JP2003283371A - 受信機の同期確立装置及びその方法 - Google Patents

受信機の同期確立装置及びその方法

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JP2003283371A
JP2003283371A JP2002077440A JP2002077440A JP2003283371A JP 2003283371 A JP2003283371 A JP 2003283371A JP 2002077440 A JP2002077440 A JP 2002077440A JP 2002077440 A JP2002077440 A JP 2002077440A JP 2003283371 A JP2003283371 A JP 2003283371A
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Tokuyuki Kobayashi
徳之 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 WCDMA通信システムの移動端末における
初期同期確立手順を短時間で行う。 【解決手段】 フレーム同期のためのスクランブリング
コードグループを特定するS−SCH受信信号の逆拡散
処理を、16とおりのコード情報に対応して設けられた
逆拡散器52−1〜52−16を用いて、同時に並行し
て行う。これにより、従来は最大480ms必要であっ
たフレーム同期が、最短でも2msで可能となり、大幅
な時間短縮が図れることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受信機の同期確立装
置及びその方法に関し、特にWCDMA(Wideband Cod
e Multiple Access )通信方式における受信機の同期確
立装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非同期方式のWCDMA通信システム
は、IMT−2000(InternationalMobile Telecomm
unications-2000)により定められた通信システムの一
つである。この非同期方式では、スクランブリングコー
ドの数だけの異なるパタンが各セルに割当てられてお
り、移動端末が自分の属するセルを検出するために、3
段階の高速セルサーチ技術が採用されることにより、移
動端末のセルサーチ時間の短縮が図られるようになって
いる。
【0003】スクランブリングコードは全部で512存
在しており、仮にセルサーチ時にこれ等512の全ての
コードを検索する必要があれば、非常に長い時間と多大
な手間とを要することになる。そこで、コードグループ
という同期チャンネル(SCH)なる概念が用いられて
いる。このコードグループとは、スクランブリングコー
ドをいくつかグループに分けたものであり、各セルには
そのセル固有のコードグループが付与され、その結果と
して、セルサーチ時に、移動端末が探索しなければなら
ないスクランブリングコードの数を減らすようになって
いる。
【0004】WCDMAでは、64コードグループが存
在し、各グループに8つのスクランブリングコードがそ
れぞれ割当てられている。従って、セルサーチ時には、
コードグループを一度検出すれば、探索すべきスクラン
ブリングコードの数を8つに減らすことが可能となる。
そして、各セルに割当てられるコードグループは上述し
たSCHにより決定されるものである。
【0005】このSCHはセルサーチのために用いられ
る、基地局から移動端末への下り方向での物理チャンネ
ルに割当てられたものであり、主共通制御チャンネル
(p−CCPCH)という一種の制御チャンネルで、ス
ロット毎に時間多重されて伝送される。この様なSCH
はプライマリシンクチャンネル(主同期コード:P−S
CH)と、セカンダリシンクチャンネル(副同期コー
ド:S−SCH)とにより構成されており、各スロット
毎にP−SCHとS−SCHとが同時に伝送される。
【0006】図4は同期チャンネルのフォーマットを示
しており、(a)は72のフレームからなる一つのスー
パフレームであり、この一つのスーパフレム期間は72
0msである。(b)は15スロットからなる一つのフ
レームを示しており、この一つのフレーム期間は10m
sである。
【0007】(c)は9つのシンボルからなるp−CC
PCHと、それぞれが一つのシンボルからなるP−SC
H及びS−SCHとにより構成される一つのスロットを
示している。この一つのスロット期間は、0.667m
sであり、一つのシンボルは256チップからなってい
る。
【0008】P−SCHとS−SCHとは共に256チ
ップ長のコードシーケンスであり、あらゆるセルに共通
の一つの固有のP−SCHと、スロット毎に変る16の
S−SCHとが存在し、これ等両者間には直交関係があ
る。
【0009】これ等のチャンネルを用いてセルサーチ、
すなわち初期同期確立が行われる。この初期同期確立手
順においては、スクランブリングコードを検出するまで
に、次の三段階の行程を必要とする。第1の段階はスロ
ット同期確立であって、プライマリシンクチャンネル
(P−SCH)の同期確立である。これは、電源投入さ
れた移動端末が最初に行う動作であり、P−SCHに対
して予め定められている一つのスクランブリングコード
を用いてWCDMAの逆拡散処理を行い、自己相関方式
によりWCDMAフレームを構成するスロットタイミン
グを検出して、スロット同期確立を行う。
【0010】第二段階は、上記の第一段階で検出された
スロットタイミングに合せて、セカンダリシンクチャン
ネル(S−SCH)の同期確立すなわちフレーム同期確
立を行うものである。すなわち、スロットタイミングに
同期して、S−SCHに対して1〜16までのセカンダ
リングシンクロナイゼーションコードに対して、総当り
でWCDMA逆拡散を試み、逆拡散に成功したら、逆拡
散に成功した次のスロットに対して、同様にセカンダリ
シンクロナイゼーションコードに対して、総当りでWC
DMA逆拡散を試みる。この動作を連続する三つのスロ
ットに繰返し行うことにより、規則性が属するスクラン
ブリングコードグループとスロットナンバーとが判明す
ることになり、その結果、フレーム同期が確立可能とな
る。
【0011】第三段階は、上記の第一及び第二段階で検
出されたWCDMAフレームに合わせて、CPICHに
対して、判明したスクランブリングコードグループに属
する8つのスクランブリングコードを、順次総当りでW
CDMA逆拡散を試みる処理であり、セルに割当てられ
たスクランブリングコード認識処理である。
【0012】以上の第一〜第三段階を経て、移動端末は
セルサーチを完了し、自分が通話に使用するためのスク
ランブリングコードが判明することになる。こうして、
以後のシステム固有情報を受信することが可能になり、
通話接続の動作が行える状態になる。
【0013】なお、上述したフレーム構成、スロット構
成、シンクロナイゼーションコード、スクランブリング
コードグループ、スクランブリングコード等の構成内容
の詳細については、標準化組織である3GPP(Third
Generation Partnership Project)において、標準勧告
書としてとりまとめられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この様な既存のセルサ
ーチ(同期確立)方式では、第二段階のフレーム同期確
立のために、S−SCHに対して1〜16までのセカン
ダリシンクロナイゼーションコードに対して、総当りで
WCDMA逆拡散を試みるときに、16のコードについ
て時系列的に、すなわち順番に逆拡散を行うようなって
いるので、最大で480msを必要とする。また、第三
段階のスクランブリングコード認識処理では、CPIC
Hに対して8つのスクランブリングコードに対して、総
当りでWCDMA逆拡散を試みるときに、8つのコード
について時系列的に、すなわち順番に逆拡散を行うよう
になっているので、最大で80ms必要となる。
【0015】本発明の目的は、上述したセルサーチ(同
期確立)に要する時間を短縮することが可能な受信機の
同期確立装置及びその方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による同期確立装
置は、複数のスロットからなるフレーム構成のWCDM
A信号を受信してスロット同期を行った後に、前記フレ
ーム構成に含まれるセカンダリシンクチャンネルを使用
してフレーム同期をなすようにしたWCDMA受信機に
おける同期確立装置であって、拡散符号グループを示す
全てのセカンダリシンクロナイゼーションコードの各々
に対応して設けられ、前記セカンダリシンクチャンネル
に対して同時に逆拡散処理をなす複数の逆拡散器と、こ
れら逆拡散処理出力に基づき前記フレーム同期確立をな
す手段とを含むことを特徴とする。
【0017】本発明による他の同期確立装置は、複数の
スロットからなるフレーム構成のWCDMA信号を受信
してスロット同期及びフレーム同期を行った後に、前記
フレーム構成に含まれる共通パイロットを使用して拡散
符号の特定をなすようにしたWCDMA受信機における
同期確立装置であって、前記フレーム同期により特定さ
れた拡散符号グループを示すセカンダリシンクロナイゼ
ーションコードに属する全ての拡散符号の各々に対応し
て設けられ、前記共通パイロットに対して同時に逆拡散
処理をなす複数の逆拡散器と、これら逆拡散処理出力に
基づき前記拡散符号の特定をなす手段とを含むことを特
徴とする。
【0018】本発明による更に他の同期確立装置は、複
数のスロットからなるフレーム構成のWCDMA信号を
受信してスロット同期を行った後に、前記フレーム構成
に含まれるセカンダリシンクチャンネルを使用してフレ
ーム同期をなすようにしたWCDMA受信機における同
期確立装置であって、拡散符号グループを示す全てのセ
カンダリシンクロナイゼーションコードの各々に対応し
て設けられ、前記セカンダリシンクチャンネルに対して
同時に逆拡散処理をなす複数の逆拡散器と、これら逆拡
散処理出力に基づき前記フレーム同期確立をなす手段
と、前記フレーム同期により特定された拡散符号グルー
プを示すセカンダリシンクロナイゼーションコードに属
する全ての拡散符号の各々に対応して設けられ、前記共
通パイロットに対して同時に逆拡散処理をなす複数の逆
拡散器と、これら逆拡散処理出力に基づき前記拡散符号
の特定をなす手段とを含むことを特徴とする。
【0019】本発明による同期確立方法は、複数のスロ
ットからなるフレーム構成のWCDMA信号を受信して
スロット同期を行った後に、前記フレーム構成に含まれ
るセカンダリシンクチャンネルを使用してフレーム同期
をなすようにしたWCDMA受信機における同期確立方
法であって、拡散符号グループを示す全てのセカンダリ
シンクロナイゼーションコードの数だけ、前記セカンダ
リシンクチャンネルに対して同時に逆拡散処理をなすス
テップと、これら逆拡散処理出力に基づき前記フレーム
同期確立をなすステップとを含むことを特徴とする。
【0020】本発明による他の同期確立方法は、複数の
スロットからなるフレーム構成のWCDMA信号を受信
してスロット同期及びフレーム同期を行った後に、前記
フレーム構成に含まれる共通パイロットを使用して拡散
符号の特定をなすようにしたWCDMA受信機における
同期確立方法であって、前記フレーム同期により特定さ
れた拡散符号グループを示すセカンダリシンクロナイゼ
ーションコードに属する全ての拡散符号の数だけ、前記
共通パイロットに対して同時に逆拡散処理をなすステッ
プと、これら逆拡散処理出力に基づき前記拡散符号の特
定をなすステップとを含むことを特徴とする。
【0021】本発明による更に他の同期確立方法は、複
数のスロットからなるフレーム構成のWCDMA信号を
受信してスロット同期を行った後に、前記フレーム構成
に含まれるセカンダリシンクチャンネルを使用してフレ
ーム同期をなすようにしたWCDMA受信機における同
期確立方法であって、拡散符号グループを示す全てのセ
カンダリシンクロナイゼーションコードの数だけ、前記
セカンダリシンクチャンネルに対して同時に逆拡散処理
をなすステップと、これら逆拡散処理出力に基づき前記
フレーム同期確立をなすステップと、前記フレーム同期
により特定された拡散符号グループを示すセカンダリシ
ンクロナイゼーションコードに属する全ての拡散符号の
数だけ、前記共通パイロットに対して同時に逆拡散処理
をなすステップと、これら逆拡散処理出力に基づき前記
拡散符号の特定をなすステップとを含むことを特徴とす
る。
【0022】本発明の作用を述べる。第二段階のフレー
ム同期のためのスクランブリングコードグループを特定
する逆拡散処理や、第三段階のスクランブリングコード
を特定するための逆拡散処理において、従来は時系列的
に順番に一つづつ各コードを総当りで行っていたもの
を、並列して同時に逆拡散処理を行うようにして、セル
サーチ時間の大幅な短縮を図るようにしている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を用いて説明する。図1は本発明の実施例の概略機
能ブロック図である。図1を参照すると、アンテナ1か
らのWCDMA受信信号は、RF受信部2を介して周波
数変換部3へ入力され、ベースバンド信号に変換されて
スロット同期部4、コードグループ認識部(フレーム同
期部)5、スクランブルコード認識部6及び逆拡散部8
へ入力される。
【0024】スロット同期部4は前述した第一段階のス
ロット同期確立処理を行うものであり、コードグループ
認識部5は上述した第二段階のフレーム同期確立処理を
行うものであり、スクランブルコード認識部6は上述し
た第三段階の同期確立を行うものである。制御部(CP
U)7はこれ等各部を制御するものであり、これ等各部
からの各段階における同期確立情報を取得して、次段階
の制御を行う。
【0025】逆拡散部8は上記第一〜第三段階の同期確
立により取得決定されたスクランブリングコードを用い
て、受信されたベースバンド信号の逆拡散を行い、復調
部9へ出力する。復調部9では、この逆拡散された信号
の復調を行って、移動端末の通信(通話)を可能とす
る。スロット同期部4は、P−SCHに対して予め定め
られている一つのスクランブリングコードを用いてWC
DMAの逆拡散を行い、自己相関方式によりWCDMA
フレームを構成するスロットタイミングを検出してスロ
ット同期を行うものであり、従来例と同じであり、周知
であるのでその詳細なる説明は省略する。
【0026】コードグループ認識部5は、図2にその具
体例を示す如く、CPU7からセカンダリシンクロナイ
ゼーションコード(スクランブリングコードグループを
示す16とおりの情報)が格納されるメモリ51と、こ
れ等16とおりのコードに対応して設けられて受信され
たS−SCH信号を逆拡散する逆拡散器52−1〜52
−16と、これ等逆拡散結果を入力とし、フレームカウ
ンタ54からのスロットタイミング情報と、逆拡散器か
らの出力信号とを用いて、スクランブリングコードグル
ープの検出を行って、その検出結果をCPU7へ出力す
ると共に、スロットナンバー情報を検出してフレームカ
ウンタ54へ出力するデコーダ回路53とを有してい
る。
【0027】スクランブルコード認識部6は、図3にそ
の具体例を示す如く、CPU7からスクランブリングコ
ード(8とおりの情報)が格納されるメモリ61と、こ
れ等8とおりのコードに対応して設けられて受信された
CPICH信号を逆拡散する逆拡散器62−1〜62−
8と、これ等逆拡散結果を入力とし、フレームカウンタ
64からのスロットタイミング情報と逆拡散器からの出
力信号とを用いて、スクランブリングコードの検出を行
って、その検出結果をCPU7へ出力するデコーダ63
とを有している。
【0028】S−SCHによるフレーム同期確立方法に
ついて、図2を用いて説明する。受信されたS−SCH
信号は16とおり存在する逆拡散器52−1〜52−1
6へそれぞれ入力される。CPU7からは、16とおり
あるセカンダリシンクロナイゼーションコード情報が出
力されてメモリ51へ格納される。16個の各逆拡散器
52−1〜52−16は、それぞれ必要な逆拡散用のセ
カンダリシンクロナイゼーションコードをメモリ51か
ら読取って、S−SCHの逆拡散を同時に試みることに
なる。
【0029】逆拡散後の信号はデコーダ回路53へ入力
される。フレームカウンタはスロットタイミング情報を
デコーダ回路53へ供給する。いま、この時点において
は、スロットナンバーは未知である。デコーダ回路53
では、フレームカウンタ54からのスロットタイミング
情報と16とおりの逆拡散出力とを用いて、一つの逆拡
散に成功したセカンダリシンクロナイゼーションコード
を識別する。この識別操作を、連続する三つのスロット
に対して実行すると、その規則性からスクランブリング
コードグループとスロットナンバーとが判明することに
なる。16とおりの逆拡散信号を同時に識別することが
できるので、最短2msで、スクランブリングコードグ
ループとスロットナンバーとが判明できることになる。
【0030】デコーダ回路53はスクランブリングコー
ドグループ情報をCPU7へ通知すると共に、スロット
ナンバー情報をフレームカウンタ54へ通知し、フレー
ムの先頭を認識し、フレーム同期確立が可能となる。な
お、このデコーダ回路53の具体例は、周知の構成を用
いることができる。
【0031】CPICHの同期確立方法について、図3
を用いて説明する。受信されたCPICH信号は8とお
りある逆拡散器62−1〜62−8へ入力される。CP
U7からは、8とおりのスクランブリングコード情報が
出力されてメモリ61へ格納される。8とおりの逆拡散
器62−1〜62−8は、それぞれ必要な逆拡散用のス
クランブリングコードをメモリ61から読取り、CPI
CHの逆拡散を試みる。逆拡散された信号はデコーダ回
路63へ出力される。また、フレームカウンタ64か
ら、スロットタイミング情報がデコーダ回路63へ出力
される。
【0032】デコーダ回路63では、フレームカウンタ
64からのスロットタイミング情報と8とおりの逆拡散
器62−1〜62−8からの出力信号とを用いて、一つ
の逆拡散に成功したスクランブリングコードを識別す
る。デコーダ回路63はこの識別したスクランブリング
コードをCPU7へ通知することになる。なお、このデ
コーダ回路63も周知の構成を用いることができる。
【0033】なお、コードグループ認識部5によるS−
SCHの同期確立と、スクランブルコード認識部6によ
るCPICHの同期確立とは、時間的にずれて順次行わ
れるので、図2及び図3の回路は共通して使用すること
ができることは明らかである。
【0034】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、WC
DMA方式での初期同期確立手順において、移動端末が
電源投入時からスクランブリングコードを検出してシス
テム固有情報を受信するまでに、従来では約560ms
要していたのを、最短で約12msにまで短縮できると
いう効果がある。その理由は、コードグループ認識処理
やスクランブルコード認識処理において、予想されるコ
ードの数だけ同時に並列して逆拡散処理するようにした
ためである。
【0035】WCDMAシステムにおいては、通信する
基地局は常に一つではなく、複数の基地局の電波状態を
移動端末側で監視しているために、上述した同期確立の
操作は、通話する基地局毎に常に行われている。よっ
て、同期確立に要する本発明による時間短縮の効果は、
通信する基地局の数が増えるほど大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略機能ブロック図である。
【図2】図1におけるコードグループ認識部5の例を示
す図である。
【図3】図1におけるスクランブルコード認識部6の例
を示す図である。
【図4】WCDMA方式における同期チャンネルのフォ
ーマット図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF受信部 3 周波数変換部 4 スロット同期部 5 コードグループ認識部(フレー
ム同期部) 6 スクランブルコード認識部 7 CPU 8 逆拡散部 9 復調部 51,61 メモリ 52−1〜52−16 逆拡散部 53,63 デコーダ回路 54,64 フレームカウンタ 62−1〜62−8 逆拡散部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスロットからなるフレーム構成の
    WCDMA信号を受信してスロット同期を行った後に、
    前記フレーム構成に含まれるセカンダリシンクチャンネ
    ルを使用してフレーム同期をなすようにしたWCDMA
    受信機における同期確立装置であって、 拡散符号グループを示す全てのセカンダリシンクロナイ
    ゼーションコードの各々に対応して設けられ、前記セカ
    ンダリシンクチャンネルに対して同時に逆拡散処理をな
    す複数の逆拡散器と、 これら逆拡散処理出力に基づき前記フレーム同期確立を
    なす手段と、を含むことを特徴とする同期確立装置。
  2. 【請求項2】 前記フレーム同期確立をなす手段は、前
    記逆拡散処理出力に基づいて前記セカンダリシンクロナ
    イゼーションコードの特定及びスロットナンバーの特定
    をなすようにしたことを特徴とする請求項1記載の同期
    確立装置。
  3. 【請求項3】 複数のスロットからなるフレーム構成の
    WCDMA信号を受信してスロット同期及びフレーム同
    期を行った後に、前記フレーム構成に含まれる共通パイ
    ロットを使用して拡散符号の特定をなすようにしたWC
    DMA受信機における同期確立装置であって、 前記フレーム同期により特定された拡散符号グループを
    示すセカンダリシンクロナイゼーションコードに属する
    全ての拡散符号の各々に対応して設けられ、前記共通パ
    イロットに対して同時に逆拡散処理をなす複数の逆拡散
    器と、 これら逆拡散処理出力に基づき前記拡散符号の特定をな
    す手段と、を含むことを特徴とする同期確立装置。
  4. 【請求項4】 複数のスロットからなるフレーム構成の
    WCDMA信号を受信してスロット同期を行った後に、
    前記フレーム構成に含まれるセカンダリシンクチャンネ
    ルを使用してフレーム同期をなすようにしたWCDMA
    受信機における同期確立装置であって、 拡散符号グループを示す全てのセカンダリシンクロナイ
    ゼーションコードの各々に対応して設けられ、前記セカ
    ンダリシンクチャンネルに対して同時に逆拡散処理をな
    す複数の逆拡散器と、 これら逆拡散処理出力に基づき前記フレーム同期確立を
    なす手段と、 前記フレーム同期により特定された拡散符号グループを
    示すセカンダリシンクロナイゼーションコードに属する
    全ての拡散符号の各々に対応して設けられ、前記共通パ
    イロットに対して同時に逆拡散処理をなす複数の逆拡散
    器と、 これら逆拡散処理出力に基づき前記拡散符号の特定をな
    す手段と、を含むことを特徴とする同期確立装置。
  5. 【請求項5】 複数のスロットからなるフレーム構成の
    WCDMA信号を受信してスロット同期を行った後に、
    前記フレーム構成に含まれるセカンダリシンクチャンネ
    ルを使用してフレーム同期をなすようにしたWCDMA
    受信機における同期確立方法であって、 拡散符号グループを示す全てのセカンダリシンクロナイ
    ゼーションコードの数だけ、前記セカンダリシンクチャ
    ンネルに対して同時に逆拡散処理をなすステップと、 これら逆拡散処理出力に基づき前記フレーム同期確立を
    なすステップと、を含むことを特徴とする同期確立方
    法。
  6. 【請求項6】 前記フレーム同期確立をなすステップ
    は、前記逆拡散処理出力に基づいて前記セカンダリシン
    クロナイゼーションコードの特定及びスロットナンバー
    の特定をなすようにしたことを特徴とする請求項5記載
    の同期確立方法。
  7. 【請求項7】 複数のスロットからなるフレーム構成の
    WCDMA信号を受信してスロット同期及びフレーム同
    期を行った後に、前記フレーム構成に含まれる共通パイ
    ロットを使用して拡散符号の特定をなすようにしたWC
    DMA受信機における同期確立方法であって、 前記フレーム同期により特定された拡散符号グループを
    示すセカンダリシンクロナイゼーションコードに属する
    全ての拡散符号の数だけ、前記共通パイロットに対して
    同時に逆拡散処理をなすステップと、 これら逆拡散処理出力に基づき前記拡散符号の特定をな
    すステップと、を含むことを特徴とする同期確立方法。
  8. 【請求項8】 複数のスロットからなるフレーム構成の
    WCDMA信号を受信してスロット同期を行った後に、
    前記フレーム構成に含まれるセカンダリシンクチャンネ
    ルを使用してフレーム同期をなすようにしたWCDMA
    受信機における同期確立方法であって、 拡散符号グループを示す全てのセカンダリシンクロナイ
    ゼーションコードの数だけ、前記セカンダリシンクチャ
    ンネルに対して同時に逆拡散処理をなすステップと、 これら逆拡散処理出力に基づき前記フレーム同期確立を
    なすステップと、 前記フレーム同期により特定された拡散符号グループを
    示すセカンダリシンクロナイゼーションコードに属する
    全ての拡散符号の数だけ、前記共通パイロットに対して
    同時に逆拡散処理をなすステップと、 これら逆拡散処理出力に基づき前記拡散符号の特定をな
    すステップと、を含むことを特徴とする同期確立方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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