へと吐出する。
6中心の縦噴出路58に入れ、縦噴出路58から上段横
噴出路60に入れ、第1ノズル部材20の第1吐出口6
2からBの範囲で外部へと吐出する。
【0021】他方、ステム32の押し込みとともに、第
2開閉弁36との間を開き、続く噴出管30の押し下げ
とともに第2計量室38内の圧力を高め、第2計量室3
8内の第2の内容物を、第2開閉弁36とステム32と
の間を通して、第2導通路40に入れる。
2開閉弁36との間を開き、続く噴出管30の押し下げ
とともに第2計量室38内の圧力を高め、第2計量室3
8内の第2の内容物を、第2開閉弁36とステム32と
の間を通して、第2導通路40に入れる。
【0022】そして、第2導通路40から吐出ボタン1
6の環状の縦噴出路42に入れ、縦噴出路42から下段
横噴出路44に入れ、第2ノズル部材18の第2吐出口
46からAの範囲で外部へと吐出する。
6の環状の縦噴出路42に入れ、縦噴出路42から下段
横噴出路44に入れ、第2ノズル部材18の第2吐出口
46からAの範囲で外部へと吐出する。
【0023】このとき、第2ノズル部材18の第2吐出
口46からの吐出領域Aと第1ノズル部材20の第1吐
出口62からの吐出領域Bとは、Cで示す領域が重複す
るようになっており、ノズル部材20・18から吐出し
たほとんどの内容物は混合して対象部位に吹き付けられ
ることとなる。
口46からの吐出領域Aと第1ノズル部材20の第1吐
出口62からの吐出領域Bとは、Cで示す領域が重複す
るようになっており、ノズル部材20・18から吐出し
たほとんどの内容物は混合して対象部位に吹き付けられ
ることとなる。
【0024】なお、この例では、ノズル部材20・18
から霧状に吐出するが、必ずしも霧状に吐出する場合に
限るものではない。例えばノズル部材20・18を設け
ないで、吐出ボタン16の吐出口62・46から押し出
すようにしてもよい。
から霧状に吐出するが、必ずしも霧状に吐出する場合に
限るものではない。例えばノズル部材20・18を設け
ないで、吐出ボタン16の吐出口62・46から押し出
すようにしてもよい。
【0025】さて、吐出後、吐出ボタン16から手を離
すと、コイルスプリング70の付勢力でステム32を押
し上げ、噴出管30を持ち上げて吐出ボタン16を元の
位置に復帰する。
すと、コイルスプリング70の付勢力でステム32を押
し上げ、噴出管30を持ち上げて吐出ボタン16を元の
位置に復帰する。
【0026】このとき、ステム32を押し上げて第1開
閉弁48との間を閉じ、第1ノズル部材20からの吐出
を止める。一方、ステム32の上動とともに第1計量室
50内を負圧化して第1逆止弁76を開き、袋14内に
収納する第1の内容物をシリンダ54の第1吸上げ口7
8を通して第1計量室50内に吸い上げる。
閉弁48との間を閉じ、第1ノズル部材20からの吐出
を止める。一方、ステム32の上動とともに第1計量室
50内を負圧化して第1逆止弁76を開き、袋14内に
収納する第1の内容物をシリンダ54の第1吸上げ口7
8を通して第1計量室50内に吸い上げる。
【0027】吐出ボタン16から手を離すと、また同時
に、ステム32を押し上げて第2開閉弁36との間を閉
じ、第2ノズル部材18からの吐出を止める。一方、ス
テム32の上動とともに第2計量室38内を負圧化して
第2逆止弁72を開き、容器10内に収納する第2の内
容物をポンプケース81の第2吸上げ口74を通して第
2計量室38内に吸い上げる。
に、ステム32を押し上げて第2開閉弁36との間を閉
じ、第2ノズル部材18からの吐出を止める。一方、ス
テム32の上動とともに第2計量室38内を負圧化して
第2逆止弁72を開き、容器10内に収納する第2の内
容物をポンプケース81の第2吸上げ口74を通して第
2計量室38内に吸い上げる。
【0028】これにより、吐出ボタン16を再び押し下
げたとき、ノズル部材20・18から繰り返し内容物を
吐出可能とする。
げたとき、ノズル部材20・18から繰り返し内容物を
吐出可能とする。
【0029】図示例では、吐出ボタン16の第1ノズル
部材20と第2ノズル部材18から吐出後、第1内容物
と第2内容物を混合するから、内容物の混合により固化
して吐出口が詰まりを生ずるおそれを解消することがで
きる。
部材20と第2ノズル部材18から吐出後、第1内容物
と第2内容物を混合するから、内容物の混合により固化
して吐出口が詰まりを生ずるおそれを解消することがで
きる。
【0030】また、上記図示例では、第1の内容物を容
器10の袋14から吐出ボタン16へと導く第1導通路
56のまわりに、第2の内容物を容器10から吐出ボタ
ン16へと導く第2導通路40を設け、内容物を容器1
0から吐出ボタン16へと導く各導通路40・56を、
吐出ボタン16と中心線Oを同じくして同心に設けてな
る。
器10の袋14から吐出ボタン16へと導く第1導通路
56のまわりに、第2の内容物を容器10から吐出ボタ
ン16へと導く第2導通路40を設け、内容物を容器1
0から吐出ボタン16へと導く各導通路40・56を、
吐出ボタン16と中心線Oを同じくして同心に設けてな
る。
【0031】これにより、吐出ボタン16を常に真上か
ら下方に向けて真っ直ぐに押し下げ得るようにし、傾い
て押し下げるおそれをなくし、また仮に傾いて押し下げ
ることがあったとしても、複数の内容物のいずれかを片
寄って消費するようなおそれをなくすことができる。
ら下方に向けて真っ直ぐに押し下げ得るようにし、傾い
て押し下げるおそれをなくし、また仮に傾いて押し下げ
ることがあったとしても、複数の内容物のいずれかを片
寄って消費するようなおそれをなくすことができる。
【0032】さて、上述した例では、この発明を、吐出
ボタン16を押し下げてポンプ装置12を作動し、容器
10内の複数の内容物をそれぞれ汲み上げて個々のノズ
ル部材20・18から吐出するポンプタイプの噴出器に
適用した場合について説明した。
ボタン16を押し下げてポンプ装置12を作動し、容器
10内の複数の内容物をそれぞれ汲み上げて個々のノズ
ル部材20・18から吐出するポンプタイプの噴出器に
適用した場合について説明した。
【0033】しかし、この発明は、図示省略するが、吐
出ボタンを押し下げて各弁を開き、容器内の複数の内容
物をそれぞれ容器内の噴射材の圧力で吐出口から噴射す
るエアゾールタイプの噴出器にも、内容物ごとに吐出口
を個別に備え、それらの吐出口の噴射領域を重複するこ
とで、同様に適用することができる。
出ボタンを押し下げて各弁を開き、容器内の複数の内容
物をそれぞれ容器内の噴射材の圧力で吐出口から噴射す
るエアゾールタイプの噴出器にも、内容物ごとに吐出口
を個別に備え、それらの吐出口の噴射領域を重複するこ
とで、同様に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、内容物ごとに吐出口を個別に備え、それら
の吐出口の吐出領域を重複し、吐出口から吐出後にはじ
めて複数の内容物を混合するようにするから、吐出口か
ら吐出する前に複数の内容物を混合する、たとえば混合
室を設ける必要がなくなり、混合により固化しやすくな
る内容物がたとえば混合室内に残留することにより混合
内容物が固化して吐出口で目詰まりを生ずる従来の問題
を解消することができる。
明によれば、内容物ごとに吐出口を個別に備え、それら
の吐出口の吐出領域を重複し、吐出口から吐出後にはじ
めて複数の内容物を混合するようにするから、吐出口か
ら吐出する前に複数の内容物を混合する、たとえば混合
室を設ける必要がなくなり、混合により固化しやすくな
る内容物がたとえば混合室内に残留することにより混合
内容物が固化して吐出口で目詰まりを生ずる従来の問題
を解消することができる。
【0035】また、内容物を容器から吐出ボタンへと導
く各導通路を、吐出ボタンと中心線を同じくして同心に
設けるから、吐出ボタンを常に真上から下方に向けて真
っ直ぐに押し下げ得るようにし、傾いて押し下げるおそ
れをなくし、また仮に傾いて押し下げることがあったと
しても、複数の内容物のいずれかを片寄って消費するよ
うなおそれをなくすことができる。
く各導通路を、吐出ボタンと中心線を同じくして同心に
設けるから、吐出ボタンを常に真上から下方に向けて真
っ直ぐに押し下げ得るようにし、傾いて押し下げるおそ
れをなくし、また仮に傾いて押し下げることがあったと
しても、複数の内容物のいずれかを片寄って消費するよ
うなおそれをなくすことができる。
【0036】請求項2に係る発明によれば、吐出ボタン
を押し下げてポンプ装置を作動し、容器内の複数の内容
物をそれぞれ汲み上げて吐出口から吐出するポンプタイ
プの噴出器に適用することができる。
を押し下げてポンプ装置を作動し、容器内の複数の内容
物をそれぞれ汲み上げて吐出口から吐出するポンプタイ
プの噴出器に適用することができる。
【0037】請求項3に係る発明によれば、容器内に袋
を入れてその袋内に第1収納空間を、袋外の、容器内に
第2収納空間を形成するから、簡単な構成で複数の内容
物を混ざることなく、完全に区別して容器内に収納する
ことができる。
を入れてその袋内に第1収納空間を、袋外の、容器内に
第2収納空間を形成するから、簡単な構成で複数の内容
物を混ざることなく、完全に区別して容器内に収納する
ことができる。
【0038】請求項4に係る発明によれば、上述した請
求項1と同様な効果を有するポンプ装置を得ることがで
きる。
求項1と同様な効果を有するポンプ装置を得ることがで
きる。
【図1】この発明による噴出器の中央縦断面図である。
【図2】その噴出器を、使用時に吐出ボタンを押し下げ
た状態で示す部分拡大中央縦断面図である。
た状態で示す部分拡大中央縦断面図である。
【図3】従来の噴出器の正面図である。
【図4】その従来の噴出器の中央縦断面図である。
10 容器 12 ポンプ装置 14 袋 16 吐出ボタン 18 第2ノズル部材 20 第1ノズル部材 30 噴出管 32 ステム 36 第2開閉弁 38 第2計量室 40 第2導通路 46 第2吐出口 48 第1開閉弁 50 第1計量室 52 連通孔 56 第1導通路 62 第1吐出口 72 第2逆止弁 74 第2吸上げ口 76 第1逆止弁 78 第1吸上げ口 A 第2吐出口の吐出領域 B 第1吐出口の吐出領域 C 重複吐出領域 O 吐出ボタンの中心線 m 第1収納空間 n 第2収納空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB03 PB05 PC08 PD11 PF10 4F033 RA02 RA12 RB04 RC01 RC04 RC07
Claims (4)
- 【請求項1】 吐出ボタンに、吐出領域が重複する第1
吐出口と第2吐出口を設け、 その吐出ボタンを取り付けるステムに、前記第1吐出口
に通ずる第1導通路を軸方向に形成するとともに、径方
向に貫通してその第1導通路を外部と連通する連通孔を
あけ、 その連通孔と容器内の、第1内容物を収納する第1収納
空間とを結ぶ通路を開閉する第1開閉弁を備える一方、 前記ステムを貫挿してそのステムとの間に、前記第2吐
出口に通ずる第2導通路を軸方向に形成する噴出管を設
け、 前記第2導通路と前記容器内の、第2内容物を収納する
第2収納空間とを結ぶ通路を開閉する第2開閉弁を備え
てなる、 噴出器。 - 【請求項2】 前記連通孔と前記第1収納空間とを結ぶ
通路途中に第1計量室を形成し、その第1計量室の入口
に第1逆止弁を配置するとともに、出口に前記第1開閉
弁を配置する一方、前記第2導通路と前記第2収納空間
とを結ぶ通路途中に第2計量室を形成し、その第2計量
室の入口に第2逆止弁を配置するとともに、出口に前記
第2開閉弁を配置してなる、請求項1に記載の噴出器。 - 【請求項3】 前記容器内に袋を入れてその袋内に前記
第1収納空間を、同袋外に前記第2収納空間を形成して
なる、請求項1または2に記載の噴出器。 - 【請求項4】 吐出ボタンに、吐出領域が重複する第1
吐出口と第2吐出口を設け、 その吐出ボタンを取り付けるステムに、前記第1吐出口
に通ずる第1導通路を軸方向に形成するとともに、径方
向に貫通してその第1導通路を外部と連通する連通孔を
あけ、 その連通孔と第1吸上げ口とを結ぶ通路途中に第1計量
室を形成し、 その第1計量室の入口に第1逆止弁を配置するととも
に、出口に第1開閉弁を配置する一方、 前記ステムを貫挿してそのステムとの間に、前記第2吐
出口に通ずる第2導通路を軸方向に形成する噴出管を設
け、 前記第2導通路と第2吸上げ口とを結ぶ通路途中に第2
計量室を形成し、 その第2計量室の入口に第2逆止弁を配置するととも
に、出口に第2開閉弁を配置してなる、 噴出器のポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153546A JP2002347866A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 噴出器およびそのポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153546A JP2002347866A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 噴出器およびそのポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002347866A true JP2002347866A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18998047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001153546A Pending JP2002347866A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 噴出器およびそのポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002347866A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10131488B2 (en) | 2015-06-01 | 2018-11-20 | The Procter And Gamble Company | Aerosol hairspray product comprising a spraying device |
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KR102197038B1 (ko) * | 2019-07-19 | 2020-12-30 | 이은석 | 액체 잔량 소비를 위한 양방향 펌핑기 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09500325A (ja) * | 1994-05-10 | 1997-01-14 | サノフィ | 流体と混合された製品を分配する装置、及びこの種の装置を具備する分配アセンブリ |
JP2000503947A (ja) * | 1996-01-31 | 2000-04-04 | エアースプレー・インターナショナル・ビー・ブイ | 多成分材料を分配するためのエーロゾル容器 |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001153546A patent/JP2002347866A/ja active Pending
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