JP2002343093A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
ジスタ数を削減し、動作の不具合を生じることなくビッ
ト線の間隔を可能な限り短くすることを可能にすること
により、小面積化を図ることができる半導体記憶装置を
実現する。 【解決手段】 メモリセルアレイ8を、ソースを接地電
位としゲートを行選択信号に接続しドレインを対をなす
ビット線BL,/BLの何れか一方に接続した単一のト
ランジスタからなるメモリセルをマトリクス状に配列し
た構成にするとともに、対をなすビット線BL,/BL
の間に他のビット線を配置し、各ビット線にビット線接
地トランジスタQR,Q/Rを接続し、列デコーダ2,
3により選択される一対のビット線に対応するビット線
接地トランジスタのみを非導通状態とし、他のビット線
接地トランジスタを導通状態にする。
Description
関し、小面積化を実現する回路技術に関する。
コンタクト方式のマスクROMの構成を示す回路図であ
る。コンタクト方式のマスクROMとは、メモリセルト
ランジスタのドレインとビット線との接続関係を、RO
Mデータの“1”及び“0”に対応させるものである。
は、列デコーダ2、列デコーダ3、チャージアップ回路
4、チャージアップ回路5、イコライズ回路6、差動ア
ンプ回路7及びメモリセルアレイ12から構成されてい
る。
るビット線選択信号CDj(j=1〜n)に各々接続
し、ドレインを共通の接続点DINに接続し、ソースを
ビット線BLj(j=1〜n)に各々接続したN型MO
SトランジスタQTj(j=1〜n)から構成される。
号CDj(j=1〜n)に各々接続し、ドレインを共通
の接続点/DINに接続し、ソースをビット線/BLj
(j=1〜n)に各々接続したN型MOSトランジスタ
QBj(j=1〜n)から構成される。
プリチャージ信号CHを入力とし、接続点DIN及び接
続点/DINに各々電荷を供給する。本例では、ビット
線プリチャージ信号CHが論理レベル「H」のときDI
N及び/DINに各々電荷を供給し、論理レベル「L」
のとき接続点DIN及び接続点/DINへの電荷供給を
各々停止するものとする。
信号EQを入力とし、DINと/DINに接続されてい
る。本例では、ビット線イコライズ信号EQが論理レベ
ル「H」のとき接続点DINと接続点/DINと同電位
にし、論理レベル「L」とのき接続点DINと接続点/
DINを同電位の状態から開放するものとする。
点/DINを入力とし、その電位差を増幅させることに
よってメモリセルアレイ12に記憶されたデータを出力
端子DOUTへ出力させる。本例では接続点DINの論
理レベルが「H」且つ接続点/DINの論理レベル
「L」の場合は出力端子DOUTへ論理レベル「H」を
出力し、接続点DINの論理レベルが「L」且つ接続点
/DINの論理レベル「H」の場合は出力端子DOUT
へ論理レベル「L」を出力するものとする。
ンジスタにより形成されたメモリセルM(i,j)(i
=1〜m,j=1〜n)及び/M(i,j)(i=1〜
m,j=1〜n)がm行n列のマトリクス状に配置され
て構成される。各メモリセルM(i,j)及び/M
(i,j)のゲートは、ワード線WLi(i=1〜m)
に各々接続され、そのソースは接地電位に接続され、そ
のドレインは、メモリセルデータが“0”の場合、メモ
リセルM(i,j)ではビット線BLj(j=1〜n)
に各々接続され、メモリセル/M(i,j)では浮遊状
態(非接続)にされ、メモリセルデータが“1”の場
合、メモリセルM(i,j)では浮遊状態(非接続)に
され、メモリセル/M(i,j)ではビット線/BLj
(j=1〜n)に各々接続される。またビット線BLj
とビット線/BLjは隣接した構成からなる。
おいて、メモリセルアレイ12に記憶されたデータを読
み出す動作について、メモリセルM(1,1)、メモリ
セル/M(1,1)の読み出し動作を例にして、図7の
タイミング図を用いて説明する。本従来例では、ビット
線プリチャージ信号CH、ビット線選択信号CDj、ワ
ード線WLi、接続点DIN、接続点/DIN、ビット
線BLj、ビット線/BLj、ビット線イコライズ信号
EQ、出力端子DOUTの初期状態は接地電位としてい
る。
ズ信号EQが「H」レベルとなることで、接続点DIN
と接続点/DINを同電位状態とし、ビット線プリチャ
ージ信号CHが「H」レベルなることで、接続点DIN
及び接続点/DINにチャージアップ回路4、5により
各々電荷が供給される。またビット線選択信号CD1が
「H」レベルに、その他のビット線選択信号CDj(j
=2〜n)は「L」レベルに遷移し、ビット線選択トラ
ンジスタQT1とQB1は導通状態となり、ビット線選
択トランジスタQTj(j=2〜n)とQBj(j=2
〜n)は非導通状態となる。
は導通状態となったことにより、接続点DINと接続点
/DINに供給される電荷は、ビット線BL1と/BL1
に供給される。
「L」レベルであるため、メモリセルM(i,j)(i
=1〜m,j=1〜n)は全て非導通状態となり、接続
点DIN,/DINとビット線BL1,/BL1の電位は所
定の時間で「H」レベルとなる。
Qが「L」レベルとなることで、接続点DINと接続点
/DINは開放され、ビット線プリチャージ信号CHが
「L」レベルなることで、接続点DIN及び接続点/D
INへのチャージアップ回路4、5からの電荷供給が停
止される。またビット線選択信号CDj(j=1〜n)
は期間1のレベルを維持することで、ビット線選択トラ
ンジスタQT1とQB1は導通状態を維持し、ビット線
選択トランジスタQTj(j=2〜n)とQBj(j=
2〜n)は非導通状態を維持する。
移し、WLi(i=2〜m)は「L」レベルを維持する
ことにより、メモリセルM(1,1)と/M(1,1)は
導通状態となり、その他のメモリセルM(i,j)(i
=1〜m,j=1〜n,ただしi=j=1を除く)と/M
(i,j)(i=1〜m,j=1〜n,ただしi=j=
1を除く)は非導通状態を維持する。
に接続されず、メモリセル/M(1,1)がビット線/B
L1に接続されているとき、即ちROMデータ“1”の
とき、接続点DINとビット線BL1は、期間1で
「H」レベルとなった電位を維持し、接続点/DINと
ビット線/BL1は、期間1で「H」レベルとなった電
位を、導通状態になったメモリセル/M(1,1)を介し
て電荷を接地電位へと放出することで「L」レベルとな
る。
Nが「H」レベル、接続点/DINが「L」レベルにな
ったことを受けて、出力DOUTにデータ“1”を出力
する。
BL1に接続され、メモリセル/M(1,1)がビット線
/BL1に接続されないとき、即ちROMデータ“0”
のとき、接続点/DINとビット線/BL1は、期間1で
「H」レベルとなった電位を維持し、接続点DINとビ
ット線BL1は、期間1で「H」レベルとなった電位
を、導通状態になったメモリセルM(1,1)を介して
電荷を接地電位へと放出することで「L」レベルとな
る。
Nが「L」レベル、接続点/DINが「H」レベルにな
ったことを受けて、出力DOUTにデータ“0”を出力
する。
装置では以下の問題を有している。
記憶に二つのメモリセルを必要とするため面積が大きく
なる。
まで、一つのデータを記憶する二つのメモリセルが接続
される各々のビット線の間隔を短くした場合、ビット線
とビット線の間の容量が増大する。これにより一つのデ
ータを記憶する二つのメモリセルが接続される二つのビ
ット線はプリチャージされ「H」レベルになった後に、
ワード線WLi(i=1〜m)が「H」になることによ
り、メモリセルトランジスタのドレインに接続されてい
るビット線が「L」レベルに遷移するが、このとき、
「H」レベルを維持しているもう一方のビット線の電荷
が、ビット線とビット線の間の容量を介して、「L」レ
ベルに遷移するビット線へ放電され、「H」レベルから
「L」レベルとなり、一方のビット線ともう一方のビッ
ト線の電位差が無くなり、差動アンプ回路7が正常に動
作できなくなるという問題があった。
憶装置における問題を解決するものであり、その目的
は、一つのデータを記憶するメモリセルのトランジスタ
数を削減したり、あるいは、動作の不具合を生じること
なくビット線の間隔を可能な限り短くすることを可能に
することにより、小面積化を図ることができる半導体記
憶装置を提供することにある。
憶装置は、複数の対をなすビット線と、入力する列選択
信号により同時に一対のビット線を選択する列選択回路
と、ソースを接地電位としゲートを行選択信号に接続し
ドレインを対をなすビット線の何れか一方に接続した単
一のトランジスタからなるメモリセルをマトリクス状に
配列したメモリセルアレイとを備えている。
るメモリセルを従来の二つのトランジスタから単一のト
ランジスタにすることで小面積化を図ることができる。
1記載の半導体記憶装置において、対をなすビット線の
間に他のビット線を配置するとともに、各ビット線に対
応して設けられそれぞれ導通状態となることによりビッ
ト線を接地電位に接続する複数のビット線接地トランジ
スタを備えたビット線接地回路を設け、ビット線接地回
路は、列選択回路により選択される一対のビット線に対
応するビット線接地トランジスタのみを非導通状態と
し、他のビット線接地トランジスタを導通状態にするよ
うにしたことを特徴とする。
すビット線を隣接しないように配置し、読み出し対象以
外のビット線を接地電位とすることで、読み出し対象の
ビット線とビット線の間の容量による起因する電位の変
動を安定化し、全てのビット線とビット線の間隔を極限
まで短くして小面積化を図ることができる。
1記載の半導体記憶装置において、対をなすビット線の
間に他のビット線を配置するとともに、各ビット線に対
応して設けられそれぞれ導通状態となることによりビッ
ト線を接地電位に接続する複数のビット線接地トランジ
スタを備えたビット線接地回路を設け、ビット線接地回
路は、列選択回路により選択される一対のビット線に対
応するビット線接地トランジスタを非導通状態とし、少
なくとも選択される一対のビット線の間に配置された他
のビット線に対応するビット線接地トランジスタを導通
状態にするようにしたことを特徴とする。
すビット線を隣接しないように配置し、少なくとも読み
出し対象の対をなすビット線の間に配置されたビット線
を接地電位とすることで、読み出し対象のビット線とビ
ット線の間の容量による起因する電位の変動を安定化
し、全てのビット線とビット線の間隔を極限まで短くし
て小面積化を図ることができる。
対をなすビット線と、入力する列選択信号により同時に
一対のビット線を選択する列選択回路と、2つのトラン
ジスタからなり各々のソースを接地電位とし各々のゲー
トを同一の行選択信号に接続し一方のドレインを対をな
すビット線の一方に接続し他方のドレインを開放したメ
モリセルをマトリクス状に配列したメモリセルアレイと
を備えた半導体記憶装置であって、対をなすビット線の
間に他のビット線を配置するとともに、各ビット線に対
応して設けられそれぞれ導通状態となることによりビッ
ト線を接地電位に接続する複数のビット線接地トランジ
スタを備えたビット線接地回路を設け、ビット線接地回
路は、列選択回路により選択される一対のビット線に対
応するビット線接地トランジスタのみを非導通状態と
し、他のビット線接地トランジスタを導通状態にするよ
うにしたことを特徴とする。
すビット線を隣接しないように配置し、読み出し対象以
外のビット線を接地電位とすることで、読み出し対象の
ビット線とビット線の間の容量による起因する電位の変
動を安定化し、全てのビット線とビット線の間隔を極限
まで短くして小面積化を図ることができる。
対をなすビット線と、入力する列選択信号により同時に
一対のビット線を選択する列選択回路と、2つのトラン
ジスタからなり各々のソースを接地電位とし各々のゲー
トを同一の行選択信号に接続し一方のドレインを対をな
すビット線の一方に接続し他方のドレインを開放したメ
モリセルをマトリクス状に配列したメモリセルアレイと
を備えた半導体記憶装置であって、対をなすビット線の
間に他のビット線を配置するとともに、各ビット線に対
応して設けられそれぞれ導通状態となることによりビッ
ト線を接地電位に接続する複数のビット線接地トランジ
スタを備えたビット線接地回路を設け、ビット線接地回
路は、列選択回路により選択される一対のビット線に対
応するビット線接地トランジスタを非導通状態とし、少
なくとも選択される一対のビット線の間に配置された他
のビット線に対応するビット線接地トランジスタを導通
状態にするようにしたことを特徴とする。
すビット線を隣接しないように配置し、少なくとも読み
出し対象の対をなすビット線の間に配置されたビット線
を接地電位とすることで、読み出し対象のビット線とビ
ット線の間の容量による起因する電位の変動を安定化
し、全てのビット線とビット線の間隔を極限まで短くし
て小面積化を図ることができる。
発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成を
示す回路図である。
記憶装置は、メモリセルアレイ1、列デコーダ(列選択
回路)2,3、チャージアップ回路4、チャージアップ
回路5、イコライズ回路6及び差動アンプ回路7から構
成されている。列デコーダ2、列デコーダ3、チャージ
アップ回路4、チャージアップ回路5、イコライズ回路
6及び差動アンプ回路7については従来例と同様である
ので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
ジスタにより形成されたメモリセルMA(i,j)(i
=1〜m,j=1〜n)がm行n列のマトリクス状に配
置されて構成される。各メモリセルMA(i,j)のゲ
ートは、行選択信号を入力するワード線WLi(i=1
〜m)に各々接続され、そのソースは接地電位に接続さ
れ、そのドレインは、メモリセルデータが“1”の場合
は、ビット線BLj(j=1〜n)には各々接続されず
に、ビット線/BLj(j=1〜n)に各々接続され、
メモリセルデータが“0”の場合は、ビット線BLj
(j=1〜n)に各々接続され、ビット線/BLj(j
=1〜n)には各々接続されていない構成からなる。
おいて、メモリセルアレイ1に記憶されたデータを読み
出す動作について、メモリセルMA(1,1)の読み出
し動作を例にして説明する。
図7のタイミング図と同一であり、その説明を省略し、
従来例と異なるメモリセルとビット線の接続関係につい
て説明する。
1に接続されず、ビット線/BL1に接続されていると
き、即ちROMデータ“1”のとき、接続点DINとビ
ット線BL1は、期間1で「H」レベルとなった電位を
維持し、接続点/DINとビット線/BL1は、期間1で
「H」レベルとなった電位を、導通状態になったメモリ
セルMA(1,1)を介して電荷を接地電位へと放出す
ることで「L」レベルとなる。
Nが「H」レベル、接続点/DINが「L」レベルにな
ったことを受けて、出力DOUTにデータ“1”を出力
する。
線BL1に接続され、ビット線/BL1に接続されない
とき、即ちROMデータ“0”のとき、接続点/DIN
とビット線/BL1は、期間1で「H」レベルとなった
電位を維持し、接続点DINとビット線BL1は、期間
1で「H」レベルとなった電位を、導通状態になったメ
モリセルMA(1,1)を介して電荷を接地電位へと放
出することで「L」レベルとなる。
Nが「L」レベル、接続点/DINが「H」レベルにな
ったことを受けて、出力DOUTにデータ“0”を出力
する。
なす二つのビット線BLjと/BLj(j=1〜n)を
用いて読み出しを行う半導体記憶装置において、一つの
データを記憶するメモリセルを従来の二つのトランジス
タから一つのトランジスタに削減できる。これにより半
導体記憶装置の小面積化が容易に可能になると共に、ワ
ード線の負荷を大幅に削減することも可能となり、低消
費電力化も可能となる。
2の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路
図である。
の形態の構成に加え、ビット線接地回路9を設けてい
る。また、メモリセルアレイ8中の構成要素および接続
関係は図1のメモリセルアレイ1と同じであるが、この
メモリセルアレイ8では、対をなす二つのビット線BL
jと/BLj(j=1〜n)が隣接しないように各ビッ
ト線を配置している。その他の第1の実施の形態と同一
の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
ジスタからなるビット線接地トランジスタQRj(j=
1〜n)及びQ/Rj(j=1〜n)からなり、そのゲ
ートは各々ビット線接地選択信号RSTj(j=1〜
n)に接続され、そのソースは各々接地電位に接続さ
れ、そのドレインは、ビット線接地トランジスタQRj
(j=1〜n)はビット線BLj(j=1〜n)に接続
され、ビット線接地トランジスタQ/Rj(j=1〜
n)はビット線/BLj(j=1〜n)に接続された構
成からなる。なお、ビット線接地選択信号RSTjは、
ビット線選択信号CDj,ワード線WLiと同様に外部
から入力されるアドレス信号をデコードして生成される
信号である。本例では、アドレス入力からデコードまで
の構成および動作については、CDj,WLiと同様、
RSTjも省略している。
おける動作について、図3のタイミング図を用いて説明
する。
地回路9の入力信号以外の信号の遷移動作は第1の実施
の形態と同様に従来例と同様であり、その説明を省略す
る。ここでは、ビット線接地トランジスタ選択信号RS
Tj(j=1〜n)の初期状態は接地電位としている。
このビット線接地トランジスタ選択信号RSTjは、ビ
ット線選択信号CDjと対応し、ビット線選択信号CD
jにより選択されるビット線BLj及び/BLjに接続
されているビット線接地トランジスタQRj及びQ/R
jを非導通状態にし、その他のビット線接地トランジス
タQRj及びQ/Rjを導通状態にする。図3では、従
来例同様、ビット線選択信号CD1が「H」レベルにな
る場合、すなわちビット線BL1及び/BL1が選択さ
れる場合を例に示す。
タ選択信号RST1は「L」レベルに、RSTj(j=
2〜n)は「H」レベルに遷移し、ビット線接地トラン
ジスタQR1とQ/R1は非導通状態に、その他のビッ
ト線接地トランジスタQRj(j=2〜n)とQ/Rj
(j=2〜n)は導通状態となる。また期間2におい
て、ビット線接地トランジスタ選択信号RST1は
「L」レベルを維持し、RSTj(j=2〜n)は
「H」レベルを維持する。
(1,1)が接続されるビット線BL1と/BL1以外の
ビット線BLj(j=2〜n)と/BLj(j=2〜
n)は接地電位に固定される。
のビット線を用いて読み出しを行う半導体記憶装置にお
いて、対をなす二つのビット線BLjと/BLj(j=
1〜n)が隣接しないように各ビット線を配置する、す
なわち、読み出し対象以外のビット線を読み出しに用い
るビット線の間に挿入し、読み出し時に接地電位に固定
することで、読み出しを行う二つのビット線間の干渉を
解消することができる。これにより第1の実施の形態の
効果に加え、更に各々のビット線の間隔を微細化の極限
まで短くすることが可能になり半導体記憶装置の小面積
化を図ることが可能となる。
成にビット線接地回路9が付加されるが、それによる面
積の増加より、第1の実施の形態に比べ各ビット線の間
隔を短くできることによるメモリセルアレイ8の小面積
化の効果の方が大きい。
態の構成に対し、ビット線の配置を変えるとともにビッ
ト線接地回路9を設けたが、図6に示す従来例の構成に
対し、同様にビット線の配置を変えるとともにビット線
接地回路9を設けることにより、そうしたことによる同
様の効果を得ることができる。
路9を各々のビット線にビット線接地トランジスタを設
けた構成としたが、図4に示すビット線接地回路のよう
に、対をなす二つのビット線に対して一つのビット線接
地トランジスタを設け、該ビット線接地トランジスタの
ドレインを、対をなす二つのビット線に接続した構成と
しても同様な効果が得られる。
3の実施の形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路
図である。
の形態の構成にエンコード回路10を付加し、図2のビ
ット線接地回路9に代えて入力数を削減したビット線接
地回路11を設けている。第2の実施の形態と同一の構
成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
うち複数の信号の遷移を、一定の規則に基づき出力する
ことで、入力に対して出力の数を削減することができ
る。本実施の形態では、入力のビット線接地選択信号R
STj(j=1〜n)のn本を、(n/a)本(aは整
数)にしてビット線接地選択エンコード信号ERTk
(k=1〜n/a)(aは2のべき乗でn/2≧aとなる
値)を出力する。
線接地選択信号RSTjおよびビット線接地選択エンコ
ード信号ERTkは、ビット線接地選択信号RST1あ
るいはRST5が「L」レベルでその他のビット線接地
選択信号RSTjが「H」レベルのとき、ビット線接地
選択エンコード信号ERT1が「L」レベルにその他の
ERTkは「H」レベルになり、ビット線接地選択信号
RST2あるいはRST6が「L」レベルでその他のビ
ット線接地選択信号RSTjが「H」レベルのとき、ビ
ット線接地選択エンコード信号ERT2が「L」レベル
にその他のERTkは「H」レベルになり、ビット線接
地選択信号RST3あるいはRST7が「L」レベルで
その他のビット線接地選択信号RSTjが「H」レベル
のとき、ビット線接地選択エンコード信号ERT3が
「L」レベルにその他のERTkは「H」レベルにな
り、ビット線接地選択信号RST4あるいはRST8が
「L」レベルでその他のビット線接地選択信号RSTj
が「H」レベルのとき、ビット線接地選択エンコード信
号ERT4が「L」レベルにその他のERTkは「H」
レベルになる。
ンジスタからなるビット線接地トランジスタQRj(j
=1〜n)及びQ/Rj(j=1〜n)からなり、それ
らのソースおよびドレインの接続は図2のビット線接地
回路9の場合と同じである。それらのゲートは、各々ビ
ット線接地選択エンコード信号ERTk(k=1〜n/
a)(aは2のべき乗でn/2≧aとなる値)に接続さ
れる。ここで、n=8,a=2とすると、ビット線接地
選択エンコード信号ERT1がビット線接地トランジス
タQR1,Q/R1,QR5,Q/R5のゲートに、ビッ
ト線接地選択エンコード信号ERT2がビット線接地ト
ランジスタQR2,Q/R2,QR6,Q/R6のゲート
に、ビット線接地選択エンコード信号ERT3がビット
線接地トランジスタQR3,Q/R3,QR7,Q/R7
のゲートに、ビット線接地選択エンコード信号ERT4
がビット線接地トランジスタQR4,Q/R4,QR
8,Q/R8のゲートに接続された構成になる。
おける動作について、図3のタイミング図を用いて説明
する。図3に示された信号については第2の実施の形態
と同様である。
ST1は「L」レベルに、RSTj(j=2〜n)は
「H」レベルに遷移し、それを受けてビット線接地選択
エンコード信号ERT1は「L」レベルに、その他のE
RTkは「H」レベルに遷移し、ビット線接地トランジ
スタQR1、Q/R1、QR5、Q/R5は非導通状態
に、その他のビット線接地トランジスタQRj、Q/R
jは導通状態となる。また期間2において、ビット線接
地トランジスタ選択信号RST1は「L」レベルを維持
し、その他のRSTjは「H」レベルを維持し、これを
受けてビット線接地選択エンコード信号ERT1は
「L」レベルを、その他のERTkは「H」レベルを維
持する。
(1,1)が接続されるビット線BL1と/BL1、及び
ビット線BL5と/BL5以外のビット線BLjと/BL
jは接地電位に固定される。ここで、第2の実施の形態
と比較すると、読み出し対象のビット線以外のビット線
BL5と/BL5が接地電位に固定されないが、メモリ
セルMA(1,1)のデータを読み出す場合、ビット線
BL1及び/BL1間での干渉が防げれば動作上の問題
はない(この点について第2,第3の実施の形態とも同
様)。したがって、この場合ビット線BL1,/BL1
に隣接するビット線BL2,/BL2が接地されるため
問題はない。
ト線接地トランジスタのゲートに接続される配線数を数
分の一に削減できる。これにより第1の実施の形態及び
第2の実施の形態の効果と共に、ビット線接地トランジ
スタのゲートに接続される配線部の面積の縮小が可能と
なり、更に半導体記憶装置の小面積化が可能となる。
成にエンコーダ回路10が付加されるが、それによる面
積の増加より、ビット線接地トランジスタのゲートに接
続される配線数を数分の一に削減できることによるビッ
ト線接地回路11の小面積化の効果の方が大きい。
態の構成に対し、ビット線の配置を変えるとともにビッ
ト線接地回路11およびエンコーダ回路10を設けた構
成になっているが、図6に示す従来例の構成に対し、同
様にビット線の配置を変えるとともにビット線接地回路
11およびエンコーダ回路10を設けることにより、そ
うしたことによる同様を得ることができる。
つのデータを記憶するメモリセルを従来の二つのトラン
ジスタから単一のトランジスタにすることで小面積化を
図ることができる。
隣接しないように配置し、少なくとも読み出し対象の対
をなすビット線の間に配置された読み出しに関係の無い
ビット線を接地電位とすることで、読み出し対象のビッ
ト線とビット線の間の容量による起因する電位の変動を
安定化し、全てのビット線とビット線の間隔を極限まで
短くして小面積化を図ることができる。
置の構成を示す回路図
置の構成を示す回路図
置の動作を示すタイミング図
置のビット線接地回路の他の構成例を示す回路図
置の構成を示す回路図
図
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の対をなすビット線と、入力する列
選択信号により同時に一対の前記ビット線を選択する列
選択回路と、ソースを接地電位としゲートを行選択信号
に接続しドレインを前記対をなすビット線の何れか一方
に接続した単一のトランジスタからなるメモリセルをマ
トリクス状に配列したメモリセルアレイとを備えた半導
体記憶装置。 - 【請求項2】 対をなすビット線の間に他のビット線を
配置するとともに、各ビット線に対応して設けられそれ
ぞれ導通状態となることによりビット線を接地電位に接
続する複数のビット線接地トランジスタを備えたビット
線接地回路を設け、 前記ビット線接地回路は、列選択回路により選択される
一対のビット線に対応するビット線接地トランジスタの
みを非導通状態とし、他のビット線接地トランジスタを
導通状態にするようにしたことを特徴とする請求項1記
載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 対をなすビット線の間に他のビット線を
配置するとともに、各ビット線に対応して設けられそれ
ぞれ導通状態となることによりビット線を接地電位に接
続する複数のビット線接地トランジスタを備えたビット
線接地回路を設け、 前記ビット線接地回路は、列選択回路により選択される
一対のビット線に対応するビット線接地トランジスタを
非導通状態とし、少なくとも前記選択される一対のビッ
ト線の間に配置された他のビット線に対応するビット線
接地トランジスタを導通状態にするようにしたことを特
徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 複数の対をなすビット線と、入力する列
選択信号により同時に一対の前記ビット線を選択する列
選択回路と、2つのトランジスタからなり各々のソース
を接地電位とし各々のゲートを同一の行選択信号に接続
し一方のドレインを前記対をなすビット線の一方に接続
し他方のドレインを開放したメモリセルをマトリクス状
に配列したメモリセルアレイとを備えた半導体記憶装置
であって、 前記対をなすビット線の間に他のビット線を配置すると
ともに、各ビット線に対応して設けられそれぞれ導通状
態となることによりビット線を接地電位に接続する複数
のビット線接地トランジスタを備えたビット線接地回路
を設け、 前記ビット線接地回路は、前記列選択回路により選択さ
れる一対のビット線に対応するビット線接地トランジス
タのみを非導通状態とし、他のビット線接地トランジス
タを導通状態にするようにしたことを特徴とする半導体
記憶装置。 - 【請求項5】 複数の対をなすビット線と、入力する列
選択信号により同時に一対の前記ビット線を選択する列
選択回路と、2つのトランジスタからなり各々のソース
を接地電位とし各々のゲートを同一の行選択信号に接続
し一方のドレインを前記対をなすビット線の一方に接続
し他方のドレインを開放したメモリセルをマトリクス状
に配列したメモリセルアレイとを備えた半導体記憶装置
であって、 前記対をなすビット線の間に他のビット線を配置すると
ともに、各ビット線に対応して設けられそれぞれ導通状
態となることによりビット線を接地電位に接続する複数
のビット線接地トランジスタを備えたビット線接地回路
を設け、 前記ビット線接地回路は、前記列選択回路により選択さ
れる一対のビット線に対応するビット線接地トランジス
タを非導通状態とし、少なくとも前記選択される一対の
ビット線の間に配置された他のビット線に対応するビッ
ト線接地トランジスタを導通状態にするようにしたこと
を特徴とする半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001145766A JP3805643B2 (ja) | 2001-05-16 | 2001-05-16 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001145766A JP3805643B2 (ja) | 2001-05-16 | 2001-05-16 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002343093A true JP2002343093A (ja) | 2002-11-29 |
JP3805643B2 JP3805643B2 (ja) | 2006-08-02 |
Family
ID=18991522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001145766A Expired - Fee Related JP3805643B2 (ja) | 2001-05-16 | 2001-05-16 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3805643B2 (ja) |
-
2001
- 2001-05-16 JP JP2001145766A patent/JP3805643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3805643B2 (ja) | 2006-08-02 |
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