JP2002344208A - 2端子対アイソレータ - Google Patents

2端子対アイソレータ

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JP2002344208A
JP2002344208A JP2001145185A JP2001145185A JP2002344208A JP 2002344208 A JP2002344208 A JP 2002344208A JP 2001145185 A JP2001145185 A JP 2001145185A JP 2001145185 A JP2001145185 A JP 2001145185A JP 2002344208 A JP2002344208 A JP 2002344208A
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ferrite
input
isolator
conductors
center
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Shigeru Takeda
茂 武田
Yasushi Kishimoto
靖 岸本
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 占積率が著しく向上した小型2端子対アイソ
レータを提供する。 【解決手段】 互いに電気的に絶縁状態で交差するよう
に、第1、第2の中心導体L1、L2をフェライト薄板
G1に近接して配し、該フェライト薄板は永久磁石によ
り静磁界が印加されており、第1、第2の中心導体の一
端はそれぞれ第1、第2の入出力端子となり、他端は共
通部に接続され、前記第1の入出力端子と前記共通部の
間には第1の整合用コンデンサーC1が接続され、前記
第2の入出力端子と前記共通端子の間には第2の整合用
コンデンサーC2が接続され、前記第1、第2の入出力
端子間に抵抗素子Rを接続してなる構成において、前記
前記フェライト薄板の基本平面形状が4角形であり、該
4角形の対角線と平行に前記中心導体の長軸が構成され
ていることを特徴とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波用アイソレ
ータ、特に逆方向損失が広帯域特性を有する2端子対ア
イソレータの分野に関するものである。
【0002】
【従来技術】現在の高周波用アイソレータの技術状況と
しては、3端子対接合型サーキュレータの一つの端子を
整合インピーダンスで終端したものが一般的である。こ
の接合型サーキュレータは、2種類の形式、すなわち分
布定数型サーキュレータと集中定数型サーキュレータに
分類される。サーキュレータは電気的特性が非可逆的で
あり、その構造はフェライト薄板に垂直に磁界を印加し
て、このフェライト薄板の周囲に導体を近接したものを
基本としている。前者の分布定数型はアイソレータ素子
の寸法が取り扱っているフェライト薄板中を伝わる高周
波の波長の1/4以上の場合に、後者の集中定数型は1/
8以下の場合にそれぞれ使い分けられる。集中定数型の
方が小型化に適する。
【0003】第14図に、現在携帯電話等で用いられて
いる3端子対集中定数型サーキュレータの一端子対に整
合インピーダンス(抵抗素子R)を接続してアイソレー
タを実現した場合の概略構造図と概略回路図を示す。フ
ェライト薄板はガーネット型フェライトGよりなり、こ
の上面に3本の中心導体L1、L2、L3が120度の角度間隔で
配されている。それぞれの中心導体の一端は端子対
の入出力線路となり、他端は地導体となる共通部GRに
接続される。整合用コンデンサーC1、C2、C3がそれぞれ
中心導体L1、L2、L3の一端と共通部GRの間に並列接続さ
れる。また、アイソレータを実現するためエネルギーを
吸収するための整合抵抗素子Rが端子対と共通部GRの
間に取り付けられている。フェライト薄板Gの主面にほ
ぼ垂直な静磁界が印加されるように永久磁石が装荷され
ているが、図面では省略してある。静磁界の方向と強
さ、および中心導体L1、L2、L3と整合用コンデンサーC
1、C2、C3の大きさを慎重に調整することにより、第1
4図の構造は所望の周波数(以後中心周波数という)f
oでサーキュレータとして動作し、端子対から入力し
た高周波は端子対に、端子対から入った高周波は端
子対に少ない損失で伝わる。端子対に抵抗素子Rが
接続されているとそこでほとんどのエネルギーが吸収さ
れ、端子対から端子対に高周波はほとんど伝播しな
い状態が実現する。すなわち一方向のみの伝播を助け、
逆方向のそれは阻止する素子であるアイソレータを実現
できる。第14図の構造は挿入損失が小さく、その帯域
幅も広いという利点を持っていたが、逆方向損失の帯域
幅が狭いという欠点を持っていた。すなわち3組の中心
導体は120度の角度で交差するため、所望の周波数foよ
りも少し高い周波数では、お互いの中心導体の結合を無
視できずに、約1.4foの高周波で伝送損失の第2のピ
ークが現れ(S.Takeda;1999 IEEE MTT-S Digest, pp1361
-1364 (WEF3-1))、逆方向損失の減衰量が5dB程度まで
劣化することである。この影響を受けて、2foおよび
3foの減衰量をあまり大きく取れないという欠点があ
った。
【0004】これに対して、第13図に示すような2端
子対アイソレータ(特開昭52-134349、特開昭53-129561)
は、中心導体L1、L2が2本でかつそれが直交しているこ
とから、中心周波数近傍から離れて、正しいアイソレー
タ動作が成立しなくなっても、高い減衰量が得られると
いう利点があると指摘されていた。本構造では、整合コ
ンデンサーC1、C2が、中心導体L1、L2の一端と共通部GR
の間に並列に接続されている。大きな違いは、エネルギ
ー吸収用抵抗素子Rの二つの端子が、中心導体L1、L2の
一端にそれぞれ接続されていることである。中心導体L
1、L2の他端は地導体である共通部GRに接続されてい
る。この構造は、第14図の構造と比較して分かるよう
に、中心導体の数が1本、整合用コンデンサーが1個、
少ないことが特徴であり、高周波アイソレータの小型
化、薄型化にとっては極めて好都合である。しかし、第
13図の構造はこれまで本格的に実用化されることはな
かった。その理由は、確かに逆方向損失の帯域幅が広い
ということはあるが、挿入損失の帯域幅が狭いという欠
点を有していたからである。それに伴い挿入損失そのも
のの値が、第14図の3端子対の構造に比較して、それ
ほど小さくならないということである。一つの例とし
て、帯域幅を広げようとすれば、静磁界を弱くすること
により、動作磁界を小さくすることが考えられるが、こ
のようにすると、磁気的損失が大きくなり、挿入損失の
増大を招くのである。また、3端子対サーキュレータの
ようにその動作原理がそれほど細かく検討されていなか
ったというのも一つの理由である。本発明の発明者等
は、第13図の回路を解析できる独自の回路シミュレー
タを開発し、それに基づきいろいろな基本的知見を得る
ことができた。以下、回路解析に基づき、第13図の動
作原理について簡単に述べる。
【0005】端子対から入った高周波は中心導体L1に
電流を流し、フェライト薄板Gを励起する。フェライト
薄板Gは永久磁石でその主面方向に磁化されており、直
交している中心導体L2に結合する高周波磁界成分が発生
する。これは、マイクロ波帯におけるフェライトの強磁
性共鳴効果によるものである。この効果がなければ、中
心導体L2にエネルギーが伝播することはない。整合用コ
ンデンサーC1、C2は中心導体L1、L2とそれぞれペアとな
って中心周波数foで共振する並列共振回路を構成して
いる。ここで注目すべきことは、伝播する場合の位相変
化である。すなわち、端子対から端子対にエネルギ
ーが伝わる場合、その位相差は360度であり、入力と出
力で振幅が同じであれば、抵抗素子Rに電流は流れな
い。逆に端子対から端子対にエネルギーが伝わる場
合は、その位相差はちょうど180度となる。このときに
はエネルギー吸収抵抗素子Rに大きな電流が流れ、エネ
ルギーが抵抗素子で消費される。すなわち、端子対か
ら端子対にはエネルギーが伝わりにくくなるのであ
る。
【0006】本発明の発明者が独自に開発した回路シミ
ュレータを用いた解析とそれに基づいた実験により、2
端子対アイソレータの挿入損失及び帯域幅は、フェライ
ト薄板を介した第1、第2の中心導体の結合度を増加さ
せることにより、大幅に改善されることが分かった。こ
れにより実用化の見通しが得られたが、コストを意識し
た実用化を一層促進するためには、フェライト薄板、中
心導体、コンデンサー、抵抗素子などの実装上の問題を
解決する必要がある。以下従来技術の実施例を基に現状
を説明する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術の中心導
体と円板状フェライト薄板Gの関係を第1図に示す。第1
図(a)は第1のフェライト薄板G1と二つの中心導体L1、L
2の配置関係を示す平面図である。ここで、第2のフェ
ライト薄板G2は省略してある。第1図(b)は、第1のフ
ェライト薄板G1と第2のフェライト薄板G2の間に中心導
体L1、L2が配されたのときのほぼ中央の断面図である。
第1の中心導体L1の一端は地導体である共通部GRに接続
されている。ほぼ同じ形状の第2の中心導体は、その長
軸が直角になるように絶縁膜(図中省略されている)を
介して第1の中心導体の上に配され、一端は共通部GRに
接続される。中心導体L1、L2の他端はそのまま入出力端
子となる。第2のフェライト薄板G2は第2の中心導
体の上に密接して配される。第2図は、第1図のフェライ
ト薄板と中心導体の組立体を、抵抗素子、整合用コンデ
ンサーを矩形のケースSHの中に組み入れた従来技術の実
施例の組立図を示す。円板状フェライト薄板G1は矩形状
ケースSHの丁度中間に配され、入出力端子は左右直
線状位置に取り付けられている。しかし、第2図からわ
かるように、円板状フェライト薄板の周りに二つの中心
導体が配置では、隙間が多すぎ占積率が余りあがらない
という欠点があった。第3図は従来技術のもう一つの実
施例であり、直交した中心導体の幾何学的対称性を考慮
し、矩形状のフェライト薄板を用いて、中心導体、抵抗
素子、整合用コンデンサーを矩形のケースSHの中に組み
入れた組立図を示す。この図から分かるように、円板状
フェライト薄板に比較し、むしろ占積率は劣化する。第
4図は従来技術のもう一つの実施例であり、フェライト
薄板は第3図の角の部分を取り除いた8角形の形状をな
す。このようにすることによりある程度占積率を向上で
きるが、円板状のフェライト薄板と比較しそれほどの利
点はない。また、8角形は形状が複雑であり、コスト的
な問題もある。以上従来技術の実施例において述べたよ
うに、これまでの2端子対アイソレータは、挿入損失が
大きくかつその帯域幅も狭いという欠点は解決されたも
のの、他に占積率が余り上がらない不利な点があった。
本発明は、上記従来技術の状況を鑑みてなされたもの
で、占積率が著しく向上した小型2端子対アイソレータ
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に電気的に絶縁状態で交差するように、第1、第2の中
心導体をフェライト薄板に近接して配し、該フェライト
薄板は永久磁石により静磁界が印加されており、第1、
第2の中心導体の一端はそれぞれ第1、第2の入出力端
子となり、他端は共通部に接続され、前記第1の入出力
端子と前記共通部の間には第1の整合用コンデンサーが
接続され、前記第2の入出力端子と前記共通部の間には
第2の整合用コンデンサーが接続され、前記第1、第2
の入出力端子間に抵抗素子を接続してなる構成におい
て、前記前記フェライト薄板の基本平面形状が4角形で
あり、該4角形の対角線と平行に前記中心導体の長軸が
構成されていることを特徴とする2端子対アイソレータ
である。請求項2の発明では、互いに電気的に絶縁状態
で交差するように、第1、第2の中心導体を同時焼成さ
れた複数枚のフェライト積層体の間に配し、該フェライ
ト積層体は永久磁石により静磁界が印加されており、第
1、第2の中心導体の一端はそれぞれ第1、第2の入出
力端子となり、他端は共通部に接続され、前記第1の入
出力端子と前記共通部の間には第1の整合用コンデンサ
ーが接続され、前記第2の入出力端子と前記共通部の間
には第2の整合用コンデンサーが接続され、前記第1、
第2の入出力端子間に抵抗素子を接続してなる構成にお
いて、前記前記フェライト積層体の基本平面形状が4角
形であり、該4角形の対角線と平行に前記中心導体の長
軸が構成されていることを特徴とする2端子対アイソレ
ータである。請求項3の発明では、前記中心導体が前記
フェライト積層体中で、スルーホールにより接続構成さ
れていることを特徴とする請求項2に記載の2端子対ア
イソレータである。請求項4の発明では、前記第1、第
2の中心導体の中央部分が3本以上の導体に分かれてい
ることを特徴とする請求項2に記載の2端子対アイソレ
ータである。請求項5の発明では、前記共通部が地導体
となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載の2端子対アイソレータ。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
添付図面に基づいて説明する。第5図は本発明の一つの
実施例である中心導体とフェライト薄板組立図を示す。
4角形のフェライト薄板G1の二つの対角線に平行に第
1、第2の中心導体L1、L2が交差している。このような
構成にすることにより、占積率が飛躍的に向上した。
【0010】第6図は本発明の実施例であり、第5図の中
心導体とフェライト薄板の組立体を、矩形状の磁気シー
ルドケースSHの中に、抵抗素子R、整合コンデンサーC
1、C2と一緒に装荷した場合を示す。従来技術の第2図、
第3図に比較して、隙間のないコンパクトな実装が可能
となったことが分かる。
【0011】第8図(a)は本発明のもう一つの実施例であ
り、中心導体をフェライトシートの上に印刷し、それら
を積層し、同時焼成して作成したフェライト積層体Gの
透視図である。第8図(b)は、この場合の斜視図であ
る。入出力端子に接続される外部電極L1、L2がフェライ
ト積層体の上面に印刷されている。地導体電極はフェラ
イト積層体の裏面に印刷されている。内部の電極とこれ
らの外部電極は積層体の側面電極で接続されている。
【0012】第9図は本発明の実施例である第8図の構造
を実現するためのフェライト積層要素シートの展開図で
ある。一番下のシートG11の下方両角には、裏面に地導
体となる外部電極が印刷されている。このシートの厚み
はかなり厚い。このシートの上にシートG12がのせられ
るが、これには第1の中心導体L1が4角形の対角線上に
印刷されている。このシートの厚みのそれほど厚くはな
い。このシートの上にはシートG21がのせられるが、こ
れには第2の中心導体L2が4角形の対角線上に印刷され
ている。このシートの厚みはかなり薄い。さらに一番上
のシートG22はかなり厚く、その上には入出力端子に接
続される外部電極が印刷される。上記要素シートは、フ
ェライト粉体をバインダーで固めたものであり、これ自
体ではフェライト積層体としては作用しない。フェライ
ト積層体とするためには、電極がそれぞれ印刷された要
素シートを圧着して積層し、これを高温で焼成する必要
がある。この工程によりバインダーは除去され、フェラ
イト粒子が相互に直接結合してフェライト本来の性能を
有するようになる。このように印刷した電極とフェライ
ト要素シートを同時焼成し、フェライト内部に埋設する
のが特徴である。
【0013】第10図(a)は本発明のもう一つの実施例
であり、中心導体をフェライトシートの上に印刷し、そ
れらを積層し、同時焼成して作成したフェライト積層体
Gの透視図である。第10図(b)は、この場合の斜視図で
ある。入出力端子に接続される外部電極L1、L2がフェラ
イト積層体の上面に印刷されている。地導体電極はフェ
ライト積層体の裏面に印刷されている。内部の電極とこ
れらの外部電極は積層体の内部のスルーホールで接続さ
れている。また、第1、第2の中心導体も単なる重ねあ
わせではなく、スルーホールを介して、篭のように編ま
れている。このようにすることにより二つの中心導体の
結合を向上させることができる。
【0014】第11図は本発明の実施例である第10図
の構造を実現するためのフェライト積層要素シートの展
開図である。一番下のシートG11の下方両角には、スル
ーホールが空けられ、その穴の中と裏面に地導体となる
外部電極が印刷されている。このシートの厚みはかなり
厚い。このシートの上にシートG12がのせられるが、こ
れには第1の中心導体L1と第2の中心導体L2の構成部
分が印刷されている。地導体に接続されるためのスルー
ホールが二つ下方両角に空けられている。このシートの
厚みのそれほど厚くはない。さらに、このシートの上に
はシートG21がのせられるが、これには、第1と第2中
心導体の別の構成部分が印刷されている。スルーホール
が、中央部分に4個と4つの角隅に4個、合計8個のスル
ーホールが空けられている。中央部分のスルーホール
は、シートG12の電極とスルーホールを介して接続さ
れ、第10図の篭状の平行2線中心導体を構成する。こ
の中心導体の長軸の方向はフェライト積層体の対角線と
平行であり、本発明の特徴が維持されている。角隅にあ
る下方の二つは一番下側に接続され地導体となるが、上
方の二つは上のシートG22の外部電極に接続され、入出
力端子につながる外部電極に接続される。シートG21の
厚みはかなり薄いが、一番上のシートG22はかなり厚
い。
【0015】第12図は本発明の他の実施例であり、第
8図から発展した例を示す。第1の中心導体、第2の中
心導体とも、中央部分が5線に分かれている。このよう
なすることにより、第1 及び第2の中心導体の結合を、
フェライト積層体のより広い範囲で実現することがで
き、挿入損失及びその帯域幅がさらに改善される。中央
部5線の中心導体はそれぞれ平行であり、さらに4角形
のフェライト積層体の対角線とも平行である。これによ
り、本発明の占積率向上の効果は維持される。
【0016】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係わる2
端子対アイソレータによれば、互いに電気的に絶縁状態
で交差するように、第1、第2の中心導体を、フェライ
ト薄板に近接して配し、該フェライト薄板は永久磁石に
より静磁界が印加されており、第1、第2の中心導体の
一端はそれぞれ第1、第2の入出力端子となり、他端は
共通部に接続され、前記第1の入出力端子と前記共通部
の間には第1の整合用コンデンサーが接続され、前記第
2の入出力端子と前記共通端子の間には第2の整合用コ
ンデンサーが接続され、前記第1、第2の入出力端子間
に抵抗素子を接続してなる構成において、前記前記フェ
ライト薄板の基本平面形状が4角形であり、該4角形の
対角線と平行に前記中心導体の長軸が構成されているの
で、高性能な占積率を大幅に改善し、小型化に効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は従来技術をおける中心導体と
フェライト薄板の組立図である。
【図2】従来技術におけるシールドケース内の各部品の
組立図である。
【図3】従来技術におけるシールドケース内の各部品の
組立図である。
【図4】従来技術をおける中心導体とフェライト薄板の
組立図である。
【図5】本発明の技術による中心導体とフェライト薄板
の組立図である。
【図6】本発明の技術によるシールドケース内の各部品
の組立図である。
【図7】本発明の技術によるシールドケース内の各部品
の組立図である。
【図8】(a)は本発明の技術による中心導体とフェラ
イト積層体の組立図 の斜視図であり、(b)はその透
視図である。
【図9】本発明の技術によるフェライト積層体の要素シ
ートの展開図である。
【図10】(a)は本発明の技術による中心導体とフェ
ライト積層体の組立図の斜視図であり、(b)はその透
視図である。
【図11】本発明の技術によるフェライト積層体の要素
シートの展開図である。
【図12】本発明の技術によるフェライト積層体の要素
シートの展開図である。
【図13】本発明の対象とした2端子対アイソレータの
等価回路である。
【図14】従来技術の3端子対サーキュレータに基づい
たアイソレータの等価回路である。
【符号の説明】
L1、L2 … 中心導体 G、G1、G2 … フェライト薄板 G11、G12、G21、G22 … フェライト積層体の要素シー
ト GR … 地導体 C1、C2 … 整合用コンデンサー R … 抵抗素子 、 … 入出力端子 SH … 磁気シールドケース TH … スルーホール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに電気的に絶縁状態で交差するよう
    に、第1、第2の中心導体をフェライト薄板に近接して
    配し、該フェライト薄板は永久磁石により静磁界が印加
    されており、第1、第2の中心導体の一端はそれぞれ第
    1、第2の入出力端子となり、他端は共通部に接続さ
    れ、前記第1の入出力端子と前記共通部の間には第1の
    整合用コンデンサーが接続され、前記第2の入出力端子
    と前記共通部の間には第2の整合用コンデンサーが接続
    され、前記第1、第2の入出力端子間に抵抗素子を接続
    してなる構成において、前記前記フェライト薄板の基本
    平面形状が4角形であり、該4角形の対角線と平行に前
    記中心導体の長軸が構成されていることを特徴とする2
    端子対アイソレータ。
  2. 【請求項2】 互いに電気的に絶縁状態で交差するよう
    に、第1、第2の中心導体を同時焼成された複数枚のフ
    ェライト積層体の間に配し、該フェライト積層体は永久
    磁石により静磁界が印加されており、第1、第2の中心
    導体の一端はそれぞれ第1、第2の入出力端子となり、
    他端は共通部に接続され、前記第1の入出力端子と前記
    共通部の間には第1の整合用コンデンサーが接続され、
    前記第2の入出力端子と前記共通部の間には第2の整合
    用コンデンサーが接続され、前記第1、第2の入出力端
    子間に抵抗素子を接続してなる構成において、前記フェ
    ライト積層体の基本平面形状が4角形であり、該4角形
    の対角線と平行に前記中心導体の長軸が構成されている
    ことを特徴とする2端子対アイソレータ。
  3. 【請求項3】 前記中心導体が前記フェライト積層体中
    で、スルーホールにより接続構成されていることを特徴
    とする請求項2に記載の2端子対アイソレータ。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2の中心導体の中央部分が
    3本以上の導体に分かれていることを特徴とする請求項
    2に記載の2端子対アイソレータ。
  5. 【請求項5】 前記共通部が地導体となっていることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の2端子
    対アイソレータ。
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