JP2002344553A - 送信機 - Google Patents

送信機

Info

Publication number
JP2002344553A
JP2002344553A JP2001116827A JP2001116827A JP2002344553A JP 2002344553 A JP2002344553 A JP 2002344553A JP 2001116827 A JP2001116827 A JP 2001116827A JP 2001116827 A JP2001116827 A JP 2001116827A JP 2002344553 A JP2002344553 A JP 2002344553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal generator
frequency
output
filter
mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001116827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002344553A5 (ja
Inventor
Takahiko Kishi
孝彦 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Priority to JP2001116827A priority Critical patent/JP2002344553A/ja
Priority to KR10-2002-0008718A priority patent/KR100446540B1/ko
Priority to US10/124,212 priority patent/US20020150169A1/en
Publication of JP2002344553A publication Critical patent/JP2002344553A/ja
Publication of JP2002344553A5 publication Critical patent/JP2002344553A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の大きな増加を伴うDDSのROM
サイズ増加を行わず、かつ送信周波数を制約することな
く、スプリアスの低減を図った送信機を提供する。 【解決手段】 変調器出力を入力として第1のローカル
信号発生器を用いて第1のIF信号に変換する第1のミ
キサ110と、第1のミキサ出力における目的帯域外信
号の抑圧を行うインターポレーションバンドパスフィル
タ120と、インターポレーションバンドパスフィルタ
出力をDA変換し、該DA変換出力を第2のローカル信
号発生器を用いて第2のアナログIF周波数、またはR
F周波数に変換する第2のミキサ140とを有する送信
機であって、第1のローカル信号発生器の発振可能な周
波数ステップを第2のローカル信号発生器の発振可能な
周波数ステップより小さく設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信に使用
される無線通信機に係り、特に、ディジタル信号処理に
よりIF信号とローカル信号を処理する送信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ通信用無線送信機における
要部の構成を図8に示す。同図において、データ通信用
無線送信機は、入力されるディジタルデータを直交変調
し、同相成分I信号と、直交成分Q信号とからなるベー
スバンド信号を出力する変調器300からの出力信号が
入力されるロールオフフィルタ311、312からなる
フィルタ部310と、アップサンプラ321、バンドパ
スフィルタ323、アップサンプラ322、バンドパス
フィルタ324からなるインターポレーションフィルタ
部320と、乗算器331、332、333、334、
加算器336、減算器335からなる第1のミキサ33
0と、第1のミキサ部330における周波数変換に使用
するローカル信号発生器としてのダイレクトディジタル
シンセサイザ(Direct Digital Synthesizer)(以下、
DDSと記す。)340とからなるディジタルアップコ
ンバータ(DUC)と、D/Aコンバータ(以下、DA
Cと記す。)341、342と、第2のミキサ350
と、PLL343とを有している。また、第2のミキサ
350は、乗算器351、352と、加算器353とを
有している。PLL343は、乗算器351、352に
ローカル発振信号を供給する。
【0003】上記構成において、変調器300から出力
されたベースバンド信号としてのI信号、Q信号は、ロ
ールオフフィルタ311、312で不要の周波数成分を
除去し、インターポレーションフィルタ部320に出力
する。インターポレーションフィルタ部320では、ベ
ースバンド信号を高速なサンプリング周波数にサンプリ
ング周波数変換する。続いて第1のミキサ部330で
は、乗算器331、332、333、334において、
DDS340から出力されるローカル発振信号によりI
信号、Q信号が周波数変換され、これらの出力が減算器
335で減算され、かつ加算器336で加算される。減
算器335、加算器336の出力は、DAC341、3
42によりD/A変換され、DAC341、342の出
力は、PLL343の出力をローカル発振信号として、
第2のミキサ350により所望の周波数のRF信号また
はIF信号に変換される。
【0004】デジタル信号処理によってべースバンド信
号をRF信号またはIF信号に周波数変換する図8のデ
ータ通信用無線送信機内ミキサのローカル発振信号を発
生させるローカル信号発生器としてDDSを用いると
き、ローカル信号発生器の演算誤差によって発生するス
プリアスは図9乃至図13に示すシミュレーション結果
のごとく、隣接チャンネル漏洩特性やバンド外へのスプ
リアス幅射特性を悪化させるという問題を生じるため
に、ローカル信号発生器のスプリアスを問題ないレベル
まで低下させるための演算精度向上やスプリアス発生を
抑圧する対応策が取られていた。図9乃至図11に示す
従来のデータ通信用無線送信機のシミュレーションは、
サンプリング周波数Fs1=Fs2=64Hz、送信周波数1
5.02Hz、DDSの位相演算語長が32bit、ROM
サイズが1k word、ROM出力bit長が16bit、n=
1、PLLの周波数ステップ2Hz、として行ったもので
ある。
【0005】図7にローカル信号発生器として使用され
るDDSの原理的構成を示す。DDSは、演算語長jの
位相情報ΔΦを位相レジスタ(Phase Register)201
の出力に加算する加算器200と、加算器200の出力
を一時的に保持し、その出力を加算器200に出力する
位相レジスタ201と、位相レジスタ201の出力デー
タをアドレスとし、対応する振幅情報が記憶されている
ROM203とを有している。上記構成において、演算
語長jの位相情報ΔΦは加算器200において、位相レ
ジスタ201の出力と加算され、位相レジスタ201に
保持され、位相レジスタ201の出力は、ROM203
において、正弦波/余弦波に変換され、出力される。こ
こで、加算器202、204は位相再量子化誤差ep
振幅量子化誤差eaが混入することを示すために仮想的
に示したものであり、DDSの構成要素ではない。
【0006】図7に示すDDSにおける演算精度不足に
よるスプリアス発生原因は、位相データ演算部を構成す
る加算器200及び位相レジスタ201の演算語長jと
位相データを正弦波/余弦波に変換するROM203の
アドレス長(入力語長)kとの差による位相再量子化誤
差epと、ROM203の出カビット長mの振幅量子化
誤差eaによる。演算精度向上としてj=kとすれば位
相再量子化誤差によるスプリアスは発生せず、mを十分
に大きく取れば振幅量子化誤差によるスプリアスの発生
も問題の無いレベルとすることが可能である。
【0007】スプリアスの発生を抑圧する方法として、
DDSにおいては位相再量子化誤差epと振幅量子化誤
差eaが発生する点にDDSのデータと無相関な信号を
注入してスプリアスの発生を抑圧するDither法、DDS
におけるスプリアスの発生が発振周波数に依存するため
にDDSにおけるスプリアスが発生しない周波数で使用
する方法、あるいは図8に示す従来のデータ通信用無線
送信機におけるDA変換器(DAC)341、342の
出力部に帯域の狭い良好な特性のフィルタをバンドパス
フィルタを挿入することによりスプリアスを抑圧するな
どの対応策が取られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DDS
においてj=kとする方法では、細かい周波数ステップ
が要求されるときにjは非常に大きな値となっており、
たとえばj=32bitであれば、4GwordのROMサイズが
要求されることになり、一部の用途を除けば、高速な演
算が要求される通信分野において利用されるDDSでは
現実的でない。また、Dither法ではスプリアスを拡散す
ることになるのでC/Nが悪化し、結果としてDDSの
スプリアスを原因として発生したDUCの問題が大きく
改善されることは無い。
【0009】DDSのスプリアスが発生しない周波数で
使用する方法はDDSの周波数設定に制約を受け、第2
のローカル信号発生器に細かい周波数ステップ設定が可
能なことを要求することになり、PLLを用いる場合に
は応答時間とC/Nの性能確保が困難になる。さらに、
DA変換器出力にフィルタを用いる方法では、フィルタ
によって出力可能な周波数が制約されるという問題の他
にフィルタによるコストアップという問題もあった。本
発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、消
費電力の大きな増加を伴うDDSのROMサイズ増加を
行わず、かつ送信周波数を制約することなく、スプリア
スの逓減を図った送信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、変調器出力を入力として第
1のローカル信号発生器を用いて第1のIF信号に変換
する第1のミキサと、前記第1のミキサ出力における目
的帯域外信号の抑圧を行うディジタルフィルタと、前記
ディジタルフィルタ出力をDA変換し、該DA変換出力
を第2のローカル信号発生器を用いて第2のアナログI
F周波数、またはRF周波数に変換する第2のミキサと
を有する送信機であって、第1のローカル信号発生器の
発振可能な周波数ステップを第2のローカル信号発生器
の発振可能な周波数ステップより小さく設定したことを
特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の送信機において、前記第2のローカル信号発生器は、
ディジタル信号処理による信号発生器と、該信号発生器
出力を基準信号として動作するPLLとを含んで構成さ
れることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の送信機において、第1の信号信号発生器と、第2のロ
ーカル信号発生器を構成するディジタル信号処理による
信号発生器とはそれぞれ、正弦波/余弦波を出力するダ
イレクトディジタルシンセサイザであることを特徴とす
る。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の送信機において、第2のローカル信号発生器を構成す
るダイレクトディジタルシンセサイザの位相演算語長
は、位相データを正弦波/余弦波に変換する正弦波/余
弦波テーブルの入力語長と一致することを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の送信機において、第2のローカル信号発生器のディジ
タル信号処理による信号発生器は位相データを正弦波/
余弦波に変換するための正弦波/余弦波テーブルを順次
読み出すことを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の送信機において、正弦波/余弦波テーブルのテーブル
長が可変長であることを特徴とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6のいずれかに記載の送信機において、複数周期のデー
タを持つ正弦波/余弦波テーブルを用いることを特徴と
する。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の送信機において、第1のミキサ出力
のフィルタはインターポレーションフィルタであること
を特徴とする。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8
のいずれかに記載の送信機において、前記ディジタルフ
ィルタは、複素FIRフィルタであり、周波数設定時
に、通信チャネル帯域幅の半分の帯域を持つ実係数の基
準LPF係数にeのj(nω)乗の値(ωは第1のミキ
サ出力のIF周波数)を乗じて複素係数フィルタ用BP
F係数としたことを特徴とする。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のディジタル送信機において、ミキサ出力のフィルタ
における阻止帯域特性は甘くても良く、通過帯域周波数
が厳密に求められないとき、LPF係数と乗算するeの
j(nω)乗の値は第1のローカル信号発生器を用いる
ことを特徴とする。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項9に記
載の送信機において、ミキサ出力のフィルタにおける阻
止帯域特性は良好な特性が必要で、通過帯域周波数は甘
くても良いとき、LPF係数と乗算するeのj(nω)
乗の値は第2のローカル発振器を用いることを特徴とす
る。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項2乃至
11のいずれかに記載の送信機において、第2のローカ
ル信号発生器におけるディジタル信号処理による信号発
生器のサンプリングクロックは、水晶信号発生器出力と
することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る
送信機要部の構成を図1に示す。同図において、ディジ
タルアップコンバータは、入力されるディジタルデータ
を直交変調し、同相成分I信号と、直交成分Q信号とか
らなるベースバンド信号を出力する変調器100からの
出力信号が入力されるロールオフフィルタ101、10
2と、第1のIF周波数Fif1に周波数変換する第1の
ミキサ110と、第1のミキサ110の出力における目
的帯域外信号抑圧のための帯域制限を行うインターポレ
ーションバンドパスフィルタ(BPF)120とを有し
ている。インターポレーションバンドパスフィルタ(B
PF)120はディジタルフィルタで構成されている。
【0023】また、送信機は、インターポレーションバ
ンドパスフィルタ(BPF)120の出力をDA変換す
るD/A変換器(DAC)135、136と、D/A変
換器(DAC)135、136の出力信号を所望の出力
周波数FrfのIF信号またはRF信号に変換する第2の
ミキサ140と、第1のミキサ110のとして機能する
DDS103と、第2のミキサ140を構成するローカ
ル信号発生器の基準信号発生器として機能するDDS1
32とを有している。第1のミキサ110は、乗算器1
11、112、113、114、加算器116及び減算
器115とで構成されている。
【0024】また、インターポレーションバンドパスフ
ィルタ120は、アップサンプラ121、122と、パ
スバンドFb2がチャネルの帯域Fbwである、複素係数−
複素FIRフィルタでそれぞれ、構成されるバンドパス
フィルタ123、124、125、126と、乗算器1
27、128と、加算器130と、減算器129と、パ
スバンドが0〜Fbw/2である基準LPF131とで構
成されている。さらに、第2のミキサ140は、乗算器
141、142と、乗算器141、142の出力を加算
する加算器143と、DDS132の出力をDA変換す
るD/A変換器(DAC)145と、D/A変換器14
5の出力信号を取り込み、乗算器141、142に90
°位相の異なるローカル発振信号を供給するPLL14
6とを有している。
【0025】また、送信機は、DDS132の出力を初
期設定時に乗算器127、128に供給するためのスイ
ッチ133、134を有している。DDS103の発振
周波数Fc1は、Fif1であり、DDS132の発振周波
数Fc2は、第2のミキサ140における出力信号の周波
数をFif2(Frf)とすると、Fc2=Fif2−Fif1であ
る。また、インターポレーションバンドパスフィルタ1
20を構成するバンドパスフィルタ123、124、1
25、126の各フィルタ係数は、ディジタルアップコ
ンバータの動作開始時に初期設定される。この初期設定
は、スイッチ133、134が一時的に閉成されること
により行われる。
【0026】すなわち、スイッチ133、134が閉成
されると、DDS132の出力(複素信号)(複素信号
C2(t)、−S2(t))が乗算器127、128に
出力され、基準LPF131により設定されたフィルタ
係数(実係数)と乗算され、バンドパスフィルタ12
3、124、125、126にそれぞれ、設定される。
このようにしてバンドパスフィルタ123、124、1
25、126にフィルタ係数が設定された後、スイッチ
133、134は、開放状態となる。
【0027】上記構成からなる送信機の動作について説
明する。変調器100から出力された直交変調信号のう
ち同相成分であるI信号、直交成分であるQ信号は、そ
れぞれ、符号間干渉を無くすためにロールオフフィルタ
101、102により帯域制限された後、第1のミキサ
110に入力される。複素ミキサを採用した第1のミキ
サ110ではローカル信号発生器としてのDDS103
から周波数Fif1のローカル信号C1(t)、S1(t)
とロールオフフィルタ101、102の出力信号とが、
乗算器111、112、113、114で乗算され、こ
れらの乗算結果が加算器116で加算され、かつ減算器
115で減算され、第1のIF周波数Fif1に周波数変
換される。
【0028】乗算器111と乗算器114の出力は加算
器115で加算され、周波数Fif1の第1のIF信号
(実数部)に周波数変換され、出力される。また、乗算
器112と乗算器113の出力は加算器116で加算さ
れ、周波数Fif1の第1のIF信号(虚数部)に周波数
変換され、出力される。この様子は、ディジタルアップ
コンバータのサンプリング周波数をFs1=Fs2=64、イ
ンターポレーションn=1、第1のDDS103のパラ
メータj=32,k=10,m=16、第2のDDS1
32のパラメータj=k=5,m=16としたシミュレ
ーションにおいて、図2がロールオフフィルタ出力、図
4が第1のミキサ110に用いる第1のDDS103の
出力スプリアスとなる。
【0029】このとき、周波数Fif1は、送信機の出力周
波数Fif2にDDS132が変換できない誤差周波数であ
り、 Fifl=Fif2+( mod DDS132の周波数ステップ) で求められる。本実施の形態に係る送信機では第2のD
DS132の周波数ステップは2Hzとなるから、 Fc2=10Hz、 Fifl=5.02Hz よってDDS103に設定される周波数は、 Fc1=5.019999…Hz となる。
【0030】次いで、加算器115、116の出力信号
は、インターポレーションバンドパスフィルタ120に
入力され、アップサンプラ121、122でアップサン
プリングされ、サンプリング周波数変換された後、通過
帯域Fbwのバンドパスフィルタ特性を有するバンドパス
フィルタ123、124、125、126により、スプ
リアスを含む目的帯域外の信号を帯域制限されることに
より、スプリアスと工イリアシングが抑圧された状態で
D/A変換器135、136を介して第2のミキサ14
0に入力される。
【0031】ここで、既述したように、Fbwをチャンネ
ル帯域幅としたとき、バンドパスフィルタ(複素BP
F)123〜126のフィルタ係数はディジタルアップ
コンバータ起動時に通過帯域幅Fbw/2の基準となる実
係数の基準LPF131の係数にDDS132の出力を
乗じて求める。シミュレーションでは、n=1としたの
アップサンプラ121、122によるサンプリング周波
数変換は無く、基準LPF131よりの周波数シフトは
DDSを用いない理想条件にて行い、図3に複素BPF
の特性と複素BPF出力のスペクトルを示す。同図から
明らかなように阻止帯域減衰量40dBのBPFにてス
プリアスを−100dBc以下に抑圧していることが判
る。
【0032】第2のミキサ140では、D/A変換器1
35、136の出力信号は、乗算器141、142で、
DDS132の出力信号を基準信号としてPLL146
より出力される周波数Fc2の互いに90°位相の異なる
ローカル信号C2(t)、−S2(t)と、それぞれ、
乗算され、その乗算結果は、加算器143で加算され、
所望の周波数Fif2(Frf)の、第2のIF信号または
RF信号に周波数変換される。ここで、DDS132か
ら出力されるローカル信号の周波数Fc2は、Fc2=Fif
2−Fif1である。
【0033】本発明は、送信機を構成するDUCの出力
のスプリアスを最小にしつつ、DUC出力をRF変換す
るミキサに用いるローカル信号発生器の周波数ステップ
を粗くすることを可能とし、これにより送信機全体の性
能を改善しつつ、低消費電力化とコストダウンを図るも
のである。
【0034】本発明では、変調器100の出力信号を第
1のミキサ110にて第1のIF周波数に周波数変換す
る。このとき、第1のミキサ110に用いる第1のロー
カル信号発生器としてのDDS103(第1のDDS)
は、周波数ステップは細かいがスプリアスが多いため
に、第1のIF信号はスプリアスを多く含む。目的帯域
外のスプリアスをインターポレーションバンドパスフィ
ルタ120にて抑圧した後に、周波数ステッブは粗いが
スプリアスが少ない第2のローカル信号発生器の構成要
素としてのDDS132(第2のDDS)を用いる第2
のミキサ140により目的の周波数へ周波数変換する。
【0035】第2のミキサにローカル発振信号を供給す
る第2のローカル信号発生器はディジタル信号処理によ
る信号発生器としてのDDS132(第2のDDS)の
出力信号を基準信号として動作するPLL146を含
み、PLL146は、DDS132の出力をD/A変換
した信号をリファレンス信号とし、このリファレンス信
号をM/N倍(M,Nは自然数)倍する機能を有している。
第1のミキサ110にローカル発振信号を供給するロー
カル信号発生器と、第2のミキサ140にローカル発振
信号を供給するローカル信号発生器に演算精度とスプリ
アスとの関係が正確に解析されているDDSを用いるこ
とにより、第2のローカル信号発生器は、DDSの出力
をM/N倍するDDS駆動型PLLと呼ばれる方式のロー
カル信号発生器を使用することができる。
【0036】第2のDDSのサンプリング周波数=動作
周波数が第2のミキサ前でインターポレーション処理に
より第1のDDSのサンプリング周波数より高く2倍の
サンプリング周波数となっているとき、第2のDDSの
ROMサイズが第1のDDSのROMサイズの半分であ
ればROMの消費電力は同じとなり、第2のDDSのR
OMサイズが第1のROMサイズの1/4以下となれ
ば、第1のROMの消費電力は第2のROMの消費電力
以下となる。しかし、DDSにおいてはROM以外の消
費電力もあり、ROMサイズがROMの消費電力が同じ
時には、第1のDDSのROM以外の消費電力はサンプ
リング周波数に比例して増大するために、第1のDDS
の演算語長が第2のDDSの演算語長より大きく短くサ
ンプリング周波数が倍にもかかわらず、消費電力が同等
未満とならない限り、第1のDDSの消費電力が第2の
DDSの消費電力より低くなるための条件はROMサイ
ズが1/4以下となる。尚、第1のDDSのサンプリン
グ周波数と第2のDDSのサンプリング周波数が同一の
ときには、第1のDDSの位相演算部の演算語長が第2
のDDSの演算語長より短ければ、ROMサイズが小さ
くなることにより消費電力は小さくなる。第2のDDS
において、周波数ステッブを粗くすることは図7に示す
加算器200及び位相レジスタ201からなる位相デー
タ演算部の演算語長jを短くすることになる。そこで、
周波数ステップの細かい第1のDDSにおけるROMの
アドレス長kと同じビット長を第2のDDSにおけるR
OMのアドレス長としたとき、位相データ演算部の演算
語長jとROM203のアドレス長kの差が小さくなる
ので位相誤差ePが周波数ステップの細かい第1のDD
Sより小さくなり、位相誤差を原因とするスプリアスレ
ベルが小さくなる。
【0037】したがって、DDSの消費電力の大きなウ
ェイトを占めるROMサイズが同一でも周波数ステップ
が粗い第2のDDSであるDDS132のスプリアスレ
ベルを低減できる。第1のDDS(DDS103)と第
2のDDS(DDS132)の周波数ステッブ比が大き
いときには、第2のDDSのjが、第1のDDSのkよ
り短くなる。このときは第2のDDSをj=kとしても
第2のDDSのROMサイズは第1のDDSのROMサ
イズより小さくなるので、第2のDDSの消費電力は第
1のDDSの消費電力より少なく、かつスプリアスも少
ない(位相誤差を原因とするスプリアスは発生しな
い)。
【0038】また、第1のDDS103のスプリアスを
原因とする第1のミキサ110でのスプリアスは、第1
のミキサ110の出力に接続されたインターポレーショ
ンバンドパスフィルタ120で抑圧されるため、従来例
のようにDDSのスプリアスレベルが近接周波数へ妨害
を与えないレベルとする必要がない。このため、スプリ
アスレベルに係わるROMのアドレス長kおよび出カビ
ット長mを短くできるので、ROMサイズが小さくな
り、DDSに要する消費電力を削減できる。
【0039】よって、本発明の実施の形態に係る送信機
のディジタルアップコンバータにおける第1のDDS1
03と第2のDDS132は従来例のDDSより小さく
することが可能なので、送信機全体でのDDSにおける
DDSの消費電力のウェイトが大きいときには、消費電
力の大幅な低減が可能である。さらに、DDSのサンプ
リング速度は、位相データ演算部における演算語長jが
長くなることによる位相演算器(加算器)の処理速度低
下、位相データを振幅データに変換するROMのアドレ
ス長kが長くなることによるROMに対するアクセス速
度の低下による処理速度の低下により制約される。
【0040】第2のDDS132では、位相演算部の演
算語長jと、位相データを振幅データに変換するROM
のアドレス長kとを短くできるので、サンプリング速度
を早くすることが可能であり、第2DDSの出力サンプ
リング周波数を高速化できる。さらに、第2のDDSの
サンプリング周波数が高いと出力周波数も高く設定で
き、DDS周波数が低いためにM/Nが大きな値となっ
ていたPLL146のM/Nの値を小さくすることによ
りPLL146の応答特性を改善できる。
【0041】また、第2のDDS132の位相演算語長
jと、位相データを正弦波/余弦波に変換するROMの
アドレス長(入力語長)kとを一致させることにより、
第2のミキサ140におけるスプリアスの発生を防止
し、位相誤差ePを原因とするスプリアスの発生が無い
DDSを得ることができる。PLL駆動型DDSでは、
PLLループフィルタの帯域外に発生するDDSスプリ
アスをPLLの作用で抑圧できる。しかし、DDSのス
プリアスをキャリア近傍でも抑圧しようとするとループ
フィルタ帯域が狭くなることによりPLLの応答が遅く
なるデメリットがあったが、DDSそのもののスプリア
スを大きく抑圧することで、DDSのスプリアスを抑圧
することと無関係にPLLを設計できる。
【0042】また、第2のローカル信号発生器を構成す
るDDSの周波数ステップは粗くても良いことから、正
弦波/余弦波データを単純に読み出すことにより信号を
発生するテーブルルックアップ方式(テーブル読み出し
方式)としてもよい。この場合に、テーブルルックアッ
プのテーブル長を可変とすることで、ある程度の周波数
可変を可能とすることができる。この場合に、テーブル
に複数の周期を書きこむことで、サンプリング周波数が
fs、テーブル長がm、テーブル内での繰り返し回数が
nのとき、テーブルルックアップの出力周波数をfs×
n/mとすることができる。
【0043】また、本発明の実施の形態では、第1のミ
キサ110と第2のミキサ140の間でサンプリング周
波数変換を行い、第1のミキサ110側のサンプリング
周波数を低くすることにより、第1のミキサ110の消
費電力の低減が図れる。本発明の実施の形態に係るディ
ジタルアップコンバータにおいて、第1のミキサ110
では周波数を大きく変換する必要は無いため、サンプリ
ング周波数は低くてもよい。第1のミキサ110では、
低いサンプリング周波数で、細かなステップで比較的低
い周波数に周波数変換した後、サンプリング周波数を高
い周波数に変換し、第2のミキサ140でスプリアスの
少ない第2のローカル信号発生器としての第2のDDS
132を使用して目的の周波数へと周波数変換する。
【0044】このように、本発明の実施の形態では、第
1のミキサ110と第2のミキサ140との間でサンプ
リング周波数変換を行うことで、従来のディジタルアッ
プコンバータに対してミキサを1段増加させたにもかか
わらず、消費電力の増大を抑制することができる。ま
た、第2のミキサに用いるローカル信号発生器の消費電
力が従来例のローカル信号発生器の消費電力より小さく
することが可能であることから、低いサンプリング周波
数により第1のミキサとローカル信号発生器の消費電力
が低減された本発明の実施の形態に係るディジタルアッ
プコンバータでは従来のディジタルアップコンバータよ
り消費電力を大きく低減できる。
【0045】ローカル信号発生器をDDSで構成すると
きは、第1のミキサ110のサンプリング周波数低減に
より第1のDDS103における位相演算部における演
算語長jはサンプリング周波数低減に比例して短くでき
(厳密には2jが比例)、サンプリング周波数が1/4
になるときにjを2bit短くしても周波数ステップはサ
ンプリング周波数を下げないときと同じになる。演算語
長jが短くなることにより、スプリアスレベルを同一と
するときにはROMのアドレス長kも2bit短くすること
ができ、回路規模及び消費電力が大きく低減できる。R
OMのアドレス長kを短くしないで、スプリアスレベル
を低減して、第1のミキサ110の出力端に接続される
インターポレーションバンドパスフィルタ120に要求
されるスプリアス抑圧特性を緩和しても良い。この場合
も、インターポレーションバンドパスフィルタ120の
回路規模が削減できれば消費電力を低減できる。
【0046】また、第1のミキサ110の出力端に接続
されるバンドパスフィルタ、すなわちインターポレーシ
ョンバンドパスフィルタ120をインターポレーション
フィルタとスプリアス抑圧フィルタを兼用させること
で、フィルタ段数を2段から1段に削減できる。第1の
ミキサ110により第1のIF信号を通過させるインタ
ーポレーションバンドパスフィルタ120のフィルタ係
数を、基準LPF131より周波数シフト法により求め
ることで、インターポレーションバンドパスフィルタ1
20の通過帯域周波数を可変とすることができる。
【0047】実係数の基準LPF131のバンド幅は、
チャンネル帯域幅をFbwとしたときFbw/2とす
る。実係数の基準LPF131の係数にeのj(nω)乗
の値を乗じると、基準LPF131の帯域は複素周波数
上でωだけシフトしてチャンネル帯域幅Fbwの複素B
PFとなる。基準LPF131の係数にcos(nω)を乗
じたときには、正負の両方向に特性がシフトして、イメ
ージ周波数にも(複素共役周波数)にも通過帯域が生じ
るが、複素BPFと比較して演算量(回路規模)が半分
になるので消費電力低減手段として有効である。また、
基準LPF131をLPFでなく、バンド幅Fbwの基
準BPFとしてもよい。むろん、目的の特性のフィルタ
を直接求めて、必要とするチャネル分のフィルタデータ
をROMとして持ってもよい。このROMは、DDSの
ROMのようにリアルタイムにアクセスされるROMで
はないので、消費電力には影響しない。
【0048】周波数シフト法により求めるフィルタの特
性は、阻止帯域特性の要求が厳しくないとき、スプリア
ス特性の良くない周波数シンセサイザにより周波数シフ
トを行うと、シフトされたフィルタ特性が悪化するが、
ディジタルアップコンバータ内に有する第1のローカル
信号発生器としてのDDS103によりディジタルアッ
プコンバータ動作開始時等のタイミングでにフィルタ係
数を設定することができる。ミキサにおいてスプリアス
特性の良くないローカル信号発生器を用いると、その出
力信号のスプリアス特性が悪化するように、周波数シフ
ト法によるフィルタ特性シフトにおいても、周波数シフ
トに用いる信号発生器のスプリアス特性が良くないとシ
フト後のフィルタ特性が悪化する。
【0049】周波数シフト法により求めるフィルタの特
性は、阻止帯域特性が重要で、フィルタの通過帯域が広
めで良く、遷移帯域特性も厳しくないときには、ディジ
タルアップコンバータ内に有する第2のローカル信号発
生器を構成するDDS132によりディジタルアップコ
ンバータ動作開始時等のタイミングでフィルタ係数を設
定することができる。また、本実施の形態では、第2の
DDSに用いるサンプリングクロックを水晶信号発生器
の出力を用いることで、サンプリングクロックのC/N
に起因する第2のローカル信号発生器のC/N悪化を防
止することができる。また、ディジタル信号処理部にお
いては、高いC/Nが不要なことから、DA変換器のみ
水晶信号発生器出力のサンプリングクロックを用いるよ
うにしても良い。
【0050】複素BPF出力はミキサ2により目的周波
数に周波数変換と実信号への変換が行われ、DA変換器
によりRFまたはIF信号として出力される。シミュレ
ーションでは図5の、第2のDDS132のスプリアス
レベルが−100dBc以下なので、図6のディジタルア
ップコンバータの出力は第1のIFを周波数シフトした
スプリアス特性の非常に良好なものとなる。
【0051】図2乃至図6は、図1に示した送信機にお
いて、サンプリング周波数Fs1=Fs2=64Hz、DDS10
3(DDS1)の位相演算語長32bit、ROMサイズ
1k word、ROM出力bit長16bit、n=1、PLLは
不使用、DDS132(DDS2)の位相演算語長5bi
t、ROMサイズ32word、ROM出力bit長16bit、
送信周波数15.02Hzとしたときのシミュレーション
特性を示している。阻止帯域減衰量40dBのインターポ
レーションバンドパスフィルタ120にてスプリアスを
−100dBc以下に抑圧している。
【0052】インターポレーションバンドパスフィルタ
(複素BPF)120出力はD/A変換器135、13
6により周波数FifanalogのアナログIF周波数に変換
された後、第2のミキサ140によりRF周波数の目的
周波数に周波数変換と実信号への変換が行われ送信され
る。シミュレーションでは図5に示すDDS(第2のD
DS)132のスプリアスレベルが−100dBc以下な
ので、図6に示すDUC出力は第1のIF信号を周波数
シフトしたスプリアス特性の非常に良好なものとなる。
【0053】本実施の形態では、説明を簡略化するた
め、ディジタル信号処理部、すなわちディジタルアップ
コンバータ(DUC)内のミキサを1段としているが、
DDSのスプリアスの影響を除去するフィルタの動作周
波数が高くなることによる消費電力増大を避けるため、
第1のミキサの出力である第1のIF周波数を低くし、
第1のミキサ出力ではサンプリング周波数変換を行わず
にスプリアス抑圧フィルタによりスプリアスの抑圧を行
い、このフィルタ出力をDA変換器出力する前にもう一
段のミキサを設け、この追加したミキサの出力をインタ
ーポレーションフィルタによりサンプリング周波数変換
する。このときのローカル信号発生器として使用するD
DSは、周波数ステップが粗くても良いので(第1のロ
ーカル信号発生器で細かい周波数はカバー)、ROMサ
イズが小さくてもスプリアスが少ないDDSで済ませる
ことができる。
【0054】また、本実施の形態では、第1のミキサを
複素ミキサとし、ミキサ出力のバンドパスフィルタを複
素係数フィルタとしているが、これらのミキサ及びバン
ドパスフィルタを、回路規模及び消費電力を低減するた
め、それぞれ実出力ミキサ及び実係数フィルタとしても
良い。本実施の形態において、基準LPFがロールオフ
フィルタと同一特性であり、フィルタ係数の周波数シフ
トにDDS132(DDS2)でなく、DDS103
(DDS1)と同等以上の細かい周波数ステップで、周
波数ステップの設定が可能な周波数シンセサイザを用い
ることで、ロールオフフィルタを101、102不要と
することができる。また、DDS103(DDS1)の
スプリアス特性がフィルタの阻止帯域特性を許容限度以
上に悪化させないものであれば、DDS103を用いて
周波数シフトするようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタル信号処理部
の消費電力を増大させること無く、ローカル信号発生器
のスプリアスに起因する送信信号のスプリアスを大幅に
低減することができる。また、第2のミキサにローカル
発振信号を供給する第2のローカル信号発生器を構成す
る第2のDDSの構成を簡略化できることから、そのサ
ンプリング周波数を高速にすることが容易であり、第2
のDDSの出力信号をリファレンス信号とするPLLの
性能向上が図れる。このPLLの性能向上は、第2のD
DSの出力信号のスプリアスが非常に低いこともあり、
スプリアス低減が設計時の大きな要素の一つであるため
に、性能向上の制約が有ったDDS駆動型PLLの設計
自由度の向上による性能向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る送信機の構成を示
すブロック図。
【図2】 図1に示す送信機におけるロールオフフィル
タの出力特性をシミュレーションした特性図。
【図3】 図1に示す送信機におけるインターポレーシ
ョンバンドパスフィルタの特性とその出力をシミュレー
ションした特性図。
【図4】 図1に示す送信機における第1のミキサに用
いるDDSの出力特性をシミュレーションした特性図。
【図5】 図1に示す送信機における第2のミキサに用
いるDDSの出力特性をシミュレーションした特性図。
【図6】 図1に示す送信機の出力特性をシミュレーシ
ョンした特性図。
【図7】 図1に示す送信機のミキサのローカル信号発
生器として使用するDDSの基本的構成を概念的に示す
説明図。
【図8】 従来の送信機の構成を示すブロック図。
【図9】 図8に示す送信機におけるロールオフフィル
タの出力特性をシミュレーションした特性図。
【図10】 図8に示す送信機における第1のミキサの
出力特性をシミュレーションした特性図。
【図11】 図8に示す送信機におけるの第1のミキサ
に用いるDDSの出力特性をシミュレーションした特性
図。
【図12】 図8に示す送信機における第2のミキサに
用いるPLLの出力特性をシミュレーションした特性
図。
【図13】 図8に示す送信機の出力特性をシミュレー
ションした特性図。
【符号の説明】
100 変調器 101、102 ロールオフフィルタ 103 DDS(第1のローカル信号発生器) 132 DDS(第2のローカル信号発生器) 110 第1のミキサ 120 インターポレーションバンドパスフィルタ 135、136 145 D/A変換器 140 第2のミキサ 146 PLL

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調器出力を入力として第1のローカル
    信号発生器を用いて第1のIF信号に変換する第1のミ
    キサと、 前記第1のミキサ出力における目的帯域外信号の抑圧を
    行うディジタルフィルタと、 前記ディジタルフィルタ出力をDA変換し、該DA変換
    出力を第2のローカル信号発生器を用いて第2のアナロ
    グIF周波数、またはRF周波数に変換する第2のミキ
    サとを有する送信機であって、 第1のローカル信号発生器の発振可能な周波数ステップ
    を第2のローカル信号発生器の発振可能な周波数ステッ
    プより小さく設定したことを特徴とする送信機。
  2. 【請求項2】 前記第2のローカル信号発生器は、ディ
    ジタル信号処理による信号発生器と、該信号発生器出力
    を基準信号として動作するPLLとを含んで構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信機。
  3. 【請求項3】 第1の信号信号発生器と、第2のローカ
    ル信号発生器を構成するディジタル信号処理による信号
    発生器とはそれぞれ、正弦波/余弦波を出力するダイレ
    クトディジタルシンセサイザであることを特徴とする請
    求項2に記載の送信機。
  4. 【請求項4】 第2のローカル信号発生器を構成するダ
    イレクトディジタルシンセサイザの位相演算語長は、位
    相データを正弦波/余弦波に変換する正弦波/余弦波テ
    ーブルの入力語長と一致することを特徴とする請求項3
    に記載の送信機。
  5. 【請求項5】 第2のローカル信号発生器のディジタル
    信号処理による信号発生器は位相データを正弦波/余弦
    波に変換するための正弦波/余弦波テーブルを順次読み
    出すことを特徴とする請求項2に記載の送信機。
  6. 【請求項6】 正弦波/余弦波テーブルのテーブル長が
    可変長であることを特徴とする請求項5に記載の送信
    機。
  7. 【請求項7】 複数周期のデータを持つ正弦波/余弦波
    テーブルを用いることを特徴とする請求項5または6の
    いずれかに記載の送信機。
  8. 【請求項8】 第1のミキサ出力のフィルタはインター
    ポレーションフィルタであることを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載の送信機。
  9. 【請求項9】 前記ディジタルフィルタは、複素FIR
    フィルタであり、周波数設定時に、通信チャネル帯域幅
    の半分の帯域を持つ実係数の基準LPF係数にeのj
    (nω)乗の値(ωは第1のミキサ出力のIF周波数)
    を乗じて複素係数フィルタ用BPF係数としたことを特
    徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の送信機。
  10. 【請求項10】 ミキサ出力のフィルタにおける阻止帯
    域特性は甘くても良く、通過帯域周波数が厳密に求めら
    れないとき、LPF係数と乗算するeのj(nω)乗の
    値は第1のローカル信号発生器を用いることを特徴とす
    る請求項9に記載のディジタル送信機。
  11. 【請求項11】 ミキサ出力のフィルタにおける阻止帯
    域特性は良好な特性が必要で、通過帯域周波数は甘くて
    も良いとき、LPF係数と乗算するeのj(nω)乗の
    値は第2のローカル信号発生器を用いることを特徴とす
    る請求項9に記載の送信機。
  12. 【請求項12】 第2のローカル信号発生器におけるデ
    ィジタル信号処理による信号発生器のサンプリングクロ
    ックは、水晶信号発生器出力とすることを特徴とする請
    求項2乃至11のいずれかに記載の送信機。
JP2001116827A 2001-04-16 2001-04-16 送信機 Withdrawn JP2002344553A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001116827A JP2002344553A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 送信機
KR10-2002-0008718A KR100446540B1 (ko) 2001-04-16 2002-02-19 데이터 통신용 송신기
US10/124,212 US20020150169A1 (en) 2001-04-16 2002-04-16 Apparatus and method for measuring propagation delay in an NB-TDD CDMA mobile communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001116827A JP2002344553A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 送信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002344553A true JP2002344553A (ja) 2002-11-29
JP2002344553A5 JP2002344553A5 (ja) 2008-08-07

Family

ID=18967491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001116827A Withdrawn JP2002344553A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 送信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002344553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012506172A (ja) * 2008-10-20 2012-03-08 ノーテル・ネットワークス・リミテッド プログラム可能なデジタル上方変換のための方法およびシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012506172A (ja) * 2008-10-20 2012-03-08 ノーテル・ネットワークス・リミテッド プログラム可能なデジタル上方変換のための方法およびシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100446540B1 (ko) 데이터 통신용 송신기
US6002923A (en) Signal generation in a communications transmitter
US7809338B2 (en) Local oscillator with non-harmonic ratio between oscillator and RF frequencies using wideband modulation spectral replicas
JP4652546B2 (ja) 受信機
US8532162B2 (en) Transceiver front end for software radio system
US7394869B2 (en) RF transmitter architecture for continuous switching between modulation modes
US7127227B2 (en) Digital down-converter
US5627499A (en) Digital modulator and upconverter having single-bit delta-sigma data converters
US20080055009A1 (en) Local oscillator with non-harmonic ratio between oscillator and RF frequencies using digital mixing and weighting functions
JPH11317777A (ja) 受信装置
JP2728114B2 (ja) Fm変調回路
JP2001230695A (ja) 無線機及びそれに使用する周波数変換方法
US7308240B2 (en) Numerical control oscillator, digital frequency converter and radio frequency unit
Vankka et al. A GSM/EDGE/WCDMA modulator with on-chip D/A converter for base stations
US20030174784A1 (en) Method and system for digital modulation for burst mode applications
JP3931140B2 (ja) Iq変調器及び方法
US6504879B1 (en) Digital modulation apparatus
JP4790145B2 (ja) ディジタルアップコンバータ
JP2002344553A (ja) 送信機
Van Zeijl et al. On the attenuation of DAC aliases through multiphase clocking
JP4083862B2 (ja) アパーチャー特性補正回路を備えた伝送装置
JP2004524748A (ja) 帯域外干渉を制限する送信装置
JP3842396B2 (ja) デジタル変調装置
JP3441255B2 (ja) 信号発生装置およびこれを用いた送信装置
JP3893197B2 (ja) デジタル変調回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080620

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080922