JP2002345687A - 便座高調整スペーサ - Google Patents

便座高調整スペーサ

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JP2002345687A
JP2002345687A JP2001155435A JP2001155435A JP2002345687A JP 2002345687 A JP2002345687 A JP 2002345687A JP 2001155435 A JP2001155435 A JP 2001155435A JP 2001155435 A JP2001155435 A JP 2001155435A JP 2002345687 A JP2002345687 A JP 2002345687A
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toilet seat
height adjusting
seat height
spacer
toilet
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Kimikichi Yamamoto
公吉 山本
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の便座を補高便座に改造するための安価
且つ簡便な手段を提供する。 【解決手段】 環状スペーサと、環状スペーサを便器に
取り付けるための第1取付部材と、便座を環状スペーサ
に取り付けるための第2取付部材とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便座高調整スペー
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高齢により或いはリウマチ等の疾患によ
り膝が曲がり難い人、車椅子利用者等の着座の利便性を
高めるべく、一般の便座よりも厚さを増した補高便座が
市場に提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】補高便座は特別仕様の
便座なので、通常の便座に比べて高価である。本発明は
上記問題に鑑みてなされたものであり、通常の便座を補
高便座に改造するための安価且つ簡便な手段を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、環状スペーサと、環状スペーサ
を便器に取り付けるための第1取付部材と、便座を環状
スペーサに取り付けるための第2取付部材とを備えるこ
ととを特徴とする便座高調整スペーサを提供する。便器
から通常の便座を取り外し、本発明に係る便座高調整ス
ペーサを便器に取り付け、便座高調整スペーサに取り外
した便座を取り付けることにより、当該便座を安価且つ
簡便に補高便座に改造することができる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、環状ス
ペーサの厚さが、後端から前端へ向けて減少している。
後端から前端へ向けて厚さが減少する便座高調整スペー
サを使用すれば、補高便座を前傾させることができる。
前傾した補高便座は着座したときの膝の曲がりが少ない
ので、膝の曲がり難い人にとって使い勝手が良い。
【0006】本発明においては、重畳して組み立てられ
た複数の便座高調整スペーサを備えることを特徴とする
便座高調整スペーサ組立体を提供する。重畳される便座
高調整スペーサの数、後端から前端へ向けて厚さが減少
する便座高調整スペーサと厚さが一定の便座高調整スペ
ーサの組み合わせ等を変えることにより、便座高調整ス
ペーサ組立体の厚さ、前傾角度を種々に変えることがで
きる。便器から通常の便座を取り外し、便座高調整スペ
ーサ組立体を便器に取り付け、当該組立体に取り外した
便座を取り付けることにより、当該便座を、高さ、前傾
角度の異なる種々の補高便座に改造することができる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、複数の
厚さの異なる便座高調整スペーサが重畳して組み立てら
れて便座高調整スペーサ組立体が形成されている。本発
明の好ましい態様においては、複数の厚さ減少率が異な
る便座高調整スペーサが重畳して組み立てられて便座高
調整スペーサ組立体が形成されている。複数の厚さの異
なる便座高調整スペーサを重畳させて組み立て、或いは
複数の厚さ減少率が異なる便座高調整スペーサを重畳さ
せて組み立て、或いは両者を取り混ぜて重畳させて組み
立てることにより、便座高調整スペーサ組立体の高さ、
前傾角度の多様性を高めることができる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、便座高
調整スペーサ組立体は、重畳して組み立てられた複数の
便座高調整スペーサ間の横ずれ防止機構を備える。重畳
して組み立てられた複数の便座高調整スペーサ間の横ず
れを防止することにより、便座高調整スペーサ組立体が
安定する。
【0009】本発明の好ましい態様においては、便座高
調整スペーサ組立体は、便座高調整スペーサ組立体の中
央穴に挿入されて便座高調整スペーサ組立体に係止され
る筒状カバーを備える。筒状カバーにより、重畳する便
座高調整スペーサ間の隙間への小便等の汚物の侵入が防
止される。
【0010】本発明の好ましい態様においては、便座高
調整スペーサの環状スペーサの前部は後部から取り外し
可能である。本発明の好ましい態様においては、便座高
調整スペーサの環状スペーサの前部は後部に揺動可能に
取り付けられている。環状スペーサの前部は、小便等の
汚物が付着し易いので、後部から取り外して汚物除去作
業ができるように構成し、或いは汚物除去作業がし易い
位置まで揺動可能に構成するのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る便座高
調整スペーサを説明する。図1に示すように、便座高調
整スペーサ1は、略長円形の所定厚さの環状スペーサ2
と、環状スペーサ2を便器100に取り付けるための第
1取付金具3と、通常の便座200を環状スペーサ2に
取り付けるための第2取付金具4とを備えている。便座
高調整スペーサ1の構造は単純なので、安価であり、且
つ便器100への取り付け作業と便座200の取り付け
作業とは容易である。図1から分かるように、便器10
0から通常の便座200を取り外し、便座高調整スペー
サ1を便器100に取り付け、便座高調整スペーサ1に
取り外した通常の便座200を取り付けることにより、
通常の便座200を安価且つ簡便に補高便座に改造する
ことができる。
【0012】本発明の第2実施例に係る便座高調整スペ
ーサを説明する。図2に示すように、便座高調整スペー
サ11は、略長円形の環状スペーサ12と、環状スペー
サ12を便器に取り付けるための第1取付金具13と、
通常の便座を環状スペーサ12に取り付けるための第2
取付金具14とを備えている。環状スペーサの厚さt
は、後端から前端へ向けて減少している。後端から前端
へ向けて厚さが減少する便座高調整スペーサ11を使用
すれば、補高便座を前傾させることができる。前傾した
補高便座は着座したときの膝の曲がりが少ないので、膝
の曲がり難い人にとって使い勝手が良い。
【0013】本発明の第3実施例に係る便座高調整スペ
ーサを説明する。図3に示すように、便座高調整スペー
サ21は、略長円形の環状スペーサ22と、環状スペー
サ22を便器に取り付けるための第1取付金具23と、
通常の便座を環状スペーサ22に取り付けるための第2
取付金具24とを備えている。環状スペーサ22は、第
1取付金具23と第2取付金具24とが取り付けられた
後部22aと、後部22aに着脱可能に取り付けられた
前部22bとを有している。環状スペーサ22の前部2
2bは、小便等の汚物が付着し易い。汚物が付着した前
部22bを後部22aから取り外して、容易に汚物を除
去することができる。
【0014】本発明の第4実施例に係る便座高調整スペ
ーサを説明する。図4に示すように、便座高調整スペー
サ31は、略長円形の環状スペーサ32と、環状スペー
サ32を便器に取り付けるための第1取付金具33と、
通常の便座を環状スペーサ32に取り付けるための第2
取付金具34とを備えている。環状スペーサ32は、第
1取付金具33と第2取付金具34とが取り付けられた
後部32aと、後部32aに揺動可能に取り付けられた
前部32bとを有している。環状スペーサ32の前部3
2bは、小便等の汚物が付着し易い。汚物が付着した前
部32bを上方へ揺動させて、容易に汚物を除去するこ
とができる。
【0015】第1実施例に係る便座高調整スペーサ1の
第1取付金具3の構成例を説明する。 (1)第1構成例 図5(a)に示すように、環状スペーサ2の下面に形成
された凹部2a内に、第1取付金具3が配設されてい
る。第1取付金具3は、U断面の下金具3aを有してい
る。下金具3aの側壁に螺子穴3a′と貫通穴3a″と
が形成されている。下金具3aは便器100に形成され
た一対の便座取付穴100aに挿通された一対のボルト
と当該ボルトに螺合する一対のナットとにより、便器1
00に固定されている。第1取付金具3は、逆U断面の
上金具3bを有している。上金具3bの側壁に、螺子穴
3a′に対峙する貫通穴3b′と、貫通穴3a″に対峙
する凸部3b″とが形成されている。凸部3b″は貫通
穴3a″に内嵌合可能である。上金具3bは、環状スペ
ーサ2を貫通するビスにより、第2取付金具4と一体と
なって環状スペーサ2に固定されている。第1取付金具
3は固定ハンドル3cを有している。固定ハンドル3c
はハンドル部3c′と螺子部3c″とを有している。螺
子部3c″は、貫通穴3b′に対峙して環状スペーサ2
に形成された貫通穴に挿通可能であり、貫通穴3b′に
挿通可能であり、螺子穴3a′に螺合可能である。環状
スペーサ2を便器100に取り付ける際には、先ず便器
100から便座200を取り外す。便器100に下金具
3aを固定する。上金具3bが予め固定された環状スペ
ーサ2を便器100に接近させる。図5(b)に示すよ
うに、上金具3bの貫通穴3b′を下金具3aの外側か
ら螺子穴3a′に対峙させ、上金具3bの凸部3b″を
下金具3aの内側から貫通穴3a″に対峙させる。図5
(c)に示すように、固定ハンドル3cの螺子部3c″
を環状スペーサ2の貫通穴と貫通穴3b′とに挿通し、
螺子穴3a′に螺合させる。固定ハンドルのハンドル部
3c′を回し、ハンドル部3c′で環状スペーサ2を押
して、凸部3b″を貫通穴3a″に嵌合させ、上金具の
凸部3b″が形成された側壁を下金具3aの貫通穴3
a″が形成された側壁に当接させる。固定ハンドルのハ
ンドル部3c′を更に回して螺子部3c″を締め付け
る。以上の作業により環状スペーサ2は便器100に固
定される。
【0016】(2)第2構成例 図6に示すように、環状スペーサ2の下面に形成された
凹部2a内に、第1取付金具3が配設されている。第1
取付金具3は、L断面の下金具3dを有している。下金
具3dの側壁に螺子穴3d′が形成されている。下金具
3dに凸部3d″が固定されている。下金具3dは便器
100に形成された一対の便座取付穴100aに挿通さ
れた一対のボルトと当該ボルトに螺合する一対のナット
とにより、便器100に固定されている。第1取付金具
3は、逆L断面の上金具3eを有している。上金具3e
の側壁に、螺子穴3d′に対峙する貫通穴3e′が形成
れている。上金具3eに、凸部3d″に対峙する筒3
e″が固定されている。筒3e″は凸部3d″に外嵌合
可能である。上金具3eは、環状スペーサ2を貫通する
ビスにより、第2取付金具4と一体となって環状スペー
サ2に固定されている。第1取付金具3は固定ハンドル
3fを有している。固定ハンドル3fはハンドル部3
f′と螺子部3f″とを有している。螺子部3f″は、
貫通穴3e′に対峙して環状スペーサ2に形成された貫
通穴に挿通可能であり、貫通穴3e′に挿通可能であ
り、螺子穴3d′に螺合可能である。環状スペーサ2を
便器100に取り付ける際には、先ず便器100から便
座200を取り外す。便器100に下金具3dを固定す
る。上金具3eが予め固定された環状スペーサ2を便器
100に接近させる。上金具3eの筒3e″を下金具3
dの凸部3d″に外嵌合させ、上金具3eの貫通穴3
e′を下金具3dの外側から螺子穴3d′に対峙させ
る。固定ハンドル3fの螺子部3f″を環状スペーサ2
の貫通穴と貫通穴3e′とに挿通し、螺子穴3d′に螺
合させる。固定ハンドルのハンドル部3f′を回して螺
子部3f″を締め付ける。以上の作業により環状スペー
サ2は便器100に固定される。筒3e″に代えて、上
金具3eの端部を左右逆転させたL型に折り曲げ、当該
端部に下金具の凸部3d″が嵌合可能な穴を形成しても
良い。
【0017】(3)第3構成例 図7(a)、(b)に示すように、環状スペーサ2の下
面に形成された凹部2a内に、第1取付金具3が配設さ
れている。第1取付金具3は、U断面の下金具3gを有
している。下金具3gの側壁にガイド溝3g′と螺子穴
3g″とが形成されている。ガイド溝3g′の最奥部は
下方へ屈曲している。下金具3gは便器100に形成さ
れた一対の便座取付穴100aに挿通された一対のボル
トと当該ボルトに螺合する一対のナットとにより、便器
100に固定されている。第1取付金具3は、逆U断面
の上金具3hを有している。上金具3hの側壁に、ガイ
ド溝3g′に対峙する貫通穴3h′と、螺子穴3g″に
対峙する貫通穴3h″とが形成されている。上金具3h
は、環状スペーサ2を貫通するビスにより、第2取付金
具4と一体となって環状スペーサ2に固定されている。
第1取付金具3は固定ハンドル3iを有している。固定
ハンドル3iはハンドル部3i′と螺子部3i″とを有
している。固定ハンドル3iに抜け落ち防止用座金3
j′、3j″が取り付けられている。螺子部3i″は、
貫通穴3h′に対峙して環状スペーサ2に形成された貫
通穴と、貫通穴3h′と、貫通穴3h″とに挿通されて
いる。螺子部3i″はガイド溝3g′に係合可能であ
り、螺子穴3g″に螺合可能である。環状スペーサ2を
便器100に取り付ける際には、先ず便器100から便
座200を取り外す。便器100に下金具3gを固定す
る。上金具3hが予め固定され、固定ハンドル3iが予
め取り付けられた環状スペーサ2を便器100に接近さ
せる。固定ハンドル3iの螺子部3i″をガイド溝3
g′へ差し込み最奥部の下方屈曲に係合させる。固定ハ
ンドルのハンドル部3i′を回して螺子部3i″を螺子
穴3g″に螺合させ、ハンドル部3i′で環状スペーサ
2を押して、上金具3hの貫通穴3h″が形成された側
壁を下金具3gの螺子穴3g″が形成された側壁に当接
さる。ハンドル部3i′を更に回し、螺子部3i″を締
め付ける。以上の作業により環状スペーサ2は便器10
0に固定される。図7(c)に示すように、下金具3g
のガイド溝3g′入口近傍部の上部を切り欠いても良
い。螺子部3i″をガイド溝3g′へ差し込み易くな
る。図7(d)に示すように、上金具3hの貫通穴3
h′が形成された側壁に突起3kを形成し、ハンドル部
3i′で環状スペーサ2を押して、突起3kを下金具3
gのガイド溝3g′が形成された側壁に当接させるよう
に構成しても良い。
【0018】(4)第4構成例 図8に示すように、環状スペーサ2の下面に形成された
凹部2a内に、第1取付金具3が配設されている。第1
取付金具3は、略平板状の下金具3mを有している。下
金具3mの両端部が、浅い逆L形に折り曲げられて爪3
m′が形成されている。下金具3aは便器100に形成
された一対の便座取付穴100aに挿通された一対のボ
ルト3nとボルト3nに螺合する一対のナットとによ
り、便器100に固定されている。第1取付金具3は、
逆U断面の上金具3pを有している。上金具3pの両側
壁に、貫通穴3p′が形成されている。上金具3pの側
壁下端部が折り曲げられて爪3p″が形成されている。
上金具3pは、環状スペーサ2を貫通するビスにより、
第2取付金具4と一体となって環状スペーサ2に固定さ
れている。第1取付金具3は固定バー3qを有してい
る。固定バー3qは一対の逆L形の爪3q′を有してい
る。固定バー3qは、環状スペーサ2に形成された貫通
穴に挿通されており、上金具3pの一対の貫通穴3p′
に挿通されている。固定バー3qの一対の爪3q′は一
対のボルト3nに係合可能である。環状スペーサ2を便
器100に取り付ける際には、先ず便器100から便座
200を取り外す。便器100に下金具3mを固定す
る。上金具3pが予め固定され、固定バー3qが予め取
り付けられた環状スペーサ2を便器100に接近させ
る。上金具3pの一対の爪3p″を下金具3mの一対の
爪3m′に係合させる。固定バー3qを押し込んで、一
対の爪3q′をボルト3nに係合させる。以上の作業に
より環状スペーサ2は便器100に固定される。固定バ
ー3qをボルト3nに係合させるのに代えて、図9に示
すように、爪3m′に切欠3m″を形成し、爪3p″に
隣接して上金具3pに凸部3rを形成し、爪3p″を爪
3m′に係合させると共に、凸部3rを切欠3m″に係
合させて、環状スペーサ2を便器100に固定するよう
に構成しても良い。
【0019】(5)第5構成例 図10に示すように、環状スペーサ2の下面に形成され
た凹部2a内に、第1取付金具3が配設されている。第
1取付金具3は、一対の鍔付き螺子3sを有している。
鍔付き螺子3sの鍔より下方の部分に外螺子3s′が形
成されている。鍔付き螺子3sの上端部に内螺子3s″
が形成されている。一対の鍔付き螺子3sは、便器10
0に形成された一対の便座取付穴100aに挿通可能で
あり、環状スペーサ2に形成された一対の貫通穴に挿通
可能であり、第2取付金具4に形成された一対の貫通穴
に挿通可能である。環状スペーサ2を便器100に取り
付ける際には、先ず便器100から便座200を取り外
す。一対の鍔付き螺子3sの外螺子3s′を便器100
の一対の便座取付用穴に挿通し、外螺子3s′にワッシ
ャを介してナット3uを螺合させる。ナット3uをねじ
込み、鍔付き螺子3sの鍔とワッシャとで便器100を
挟持させて、一対の鍔付き螺子3sを便器100に固定
する。環状スペーサ2の一対の貫通穴に鍔付き螺子3s
を挿通し、ワッシャを介して固定螺子3vを内螺子3
s″に螺合させ、締め付ける。以上の作業により環状ス
ペーサ2は便器100に固定される。以上第1取付金具
3の構成例を説明したが、第1取付金具13、23、3
3の構成も、第1取付金具3と同様である。
【0020】本発明の実施例に係る便座高調整スペーサ
組立体を説明する。図11(a)に示すように、第5構
成例に係る第1取付金具3を有する便座高調整スペーサ
1が2枚重畳され組み立てられて便座高調整スペーサ組
立体1Aが形成されている。便座高調整スペーサ組立体
1Aは、便座が取り外された便器100に固定されてい
る。図11(b)に示すように、下段の環状スペーサ2
に挿通された鍔付き螺子3sに、延長螺子3wが継ぎ足
されている。延長螺子3wの下部に形成された外螺子3
w′が鍔付螺子3sの内螺子3s″に螺合している。延
長螺子3wが上段の環状スペーサ2と当該スペーサの第
2取付金具4に挿通されている。延長螺子3wの上端部
に形成された内螺子3w″にワッシャを介して固定螺子
3vが螺合している。固定螺子3vが締め付けられて、
便座高調整スペーサ組立体1Aは、便器100に固定さ
れている。便座100から取り外した通常の便座を便座
高調整スペーサ組立体1Aの上段の第2取付部材4に取
り付けることにより、通常の便座が安価、且つ簡便に補
高便座に改造される。内螺子3w″と固定螺子3vとに
代えて、図12(a)に示すように延長螺子3wの上端
部に形成した周溝に係合する達磨ピン3xを用いて便座
高調整スペーサ組立体1Aを便器100に固定しても良
く、図12(b)に示すように延長螺子3wの上端部に
形成した貫通穴に松葉ピン3yを係合させて便座高調整
スペーサ組立体1Aを便器100に固定しても良い。
【0021】図13に示すように、便座高調整用スペー
サ1と便座高調整用スペーサ11とが重畳されて組み立
てられた便座高調整用スペーサ組立体1Bが、便座高調
整用スペーサ組立体1Aと同様の態様で便器100に取
り付けられ、便器100から取り外された通常の便座2
00が、便座高調整用スペーサ組立体1Bに取り付けら
れている。この結果、通常の便座200が、安価且つ簡
便に補高便座に改造されている。
【0022】図14に示すように、厚さの異なる3枚の
便座高調整用スペーサ1が重畳されて組み立てられた便
座高調整用スペーサ組立体1Cが、便座高調整用スペー
サ組立体1Aと同様の態様で便器100に取り付けら
れ、便器100から取り外された通常の便座200が、
便座高調整用スペーサ組立体1Cに取り付けられてい
る。この結果、通常の便座200が、安価且つ簡便に補
高便座に改造されている。
【0023】図11〜14から分かるように、複数の便
座高調整スペーサ1を重畳させて組み立て、或いは複数
の便座高調整スペーサ11を重畳させて組み立て、或い
は単数または複数の便座高調整スペーサ1と単数又は複
数の便座高調整スペーサ11とを重畳させて組み立て、
或いは厚さの異なる複数の便座高調整スペーサ1を重畳
させて組み立て、或いは厚さ減少率の異なる複数の便座
高調整スペーサ11を重畳させて組み立て、或いは厚さ
の異なる複数の便座高調整スペーサ1と単数の便座高調
整スペーサ11とを重畳させて組み立て、或いは単数の
便座高調整スペーサ1と厚さ減少率の異なる複数の便座
高調整スペーサ11とを重畳させて組み立て、或いは厚
さの異なる複数の便座高調整スペーサ1と厚さ減少率の
異なる複数の便座高調整スペーサ11とを重畳させて組
み立てることにより、高さ、前傾角度が異なる種々の便
座高調整スペーサ組立体を形成することができる。厚さ
の異なる複数の便座高調整スペーサ1及び又は厚さ減少
率の異なる複数の便座高調整スペーサ11を用いること
により、便座高調整スペーサ組立体の高さ、前傾角度の
多様性を高めることができる。
【0024】便座高調整スペーサ組立体1A、1B、1
Cにおいて、重畳して組み立てられた複数の便座高調整
スペーサ1、11間の横ずれ防止機構を配設して、便座
高調整スペーサ組立体1A、1B、1Cを安定化するの
が望ましい。横ずれ防止機構として、下側の便座高調整
スペーサ1、11の上面に形成した凸部又は凹部に、上
側の便座高調整スペーサ1、11の下面に形成した凹部
又は凸部を嵌合させるもの等が考えられる。
【0025】便座高調整スペーサ組立体1A、1B、1
Cにおいて、これら組立体の中央穴に挿入可能であって
且つ前記組立体に係止可能な筒状カバーを配設しても良
い。筒状カバーにより、重畳する便座高調整スペーサ
1、11間の隙間への小便等の汚物の侵入が防止され
る。
【0026】
【発明の効果】上記説明から分かるように、便器から通
常の便座を取り外し、本発明に係る便座高調整スペーサ
を便器に取り付け、便座高調整スペーサに取り外した便
座を取り付けることにより、当該便座を安価且つ簡便に
補高便座に改造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る便座高調整スペーサ
の斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る便座高調整スペーサ
の斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る便座高調整スペーサ
の斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る便座高調整スペーサ
の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る便座高調整スペーサ
が備える第1取付金具の第1構造例とその作動とを示す
便座高調整スペーサの断面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る便座高調整スペーサ
が備える第1取付金具の第2構造例とその作動とを示す
便座高調整スペーサの断面図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る便座高調整スペーサ
が備える第1取付金具の第3構造例とその作動とを示す
図である。(a)、(d)は便座高調整スペーサの断面
図であり、(b)、(c)は下金具の右側面図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る便座高調整スペーサ
が備える第1取付金具の第4構造例とその作動とを示す
図である。(a)は便座高調整スペーサの断面図であ
り、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図9】本発明の第1実施例に係る便座高調整スペーサ
が備える第1取付金具の第4構造例の変形例の部分斜視
図である。
【図10】本発明の第1実施例に係る便座高調整スペー
サが備える第1取付金具の第5構造例とその作動とを示
す図である。(a)は便座高調整スペーサの断面図であ
り、(b)は鍔付き螺子の斜視図である。
【図11】本発明の実施例に係る便座高調整スペーサ組
立体の構造を示す図である。(a)は斜視図であり、
(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図12】本発明の実施例に係る便座高調整スペーサ組
立体が備える延長螺子の変形例の部分斜視図である。
【図13】本発明の他の実施例に係る便座高調整スペー
サ組立体が取り付けられた便器の側面図である。
【図14】本発明の他の実施例に係る便座高調整スペー
サ組立体が取り付けられた便器の側面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31 便座高調整スペーサ 2、12、22、32 環状スペーサ 3、13、23、33 第1取付金具 3a、3d、3g、3m 下金具 3b、3e、3h、3p 上金具 3c、3f、3i 固定ハンドル 3q 固定バー 3s 鍔付き螺子 3w 延長螺子 1A、1B、1C 便座高調整スペーサ組立体 4、14、24、34 第2取付金具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月12日(2001.6.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図6】
【図9】
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状スペーサと、環状スペーサを便器に
    取り付けるための第1取付部材と、便座を環状スペーサ
    に取り付けるための第2取付部材とを備えることとを特
    徴とする便座高調整スペーサ。
  2. 【請求項2】 環状スペーサの厚さが、後端から前端へ
    向けて減少していることを特徴とする請求項1に記載の
    便座高調整スペーサ。
  3. 【請求項3】 重畳して組み立てられた複数の請求項1
    及び/又は請求項2に記載の便座高調整スペーサを備え
    ることを特徴とする便座高調整スペーサ組立体。
  4. 【請求項4】 複数の厚さの異なる請求項1に記載の便
    座高調整スペーサが重畳して組み立てられていることを
    特徴とする請求項3に記載の便座高調整スペーサ組立
    体。
  5. 【請求項5】 複数の厚さ減少率が異なる請求項2に記
    載の便座高調整スペーサが重畳して組み立てられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の便座高調整スペーサ
    組立体。
  6. 【請求項6】 重畳して組み立てられた複数の便座高調
    整スペーサ間の横ずれ防止機構を備えることを特徴とす
    る請求項3乃至5の何れか1項に記載の便座高調整スペ
    ーサ組立体。
  7. 【請求項7】 便座高調整スペーサ組立体の中央穴に挿
    入されて便座高調整スペーサ組立体に係止される筒状カ
    バーを備えることを特徴とする請求項3乃至6の何れか
    1項に記載の便座高調整スペーサ組立体。
  8. 【請求項8】 環状スペーサの前部が後部から取り外し
    可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の便
    座高調整スペーサ。
  9. 【請求項9】 環状スペーサの前部が後部に揺動可能に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の便座高調整スペーサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014094261A (ja) * 2012-10-09 2014-05-22 Okada Seisakusho:Kk 臀部拭き取り装置
JP2015062825A (ja) * 2012-10-09 2015-04-09 株式会社岡田製作所 臀部拭き取り装置
JP2022016136A (ja) * 2020-07-10 2022-01-21 武 服部 インテリジェント・トイレシステム

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