JPH10249891A - 射出成形機の射出ノズル - Google Patents

射出成形機の射出ノズル

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JPH10249891A
JPH10249891A JP6899997A JP6899997A JPH10249891A JP H10249891 A JPH10249891 A JP H10249891A JP 6899997 A JP6899997 A JP 6899997A JP 6899997 A JP6899997 A JP 6899997A JP H10249891 A JPH10249891 A JP H10249891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating zone
injection nozzle
nozzle
injection
zone
Prior art date
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Pending
Application number
JP6899997A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Akakuma
信行 赤熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルの後部加熱ゾーンZ2に先部加熱ゾー
ンZ1からの熱影響を少なくし、これらの各加熱ゾーン
の温度制御を精度良く確実に行なえるとともに、樹脂が
ノズル先端口からドルーリングすることのない射出ノズ
ルを提供すること。 【解決手段】 射出ノズル本体11の外周に複数の加熱
器21、22を設置して射出ノズルを先部加熱ゾーン
1、と後部加熱ゾーンZ2に区分し、各加熱ゾーン
1、Z2に温度センサ31、32を設けて各加熱ゾーンZ
1、Z2内の樹脂温度を個別に制御する射出ノズルの射出
ノズル本体11の各加熱ゾーンのZ1、Z2の隣接域に断
熱層4を設けることにより先部加熱ゾーンZ1から後部
加熱ゾーンZ2への熱影響を少なくしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機における射出
ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機においては射出ノズルを金型
に接触させて溶融樹脂を金型に注入するわけであるが、
その際、金型は冷却手段で冷却されるため、射出ノズル
が金型に接触すると射出工程の間にノズル先端部が樹脂
の融点以下に冷却される。そこで、ノズルが冷却されな
いようにノズル全域をバンドヒータ等で加熱し、ノズル
の先部に熱電対等を設置して温度制御することが考えら
れた。しかしながら、ノズルの後部は加熱シリンダに接
続されているため、加熱シリンダからの伝熱があり、ま
た射出ノズルからの放熱も少ないため、ノズル先端部の
樹脂温度を適性温度に制御するとノズル後部の樹脂温度
が上がり過ぎ、樹脂が過熱されて「焼け」を生じるとと
もに樹脂がノズル先端口より垂れてドルーリング(所謂
「糸引き」、「鼻垂れ」現象)を起こす不具合があっ
た。
【0003】そこで、上記の不具合を解決するために図
2に示すように、ノズル1の先部加熱ゾーンZ1と後部
加熱ゾーンZ2をそれぞれ別々のヒータ21および22
加熱するとともに、先部加熱ゾーンZ1および後部加熱
ゾーンZ2にそれぞれ熱電対31、32等の温度センサを
埋設し、ヒータ21および22を個別に最適温度に制御す
ることが考案された。(実公平5ー12020号公報参
照) しかしながら、このような対策を施しても樹脂によって
は先部加熱ゾーンZ1と後部加熱ゾーンZ2の隣接域は先
部加熱ゾーンZ1からの伝導熱の影響を受けて後部加熱
ゾーンZ2の前部が過熱気味となり、樹脂がノズル先端
口からドルーリングすることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はノズルの後部
加熱ゾーンZ2に先部加熱ゾーンZ1からの熱影響を少な
くし、これらの各加熱ゾーンの温度制御を精度良く確実
に行なえるとともに樹脂がノズル先端口からドルーリン
グすることのない射出ノズルを提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】射出ノズル本体の外周に
複数の加熱器を設置して射出ノズルを複数の加熱ゾーン
に区分し、各加熱ゾーンに温度センサを設けて各加熱ゾ
ーン内の樹脂温度を個別に制御する射出ノズルにおい
て、射出ノズル本体の各加熱ゾーンの隣接域に断熱層を
設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる射出ノズル
の断面図であって、1は加熱シリンダ6の先端部に螺着
される射出ノズルで、該射出ノズル1の先部加熱ゾーン
1および後部加熱ゾーンZ2外周にはバンドヒータ等の
加熱器21および22が設置されており、射出ノズル1の
先部加熱ゾーンZ1および後部加熱ゾーンZ2のノズル本
体11内にそれぞれ熱電対等の温度センサ31、32が埋
設されており、これらのセンサは図示しない温度制御器
に接続されて射出ノズル1の先部加熱ゾーンZ1と後部
加熱ゾーンZ2を個別に温度制御している。金型に接触
して冷却される先部加熱ゾーンZ1の方が後部ゾーンZ2
よりも高温に設定されている。そして、本発明では特に
ノズルの先部加熱ゾーンZ1と後部加熱ゾーンZ2との隣
接域に断熱層を設けたことである。図1の断熱層として
はノズル本体11の外周に凹溝4を穿設してエア断熱層
としたものである。なお、5はヒータカバー、7はスク
リュである。なお、図示の実施の形態では2つの加熱ゾ
ーンと1つの断熱層を示しているが、加熱ゾーンは3箇
所に分割されていてもよい。
【0007】
【実施例】射出ノズル1の外径D1:40mm、内径
2:10mmであるとき、エア断熱層の外径D3:16
mm、エア断熱層の幅L:5mmが適当である。また、
断熱層としてエア断熱層の他に凹溝4に例えば雲母のご
とき熱不良導体材料を充填してもよく、場合によっては
空冷または水冷用冷却パイプを埋設した断熱層としても
よい。
【0008】本発明は射出ノズルの複数の加熱ゾーンの
隣接域に断熱層を設けたことによって、各隣接する加熱
ゾーン間の熱移動が抑制され、例えば後部ゾーンZ2
先部ゾーンZ1寄りの領域が過熱気味になることがな
い。したがって、先部ゾーンZ1を樹脂の流動性を保持
できる温度に設定でき、後部ゾーンZ2を樹脂の溶融温
度程度にそれぞれ適正な温度に設定できるため後部ゾー
ンZ2における樹脂が樹脂焼けを起こすことがなく、樹
脂の粘度を高くすることができるのでノズル先端口から
の樹脂のドルーリングを防止できる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、ノズルの各加熱ゾーンをそれ
ぞれ適正な温度に確実に設定できるので、樹脂焼けがな
く且つ、ノズル先端口から樹脂がドルーリングするのを
確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる射出ノズルの断面図。
【図2】従来から公知の射出ノズルの断面図。
【符号の説明】
1 射出ノズル 11 射出ノズル本体 21、22 加熱器(バンドヒータ) 31、32 温度センサ(熱電対) 4 凹溝 5 ヒータカバー 6 加熱シリンダ 7 スクリュ D1 ノズル外径 D2 ノズル内径 D3 エア断熱層外径 L エア断熱層幅 Z1 ノズル先部加熱ゾーン Z2 ノズル後部加熱ゾーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出ノズル本体の外周に複数の加熱器を設
    置して射出ノズルを複数の加熱ゾーンに区分し、各加熱
    ゾーンに温度センサを設けて各加熱ゾーン内の樹脂温度
    を個別に制御する射出ノズルにおいて、射出ノズル本体
    の各加熱ゾーンの隣接域に断熱層を設けたことを特徴と
    する射出成形機の射出ノズル。
  2. 【請求項2】断熱層はノズル本体(11)の外周に凹溝
    (4)を穿設してなるエア断熱層であることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形機の射出ノズル。
JP6899997A 1997-03-07 1997-03-07 射出成形機の射出ノズル Pending JPH10249891A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019107331A1 (ja) * 2017-12-01 2019-06-06 東京エレクトロン株式会社 基板液処理装置

Cited By (3)

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WO2019107331A1 (ja) * 2017-12-01 2019-06-06 東京エレクトロン株式会社 基板液処理装置
JPWO2019107331A1 (ja) * 2017-12-01 2020-12-03 東京エレクトロン株式会社 基板液処理装置
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