JP2002343632A - 電磁駆動バルブ - Google Patents

電磁駆動バルブ

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JP2002343632A
JP2002343632A JP2001150652A JP2001150652A JP2002343632A JP 2002343632 A JP2002343632 A JP 2002343632A JP 2001150652 A JP2001150652 A JP 2001150652A JP 2001150652 A JP2001150652 A JP 2001150652A JP 2002343632 A JP2002343632 A JP 2002343632A
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Japan
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shaft
armature
laminated
thin plates
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JP2001150652A
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English (en)
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Takashi Deo
隆志 出尾
Masahiko Asano
昌彦 浅野
Tatsuo Iida
達雄 飯田
Hiroyuki Hattori
宏之 服部
Takeshi Sakuragi
武 櫻木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積層コアを正しい寸法に形成するのが困難にな
ること、及び渦電流損の増大を招くことを回避すること
のできる電磁駆動バルブを提供する。 【解決手段】電磁駆動バルブの弁体を開閉するアーマチ
ャシャフト10にはアーマチャ11が固定され、このア
ーマチャ11を挟むように配置された一対のコアアッシ
ィ12a,12bがアーマチャ11を電磁力により往復
移動させるための電磁石として機能する。コアアッシィ
12a,12bは、高透磁率材料からなる薄板18a,
18bを厚さ方向に積層したコア18を備えている。こ
れら薄板18a,18bについては、コア18にアーマ
チャシャフト10を貫通させるためのスペースが形成さ
れるよう、曲げられた状態で積層されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁駆動バルブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば内燃機関の吸排気バル
ブとして、カムシャフトの回転に基づいて開閉駆動され
るバルブに代えて、電磁力によって開閉駆動される電磁
駆動バルブを採用することが考えられている。こうした
電磁駆動バルブとしては、例えば特開平11−2739
45号公報に記載されたものが知られている。
【0003】同公報に記載された電磁駆動バルブは、磁
性材の薄板を積層した積層コアからなる電磁石と、この
電磁石の電磁吸引力により往復移動するアーマチャと、
上記積層コアを貫通するとともにアーマチャと一体移動
して弁体を開閉させるシャフトとを備えている。
【0004】積層コアの薄板は上記シャフトの径方向に
積層されるものであって、電磁石のコアとして上記のよ
うな積層コアを採用することにより、電磁石の電磁吸引
力でアーマチャを移動させるときの渦電流損が最小限に
抑制される。そのため、弁体を開閉させる際の効率が上
記渦電流損によって低下するのを抑制することができる
ようになる。
【0005】ただし、上記シャフトが積層コアを貫通で
きるよう、ドリル等によって積層コアに孔あけ加工を施
すと、その加工の際に積層された薄板同士が拡開したり
バリが形成されたりして積層コアの寸法に狂いが生じ、
当該積層コアを正しい寸法にすることが困難になる。そ
こで上記公報では、積層コアにおいて孔あけ加工が施さ
れる部分に、シャフトの径方向の厚さが上記孔の径より
も大きい値となるコア部材を配設し、そのコア部材に孔
を形成することで上記不具合を回避するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、積層コ
アに上記のようなコア部材を設けると、電磁石の電磁吸
引力でアーマチャを移動させるときの渦電流損が増大
し、これにより弁体を開閉させる際の効率が低下するこ
とは避けられない。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、積層コアを正しい寸法に形
成するのが困難になること、及び渦電流損の増大を招く
ことを回避することのできる電磁駆動バルブを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。上記
目的を達成するため、請求項1記載の発明では、磁性材
の薄板を厚さ方向に積層した積層コアからなる電磁石
と、前記積層コアを貫通するとともに前記電磁石の電磁
力により往復移動して弁体を開閉させるシャフトとを備
える電磁駆動バルブにおいて、前記各薄板は、それらを
積層した前記積層コアに前記シャフトを貫通させるため
のスペースが形成されるよう曲げられていること要旨と
している。
【0009】上記構成によれば、積層コアには、孔あけ
加工を施すことなくシャフトを貫通させるためのスペー
スが形成されるため、その孔あけ加工に伴い積層コアの
寸法に狂いが生じ、当該積層コアを正しい寸法にできな
くなるのを回避することができる。また、積層コアに孔
形成用のコア部材等を設けなくてもよいため、そのコア
部材を設けることに伴う渦電流損の増大を抑制すること
もできる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記各薄板は、前記シャフトの径方向に
積層されるとともに、少なくとも前記シャフトに対応す
る部分が同シャフトから離れる方向に膨らむよう曲げら
れていることを要旨としている。
【0011】上記構成によれば、薄板を積層した積層コ
アにおけるシャフトが貫通する部分に、その貫通のため
のスペースを的確に形成することができる。請求項3記
載の発明では、請求項2記載の発明において、前記シャ
フトの径方向両側に位置する各薄板のうち、一方の側の
薄板と他方の側の薄板とは、同シャフトの軸線を中心と
する線対称となるように曲げられていることを要旨とし
ている。
【0012】上記構成によれば、シャフトの径方向両側
に位置する各薄板のうち、一方の側の薄板と他方の側の
薄板の間に、上記シャフトが積層コアを貫通するための
スペースを的確に形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電磁駆動バルブを
内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブとして具体化した
一実施形態を図1及び図2に基づき説明する。
【0014】図1に示すように、電磁駆動バルブ1は、
燃焼室2に通じるポート3を開閉する弁体4から突出し
てシリンダヘッド5にて往復移動可能に支持される弁軸
6と、この弁軸6を往復駆動する電磁アクチュエータ7
とを備えている。そして、弁軸6の往復移動に伴って弁
体4がポート3の弁座3aに離着座することにより同ポ
ート3が開閉される。
【0015】弁軸6において、弁体4側の端部と反対側
の端部には、ロアリテーナ8が設けられている。このロ
アリテーナ8とシリンダヘッド5との間には、ロアスプ
リング9が圧縮状態で配設されている。弁体4及び弁軸
6は、このロアスプリング9によって閉弁方向(図1の
上方向)に付勢されている。
【0016】電磁アクチュエータ7は、弁軸6と同軸上
に配設されたアーマチャシャフト10と、アーマチャシ
ャフト10の略中央部分に固定された高透磁率材料から
なる板状のアーマチャ11と、アーマチャ11の厚さ方
向両側に配置された一対のコアアッシィ12a,12b
とを備えている。また、一方のコアアッシィ12aの上
側にはアッパキャップ14が配設されている。このアッ
パキャップ14にはアーマチャ11の中立位置を調整す
るためのアジャストボルト38が取り付けられている。
そして、アッパキャップ14及び一対のコアアッシィ1
2a,12bは、アーマチャシャフト10と平行に延び
るピン15により同シャフト10と直交する方向につい
ての位置決めがなされた状態で、ボルト16によって固
定されている。
【0017】上記アーマチャシャフト10は一対のコア
アッシィ12a,12bを貫通しており、同シャフト1
0の一端(図中下端)には弁軸6のロアリテーナ8側の
端部が当接している。また、アーマチャシャフト10の
他端にはアッパリテーナ13が固定されている。このア
ッパリテーナ13とアッパキャップ14との間には、ア
ッパスプリング17が圧縮状態で配設されている。そし
て、アーマチャシャフト10はアッパスプリング17に
より弁軸6側に付勢され、このアーマチャシャフト10
の付勢力によって弁軸6及び弁体4が開弁方向(図中下
方向)に付勢されている。
【0018】一対のコアアッシィ12a,12bの内部
には、珪素鋼板など高透磁率材料の薄板18a,18b
を厚さ方向に積層して形成されたコア18と、同コア1
8に保持されたコイルユニット19とが設けられてい
る。このコイルユニット19の内部にはコイル20が埋
め込まれており、同コイル20への通電に基づきコアア
ッシィ12a,12bが電磁石として機能し、アーマチ
ャ11に対し電磁吸引力を作用させるようになってい
る。そして、コアアッシィ12a側のコイル20、及び
コアアッシィ12b側のコイル20への通電を制御し、
コアアッシィ12a,12bによる電磁吸引力をアーマ
チャ11に対して交互に作用させることで、アーマチャ
11及びアーマチャシャフト10が弁軸6の軸線方向に
往復移動し、それに伴い弁体4が開閉駆動される。
【0019】次に、電磁アクチュエータ7の内部構造に
ついて図2を参照して説明する。電磁アクチュエータ7
においてコアアッシィ12a,12bは、図2に示され
るようにアーマチャ11を中心として対称に配置されて
いる。そして、これらコアアッシィ12a,12bは、
上述したコア18及びコイルユニット19のほかに、コ
ア18が当接するとともに非磁性材からなるコアプレー
ト21と、コア18を挟むように設けられて同じくコア
プレート21に当接する一対のコアブロック22とを備
えている。
【0020】上記コアプレート21において、コア18
及びコアブロック22側の面にはアーマチャシャフト1
0の径方向に延びる一対のリブ21aが形成され、この
リブ21aによりコアプレート21の曲げ方向について
の剛性が高められている。アーマチャ11がその往復移
動に伴いコアアッシィ12a,12bに接触するときに
は、コアプレート21に曲げ方向についての力が働くこ
とになるが、その力を受けるのに必要な上記曲げ方向に
ついてのコアプレート21の剛性は上記リブ21aによ
り確保される。
【0021】図1に示されるように、各コアアッシィ1
2a,12bのコアプレート21の中央部分には、アー
マチャシャフト10をその軸線方向に移動可能に支持す
る軸受31,32が取り付けられている。コアアッシィ
12bの軸受32とアーマチャシャフト10との間への
潤滑油の供給は、例えば潤滑油を噴射するオイルジェッ
ト(図示せず)によって行うことが考えられる。また、
コアアッシィ12aの軸受31とアーマチャシャフト1
0との間への潤滑油の供給は、シリンダヘッド5側の油
通路から後述する電磁アクチュエータ7側の油通路を通
じて行われるようになる。
【0022】上記コイルユニット19は、図2に示され
るように、環状をなすとともにコイル20(図2には図
示せず)が埋め込まれるコイル部23と、コイル部23
における図中上面の外縁に一体形成された一対のスペー
サ24とからなる。上記コイル部23はコイル20を熱
可塑性樹脂でモールド成形したものであり、上記スペー
サ24もコイル20と一体に熱可塑性樹脂でモールド成
形されている。
【0023】一方、コア18及びコアブロック22に
は、コイル部23が収容される環状の保持溝26が形成
されている。そして、保持溝26にコイル部23を嵌め
込むことにより、コイルユニット19がコア18及びコ
アブロック22に保持されるようになっている。この状
態にあっては、スペーサ24はコアブロック22の図中
上側に位置することとなる。
【0024】スペーサ24、コアブロック22、及びコ
アプレート21には、ピン15(図1)が貫通するピン
穴27及びボルト16(図1)がねじ込まれるボルト穴
28が形成されるとともに、それらピン穴27及びボル
ト穴28と平行に油通路33,34が形成されている。
一方の油通路33はコアアッシィ12aの軸受31に潤
滑油を供給するためのものであって、他方の油通路34
は軸受31に供給された潤滑油の余剰分を外部に排出す
るためのものである。
【0025】コアアッシィ12aに設けられたコアプレ
ート21のアッパキャップ14側の面(図2では上面)
において、軸受31と一方の油通路33との間には供給
溝35が形成され、軸受31と他方の油通路34との間
にはドレン溝36が形成されている。そして、上記コア
プレート21の上面にアッパキャップ14を取り付ける
と、軸受31と一方の油通路33との間で供給溝35を
通じた潤滑油の流通が可能になるとともに、軸受31と
他方の油通路34との間でドレン溝36を通じた潤滑油
の流通も可能になる。
【0026】一対のコアアッシィ12a,12b及びア
ッパキャップ14は、ピン15及びボルト16(図1)
によって固定される。即ち、コアアッシィ12a,12
bの間にアーマチャ11を配置するとともに、アーマチ
ャシャフト10がコアアッシィ12a,12bを貫通す
るようにし、各コアアッシィ12a,12b側のスペー
サ24を重ね合わせる。更に、コアアッシィ12aにお
けるコアプレート21の上面にアッパキャップ14を配
置し、この状態でコアアッシィ12a,12b及びアッ
パキャップ14の固定が行われる。この固定は、ピン穴
27にピン15を挿入した状態でボルト穴28にねじ込
まれたボルト16を締め付けることにより行われる。
【0027】このようにコアアッシィ12a,12b及
びアッパキャップ14が固定された電磁駆動バルブ1
は、内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブとしてシリン
ダヘッド5に組み付けられることになる。この状態にあ
っては、シリンダヘッド5側の油通路から上記一方の油
通路33及び供給溝35を通じて軸受31に潤滑油が供
給されることとなる。また、軸受31に供給された潤滑
油のうちの余剰分は、ドレン溝36及び他方の油通路3
4を通じてシリンダヘッド5側に排出されるようにな
る。
【0028】次に、コアアッシィ12a,12bのコア
18について詳しく説明する。このコア18は、薄板1
8a,18bをその厚さ方向に交互に積層し、それらの
縁部を溶接することで積層コアとして形成されている。
このような積層コアをアーマチャ11に電磁吸引力を作
用させる電磁石のコアとして採用することにより、上記
電磁吸引力でアーマチャ11を往復移動させるときの渦
電流損が最小限に抑制されるようになる。
【0029】コア18を構成する薄板18a,18bに
ついては、アーマチャシャフト10に対応する部分が同
シャフト10から離れる方向に膨らむような円弧状に曲
げられている。更に、アーマチャシャフト10の両側に
位置する各薄板18a,18bのうち、一方の側の薄板
18a,18bと他方の側の薄板18a,18bとは、
アーマチャシャフト10の軸線を中心とする線対称とな
るように曲げられている。従って、それら一方の側の薄
板18a,18bと他方の側の薄板18a,18bとの
間には、アーマチャシャフト10を貫通させるためのス
ペースが形成される。
【0030】また、薄板18aと薄板18bとはアーマ
チャシャフト10の軸線方向についての長さが互いに異
なるものとされ、これにより薄板18a,18bを積層
したときにコア18におけるアーマチャ11と対向する
面に複数の溝37を形成するようにしている。このよう
に溝37を形成することで、コア18(コアアッシィ1
2a,12b)にアーマチャ11が吸引されていると
き、両者の間に溝37を介して外気を導入することが可
能になる。従って、コア18へのアーマチャ11の吸引
を解除することに伴い、アーマチャ11がコア18から
離れようとするとき、両者の間に溝37を介して外気が
導入されるため、アーマチャ11がコア18から離れ易
くなる。
【0031】以上詳述した本実施形態によれば、以下に
示す効果が得られるようになる。 (1)コア18に孔あけ加工を施すことなくアーマチャ
シャフト10を貫通させるためのスペースが形成される
ため、その孔あけ加工に伴いコア18の寸法に狂いが生
じ、同コア18を正しい寸法に形成することが困難にな
るのを回避することができる。また、コア18に孔形成
用のコア部材など薄板18a,18bよりも厚みのある
部材を設けなくてもよいため、その部材を設けることに
伴う渦電流損の増大を抑制することもできる。
【0032】(2)薄板18a,18bについては、そ
のアーマチャシャフト10に対応する部分が同シャフト
10から離れる方向に膨らむように曲げられるととも
に、アーマチャシャフト10の径方向両側に位置する薄
板18a,18bのうち、一方の側のものと他方の側の
ものとが同シャフト10の軸線を中心とする線対称とな
るように曲げられる。従って、上記一方の側の薄板18
a,18bと他方の側の薄板18a,18bとの間に、
アーマチャシャフト10を貫通させるためのスペースを
的確に形成することができる。
【0033】(3)電磁吸引力によってアーマチャ11
がコアアッシィ12a,12bに吸引されているとき両
者の間に例えば潤滑油が介在する場合には、それによっ
て上記吸引を解除したときにアーマチャ11がコアアッ
シィ12a,12bから離れにくくなる。しかし、上記
吸引解除に伴いアーマチャ11がコアアッシィ12a,
12bから離れようとするときには、両者の間にコア1
8の溝37を介して外気が導入されることから、両者の
間に介在する潤滑油によってアーマチャ11がコアアッ
シィ12a,12b(コア18)から離れにくくなるの
を抑制することができる。
【0034】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・コア18に上記溝37を必ずしも形成する必要はな
い。 ・上記溝37を単に省略するのではなく、同溝37の代
わりにアーマチャ11のコア18と対向する面に溝を設
け、アーマチャ11がコア18に吸引されているとき上
記溝を介して両者の間に空気が導入されるようにしても
よい。
【0035】・薄板18a,18bの曲げ態様を適宜変
更してもよい。こうした曲げ態様の変更例として、薄板
18a,18bを例えば図3及び図4に示されるように
曲げることが考えられる。
【0036】・アーマチャシャフト10の径方向両側に
位置する薄板18a,18bのうち、一方の側の薄板1
8a,18bと他方の側の薄板18a,18bとを、必
ずしも同シャフト10の軸線を中心とする線対称となる
ように曲げる必要はない。
【0037】次に、以上の実施形態から把握することの
できる技術的思想を、その効果とともに以下に記載す
る。 (1)請求項1〜3のいずれかに記載の電磁駆動バルブ
において、前記電磁石は、前記シャフトに固定されたア
ーマチャに電磁吸引力を作用させるものであって、前記
電磁石に前記アーマチャが吸引されているとき両者の間
に外気を導入するための溝を備える電磁駆動バルブ。
【0038】電磁石へのアーマチャの吸引時に両者の間
に例えば潤滑油が介在する場合、その潤滑油の介在によ
って上記吸引を解除したときにアーマチャが電磁石から
離れにくくなる。しかし、上記構成によれば、吸引の解
除に伴いアーマチャが電磁石から離れようとするときに
は両者の間に外気が導入されることから、両者の間に介
在する潤滑油によってアーマチャが電磁石から離れにく
くなるのを抑制することができる。
【0039】(2)上記(1)に記載の電磁駆動バルブ
において、前記溝は、前記積層コアにおける前記アーマ
チャとの対向面に形成されるものであって、同積層コア
の各薄板のうちの幾つかにおける前記シャフトの軸線方
向長さを他のものとは異なる長さにすることで形成され
ている電磁駆動バルブ。
【0040】上記構成によれば、薄板をその厚さ方向に
積層して積層コアを形成するだけで、積層コアのアーマ
チャとの対向面に簡単に溝を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電磁駆動バルブを示す断面図。
【図2】上記電磁駆動バルブにおける電磁アクチュエー
タの内部構造を示す分解斜視図。
【図3】コアを構成する薄板の曲げ態様の変更例を示す
コアの平面図。
【図4】コアを構成する薄板の曲げ態様の変更例を示す
コアの平面図。
【符号の説明】
1…電磁駆動バルブ、7…電磁アクチュエータ、10…
アーマチャシャフト、11…アーマチャ、12a,12
b…コアアッシィ、18…コア、18a,18b…薄
板、19…コイルユニット、20…コイル、21…コア
プレート、21a…リブ、22…コアブロック。31,
32…軸受、33,34…油通路、35…供給溝、36
…ドレン溝、37…溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 7/16 R (72)発明者 飯田 達雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 服部 宏之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 櫻木 武 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3G018 CA12 DA34 DA38 GA17 GA18 3H106 DA07 DA25 DB02 DB13 DB26 DB32 DC02 DC17 EE44 EE48 GA13 KK17 5E048 AA08 AB01 AD07 CA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性材の薄板を厚さ方向に積層した積層コ
    アからなる電磁石と、前記積層コアを貫通するとともに
    前記電磁石の電磁力により往復移動して弁体を開閉させ
    るシャフトとを備える電磁駆動バルブにおいて、 前記各薄板は、それらを積層した前記積層コアに前記シ
    ャフトを貫通させるためのスペースが形成されるよう曲
    げられていることを特徴とする電磁駆動バルブ。
  2. 【請求項2】前記各薄板は、前記シャフトの径方向に積
    層されるとともに、少なくとも前記シャフトに対応する
    部分が同シャフトから離れる方向に膨らむよう曲げられ
    ている請求項1記載の電磁駆動バルブ。
  3. 【請求項3】前記シャフトの径方向両側に位置する各薄
    板のうち、一方の側の薄板と他方の側の薄板とは、同シ
    ャフトの軸線を中心とする線対称となるように曲げられ
    ている請求項2記載の電磁駆動バルブ。
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