JP2002347589A - ペダル操作用構造 - Google Patents

ペダル操作用構造

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JP2002347589A
JP2002347589A JP2001155876A JP2001155876A JP2002347589A JP 2002347589 A JP2002347589 A JP 2002347589A JP 2001155876 A JP2001155876 A JP 2001155876A JP 2001155876 A JP2001155876 A JP 2001155876A JP 2002347589 A JP2002347589 A JP 2002347589A
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pedal
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Tsutomu Iname
力 稲目
Kenji Ishida
健二 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペダルの操作性や踏みかえ操作性を向上する。 【解決手段】本実施形態のペダル操作用構造は、車体後
方から前方を見た正面視において、ブレーキペダル10
の右端縁部12を隣接するアクセルペダル20に向けて
拡大すると共に、その拡大部12の右端縁部13が左下
方に傾斜するように削除されている。また、ブレーキペ
ダル10の右端縁部12を、当該拡大部12の右端縁部
13を斜め後方に傾斜する傾斜部14と、ペダル面11
に対してその傾斜部14の右端縁部15から略90°に
曲折する曲折部16とに折り曲げて形成されている。更
に、ブレーキペダル10のペダル面11にその右端下部
から左端上部に向かって傾斜する複数の溝17を形成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両運転中にブレ
ーキやアクセルなどの踏み込み操作を行うペダル操作用
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペダル操作用構造は、例えば、特
開平9−286256号公報に記載のように、車両衝突
時にペダルが脛や膝を傷つけることがないようにペダル
を落下させてステアリングホイールの運転者に向かう変
位を抑制する構造が提案されている。
【0003】また、特開平11−222110号公報に
は、ブレーキペダルの操作性を向上させ、かつ大容量の
ブレーキブースターを搭載できるように、マスターシリ
ンダ及びブレーキブースタをステアリングコラムからオ
フセットさせて車室内に配置した構造が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ブレーキペダ
ルとアクセルペダルとは互いに隣接して配置されている
が、これらペダルの操作性や互いの踏み替え操作性は、
ペダル形状やレイアウトなどの他、踏み込む足の関節角
度や筋負担などの人間工学的な視点から検討されるべき
問題である。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、ペダルの操作性や踏みかえ操作性を向上できる
ペダル操作用構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るペダル操作用構造は、車体後方から前
方を見た正面視において、ブレーキペダルの右端下部を
削除した。
【0007】また、本発明に係るペダル操作用構造は、
車体後方から前方を見た正面視において、ブレーキペダ
ルの表面にその右端下部から左端上部に向かって傾斜す
る溝を形成した。
【0008】また、本発明に係るペダル操作用構造は、
車体後方から前方を見た正面視において、アクセルペダ
ルの左端下部に、当該アクセルペダルに隣接するブレー
キペダルの右端下部に向かって拡大された拡大部を形成
した。
【0009】また、本発明に係るペダル操作用構造は、
車体後方から前方を見た正面視において、ブレーキペダ
ルの右端縁部に沿って下方に延長した仮想線とアクセル
ペダルの左端縁部に沿って下方に延長した仮想線とが車
室内のフロア面で交わるように、当該アクセルペダルと
ブレーキペダルとを互いに隣接して配置させた。
【0010】また、本発明に係るペダル操作用構造は、
車体後方から前方を見た正面視において、ブレーキペダ
ルの右端縁部を後方に折り曲げた。
【0011】また、好ましくは、前記ブレーキペダルの
下方であって車室内のフロア面に、当該ブレーキペダル
を踏み込む足の踵の車体前後方向への移動を規制する規
制部を設けた。
【0012】また、好ましくは、前記ブレーキペダルの
下方であって運転席のフロア面に敷設されるフロアマッ
トに、当該ブレーキペダルを踏み込む足の踵の車体前後
方向への移動を規制する規制部を設けた。
【0013】また、好ましくは、前記ブレーキペダルの
表面にその右端下部から左端上部に向かって傾斜する溝
を形成した。
【0014】また、好ましくは、車体後方から前方を見
た正面視において、フットレストの足踏み面が車体前後
方向に移動可能に配設されると共に、当該足踏み面への
踏み込みに込みに対して反力を発生させる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、車体後方から前方を見た正面視において、ブレ
ーキペダルの右端下部を削除したことにより、アクセル
ペダル又はブレーキペダルの操作時、或いは両ペダル間
で互いに双方方向に踏みかえる際に、足がブレーキペダ
ルの角部に引っかかることがなくなり、疲労の原因とな
る足の移動量を低減し、また、瞬時の踏みかえ操作の妨
げとならずに操作性を向上できる。
【0016】請求項2の発明によれば、車体後方から前
方を見た正面視において、ブレーキペダルの表面にその
右端下部から左端上部に向かって傾斜する溝を形成した
ことにより、ペダル踏みかえ時の横方向へのスライド及
びそれによる踵支点位置のずれを抑制して疲労を軽減す
ることができる。
【0017】請求項3の発明によれば、車体後方から前
方を見た正面視において、アクセルペダルの左端下部
に、当該アクセルペダルに隣接するブレーキペダルの右
端下部に向かって拡大された拡大部を形成したことによ
り、足裏の左下部半面がペダル面に接触していないため
に踏み込む足が安定せず筋緊張が増大して疲労を引き起
こすことを防止すると共に踏み込み時に微調整ができ
る。
【0018】請求項4の発明によれば、車体後方から前
方を見た正面視において、ブレーキペダルの右端縁部に
沿って下方に延長した仮想線とアクセルペダルの左端縁
部に沿って下方に延長した仮想線とが車室内のフロア面
で交わるように、当該アクセルペダルとブレーキペダル
とを互いに隣接して配置させたことにより、足裏の左下
部半面がペダル面に接触していないために踏み込む足が
安定せず筋緊張が増大して疲労を引き起こすことを防止
すると共に踏み込み時に微調整ができる。
【0019】請求項5の発明によれば、車体後方から前
方を見た正面視において、ブレーキペダルの右端縁部を
後方に折り曲げたことにより、アクセルペダル又はブレ
ーキペダルの操作時、或いは両ペダル間で互いに双方方
向に踏みかえる際に、足がブレーキペダルの裏部に入り
込むことがなくなり、疲労の原因となる足首の曲げ量を
低減し、また、瞬時の踏みかえ操作の妨げとならずに操
作性を向上できる。
【0020】請求項6の発明によれば、ブレーキペダル
の下方であって車室内のフロア面に、当該ブレーキペダ
ルを踏み込む足の踵の車体前後方向への移動を規制する
規制部を設けたことにより、ペダル操作時に足の踵が車
体前方にずれて次第に足首の角度が人体の許容値を超え
て疲労の原因となることを防止できる。
【0021】請求項7の発明によれば、ブレーキペダル
の下方であって運転席のフロア面に敷設されるフロアマ
ットに、当該ブレーキペダルを踏み込む足の踵の車体前
後方向への移動を規制する規制部を設けたことにより、
ペダル操作時に足Fの踵が車体前方にずれて次第に足首
の角度が人体の許容値を超えて疲労の原因となることを
防止できる。
【0022】請求項8の発明によれば、ブレーキペダル
の表面にその右端下部から左端上部に向かって傾斜する
溝を形成したことにより、ペダル踏みかえ時の横方向へ
のスライド及びそれによる踵支点位置のずれを抑制して
疲労を軽減することができる。
【0023】請求項9の発明によれば、車体後方から前
方を見た正面視において、フットレストの足踏み面が車
体前後方向に移動可能に配設されると共に、当該足踏み
面への踏み込みに込みに対して反力を発生させることに
より、フットレストがブレーキやアクセルペダルの位置
よりも車体前後方向に対して車体前方にオフセットされ
て配置され、足を置いた時のフィット感が少なく足位置
が決まらないために生じる疲労感を抑制し、体格差等に
かかわりなく最適な足位置を設定できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態の
ペダル操作用構造について、添付図面を参照して詳細に
説明する。
【0025】尚、以下に説明する実施の形態は、本発明
の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を
逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したもの
に適用可能である。 [ペダル操作用構造の概要]図1は本実施形態のペダル
操作用構造の正面図及び上面図、図2は従来のペダル操
作用構造の正面図及び上面図を夫々示している。
【0026】図1において、本実施形態は運転席の車幅
中央から側方に向けてアクセルペダル20、ブレーキペ
ダル10、フットレスト30の順序で配置されたオート
マチック車のペダル操作用構造を例示し、図2に示す従
来の構造と比較してブレーキペダル10とアクセルペダ
ル20の間隔dを短くし、ペダルを踏み込む足Fの踵を
フロア面3に置いたままでスムーズに隣接するペダルへ
踏みかえることができ、両ペダル10,20の同時踏み
や各ペダル10,20のペダル面11,21の高さの違
いによる踏みかえ時のペダル縁部への引っかかりなどを
防止できる構造を有している。
【0027】このために、ペダル操作用構造は、構造
(1)として、従来は車幅方向に横長で略矩形状であっ
たブレーキペダル10’を(図2参照)、車体後方から
前方を見た正面視(以下、正面視という)において、ブ
レーキペダル10の右端縁部12を隣接するアクセルペ
ダル20に向けて拡大すると共に、その拡大部12の右
端縁部13が左下方(右上方)に傾斜するように削除さ
れている。
【0028】また、構造(2)として、上記正面視にお
いて、上記ブレーキペダル10の右端縁部12を、当該
拡大部12の右端縁部13を斜め後方に傾斜する傾斜部
14と、ペダル面11に対してその傾斜部14の右端縁
部15から略90°に曲折する曲折部16とに折り曲げ
て形成されている。
【0029】更に、構造(3)として、上記正面視にお
いて、ブレーキペダル10のペダル面11にその右端下
部から左端上部に向かって傾斜する複数の溝17を形成
している。
【0030】一方で、本実施形態のペダル操作用構造
は、構造(4)として、上記正面視において、アクセル
ペダル20の左端下部に、当該アクセルペダル20に隣
接するブレーキペダル10の右端下部に向かってその左
端縁部22から右上方(左下方)に傾斜するように拡大
された拡大部23を形成している。
【0031】また、構造(5)として、ブレーキペダル
10の下方であって車室内のフロア面3に、当該ブレー
キペダル10を踏み込む足Fの踵の車体前後方向への移
動を規制する規制部40が設けられている。
【0032】そして、上記構造(5)の他の構造(6)
として、ブレーキペダル10の下方であって運転席のフ
ロア面3に敷設されるフロアマットに、当該ブレーキペ
ダル10を踏み込む足Fの踵の車体前後方向への移動を
規制する規制部としての起毛が形成されている。
【0033】更に、構造(7)として、フットレスト3
0の足踏み面31が車体前後方向に移動可能に配設され
ると共に、当該フットレスト30が足踏み面31への踏
み込みに対して反力を発生させる構造を有している。
【0034】上記構造(1)〜(7)は夫々単一の構造
でも、少なくとも2つの構造を組み合わせて適用するこ
ともできる。但し、上記構造(5)と(6)は、上記構
造(1)〜(4)及び(7)に付加していずれか一方を
適用すれば十分である。
【0035】以下に、上記構造(1)〜(7)と、各構
造がもたらす作用効果について詳しく説明する。 [構造(1)]上記構造(1)について、図3を参照し
て説明する。
【0036】図3はブレーキペダルの正面図及び上面図
を夫々示す。図3に示す正面視において、ブレーキペダ
ル10の右端縁部12を隣接するアクセルペダル20に
向けて拡大させると共に、その拡大部12の右端縁部1
3が左下方(右上方)に傾斜するように削除されてい
る。この拡大部12の右端縁部13は、後述するアクセ
ルペダル20の傾斜した左端縁部22と略平行に離間し
て形成され、このときの角度誤差は±10°以内に設定
されている。また、アクセルペダル20の左端縁部22
が傾斜して形成されていない場合には、ブレーキペダル
10の右端縁部13から上方に延長する仮想線L1がア
クセルペダル20の左端上部と交わる角度に設定され、
このときの角度誤差も±10°以内に設定される。
【0037】尚、ブレーキペダル10の右端縁部13を
拡大させることなく削除してもよい。
【0038】上記構造(1)によれば、アクセルペダル
又はブレーキペダルの操作時、或いは両ペダル間で互い
に双方方向に踏みかえる際、好ましくは、アクセルペダ
ルからブレーキペダルに踏みかえる際に、足がブレーキ
ペダルの角部に引っかかることがなくなり、疲労の原因
となる足の移動量を低減し、また、瞬時の踏みかえ操作
の妨げとならずに操作性を向上できる。 [構造(2)]上記構造(2)について、図3を参照し
て説明する。
【0039】図3において、ブレーキペダル10の拡大
部12が後方に折り曲げられて傾斜部14が形成され、
ブレーキペダル10の右端縁部とアクセルペダルの水平
面との交点を基準の0mmとした場合、アクセルペダル
10のペダル面11に垂直な方向に0〜20mm程度の
範囲となるような角度αで傾斜させている。
【0040】上記構造によれば、アクセルペダルからブ
レーキペダル10に踏みかえる際に、足がブレーキペダ
ル10の側縁部に引っかかることがなくなり、疲労の原
因となる足の移動量を低減し、また、瞬時の踏みかえ操
作の妨げとならずに操作性を向上できる。
【0041】更に、ペダル面11を水平基準として上記
傾斜部14の右端縁部15から角度誤差−10°以内で
略90°に曲折した曲折部16を形成している。この構
造により、アクセルペダルからブレーキペダルに踏みか
える際に、足がブレーキペダルの裏部に入り込むことが
なくなり、疲労の原因となる足首の曲げ量を低減し、ま
た、瞬時の踏みかえ操作の妨げとならずに操作性を向上
できる。
【0042】尚、上記曲折部16は上記拡大部12及び
/又は傾斜部14を形成しないで構成しても同様の効果
を発揮する。 [構造(3)]上記構造(3)について、図4を参照し
て説明する。
【0043】図4はブレーキペダルの正面図を示す。図
4に示す正面視において、ブレーキペダル10の全面又
は車幅方向中央よりアクセルペダル側の足踏み頻度の高
いペダル領域Sにその右端下部から左端上部に向かって
略45°で傾斜する溝17が形成され、この角度誤差は
−15°以内に設定されている。
【0044】図2に示した従来のブレーキペダル10’
のペダル面11’には正面視で水平方向に溝17’が形
成され、ペダル面11’の滑り止めとして機能させてい
る。ところが、溝17’が水平溝ではペダル踏みかえ時
の初期動作が水平方向にスライドしてしまうために足F
の踵支点位置Pがずれて長時間ペダル操作を行うと疲労
につながってしまう。そこで、上記のようにペダル踏み
かえ時の足裏の動きに沿って傾斜する溝17を形成する
ことで、ペダル踏みかえ時の水平方向へのスライド及び
それによる踵支点位置Pのずれを抑制して疲労を軽減す
ることができる。 [構造(4)]上記構造(4)について、図5を参照し
て説明する。
【0045】図5はブレーキペダル及びアクセルペダル
の正面図を示す。図5に示す正面視において、アクセル
ペダル20の左端下部に、当該アクセルペダル20に隣
接するブレーキペダル10の右端下部に向かって拡大さ
れた拡大部23が形成されている。
【0046】更に、上記拡大部23の左端縁部22は、
アクセルペダル20の左端下部から右端上部に向かって
右上がり(左下がり)に傾斜し、ブレーキペダル10の
右端縁部13に沿って下方に延長した仮想線L2とアク
セルペダル20の左端縁部22に沿って下方に延長した
仮想線L3とが車室内のフロア面3で交わるように形成
されている。
【0047】また、上記構造(4)の他の例として、図
6には、アクセルペダル全体をアクセルペダル20の左
端下部から右端上部に向かって右上がり(左下がり)に
傾斜する形状としてもよい。
【0048】上記構造(4)によれば、従来のアクセル
ペダル操作では足裏の左下部半面がペダル面21に接触
していないために踏み込む足が安定せず筋緊張が増大し
て疲労につながると共に踏み込み時に微調整ができない
ところ、本例ではアクセルペダル20を最適な形状とし
て足裏全体でペダル操作ができることになる。 [構造(5)]上記構造(5)について、図7び図8を
参照して説明する。
【0049】図7及び図8はブレーキペダル、アクセル
ペダル及び規制部の正面図、上面図、側面図を夫々示
す。
【0050】両図において、ブレーキペダル10の下方
であって車室内のフロア面3には、当該ブレーキペダル
10を踏み込む足Fの踵の車体前後方向への移動を規制
する規制部40又は45が設けられている。
【0051】上記規制部40は、図7に示すように、フ
ロア面3に突起(段差)として設けられ、車幅方向の突
起の幅はブレーキペダル10の右端縁部13からアクセ
ルペダル20の左端縁部22を最小幅としてそれ以上に
設定される。
【0052】また、規制部45は、図8に示すように、
フロア面3に凹部として設けられ、車幅方向の突起の
幅、深さ或いは長さは、ブレーキペダル10の右端縁部
13からアクセルペダル20の左端縁部22を最小幅と
してそれ以上に設定される。また、凹部を楕円球状に形
成すれば踵のフィット感を更に高めることができる。
【0053】上記構造(5)によれば、ペダル操作時に
足Fの踵が車体前方にずれて次第に足首の角度が人体の
許容値を超えて疲労の原因となることを防止している。 [構造(6)]上記構造(6)について、図9乃至図を
参照して説明する。
【0054】図9乃至図12はブレーキペダル、アクセ
ルペダル及び規制部の側面図を夫々示す。
【0055】図9乃至図12において、ブレーキペダル
10の下方であって運転席のフロア面3に敷設されるフ
ロアマットM或いはフロア面3に当該ブレーキペダル1
0を踏み込む足Fの踵の車体前後方向への移動を規制す
る規制部50,60,又は70が設けられている。
【0056】上記規制部50は、図9の側面視におい
て、フロアマットMの起毛方向を車体後方に向けて形成
されており、踵の車体前方へのずれを抑制し、また、踵
が車体前方にずれたとしても起毛方向(車体後方)に容
易に踵を移動できて常にペダル操作に負担とならない位
置に踵を置くことができる。起毛材質は起毛方向の経年
変化が少ない化学繊維系、プラスチック系、金属系のも
のが好適である。
【0057】また、上記規制部60は、図10又は図1
1の側面視のようにフロアマットM或いはフロア面3の
足Fの踵が置かれる位置にジェル状物質が封入されたパ
ックを配設しており、足Fの動作に踵の動きが追従でき
て踵のずれを抑制できる。
【0058】尚、上記規制部60は、ジェル状物質の代
わりに軟質ゴム又は軟質ウレタンを配設してもよく、こ
の場合でも足の動作に対する踵の滑りを抑制できて踵の
ずれを抑制できる。
【0059】また、上記規制部70は、図12の側面視
において、フロア面3に360°自由に可動する足置き
台71として設けられ、足の動作に対して足先動作のみ
でペダルの操作を行えることで瞬時の操作が可能とな
り、また、踵支点位置が足置き台71と一致するので踵
のずれもなく疲労も軽減できる。
【0060】上記足置き台71は、自由に回転可能に軸
支されたボールジョイント72に足置き台71が取り付
けられて、フロア面3に対して360°自由に可動する
ように構成されている。
【0061】上記構造(6)によれば、ペダル操作時に
踵が車体前方にずれて次第に足首の角度が人体の許容値
を超えて疲労の原因となることを防止できる。 [構造(7)]次に、上記構造(7)について、図13
乃至図15を参照して説明する。
【0062】図13乃至図15はフットレストの側面図
を夫々示す。
【0063】図13の側面視において、フットレスト3
0の足踏み面31が2つの平面31a,31bから構成
される2次曲線状に形成されており、足Fを置いたとき
に均一な平面状の場合よりもフィット感を高め、足置き
位置が安定化して疲労感を低減できる。
【0064】また、図14に示す側面視において、フッ
トレスト30の足踏み面31がフットパーキングブレー
キの構造と同様に足を車体前方に踏み込むことでフット
レスト30がスライドし、最大変位後はロックが解除さ
れるように車体前後方向に移動可能に配設されている。
【0065】上記フットレスト30は、フットレストを
支持するスライドバー32がロックバー33に規制され
つつスライドケース34内において車体前後方向に位置
決め可能に移動し、最大変位後はロックが解除される、
いわゆるフットパーキングブレーキと同様の構成を有し
ている。
【0066】更に、図15に示す側面視において、フッ
トレスト30がダンパー35とその周囲に設けられたス
プリング36とにより車体前後方向に当該足踏み面31
への踏み込みに対して反力を発生させるように支持さ
れ、ダンパー35の一端部が車体のブラケット4に固定
されると共に、ダンパー35の他端部がリンク37によ
りフットレスト30を回転可能に軸支させた構成となっ
ている。
【0067】上記構造(7)によれば、フットレスト3
0がブレーキやアクセルペダルの位置よりも車体前後方
向に対して車体前方にオフセットされて配置され、足を
置いた時のフィット感が少なく足位置が決まらないため
に生じる疲労感を抑制し、体格差等にかかわりなく最適
な足位置を設定できる。
【0068】また、フットレスト30への踏み込みに対
して反力を発生するので、ダンパー35及びスプリング
36の作用により足を離せばフットレスト30を元の初
期位置まで自動的に戻すことができ、また、ダンパー3
5を用いることで衝突時の足の保護作用も付加できる。 [その他の構造(8)]次に、上記構造(1)〜(7)
以外の構造について、図16及び図17を参照して説明
する。
【0069】図16はアクセルペダルの側面図、背面図
を夫々示し、図17はアクセルペダルの側面図を示して
いる。
【0070】図16に示す側面視において、アクセルペ
ダル20のステー24への軸支点25をペダル下端部2
6に設定し、当該アクセルペダル10がリターンスプリ
ング27により足裏によるペダル面21への踏み込み方
向とは反対の一方向に付勢されると共に、アクセルペダ
ル10を踏み込むにつれて足首の角度が変化することに
よりスプリング27の付勢力に抗してアクセルペダル1
0を適切な可動範囲内で軸支点10Bを中心に回転する
ように構成されている。
【0071】また、図17に示す側面視において、アク
セルペダル20とステー24とをこれらの上端部28A
及び下端部28Bの二ヶ所以上でダンパー29により軸
支させ、上端部にリターンスプリング20Aを設けて足
裏によるペダル面21への踏み込み方向とは反対の一方
向に付勢させることによりペダル20のステー24に対
する角度が適切な可動範囲内で支点28A及び28Bで
自由に変化するように構成されている。
【0072】上記構造(8)によれば、図18(b)に
示す従来のアクセルペダル操作ではペダル20’が車体
前方に向けて曲線を描きながら移動するため、足Fの踵
をフロア面3に置いて操作したときにペダルと足首の角
度にずれが生じて微調整ができないと共に、この足首の
角度が人体の許容値を超えると疲労の原因にもなるが、
上記構造(8)にすれば、図18(a)に示す如く足首
の角度を常に人体の許容値内に収めることができる。
【0073】尚、上記構造(8)は、上述した構造
(1)から(7)に適宜組み合わせて構成することがで
き、各構造により奏する効果と併せて相乗効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のペダル操作用構造の正面図及び上
面図である。
【図2】従来のペダル操作用構造の正面図及び上面図で
ある。
【図3】本実施形態のブレーキペダルの正面図及び上面
図である。
【図4】本実施形態のブレーキペダルの正面図である。
【図5】本実施形態のブレーキペダル及びアクセルペダ
ルの正面図である。
【図6】他の実施形態のブレーキペダル及びアクセルペ
ダルの正面図である。
【図7】本実施形態のブレーキペダル、アクセルペダル
及び規制部の正面図、上面図、側面図である。
【図8】本実施形態のブレーキペダル、アクセルペダル
及び規制部の正面図、上面図、側面図である。
【図9】本実施形態のブレーキペダル、アクセルペダル
及び規制部の側面図である。
【図10】本実施形態のブレーキペダル、アクセルペダ
ル及び規制部の側面図である。
【図11】本実施形態のブレーキペダル、アクセルペダ
ル及び規制部の側面図である。
【図12】本実施形態のブレーキペダル、アクセルペダ
ル及び規制部の側面図である。
【図13】本実施形態のフットレストの側面図である。
【図14】本実施形態のフットレストの側面図である。
【図15】本実施形態のフットレストの側面図である。
【図16】本実施形態のアクセルペダルの側面図、背面
図である。
【図17】本実施形態のアクセルペダルの側面図であ
る。
【図18】本実施形態と従来とでアクセルペダルの踏み
込み時における効果の違いを説明する図である。
【符号の説明】
3 フロア面 10 ブレーキペダル 11,21 ペダル面 12 拡大部 14 傾斜部 16 曲折部 17 溝 20 アクセルペダル 23 拡大部 30 フットレスト 40,45,50,60,70 規制部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後方から前方を見た正面視におい
    て、ブレーキペダルの右端下部を削除したことを特徴と
    するペダル操作用構造。
  2. 【請求項2】 車体後方から前方を見た正面視におい
    て、ブレーキペダルの表面にその右端下部から左端上部
    に向かって傾斜する溝を形成したことを特徴とするペダ
    ル操作用構造。
  3. 【請求項3】 車体後方から前方を見た正面視におい
    て、アクセルペダルの左端下部に、当該アクセルペダル
    に隣接するブレーキペダルの右端下部に向かって拡大さ
    れた拡大部を形成したことを特徴とするペダル操作用構
    造。
  4. 【請求項4】 車体後方から前方を見た正面視におい
    て、ブレーキペダルの右端縁部に沿って下方に延長した
    仮想線とアクセルペダルの左端縁部に沿って下方に延長
    した仮想線とが車室内のフロア面で交わるように、当該
    アクセルペダルとブレーキペダルとを互いに隣接して配
    置させたことを特徴とするペダル操作用構造。
  5. 【請求項5】 車体後方から前方を見た正面視におい
    て、ブレーキペダルの右端縁部を後方に折り曲げたこと
    を特徴とするペダル操作用構造。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキペダルの下方であって車室
    内のフロア面に、当該ブレーキペダルを踏み込む足の踵
    の車体前後方向への移動を規制する規制部を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載のペダル操作用構造。
  7. 【請求項7】 前記ブレーキペダルの下方であって運転
    席のフロア面に敷設されるフロアマットに、当該ブレー
    キペダルを踏み込む足の踵の車体前後方向への移動を規
    制する規制部を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のペダル操作用構造。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキペダルの表面にその右端下
    部から左端上部に向かって傾斜する溝を形成したことを
    特徴とする請求項1に記載のペダル操作用構造。
  9. 【請求項9】 車体後方から前方を見た正面視におい
    て、フットレストの足踏み面が車体前後方向に移動可能
    に配設されると共に、当該足踏み面への踏み込みに込み
    に対して反力を発生させることを特徴とする請求項1に
    記載のペダル操作用構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010089903A1 (ja) * 2009-02-09 2010-08-12 株式会社複合医工学研究所 自転車のペダル配置構造
WO2012131766A1 (ja) * 2011-03-29 2012-10-04 株式会社モキ製作所 自動車用ブレーキ装置
KR200480876Y1 (ko) * 2015-06-11 2016-07-18 김도희 인체공학적으로 배치된 가속 패달 및 브레이크 시스템

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