JP2002343520A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2002343520A
JP2002343520A JP2001140224A JP2001140224A JP2002343520A JP 2002343520 A JP2002343520 A JP 2002343520A JP 2001140224 A JP2001140224 A JP 2001140224A JP 2001140224 A JP2001140224 A JP 2001140224A JP 2002343520 A JP2002343520 A JP 2002343520A
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Shuichi Ikeda
修一 池田
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WELLS CTI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソケットボディにコンタクトを圧入する場
合、一度に行なうことができるICソケットを提供す
る。 【解決手段】 ICは、それぞれ複数の電極からなる対
向した第1および第2の電極列が一方の面に形成されて
いる。コンタクト12は、電極6に接触する接点部16
と、この接点部16を先端に形成したばね腕部20と、
このばね腕部20を一端側から延出させた基部24とを
有する。ソケットボディ10は、各コンタクト12の基
部24を保持し、接点部16を一側から突出させる。こ
のソケットボディ10は、コンタクト12の基部24を
収容する収容溝36を所定間隔で併置したコンタクト保
持部を有し、このコンタクト保持部は、第1および第2
の電極列に接点部16を接触させるコンタクト12のそ
れぞれの基部24を収容溝36に交互に収容し、これら
コンタクト12を一度に装着可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搭載したICをソ
ケットボードを介して試験装置に設置するためのICソ
ケットに関する。
【0002】
【従来の技術】ICを単体でバーンインし、短期間で故
障因子を強制的に引き起こすことによって、初期不良を
有するICをスクリーニングすることが一般的に行われ
るようになっている。このようなICのバーンインは、
多数のICソケットを装着したソケットボードあるいは
バーンインボードと称される基板にICを搭載し、これ
らのICを搭載した基板をバーンイン装置にセットする
ことによって、行われている。このバーンイン装置は、
ICを例えば125℃前後の高温状態におき、基板およ
びICソケットを介して定格電圧/信号の1.2から
1.6倍程度のレベルの高電圧を印加する。このように
ICを単体でバーンインすることによって、初期不良を
有するICを判別して予め排除することができ、ICを
実装した高価な基板毎にバーンインするよりもコストを
安価に抑えることができる。
【0003】このようなICソケットには、ICの各電
極をソケットボード上の回路に接続するための複数のコ
ンタクトが1つずつ収容される収容溝が幾つかの狭い領
域内にそれぞれ設けられている。また、これらコンタク
トは、電極に接触する接点部と、この接点部をばね腕部
を介して支える基部とを備えている。ばね腕部は、基部
から大きく湾曲させて成形されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、幾つか
の領域にそれぞれ複数の収容溝が設けられているので、
コンタクトを圧入する場合、何度かに分けて行なわなけ
ればならない。そのため、コンタクトの正確な位置合わ
せが困難で、時間がかかるという問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、ソケットボディにコンタクトを簡単に取り
付けることができるICソケットを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ソケットボードを介して試験装置に設置
され、それぞれ複数の電極からなる対向した第1および
第2の電極列を一方の面に形成したICを試験するため
のICソケットであって、ICの電極と接触する接点部
と、この接点部を先端に形成したばね腕部と、このばね
腕部を一端側から延出させた基部とを有し、この基部か
ら延設されるテール部を介してICの電極を試験装置に
接続する電気コンタクトと、各電気コンタクトの基部を
保持し、前記接点部を一側から突出させてソケットボー
ド上に配置されるソケットボディとを備え、このソケッ
トボディは、前記電気コンタクトの基部を収容する収容
溝を所定間隔で並置したコンタクト保持部を有し、この
コンタクト保持部は、前記第1の電極列に接点部を接触
させる電気コンタクトと、前記第2の電極列に接点部を
接触させる電気コンタクトとのそれぞれの基部を前記収
容溝に交互に収容し、前記ソケットボディの一側から前
記第1および第2の電極列のそれぞれの電極に接続する
電気コンタクトを一度に装着可能とした、ICソケット
を提供するものである。
【0007】このような構成にすることによって、コン
タクト保持部に複数のコンタクトを一度に圧入すること
ができ、かつ、隣接するコンタクトの基部が収容溝に交
互に収容されるので、コンタクトを収容する領域を小さ
くすることができる。
【0008】また、本発明では、前記ソケットボディ
は、側壁と、この側壁に対して直交した端壁とを備えた
矩形状に形成され、前記収容溝は、前記側壁に対して所
定の角度傾けられるとともに、各収容溝の長手方向端部
は、前記端壁に沿って配置される、ICソケットを提供
するものである。
【0009】このような構成にすることによって、収容
溝を側壁に対して斜めに配置し、収容溝の長さを長くす
ることができる。このため、ばね腕部の長さも長くする
ことができるので、ばねが柔らかくなり、ICの損傷を
減らすことができる。
【0010】また、本発明は、前記コンタクトの接点部
と、このコンタクトに隣接するコンタクトの接点部と
は、前記側壁に沿って配設される、ICソケットを提供
するものである。
【0011】このような構成にすることによって、対向
した第1および第2の電極列に接点部を接触させること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施の形態について図1ないし図12を用いて説明
する。
【0013】本実施の形態にかかるICソケット2を、
図1および図2に示している。図1は、ICソケット2
の分解斜視図が、図2は、このICソケット2を組み立
てた状態と、このICソケット2に装着されてバーンイ
ンされるIC4との斜視図を示している。本実施の形態
にかかるIC4は、ほぼ矩形の薄板構造であり、一方の
面の中央部付近、および反対側の他方の面の縁部付近に
は、それぞれ薄膜状の第1の電極6、および第2の電極
8がそれぞれ配置されている。また、これら第1の電極
6は、4つずつ2列(第1および第2の電極列)に配列
され、第2の電極8は、1列に並べられている。ところ
で、第1および第2の電極列は、それぞれ対向して配置
されている。
【0014】このICソケット2は、ソケットボードあ
るいはバーンインボードなどの図示しない基板(試験装
置)に取り付けられる絶縁材製のソケットボディ10を
有する。また、このソケットボディ10には、IC4の
各電極6,8に接触するそれぞれ複数の第1および第2
のコンタクト12,14が設けられている。これら第1
および第2のコンタクト12,14は、後述するよう
に、それぞれがIC4の各電極6,8に接触する接点部
16,18と、これら接点部16,18をばね腕部2
0,22を介して支える基部24,26とを備えてい
る。これら第1および第2のコンタクト12,14の基
部24,26は、ソケットボディ10に設けられた後述
する第1および第2の収容溝36,38にそれぞれ保持
される。また、このソケットボディ10の一側には、こ
のソケットボディ10から離隔する方向に後述するばね
44aで付勢されるガイドプレート28を備えている。
また、ソケットボディ10から離隔する方向に図示しな
いばねで付勢され、IC4を載置して第1および第2の
コンタクト12,14に近接および離隔される載置台3
0を備えている。また、ソケットボディ10に枢着さ
れ、この載置台30上でIC4を押圧する押圧位置に向
けて後述するばね48aで付勢される2つの押圧パッド
32を有する。さらに、これら押圧パッド32を駆動
し、ガイドプレート28と、第2のコンタクト14の接
点部18とを移動させ、ソケットボディ10に配設され
る後述するばね46aで付勢されるカバー34を有す
る。
【0015】次に、このソケットボディ10に第1およ
び第2のコンタクト12,14、並びに後述するばね4
4a,46a,48aを配置した状態の上面図を、図3
に示している。図3に示すように、このソケットボディ
10は、ほぼ矩形であり、側壁40と、この側壁40に
対して直交した端壁42とを有する。このソケットボデ
ィ10は、中央に第1の領域(コンタクト保持部)を備
え、側縁部に第2の領域を備えている。これら領域に
は、それぞれ複数の第1および第2の収容溝36,38
がそれぞれ所定の長さを有する所定間隔で並置されてい
る。これら第1および第2の収容溝36,38には、そ
れぞれ第1および第2のコンタクト12,14が1つず
つ収容される。
【0016】第1の収容溝36は、その長手方向が側壁
40に対してそれぞれ所定の角度傾けられている。ま
た、これら収容溝36の一端部および他端部それぞれ
は、端壁42に沿って平行に設けられている。従って、
第1の収容溝36の長手方向の寸法は、第1の電極6の
電極列間の間隔よりも長くすることができる。このた
め、各収容溝36に収容される第1のコンタクト12の
後述するばね腕部20(アーム98)を長くすることが
できるので、IC4の電極6と第1のコンタクト12の
接点部16との間の接触力を小さくすることができる。
【0017】また、互いに隣接する第1の収容溝36に
は、図3に示すように、第1のコンタクト12が接点部
16を互いに逆向きにして収容され、第1のコンタクト
12の接点部16が後述する連結部96とそれぞれ隣接
させて配置されている。前述のように、第1の収容溝3
6がそれぞれ所定の角度傾けられているため、1つの収
容溝36に収容されたコンタクト12の接点部16と、
これに隣接する収容溝36に収容されたコンタクト12
の接点部16とが側壁40とほぼ平行な仮想線上に並べ
られる。従って、図2に示すように、対向した第1およ
び第2の電極列の電極6の中央に接点部16を接触させ
ることができる。また、第1のコンタクト12の向きを
交互に並べて、これらコンタクト12を第1の収容溝3
6に一度に装着することができる。
【0018】このようにすると、各列の電極6が交互に
それぞれ隣接するコンタクト12の接点部16と接触
し、また、このコンタクト12の向きも、隣接する各コ
ンタクト12に対して反対向きとなっているので、コン
タクト12を収容する第1の領域を小さくすることがで
きる。
【0019】ところで、これら第1の収容溝36には、
第1のコンタクト12の後述する基部係止片104が係
止される図示しない係止孔が設けられている。
【0020】第2の収容溝38の長手方向は、端壁42
に対してそれぞれ平行に設けられている。また、これら
収容溝38の一端部は、第2の領域の側壁40に沿って
設けられている。また、第2のコンタクト14は、それ
ぞれ接点部18同士、およびばね腕部22同士がそれぞ
れ隣接するように配置されている。また、第2のコンタ
クト14を並べて、第2の収容溝38に一度に装着する
ことができる。
【0021】ところで、これら第2の収容溝38には、
第2のコンタクト14の後述する第1および第2の基部
係止片114,116がそれぞれ係止される図示しない
2つの係止孔が設けられている。
【0022】さらに、このソケットボディ10には、ガ
イドプレート28、およびカバー34をそれぞれ付勢す
るばね44a,46aの一端部を受けるばね受孔44,
46と、押圧パッド32を付勢するばね48aの一端部
を収容するばね収容孔48とが設けられている。また、
ガイドプレート28、載置台30、およびカバー34を
それぞれ係止する、係止脚および孔をそれぞれ有する係
止部50,52,54と、押圧パッド32を枢着する短
軸56とが配設されている。そして、このソケットボデ
ィ10には、載置台30の底部に配設された後述する突
起部79に一端が取り付けられる図示しないばねを受け
るばね受孔58が設けられている。
【0023】次に、このICソケット2のガイドプレー
ト28を、図4に示している。このガイドプレート28
は、第1のコンタクト12の接点部16を挿通する第1
の開口60と、第1のコンタクト12のばね腕部20に
係合してソケットボディ10から離隔する方向に接点部
16が移動するのを規制するガイド部62とを有する。
また、第2のコンタクト14の接点部18を挿通する第
2の開口64を備えている。さらに、このガイドプレー
ト28の角部付近にそれぞれ設けられ、ソケットボディ
10とカバー34とをそれぞれ付勢するばね44a,6
8aの一端部が収容されるばね収容突起68が配設され
ている。このため、ばね44aによって、このガイドプ
レート28は、ソケットボディ10から離隔する方向に
付勢され、この付勢力に抗してソケットボディ10に近
接した近接位置と、離隔した離隔位置との間を移動する
ことができる。そして、上述の係止部50に係止される
係止片70は、このガイドプレート28の外方に突出し
ている。
【0024】また、このICソケット2の載置台30
を、図5に示している。この載置台30は、IC4を載
置する載置部74を有する。また、この載置部74は、
第1の電極6に対応した位置に複数のガイド孔72を備
えている。これらガイド孔72は、第1の収容溝36に
収容される第1のコンタクト12の接点部16とそれぞ
れ同一軸上に配置されている。このため、これら接点部
16は、これらガイド孔72にそれぞれ挿通可能であ
る。また、カバー34の内壁にガイドされる側壁部76
を備えている。また、この載置台30の外方に向かって
突出された係止片78を備え、これら係止片78は、ソ
ケットボディ10の係止部52に係止される。さらに、
この載置台30の底部には、突起部79が配設され、こ
の突起部79には、ソケットボディ10のばね受孔58
に一端が取り付けられるばね(図示せず)の他端が取り
付けられる。
【0025】さらに、IC4を載置部74上に押圧する
押圧パッド32を、図6に示している。この押圧パッド
32は、湾曲した湾曲部80を備え、この湾曲部80の
先端に設けたパッド部81が載置部74にIC4を押圧
する。また、パッド部81は、ガイド孔72の上側(I
C4の第1の電極6の反対側)を押圧するのが好まし
い。この湾曲部80の後側には、後述するパッド押圧部
90との干渉を防止する凹部82が形成されている。さ
らに、湾曲部80の基端は、枢着部83を備え、この枢
着部83は、ソケットボディ10の短軸56を回転軸と
して回動可能に枢着される。また、この湾曲部80の基
端は、一側に押圧部84を備え、他側にばね支持部86
を備えている。この押圧部84は、後述するカバー34
のパッド押圧部90によって押圧される。また、ばね支
持部86は、ソケットボディ10のばね収容孔48に収
容されるばね48aの他端部が装着される。従って、こ
の押圧パッド32は、載置台30上に配置されるIC4
を押圧する押圧位置と、このIC4をこの載置台30に
取り付け、および取り外し可能な解放位置との間を移動
可能にソケットボディ10の短軸56に枢着され、押圧
位置に向けてばね48aで付勢される。
【0026】そして、この押圧パッド32およびガイド
プレート28の駆動部材として用いられるカバー34
を、図7に示している。このカバー34は、載置部74
に載置するIC4を取り付け、および取り外しするため
の開口部88を備えている。また、押圧パッド32の押
圧部84を押圧するパッド押圧部90と、第2のコンタ
クト14の接点部18をこのカバー34の外方に向かっ
て移動させる接点押圧部92とを有する。さらに、この
カバー34の内方に向かって突出した係止片94が設け
られ、この係止片94は、ソケットボディ10の係止部
54に係止される。このカバー34の底部には、ばね受
孔46に配設されるばね46aの一端を受ける、図示し
ないばね支持部が設けられている。従って、ばね46a
の付勢力に抗して、カバー34は、ソケットボディ10
に近接した近接位置と、離隔した離隔位置との間を移動
することができる。また、一端がガイドプレート28の
ばね収容突起68で支えられたばね68aの他端を受け
る図示しないばね支持部が設けられている。従って、カ
バー34がガイドプレート28に近接した近接位置に移
動すると、ばね68aが圧縮され、ばね44aの付勢力
に抗してガイドプレート28を押し下げる。また、この
ガイドプレート28に離隔した離隔位置に移動すると、
ばね44aの付勢力でガイドプレート28を離隔位置に
移動させる。
【0027】また、第1のコンタクト12を、図8に示
している。これらコンタクト12は、全体が薄板構造に
形成されたIC4の第1の電極6と接触する接点部16
と、この接点部16をばね腕部20を介して支える基部
24とを有する。このばね腕部20は、基部24の一端
側から延びた湾曲形状のばね部を形成する連結部96
と、この連結部96からほぼ真直ぐに延びたアーム98
と、このアーム98の先端にあるアーム先端部100と
からなっている。このアーム先端部100は、ガイドプ
レート28に設けられたガイド部62に係合して、ソケ
ットボディ10から離隔する方向への接点部16の移動
を規制する。また、接点部16は、このアーム98から
側方に延び、L字形状の短脚部を形成する。このばね腕
部20の移動位置を図8中の実線および点線で示す。そ
して、この基部24には、ばね腕部20がある側と反対
側に、第1の収容溝36の図示しない係止孔で係止され
る、突出した基部係止片104が設けられている。この
基部係止片104の先端には、図示しない基板の所定の
回路部と接続する半田テール部102が設けられてい
る。
【0028】また、第2のコンタクト14を、図9に示
している。この第2のコンタクト14は、IC4の第2
の電極8と接触する接点部18と、この接点部18をば
ね腕部22を介して支える基部26とを有する。このば
ね腕部22には、分岐部106が設けられ、この分岐部
106からは、IC4の電極8と接触する接点部18
と、カバー34の接点押圧部92によって、ICソケッ
ト2の外方に向かって押し出され得る係止爪108とが
分岐されて延びている。この分岐部106と基部26と
は、湾曲した連結部110によって接続され、この連結
部110は、板ばねとしての機能を有する。そして、こ
の基部26には、ばね腕部22がある側に対して反対側
に、第2の収容溝38の図示しない2つの孔に係止され
る、突出した第1および第2の基部係止片114,11
6が設けられている。これら第1の基部係止片114の
先端には、図示しない基板の所定の回路部と接続するテ
ール部112が設けられている。ところで、図9中、第
1の基部係止片114にテール部112が設けられてい
るが、第2の基部係止片116にテール部が設けられて
いる場合もある。
【0029】次に、これらソケットボディ10、第1お
よび第2のコンタクト12,14、ガイドプレート2
8、載置台30、押圧パッド32、およびカバー34を
組み立て、ICソケット2を形成する工程を説明する。
【0030】ソケットボディ10にコンタクト12,1
4を収容した状態を、図10に示している。まず、第1
のコンタクト12を、接点部16と連結部96とがそれ
ぞれ隣接する向きに並べ、ソケットボディ10の第1の
収容溝36に一度に圧入する。第2のコンタクト14
を、それぞれ同一方向に並べ、ソケットボディ10の第
2の収容溝38に一度に圧入する。また、第1および第
2のコンタクト12,14の基部係止片104,11
4,116を、各収容溝36,38に設けた図示しない
係止孔に係止し、第1および第2のコンタクト12,1
4をそれぞれ第1および第2の収容溝36,38に収容
する。このとき、互いに隣接する第2のコンタクト14
のテール部112は、一方が第1の基部係止片114か
ら延び、他方が第2の基部係止片116から延びてい
る。
【0031】次に、ソケットボディ10のばね収容孔4
8、およびばね受孔44,46,58それぞれに、ばね
48a,44a,46a、および図示しないばねの一端
部を配置する。
【0032】図1に示すように、ばね受孔44に配置し
たばね44aの他端部を、ガイドプレート28の下側の
ばね収容突起68に固定する。また、第1のコンタクト
12のアーム先端部100をガイド部62に収容して、
第1の開口60から接点部16を突出させる。さらに、
第2の開口64から第2のコンタクト14の接点部1
8、並びに係止爪108を突出させる。そして、係止片
70をソケットボディ10の係止部50に係止する。さ
らに、このガイドプレート28の上側のばね収容突起6
8に、カバー34を付勢するばね68aの一端部を配置
する。このとき、ガイドプレート28は、ばね44aの
付勢力によって、ソケットボディ10に対して離隔した
状態(第1の状態)にある。
【0033】次に、このガイドプレート28の上に載置
台30を載置して、ばね受孔58に配置した図示しない
ばねの他端部を突起部79に固定する。そして、係止片
78を用いてソケットボディ10の係止部52に係止す
る。このとき、載置台30は、この載置台30の重さに
よってソケットボディ10に対してやや近接した位置ま
で移動する。このため、第1のコンタクト12の接点部
16は、ガイド孔72に挿通し、接点部16の先端が載
置部74の上に僅かに突出する。
【0034】また、載置台30の外側では、押圧パッド
32のばね支持部86をソケットボディ10のばね収容
孔48に配設したばね48aの他端部に固定し、このソ
ケットボディ10の短軸56に枢着部83を枢着する。
また、この押圧パッド32のパッド部81を載置部74
上に配置する。
【0035】カバー34は、図示しないばね支持部をソ
ケットボディ10のばね受孔46に配設したばね46a
の他端部に取り付け、ガイドプレート28の上側のばね
収容突起68に挿設したばね68aの他端部に固定す
る。このカバー34の内壁と載置台30の側壁部76と
が摺動可能となるように係止片94をソケットボディ1
0の係止部54に係止する。
【0036】上記のような手順に従って、このICソケ
ット2の組み立てが完了する。
【0037】組み立てが完了した状態は、図2に示すよ
うに、カバー34は、ばね46a,68aによる付勢に
よって、ソケットボディ10から離隔された状態にあ
る。また、ガイドプレート28は、ばね68aによる付
勢によって、前述の第1の状態からさらにソケットボデ
ィ10に近接した状態にある。このとき、第1のコンタ
クト12の接点部16は、載置部74から僅かに突出す
る(図8に示す、コンタクト12にプリロードがかかっ
た状態)。第2のコンタクト14の接点部18は、載置
部74上に配置されている。
【0038】次に、このようなICソケット2によっ
て、IC4を検査する場合について図11および図12
を用いて説明する。これら図11および図12は、この
ICソケット2の断面図を示している。
【0039】ICソケット2にIC4を取り付ける場合
は、以下のようにしてなされる。まず、バーンイン装置
(図示せず)のローディング装置などをICソケット2
の上方から降下させ、図11に示す位置(第1のコンタ
クト12は、図8に示すように、プリロードがかかった
状態)から図12に示す位置(第1のコンタクト12
は、図8に示すように、ソケットOPEN時の状態)に
ばね46a,68aの付勢力に抗してカバー34を押し
下げる。
【0040】カバー34は、その接点押圧部92によっ
て第2のコンタクト14の係止爪108をカバー34の
外方に押出し、接点部18を載置部74の上からこの載
置部74の外側に移動させる。
【0041】また、カバー34は、ばね68aを圧縮
し、このばね68aの増大した付勢力でガイドプレート
28を降下させて、このガイドプレート28上に載置し
た載置台30を降下させる。さらに、このガイドプレー
ト28をばね44aの付勢力に抗して降下させることに
よって、第1のコンタクト12のアーム先端部100を
ガイド部62によって下方にガイドしつつ、接点部16
を下方に移動させる。このとき、第1のコンタクト12
は、図8に示すソケットOPEN時の位置にあり、ガイ
ドプレート28は、ソケットボディ10に近接した近接
位置にある。さらに、載置台30は、図示しないばねの
付勢力でソケットボディ10から離隔した状態を維持
し、ばね68aに付勢されたガイドプレート28から離
隔し、第1のコンタクト12の接点部16は、載置部7
4上から下方に離隔している。
【0042】これらの動作とともに、カバー34は、パ
ッド押圧部90で2つの押圧パッド32の押圧部84を
ばね48aの付勢力に抗して同時に押圧し、短軸56を
回転軸として押圧パッド32を回動させる。これによっ
て、パッド部81をIC4の載置台30に重なる位置か
ら起立させ、側方に移動させる。このとき、押圧パッド
32は、IC4を載置部74に対して近接自在な解放位
置にある。
【0043】従って、この状態では、第1および第2の
コンタクト12,14の接点部16,18、並びに押圧
パッド32が、載置部74上から側方に移動しているた
め、載置台30には、IC4を自由に取り付けることが
できる。
【0044】IC4を載置部74上に載置し、ローディ
ング装置を徐々に上昇させると、カバー34が徐々に上
昇する。したがって、パッド押圧部90の押圧パッド3
2の押圧部84に対する押圧力が減少する。このため、
押圧パッド32が短軸56を回転軸として回動して、湾
曲部80およびパッド部81が徐々に載置部74の上側
に重なり、パッド部81で載置部74上のIC4を両側
から押圧する。これらパッド部81のIC4への押圧力
は、カバー34のパッド押圧部90が押圧パッド32の
押圧部84と離れるまで増加するが、載置台30の突起
部79に配設された図示しないばねがソケットボディ1
0に向かって付勢されて、押圧力が緩和される。
【0045】次に、カバー34の上昇に伴って、ばね4
4a,68aの付勢力が減少してガイドプレート28が
上昇するとともに、第1のコンタクト12の接点部16
が、上方に付勢される。付勢された接点部16は、載置
台30のガイド孔72から突出し、IC4の各電極6と
接触する。このとき、第1のコンタクト12は、図8に
示すコンタクト状態にある。
【0046】さらに、カバー34の上昇に伴って、第2
のコンタクト14の係止爪108がばね腕部22の付勢
力によって内方に戻り、これとともに接点部18が内方
に付勢される。この接点部18は、載置部74上のIC
4と重なり、IC4の各電極8と接触する。
【0047】この状態からさらにカバー34が上昇し
て、このカバー34は、ソケットボディ10に対して離
隔した状態になる。このようにして、IC4は、このI
Cソケット2に装着される。
【0048】従って、まず初めに押圧パッド32がIC
4を押圧して、このIC4に過度の力や曲げモーメント
が作用することを防止する。続いて、第1および第2の
コンタクト12,14のばね弾性によってIC4の各電
極6,8と電気的に接続する。先にIC4が載置部74
上に押圧されているため、このIC4は、このIC4に
対して作用する力やモーメントに対して破損しないよう
になっている。
【0049】この状態で、ICソケット2を図示しない
ソケットボードに装着してIC4のバーンインを行な
う。
【0050】バーンイン終了後、IC4をこのICソケ
ット2から取り外す場合は、上記と同様にカバー34を
下方に押し下げる。
【0051】カバー34は、上記と同様に、まず、接点
押圧部92によって第2のコンタクト14の係止爪10
8および接点部18を外方に押出し、IC4の各電極8
と接点部18との電気的な接続を解除する。次に、ばね
68a,44aの付勢力に抗して、ガイドプレート28
を下方に押し込むことによって、第1のコンタクト12
の接点部16をIC4の載置台30から下方に移動さ
せ、IC4の各電極6との電気的な接続を解除する。さ
らに、カバー34のパッド押圧部90によって押圧パッ
ド32の押圧部84を押圧し、押圧パッド32を短軸5
6を回転軸として回動させ、載置部74の側方で起立さ
せる。このようにすると、載置台30からIC4を自由
に取り出すことができる。
【0052】ところで、本実施の形態では、ソケットボ
ディ10を矩形として説明したが、このソケットボディ
10は、矩形に限らず、どのような形状でも構わない。
【0053】また、本実施の形態では、ICの電極が2
列(対)に対向したものを示したが、電極の配置は、こ
のようなものに限定されることはない。例えば、千鳥格
子状に配置されていてもよい。
【0054】また、本実施の形態では、両面に電極(第
1および第2の電極6,8)を有するIC4のためのI
Cソケット2について説明したが、第1の電極6があれ
ばよい。
【0055】これまで、一実施の形態について図面を参
照しながら具体的に説明したが、本発明は、上述した実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ソケットボディにコンタクトを簡単に取り付けることが
できるので、ICソケットを安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるICソケットの概略的な
分解斜視図。
【図2】本実施の形態にかかるICおよびICソケット
を示す概略的な斜視図。
【図3】本実施の形態にかかるソケットボディに第1お
よび第2のコンタクト、およびばねを配設した状態を示
す上面図。
【図4】本実施の形態にかかるガイドプレートを示す斜
視図。
【図5】本実施の形態にかかる載置台を示す斜視図。
【図6】本実施の形態にかかる押圧パッドを示す斜視
図。
【図7】本実施の形態にかかるカバーを示す斜視図。
【図8】本実施の形態にかかる第1のコンタクトを示す
斜視図。
【図9】本実施の形態にかかる第2のコンタクトを示す
斜視図。
【図10】本実施の形態にかかるソケットボディに第1
および第2のコンタクト、並びにばねを組み込んだ状態
を示す概略的な斜視図。
【図11】本実施の形態にかかるICソケットの概略的
な断面図。
【図12】本実施の形態にかかるICソケットにICを
取り付ける、および取り外す位置にした状態を示す概略
的な断面図。
【符号の説明】
2…ICソケット、4…IC、6…第1の電極、8…第
2の電極、10…ソケットボディ、12…第1のコンタ
クト、14…第2のコンタクト、16,18…接点部、
20,22…ばね腕部、24,26…基部、28…ガイ
ドプレート、30…載置台、32…押圧パッド、34…
カバー、36…第1の収容溝、38…第2の収容溝、4
0…側壁、42…端壁、44,46…ばね受孔、44
a,46a…ばね、48…ばね収容孔、48a…ばね、
50,52,54…係止部、56…短軸、58…載置台
受部、60…第1の開口、62…ガイド部、64…第2
の開口、68…ばね収容突起、68a…ばね、70…係
止片、72…ガイド孔、74…載置部、76…側壁部、
78…係止片、79…突起部、80…湾曲部、81…パ
ッド部、82…凹部、83…枢着部、84…押圧部、8
6…支持部、88…開口部、90…パッド押圧部、92
…接点押圧部、94…係止片、96…連結部、98…ア
ーム、100…アーム先端部、102…テール部、10
4…基部係止片、106…分岐部、108…係止爪、1
10…連結部、112…テール部、114…第1の基部
係止片、116…第2の基部係止片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットボードを介して試験装置に設置
    され、それぞれ複数の電極からなる対向した第1および
    第2の電極列を一方の面に形成したICを試験するため
    のICソケットであって、 ICの電極と接触する接点部と、この接点部を先端に形
    成したばね腕部と、このばね腕部を一端側から延出させ
    た基部とを有し、この基部から延設されるテール部を介
    してICの電極を試験装置に接続する電気コンタクト
    と、 各電気コンタクトの基部を保持し、前記接点部を一側か
    ら突出させてソケットボード上に配置されるソケットボ
    ディとを備え、 このソケットボディは、前記電気コンタクトの基部を収
    容する収容溝を所定間隔で並置したコンタクト保持部を
    有し、 このコンタクト保持部は、前記第1の電極列に接点部を
    接触させる電気コンタクトと、前記第2の電極列に接点
    部を接触させる電気コンタクトとのそれぞれの基部を前
    記収容溝に交互に収容し、前記ソケットボディの一側か
    ら前記第1および第2の電極列のそれぞれの電極に接続
    する電気コンタクトを一度に装着可能としたことを特徴
    とするICソケット。
  2. 【請求項2】 前記ソケットボディは、側壁と、この側
    壁に対して直交した端壁とを備えた矩形状に形成され、 前記収容溝は、前記側壁に対して所定の角度傾けられる
    とともに、各収容溝の長手方向端部は、前記端壁に沿っ
    て配置されることを特徴とする請求項1に記載のICソ
    ケット。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトの接点部と、このコンタ
    クトに隣接するコンタクトの接点部とは、前記側壁に沿
    って配設されることを特徴とする請求項1もしくは2に
    記載のICソケット。
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