JP2002344785A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2002344785A
JP2002344785A JP2001151327A JP2001151327A JP2002344785A JP 2002344785 A JP2002344785 A JP 2002344785A JP 2001151327 A JP2001151327 A JP 2001151327A JP 2001151327 A JP2001151327 A JP 2001151327A JP 2002344785 A JP2002344785 A JP 2002344785A
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ccd
image
electronic camera
angular position
image pickup
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JP2001151327A
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English (en)
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Yuri Yahiro
友理 八尋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易に撮像素子を任意の位置に回動させること
が可能で、且つユーザに余計な負担をかけることなくそ
のリセット位置への復帰動作を自動化する。 【解決手段】レンズ鏡胴11を通して結像された画像から
画像信号を得るCCD16と、このレンズ鏡胴11の光軸と
直交する平面内でCCD16を回動させるモータドライバ
34及びモータ41と、このモータドライバ34及びモータ41
によりCCD16を予め設定された角度位置に強制的に回
動させるシステムコントローラ24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の撮像素
子を用いて撮像を行なう電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−209469号公報及び
特開2000−041166号公報に、イメージセンサ
を操作部材により光軸を中心として回動させることで、
カメラ本体のホールド位置を変えることなく、縦横ある
いは斜めと構図を変えて画像を撮影することの可能な電
子カメラが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電子カメラはいずれも手動で操作部材を操作すること
で、操作部材と機械的に接続されたイメージセンサを回
動させる構成となっている。
【0004】そのため、いったん撮影を終了し、次に撮
影を開始する際には、イメージセンサの回動位置が前回
の撮影時で使用した状態のままとなっており、気が付い
た時点であらためてイメージセンサの回動位置をそのと
きに必要な構図に適した状態に変更しなければならず、
大切なシャッタチャンスを逃してしまうことにもなりか
ねない。
【0005】この点は、ユーザがカメラの使用を終了す
る毎にイメージセンサの回動位置を所定のリセット位置
に戻すような習慣をつければよいことは事実であるが、
その操作が煩雑であると共に、人間の行なうことである
から確実ではなく、戻し忘れてしまうことも充分あり得
る。
【0006】加えて、ユーザや被写体によって常用する
構図が異なる一方、撮影条件によっては安易に途中で構
図を変えたくない場合もあるので、例えばリセットボタ
ンを設けてこれを操作することで、一律にイメージセン
サの回動位置を機械的に所定のリセット位置まで戻す、
といった手段をとればよいというものでもない。
【0007】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、簡易に撮像素子を
任意の位置に回動させることが可能で、且つユーザに余
計な負担をかけることなくそのリセット位置への復帰動
作を自動化することが可能な電子カメラを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
撮像レンズを通して結像された画像から画像信号を得る
撮像素子と、この撮像レンズの光軸と直交する平面内で
上記撮像素子を回動させる撮像素子回動手段と、この撮
像素子回動手段により上記撮像素子を予め設定された角
度位置に強制的に回動させる回動制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0009】このような構成とすれば、予め設定した所
定の角度位置に撮像素子を強制的に回動させることによ
り、任意の構図で撮影を行なっても次の撮影に影響を与
えることがないように自動的に撮像素子を自動的にリセ
ットさせることができるため、ユーザは余計な手間を気
にせず撮影に集中することができるようになる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記回動制御手段は、撮影終了時に上
記撮像素子を予め設定された角度位置に強制的に回動さ
せることを特徴とする。
【0011】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、撮影を終了した時点で確実に
撮像素子をリセット位置に戻しておくことで、次の撮影
に影響を与えず、速やかに撮影を開始させることができ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、撮影モードを含む複数の動作モードの
切換選択を行なうモード選択手段をさらに具備し、上記
回動制御手段は、上記モード選択手段で撮影モードが選
択された際、及び撮影モードから他の動作モードへ切換
えられた際の少なくとも一方で上記撮像素子を予め設定
された角度位置に強制的に回動させることを特徴とす
る。
【0013】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、動作モードの切換えによる撮
影モードの前後で確実に撮像素子をリセット位置に戻す
ようにしたため、例えば撮影前にモニタ表示を行なう場
合でも余計な手間をかける必要がない。
【0014】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、電源供給状態を検出する検出手段をさ
らに具備し、上記回動制御手段は、上記検出手段で電源
の投入が検出された際に上記撮像素子を予め設定された
角度位置に強制的に回動させることを特徴とする。
【0015】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、電源投入当初に確実に撮像素
子の回動位置をリセットするようにしたため、確実に撮
像素子の回動位置がリセットされた状態から撮影を開始
することができる。
【0016】請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至
4いずれかに記載の発明において、上記回動制御手段に
より上記撮像素子を強制的に回動させる角度位置を予め
記憶する記憶手段と、この記憶手段が記憶する角度位置
を任意に可変設定する可変設定手段とをさらに具備した
ことを特徴とする。
【0017】このような構成とすれば、上記請求項1乃
至4いずれかに記載の発明の作用に加えて、ユーザの常
用する構図が決まっている場合にその構図に対応した撮
像素子の回動位置をリセット位置として任意に設定する
ことができるため、ユーザに余計な負担を強いることな
く、撮影を快適に行なうことができると共に、無駄に撮
像素子の回動動作を極力減らして、電源として容量に制
限のある電池をより有効に活用することができる。
【0018】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記回動制御手段は、時間的に連続し
た撮影の途中での上記撮像素子の回動を抑制することを
特徴とする。
【0019】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、連続撮影している途中で撮像
素子が回動してしまうのを防止することで、連写効果を
妨げずに所望の構図で撮影を続行することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明をデジタルスチルカメ
ラ(以下「デジタルカメラ」と略称する)に適用した場
合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
【0021】図1は同実施の形態に係るデジタルカメラ
10の回路構成について説明する。
【0022】同図で、このデジタルカメラ10のレンズ
鏡胴11内に、ズームレンズ12、フォーカスレンズ1
3、及び絞り14が設けられる。このレンズ鏡胴11を
介して得られた光像は、メカニカルシャッタ15を透過
した後に撮像素子であるCCD16の撮像面上に結像さ
れる。
【0023】CCD16は、その露光時間中に画素毎の
電荷を蓄積して出力するもので、その出力が撮像回路1
7により画像信号に変換される。この撮像回路17の出
力するアナログ値の画像信号をA/D変換器18がデジ
タル化し、バッファメモリとして機能するDRAM19
に出力する。
【0024】DRAM19は、A/D変換器18の出力
する画像信号を一時的に記憶するもので、このDRAM
19に記憶された画像信号がD/A変換器20に読出さ
れ、アナログ値に変換された後にバックライト付きのT
FT−LCDパネル21にてモニタ表示される。
【0025】また、DRAM19の記憶した画像信号は
圧縮/伸長回路22にも読出され、指定された圧縮方法
によりデータ量が適宜圧縮された後に、このデジタルカ
メラ10の記録媒体として使用される、フラッシュメモ
リで構成された挿脱自在のメモリカード23に記録、保
存される。
【0026】このメモリカード23に保存された画像信
号は、再生モード時に読出されると、圧縮/伸長回路2
2にて記録時とは反対の処理により伸長され、ビットマ
ップ状の画像信号に復元されるもので、得られた画像信
号はDRAM19に記憶され、上記D/A変換器20を
介してTFT−LCDパネル21で表示出力される。
【0027】しかして、このデジタルカメラ10全体を
統括して制御するのがシステムコントローラ24であ
り、このシステムコントローラ24に対して、撮影時の
AE(自動露光)演算を行なうAE処理回路25、撮影
時のAF(自動合焦)演算を行なうAF処理回路26、
タイミングジェネレータ(TG)27、同期信号発生器
(SG)28が接続される。
【0028】同期信号発生器28は、システムコントロ
ーラ24の制御の下にCCD16を駆動するための基準
となる垂直同期信号VDを発振し、タイミングジェネレ
ータ27に送出する。
【0029】タイミングジェネレータ27は、この垂直
同期信号VDに基づいて各種タイミング信号を発振し、
上記撮像回路17及び上記CCD16を駆動するCCD
ドライバ29に送出する。
【0030】また、システムコントローラ24は、第1
乃至第5のモータドライバ30〜34、スイッチング回
路35、及びエンコーダ36とも接続される。第1のモ
ータドライバ30は、上記メカニカルシャッタ15を開
閉動作させる第1のモータ(M)37を駆動する。第2
のモータドライバ31は、上記絞り14を回動させる第
2のモータ38を駆動する。第3のモータドライバ32
は、上記フォーカスレンズ13を移動させる第3のモー
タ39を駆動する。第4のモータドライバ33は、上記
ズームレンズズームレンズ12を移動させる第4のモー
タ40を駆動する。
【0031】第5のモータドライバ34は、上記レンズ
鏡胴11による結像位置にある上記CCD16をその光
軸と直交する平面内で回動させる第5のモータ41を駆
動する。
【0032】スイッチング回路35は、システムコント
ローラ24の指示に従ってストロボ発光部42でのチャ
ージ及び発光をスイッチング制御する。
【0033】エンコーダ36は、第5のモータ41によ
るCCD16の回動位置を検出してその検出信号をシス
テムコントローラ24へ出力する。
【0034】また、システムコントローラ24には、図
示しない電源スイッチ、レリーズスイッチ、ズームスイ
ッチ、ストロボスイッチ、カーソルスイッチ、メニュー
スイッチ、及びOKスイッチを含む操作部(SW)43
からの操作信号が直接入力されるもので、このシステム
コントローラ24は以上のすべての回路の統括動作を行
なうための制御プログラムを記憶したEEPROM44
と接続される。
【0035】なお、このデジタルカメラ10では、操作
部43を構成する、例えばズームスイッチと、OKスイ
ッチとを組合わせて同時操作することにより、第5のモ
ータ41を用いてCCD16を任意の角度で回動させる
ことができるものとし、その時点での回動角度はエンコ
ーダ36により常時検出できるものとする。
【0036】なお、システムコントローラ24を始め上
述した各回路に対して電源である電池45から必要な電
力が供給される。
【0037】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。
【0038】図2は、デジタルカメラ10に電源となる
電池45を投入してからの特に記録モード時の動作につ
いて示すもので、その制御は基本的にシステムコントロ
ーラ24によってなされる。
【0039】その当初に電源となる電池45を投入した
際には(ステップA01)、図3に示すサブルーチンが
実行される。
【0040】すなわち、図3では、電池45が投入され
るのを待機し(ステップB01)、これが投入されたと
判断した時点で、電源となる電池の容量が充分残ってい
ることをその端子電圧によりチェックする(ステップB
02)。
【0041】その後、画像撮影の基本的な初期設定とし
てCCD16のリセット処理を実行する(ステップB0
3)。
【0042】図4は、このCCD16のリセット処理の
詳細を示すサブルーチンであり、その当初にはエンコー
ダ36によりその時点でのCCD16の回動位置を検出
する(ステップC01)。
【0043】そして、この検出したCCD16の回動角
度を基に、システムコントローラ24はCCD16を予
め選択したリセット角度となるように第5のモータドラ
イバ34に回動指令を与えて第5のモータ41によりC
CD16を回動駆動させ(ステップC02)、以上でこ
の図4のCCD16のリセット処理を終了する。
【0044】こうしてCCD16のリセット処理を終了
した後、CCD16の回動角度を除くシステム内のすべ
てを予め設定されている状態に初期化し(ステップB0
4)、以上でこの図3の電池投入に関するサブルーチン
も終了する。
【0045】図2においては、上記電源投入処理の後、
操作部43を構成する電源スイッチの操作により実際に
電源が投入操作されるのを待機する(ステップA0
2)。
【0046】そして、電源が投入されると、上記図4で
説明したCCD16のリセット処理のサブルーチンを実
行してCCD16を所定の回動角度に位置させる(ステ
ップA03)。
【0047】この場合、電源投入当初に確実にCCD1
6の回動位置をリセットするようにしたため、確実にC
CD16の回動位置がリセットされた状態から撮影を開
始することができ、ユーザに余計な負担をかけるのを回
避できる。
【0048】こうしてCCD16のリセット処理を行な
った後、レリーズスイッチが操作されたか否か(ステッ
プA03)、電源スイッチが操作されたか否か(ステッ
プA04)を繰返し判断することで、これらのスイッチ
が操作されるのを待機する。
【0049】この待機状態においては、TFT−LCD
パネル21によるモニタ表示が行なわれるもので、適宜
フレームレート、例えば1/15[秒]間隔で、ズーム
レンズ12、フォーカスレンズ13、絞り14、及びメ
カニカルシャッタ15を介して被写体像がCCD16の
撮像面上に結像され、撮像回路17によりそのCCD出
力が画像信号に変換される。
【0050】この画像信号は、A/D変換器18により
デジタル化された後にDRAM19に一時的に記憶され
る。そして、DRAM19に記憶された画像信号がD/
A変換器20により再びアナログ化されてTFT−LC
Dパネル21でモニタ表示される。
【0051】また、このとき同時にA/D変換器18の
出力信号を基にAE処理回路25により露出が自動的に
調整される。具体的には、AE処理回路25によりデジ
タルの画像信号が積算され、その積算値(AE評価値)
がシステムコントローラ24に供給されるもので、その
結果CCDドライバ29によるCCD16での電荷蓄積
時間が可変制御されて、露出が自動的に調整される。
【0052】さらに、A/D変換器18の出力信号を基
にAF処理回路26により合焦位置が自動的に調整され
る。具体的には、AF処理回路26によりデジタルの画
像信号を図示しないハイパスフィルタを通して積算する
ことによりAF評価値を取得したシステムコントローラ
24が、第3のモータドライバ32を介して第3のモー
タ39を駆動し、フォーカスレンズ13を光軸の前後方
向に移動させるもので、コントラストが上がることで画
像信号中の高周波成分が最も多くなり、AF評価値が最
大となる位置にフォーカスレンズ13を設定することに
より、自動的に最適な合焦位置が選定される。
【0053】しかして、上記ステップA05で電源が投
入されている状態から再度電源スイッチが操作されたと
判断した場合には、上記図4で説明したCCD16のリ
セット処理のサブルーチンを実行し(ステップA0
6)、確実にCCD16をリセット位置に戻しておくこ
とで、次の撮影に影響を与えず、速やかに撮影を開始さ
せることができるようにした後に、操作通り電源を落と
し、上記ステップA02からの処理に戻って、再び電源
が投入されるのを待機する。
【0054】また、上記ステップA04でレリーズスイ
ッチが操作されたと判断すると、それまでのモニタ表示
状態をいったん停止し、あらためて画像の撮影を行な
う。
【0055】この場合、2段階にストロークするレリー
ズスイッチの第1段階の操作により、まず直前に得た画
像に基づいたA/D変換器18の出力信号により、AE
処理回路25が上述した如く露出値を自動的に調整する
(ステップA07)。
【0056】続いて、同じくA/D変換器18の出力信
号を基にAF処理回路26がこれも上述した如く正確な
合焦位置に自動的に調整する(ステップA08)。
【0057】その後、レリーズスイッチの第2段階の操
作に対応して上記露出値及び合焦位置での画像信号をC
CD16から取得し(ステップA09)、これを撮像回
路17、A/D変換器18を介してDRAM19に保持
させる(ステップA10)。
【0058】その後、その時点で撮影が連写モードに設
定されているか否かを判断し(ステップA11)、連写
モードに設定されていると判断した場合はさらにレリー
ズスイッチが依然として操作されているか否かを判断す
る(ステップA12)。
【0059】ここでレリーズスイッチが依然として操作
されていると判断した場合には、その連写モードでの撮
影を続行するべく上記ステップA07からの処理を繰返
し実行し、画像データを順次DRAM19に蓄積保持す
る。
【0060】また、上記ステップA11で連写モードに
設定されておらず単写モードに設定されていると判断し
た場合、あるいはステップA11で連写モードに設定さ
れていると判断したものの、ステップA12ですでにレ
リーズスイッチは操作されていないと判断とした場合に
は、続いてDRAM19に保持されている画像信号に基
づき、画像信号1枚ずつ読出して(ステップA13)、
それまでのモニタ表示状態では使用していなかった圧縮
/伸長回路22により例えばJPEG(Joint P
hotograph coding Experts
Group)等の適宜方式で画像処理としてデータ圧縮
を施す(ステップA14)。
【0061】その後、このデータ量を圧縮した画像信号
を直接メモリカード23に記録するか、あるいはTFT
−LCDパネル21での再生表示も行なうのかをその時
点での設定状態により判断する(ステップA15)。
【0062】ここで、直接記録せず、再生をも行なうと
判断した場合には、その画像信号を再度圧縮/伸長回路
22で伸長処理した後にD/A変換器20でアナログ化
してTFT−LCDパネル21で表示出力させる(ステ
ップA18)。
【0063】また、上記ステップA15で画像信号を直
接記録すると判断した場合には、次いで次の撮影に備え
てCCD16の回動角度をその都度リセットする設定が
なされているか否かを判断し(ステップA16)、設定
がなされていると判断した場合にのみ、上記図4で説明
したCCD16のリセット処理のサブルーチンを実行す
る(ステップA17)。
【0064】その後、圧縮/伸長回路22で圧縮した画
像信号をファイル化してメモリカード23に記録し(ス
テップA19)、以上でレリーズスイッチの操作に対応
した一連の撮影処理を終えて、再び上記ステップA04
からの待機状態に戻る。
【0065】なお、上記ステップA11で撮影が連写モ
ード時のものであり、且つステップA12でレリーズス
イッチが依然操作されていてその連写撮影が結像してい
ると判断した場合には、あえてCCD16のリセット処
理を行なわないようにした。
【0066】これは、むやみにCCD16の回動角度を
変更することにより、連続撮影している途中で撮像素子
が回動してしまうのを防止し、少なくとも一つの連写画
像の流れにおいては一定の構図を保持することで、連写
効果を妨げずに所望の構図で撮影を続行することができ
るようにしたものである。
【0067】なお、上記図4では、単にCCD16を所
定の回動角度位置にリセットするものとして説明した
が、このCCD16をリセットする回動角度は、予め固
定的に与えられるものではなく、このデジタルカメラ1
0のユーザにより任意に可変設定できるものとしてもよ
い。
【0068】図5は、例えば操作部43を構成するメニ
ュースイッチ、カーソルスイッチ及びOKスイッチの操
作により記録モード時にCCD16のリセット位置を変
更する指示がなされた場合の処理内容を例示するもので
ある。
【0069】その当初に、上記各スイッチによるCCD
16のリセット位置の変更指示がなされるのを待機し
(ステップD01)、変更指示がなされたと判断した時
点で新しいCCD16のリセット位置を受付ける(ステ
ップD02)。
【0070】これは、例えば操作部43のズームスイッ
チとOKスイッチとを組合わせて同時操作することによ
り実現されるもので、ズームスイッチのTele(望
遠)側あるいはWide(広角)側の操作によりCCD
16を左右に所定角度ずつ回動させていくことで、その
回動角度を任意に調整する。
【0071】この際、併せてCCD16の回動角度を数
値でTFT−LCDパネル21に表示するか、あるいは
そのCCD16の回動位置で得られる実画像をTFT−
LCDパネル21で表示するものとしてもよい。
【0072】こうしてCCD16のリセット位置を受付
ける処理を実行し、その位置を決定する旨の操作がなさ
れると、あらためてそのリセット位置にCCD16を回
動させた上で(ステップD03)、当該回動位置を次回
からのリセット位置として記憶し(ステップD04)、
以上でこの図5の処理を終了する。
【0073】このように、例えばユーザがポートレート
のみを専門に撮影するなど、常用する構図が決まってい
る場合にその構図に対応した撮像素子の回動位置をリセ
ット位置として任意に設定することができるため、ユー
ザに余計な負担を強いることなく、撮影を快適に行なう
ことができると共に、無駄に撮像素子の回動動作を極力
減らして、電源として容量に制限のある電池45をより
有効に活用することが可能となる。
【0074】なお、上記実施の形態では、電源投入直後
に記録モードで画像の撮影を行なうものとして説明した
が、このデジタルカメラ10は記録(撮影)モードと再
生モードを含む他の動作モードでのモードの切換えを行
なうに際して、記録モードから他の動作モードへ切換え
る場合、及び他の動作モードから記録モードへ切換える
場合にもCCD16のリセット処理を行なうものとす
る。
【0075】これにより、記録モードの切換えの前後で
確実にCCD16をリセット位置に戻すようにするの
で、例えばモニタ表示を行なった後に記録モードに移行
するような場合でもその都度CCD16を確実にリセッ
ト位置に戻すため、CCD16の回動位置を把握しやす
く、余計な手間をかけずに常に最小限の操作で任意の回
動位置に変更することができる。
【0076】以上の如く、CCD16を任意に回動可能
とし、且つ必要時毎にそのCCD16を予め設定した所
定の角度位置に強制的に回動させることにより、任意の
構図で撮影を行なっても次の撮影に影響を与えることが
ないように自動的に撮像素子を自動的にリセットさせる
ことができるため、ユーザは余計な手間を気にせず撮影
に集中することができるようになる。
【0077】その他、本発明は上記実施の形態に限ら
ず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施す
ることが可能であるものとする。
【0078】さらに、上記実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成要件におけ
る適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例
えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの
構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題
の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得ら
れる場合には、この構成要件が削除された構成が発明と
して抽出され得る。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、予め設定
した所定の角度位置に撮像素子を強制的に回動させるこ
とにより、任意の構図で撮影を行なっても次の撮影に影
響を与えることがないように自動的に撮像素子を自動的
にリセットさせることができるため、ユーザは余計な手
間を気にせず撮影に集中することができるようになる。
【0080】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、撮影を終了した時点で確
実に撮像素子をリセット位置に戻しておくことで、次の
撮影に影響を与えず、速やかに撮影を開始させることが
できる。
【0081】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、動作モードの切換えによ
る撮影モードの前後で確実に撮像素子をリセット位置に
戻すようにしたため、例えば撮影前にモニタ表示を行な
う場合でも余計な手間をかける必要がない。
【0082】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、電源投入当初に確実に撮
像素子の回動位置をリセットするようにしたため、確実
に撮像素子の回動位置がリセットされた状態から撮影を
開始することができる。
【0083】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1乃至4いずれかに記載の発明の効果に加えて、ユーザ
の常用する構図が決まっている場合にその構図に対応し
た撮像素子の回動位置をリセット位置として任意に設定
することができるため、ユーザに余計な負担を強いるこ
となく、撮影を快適に行なうことができると共に、無駄
に撮像素子の回動動作を極力減らして、電源として容量
に制限のある電池をより有効に活用することができる。
【0084】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、連続撮影している途中で
撮像素子が回動してしまうのを防止することで、連写効
果を妨げずに所望の構図で撮影を続行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの本
体内に設けられる電気回路の構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係る電源投入後の記録モード時
のメインルーチンの処理内容を示すフローチャート。
【図3】図2の電源投入処理に関するサブルーチンの内
容を示すフローチャート。
【図4】図2及び図3のCCDリセット処理に関するサ
ブルーチンの内容を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態に係るフローチャート。
【符号の説明】
10…デジタルカメラ 11…レンズ鏡胴 12…ズームレンズ 13…フォーカスレンズ 14…絞り 15…メカニカルシャッタ 16…CCD 17…撮像回路 18…A/D変換器 19…DRAM 20…D/A変換器 21…TFT−LCDパネル 22…圧縮/伸長回路 23…メモリカード 24…システムコントローラ 25…AE処理回路 26…AF処理回路 27…タイミングジェネレータ(TG) 28…同期信号発生器(SG) 29…CCDドライバ 30〜34…モータドライバ 35…スイッチング回路 36…エンコーダ 37〜41…モータ 42…ストロボ発光部 43…操作部(SW) 44…EEPROM 45…電池

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像レンズを通して結像された画像から画
    像信号を得る撮像素子と、 この撮像レンズの光軸と直交する平面内で上記撮像素子
    を回動させる撮像素子回動手段と、 この撮像素子回動手段により上記撮像素子を予め設定さ
    れた角度位置に強制的に回動させる回動制御手段とを具
    備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】上記回動制御手段は、撮影終了時に上記撮
    像素子を予め設定された角度位置に強制的に回動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】撮影モードを含む複数の動作モードの切換
    選択を行なうモード選択手段をさらに具備し、 上記回動制御手段は、上記モード選択手段で撮影モード
    が選択された際、及び撮影モードから他の動作モードへ
    切換えられた際の少なくとも一方で上記撮像素子を予め
    設定された角度位置に強制的に回動させることを特徴と
    する請求項1記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】電源供給状態を検出する検出手段をさらに
    具備し、 上記回動制御手段は、上記検出手段で電源の投入が検出
    された際に上記撮像素子を予め設定された角度位置に強
    制的に回動させることを特徴とする請求項1記載の電子
    カメラ。
  5. 【請求項5】上記回動制御手段により上記撮像素子を強
    制的に回動させる角度位置を予め記憶する記憶手段と、 この記憶手段が記憶する角度位置を任意に可変設定する
    可変設定手段とをさらに具備したことを特徴とする請求
    項1乃至4いずれかに記載の電子カメラ。
  6. 【請求項6】上記回動制御手段は、時間的に連続した撮
    影の途中での上記撮像素子の回動を抑制することを特徴
    とする請求項1記載の電子カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140032429A (ko) * 2011-05-10 2014-03-14 시스벨 테크놀로지 에스.알.엘. 기울기들의 관리 및 정정을 이용하는 이미지 캡처 장치

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