JP2002347863A - エアゾール容器用流量調整弁 - Google Patents

エアゾール容器用流量調整弁

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JP2002347863A
JP2002347863A JP2001159956A JP2001159956A JP2002347863A JP 2002347863 A JP2002347863 A JP 2002347863A JP 2001159956 A JP2001159956 A JP 2001159956A JP 2001159956 A JP2001159956 A JP 2001159956A JP 2002347863 A JP2002347863 A JP 2002347863A
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JP
Japan
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valve
valve stem
container
inlet
stem
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JP2001159956A
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Inventor
Yasuo Oshima
保夫 大島
Satoshi Yazaki
智 矢崎
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射圧の低減に伴う流量の低減を抑制するエ
アゾール容器用流量調整弁において、流量調整動作を安
定化させる。 【解決手段】 エアゾール容器の頭頂部に設けられるス
テム付弁に接続される先端部の出口11と、内容物を流
入させる入口25とを形成する容器10内に、その内周
面に沿って昇降可能にガイドされる弁棒30及びこの弁
棒を基端方向へ付勢するコイルばねが収納されることに
より、弁棒30が、入口25の開口度を噴射圧の低減に
伴って大きくするように、コイルばねにより基端側へ駆
動されるようになっている。弁棒30が、出口11に連
通する空洞部31を有する。容器10の内周面に、環状
の流路22が形成されるように弁棒30を包囲するフラ
ンジ部21が形成され、その基端側の環状のフランジ面
23と、弁棒30を膨出させて形成された環状の膨出面
33との間に、流路22に連通する入口25が形成さ
れ、弁棒30の周壁に、流路22を空洞部31に連通さ
せる連通孔35が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール容器の
頭頂部に設けられるステム付弁に接続される先端部の出
口と、その基端側に内容物を流入させる入口とを形成す
る容器内に、その内周面に沿って昇降可能にガイドされ
る弁体と、この弁体を基端方向へ付勢する弾性体とが収
納されることにより、弁体が、入口の開口度を噴射圧の
低減に伴って大きくするように、弾性体により基端側へ
駆動されるようになったエアゾール容器用流量調整弁に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の噴射圧に対抗するばね力を利用
して流量を噴射圧に依存させないように調整する流量調
整弁は汎用されているが、ばねで付勢される弁棒と、ハ
ウジング内周面間に入口から出口へ向かう流路が形成さ
れるのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、容器の内
周面にガイドされる弁棒が、ガイド構造の寸法上の公差
による昇降方向に対して僅かに傾倒すると、流路形状が
変形して流路抵抗が変動し、したがって流量調整の精度
に影響する点で改良の余地があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、噴射圧
の低減に伴う流量の低減を抑制する流量調整動作を安定
化し得るエアゾール容器用流量調整弁を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、エアゾール容器の頭頂
部に設けられるステム付弁に接続される先端部の出口
と、内容物を流入させる入口とを形成する容器内に、そ
の内周面に沿って昇降可能にガイドされる弁体及びこの
弁体を基端方向へ付勢する弾性体とが収納されることに
より、弁体が、入口の開口度を噴射圧の低減に伴って大
きくするように、弾性体により基端側へ駆動されるよう
になったエアゾール容器用流量調整弁において、弁体
が、基端部を閉鎖し、かつ先端部が出口に連通するよう
に開口した空洞部を有する弁棒として形成されると共
に、容器の内周面に、弁棒の外周面を環状の流路が形成
されるように包囲するフランジ部が形成され、このフラ
ンジ部の基端側の環状のフランジ面と、このフランジ面
に対面するように、弁棒の外周面を膨出させて形成され
た環状の膨出面との間に、流路に連通する入口が形成さ
れ、弁棒の周壁に、流路を空洞部に連通させる連通孔が
形成されたことを特徴とする。
【0006】フランジ面と、弁棒の膨出面とが環状に対
面することにより形成された入口から、弁棒内に形成さ
れた空洞部を経由して出口へ連通する流路が形成され
る。噴射圧の低減に伴って膨出面がフランジ面から徐々
に離反して入口の開口度を大きくするように、流量が所
定量に向けて制御される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を基に本発明の実施
の形態の一例によるエアゾール容器用流量調整弁を説明
する。この流量調整弁1は、図4に示すように、エアゾ
ール容器の頭頂部に装着されたマウンティングキャップ
2に設けられ、かつコイルばね4で上方へ付勢される周
知のステム付弁5のハウジング5aに、ディップチュー
ブ6を介して接続する。ステム3には、横向きの噴射口
9aを有する噴射ボタン9が装着され、その押し下げ操
作によりステム3が開放される。
【0008】流量調整弁1は、図1に示すように、ディ
ップチューブ6を介して接続するパイプ状出口11を有
する容器10内に、その内周面に沿って摺動可能な弁体
として弁棒本体30aの先端部にばね座39が付属する
弁棒30と、この弁棒を基端方向へ付勢するコイルばね
40とが収納されることにより構成される。
【0009】容器10の下端の開口部10aには、入口
25の一部を構成するスリーブ20が、フランジ部29
を端縁に拘束させるまで嵌入されて凹凸係合することに
より、容器10の下端部を構成している。スリーブ20
の先端部には、図3Aに示すように、弁棒本体30aの
外周面に対して環状細隙を置いて流路22を形成するた
めの弁棒挿通孔22aを有するフランジ部21が形成さ
れている。このフランジ部には、その先端側で4方に流
路22bを形成する4分割の突出部分22cが形成され
ている。
【0010】弁棒本体30aは、基端部を閉鎖し、かつ
先端部を出口11に連通するように開口した空洞部31
が形成されている。ばね座39は、筒体に弁棒本体30
aの先端部を嵌入させる嵌入孔41が形成され、凹凸係
合させている。嵌入孔41の基端側には、棒弁本体30
aを着座させる形状で、かつ嵌入孔41を出口11に連
通させるための3方へ分岐した流路42が形成されてい
る。また、前述の筒体の外周には、コイルばね40の一
方の端部が装着される着座凹部43が形成され、他方の
端部は容器10の上端面に着座させている。さらに、前
述の筒体の基端側には、弁棒本体30aの外周に環状の
隙間を置いて流路47を形成する内筒部48が形成され
ている。この内筒部は、フランジ部21の突出部分22
cに当接可能であることにより、弁棒30のばね力によ
る下降を拘束させる。ばね座39の外周面は、容器10
の内周面にシール状態で昇降スライド可能にガイドされ
る。
【0011】さらに、弁棒本体30aの下方には断面円
形の膨出部32が形成され、その下端部の外筒部34の
外周は、図3Bに示すように、流路24を形成するよう
に間隔を置いてスリーブ20に形成されたガイドリブ2
4aで昇降可能にガイドされている。
【0012】フランジ部21の水平環状の基端側のフラ
ンジ面23は、このフランジ面に対面する膨出部32の
水平環状の膨出面33とにより、流路22に連通する入
口25を形成している。膨出面33には、フランジ面2
3との接面時に流路22に連通する小断面積の流路を確
保するための凹部26(図3B参照)が形成されてい
る。弁棒30の周壁部には、環状流路47を空洞部31
に連通させる連通孔35が形成されている。
【0013】このように構成された流量調整弁の動作は
次の通りである。使用開始の当初は噴射圧が高いことに
より、コイルばね40のばね力に抗して膨出面33とフ
ランジ面23とが略接面状態に在ることにより、入口2
5の開口度を小さくしている。ステム3が噴射ボタン9
で押し下げ操作されると、流路24から入口25を通し
て流路22,47、連通孔35、空洞部31及び流路4
2並びに弁室19の上部を経由して出口11から内容物
が吐出され、さらにディップチューブ6を介して噴射ボ
タン9から噴射される。入口25の開口度は小さいが、
高い噴射圧で流量調整弁1から所定量の内容物が吐出さ
れる。凹部26により、使用開始直後の動作も確保され
る。
【0014】内容物が徐々に消耗されるのに伴って噴射
圧が徐々に低下すると、対応して弁棒30がばね力によ
り基端側へ下降スライドし、入口25の幅が、図2に示
すように徐々に広くなることにより、噴射量が噴射圧に
依存して低減することなく、使用開始当初の流量を保持
するように制御される。
【0015】このような流量調整に際して、弁棒30の
外周の流路22或いは入口25は、容器10で昇降をガ
イドされる弁棒30のばね座39及び外筒部34の間の
中間領域を占めることにより、これらに関連する構造部
分の寸法公差に起因する傾倒の影響を蒙りにくく、また
流路として機能する空洞部31はその影響を一層確実に
回避させ、したがって流路の形状もしくは流路抵抗の変
動が抑制され、高精度の安定した流量調整が可能とな
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、エアゾールの
噴射量が噴射圧の低下に対応して弁の入口を広げて定流
量方向の調整を行う際に、内容物が弁棒内の空洞部を経
由して吐出されることにより流路抵抗が安定化され、信
頼度の高い流量調整が行われる。請求項2の発明によれ
ば、弁棒の空洞部に連通する入口及び流路が弁棒の上下
のガイド部間の中間に位置することにより、弁棒の傾倒
が抑制され、流量調整が一層高精度・安定化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエアゾール容器用流
量調整弁の使用開始直後の断面図である。
【図2】同流量調整弁の内容物の消耗が進んだ状態での
断面図である。
【図3】同流量調整弁の部分的な平面図であり、同図A
は容器下端部を構成するスリーブの底面図、同図Bはそ
の平面図である。
【図4】同流量調整弁が噴射ヘッド用に使用された状態
を説明する図である。
【符号の説明】
1 流量調整弁 5 ステム付弁 6 ディップチューブ 10 容器 11 出口 21 フランジ部 22、22b、24、42、47 流路 23 フランジ面 25 入口 30 弁棒 30a 弁棒本体 31 空洞部 33 膨出面 35 連通孔 39 ばね座 40 コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PB08 PD01 PE02 PE04 PE06 PF10 4F033 RA02 RB04 RC07 RC24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器の頭頂部に設けられるス
    テム付弁に接続される先端部の出口と、内容物を流入さ
    せる入口とを形成する容器内に、その内周面に沿って昇
    降可能にガイドされる弁体及びこの弁体を基端方向へ付
    勢する弾性体が収納されることにより、弁体が、入口の
    開口度を噴射圧の低減に伴って大きくするように、弾性
    体により基端側へ駆動されるようになったエアゾール容
    器用流量調整弁において、 弁体が、基端部を閉鎖し、かつ先端部が出口に連通する
    ように開口した空洞部を有する弁棒として形成されると
    共に、容器の内周面に、前記弁棒の外周面を環状の流路
    が形成されるように包囲するフランジ部が形成され、 このフランジ部の基端側の環状のフランジ面と、このフ
    ランジ面に対面するように、前記弁棒の前記外周面を膨
    出させて形成された環状の膨出面との間に、前記流路に
    連通する入口が形成され、 前記弁棒の周壁に、前記流路を前記空洞部に連通させる
    連通孔が形成されたことを特徴とするエアゾール容器用
    流量調整弁。
  2. 【請求項2】 入口及び流路が、弁棒の先端側及び基端
    側の容器内周面でガイドされる部分間の中間位置に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のエアゾール
    容器用流量調整弁。
JP2001159956A 2001-05-29 2001-05-29 エアゾール容器用流量調整弁 Pending JP2002347863A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038615A1 (ja) 2004-10-07 2006-04-13 Mitani Valve Co., Ltd. エアゾール容器の流量レギュレータユニット,エアゾール容器の流量レギュレータ機構およびエアゾール式製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038615A1 (ja) 2004-10-07 2006-04-13 Mitani Valve Co., Ltd. エアゾール容器の流量レギュレータユニット,エアゾール容器の流量レギュレータ機構およびエアゾール式製品

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