JP2002347703A - 投入対象物の供給方法、及びその供給装置、並びにその供給用プログラム - Google Patents
投入対象物の供給方法、及びその供給装置、並びにその供給用プログラムInfo
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- JP2002347703A JP2002347703A JP2001160170A JP2001160170A JP2002347703A JP 2002347703 A JP2002347703 A JP 2002347703A JP 2001160170 A JP2001160170 A JP 2001160170A JP 2001160170 A JP2001160170 A JP 2001160170A JP 2002347703 A JP2002347703 A JP 2002347703A
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Abstract
投入できる投入対象物の供給方法、及び投入対象物の供
給装置、並びに投入対象物の供給用プログラムを提供す
る。 【解決手段】 投入対象物の供給装置10を、干し海老
(投入対象物)31を供給するフィーダ14と、フィー
ダ14から供給されたカップラーメン用の干し海老31
を搬送するベルトコンベア16と、コンベア16から供
給された干し海老31を複数の分配位置へ分配する回転
シュート18と、コンベア16上の郡範囲W内の干し海
老31の面積を検知するCCDカメラ(視覚センサ)3
0とを備え、CCDカメラ30からの情報を受けた制御
装置が、回転シュート18の速度を制御するように構成
した。
Description
対象物を、コンベア及び分配手段を介して複数の被投入
体から成る被投入体群の各被投入体へ投入するための投
入対象物の供給方法、及びその供給装置、並びにその供
給用プログラムに関する。
象)を所定の容器(被投入体)内へ分配するために、供
給分配装置が案出され、使用されている。このような供
給分配装置の一例として、粉粒体(食品具材)を分配す
る実開平6−32306号の供給分配装置1を、図12
に示す。この供給分配装置1は、容器コンベア2と粉粒
体コンベア3とを立体的に交差させ、容器コンベア2と
粉粒体コンベア3との間に第1シュート4及び第2シュ
ート5を配置して構成している。また、容器コンベア2
には、第1ホルダ6及び第2ホルダ7を備えている。ま
た、粉粒体コンベア3の各バケット11へ粉粒体を供給
するフィーダ8及び9が備えられている。このような供
給分配装置1によれば、容器コンベア2が一定ピッチず
つ送られ、第1ホルダ6が第1シュート4に、第2ホル
ダ7が第2シュート5の位置で停止させられ、フィーダ
8から粉粒体コンベア3の各バケット11へ送られた粉
粒体が第1シュート4から第1ホルダ6上の容器12a
へ投入され、フィーダ9から粉粒体コンベア3の各バケ
ット11へ送られた粉粒体が第2シュート5から第2ホ
ルダ7上の容器12bへ投入されていく。
8及び9から粉粒体コンベア3の各バケット11当たり
に送られる粒状体の量によって、各容器12a及び12
bへ投入する粒状体の量が決定される。このため、フィ
ーダ8及び9から各バケット11へ送られる粒状体の量
が一定でない場合、各容器12a及び12bに投入され
る粒状体の量が不均一になり、供給分配作業により得ら
れる製品の品質の低下を招いていた。
へ投入する投入対象物の量を一定にし、投入対象物を被
投入体に投入して得られる製品の品質を向上させること
を目的とする。例えば、カップ容器(被投入体)に投入
される食品具材(投入対象物)の量を一定量供給できる
供給方法、供給装置、供給用プログラムを提供すること
によって、食品具材が搭載された容器入り食品(製品)
の品質を向上させることを目的とする。
給方法は、フィーダからコンベア及び分配手段を介して
複数の被投入体から成る被投入体群の各被投入体へ投入
対象物を投入する投入対象物の供給方法であり、前記投
入対象物が載置されるコンベア上の一定の群範囲を決定
する群範囲決定ステップと、該群範囲内の投入対象物の
量を視覚センサにより検知する量検知ステップと、該検
知した投入対象物の量に対応して前記分配手段の駆動手
段を制御する駆動制御ステップとを含む投入対象物の供
給方法である。
則に基づいて定めてセンサ又は制御装置に入力するこ
と、及び、コンピューターを使用して自動的に定めるこ
とを言う。検知、算出、調節とは、人間の指令により又
は自動的に、センサ又は制御装置がコンピューターを使
用して行う処理を言う。コンピューターには、CPUを
使用した専用機、パーソナルコンピューター、又はシー
ケンサー等を含む。投入対象とは、本発明を使用して被
投入体へ投入する食品又は部品等であり、固体、粒状
体、液体等である。被投入体とは、投入対象物が投入さ
れる容器、食品、部品等である。群範囲とは、複数の被
投入体から成る被投入体群に投入する投入対象物が載置
されたコンベア上の範囲を言う。投入対象物の量とは、
投入対象物の面積若しくは長さ等の寸法、又は個数を言
う。面積の単位は、mm2 、cm2 、m 2 、画素数等で
ある。分配手段とは、回転シュート又は速度可変コンベ
ア等であり、円形状に分配する手段又は線形状に分配す
る手段等である。駆動手段とは、分配手段を駆動させる
モーター又はシリンダ等である。
前記投入対象物の量が、投入対象物の面積又は個数であ
る投入対象物の供給方法である。
前記投入対象物の供給方法において、前記分配手段が回
転シュートである投入対象物の供給方法である。
前記投入対象物の供給方法において、前記被投入体1個
当たりの投入対象物の分量を決定する分量決定ステップ
と、該分量の投入対象物が載置されたコンベア上の分割
範囲を算出する分割範囲算出ステップと、を含み、前記
駆動制御ステップが、該各分割範囲の寸法に対応して前
記回転シュートの回転速度を調節する回転速度調節ステ
ップであり、各被投入体へ投入対象物を略一定量ずつ投
入する投入対象物の供給方法である。
対象物が載置された範囲を言う。回転速度の単位は、°
/sec、rad/sec、mm/sec、cm/se
c、rpm等である。
前記分量決定ステップにおいて、前記群範囲内の投入対
象物の量を前記被投入体群の被投入体の個数で除算して
得られる値を、前記分量として決定する投入対象物の供
給方法である。
前記回転速度調節ステップにおいて、前記回転シュート
の回転速度を、前記分割範囲の寸法に略反比例させる投
入対象物の供給方法である。
前記量検知ステップにおいて、前記視覚センサが、前記
コンベア上の投入対象物を色彩によって識別する投入対
象物の供給方法である。
と、色相、明度、彩度から成る有彩色とを言う。色彩に
よる識別は、色彩の有する色相、明度等を認識して行う
識別である。
前記投入対象物の供給方法において、前記回転シュート
を回転させることによって複数の分配位置へ分配された
投入対象物の分配形態を変換しながら各被投入体へ投入
対象物を投入する分配形態変換ステップを含む投入対象
物の供給方法である。
成される形態であり、円形状、多角形状、線形状等を言
う。
前記投入対象物の供給方法において、前記検知した群範
囲内の投入対象物の量に応じてフィーダからの供給量を
制御するフィーダ制御ステップを含む投入対象物の供給
方法である。
前記投入対象物の供給方法において、前記投入対象物が
食品具材であり、前記被投入体が容器であり、容器入り
食品を製造するための投入対象物の供給方法である。
装体であり、カップ形状、丼形状、袋体状のものを言
う。食品具材とは、例えば、乾燥野菜、乾燥海老、乾燥
肉、乾燥スクランブルエッグ等の各種のかやく類を言
う。
フィーダからコンベア及び分配手段を介して複数の被投
入体から成る被投入体群の各被投入体へ投入対象物を略
一定量ずつ投入する投入対象物の供給装置であり、前記
投入対象物が載置されるコンベア上に決定された群範囲
内の投入対象物の量を検知する視覚センサと、前記被投
入体1個当たりの投入対象物が載置されたコンベア上の
分割範囲を算出する分割範囲算出手段と、該各分割範囲
の寸法に対応して前記分配手段の駆動手段を制御する駆
動制御手段とを備えた投入対象物の供給装置である。
前記投入対象物の供給装置において、前記分配手段が回
転シュートであり、前記駆動制御手段が該回転シュート
の回転速度を調節する回転速度調節手段である投入対象
物の供給装置である。
前記投入対象物の供給装置において、前記被投入体1個
当たりの投入対象物の分量を算出する分量算出手段を備
えた投入対象物の供給装置である。
前記投入対象物の供給装置において、前記回転シュート
が回転して複数の分配位置へ分配された投入対象物の分
配形態を変換しながら各被投入体へ投入対象物を投入す
る分配形態変換手段を備えた投入対象物の供給装置であ
る。
前記投入対象物の供給装置において、前記検知した群範
囲内の投入対象物の量に応じてフィーダからの供給量を
制御するフィーダ制御手段を備えた投入対象物の供給装
置である。
ラムは、フィーダからコンベア及び分配手段を介して複
数の被投入体から成る被投入体群の各被投入体へ投入対
象物を略一定量ずつ投入するためにコンピューターを、
前記投入対象物が載置されるコンベア上の一定の群範囲
内の投入対象物の量を視覚センサを用いて検知する量検
知手段、前記被投入体1個当たりの投入対象物の分量を
算出する分量算出手段、前記分量の投入対象物が載置さ
れたコンベア上の分割範囲を算出する分割範囲算出手
段、該各分割範囲の寸法に対応して前記分配手段の駆動
手段を制御する駆動制御手段として機能させるための投
入対象物の供給用プログラムである。
ラムは、前記投入対象物の供給用プログラムにおいて、
前記コンピューターを、前記検知した群範囲内の投入対
象物の量に応じてフィーダからの供給量を制御するフィ
ーダ制御手段として機能させるための投入対象物の供給
用プログラムである。
供給方法及びその供給装置の実施の形態について、カッ
プ麺容器(被投入体)12に干し海老(投入対象物)3
1図面に基づいて詳しく説明する。
1に示すように、干し海老31を供給するフィーダ14
と、フィーダ14から供給されたカップラーメン用の干
し海老31を搬送するベルトコンベア16と、コンベア
16から供給された干し海老31を複数の分配位置へ分
配する回転シュート18と、コンベア16上の群範囲W
内の干し海老31の面積を検知するCCDカメラ(視覚
センサ)30とを備えている。また、図2に示すよう
に、回転シュート18の回転数と、フィーダ14の振動
数又は振幅とを制御する制御装置34を備えている。ま
た、図3乃至図5に示すように、回転シュート18によ
って、複数の分配位置へ分配された干し海老31の分配
形態を変換しながら各容器12内へ干し海老31を投入
する分配形態変換手段20を備えている。分配形態変換
手段20は、円弧状に分配された干し海老31の分配形
態を2列の直線状に変換する。
とにより干し海老31を送り出すように構成されてい
る。この振動装置の振動数又は振幅を制御することによ
り、干し海老31の供給量を制御できる。コンベア16
は、定速で回転することにより、干し海老31を定速で
搬送する。ここに、コンベア16自体の搬送速度を一定
であるが、フィーダ14からコンベア16へ送られる干
し海老31の量は均一でなく、コンベア16上を搬送さ
れる干し海老31は、単位時間当たり一定量ずつ搬送さ
れるとは限らず、また、干し海老31の塊体同士の間隔
及び配置は一定ではない。
動手段)32によって所定速度で回転することにより、
干し海老31を円弧状の分配位置へ分配して誘導経路2
2内へ供給する。誘導経路22は、図5に示すように、
円弧状に並んだ12個の供給口36を有しており、干し
海老31を12経路に分割して、分配形態変換手段20
へ送る。
トローラー40に接続され、制御装置34からコントロ
ーラー40へ検知指令が送信されることにより、群範囲
W内のコンベア16上の干し海老31の総面積を検知
し、総面積データTをコントローラー40から制御装置
34へ送信するように構成されている。コントローラー
40は、干し海老31の色彩を入力しておくことによ
り、CCDカメラ30から読み取った画像データの中か
ら、その色彩の部分の総面積を算出する。例えば、干し
海老31の場合、干し海老31の色彩である桃色又は赤
色等を入力する。
算出手段、回転速度調節手段、及びフィーダ制御手段と
して機能する。分量算出手段は、CCDカメラ30から
受信した群範囲W内の干し海老31の総面積データTに
基づいて1個の容器12当たりの干し海老31の面積で
ある分量Sを算出する。例えば、1個の回転シュート1
8によってN個の容器12へ干し海老31を分配する場
合には、S=T/Nなる数式によって算出する。図3及
び図4に示す回転シュート18の場合、N=12であ
る。分割範囲算出手段は、算出した分量Sの干し海老3
1を載置しているコンベア16上の図7に示す分割範囲
(1)〜(12)を算出する。例えば、図7において、
(1)から(12)の方向へCCDカメラ30により各
干し海老31の面積を走査して累積いき、その累積面積
がSに達した時点毎にコンベア16を区切って境界線L
を引き、1の分割範囲の長さXtを算出する。回転速度
調節手段は、算出した各分割範囲のXtに反比例した回
転速度ωでサーボモーター32が回転するように、サー
ボモーター32へパルス信号を送信するように構成され
ている。なお、回転速度ωは、タコジェネレーター又は
エンコーダー等を使用してフィードバック制御しても良
い。また、フィーダ制御手段は、フィーダ14の振動の
振動数又は振幅を調節する。
に、2本の直線状に並ぶ排出口38を有しており、誘導
経路22から円弧状に分配された干し海老31の分配形
態を2本の直線状に変換する。分配形態変換手段20の
下には、干し海老31をコンベア28上の容器12内へ
導くための誘導経路24及び26が備えられている。
0の作用を以下に説明する。
は、振動装置によってコンベア16上へ送られる。コン
ベア16上に送られた干し海老31は、コンベア16に
よって一定速度で搬送される。コンベア16上の群範囲
W内の干し海老31は、CCDカメラ30によって認識
され、群範囲W内の干し海老31の総面積データTが制
御装置34へ送信される。
N及び総面積データT等のデータに基づいて、分量S、
分割範囲、回転速度ωを算出し、このωで回転シュート
18を回転させる。具体的には、S=T/Nなる計算を
行ってSを求め、算出した分量Sの干し海老31を載置
しているコンベア16上の分割範囲(1)〜(12)を
算出し、分割範囲(1)から(12)の各長さXtの比
に反比例する各分割範囲に対応するωを算出し、分割範
囲(1)内の干し海老31を容器12内へ分配し始める
瞬間から回転シュート18を、算出したωに制御する。
なお、分割範囲(1)内の干し海老31を容器12内へ
分配し始める瞬間の時間は、総面積データTを検知した
時間の一定時間後を認識すること等により、算出する。
この一定時間は制御装置34へ設定できることが好まし
い。また、回転シュート18が一回転する時間は、群範
囲W内の干し海老31を分配する一定時間であり、制御
装置34へ設定できることが好ましい。また、各分割範
囲(1)から(12)における回転時間Tnは、各分割
範囲(1)から(12)におけるXtに比例するため、
各分割範囲(1)から(12)における各回転角度θ=
Tn×ω=一定であり、制御装置34へ設定できること
が好ましい。各分割範囲に対応するωは、Σ(Tn)=
一定、かつTn×ω=一定を満たすように算出される。
(1)から(12)の各長さXtの比が、3:2:3:
4:3:1:1:2:3:1:1:4ならば、分割範囲
(1)から(12)に対応するωの比は、図8に示すよ
うに、1/3:1/2:1/3:1/4:1/3:1/
1:1/1:1/2:1/3:1/1:1/1:1/4
となる。分割範囲(1)のωを4αとすれば、4α:6
α:4α:3α:4α:12α:12α:6α:4α:
12α:12α:3αである。なお、各回転角度θ=T
n×ω=30°であり、一定である。
一定の下限値以下の場合には、フィーダ14の振動の振
動数又は振幅を上昇させ、総面積データTが一定の上限
値以上の場合には、フィーダ14の振動の振動数又は振
幅を減少させて、フィーダ14からの干し海老31の供
給量を略一定値に制御する。又は、総面積データTが大
きくなるに従ってフィーダ14の振動の振動数又は振幅
を減少させ、総面積データTが小さくなるに従ってフィ
ーダ14の振動の振動数又は振幅を上昇させて、フィー
ダ14からの干し海老31の供給量を略一定値に制御す
る。
動数又は振幅を制御し、かつ、回転シュート18の回転
速度ωを制御しながら回転シュート18を回転させるこ
とにより、干し海老31が、回転シュート18から容器
12へ、略一定量ずつ投入されていく。干し海老31の
投入される容器12は、コンベア28によって一定速度
で搬送される。
が、本発明は他の態様でも実施し得る。
に限定されず、制御装置34によって算出しても良い。
この場合、コンベア16の長手方向をX軸とすると、図
9に示すように、各干し海老31についてX軸方向後端
から干し海老31の輪郭の時計まわりに、σ=((Y1
+Y2)/2)・(X2−X1)+((Y2+Y3)/
2)・(X3−X2)+・・・+((Yn+Yn+1)/
2)・(Xn+1−Xn)+・・・=Σ((Yk+Yk+
1)/2)・(Xk+1−Xk)なる計算をX軸方向後端
まで行うことにより、各干し海老31の面積σが求ま
る。よって、総面積データTをT=Σ(σ)によって求
めることができる。
されず、以下に一例を示す。まず、分量SをS=T/N
によって算出しておく。次に、図10に示す群範囲Wの
X軸方向先端(X=Xm)からX軸方向後端に向かって
各干し海老31の面積σ´を算出しながら累積した値ξ
を求めていき、ξ=Sとなった時点で境界線Lを引き、
一の分割範囲を形成する。この場合、各干し海老31の
面積σ´は、図11に示すように、X軸方向先端側の干
し海老31から各干し海老31について、X軸方向先端
先端から干し海老31の輪郭の反時計まわり及び時計ま
わりに、σ´=((Yk+Yk-1)/2)・(Xk−X
k-1)+((Yk-1+Yk-2)/2)・(Xk-1−Xk
-2)+・・・・・−((Yk+1+Yk)/2)・(Xk
−Xk+1)−(Yk+2+Yk+1)/2)・(Xk+1−X
k+2)−・・・・・なる計算によって求める。ξは、ξ
=Σ(σ´)によって求める。図11の場合、X=Xp
においてξ=Sとなるため、分割範囲(1)の長さXt
は、Xt=Xm−Xpである。なお、調節するサーボモ
ーター34の回転速度αは、α=(a/Xt)・α
0(a及びα0 は定数)である。
基づいて説明したが、本発明は、その他の実施形態で実
施しても良い。例えば、本発明によって容器へ投入する
投入対象物は干し海老に限定されず、乾燥肉、乾燥野
菜、乾燥スクランブルエッグ等の食品具材(かやく類)
の他、粒状スープ、生鮮食品、加工食品等であっても良
い。また、本発明の投入対象物の供給方法及びその供給
装置を、食品以外の投入対象物に使用することもでき
る。また、被投入体は、容器に限定されず、食品又は部
品等でも良い。また、視覚センサが検知する投入対象物
の量は、面積に限定されず、数量であっても良い。ま
た、分配手段は、回転シュートに限定されず、線状に分
配する速度可変コンベアであっても良い。また、回転シ
ュートを回転させるモーターは、パルスモーターであれ
ば、サーボモーターに限定されず、ステッピングモータ
ーであっても良い。また、各被投入体へ投入する投入対
象物の量は、完全に一定である必要はない。例えば、分
割範囲を算出した結果、一の塊体の投入対象物が二つの
分割範囲に含まれる場合には、その一の塊体はいずれか
一つの被投入体へ投入される結果、各被投入体へ投入す
る投入対象物の量は、必然的に完全に一定にはならな
い。
明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基
づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様で実施でき
るものである。同一の作用又は効果が生じる範囲内で、
いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実
施できるものである。一体に構成されている発明特定事
項を複数の部材から構成した形態でも、複数の部材から
構成されている発明特定事項を一体に構成した形態でも
実施できるものである。
供給装置によれば、決定した群範囲内の投入対象物の面
積又は個数等を検知して駆動装置を制御するため、現実
にコンベアに供給された投入対象物の量に応じて、回転
シュート等の分配手段による被投入体への投入速度又は
フィーダによるコンベアへの供給量を調節することがで
きる。このため、複数の被投入体へ略一定量ずつ投入対
象物を投入することが可能となる。
の投入対象物の供給方法によれば、検知した面積に対応
して分配手段の駆動手段を制御できるため、投入対象物
の面積に略比例する質量に対応して、被投入体への分配
量を制御できる。このため、略一定の質量の投入対象物
を各被投入体へ投入できる。特に、投入対象物が食品具
材である場合には、食品具材の個々の形態や大きさに若
干の違いがある場合が多く、その場合でも、略一定の質
量の食品具材を各被投入体へ投入することができるた
め、顕著な効果が生じる。
明の投入対象物の供給方法及びその供給装置によれば、
比較的制御が容易であるモーターの回転を制御すること
によって被投入体への分配量を制御できる。このため、
各被投入体への分配量を略一定にするためのハード又は
ソフトの調節が容易である。
に対応して回転シュートの回転速度を調節する本発明の
投入対象物の供給方法及びその供給装置によれば、一定
の分量を含む各分割範囲の寸法毎に回転シュートの回転
速度を変化させて各被投入体へ投入対象物を略一定量ず
つ投入できる。このため、各分割範囲毎に回転シュート
の回転速度をデジタル的に変化させて、確実に複数の被
投入体へ略一定量ずつ投入対象物を投入することが可能
となる。また、回転シュートの回転速度を変化させるた
めのパルス信号をサーボモーター等へ送信することが容
易となる。
って投入対象物を識別する本発明の投入対象物の供給方
法によれば、例えば、投入対象物が干し海老である場合
には、桃色又は赤色等の色彩によってコンベア上の投入
対象物を識別し、その量を検知できる。このため、コン
ベアを、白色や黒色等、桃色又は赤色等に対して色相、
明度、又は彩度が全く異なる色彩に構成しておくことに
より、確実に投入対象物を識別できる。
対象物の供給方法及びその供給装置によれば、分配形態
変換手段の複数の入口へ投入対象物を略一定量ずつ供給
し、分配形態を変換して、複数の被投入体へ投入対象物
を略一定量ずつ投入することができる。このため、分配
形態変換手段において各被投入体への投入量を調節する
必要がなく、分配形態変換手段をシンプルな構成にでき
る。また、円形状の分配形態を線形状の分配形態に変換
する場合には、回転シュートによって分配した投入対象
物を、線状に並べた被投入体へ略一定量ずつ投入でき
る。このため、回転シュートを使用して円形状に投入対
象物を分配する本発明の場合には、円形状の分配形態を
線形状の分配形態に変換する場合に特に顕著な効果が生
じる。
投入対象物の供給方法及びその供給装置によれば、フィ
ーダからの投入対象物の供給量が多過ぎる場合にはフィ
ーダからの供給量を減少させ、フィーダからの投入対象
物の供給量が少なすぎる場合にはフィーダからの供給量
を増大させることができる。このため、回転シュートの
回転を制御するとともにフィーダからの供給量を制御す
ることにより、複数の被投入体へ投入対象物を確実に略
一定量ずつ投入することができる。
正面図である。
を示す構成図である。
る回転シュート及び分配形態変換手段を示す正面図であ
る。
る回転シュート及び分配形態変換手段を示す側面図であ
る。
る誘導経路を示す図であり、(a)は平面図であり、
(b)は正面図であり、(c)は側面図である。
る分配形態変換手段を示す図であり、(a)は平面図で
あり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。
るコンベアを示す平面図である。
る回転シュートの回転速度の制御を説明するタイムチャ
ート図である。
て投入対象物の面積を算出する方法の一例を説明するた
めのグラフである。
ータを算出する方法の一例を説明するためのグラフであ
る。
を算出する方法の一例を説明するためのグラフである。
である。
Claims (17)
- 【請求項1】 フィーダからコンベア及び分配手段を介
して複数の被投入体から成る被投入体群の各被投入体へ
投入対象物を投入する投入対象物の供給方法であり、前
記投入対象物が載置されるコンベア上の一定の群範囲を
決定する群範囲決定ステップと、該群範囲内の投入対象
物の量を視覚センサにより検知する量検知ステップと、
該検知した投入対象物の量に対応して前記分配手段の駆
動手段を制御する駆動制御ステップとを含む投入対象物
の供給方法。 - 【請求項2】 前記投入対象物の量が、投入対象物の面
積又は個数である請求項1に記載する投入対象物の供給
方法。 - 【請求項3】 前記分配手段が回転シュートである請求
項1又は請求項2に記載する投入対象物の供給方法。 - 【請求項4】 前記被投入体1個当たりの投入対象物の
分量を決定する分量決定ステップと、該分量の投入対象
物が載置されたコンベア上の分割範囲を算出する分割範
囲算出ステップと、を含み、前記駆動制御ステップが、
該各分割範囲の寸法に対応して前記回転シュートのの回
転速度を調節する回転速度調節ステップであり、各被投
入体へ投入対象物を略一定量ずつ投入する請求項3に記
載する投入対象物の供給方法。 - 【請求項5】 前記分量決定ステップにおいて、前記群
範囲内の投入対象物の量を前記被投入体群の被投入体の
個数で除算して得られる値を、前記分量として決定する
請求項4に記載する投入対象物の供給方法。 - 【請求項6】 前記回転速度調節ステップにおいて、前
記回転シュートの回転速度を、前記分割範囲の寸法に略
反比例させる請求項4又は請求項5に記載する投入対象
物の供給方法。 - 【請求項7】 前記量検知ステップにおいて、前記視覚
センサが、前記コンベア上の投入対象物を色彩によって
識別する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載する投
入対象物の供給方法。 - 【請求項8】 前記回転シュートを回転させることによ
って複数の分配位置へ分配された投入対象物の分配形態
を変換しながら各被投入体へ投入対象物を投入する分配
形態変換ステップを含む請求項1乃至請求項7のいずれ
かに記載する投入対象物の供給方法。 - 【請求項9】 前記検知した群範囲内の投入対象物の量
に応じてフィーダからの供給量を制御するフィーダ制御
ステップを含む請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
する投入対象物の供給方法。 - 【請求項10】 前記投入対象物が食品具材であり、前
記被投入体が容器であり、容器入り食品を製造するため
の請求項1乃至請求項9に記載する投入対象物の供給方
法。 - 【請求項11】 フィーダからコンベア及び分配手段を
介して複数の被投入体から成る被投入体群の各被投入体
へ投入対象物を略一定量ずつ投入する投入対象物の供給
装置であり、前記投入対象物が載置されるコンベア上に
決定された群範囲内の投入対象物の量を検知する視覚セ
ンサと、前記被投入体1個当たりの投入対象物が載置さ
れたコンベア上の分割範囲を算出する分割範囲算出手段
と、該各分割範囲の寸法に対応して前記分配手段の駆動
手段を制御する駆動制御手段とを備えた投入対象物の供
給装置。 - 【請求項12】 前記分配手段が回転シュートであり、
前記駆動制御手段が該回転シュートの回転速度を調節す
る回転速度調節手段である請求項11に記載する投入対
象物の供給装置。 - 【請求項13】 前記回転シュートが回転して複数の分
配位置へ分配された投入対象物の分配形態を変換しなが
ら各被投入体へ投入対象物を投入する分配形態変換手段
を備えた請求項12に記載する投入対象物の供給装置。 - 【請求項14】 前記被投入体1個当たりの投入対象物
の分量を算出する分量算出手段を備えた請求項11乃至
請求項13のいずれかに記載する投入対象物の供給装
置。 - 【請求項15】 前記検知した群範囲内の投入対象物の
量に応じてフィーダからの供給量を制御するフィーダ制
御手段を備えた請求項11乃至請求項14のいずれかに
記載する投入対象物の供給装置。 - 【請求項16】 フィーダからコンベア及び分配手段を
介して複数の被投入体から成る被投入体群の各被投入体
へ投入対象物を略一定量ずつ投入するためにコンピュー
ターを、前記投入対象物が載置されるコンベア上の一定
の群範囲内の投入対象物の量を視覚センサを用いて検知
する量検知手段、前記被投入体1個当たりの投入対象物
の分量を算出する分量算出手段、前記分量の投入対象物
が載置されたコンベア上の分割範囲を算出する分割範囲
算出手段、該各分割範囲の寸法に対応して前記分配手段
の駆動手段を制御する駆動制御手段として機能させるた
めの投入対象物の供給用プログラム。 - 【請求項17】 前記コンピューターを、前記検知した
群範囲内の投入対象物の量に応じてフィーダからの供給
量を制御するフィーダ制御手段として機能させるための
請求項16に記載する投入対象物の供給用プログラム。
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