JP2002344286A - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

Info

Publication number
JP2002344286A
JP2002344286A JP2001143306A JP2001143306A JP2002344286A JP 2002344286 A JP2002344286 A JP 2002344286A JP 2001143306 A JP2001143306 A JP 2001143306A JP 2001143306 A JP2001143306 A JP 2001143306A JP 2002344286 A JP2002344286 A JP 2002344286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential amplifier
differential
resonator
filter circuit
amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001143306A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoki Sakai
基樹 酒井
Yoshitaka Ikeuchi
良隆 池内
Giichi Mori
森  義一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001143306A priority Critical patent/JP2002344286A/ja
Publication of JP2002344286A publication Critical patent/JP2002344286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な回路構成で、共振器の寄生容量成分や、
同相ノイズの影響をキャンセルし、微弱な入力信号でも
安定度の優れたフィルタ回路を提供する。 【解決手段】差動信号が互いに同位相で入力される第1
の差動増幅器1および第2の差動増幅器2と、第1の差
動増幅器1の差動出力端間に接続された共振回路Xr
と、第2の差動増幅器2の差動出力端間に接続された容
量素子Coと、第1の差動増幅器1の差動出力を入力す
る第3の差動増幅器3と、第2の差動増幅器2の差動出
力を入力する第4の差動増幅器4とを備え、第3の差動
増幅器3と第4の差動増幅器4は、互いに入力に対して
逆位相の出力端同志が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば特に狭帯域
な直列共振フィルタを用いる無線データ通信機器等に用
いられる、共振器を有するフィルタ回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機器市場の拡大が進む中で、
高い受信感度を得るために狭帯域化を実現する手段とし
て水晶共振子、セラミック共振子等を用いたフィルタ回
路が受信機などに多く用いられている。
【0003】以下、従来の共振器を有するフィルタ回路
について説明する。
【0004】図4は従来の共振器を有するフィルタ回路
の構成を示すものである。図4において、AMP1、AMP2は
差動増幅器で、入力信号20に対してそれぞれ正負の極
性を逆に接続されている。差動増幅器AMP1の出力は共振
器Xrを介して、電圧加算回路21の一の入力に接続さ
れ、また差動増幅器AMP2の出力は、容量Coを介して、
電圧加算回路21の他の入力に接続されている。
【0005】以上のように構成された共振器を有するフ
ィルタ回路について、以下その動作について説明する。
【0006】差動増幅器AMP1,AMP2の出力は、位相が互
いに180度反転した関係にある。差動増幅器AMP1の出
力に接続する共振器Xrは図2に示すように等価モデル
として、抵抗Rn、容量Cn、インダクタLnからなる直列共
振部Lxと、並列寄生容量成分Cpとに分けて考えることが
でき、差動増幅器AMP2の出力に接続する容量Coを並列寄
生容量成分Cpと等しい容量値に選ぶことにより、電圧加
算器21の出力では並列寄生容量成分Cpが容量Coで相殺
され、純粋な直列共振特性が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、(1)共振器として対称的な差動動作となら
ず、高インピーダンスな共振器に対しては動作が不安定
になる、(2)特に微弱な信号に対して、外乱等の同相
ノイズの影響を受けやすい、という課題を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、簡単な回路構成で、共振器の寄生容量成分や、
同相ノイズの影響をキャンセルし、微弱な入力信号でも
安定度の優れたフィルタ回路を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のフィルタ
回路は、差動信号が互いに同位相で入力される第1の差
動増幅器および第2の差動増幅器と、前記第1の差動増
幅器の差動出力端間に接続された共振回路と、前記第2
の差動増幅器の差動出力端間に接続された容量素子と、
前記第1の差動増幅器の差動出力を入力する第3の差動
増幅器と、前記第2の差動増幅器の差動出力を入力する
第4の差動増幅器とを備え、前記第3の差動増幅器と第
4の差動増幅器は、互いに入力に対して逆位相の出力端
同志が接続されたことを特徴とするものである。
【0010】請求項1記載のフィルタ回路によれば、第
1の差動増幅器の差動出力間に接続する共振回路の並列
寄生容量成分と第2の差動増幅器の差動出力間に接続す
る容量素子成分を相殺しあい、純粋な直列共振特性が得
られるとともに、入力・出力とも対称的な差動増幅器の
構成により共振器として対称的な作動動作となるため、
同相ノイズの影響をキャンセルし、微弱な入力信号でも
安定度の優れたフィルタ回路を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は一の実施の形
態における共振器を有するフィルタ回路の構成を示すも
のである。
【0012】図1において、10は入力信号、Xrは共振
器、Coは容量である。11A、11B、11C、11D
及び、14A、14B、14C、14Dはトランジスタ
である。1はトランジスタ14Aと14Bとの差動対で
構成される差動増幅器、2はトランジスタ14Cと14
Dとの差動対で構成される差動増幅器、3はトランジス
タ11Aと11Bとの差動対で構成される差動増幅器、
4はトランジスタ11Cと11Dとの差動対で構成され
る差動増幅器である。12Aは差動増幅器1の電流源、
12Bは差動増幅器2の電流源、12Cは差動増幅器3
の電流源、12Dは差動増幅器4の電流源である。13
Aは差動増幅器1の任意の負荷回路、13Bは差動増幅
器2の任意の負荷回路、13は差動増幅器3と差動増幅
器4の任意の負荷回路を示す。各負荷回路13A、13
B、13は電源Vccに接続する。
【0013】このフィルタ回路は、差動信号が互いに同
位相で入力される第1の差動増幅器1と第2の差動増幅
器2があり、第1の差動増幅器1と第2の差動増幅器2
はそれぞれ、第1の電流源12A、第2の電流源12B
で接地され、それぞれの出力端子には任意の第1の負荷
回路13A、第2の負荷回路13Bが接続される。第1
の差動増幅器1の差動出力端間には直列共振回路例えば
共振器Xrの両端を接続し、第2の差動増幅器2の差動
出力端間には容量Coの容量素子の両端を接続する。第
1の差動増幅器1の差動出力は、接地側に第3の電流源
12Cを有する第3の差動増幅器3の差動入力に接続
し、第2の差動増幅器2の差動出力は、接地側に第4の
電流源12Dを有する第4の差動増幅器4の差動入力に
接続する。第3の差動増幅器3と第4の差動増幅器4
は、互いに入力に対して逆位相の出力同志が接続され、
更に両出力端は任意の第3の負荷回路13に接続され
る。
【0014】以上のように構成された共振器を有するフ
ィルタ回路について、以下その動作について説明する。
まず、差動増幅器1は、入力信号10を入力する差動入
力端と、電流源12Aと、任意の負荷回路13Aと、差
動出力端を有し、差動増幅器1の差動出力端子間には、
共振器Xrの両端が接続されることで対称的な差動動作を
行なう。また、差動増幅器2は、入力信号10を入力す
る差動入力端と、電流源12Bと、任意の負荷回路13
Bと、差動出力端を有し、差動増幅器2の差動出力端子
間には、共振器Xrの寄生容量成分Cpを近似的に実現す
る容量Coの両端が接続される。さらに差動増幅器1、2
の差動出力は、それぞれ、差動増幅器3、4に入力する
が、差動増幅器3、4は、各々の電流源12C、12D
と、任意の負荷回路13とを備え、互いに入力に対して
逆位相の出力同志が接続され減算して動作するため、近
似容量Coと並列寄生容量成分Cpを周波数特性的に等し
い容量値に選ぶことで、差動増幅器3,4の差動出力端
では並列寄生容量成分Cpがキャンセルされ、純粋な直
列共振特性が得られるとともに、共振回路と近似容量を
含めて対称的な差動動作をさせるために、同相ノイズ成
分も相殺される作用を有する。
【0015】図3は、フィルタ回路の周波数特性のシミ
ュレーション結果である。直列共振回路の寄生容量を相
殺する近似容量Co無しの場合と、近似容量Coありの場合
を比較している。近似容量Co無しの場合には直列共振回
路の寄生容量の影響で、高域通過特性を示しているのに
対して、近似容量Co有りの場合には純粋な直列共振に近
い特性を示している。
【0016】以上のように、本実施の形態によれば、直
列共振回路の寄生容量を近似容量により相殺することで
純粋な直列共振特性を得ることができると共に、共振器
として対称的な差動動作となるため、同相ノイズの影響
を低減でき、微弱な入力信号でも安定度の優れたフィル
タ回路を実現することができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載のフィルタ回路によれば、
第1の差動増幅器の差動出力間に接続する共振回路の並
列寄生容量成分と第2の差動増幅器の差動出力間に接続
する容量素子成分を相殺しあい、純粋な直列共振特性が
得られるとともに、入力・出力とも対称的な差動増幅器
の構成により共振器として対称的な作動動作となるた
め、同相ノイズの影響をキャンセルし、微弱な入力信号
でも安定度の優れたフィルタ回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における共振器を有する
フィルタ回路を示す回路図である。
【図2】本発明の一実施の形態における共振器の等価モ
デルの概略図である。
【図3】フィルタ特性のシミュレーション結果を示し、
横軸は周波数(Frequency:Hz)、縦軸は電圧(Voltage MA
G(dB)Vのグラフである。
【図4】従来例における共振器を有するフィルタ回路を
示す回路図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 差動増幅器 10、20 入力信号 11A、11B、11C、11D トランジスタ 12A、12B、12C、12D 差動増幅器の電流
源 13 差動増幅器の任意の負荷回路 14A、14B、14C、14D トランジスタ AMP1、AMP2 差動増幅器 Xr 共振器 Cp 共振器の純粋な直列共振部に付加する並列寄生容量
成分 Lx 共振器の純粋な直列共振部 Rn 直列共振部の抵抗成分 Ln 直列共振部のインダクタ成分 Cn 直列共振部の容量成分 Co 共振器の寄生容量を相殺するための容量 Vcc 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 義一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J098 AA02 AA14 AB03 AB05 AD11 AD25 CA05 CB01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動信号が互いに同位相で入力される第
    1の差動増幅器および第2の差動増幅器と、前記第1の
    差動増幅器の差動出力端間に接続された共振回路と、前
    記第2の差動増幅器の差動出力端間に接続された容量素
    子と、前記第1の差動増幅器の差動出力を入力する第3
    の差動増幅器と、前記第2の差動増幅器の差動出力を入
    力する第4の差動増幅器とを備え、前記第3の差動増幅
    器と第4の差動増幅器は、互いに入力に対して逆位相の
    出力端同志が接続されたことを特徴とするフィルタ回
    路。
JP2001143306A 2001-05-14 2001-05-14 フィルタ回路 Pending JP2002344286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143306A JP2002344286A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 フィルタ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143306A JP2002344286A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 フィルタ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002344286A true JP2002344286A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18989475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001143306A Pending JP2002344286A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 フィルタ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002344286A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005107056A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Xo-buffer robust to interference
US7095297B2 (en) * 2001-11-13 2006-08-22 National University Of Singapore Insulation of anti-resonance in resonators

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7095297B2 (en) * 2001-11-13 2006-08-22 National University Of Singapore Insulation of anti-resonance in resonators
US7352262B2 (en) * 2001-11-13 2008-04-01 Yong Ping Xu Insulation of anti-resonance in resonators
WO2005107056A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Xo-buffer robust to interference
US7102447B2 (en) 2004-05-04 2006-09-05 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) XO-buffer robust to interference

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950022046A (ko) 가변 이득 전압 신호 증폭기 및 그 이용 방법
US9973156B2 (en) Generation of voltage reference signals in a hybrid switched mode amplifier
JP4157922B2 (ja) 平衡相互コンダクタおよび電子機器
US20040201419A1 (en) Amplifying circuit
JP2003338724A5 (ja)
JP2002344286A (ja) フィルタ回路
JP3116318B2 (ja) 直列共振で運転される共振器を有するフイルタ回路
EP1434348A1 (en) Wideband common-mode regulation circuit
US6741132B2 (en) Low noise level differential amplifier
SE0003510D0 (sv) Voltage controlled oscillator
US10199995B2 (en) Programmable amplifier circuit capable of providing large or larger resistance for feedback path of its amplifier
KR100458143B1 (ko) 필터및발진기용의상보형트랜스컨덕터를포함하는전자회로
JPS59207712A (ja) 増幅器
JPH0279604A (ja) 低周波増幅器
KR20070046783A (ko) 평형 출력 회로 및 그것을 이용한 전자 기기
ATE291792T1 (de) Verzerrungsarmer treiberverstärker für integrierte filter
EP1392195B1 (en) Integrated low-corner frequency high pass filter circuit
CN215646736U (zh) 一种放大电路
JP3852927B2 (ja) 周波数逓倍器
JPH10209813A (ja) 不平衡−平衡変換回路
US20230208372A1 (en) Sample-and-hold amplifier
JPH09148855A (ja) 差動演算増幅器
JPH09246880A (ja) 増幅回路
WO2002087462A2 (en) Integrated low-corner frequency high pass filter circuit
WO2005031972A1 (ja) アクティブ・フィルタ