JP2002347095A - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JP2002347095A
JP2002347095A JP2001160403A JP2001160403A JP2002347095A JP 2002347095 A JP2002347095 A JP 2002347095A JP 2001160403 A JP2001160403 A JP 2001160403A JP 2001160403 A JP2001160403 A JP 2001160403A JP 2002347095 A JP2002347095 A JP 2002347095A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズルの先端に螺着されるゲートチップにまで
温度センサを配置し、温度低下が起きやすいゲートチッ
プの温度を正確に検知する。 【解決手段】ゲートチップ5の延設方向に第1の溝、ノ
ズル6の延設方向に第2の溝、さらに互いに螺着される
ノズル6とゲートチップ5の係合領域に沿って第3の溝
を設け、線状の温度センサを、第1の溝に嵌めこみ、第
3の溝で方向を転換させ、第3の溝に嵌めこむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートチップが螺
着されたノズルに沿ってノズル先端まで温度センサを配
設するとともにゲートチップの加熱と放熱のバランスを
とって、ノズル先端の温度管理を適切に行う射出成形装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形装置1’のノズル6の先
端部分を図6(a)に示す。ノズル6の先端は相対的に
接近する移動型21と固定型22により形成されるキャ
ビティ3へ向かって開口しており、この開口部を形成す
るバルブゲート4はゲートチップ5に包囲され、このゲ
ートチップ5はノズル6の先端に螺旋止めされている。
ここで螺旋止めで係合しているのは、樹脂漏れを防止し
ノズル6の先端を確実に固定するためであり、螺旋止め
により固定され一体となったゲートチップ5とノズル6
の中心にはバルブピン7が挿入され、このバルブピン7
がノズル6の延設方向に沿った往復運動をすることでバ
ルブゲート4の開閉を行う。このノズル6により形成さ
れるランナ11(流路)は、図外の成形機から供給され
た溶融樹脂をバルブゲート4へ導くが、導かれる溶融樹
脂の温度を維持するためにノズル6の外側にはヒータ8
が設けられるとともに、当該ノズル6の温度を検知する
温度センサ9が設けられている。このような温度管理の
下で溶融樹脂は、ランナ11、ゲートチップ5を通って
キャビティ3内部へ射出され、射出中又は保圧処理完了
後の適当なタイミングにおいてバルブピン7がバルブゲ
ート4を閉じ、冷却後に成形品を得る。このように加熱
と冷却とが繰り返されるノズル6の先端のゲートチップ
5には、この温度変化を検知するための温度センサ9が
設けられている。ノズル6先端の温度を管理する温度セ
ンサ9は、ノズル6の外周面に凹凸を形成しないよう
に、ノズル6の延設方向に沿って形成された溝に埋め込
まれている。ノズル6の構造を図6(b)に示すB−B
断面図に基づいて説明すると、ノズル6の中心に位置す
るのはバルブピン7であり、その外周には溶融樹脂の流
路となるランナ11が形成され、ランナ11とノズル6
との間にはノズル6に螺着されたゲートチップ5が位置
している。さらに、ノズル6の外側には温度センサ9用
の溝が直線状に形成され、当該溝には温度センサ9が埋
め込まれ、これらは一体としてヒータ8に包囲されてい
る。このヒータ8がノズル6を加熱し、ノズル6に埋め
込まれた温度センサ9がノズル6の温度変化を検知す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造では、温度センサ9は直接ゲートチップ5に接触せず
に、螺着されたノズル6を介して間接的に温度検知をす
るため、温度を正確に検知することができないという問
題があった。また、ゲートチップ5は固定型22に接触
して温度低下を起こし易いにもかかわらず、当該ゲート
チップ5は螺着されたノズル6を介してヒータ8に間接
的に加熱されるために温度上昇が遅いという問題があっ
た。このため、温度センサ9をノズル6に設けた構造で
はゲートチップ5の正確な温度検知及び適切な温度管理
をすることができず、その結果、ゲートチップの温度が
低下し、コールドスラグ不良が発生して製品の外観品質
を低下させるという不都合があった。
【0004】一方、射出時のせん断発熱により発生した
熱は、ゲートチップ5の温度を過度に上昇させ、糸引き
等の成形不良を引き起こすという問題があった。特に、
急激な温度低下を防止するために、ゲートチップ5と固
定型22との接触面積を小さくした場合には他に放熱手
段がないため、過熱したゲートチップ5の温度を下げる
ことができないという不都合があった。
【0005】尤も、ゲートチップ5の温度を直接検知す
るために、温度センサ9をゲートチップ5まで延長して
設ければよいとも考えられるが、ノズル6及びゲートチ
ップ5のそれぞれに予め設けられた温度センサ用の溝9
1は、螺着前後ではその位置がずれてしまうため、ゲー
トチップ5とノズル6との接合部分付近で温度センサ9
が溝91からはみ出てしまい、ノズル6の外周に凹凸が
生じてしまう。また、螺着前後に渡ってノズル6及びゲ
ートチップ5の溝を一直線とするためには、ノズル6及
びゲートチップ5を成形した後は一旦これらを組み立
て、再度温度センサ9用の溝を同時に形成しなければな
らず、設置及び交換において多くの時間と労力を必要と
するといった、新たな課題が生じてしまう。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ゲートチップ5の温度を直
接的に検知しつつ、これを直接的に加熱又は放冷する手
段を設け、ゲートチップの温度を正確に検知して、この
温度を所定の温度域に制御することにより、コールドス
ラグ不良及び糸引き等の不具合のない外観品質の高い成
形品を提供する射出成形装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、第1の発明によれば、ランナを介して供給さ
れた溶融樹脂をキャビティ内部に向けて射出するノズル
と、前記ノズルの先端に螺着されたゲートチップと、前
記ノズルの先端近傍の温度を検知する温度センサと、前
記ノズルと前記ゲートチップのそれぞれの延設方向に沿
って形成され、前記温度センサを収容する溝と、互いに
螺着された前記ノズルと前記ゲートチップとの係合領域
に沿って、前記温度センサを収容する溝とを有する射出
成形装置が提供される(請求項1)。この発明におい
て、前記ゲートチップ及び前記ノズルを包囲する加熱手
段を有することが好ましく(請求項2)、前記溝を複数
有することが好ましい(請求項3)。
【0008】この第1の発明では、ノズルとこのノズル
の先端に螺着されたゲートチップとに設けられた2つの
溝と、さらにノズルとゲートチップの係合領域に沿って
設けられた1つの溝を有している。これら3個所に設け
られた溝は、ゲートチップの温度を測定する温度センサ
を収容する。温度センサはゲートチップの延設方向に沿
って設けられた溝とこれと螺着するノズルの溝に嵌めこ
まれるが、螺旋の具合によりゲートチップの溝の位置と
ノズルの溝の位置とがずれている場合、すなわちゲート
チップの溝とノズルの溝とが一直線とならない場合があ
る。この場合に、ゲートチップの溝に嵌められた温度セ
ンサは、ゲートチップとノズルとの係合領域に沿って特
に設けられた溝においてノズルの溝へ向かって方向転換
をし、ノズルの溝に嵌めこまれる。この発明において、
溝とは、温度センサを収めるための空間をいい、特に形
状及び寸法は限定されないが、温度センサの線径に応じ
て形成されることが好ましい。また、特に、ノズル及び
ゲートチップの外周に複数の溝が設けられている場合に
は、温度センサに無理な力がかからないように、ゲート
チップからノズルに至るまでの最も曲げ量が少ない溝を
選択し、温度センサを埋め込むことができる。
【0009】これにより、ノズル及びゲートチップの溝
の位置調整のための重複した工程を必要とすることな
く、ノズルの先端に螺着されるゲートチップにまで温度
センサを配置することができ、特に、温度低下が起きや
すいゲートチップの温度を正確に検知してコールドスラ
グ等の不具合を防止することができる。
【0010】また、上記の射出成形装置1の温度センサ
は、ノズルからゲートチップに至るまで所定の溝に収め
られノズル等の外周に凹凸を生じさせることがないた
め、加熱手段はゲートチップからノズルまでを隙間なく
包み込むことができるとともに、ノズルのみならずゲー
トチップをも直接加熱し、ノズル及びゲートチップを適
切に加熱することができる。
【0011】(2)上記目的を達成するために、第2の
発明によれば、ランナを介して供給された溶融樹脂をキ
ャビティ内部に向けて射出するノズルと、前記ノズルの
先端に螺着されたゲートチップと、前記ノズルの先端近
傍の温度を検知する温度センサと、前記ノズルの延設方
向に沿って形成され、前記温度センサを収容する溝と、
互いに螺着された前記ノズルと前記ゲートチップとの係
合領域に沿って前記ノズルの外周を回転可能に設けら
れ、前記温度センサを収容するスリットを有するスリー
ブとを有する射出成形装置た提供される(請求項4)。
この発明において、前記スリーブ及び前記ノズルを包囲
する加熱手段を有することが好ましく(請求項5)、こ
のスリーブは、熱を伝導する伝導部材からなることが好
ましい(請求項6)。
【0012】この第2の発明では、ノズルの延設方向に
設けられた溝と、ノズルとゲートチップの係合領域に沿
った部分にノズルに対して回転可能に設けられたスリー
ブを有し、このスリ−ブは温度センサを収容するスリッ
トを有する。温度センサはノズルの溝からこれに連なる
スリーブのスリット部分に嵌めこまれる。スリーブのス
リットの位置とノズルの溝の位置とがずれている場合に
は、スリーブをノズルに対して適宜回転させることで、
スリットの位置とノズルの溝の位置とは合わせられ、温
度センサはノズルからスリーブに至るまで一直線に嵌め
こまれる。また、スリーブ及びゲートチップを覆う加熱
手段を有するため、加熱手段から与えられた熱はスリー
ブを介してゲートチップへ伝えられゲートチップを加熱
する。
【0013】この発明において、スリーブはノズルの外
周に沿って配置されるが、ノズルの先端に螺着されるゲ
ートチップを覆う位置に配置されることが好ましく、そ
の素材は熱伝導性の良い黄銅等の伝導部材が適してい
る。スリットとは温度センサを収めるための切り込み部
分をいい、特に形状及び寸法は限定されないが、温度セ
ンサの線径に応じて形成されることが好ましい。
【0014】これにより、ノズル及びゲートチップの溝
の位置調整のための重複した工程を必要とすることな
く、ノズルの先端に螺着されるゲートチップにまで温度
センサを配置することができ、特に、温度低下が起きや
すいゲートチップの温度を正確に検知してコールドスラ
グ等の不具合を防止することができる。
【0015】(3)上記目的を達成するために、第3の
発明によれば、ランナを介して供給された溶融樹脂をキ
ャビティ内部に向けて射出するノズルと、前記ノズルの
先端に設けられたゲートチップとを有し、前記キャビテ
ィに露呈する前記ゲートチップの先端外径は、前記ノズ
ルの一般部の外径よりも大きい射出成形装置が提供され
る(請求項7)さらに、この発明において、前記キャビ
ティに対向する前記ゲートチップの面には、少なくとも
一以上の凹部が形成されることが好ましい(請求項
8)。
【0016】ゲートチップは、射出時におけるせん断発
熱によって高熱となりやすく、所定の温度を超えて加熱
されると糸引き等の不具合が発生する。尤も、ゲートチ
ップは固定型と接触することにより冷却されるが、この
冷却は温度低下が急速すぎてコールドスラグ等の問題を
引き起こすため、一般の射出成形装置は固定型とゲート
チップとの接触面積を小さくするように構成されてい
る。このため、射出時にいったん上昇したゲートチップ
の温度を低下させることは困難であった。これに対し、
本発明は、ゲートチップのキャビティ側の面の面積を拡
大することとし、キャビティに露呈するゲートチップの
先端外径をノズルの一般部の外径よりも大きく構成し、
ゲートチップの熱をキャビティ内の空気へ向けて緩やか
に放熱させ、ゲートチップの過熱を防止しようとするも
のである。
【0017】本発明におけるゲートチップの先端外径
を、ノズルの一般部の外径との比較において特定したの
は、放熱能力はゲートチップのキャビティに露呈する先
端外径に応じ、ノズルが蓄えうる熱量は流路中の溶融樹
脂及びノズルを包囲する加熱手段から受ける熱量、すな
わちノズルの一般部の外径に応じると考えられるからで
ある。このような観点から、ノズルの一般部の外径とは
ノズルを形成する管状の部分の代表的な部分の外径をい
い、一箇所に限られない。また、その外径に差がある場
合には、最も長い(多い)部分の外径、ノズル全体の略
平均的な外径又は最も太い部分の外径のいずれであって
もよい。
【0018】また、放熱はキャビティに対向するゲート
チップの面の表面積に応じることから、この面に一以上
の凹部を形成することにより表面積を拡大させ、放熱能
力を向上させることができる。
【0019】これにより、射出時に過熱状態となるゲー
トチップの熱は、キャビティに露呈する先端から序々に
空気を媒体として放熱し、次の射出の前までに適当な温
度に低下し、ゲートチップの過度な温度上昇による糸引
きが生じることなく、外観品質の高い射出成形装置を提
供することができる。
【0020】(4)上記目的を達成するために、第4の
発明によれば、第3の発明から第3の発明を兼ね備えた
発明が提供され、請求項1〜6記載の発明に関し、ラン
ナを介して供給された溶融樹脂をキャビティ内部に向け
て射出するノズルと、前記ノズルの先端に設けられたゲ
ートチップとを有し、前記キャビティに対向する前記ゲ
ートチップの先端外径は、前記ノズルの一般部の外径よ
りも大きい射出成形装置が提供される。また、この発明
において、前記キャビティと対向する前記ゲートチップ
の面には、少なくとも一以上の凹部が形成されることが
好ましい(請求項10)。
【0021】本発明によれば、ゲートチップの温度を所
定の温度領域に管理することができる射出成形装置を提
供することができる。具体的には、ノズル先端に螺着さ
れたゲートチップまで温度センサ及びヒータを配置する
ため、温度低下が起きやすいゲートチップの温度を正確
に検知して適切に加熱することでコールドスラグ等の不
具合を防止するとともに、ノズル先端の表面積を拡大
し、射出により過熱状態となったゲートチップの熱を放
熱させるため、過熱したゲートチップの温度を序々に下
げることで糸引き等の不具合を防止することができ、外
観品質の高い射出成形装置を提供することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜6係る発明によれば、ノズル
及びゲートチップの溝の位置調整のための重複した工程
を必要とすることなく、ノズルの先端に螺着されるゲー
トチップにまで温度センサ及び加熱手段を配置すること
ができ、特に、温度低下が起きやすいゲートチップの温
度を正確に検知し、加熱をしてコールドスラグ等の不具
合を防止することができる。
【0023】請求項7又は8係る発明によれば、射出時
に過熱状態となるゲートチップの熱は、キャビティに露
呈する先端から序々に空気を媒体として放熱し、次の射
出の前までに適当な温度に低下し、ゲートチップの過度
な温度上昇による糸引きが生じることなく、外観品質の
高い射出成形装置を提供することができる。
【0024】請求項9又は10に係る発明によれば、ゲ
ートチップの温度を所定の温度領域に管理することがで
きる射出成形装置を提供することができる。具体的に
は、ノズル先端に螺着されたゲートチップまで温度セン
サ及びヒータを配置するため、温度低下が起きやすいゲ
ートチップの温度を正確に検知して適切に加熱すること
でコールドスラグ等の不具合を防止するとともに、ノズ
ル先端の表面積を拡大し、射出により過熱状態となった
ゲートチップの熱を放熱させるため、過熱したゲートチ
ップの温度を序々に下げることで糸引き等の不具合を防
止することができ、外観品質の高い射出成形装置を提供
することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本実施形態に係る射出成形装
置1の全体構成を説明する図、図2は射出成形装置1の
第1の例を説明する図、図3は図2に示した射出成形装
置の斜視図、図4は本実施形態に係る射出成形装置の第
2の例を説明する図、図5は本実施形態に係る射出成形
装置の第3の例を説明する図である。
【0026】まず、図1を参照して本実施形態に係る射
出成形装置1の全体構成を説明し、図2から図5に示す
第1から第4の実施形態において共通する基本的構成に
ついてもここで説明をする。本実施形態に係る射出成形
装置1は、少なくとも溶融樹脂を案内しホットランナブ
ロック11に形成されたランナ10と、このランナ10
と連通するゲートノズル61と、このゲートノズル61
が嵌め込まれた固定型22と、この固定型22と一対と
なってキャビティ3を形成する可動型21を有してい
る。この一対の可動型21及び固定型22を型締めする
ことによって、その間には密閉可能なキャビティ3が形
成される。本例では、堅型式の射出成形装置1とし、ゲ
ートノズル61が嵌め込まれた固定型22を固定とした
ので図外の型締め装置により可動型21が固定型22に
対して上下に移動させられる。もちろん、成形型2は横
型であっても良く、また固定型22を可動型21に対し
て移動させてもよい。ちなみに、図1に示したキャビテ
ィ3は板状のものであるが、実際は自動車のボディ等の
成形品の形状に応じて型どられる。
【0027】このキャビティ3を形成する固定型22に
は図示していないが複数のバルブゲート4が形成され、
これを介して図外のホッパ、加熱シリンダ等から供給さ
れた溶融樹脂がキャビティ3へ充填される。この溶融樹
脂をバルブゲート4へ案内するのはホットランナブロッ
ク9の内部に設けられたランナ10である。このランナ
10はノズルの流路6と連通し、射出に必要な量の樹脂
を送り込む。
【0028】溶融樹脂を射出するゲートノズル61は、
その先端にあるバルブゲート4をキャビティ3の開口部
に臨ませた状態で固定型に埋め込まれており、固定され
たゲートノズル61の中心部にはノズルの流路6が配置
され、ノズルの流路6の中心にはバルブピン7が挿入さ
れている。バルブピン7は往復運動によってバルブゲー
ト4を開閉する。
【0029】ところで、この射出成形装置1の射出口と
なるゲートチップ5の温度は、樹脂の溶融温度及び固化
温度に応じて所定の温度域に管理されることが望まし
い。具体的には射出時にゲートチップ5の温度が所定温
度に上昇していない場合には、ゲートチップ5内で樹脂
が固化し、このコールドスラグが成形品に混入してコー
ルドスラグ不良を引き起こし、一方、射出時におけるせ
ん断発熱によりゲートチップ5の温度が過度に上昇する
ため、この熱が次の射出までに放熱されないときには、
型抜き時の成形品の固化が不充分となってしまうことか
ら糸引き等の不具合が生じてしまう。このような不具合
が生じると成形品の外観品質が著しく低下することか
ら、ノズル6の先端に位置するゲートチップ5の温度は
高い精度で管理されることが好ましい。このように温度
の高低のあるゲートチップ5の温度を管理するために
は、ゲートチップ5の温度を正確に検知すること、検知
した温度に基づきゲートチップ5を加熱又は冷却するこ
とが必要となる。以下に説明する3つの実施形態はこれ
らの点に鑑みて構成されたものである。
【0030】特に、第1の実施形態では、温度センサ9
をゲートチップ5にまで配置し、ゲートチップ5の温度
を正確に検知する。具体的には、図2に示すように、一
体となって固定型22に埋め込まれるノズル6の先端に
はゲートチップ5が螺着されており、このノズル6及び
ゲートチップ5のそれぞれには温度センサ9を埋め込む
ための溝92及び溝91がその延設方向に沿って形成さ
れている。この2つの溝91及び溝92の他に、ノズル
6とゲートチップ5との係合領域に沿って(円周方向に
沿って)第3の温度センサ用の溝93が設けられてい
る。線状の温度センサ9はゲートチップ5の溝91に嵌
めこまれ、溝93を経て、ノズル6の溝92へ渡り、ノ
ズル6の溝92に嵌めこまれる。本実施形態では、ゲー
トチップ5及びノズル6には複数の溝(91’92’)
が設けられているので、破損防止の観点から、このうち
最も曲げ量が少ない溝(91、92)の組み合わせを選
択して温度センサ9を配線することができる。また、こ
の温度センサ9用の溝93の形状及び大きさは、温度セ
ンサ9の太さと可撓性に基づいて決定されることが好ま
しく、本実施形態では温度センサ9の径に対してやや深
い溝とし、温度センサ9の径の3倍から5倍程度とし
た。
【0031】この温度センサ9が嵌めこまれたノズル6
及びゲートチップ5の斜視図を図3(a)に示し、ノズ
ル6とゲートチップ5との螺着を解除した状態を図3
(b)に示した。これらに示されるように、溝91から
導かれた温度センサ9は溝93において方向転換されて
溝92へ至る。このような第3の溝93を設けたのは、
ゲートチップ5の溝91とノズル6の溝92とは同じ方
向に沿って設けられるものの、これらの溝91、92は
別々に形成されるため、螺着後その位置がずれてしまう
場合があり、溝91と溝92との位置がずれると、ここ
を渡る温度センサ9が飛び出してしまい、飛び出した温
度センサ9によって、ノズル6の側面には凸部ができ、
これらを包囲するとヒータ8とノズル6との間に隙間が
生じて入熱にむらが生じて不都合だからである。このよ
うに、本実施形態ではノズル6からゲートチップ5に至
るまで、その外周に凹凸がなく滑らかな円柱となるた
め、加熱手段であるヒータ8は温度センサ9が嵌めこま
れたゲートチップ5及びノズル6を包囲することがで
き、ゲートチップ5は直接ヒータ8から入熱されること
となる。なお、温度センサ9をノズル6及びゲートチッ
プ5に渡って外周に凹凸なく配線するために、センサ溝
を除く加工の終わったノズル6及びゲートチップ5を一
旦組み立てて一体としてから再度加工により溝91、9
2を直線状に形成し、再度分解組み立てを行うというこ
ともできるが、本実施形態によれば、上記のような重複
した工程を必要とせず、また交換も容易である。
【0032】このように、本実施形態では、ノズル6の
先端に螺着されるゲートチップ5にまで温度センサ9及
びヒータ8を配置することができ、特に、温度低下が起
きやすいゲートチップ5の温度を正確に検知するととも
に、温度低下が起きた場合には直接的に加熱してコール
ドスラグ等の不具合を防止することができる射出成形装
置1を提供することができる。
【0033】次に、第2の実施形態について説明する。
図4(a)に示す第2の実施形態は、特に、ノズル6と
ゲートチップ5の係合領域に沿って設けられ、スリット
95を有するC字状のスリーブ51を有している。ま
た、第1の実施形態とは異なり、ゲートチップ5には溝
が設けられておらず、ノズル6にのみ延設方向に沿って
溝92が設けられている。このスリット95及び溝92
は、ゲートチップ5の温度を測定する温度センサ9を収
容する。具体的には、温度センサ9はスリーブ94のス
リット95部分に嵌めこまれ、スリーブ94に連なるノ
ズル6の溝92にも嵌めこまれる。スリーブ94はノズ
ル6の外周に沿って回転可能であるため、スリーブ94
のスリット95の位置とノズル6の溝92の位置とがず
れている場合には、スリーブ94をノズル6に対して適
宜回転させることで、スリット95の位置とノズル6の
溝92の位置を合わせることができ、図4(a)に示す
ように温度センサ9はノズル6からスリーブ94に至る
まで一直線に嵌めこまれる。スリット95の形状、寸法
は特に限定されないが、温度センサ9を収めるため、温
度センサ9の線径に応じて形成されることが好ましく、
本実施形態では温度センサ9の径とほぼ同一とした。
【0034】このように配置されたスリーブ94は、ゲ
ートチップ5とノズル6とが螺合する螺旋部分を覆う。
さらに、このスリーブ94及びゲートチップ5はヒータ
8に覆われ、ヒータ8から与えられた熱は薄いスリーブ
94を介してゲートチップ5へ伝えられる。よって、ス
リーブ94は熱を伝える材質であることが好ましく、本
実施形態では黄銅を採用し、ゲートチップ5の加熱が迅
速に行われるようにした。また、このスリーブ94はノ
ズル6の外周に沿ってヒータ8と接触するため、ヒータ
8がどの部品にも接触しないために過熱して破損するこ
とをも防止する。
【0035】これにより、本実施形態によれば、ゲート
チップ5に直接接触するように温度センサ9を配置する
ことができ、特に、温度低下が起きやすいゲートチップ
5の温度を正確に検知してコールドスラグ等の不具合の
ない外観品質の高い成形を行う射出成形装置を提供する
ことができる。
【0036】次に、図5を参照しつつ第3の実施形態に
ついて説明をする。本実施形態では、特に、キャビティ
3へ露呈するゲートチップ5の面積を大きくし、さらに
その表面積を拡大させるために複数の凹部51を設けて
いる。ゲートチップ5の温度は射出時に生じるせん断発
熱によって急速に上昇し過熱状態となりやすい。この過
熱状態のまま成形を行うと糸引き等の不具合が発生す
る。ゲートチップ5の温度を低下させるため固定型22
との接触面積を拡大することも考えられるが、この手法
では温度低下が急速すぎて逆にコールドスラグ不良を招
くことが経験的に知られているため、ゲートチップ5と
固定型22との接触面積は一般には小さくなるように設
計されている。
【0037】これに対し、本実施形態では熱伝導性の低
い空気に対してゲートチップ5の熱を放熱し、その温度
を序々に低下させることとしている。具体的には、ゲー
トチップ5の先端外径aをノズル6の一般部の外径bよ
りも大きくし、さらに先端面に複数の凹部を設け表面積
の拡大を図り、ゲートチップ5からキャビティ3すなわ
ち空気に放熱させる構成としている。ちなみに、凹部に
よって形成された形状は成形品に残るが、タブを設けた
バルブゲート4から射出するため、製品には影響を与え
ることはない。
【0038】このように、ゲートチップ5の先端外径が
ノズル6の一般部の外径よりも大きければゲートチップ
5の冷却効果を得られるが、図5に示した射出成形装置
1を用いた発明者らによる実験によれば、特に、ゲート
チップ5の先端外径がノズル6の一般部外径に対して
1.2乃至1.3倍より大きく、1.8倍より小さいと
きにゲートチップ5の温度がスムースに低下し、得られ
た成形品の外観品質が良好であった。この結果によれ
ば、この範囲において、ゲートチップ5の有する熱量と
放熱とのバランスが良好であったことがわかるが、この
バランスの最適値はゲートチップ5の材質、凹部の数等
によって変更するため、これらに応じて適宜決定するこ
とが好ましい。
【0039】また、本実施形態では、ノズル6の太さは
ほぼ一定であるため、ノズル6の一般部の径とはノズル
6の径としたが、ノズル6の太さに変化がある場合に
は、ノズル6の一般部の外径とは、ノズル6を形成する
管状の部分の代表的な部分の外径、最も範囲の広い部分
の外径、ノズル6全体の略平均的な外径又は最も太い部
分の外径のいずれであってもよい。このようにゲートチ
ップ5の先端外径を、ノズル6の一般部の外径との比較
において特定したのは、放熱能力はゲートチップ5のキ
ャビティに露呈する先端外径に応じ、ノズル6が蓄えう
る熱量は流路中の溶融樹脂及びノズル6を包囲するヒー
タ8から受ける熱量、すなわちノズル6の一般部の外径
に応じると考えられるからである。
【0040】さらに、本実施形態は、ゲートチップ5の
放熱手段とともにゲートチップ5及びノズル6との係合
領域付近に溝93を有し、温度センサ9はノズル6から
溝93を経由してゲートチップ5にまで延設され、さら
にヒータ8がゲートチップ5及びノズル6を包囲してい
る。
【0041】このように、本実施形態によれば、温度セ
ンサ9がゲートチップ5の温度を直接的に検知しつつ、
温度低下の際にはヒータ8がノズル6及びゲートチップ
5を直接的に加熱し、設定温度範囲の下限を管理すると
ともに、射出時に過熱状態となった際にはゲートチップ
5の先端が射出時に発生する熱を放熱して、設定温度範
囲の上限を管理し、溶融樹脂が射出されるゲートノズル
5の温度を所定の温度範囲に維持して、コールドスラグ
及び糸引きといった不具合のない成形を行う射出成形装
置1を提供することができる。
【0042】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施例に開示された各要素および各数値は、
本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を
も含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る射出成形装置の全体構成を説
明する図である。
【図2】本実施形態に係る射出成形装置の第1の例を説
明する図である。
【図3】図2に示した射出成形装置の斜視図である。
【図4】本実施形態に係る射出成形装置の第2の例を説
明する図である。
【図5】本実施形態に係る射出成形装置の第3の例を説
明する図である。
【図6】従来の射出成形装置を示す図である。
【符号の説明】
1、1’…射出成形装置 2…型 21…可動型 22…固定型 3…キャビティ 4…バルブゲート 5…ゲートチップ 51…凹部 6…ノズルの流路 61…ゲートノズル 7…バルブピン 8…ヒータ 9…温度センサ 91、92、93、91’、92’…(温度センサ用)
溝 94…スリーブ 95…スリット 10…ホットランナブロック 11…ランナ 12…シリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AJ12 AM32 AP05 AR06 AR12 CA11 CK04 CN01 CN22 4F206 AJ12 AM32 AP05 AR06 AR12 JA07 JM01 JM04 JN43 JP11 JQ06 JQ81

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランナを介して供給された溶融樹脂をキャ
    ビティ内部に向けて射出するノズルと、 前記ノズルの先端に螺着されたゲートチップと、 前記ノズルの先端近傍の温度を検知する温度センサと、 前記ノズルと前記ゲートチップのそれぞれの延設方向に
    沿って形成され、前記温度センサを収容する溝と、 互いに螺着された前記ノズルと前記ゲートチップとの係
    合領域に沿って、前記温度センサを収容する溝とを有す
    る射出成形装置。
  2. 【請求項2】前記ゲートチップ及び前記ノズルを包囲す
    る加熱手段を有する請求項1記載の射出成形装置。
  3. 【請求項3】前記溝を複数有する請求項1又は2記載の
    射出成形装置。
  4. 【請求項4】ランナを介して供給された溶融樹脂をキャ
    ビティ内部に向けて射出するノズルと、 前記ノズルの先端に螺着されたゲートチップと、 前記ノズルの先端近傍の温度を検知する温度センサと、 前記ノズルの延設方向に沿って形成され、前記温度セン
    サを収容する溝と、 互いに螺着された前記ノズルと前記ゲートチップとの係
    合領域に沿って前記ノズルの外周を回転可能に設けら
    れ、前記温度センサを収容するスリットを有するスリー
    ブとを有する射出成形装置。
  5. 【請求項5】前記スリーブ及び前記ノズルを包囲する加
    熱手段を有する請求項4記載の射出成形装置。
  6. 【請求項6】前記スリーブは、熱を伝導する伝導部材か
    らなる請求項4又は5記載の射出成形装置。
  7. 【請求項7】ランナを介して供給された溶融樹脂をキャ
    ビティ内部に向けて射出するノズルと、 前記ノズルの先端に設けられたゲートチップとを有し、 前記キャビティに露呈する前記ゲートチップの先端外径
    は、前記ノズルの一般部の外径よりも大きい射出成形装
    置。
  8. 【請求項8】前記キャビティに対向する前記ゲートチッ
    プの面には、少なくとも一以上の凹部が形成された請求
    項7記載の射出成形装置。
  9. 【請求項9】ランナを介して供給された溶融樹脂をキャ
    ビティ内部に向けて射出するノズルと、 前記ノズルの先端に設けられたゲートチップとを有し、 前記キャビティに対向する前記ゲートチップの先端外径
    は、前記ノズルの一般部の外径よりも大きい請求項1〜
    6記載の射出成形装置。
  10. 【請求項10】前記キャビティと対向する前記ゲートチ
    ップの面には、少なくとも一以上の凹部が形成された請
    求項9記載の射出成形装置。
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