JP2002343322A - レンズ付きフイルムユニット用防水型電池 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット用防水型電池

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JP2002343322A
JP2002343322A JP2001145386A JP2001145386A JP2002343322A JP 2002343322 A JP2002343322 A JP 2002343322A JP 2001145386 A JP2001145386 A JP 2001145386A JP 2001145386 A JP2001145386 A JP 2001145386A JP 2002343322 A JP2002343322 A JP 2002343322A
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lens
film unit
waterproof
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Nobuyuki Kameyama
信行 亀山
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のレンズ付きフイルムユニットの構造を
変更することなく、防水構造を施したレンズ付きフイル
ムユニット用防水型電池を提供する。 【解決手段】 両端面に正極50aと負極50bとを有
する円柱型の電源電池50と、この電源電池50を包み
込む円筒状の電池ケース51と、この電池ケース51の
両端にそれぞれ露呈し、電源電池50の正極50aに接
触する正極接片52がと、電源電池50の負極50bに
接触する負極接片53で構成されている。電源電池50
が電池ケース51,正極接片52,負極接片53で囲ま
れる空間内に水密に収納されている。なお、電源電池5
0が単四型電池であり、電池ケース及び一対の電極接片
で構成される外形寸法が単三電池の外形寸法にほぼ等し
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニット用防水型電池の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムが装填された1回使用
型の簡易型カメラとして、レンズ付きフイルムユニット
が知られている。このレンズ付きフイルムユニットは、
撮影後はフイルムを取り出すことなく、そのままの状態
で現像取扱店に出せばよいという簡便さと安価なことか
ら、一般に広く利用されている。その中でも夜間や室内
など暗い場所での撮影を可能としたストロボ内蔵型レン
ズ付きフイルムユニットが普及している。
【0003】このようなレンズ付きフイルムユニット用
のストロボ装置は、ローコスト化を図るため、1枚の回
路基板に全てのストロボ用の電気部品を実装してユニッ
ト化されている。このストロボユニットの回路基板は、
レンズ付きフイルムユニットの本体基部に形成された露
光ユニットと、写真フイルムを収納するフイルム収納室
との中間のスペースに設けられている。
【0004】ストロボ用の電源電池としては、主に棒状
の単三型アルカリ電池が用いられ、この電源電池は、回
路基板の近傍に、本体基部の長手方向に対して平行な向
きで収納されている。電源電池は、回路基板と比べ、本
体基部の長手方向に大きく、電源電池の少なくとも一方
の電極は、プリント基板から離れた位置になる。そのた
め、この電極に接触される電気接片は、電源電池の長さ
と同程度,例えば約40mm程度の長いアーム部を有し
ている。そして、このアーム部で電極を狭持することに
より電源電池は保持されている。
【0005】また、このようなレンズ付きフイルムユニ
ットを水中でも利用できるようにするために、防水型レ
ンズ付きフイルムユニットが市販されている。防水型レ
ンズ付きフイルムユニットは、水密構造にした防水ケー
スにレンズ付きフイルムユニットが収納され、防水ケー
スの外から撮影操作ができるようになっている。
【0006】このような防水型レンズ付きフイルムユニ
ットとしては、ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユ
ニットを防水ケースに収納したものや、非ストロボ内蔵
型のレンズ付きフイルムユニットを防水ケースに収納し
たものがある。ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユ
ニットを防水ケースに収納した場合、この防水ケースが
割れる等により水密性が損われると、水濡れで電源電池
に液漏れが発生することがある。特に、電源電池として
アルカリ電池を使用している場合、人体に有害な強アル
カリ液に触れてアルカリ火傷を負ったり、目に入ったり
する危険性がある。
【0007】このような問題を解決するために、様々な
提案がされている。例えば特開平11−271933号
公報では、電源電池を収納する電池室を水密構造にした
ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユニットが提案さ
れている。これによれば、電源電池から液漏れが発生し
ても、液漏れした電解液が電池室外部に流れ出すことが
ないので、火傷などの事故を防ぐことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−271933号公報の方法では、上記の長いアー
ム部で電源電池を保持する従来のレンズ付きフイルムユ
ニットに採用することができないため、レンズ付きフイ
ルムユニットを新たな構造にする必要があり、従来のレ
ンズ付きフイルムユニットのリユースが不可能になる。
これにより、製造コストが上がるとともに、廃棄物が増
えることによる自然環境へ与える影響も少なくない。
【0009】本発明は、従来のレンズ付きフイルムユニ
ットの構造を変更することなく、防水構造を施し、内部
への水の浸入を防止するとともに、電源電池からの液漏
れを防いだレンズ付きフイルムユニット用防水型電池を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニット用防水型電池
は、両端面に正極と負極とを有する円柱型の電池と、こ
の電池を包み込む円筒状のケース部材と、このケース部
材の両端にそれぞれ露呈し、一方が電池の正極に、他方
が電池の負極に接触した一対の電極接片とからなり、電
池がケース部材と一対の電極接片で囲まれる空間内に水
密に収納されていることを特徴とするものである。ま
た、電池が単四型電池であり、ケース部材及び一対の電
極接片で構成される外形寸法が単三電池の外形寸法にほ
ぼ等しいことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した防水型
レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図を示すもので
ある。防水型レンズ付きフイルムユニット10は、撮影
機構を内蔵したレンズ付きフイルムユニット11と、こ
のレンズ付きフイルムユニット11を収納する防水ケー
ス12とから構成されている。防水ケース12の前面中
央部には前面露呈部13が設けられており、前面露呈部
13からはレンズ付きフイルムユニット11の撮影レン
ズ14と対物側ファインダ窓15とが外部に露呈してい
る。
【0012】前面露呈部13の左側方には、シャッタレ
リーズを行うためのシャッタレバー16が設けられてお
り、右側方にはストロボ回路を外部からオンにするため
のストロボ操作部材17とストロボ光を被写体に向けて
放射ための透明部であるストロボ露呈部18とが設けら
れている。
【0013】防水ケース12の上面には、巻き上げダイ
ヤル19及び上面露呈部20が設けられている。巻き上
げダイヤル19はフィルム1コマ巻き上げ時に回動操作
される。上面露呈部20は透明に形成され、残り撮影枚
数を表示するカウンタ窓を外部に露呈させる。
【0014】図2は、防水型レンズ付きフイルムユニッ
ト10の分解斜視図である。防水ケース12の内部に
は、レンズ付きフイルムユニット11が組み込まれてい
る。防水ケース12は、背面の開口からレンズ付きフイ
ルムユニット11を収納する略矩形のケース本体25
と、このケース本体25の背面の開口を水密に塞ぐケー
ス裏蓋26と両者の間に挟み込まれるOリング等のパッ
キン27とから構成されている。なおケース本体25の
前面に設けられているストロボ操作部材17は、弾性変
形可能なエラストマーを介して、防水ケース12の外側
から押圧部28を押圧することができる。
【0015】ケース裏蓋26は、透明なプラスチックで
形成されており、レンズ付きフイルムユニット11の背
面側に設けられた対物側ファインダ窓(図示せず)をケ
ース裏蓋26を介して外部から観察できるようになって
いる。
【0016】図3は、レンズ付きフイルムユニット11
の分解斜視図である。レンズ付きフイルムユニット11
は、本体基部30と、その前後に被される前カバー31
及び後カバー32とから構成されている。本体基部30
の前面中央には露光ユニット33が設けられ、その横に
はストロボユニット34が取り付けられている。また、
本体基部30には、カートリッジ収納室35及びフイル
ム収納室36が設けられており、これらの中に、カート
リッジ37と写真フイルム38とが収納される。露光ユ
ニット33は、シャッタ機構、フイルムカウンタ機構、
フィルム巻き止め機構などから構成されており、本体基
部30に対して爪結合により着脱自在に取り付けられて
いる。
【0017】カートリッジ室35の上部には巻き上げノ
ブ39が設けられ、その下面に一体に形成された巻き上
げ軸がカートリッジ37のスプールに係合する。撮影毎
に巻き上げノブ39を回動操作することによって、撮影
済みの写真フイルム38は1コマずつカートリッジ37
内に巻き込まれる。この1コマ巻き上げに連動して露光
ユニット33内のシャッタ機構が次回の撮影のためにチ
ャージされ、また、フイルム1コマ給送が完了すると巻
き上げノブ39の回動がロックされる。
【0018】ストロボユニット34は、回路基板40、
ストロボ発光部41、電池ユニット42から構成され
る。回路基板40には回路パターンが形成され、これに
電気部品が取り付けられている。ストロボ発光部41
は、回路基板40の上部に設けられており、その内部に
閃光放電管と、これを取り巻くリフレクタとが設けら
れ、前面にプロテクタ41aが取り付けられている。
【0019】押圧部28の裏側にはエラストマーを介し
て電気接片43が設けられており、ストロボ操作部材1
7が押圧されると、電気接片43が回路基板40の一対
の接点に接触してこれが導通する。これにより、ストロ
ボ回路がオンとなり、メインコンデンサ40aに充電が
行われる。撮影時のシャッタ機構の作動によってシンク
ロスイッチ40bがオンされると、メインコンデンサ4
0aが放電し、ストロボ発光部41から閃光が放たれ
る。また、電池ユニット42は、回路基板40に設けら
れたアーム部40cにより挟持されるとともに、回路基
板40と電池ユニット42を電気的に接続する。
【0020】図4は、電池ユニット42を示す分解斜視
図であり、図5は、電池ユニット42を示す断面図であ
る。図4に示すように、電池ユニット42は、電源電池
50、電池外装としての電池ケース51、正極接片5
2,負極接片53、パッキン54,55、付勢バネ56
から構成されている。電源電池50は、一方の端部50
aがプラス極,他方の端部50bがマイナス極となって
いる。なお、本実施形態では、電源電池50には単四型
のアルカリ電池が使用されている。
【0021】電池ケース51は、その外径寸法が単三型
のアルカリ電池と略同寸法とされており、電池ケース本
体60とキャップ61とから構成されている。電池ケー
ス本体60は、非導電性樹脂などの透明な絶縁材料によ
って略円柱形状に形成されている。また、電池ケース本
体60の一端には開口60aが設けられており、この開
口60aはキャップ61により水密に覆われる。内壁の
内径は単四型の外径とほぼ同寸法であり、電源電池50
が挿入可能である。
【0022】キャップ61は、エラストマーにより弾性
変形可能に形成されており、図5に示すように、その内
周面には係止溝61a設けられている。また、電池ケー
ス本体60には、係止突起60bが設けられている。電
池ケース本体60にキャップ61が取り付けられると、
係止溝61aに係止突起60bが係止し、電池ケース本
体60からキャップ61が脱落しないようにしている。
また、電池ケース本体60及びキャップ61には、開口
60c,61bが設けられ、正極接片52及び負極接片
53が露呈される。
【0023】正極接片52及び負極接片53は金属板か
ら形成され、開口60aとほぼ同径である。正極接片5
2は、接片本体52aと外部端子52bから構成されて
いる。接片本体52aは、電源電池50のプラス極50
aが電気的に接続される。また、外部端子52bは、キ
ャップ61の開口61bから外部に露呈され、電池ユニ
ット42のプラス極となる。
【0024】負極接片53は、接片本体53aと外部端
子53bから構成されている。接片本体53aは、電源
電池50のマイナス極50bが電気的に接続される。ま
た、外部端子53bは、電池ケース本体60に設けられ
た開口60cから外部に露呈され、電池ユニット42の
マイナス極となる。
【0025】また、正極接片52とキャップ61との間
と、負極接片53と電池ケース本体60の間には、それ
ぞれパッキン54,55が配置される。パッキン54,
55は、開口60aとほぼ同径であり、電池ケース51
内部に収納される。パッキン54,55中央部には開口
54a,55aが設けられている。外部端子52b,5
3bを開口54a,55aに貫通させ、パッキン54,
55が接片本体52a,53aに当接する。
【0026】また、電源電池50と正極接片52との間
には付勢バネ56が配置されている。付勢バネ56は、
電源電池50をマイナス極方向に付勢するとともに、正
極接片52を電池ケース51の端部方向に付勢する。こ
れによって、電源電池50は、負極接片53及びパッキ
ン55を、正極接片52は、パッキン54を、それぞれ
電池ケース51の端部方向に押圧する。電池ケース51
は、係止されているため、電池ユニット43の気密性が
高まり、電池ユニット43内部が水密に保たれる。ま
た、付勢バネ56は、電源電池50のプラス極50aと
正極接片52及びマイナス極50bと負極接片53とを
電気的に接続する。
【0027】上記実施形態のレンズ付きフイルムユニッ
ト用防水型電池の作用を説明する。電池ケース本体60
は、順に、パッキン55,負極接片53,単四型の電源
電池50,付勢バネ56,正極接片52,パッキン54
と収納される。
【0028】キャップ61は、係止溝61aを係止突起
60bに係止されるまで押圧され、正極接片52,負極
接片53が電池ケース51の両端から露呈する。これに
よって、キャップ61の脱落を防止する。また、付勢バ
ネ56は、電源電池50と正極接片52を付勢するた
め、負極接片53,パッキン54,55は、端部方向に
押圧され、気密性が高まる。これにより、電池ケース5
1は、キャップ61及びパッキン54,55により水密
に保持される。
【0029】このように製造された電池ユニット42
は、組み立てが完了したストロボユニット34のアーム
部40cに挟持され、ストロボユニット34と電気的に
接続される。そして、ストロボユニット34は、本体基
部30とともに前カバー31,後カバー32に覆われ、
レンズ付きフイルムユニット11が完成する。また、レ
ンズ付きフイルムユニット11は防水ケース12で覆わ
れ、防水型レンズ付きフイルムユニット10が完成す
る。このように製造された防水型レンズ付きフイルムユ
ニット10は、防水ケース12等により水密に保持され
るため、水中でも撮影可能である。
【0030】使用済みになった防水型レンズ付きフイル
ムユニット10はDPE店を経て現像所に回収される。
現像所では、先ず防水ケース12からレンズ付きフイル
ムユニット11が取り出される。この際、仮に防水ケー
ス12に割れやひびなどの破損部分があって水がレンズ
付きフイルムユニット11内に侵入していたとしても、
電源電池50は電池ケース51に水密に収納されている
ので、水で濡れて腐食することがない。
【0031】また、電源電池50が液漏れを起こしてい
たとしても、上述のように、電源電池50は電池ケース
51に水密に収納されており、電源電池50から漏れた
強アルカリ液等の流出は、レンズ付きフイルムユニット
11まで及ぶことはない。これにより、防水ケース12
からレンズ付きフイルムユニット11を取り出した後、
有害な強アルカリ液等の液体に触れることなく現像作業
をすることが可能になる。なお、電池ケース本体60は
透明な絶縁材料であるため、電池ケース51を開ける前
に電源電池50の液漏れを発見することができる。
【0032】また、上記実施形態のレンズ付きフイルム
ユニット用防水型電池は、電池ユニット42を水密に保
持するために、電池ケース本体60の外壁とキャップ6
1の内壁とを係合させたが、電池ケース本体の内壁とキ
ャップの外壁とを係合させてもよい。また、電池ケース
51内部に別の部材を収納してもよい。図6は、電池ユ
ニット71を示す分解斜視図であり、図7は、電池ユニ
ット71を示す断面図である。図6,図7に示すよう
に、電池ケース72は、電池ケース本体73及びキャッ
プ74から構成されており、その内部には、マイナス側
から順に、Oリング75,負極接片53,金属製の板バ
ネ76,絶縁スペーサ77,単四型の電源電池50,水
酸化触媒78が付着された正極接片52,Oリング79
と収納されている。電池ケース本体73の一端には開口
73aが設けられ、その開口73aの内壁には、溝部7
3bが形成されており、キャップ74の周縁部74aと
係合する。
【0033】キャップ74は、開口73aの内径より僅
かに大きいサイズである。また、キャップ74には、円
形状に肉抜き部74bが設けられているため、キャップ
74を撓ませることができ、撓ませたキャップ74は開
口73aに挿脱自在となり、キャップ74を常態の形状
に戻すと、周縁部74aを溝部73bに係合させる。
【0034】板バネ76は、前述の付勢バネ56と同じ
ように、電源電池50をプラス極50a方向に付勢する
とともに、正極接片52を電池ケース72の端部方向に
付勢する。正極接片52及び負極接片53は、その側面
でOリング75,79を押圧するため、気密性が高ま
り、電池ユニット71内部が水密に保たれる。また、板
バネ76は、電源電池50のマイナス極50b及び負極
接片53と接触しており、マイナス極50b及び負極接
片53を電気的に接続させる。プラス極50aは、その
周縁部50cが正極接片52と係合することによって電
気的に接続される。また、絶縁スペーサ77は、電源電
池50の外装部50dと負極接片53を絶縁するために
収納されている。
【0035】水酸化触媒78は、水素ガスと酸素ガスと
を反応させて水を生成させる触媒であり、代表的なもの
として、パラジウム触媒が用いられ、本実施形態では、
このパラジウム触媒にγ−アルミナを支持体としたもの
が使用されている。水酸化触媒78は、水素ガスと酸素
ガスとの化学反応を促進させながらも、それ自身は化学
反応によって変化することがない。水酸化触媒78を備
えることにより、電源電池50の使用過程で発生した水
素ガスが、空気中の酸素との反応により水に変えられ、
除去される。これによって、水素ガスが内部に滞留する
ことがなく、安全性を向上させる。また、好ましくは電
池ケース72内部に吸水剤を収納すればよいなお、その
ほかの水酸化触媒78としては、白金,ルテニウム,ロ
ジウムなどを主成分とするものを利用することができ
る。
【0036】上記実施形態のレンズ付きフイルムユニッ
ト用防水型電池は、内部に単四型電池を収納したが、特
に単四型電池でなくともよく、例えば単5型電池のよう
に電池ケース51内部に収納可能な電池であればよい。
また、上記実施形態のレンズ付きフイルムユニット用防
水型電池は、防水型レンズ付きフイルムユニットに収納
されたが、防水機能を施さないレンズ付きフイルムユニ
ットに収納してもよく、急な雨などの際の電池の防水効
果や、電池内部からの液漏れを防止する。また、上記実
施形態のレンズ付きフイルムユニット用防水型電池は、
本体基部30の長手方向に平行に収納されるものを示し
たが、フイルム収納室36の軸方向に平行に、縦置きす
るような配置でもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニット用防水型電池によれば、両端面に正極と負
極とを有する円柱型の電池と、この電池を包み込む円筒
状のケース部材と、このケース部材の両端にそれぞれ露
呈し、一方が電池の正極に、他方が電池の負極に接触し
た一対の電極接片とからなり、電池がケース部材と一対
の電極接片で囲まれる空間内に水密に収納されており、
その電池が単四型電池、ケース部材及び一対の電極接片
で構成される外形寸法が単三電池の外形寸法にほぼ等し
いので、従来のレンズ付きフイルムユニットの構造を全
く変更にすることなく、電池に防水効果を施すととも
に、電池からの液漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した防水型レンズ付きフイルムユ
ニットの外観斜視図である。
【図2】防水型レンズ付きフイルムユニットの分解斜視
図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】電池ユニットの分解斜視図である。
【図5】電池ユニットの断面図である。
【図6】電池ユニットの別の実施形態を示す分解斜視図
である。
【図7】電池ユニットの別の実施形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 防水型レンズ付きフイルムユニット 11 レンズ付きフイルムユニット 12 防水ケース 34 ストロボユニット 40c アーム部 42,71 電池ユニット 50 電源電池 51,72 電池ケース 52 正極接片 53 負極接片 27,54,55 パッキン 60,73 電池ケース本体 61,74 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/08 G03B 17/08 G03C 3/00 570 G03C 3/00 570K 575 575A H01M 2/02 H01M 2/02 D 2/30 2/30 B Fターム(参考) 2H100 CC00 DD03 EE00 2H101 AA09 CC01 CC52 5H011 AA06 AA10 AA14 BB04 CC02 5H022 AA07 BB03 CC03 KK04 KK08 5H040 AA32 AA38 AS15 AT01 AY05 AY12 CC13 CC26 CC34 DD06 DD08 DD13 DD14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端面に正極と負極とを有する円柱型の
    電池と、この電池を包み込む円筒状のケース部材と、こ
    のケース部材の両端にそれぞれ露呈し、一方が電池の正
    極に、他方が電池の負極に接触した一対の電極接片とか
    らなり、前記電池がケース部材と一対の電極接片で囲ま
    れる空間内に水密に収納されていることを特徴とするレ
    ンズ付きフイルムユニット用防水型電池。
  2. 【請求項2】 前記電池が単四型電池であり、前記ケー
    ス部材及び一対の電極接片で構成される外形寸法が単三
    電池の外形寸法にほぼ等しいことを特徴とする請求項1
    記載のレンズ付きフイルムユニット用防水型電池。
JP2001145386A 2000-10-12 2001-05-15 レンズ付きフイルムユニット用防水型電池 Pending JP2002343322A (ja)

Priority Applications (7)

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