JP2002346421A - 厨芥用細断器 - Google Patents

厨芥用細断器

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JP2002346421A
JP2002346421A JP2001154417A JP2001154417A JP2002346421A JP 2002346421 A JP2002346421 A JP 2002346421A JP 2001154417 A JP2001154417 A JP 2001154417A JP 2001154417 A JP2001154417 A JP 2001154417A JP 2002346421 A JP2002346421 A JP 2002346421A
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garbage
container
shredder
water passage
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JP2001154417A
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Yuzo Nunomura
祐三 布村
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NEKISUTO KK
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NEKISUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排水口ボトル内から排水と共に流し出すことが
できる程度の大きさに各種の厨芥を細断でき、厨芥の腐
敗による悪臭や汚水の発生を防止すると共に、通水容器
における通水孔の閉塞を防止できる厨芥用細断器を提供
することである。 【解決手段】厨芥用細断器10は、通水孔2a、2bを
側部1a及び底部1bに有する筒状の通水容器1と、そ
の底部1bに下端が支持された回転軸20と、回転軸2
0に上であって、底部1b近傍に直交して設けられた回
転刃5とからなり、回転刃5により、側部1a内面及び
底部1b内面の間で厨芥を細断するように、通水容器1
の底部1b内面に凹溝3が、通水容器1の筒軸に沿って
通水孔2aに連絡するように周回状に設けられ、凹溝3
内に先端6bが達するように回転刃5の一端部に掻取り
ピン6を下向きに突出した状態で設けると共に、回転刃
5の他端部に掻取りピン6と重量的にバランスさせる重
り7を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流し台の排水口ボ
トル等に滞留する厨芥を排水と共に排出させるのに適し
た大きさに細断処理する厨芥用細断器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】流し台の排水口ボトル内に滞留する野菜
屑、魚肉片、残飯などの厨芥については、例えば、通水
孔を穿った樹脂フィルム製のごみ袋を排水口ボトル内に
設けて、このゴミ袋内に堆積状態で溜まった厨芥をごみ
袋ごと廃棄されるのが一般的である。
【0003】これに対し、従来、既存の電動ミキサーと
同様の構成で、電動機により回転する回転軸の下端に直
交して1又は2以上の回転刃を単に設け、これを流し台
の排水口ボトル内等に直接配設するようにした厨芥用細
断器が開発され、使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したごみ
袋に厨芥を溜める手段による場合、厨芥をごみ袋内に溜
めたまま長時間放置されることが多いため、厨芥分によ
っては、腐敗の進行により、高い濃度の悪臭や汚水が発
生する。この場合には、その生活者の住環境だけでな
く、周囲の住環境をも損なう結果となる。
【0005】電動機により回転する回転軸の下端に直交
して1又は2以上の回転刃を設けた従来の細断器による
場合、厨芥は回転する回転刃間で細断するだけであるの
で、厨芥を均一かつ十分に細断することが困難である。
従って、対象とする厨芥が数種にわたる場合細断物の大
きさが不均一となるため、比較的に大きな細断物が生じ
て、これが排水の流水系状態を不安定にし、さらに排水
管を詰まらせてしまう原因となっていた。
【0006】厨芥の種類によっては、野菜屑等、細断時
に圧潰されてしまうような低流動性の細断物や極く小さ
な細断物が生じることも多い。このような低流動性の細
断物や極く小さな細断物が通水容器の通水孔に詰まり、
長期間に亘る使用において、全ての通水孔を閉止してし
まうことも多い。通水孔が閉塞されると、以後の厨芥の
細断物を排水と共に排出することが困難となる。
【0007】そこで、本発明は、排水口ボトル内から排
水と共に流し出すことができる程度の大きさに各種の厨
芥を細断できると共に、厨芥の腐敗による悪臭や汚水の
発生を防止できると同時に、通水容器の通水孔が詰まる
のを確実に防止できる厨芥用細断器を提供することを目
的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の厨芥用細断器は、複数の通水孔を側部及び
底部に有する筒状の通水容器と、この通水容器の筒軸に
沿って配され、その底部中央に下端が支持された回転軸
と、この回転軸上であって、前記通水容器の底部近傍の
位置にそれぞれ離間してかつ直交して設けられた1又は
2以上の回転刃とからなり、前記回転軸の回転により回
動する回転刃により前記通水容器の側部内面及び底部内
面との間で厨芥を細断するようにした厨芥用細断器にお
いて、前記通水容器の底部内面に凹溝が、この通水容器
の筒軸に沿って前記複数のいずれか又は全ての通水孔に
連絡するように周回状に設けられ、この凹溝内に先端が
達するように前記したいずれか1つ又は2以上の回転刃
の一端部に掻取りピンを下向きに突出した状態で設ける
と共に、この回転刃の他端部に前記掻取りピンと重量的
にバランスさせる重りを設けてなることを特徴とする。
【0009】上記した本発明の厨芥用細断器によれば、
通水容器に投入された厨芥は、通水容器の底部の内面上
に堆積される。この厨芥の堆積状態で回転軸を介して各
回転刃を回動させると、厨芥は、回転刃の作用により通
水容器の側部内面の方向へ押し出されて、通水容器の側
部内面乃至底部内面と回転刃との間で細断される。この
場合、厨芥は各回転刃の刃部で粗く分断され、さらに、
通水容器の側部内面乃至底部内面との間で通水容器から
排出可能な均一大きさのものにまで細断される。そし
て、この細断物は、通水容器の通水孔から排水と共に通
常の排水系へ排出される。
【0010】このように厨芥の細断物が通水容器内で排
水可能な均一大きさのものとして処理されるから、排水
パイプを介して排水と共に容易に外部へ流出することが
できる。この配出し易さの点で、好ましい厨芥の細断物
の大きさは通水孔の大きさによるが、平均粒径が6mm
φ以下の細断物であることが好ましい。
【0011】通水容器の底部内面に凹溝が、通水容器の
筒軸に沿って前記通水孔に連絡するように周回状に設け
られる。また、この凹溝内に先端が達するように、前記
したいずれか1つ又は2以上の回転刃の一端部に掻取り
ピンは下向きに突出した状態で設けられている。従っ
て、掻取りピンは回転軸の回転に従い回転刃に伴って回
動し、その際、掻取りピンはその先端部が前記凹溝内に
及んで、凹溝内に存在する細断物を常に掻き取るように
機能する。
【0012】通水容器の底部における凹溝は、前記いず
れかあるいは全ての通水孔に連絡するように周回状に設
けられている。従って、回転刃に従い回動する掻取りピ
ンの先端が通水孔の位置に達して、通水孔を閉塞させる
細断物を、通水孔から通水容器内に掻き出しあるいは排
出パイプ内に掻き落とすように作用する。このため、厨
芥を細断した際の小さな細断物により通水孔が閉塞され
るのを未然に防ぐことができる。
【0013】掻取りピンは、1又は2以上の回転刃のう
ち、いずれか1つに設けられていてもよいし、2つ以上
あるいは全ての回転刃に設けることができる。掻取りピ
ンが複数設けられる場合、各掻取りピンが1つの凹溝に
達するように構成することができるが、各掻取りピンに
対応する凹溝を通水容器の内底面に各別に複数設けるこ
ともできる。掻取りピンは回転刃の一端部において下向
きに設けられるから、掻取りピンが通水容器内における
回転刃による厨芥の細断処理に障害となることはない。
【0014】本発明の回転軸に対する回転駆動操作につ
いては、回転軸の上端に設けた手動操作するハンドル又
は電動機のいずれかを随時に取り替えて使用することが
できるようになっている。ハンドル操作による場合、特
別な電源を必要としないでハンドルを手動操作により廻
わすことができる。また、ハンドル構成による場合、回
転軸とハンドルとの間にギア構成部を設け、このギア構
成部を介して高速回転できるようにされていることが好
ましい。回転軸が高速回転されることにより、各回転刃
の遠心力作用より、厨芥を通水容器の側部乃至底部の内
面位置にまで速やかに誘導することが可能となるからで
ある。このハンドルと電動機との選択は、厨芥の種類の
ほか、厨芥を短時間に処理したい場合などの条件により
行なわれる。
【0015】回転刃については、単なるバー形状のもの
のほか、円弧形状のもの等を使用することができる。ま
た、各回転刃の数と間隔は、一般的な厨芥の大きさを考
慮して、2以上の数で、それらが5〜20mmの間隔で
設けられていることが好ましい。
【0016】通水容器としては、流入水については外部
に流出することができると共に、細断前の原厨芥が所定
大のきさ以上であるものについては流出するのを阻止で
きる通水孔を形成した網かごや、側部乃至底部に多数の
孔乃至スリットを有する容器などを使用することができ
る。通水容器の側部形状については、その横断面形状が
円筒形のもののほか、多角形状のものであってもよい。
通水容器の側部内面の形状が多角形状である場合には、
投入された厨芥の大きさが所定の大きさ以上のものであ
るとき、厨芥は回転刃の遠心力により速やかに側部内面
にまで移動されると共に、通水容器の側部内面における
隅部と回転刃との間に一次細断された厨芥を誘導して、
これを回転刃によりさらに細断処理することが可能とな
るから、厨芥に対する効率的な細断加工を実行すること
ができる。
【0017】本発明の厨芥用細断器には、通水容器の上
端面に複数の目孔を有する目皿を回転軸が貫通する状態
で渡設し、この目皿の目孔を介して通水容器内に厨芥を
投入するようにした構成を含む。
【0018】この目皿によれば、厨芥の大きさを通水容
器内へ投入する前に一定大きさの範囲以内のものに制限
することができる。これにより、以後の通水容器内での
厨芥に対する細断処理を迅速かつ効率的に行なうことが
可能となる。
【0019】本発明の厨芥用細断器において、通水容器
が、流し台の排水口ボトル内に内装できる大きさである
と共に、流し台の排水口ボトルの口縁部に係止できる係
止端を通水容器の上端縁に設けた構成とすることができ
る。この構成による場合、この厨芥用細断器を流し台の
排水口ボトル内に設置してそのまま利用することができ
る。
【0020】通水容器を内装できる外装ケースを設け、
この外装ケースの底部に設けた排水口を流し台の排水パ
イプに連結するようにした構成とすることができる。こ
のような通水容器の内装構成による場合、この厨芥用細
断器を、流し台の排水口ボトルから離れた位置に設置し
て利用することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の厨芥用細断器の実
施の形態を図に基づいて説明する。実施の形態に係る厨
芥用細断器10は、図1に示すように、筒状の通水容器
1を具えている。通水容器1には、その側部1a及び底
部1bに複数の通水孔2を有する。通水容器1の上周端
には外方へ延設された周延部1fを備えている。
【0022】通水容器1の底部1bには通水孔2を有し
ているが、図2及び図3に示すように、底部1bにおけ
る通水孔2のうちの一部の通水孔2aを連結するよう
に、通水容器1の筒軸に沿って周回状の凹溝3が底面1
bの内面に形成されている。なお、それ以外の通水孔2
を通水孔2bとした。
【0023】凹溝3は通水容器1と一体化されるよう
に、底部1bの外面方向にまで底部を突出させることに
よって形成されている。図3では、この突出底部を突出
部1eで示す。また、通水孔2aにはその孔縁に沿って
リブ1dが底部1bの外面側に突設してそれぞれ設けら
れている。リブ1dは、各通水孔1aの孔縁を強化し、
さらに、突出部1eと連絡した構成により、底部1bに
おける物理的強度が全体的に高めるように作用してい
る。
【0024】通水容器1においては、図2に示すよう
に、その底部1bの内面中央の位置には軸支凹部1cが
設けられている。軸支凹部1cに回転軸20の下端の支
軸20aが挿支されることにより、回転軸20が底面1
bに回転可能な状態で垂直に支持さられている。回転軸
20には、支軸20aの近傍位置に支持部20bが設け
られている。支持部20bには、回転軸20にそれぞれ
垂直であると共に、5mm以上の間隔で上下に離間する
2本の回転刃5が設けられている。回転刃5の平面形状
は、図2に示すように、曲孤形をなしている。図2にお
いて、2cは周延部1fに設けられている固定用のネジ
孔である。
【0025】回転軸20には、同軸状態で回転できるよ
うに一体的に連結された継手軸23が設けられている。
継手軸23は、目皿17の中央に設けられた貫通孔17
aを貫通する状態で設けられ、目皿17の上面にまで露
出した状態となっている。
【0026】通水容器1の周延部1fにはスペーサー1
6が設けられ、スペーサー16には目皿17がその周縁
で支持されている。図4に示すように、目皿17は円板
状材で形成されている。目皿17には、貫通孔17aを
取り巻く位置に、一辺が約10〜15mmの大きさの矩
形状の目孔18が形成されている。さらに、目孔18の
周縁位置には、目孔19が設けられている。処理される
原厨芥物は挿入孔18及び19を介して通水容器1の内
部に投入できるようになっている。
【0027】ハンドル25には、一端に操作用のノブ2
5aを有し、他端にハンドル25の回動に伴い回転する
操作軸26と、操作軸26とギア構成部27を介して作
動軸28が回転されるようになっている。ギア構成部2
7は、ハンドル25の回動操作に伴い、作動軸28を高
速で回転できるようになっている。このハンドル25等
の構成部は、支台部29の上に一体的に設けられてい
る。27はギア構成部等のカバーである。
【0028】ハンドル25の構成部は架台29を介して
通水容器1の上方位置で支持されている。架台29は、
その一方の端部側に支持柱29aが設けられ、その対向
面には挿入孔30が設けられている。支持柱29aの下
端面には、凹部29bが設けられており、凹部29bに
通水容器1の周延部1fに突設された支軸1gが挿設さ
れている。これによって架台29は通水容器1の上方位
置で支持されている。また、作動軸28はその継手軸2
3を介して回転軸20と連結されている。
【0029】このように構成される厨芥用細断器10
は、通水容器1の周延部1fを排水口ボトル32の口縁
部32aに係止することにより、その全体を流し台31
の排出口ボトル32内に設置することができる。33は
排出口ボトル32の底部付近に設置されている悪臭防止
用のキャップであり、34は排水管である。
【0030】ハンドル25を回転操作すると、操作軸2
6、ギア構成部27及び作動軸28にその回転力が伝達
され、さらに回転力は継手軸23を介して回転軸20に
伝達され、各回転刃5を回転駆動させる。各回転刃5の
回転駆動に従って、目皿17の目孔18、19から投入
され通水容器1内に堆積した厨芥物を、通水容器1の側
部1aの内面乃至底部1bの内面と回転刃5との間で細
断処理することができる。この際、横断面形状が円形状
の通水容器1に代えて、横断面形状が多角形状の通水容
器を使用する場合には、より大きな厨芥物を通水容器1
の多角形状の隅部に及んだ厨芥物にまで及んで所定大き
さにまで細断処理を行なうことができるから、効率的な
細断処理を行なうことができる。
【0031】このように細断処理された厨芥は、主に通
水容器1の底部1bに有する通水孔2から流出し、流出
した細断物を排水口ボトル32内の排水に伴って排水パ
イプ34から外部へそのまま排出させることができる。
【0032】回転刃20には、図3に示すように、その
一端部に掻取りピン6が下向きに突出して設けられ、ま
た他端部に重り7が設けられている。掻取りピン6は、
軸端6aを回転刃20の貫通孔5bに挿入した状態で、
その上端6aを圧潰して回転刃20に固定されている。
重り7について、その上端部7aを圧潰することにより
固定する点において同様である。掻取りピン6及び重り
7は回転刃20の回動に伴い回動動作する。この際、重
り7は、回転軸20の両側で掻取りピン6と重量的にバ
ランスをとるようにされており、これにより回転刃5及
び掻取りピン6の回動動作がスムーズにかつ安定して実
行されるようになっている。
【0033】掻取りピン6は、その下端部6bが常に凹
溝3の内部に達していて、回転刃20の回動に伴い凹溝
3の内部を周回状に移動するようになっている。従っ
て、掻取りピン6の下端6bは凹溝3から各通水孔2a
の内部を順に移動する。この掻取りピン6の移動によ
り、凹溝3のみならず各通水孔2aを閉塞させる厨芥の
細断物を掻取り排除することができる。この場合、排除
された厨芥の細断物は通水容器1の内部に掻き出される
ほか、排水口ボトル32の底部に直接押し出される。こ
の厨芥の細断物の排除機能により、特に通水孔2aが閉
塞されてしまうのを防止することができ、これによって
通水容器1における厨芥の細断物の排出状態を常に確保
することができる。
【0034】次に、本発明の第二の実施の形態の厨芥用
細断器35を説明する。厨芥用細断器35は、図5に示
すように、電動機36を原動力とする構成である。電動
機36は、カバーを兼ねた支台40に支持されており、
支台40の下部の嵌合部40aを架台41の嵌設穴42
に嵌め込んだ状態で安定した状態で設けられている。架
台41は、架台29の場合と同様に一端側に支持柱41
aを備えている。支持柱41aの下端には凹部41bが
形成され、凹部41に突起40aを嵌設すると共に、電
動機36から垂下する駆動軸37が継手38、作動軸3
9を介して継手軸23に連結されることにより、通水容
器1上に支持されている。
【0035】このように架台41の支持柱41aは、架
台29の支持柱41aと同じ位置関係となっており、随
時、必要に応じて前記したハンドル25等の構成部と取
り替えることができるようになっている。駆動軸27の
回転力は、継手38を介して直接、回転軸20を回転さ
せるようになっている。従って、電動機36を駆動させ
ることにより、回転刃5が回転して、前記同様の厨芥に
対する細断加工を実行することができる。厨芥用細断器
35における通水性容器1等の他の構成部については、
厨芥用細断器10と全く同じである。
【0036】図示しないが、厨芥用細断器として、上記
した厨芥用細断器1の構成各部を排水口ボトル32と同
様の内面形態を有する外装ケース内に収納したものとし
て構成することもできる。この場合、排水パイプ34に
該当する部分に継手管を設け、この継手管に接続した接
続パイプを、チーズ管等を介して排水パイプ34に連結
するように利用することができる。この構成の厨芥用細
断器によれば、排水口ボトル32とは異なる場所に設置
して利用することができる。
【0037】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されるか
ら、次のような効果が発揮される。先ず、本発明の厨芥
用細断器は、通水容器の底部位置に設けた1又は2以上
の回転刃により厨芥を細断するようにすると共に、通水
容器の底部内面に周回状の凹溝を通水孔を連結するよう
に設け、さらに凹溝内に達する掻取りピンを回転刃に設
けたことにより、厨芥を排水口ボトルでの流水と共に排
出できる程度の大きさの細断物にまで処理でき、さらに
通水孔が閉塞してしまうこともなく、長期間に亘り厨芥
に対する細断処理を確保することができる。従って、厨
芥を流し台の排水口ボトル等から容易に排除することが
でき、さらに通水容器の通水孔を常に流通状態に維持す
ることが可能となるから、腐敗した厨芥の堆積に伴う悪
臭や汚水の発生を確実に防止することができる。
【0038】この際、通水容器の内面形を多角形状にす
ることにより、厨芥の加工効率を高めることができる。
【0039】また、厨芥の種類や処理量乃至その程度に
応じて容易に手動操作できるハンドル構成部と電動機と
を取り替えることができる。ハンドル操作による場合、
回転刃に対する回転速度を上げるために、回転軸とハン
ドルとの間にギア構成部を設けることにより、少ない回
転数であっても、回転刃に対する回転速度を高めること
ができる。
【0040】また、外装ケースを伴う厨芥用細断器とし
て構成する場合には、流し台の排水口ボトルから離れた
位置に設置して利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一実施の形態の厨芥用細断器の
縦断正面図である。
【図2】本発明に係る第一実施の形態の厨芥用細断器の
通水容器の平面図である。
【図3】本発明に係る第一実施の形態の厨芥用細断器の
通水容器の底部部分における構成を説明する縦断面図で
ある。
【図4】本発明に係る第一実施の形態の厨芥用細断器に
おける目皿を説明する横断面図である。
【図5】本発明に係る第二の実施の形態の厨芥用細断器
の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 通水容器 1a 側部 1b 底部 1c 軸支凹部 1d リブ 1e 突出部 1f 周縁部 2 通水孔 2a 通水孔 2b 通水孔 3 凹溝 5 回転刃 5a 先端 5b 貫通孔 6 掻取りピン 7 重り 10 厨芥用細断器 16 スペーサー 17 目皿 17a 貫通孔 18、19 挿入孔 20 回転軸 20a 支持部 23 継手軸 25 ハンドル 25a ノブ 26 操作軸 27 ギア構成部 28 作動軸 29 架台 29a 支持柱 31 流し台 32 排水口ボトル 34 排水パイプ 35 厨芥用細断器 36 電動機 37 駆動軸 39 作動軸 40 支台 41 架台 41a 支持柱 42 嵌設穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D061 BA04 BC16 DA03 DE23 3E023 DA07 EA06 4D065 CA06 CB03 CC03 DD11 DD24 EA01 EB17 ED06 ED16 ED25 ED27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通水孔を側部及び底部に有する筒状
    の通水容器と、この通水容器の筒軸に沿って配され、そ
    の底部中央に下端が支持された回転軸と、この回転軸上
    であって、前記通水容器の底部近傍の位置にそれぞれ離
    間してかつ直交して設けられた1又は2以上の回転刃と
    からなり、前記回転軸の回転により回動する回転刃によ
    り前記通水容器の側部内面及び底部内面との間で厨芥を
    細断するようにした厨芥用細断器において、前記通水容
    器の底部内面に凹溝が、この通水容器の筒軸に沿って前
    記複数のいずれか又は全ての通水孔に連絡するように周
    回状に設けられ、この凹溝内に先端が達するように前記
    したいずれか1つ又は2以上の回転刃の一端部に掻取り
    ピンを下向きに突出した状態で設けると共に、この回転
    刃の他端部に前記掻取りピンと重量的にバランスさせる
    重りを設けてなることを特徴とする厨芥用細断器。
  2. 【請求項2】通水容器の上端面に複数の目孔を有する目
    皿を回転軸が貫通する状態で渡設し、この目皿の目孔を
    介して通水容器内に厨芥を投入するようにした請求項1
    に記載された厨芥用細断器。
  3. 【請求項3】回転軸が、この回転軸の上端に設けたハン
    ドルを介して手動回転するか又はこの回転軸に直結した
    電動機の駆動より回転するようにした請求項1又は2に
    記載された厨芥用細断器。
  4. 【請求項4】通水容器内面の横断面形状が、多角形状で
    ある請求項1、2又は3に記載された厨芥用細断器。
  5. 【請求項5】全体が流し台の排水口ボトル内へ配設でき
    るようにした請求項1、2、3又は4に記載された厨芥
    用細断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012101202A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Matsumoto Tekkosho:Kk 粉砕分別機

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