JP2002344355A - 同期捕捉装置、同期捕捉方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

同期捕捉装置、同期捕捉方法、プログラムおよび記憶媒体

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JP2002344355A
JP2002344355A JP2001148030A JP2001148030A JP2002344355A JP 2002344355 A JP2002344355 A JP 2002344355A JP 2001148030 A JP2001148030 A JP 2001148030A JP 2001148030 A JP2001148030 A JP 2001148030A JP 2002344355 A JP2002344355 A JP 2002344355A
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JP2001148030A
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Tetsuo Ido
哲男 井戸
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3段階高速セルサーチ法に基づく同期捕捉を
行う際、フェージング環境下でも各段階での同定処理を
正確に実行し、かつ小規模回路で実現できる同期捕捉装
置を提供する。 【解決手段】 同期捕捉装置は、スライディング相関器
(SC)6に入力するデータを一度受信データRAM5
に記憶し、チップレートの2倍以上のクロックで相関処
理を実行させる構成を有する。また、第1同期チャネル
の電力値レベルを基準にしてフェージングの影響を測定
し、第2同期符号およびスクランブリングコードによる
相関演算結果からフェージングの影響を取り除く構成を
有する。さらに、第2段階および第3段階を処理する回
路部分を共用化することで小型化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA移動体通
信における同期捕捉装置、同期捕捉方法、プログラムお
よび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA(Code Division
Multiple Access)方式の無線通信シ
ステムでは、基地局間同期システムと基地局間非同期シ
ステムが知られている。基地局間同期システムでは、G
PS(Global Positioning Sys
tem)などの他のシステムを用いる必要があるので、
より簡便な基地局間非同期システムが多く利用されてい
る。
【0003】このCDMA基地局間非同期システムで
は、移動局は電源投入時における初期同期時や、移動に
伴うセル切換(ハンドオーバ)時などにセルサーチを行
う必要がある。
【0004】IMT−2000(Internatio
nal Mobile Telecommunicat
ions−2000)のW−CDMA方式では、このセ
ルサーチの際の同期捕捉方法として、コンマフリー方式
を用いる3段階高速セルサーチ法が採用されている。コ
ンマフリー方式とは、1フレーム内の各スロットの先頭
1シンボルに、ある規則性をもって配置された短周期符
号を用いてフレーム同期タイミングの捕捉および基地局
固有のスクランブリングコードの同定を行う方式であ
る。
【0005】以下、このコンマフリー方式を用いた3段
階高速セルサーチ法による同期捕捉方法を図16乃至図
18を用いて説明する。図16は3段階高速セルサーチ
法による同期捕捉処理手順を示すフローチャートであ
る。初期同期時のセルサーチの場合、CDMA基地局間
非同期システムにおける同期捕捉は、第1段階としてス
ロットタイミングの検出を行い(ステップS111)、
第2段階としてスクランブリングコードグループの同定
およびフレームタイミングの検出を行い(ステップS1
12)、第3段階としてスクランブリングコードの同定
を行い、同定が成功したか否かを判別する(ステップS
113)。スクランブリングコードの同定が成功した場
合、この処理を終了し、スクランブリングコードの同定
が失敗した場合、ステップS111の処理に戻る。
【0006】尚、第1段階では、全基地局が共通に使用
する同一の短周期符号である第1同期符号(PSC)が
用いられる。第2段階では、短周期符号である16種類
の第2同期符号(SSC1〜SSC16)が用いられ
る。第2同期符号(SSC1〜SSC16)は、スクラ
ンブリングコードグループ毎に割り振られた配列パター
ン(図3参照)にしたがって、制御チャネル1フレーム
内の各スロットの先頭1シンボル(これが、ちょうど第
1同期チャネル及び第2同期チャネルが送信されている
期間に当る)にそれぞれ乗算される。1つのスクランブ
リングコードグループには、長周期符号であるスクラン
ブリングコードが8個属している。
【0007】つぎに、上記第1段階〜第3段階で行われ
る処理を示す。ここでは、1フレームのスロット数を1
5個、スクランブリングコード数を512個、スクラン
ブリングコードグループ数を64個とする場合を示す。
【0008】[第1段階におけるスロットタイミングの
検出]第1段階では、第1同期チャネルを用いてスロッ
トタイミングが検出される。第1同期チャネルは各スロ
ットの先頭1シンボル期間に同期して送信されており、
第1同期符号(PSC)で拡散されている。
【0009】このPSCは、全基地局が第1同期チャネ
ルで使用する共通の短周期符号である。このPSCを用
いてスロットタイミングが検出される。具体的に、スロ
ットタイミングの検出は、以下のようにして行われる。
【0010】(A)受信データのある256チップ分と
PSCとの間の相関値を算出し、I相およびQ相の相関
値から電力値を算出する。
【0011】(B)PSCと受信データとの位相を順次
ずらしていき、同様に、1スロット分の位相に対して電
力値を算出する。
【0012】(C)1スロット分の位相の電力値のピー
クを検出し、そのピークのタイミングをスロットタイミ
ングとする。
【0013】[第2段階におけるスクランブリングコー
ドグループの同定およびフレームタイミングの検出]第
2段階では、第2同期チャネルを用いてスクランブリン
グコードグループの同定およびフレームタイミングの検
出が行われる。第2同期チャネルは各スロットの先頭1
シンボル期間に同期して送信されており、第2同期符号
(SSC1〜SSC16)のいずれかで拡散されてい
る。
【0014】これらの第2同期符号としては、1フレー
ム内で異なるものが使用されている(図3参照)。1フ
レーム内における第2同期符号の配列パターンは、スク
ランブリングコードを分類したスクランブリングコード
グループ毎に異なる。この第2同期符号の配列パターン
を用いて、スクランブリングコードグループの同定およ
びフレームタイミングの検出が行われる。具体的に、ス
クランブリングコードグループの同定およびフレームタ
イミングの検出は、以下の手順で行われる。
【0015】(D)第1段階で検出されたスロットタイ
ミングにしたがって、1フレーム内の各スロットの先頭
1シンボルと第2同期符号との間で相関処理を行う。各
スロット1〜15に対し、それぞれ第2同期符号(SS
C1〜SSC16)で相関値を算出し、I相およびQ相
の相関値から電力値を算出する。図17は電力値のマト
リクスを示す図である。すなわち、スロット1に対し、
第2同期符号(SSC1〜SSC16)の電力値P
(1,1)〜P(16,1)を算出する。算出された電
力値をメモリに記憶する。
【0016】(E)図18は電力値の加算を示す図であ
る。スクランブリングコードグループ配置表(図3参
照)にしたがって、スクランブリングコードグループ毎
(配置表の行毎)に15スロット分の電力値を加算す
る。このとき、図18に示すように、0サイクルシフト
から先頭スロットをずらしながら14サイクルシフトま
での加算を15回繰り返し、電力加算値S0(g)〜S
14(g)を算出する。ここで、カッコ内の変数gはス
クランブリングコードグループ番号を意味する。
【0017】この加算処理をスクランブリングコードグ
ループ数である64個分繰り返し、電力加算値S0
(g)〜S14(g)を算出する。尚、図18では、ス
クランブリングコードグループ番号1(図3参照)につ
いて電力値の加算が行われる場合を示した。
【0018】(F)電力加算値の最大値を示すサイクル
数とグループ番号からスクランブリングコードグループ
の同定およびフレームタイミングの検出を同時に行う。
つまり、分かったグループ番号が基地局の使用している
スクランブリングコードの属するグループであり、また
分かったサイクル数だけシフトしたスロットの先頭位相
がフレームタイミングである。
【0019】[第3段階におけるスクランブリングコー
ドの同定]第3段階では、第2段階で同定されたスクラ
ンブリングコードグループから確定された8個のスクラ
ンブリングコード候補から1つのスクランブリングコー
ドが同定される。具体的に、スクランブリングコードの
同定は、以下の手順で行われる。
【0020】(G)検出されたフレームタイミングにし
たがって、受信データとスクランブリングコードとの相
関値を算出し、I相およびQ相の相関値から電力値を算
出する。この処理を、同定されたスクランブリングコー
ドグループに属するスクランブリングコード8個につい
て行う。
【0021】(H)これらの算出結果のうち、電力値が
最大のものをスクランブリングコードとして同定する。
【0022】(I)スクランブリングコードを同定でき
ない場合、第1段階のスロットタイミングの検出から同
様の手順を繰り返す。
【0023】以上、初期同期時のセルサーチの作業を示
した。
【0024】一方、ハンドオーバ時のセルサーチの場
合、移動局は、移動先の基地局固有のスクランブリング
コードを移動元の基地局から通知されるので、スクラン
ブリングコードの同定を行う必要がなくなる。したがっ
て、同期捕捉は、第1段階のスロットタイミングの検
出、および第2段階のフレームタイミングの検出の2段
階で行われる。
【0025】[第1段階におけるスロットタイミングの
検出]上記初期同期時のセルサーチの場合と同一の処理
であるので、この説明を省略する。 [第2段階におけるフレームタイミングの検出]第2段
階では、移動元の基地局から通知された移動先の基地局
のスクランブリングコードからスクランブリングコード
グループを同定できるので、このスクランブリングコー
ドグループに対応する第2同期符号の配列パターンによ
ってフレームタイミングの検出を行うことができる。具
体的に、フレームタイミングの検出は以下の手順で行わ
れる。
【0026】(J)移動先の基地局により通知されたス
クランブリングコード番号から、スクランブリングコー
ドが属するスクランブリングコードグループを同定す
る。
【0027】(K)スクランブリングコードグループに
対応する15個の第2同期符号の配列パターンにしたが
って、各スロットでの相関値を算出し、I相およびQ相
の相関値から電力値を算出する。そして、算出された電
力値を15スロット分加算する。この処理を、先頭スロ
ットをずらしながら0サイクルシフト〜14サイクルシ
フトまで15回繰り返し行い、電力加算値S0(g)〜
S14(g)を算出する。ここで、カッコ内の変数は、
(J)で同定したスクランブリングコードグループ番号
を意味する。
【0028】(L)電力加算値の最大値からフレームタ
イミングを検出する。
【0029】以上示した作業を行うことにより、3段階
高速セルサーチ法によるCDMA基地局間非同期システ
ムにおいて、移動局は、セルサーチの際に同期捕捉を行
うことができる。
【0030】このように、IMT−2000のW−CD
MA方式における3段階高速セルサーチ法に基づく同期
捕捉装置は、移動局の受信部を構成する必須の回路であ
り、移動局端末の性能を左右する重要な装置である。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の同期捕捉装置では、以下に掲げる問題があり、その
改善が要望されていた。すなわち、同期捕捉装置に対
し、小型化および高速化が要求されるが、3段階高速セ
ルサーチ法のアルゴリズムは、3段階の異なる処理から
構成されており、回路が大規模になってしまうという問
題があった。
【0032】また、実環境下では、フェージングが存在
し、同期捕捉作業時に受信レベルの変動による同定誤り
を生じさせる。3段階高速セルサーチ法では、スクラン
ブリングコードの同定が失敗すると、第1段階から作業
を繰り返すことになり、フェージングの影響により同定
処理の成功率が低下してしまうと、同期捕捉終了までに
非常に時間を要することになる。
【0033】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、3段階高速セルサーチ法に基
づく同期捕捉を行う際、フェージング環境下でも各段階
での同定処理を正確に実行し、かつ小規模な回路で実現
できる同期捕捉装置、同期捕捉方法、プログラムおよび
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同期捕捉装置は、CDMA方式の無線通信
システムにおける3段階高速セルサーチ法に基づき、第
2段階における第2同期符号の同定処理、および第3段
階におけるスクランブリングコードの同定処理を行う同
期捕捉装置において、受信データの1シンボル分を記憶
する記憶手段と、該記憶した受信データの1シンボル分
と、第1同期符号、前記第2同期符号および前記スクラ
ンブリングコードとの相関演算をシリアルに行う相関演
算手段と、前記第1同期符号、前記第2同期符号および
前記スクランブリングコードを発生する符号発生手段と
を備え、前記相関演算手段および前記符号発生手段をチ
ップレートより高速なクロックで動作させることを特徴
とする。
【0035】また、前記第2同期符号の同定処理および
前記スクランブリングコードの同定処理を行う際、前記
第1同期符号との相関処理により得られる第1同期チャ
ネルの電力値を基準に、前記第2同期符号の相関値およ
び前記スクランブリングコードの相関値を数値変換し、
該変換後の数値を用いて前記同定処理を行うことを特徴
とする。
【0036】さらに、前記第2段階および前記第3段階
における同定処理を同じアルゴリズムで実行する共通の
回路を有することを特徴とする。
【0037】本発明の同期捕捉方法は、CDMA方式の
無線通信システムにおける3段階高速セルサーチ法に基
づき、第2段階における第2同期符号の同定処理、およ
び第3段階におけるスクランブリングコードの同定処理
を行う同期捕捉方法において、受信データの1シンボル
分を記憶する工程と、該記憶した受信データの1シンボ
ル分と、前記第1同期符号、前記第2同期符号および前
記スクランブリングコードとの相関演算をシリアルに行
う工程と、前記第1同期符号、前記第2同期符号および
前記スクランブリングコードを発生する工程とを有し、
前記相関演算を行う工程および前記符号およびコードを
発生する工程をチップレートより高速なクロックで実行
させることを特徴とする。
【0038】また、前記第2同期符号の同定処理および
前記スクランブリングコードの同定処理を行う際、前記
第1同期符号との相関処理により得られる第1同期チャ
ネルの電力値を基準に、前記第2同期符号の相関値およ
び前記スクランブリングコードの相関値を数値変換し、
該変換後の数値を用いて前記同定処理を行うことを特徴
とする。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の同期捕捉装置、同期捕捉
方法、プログラムおよび記憶媒体の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態におけ
る同期捕捉装置の構成を示すブロック図である。この同
期捕捉装置は、本装置の動作を統括し、各ブロックにタ
イミングおよびパラメータの指示を与えるサーチャ制御
部1、アナログベースバンド信号(I信号およびQ信
号)をディジタルベースバンド信号に変換する一対のA
/D変換器2、第1同期符号を検出する一対のディジタ
ルマッチトフィルタ(DMF)3、第1同期チャネルの
電力レベル系列からピーク位置を検出する遅延プロファ
イル生成器4、スロットタイミングに合わせて受信デー
タの1シンボル分を記憶する一対の受信データRAM
5、第2段階および第3段階の相関演算を行う一対のス
ライディング相関器(SC)6、このSC6による相関
演算に用いられる符号(第1同期符号PSC、第2同期
符号SSC1〜SSC16、スクランブリングコード5
12種)を発生する符号発生器(CG)7、I相および
Q相の相関値から電力値を算出する電力値演算器(Po
w)8、および第2段階、第3段階の処理を行うSte
p2,3共用ブロック9から構成される。
【0040】図2はStep2,3共用ブロック9の内
部構成を示すブロック図である。このStep2,3共
用ブロック9は、本ブロックの動作を統括するStep
2,3制御部91、第2同期符号の相関結果から得られ
た電力値またはスクランブリングコードの相関結果から
得られた電力値を記憶するマトリクス型RAM92、第
1同期符号の相関結果から得られた電力値を記憶するP
SC用RAM93、スクランブリングコードグループ番
号に対応した第2同期符号の配列パターンを記憶したス
クランブリングコードグループ配置表ROM94、第3
段階でスクランブリングコードグループ配置表の代わり
に使用されるStep3用配置表ROM95、両配置表
ROMにしたがってマトリクス型RAM92から電力値
を取り出し、数値変換処理および加算処理を行う加算処
理部96、およびこの加算処理部96により得られた結
果とこれまでの最大値とを比較し、この比較の結果、大
きい方の値を最大値として記憶する最大値検出処理部9
7から構成される。
【0041】つぎに、上記構成を有する同期捕捉装置に
おける第1段階、第2段階および第3段階の処理を示
す。ここでは、1フレームのスロット数を15スロッ
ト、スクランブリングコード数を512個、スクランブ
リングコードグループ数を64個とする場合を示す。
【0042】(初期同期時) [第1段階におけるスロットタイミングの検出]第1段
階では、第1同期チャネルを用いてスロットタイミング
を検出する。第1同期チャネルは、各スロットの先頭1
シンボル期間に同期して送信されており、第1同期符号
(PSC)で拡散されている。このPSCは、全基地局
が第1同期チャネルにおいて使用する共通の短周期符号
である。このPSCを用いてスロットタイミングを検出
する。具体的に、スロットタイミングの検出は、以下の
手順で行われる。
【0043】(A)ある任意のタイミングにおいて、デ
ィジタルマッチトフィルタ(DMF)3によりA/D変
換器2の出力とPSCとの相関値を算出し、電力値演算
器(Pow)8によりI相およびQ相の相関値から電力
値を算出する。
【0044】(B)A/D変換器2の出力とPSCとの
位相を順次ずらしていき、同様に、1スロット分の位相
に対して電力値を算出する。
【0045】(C)遅延プロファイル生成器4により1
スロット分の位相の電力値からピークを検出し、そのピ
ークのタイミングをスロットタイミングとしてサーチャ
制御部1に報告する。
【0046】[第2段階におけるスクランブリングコー
ドグループの同定およびフレームタイミングの検出]第
2段階では、第2同期チャネルを用いてスクランブリン
グコードグループの同定およびフレームタイミングの検
出を行う。第2同期チャネルは、各スロットの先頭1シ
ンボル期間に同期して送信されており、第2同期符号
(SSC1〜SSC16)のいずれかで拡散されてい
る。
【0047】図3はスクランブリングコードグループ配
置表を示す図である。この第2同期符号では、図3に示
すように、1フレーム内でスロット毎に異なるものが使
用されている。1フレーム内の第2同期符号の配列パタ
ーンは、スクランブリングコードを分類したスクランブ
リングコードグループ毎に異なる。この第2同期符号の
配列パターンを用い、スクランブリングコードグループ
の同定およびフレームタイミングの検出を行う。
【0048】図4は初期同期時の第2段階におけるスク
ランブリングコードグループの同定およびフレームタイ
ミングの検出処理手順を示すフローチャートである。こ
の処理は、処理シーケンスをROM(図示せず)に格納
しておき、それに従って論理回路により実行すること
も、また処理プログラムをROM(図示せず)に格納し
ておき、同期捕捉装置を制御するCPU(図示せず)に
よって実行することもできる。具体的には、スクランブ
リングコードグループの同定およびフレームタイミング
の検出は、以下の手順で行われる。
【0049】まず、相関値から電力値を演算する処理を
行う(ステップS21)。このステップS21の処理
は、以下の(D)、(E)、(F)の手順で行われる。
【0050】(D)サーチャ制御部1に報告されたスロ
ットタイミングにしたがって、受信データRAM5にA
/D変換器2の出力を1シンボル分記憶する。
【0051】(E)スライディング相関器(SC)6お
よび符号発生器(CG)7を用い、受信データRAM5
に記憶された1シンボル分のデータと、第2同期符号
(SSC1〜SSC16)および第1同期符号(PS
C)との相関値を算出し、電力値演算器(Pow)8に
よりI相およびQ相の相関値から電力値を算出する。第
2同期符号(SSC1〜SSC16)を用いて算出され
た電力値をマトリクス型RAM92に記憶し、第1同期
符号(PSC)を用いて算出された電力値をPSC用R
AM93に記憶する。このとき、次のスロットタイミン
グ信号が到着するまでに相関処理を終了させるために、
チップレートの2倍以上の速度で相関処理を実行する。
【0052】(F)上記(D)、(E)の作業を15ス
ロット分繰り返す。その結果、図5に示す電力値のマト
リクスが完成する。図5は電力値のマトリクスを示す図
である。
【0053】つぎに、加算処理部96で加算処理を行う
(ステップS22)。図6は加算値の計算手順を示す図
である。図3のスクランブリングコードグループ配置表
ROM94に記憶されたデータにしたがって、スクラン
ブリングコードグループ毎(配置表の行毎)に15スロ
ット分の電力値P’(x,y)を加算する。尚、電力値
P’(x,y)は、図7に示すように、マトリクス型R
AM92に記憶された電力値を、PSC用RAM93に
記憶された電力値により変換処理した値である。図7は
電力値P’(x,y)の計算手順を示す図である。
【0054】そして、この電力値P’(x,y)の加算
処理を、0サイクルシフトから先頭スロットずらしなが
ら14サイクルシフトまで15回繰り返し、各スクラン
ブリングコードグループgに対して加算値S0(g)〜
S14(g)を算出する。この加算処理をスクランブリ
ングコードグループ数である64個分繰り返し、加算値
S0(1)〜S14(64)を算出する。尚、図6は、
図3に示すスクランブリングコードグループ番号1につ
いて加算する場合を示す。
【0055】この後、同定処理を行い(ステップS2
3)、処理を終了する。この同定処理では、加算処理部
96によって得られた加算値を最大値検出処理部部97
で順次比較し、加算値の最大値を示すサイクル数、グル
ープ番号およびその加算値を記憶し、最終的に記憶され
ていたサイクル数およびグループ番号をサーチャ制御部
1に報告する。
【0056】[第3段階におけるスクランブリングコー
ドの同定]第3段階では、第2段階で同定されたスクラ
ンブリングコードグループから確定された8個のスクラ
ンブリングコード候補1〜8から1つのスクランブリン
グコードを同定する。図8は初期同期時の第3段階にお
けるスクランブリングコードの同定処理手順を示すフロ
ーチャートである。この処理は、処理シーケンスをRO
M(図示せず)に格納しておき、それに従って論理回路
により実行することも、また処理プログラムをROM
(図示せず)に格納しておき、同期捕捉装置を制御する
CPU(図示せず)によって実行することもできる。具
体的に、スクランブリングコードの同定は以下の手順で
行われる。
【0057】まず、相関値から電力値を演算する処理を
行う(ステップS31)。このステップS31の処理
は、以下の手順で行われる。
【0058】(G)サーチャ制御部1は、第2段階で報
告されたサイクル数を用いてフレームタイミング信号を
生成し、そのフレームタイミングにしたがって、受信デ
ータRAM5にA/D変換器2の出力を1シンボル分記
憶する。また、第2段階で報告されたグループ番号に属
する8個のスクランブリングコード番号を選出し、これ
らを生成するように、符号発生器(CG)7に指示す
る。
【0059】(H)スライディング相関器(SC)6お
よび符号発生器(CG)7を用い、受信データRAM5
に記憶した1シンボル分のデータと、スクランブリング
コード候補1〜8およびPSCとの相関値を算出し、電
力値演算器(Pow)8によりI相およびQ相の相関値
から電力値を算出する。
【0060】スクランブリングコード候補1〜8から算
出された電力値をマトリクス型RAM92に記憶し、第
1同期符号(PSC)から算出された電力値をPSC用
RAM93に記憶する。このとき、次のスロット信号が
到着するまでに相関処理を終了させるために、チップレ
ートの2倍以上の速度で相関処理を実行する。また、符
号発生器(CG)7は、受信データと同位相のスクラン
ブリングコードを発生させる。
【0061】(I)上記(G)、(H)の作業を15ス
ロット分繰り返す。その結果、図9に示す電力値のマト
リクスが完成する。図9は電力値のマトリクスを示す図
である。
【0062】つぎに、加算処理部96による加算処理を
行う(ステップS32)。図10は加算値の計算手順を
示す図である。図11はStep3用配置表ROM95
のデータを示す図である。(J)図10に示すように、
図11のStep3用配置表ROM95のデータにした
がって、スクランブリングコード候補毎(配置表の行
毎)に15スロット分の電力値P’(x,y)を加算す
る。
【0063】尚、電力値P’(x,y)は、図7に示す
ように、マトリクス型RAM92に記憶された電力値
を、PSC用RAM93に記憶された電力値により、変
換処理した値である。
【0064】そして、この電力値P’(x,y)の加算
処理を各スクランブリングコード候補に対して行い、加
算値S0(1)〜S0(8)を算出する。ただし、サイ
クルシフト0のみでよい。尚、図10は、図11のスク
ランブリングコード候補1について加算を行う場合を示
した。
【0065】さらに、最大値判定処理を行う(ステップ
S33)。この最大値判定処理では、(K)加算処理部
96によって得られた加算値を最大値検出部97で順次
比較し、加算値の最大値を示すスクランブリングコード
候補番号およびその加算値を記憶し、最終的に記憶され
ていたスクランブリングコード候補番号をサーチャ制御
部1に報告する。ただし、最終的に残った加算値が前も
って設定された閾値に満たない場合、スクランブリング
コード候補の同定が失敗であると判断する。
【0066】(L)スクランブリングコード候補の同定
が失敗した場合、前述した第1段階におけるスロットタ
イミングの検出に戻り、同様の手順を繰り返す。
【0067】一方、スクランブリングコード候補の同定
に成功した場合、サーチャ制御部1は、報告されたスク
ランブリングコード候補番号、および第2段階で報告さ
れたスクランブリングコードグループ番号からスクラン
ブリングコード番号を決定し(ステップS34)、処理
を終了する。
【0068】以上、初期同期時のセルサーチの作業を示
した。
【0069】(ハンドオーバ時)一方、ハンドオーバ時
のセルサーチの場合、移動局は、移動先の基地局固有の
スクランブリングコードを移動元の基地局から通知され
るので、スクランブリングコードの同定を行う必要がな
い。したがって、同期捕捉は、第1段階におけるスロッ
トタイミングの検出、および第2段階におけるフレーム
タイミングの検出の2段階で行われる。
【0070】[第1段階におけるスロットタイミングの
検出]このスロットタイミングの検出処理は、前述した
初期同期時のセルサーチの場合と同一の処理であるの
で、その説明を省略する。
【0071】[第2段階におけるフレームタイミングの
検出]第2段階では、移動元の基地局から通知された移
動先の基地局のスクランブリングコードからスクランブ
リングコードグループを同定する。そして、同定された
スクランブリングコードグループが有する第2同期符号
の配列パターンによってフレームタイミングの検出を行
う。
【0072】図12はハンドオーバ時の第2段階におけ
るスクランブリングコードグループの同定およびフレー
ムタイミングの検出処理手順を示すフローチャートであ
る。この処理プログラムは、ROM(図示せず)に格納
されており、同期捕捉装置を制御するCPU(図示せ
ず)によって実行される。
【0073】まず、相関値から電力値を演算する処理を
行う(ステップS41)。具体的には、以下の手順で行
われる。
【0074】(M)サーチャ制御部1に報告されたスロ
ットタイミングにしたがって、受信データRAM5にA
/D変換器2の出力を1シンボル分記憶する。
【0075】(N)スライディング相関器(SC)6お
よび符号発生器(CG)7を用い、受信データRAM5
に記憶した1シンボル分のデータと、第2同期符号(S
SC1〜SSC16)および第1同期符号(PSC)と
の相関値を算出し、電力値演算器(Pow)8により、
I相およびQ相の相関値から電力値を算出する。第2同
期符号(SSC1〜SSC16)で算出された電力値を
マトリクス型RAM92に記憶し、第1同期符号(PS
C)で算出された電力値をPSC用RAM93に記憶す
る。このとき、次のスロット信号が到着するまでに相関
処理を終了させるために、チップレートの2倍以上の速
度で相関処理を実行する。
【0076】(O)上記(M)、(N)の作業を15ス
ロット分繰り返す。その結果、図5に示す電力値のマト
リクスが完成する。
【0077】つぎに、加算処理部96による加算処理を
行う(ステップS42)。具体的には、以下の手順で行
われる。
【0078】(P)サーチャ制御部1は、移動元の基地
局から通知された移動先の基地局のスクランブリングコ
ード番号からそのコードが属するスクランブリングコー
ドグループ番号を選出する。
【0079】(Q)加算処理部96では、図6に示すよ
うに、図3のスクランブリングコードグループ配置表に
したがって、スクランブリングコードグループ毎(配置
表の行毎)に、15スロット分のP’(x,y)を加算
する。ただし、サーチャ制御部1で選出されたスクラン
ブリングコードグループ番号だけでよい。尚、電力値
P’(x,y)は、図7に示すように、マトリクス型R
AM92に記憶された電力値を、PSC用RAM93に
記憶された電力値により変換処理した値である。そし
て、この電力値P’(x,y)の加算処理を、0サイク
ルシフトから先頭スロットずらしながら14サイクルシ
フトまで15回繰り返し、加算値S0(g)〜S14
(g)を算出する。ここで、カッコ内のgは算出された
スクランブリングコードグループ番号である。
【0080】この後、同定処理を行う(ステップS4
3)。この同定処理では、(R)加算処理部96によっ
て得られた加算値を最大値検出部97で順次比較し、加
算値の最大値を示すサイクル数およびその加算値を記憶
し、最終的に記憶されていたサイクル数をサーチャ制御
部1に報告する。サーチャ制御部1は、報告されたサイ
クルシフト数からフレームタイミング信号を生成する。
【0081】このように、3段階高速セルサーチ法を実
行し、CDMA基地局間非同期システムにおけるセルサ
ーチの際の同期捕捉を行う。
【0082】ここで、本実施形態の同期捕捉装置におけ
る相関演算部の構成を、従来と比較して説明する。図1
3は本実施形態の相関演算部の構成を示す図である。図
14は従来のシリアル構成の第2段階における相関演算
部を示す図である。図15は従来のパラレル構成の第2
段階における相関演算部を示す図である。
【0083】従来では、3段階高速セルサーチ法の第2
段階(15個の各スロットで使用されている第2同期符
号を同定する)を実行するために相関演算を行う場合、
通常、図14に示すように、1個のスライディング相関
器を使用したシリアル構成の場合、15スロット×16
種類=240スロット期間を必要とするが、16個のス
ライディング相関器を使用したパラレル構成の場合、図
15に示すように、15スロット期間だけで済む。
【0084】これに対し、本実施形態の同期捕捉装置
は、図13に示すように、スライディング相関器に入力
するデータを一度メモリ(受信データRAM5)に記憶
し、チップレートよりも高速なクロックでスライディン
グ相関器6を動作させる構成とすることで、1個のスラ
イディング相関器6でも15スロット期間で相関演算を
行うことができる。また、本実施形態の同期捕捉装置
は、第1同期符号に対しても相関演算を行うことができ
る。第1同期符号の相関結果から算出された電力値は、
フェージングの影響を反映する情報として扱うことがで
きる。
【0085】そして、本実施形態の同期捕捉装置は、こ
の第1同期符号の相関結果により得られた電力値を用い
て、第2同期符号の相関結果より得られる電力値を評価
することで、フェージングの影響を受けることなく第2
同期符号の同定を行うことができる。
【0086】さらに、本実施形態の同期捕捉装置は、第
3段階を第2段階と同じアルゴリズムで処理する構成と
したことにより、第2段階および第3段階を処理する回
路部分を共用化し(図1、図2参照)、回路規模の小型
化を実現できるとともに、第3段階においてもフェージ
ングの影響を受けることなくスクランブリングコードの
同定を行うことができる。
【0087】このように、第2段階でスライディング相
関器に入力する1シンボル分のデータを一度メモリに記
憶させ、1個のスライディング相関器を高速に動作さ
せ、次の第2同期チャネルのデータを受信するまでの9
シンボル期間内に、16個の第2同期符号との相関演算
を終了させる。この方法により、1フレーム期間で第2
段階の相関演算を終了させることができ、この1フレー
ム期間における相関演算処理時間は16個のパラレル構
成と同等の処理時間である。
【0088】この他、一度メモリにデータを記憶させる
構成を用いることで、シリアル構成でも全ての第2同期
符号に対してフェージングの影響が等しくなり、電力値
レベルを比較する処理において、フェージングの影響を
無くすことができる。
【0089】また、第1同期符号による電力値レベルを
用いて第2同期符号による電力値レベルを評価すること
により、フェージング環境下でも正確に同定処理を行え
るとともに、電力値レベルを表すビット数よりも評価値
を表すビット数を少なくすることでメモリを小容量にで
きる。
【0090】さらに、第3段階を第2段階と同じアルゴ
リズムで処理することで回路を共用化し、サーチャ全体
の回路規模を削減するとともに、第3段階の処理におい
てもフェージングの影響を受けなくなる。
【0091】これらを総括すると、本実施形態によれ
ば、1対のスライディング相関器6および符号発生器7
で第2段階および第3段階の相関演算部を構成し、小規
模な回路を実現できる。また、フェージングの影響を受
けない構成であるので、第2段階および第3段階の同定
処理を正確に実行できる。この結果、同期捕捉処理の繰
り返し回数が低減し、同期捕捉を高速に実行することが
できる。さらに、第3段階を第2段階と同じアルゴリズ
ムで処理することにより、第2段階と第3段階を処理す
る回路部分を共用化することで小型化を実現できる。こ
れにより、フェージング環境下でもセルサーチを行い、
かつ小規模な回路で同期捕捉装置を実現できる。
【0092】以上が本発明の実施の形態の説明である
が、本発明は、この実施の形態の構成に限られるもので
はなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形
態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよう
なものであっても適用可能である。
【0093】また、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した
記録媒体を用いて、装置にプログラムを供給することに
よって達成される場合にも適用できることはいうまでも
ない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム
コード自体が本発明の新規な機能を実現することにな
り、そのプログラム自体およびそのプログラムを記憶し
た記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、3段階高速セルサーチ
法に基づく同期捕捉を行う際、フェージング環境下でも
各段階での同定処理を正確に実行し、かつ小規模な回路
で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における同期捕捉装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】Step2,3共用ブロック9の内部構成を示
すブロック図である。
【図3】スクランブリングコードグループ配置表を示す
図である。
【図4】初期同期時の第2段階におけるスクランブリン
グコードグループの同定およびフレームタイミングの検
出処理手順を示すフローチャートである。
【図5】電力値のマトリクスを示す図である。
【図6】加算値の計算手順を示す図である。
【図7】電力値P’(x,y)の計算手順を示す図であ
る。
【図8】初期同期時の第3段階におけるスクランブリン
グコードの同定処理手順を示すフローチャートである。
【図9】電力値のマトリクスを示す図である。
【図10】加算値の計算手順を示す図である。
【図11】Step3用配置表ROM95のデータを示
す図である。
【図12】ハンドオーバ時の第2段階におけるスクラン
ブリングコードグループの同定およびフレームタイミン
グの検出処理手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態の相関演算部の構成を示す図であ
る。
【図14】従来のシリアル構成の第2段階における相関
演算部を示す図である。
【図15】従来のパラレル構成の第2段階における相関
演算部を示す図である。
【図16】3段階高速セルサーチ法による同期捕捉処理
手順を示すフローチャートである。
【図17】電力値のマトリクスを示す図である。
【図18】電力値の加算を示す図である。
【符号の説明】
1 サーチャ制御部 5 受信データRAM 6 スライディング相関器(SC) 7 符号発生器(CG) 8 電力値演算器(Pow) 9 Step2,3共用ブロック 91 Step2,3制御部 92 マトリクス型RAM 93 PSC用RAM 94 スクランブリングコードグループ配置表ROM 95 Step3用配置表ROM 96 加算処理部 97 最大値検出処理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA方式の無線通信システムにおけ
    る3段階高速セルサーチ法に基づき、第2段階における
    第2同期符号の同定処理、および第3段階におけるスク
    ランブリングコードの同定処理を行う同期捕捉装置にお
    いて、 受信データの1シンボル分を記憶する記憶手段と、 該記憶した受信データの1シンボル分と、第1同期符
    号、前記第2同期符号および前記スクランブリングコー
    ドとの相関演算をシリアルに行う相関演算手段と、 前記第1同期符号、前記第2同期符号および前記スクラ
    ンブリングコードを発生する符号発生手段とを備え、 前記相関演算手段および前記符号発生手段をチップレー
    トより高速なクロックで動作させることを特徴とする同
    期捕捉装置。
  2. 【請求項2】 前記第2同期符号の同定処理および前記
    スクランブリングコードの同定処理を行う際、前記第1
    同期符号との相関処理により得られる第1同期チャネル
    の電力値を基準に、前記第2同期符号の相関値および前
    記スクランブリングコードの相関値を数値変換し、該変
    換後の数値を用いて前記同定処理を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の同期捕捉装置。
  3. 【請求項3】 前記第2段階および前記第3段階におけ
    る同定処理を同じアルゴリズムで実行する共通の回路を
    有することを特徴とする請求項1記載の同期捕捉装置。
  4. 【請求項4】 CDMA方式の無線通信システムにおけ
    る3段階高速セルサーチ法に基づき、第2段階における
    第2同期符号の同定処理、および第3段階におけるスク
    ランブリングコードの同定処理を行う同期捕捉方法にお
    いて、 受信データの1シンボル分を記憶する工程と、 該記憶した受信データの1シンボル分と、前記第1同期
    符号、前記第2同期符号および前記スクランブリングコ
    ードとの相関演算をシリアルに行う工程と、 前記第1同期符号、前記第2同期符号および前記スクラ
    ンブリングコードを発生する工程とを有し、 前記相関演算を行う工程および前記符号およびコードを
    発生する工程をチップレートより高速なクロックで実行
    させることを特徴とする同期捕捉方法。
  5. 【請求項5】 前記第2同期符号の同定処理および前記
    スクランブリングコードの同定処理を行う際、前記第1
    同期符号との相関処理により得られる第1同期チャネル
    の電力値を基準に、前記第2同期符号の相関値および前
    記スクランブリングコードの相関値を数値変換し、該変
    換後の数値を用いて前記同定処理を行うことを特徴とす
    る請求項4記載の同期捕捉方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の同期捕捉方法
    を実現するためのプログラムコードを保持する記憶媒
    体。
  7. 【請求項7】 請求項4または5に記載の同期捕捉方法
    を実現するためのプログラムコードを有するプログラ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049922A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ハンドオーバ方法、無線端末装置、無線基地局装置およびハンドオーバ情報提供サーバ
JP2011234220A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Mobile Techno Corp セルサーチ装置及び方法、並びに、無線通信端末

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