JP2002342329A - 廃棄書類ファイリングシステムとそのシステムを用いた廃棄書類保管システム - Google Patents

廃棄書類ファイリングシステムとそのシステムを用いた廃棄書類保管システム

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JP2002342329A
JP2002342329A JP2001142373A JP2001142373A JP2002342329A JP 2002342329 A JP2002342329 A JP 2002342329A JP 2001142373 A JP2001142373 A JP 2001142373A JP 2001142373 A JP2001142373 A JP 2001142373A JP 2002342329 A JP2002342329 A JP 2002342329A
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Teruyuki Maruyama
輝幸 丸山
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄書類を再度に読取可能状態にした廃棄書
類ファイリングシステム自体が、不慮の事故などによっ
て蓄積データが消失した場合でも、容易に再構築できる
廃棄書類ファイリングシステムを提供する。 【解決手段】 文書廃棄支援装置1が廃棄書類の内容を
読み取り、画像データに変換すると共に廃棄書類毎に異
なる管理上所要な蓄積情報を蓄積情報印字手段が所定位
置に印字する。そして、この蓄積情報と画像データをフ
ァイリング装置に蓄積し、再利用する際は蓄積情報を頼
りにファイリング装置で検索する。一方、システムの不
慮の事故によるデータの消失に際しては、この印字され
た廃棄書類を読み込みすることで、蓄積情報抽出手段
が、該蓄積情報の読取認識を行い、該蓄積情報を抽出
し、蓄積情報と画像データをファイリング装置に蓄積し
て廃棄書類ファイリングシステムを再構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、秘密文書あるいは
通常文書等の書類を廃棄するために用いられる廃棄書類
ファイリングシステムとそのシステムを用いた廃棄書類
保管システムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業や公共団体等における書類管理は、
従来から重要文書や通常文書を問わず、紙に記録された
状態のままファイル等に整理されて書棚等に保管されて
いるのが一般的である。これら紙に記録された文書は、
今後一切利用されないと判断された時点で、通常文書で
あれば、ごみ箱あるいは文書廃棄箱に廃棄され、また秘
密文書であれば、書類を短冊状に切る、いわゆるシュレ
ッダー等の文書廃棄装置を用いて再読不可能な状態で廃
棄される場合が多い。この文書廃棄装置は、細断時の騒
音の改良、紙のリサイクルに適した細断方法の改良等の
工夫が施され、特に漏洩されたくない秘密文書を処理す
る際にとても重宝するものである。
【0003】このように、書類をシュレッダー等で永久
的に再読不能に処理するのは一見問題がないように思わ
れるが、しかしながら、特に秘密文書を廃棄する判断
は、そのときの判断であって絶対的なものではない。た
とえば、将来、秘密文書を管理する立場の人たちが過去
の秘密文書を遡って目を通したい場合が生じることは十
分ありうることであり、むしろ、絶対あると言っても過
言ではない。
【0004】仮に秘密文書を廃棄しないで漸次保管する
としても、当然のことながら書類を漸次保管していけば
保管場所が手狭になる。そこで新たな保管場所を確保す
るわけであるが、保管された書類が膨大な量になればな
るほど、所望の書類を探し出すのに手間がかかり、しか
も経済的でない。しかも、秘密文書とでもなれば、セキ
ュリティ面においても気を配る必要があり、極めて不都
合な場合が多い。
【0005】また、一方において、データ処理技術の高
度化・ 高速化とともに、記録媒体の低価格化も相まっ
て、書類をスキャナ装置により読み取らせて大容量記録
装置に蓄積させてデータベース化し、この文書データを
もって管理、閲覧する、いわゆる、ファイリングシステ
ムが登場している。この装置は、オフィスなどで用いる
文書(ファイル)を「紙上」ではなく、光ディスクや磁
気ディスクなどの記録媒体上に文書を作成し、配布、保
管、検索などの書類管理をコンピュータを用いて実現す
るものであり、文書をその種別に応じて系統的に分類す
るなどして、関連する文書なども容易に検索できるよう
に工夫されているものもあり、さらに利便性を向上させ
るべく様々なファイリングシステムが提案されている。
【0006】そこで、本発明者は、上述した文書の廃棄
にかかる判断の困難さを解決するための一手段として特
開平11−339024号公報に開示された「文書廃棄
支援システム、及び文書廃棄方法及びその方法をコンピ
ュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ
読取可能な記録媒体」を提案している。
【0007】このシステムは、文書廃棄装置とこの文書
廃棄装置と双方向情報伝達可能に接続された文書管理装
置とを備えて構成され、文書を廃棄する際に文書廃棄者
に関する情報と廃棄書類再利用可能者に関する情報を文
書廃棄装置に入力し、文書廃棄装置によって書類を読み
取り得られた文書データを文書管理装置へ送信すると共
に、読み取り終えた書類は再読不能になるまで切断す
る。一方、文書管理装置は、入力された文書廃棄者に関
する情報を用いて検索したり、蓄積された文書画像デー
タの再利用を、入力された廃棄書類再利用可能者のみに
限定するように構成されてセキュリティ面をも配慮され
た非常に好適な文書廃棄支援システムである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−339024号公報に開示された「文書廃棄支援
システム、及び文書廃棄方法及びその方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取
可能な記録媒体」は、通常のスキャナを用いたファイリ
ングの煩わしさや、文書の廃棄にかかる判断の困難さを
解決するための手段として非常に好適であるものの、シ
ステムそのものが災害や記録媒体のクラッシュ等によっ
て蓄積データを消失してしまった場合に、蓄積文書を復
帰するところまでは考慮してはいなかった。また、廃棄
書類の電子データによるファイリングと廃棄書類の物理
的な保管システムを運用するビジネスのモデルは提案さ
れていない。
【0009】そこで、本発明は、廃棄書類ファイリング
システム自体が災害などによって蓄積データを消失して
しまった場合においても対応可能にして、再度ファイル
システムの蓄積文書を容易に復帰することができる文書
ファイリングシステムを提供することを目的とする。ま
た他に目的とするところは、この文書ファイリングシス
テムを用いてトータル的な廃棄書類を運用することがで
きる廃棄書類保管システムを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1の発明は、廃棄される書類の内容を読取っ
て画像データを生成すると共に読取られた書類が貯蔵さ
れる廃棄書類貯蔵部を有した文書廃棄支援装置と、前記
文書廃棄支援装置と双方向情報伝達可能に接続され該文
書廃棄支援装置から送信された該画像データを蓄積し廃
棄書類の内容が記録された該画像データを用いて廃棄書
類の保管および管理を行うファイリング装置とを備えて
なり、前記文書廃棄支援装置は、廃棄書類毎に当該廃棄
書類における管理上所要な蓄積情報を所定位置に印字す
る蓄積情報印字手段と、該蓄積情報と該画像データとを
前記ファイリング装置へ送信する送信手段とを有すると
共に、前記該ファイリング装置は、受信した該蓄積情報
と該画像データとを蓄積し、該蓄積情報を用いて画像デ
ータの検索を行うように構成されていることを特徴とす
る廃棄書類ファイリングシステムにある。
【0011】上記発明によれば、廃棄されることが決定
された書類は、文書廃棄支援装置がその内容を読み取り
画像データに変換すると共に廃棄書類毎に異なる管理上
所要な蓄積情報を蓄積情報印字手段が所定位置に印字す
る。この用済みとなった廃棄書類は、文書廃棄支援装置
内の廃棄書類貯蔵部へ貯蔵する。
【0012】そして、送信手段は、この該画像データと
該蓄積情報を、文書廃棄支援装置と双方向情報伝達可能
に接続されたファイリング装置へ送信し、一方、ファイ
リング装置は、この受信した該蓄積情報と該画像データ
とを蓄積する。この蓄積情報とは、廃棄書類における管
理上所要な情報、例えば廃棄日時、廃棄処理者、廃棄書
類名等、をいう。この情報は廃棄処理する際に所望する
入力手段、例えばキーボード入力、マウス入力、タッチ
パネル入力等の入力手段をもって入力することが好まし
い。また、蓄積情報印字手段は、通常のプリンタやバー
コードを印字するプリンタなどが挙げられる。
【0013】このように蓄積された廃棄書類に関する蓄
積情報を利用して、廃棄された画像データの検索を行
う。また、蓄積情報印字手段が所定位置に蓄積情報を印
字することによって、廃棄されたか(読み取られたか)
否かが目視で判別することができ、再構築する必要が生
じた場合、この印字された書類を頼りすると共に、廃棄
書類の管理を容易にする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1において、前
記文書廃棄支援装置は、廃棄される書類の内容を読取る
際に該読取画像の所定位置に蓄積情報が印字されている
かを判別し、印字されていると判別した場合において該
蓄積情報の読取認識を行い蓄積情報を抽出する蓄積情報
抽出手段と、前記蓄積情報抽出手段の判別結果に基づい
て前記蓄積情報が既に印字されていると判別された場合
において既に印字されていた旧蓄積情報と画像データお
よび新規な読取処理に関する新蓄積情報とを前記ファイ
リング装置へ送信する送信手段とを有し、前記ファイリ
ング装置は、受信した旧蓄積情報と新蓄積情報と該画像
データとを蓄積し、新蓄積情報および/または旧蓄積情
報を用いて画像データの検索を行うように構成されてい
ることを特徴とする廃棄書類ファイリングシステムにあ
る。
【0015】上記発明によれば、蓄積情報抽出手段が、
廃棄される書類の内容を読取る際にすでに当該システム
でもって廃棄された否かの判別を、廃棄書類の所定位置
に蓄積情報が印字されているか否かで判断する。この判
別は、廃棄される書類の内容を読取る際に使用されるス
キャナ等をそのまま利用し、読み込んだ画像データをパ
ターンマッチング技術をもって印字されているかを判断
しても良いし、また別にCCDカメラを用いて同様にパ
ターンマッチング技術をもって印字されているかを判断
しても良い。さらに、バーコードを印字した場合はバー
コードを直接読み取って判別と同時にデータ(蓄積情
報)を抽出しても良いし、OCR等の公知の文字認識技
術にてデータ(蓄積情報)を抽出しても良いもので特に
限定はされない。
【0016】そして、送信手段は、既に印字されている
と判別した場合は、既に印字されていた旧蓄積情報を文
字データとして抽出し、その抽出された旧蓄積情報と読
み取られた画像データおよび新規な読取処理に関する新
蓄積情報とを前記ファイリング装置へ送信する。一方、
ファイリング装置は、受信した旧蓄積情報と新蓄積情報
と該画像データとを蓄積し、新蓄積情報を用いて、また
は旧蓄積情報を用いて、あるいは、新蓄積情報と旧蓄積
情報の両方の情報を用いて画像データの検索を行う。
【0017】請求項3の発明は、請求項2において、前
記蓄積情報は、廃棄された文書を再利用できる再利用可
能者を予め限定し、該再利用可能者が予め記録された廃
棄書類再利用可能者情報を有すると共に、該廃棄書類再
利用可能者情報と当該利用者であるとの認識情報を用い
て画像データの検索を行うように構成されていることを
特徴とする廃棄書類ファイリングシステムにある。
【0018】上記発明によれば、廃棄された文書を再利
用できる再利用可能者を予め限定し、この限定された再
利用可能者を有して蓄積情報を構成する。そしてこの蓄
積情報をファイリング装置に予め記録しておき、再利用
可能者のみに廃棄書類を閲覧(画面表示)やプリントア
ウトなどを容認する。
【0019】この場合において、モニターなどの出力装
置に再利用可能者の一覧を一括表示させ、該当する再利
用可能者(要するに自分の名前や、自分が奉じている役
職名などである)をキーボート入力やマウス入力、ある
いはタッチパネル入力など所望の入力手段をもって入力
することが最も好ましい。さらに続いて、入力した再利
用可能者と自分が同一人物であると該システムに認証さ
せるための認識情報を入力して特定の者のみ廃棄書類を
利用可能にする。なお、認識情報を要求することで、廃
棄された秘密文書が第三者に漏洩するのを防止する。
【0020】請求項4の発明は、請求項3において、前
記蓄積情報は、書類を廃棄した日時が判別できる蓄積日
時情報と、廃棄される書類の内容を読取る際の読取解像
度情報と読取面の表裏情報と読取りモード情報とを有し
た蓄積条件情報と、機器固有のアドレスを判別できる蓄
積装置情報と、を有してなり、蓄積日時情報と蓄積条件
情報と蓄積装置情報と前記廃棄書類再利用可能者情報の
いずれか1つの情報または任意の組合わせによる情報を
用いて画像データの検索を行うように構成されているこ
とを特徴とする廃棄書類ファイリングシステムにある。
【0021】上記発明によれば、蓄積情報を廃棄書類再
利用可能者情報と蓄積日時情報と蓄積条件情報と蓄積装
置情報とを有して構成し、いずれの情報からでも所要し
た廃棄書類(画像データ)に辿り着けるようにする。蓄
積日時情報からでは、廃棄した日時を入力するとその日
に廃棄された書類を一覧表示させる。その中から所要し
た廃棄書類を選択入力すれば良い。なお、蓄積日時情報
はシステム内の内蔵クロックを利用して自動的に装入す
ることが最も好ましいが、人手による入力でも良く、特
に限定はされない。
【0022】蓄積条件情報からでは、廃棄される書類の
内容を読取る際の解像度を設定可能に構成し、その読取
解像度情報や、廃棄される書類の内容を片面のみでなく
両面一度に読取り可能に構成し、その読取面の表裏情報
や、写真に適した写真モードや文字原稿等に適した文字
モード等からなる読み取りモードを設け、その読取りモ
ード情報から、夫々を選択入力していき(廃棄書類が少
ない場合は単独入力でも可能)所要した廃棄書類(画像
データ)に辿り着けるようにする。蓄積装置情報からで
は、仮に当該システムを複数ネットワークを介して接続
した場合に廃棄したシステムのアドレスを便りに(大ま
かではあるが)、所要した廃棄書類(画像データ)に辿
り着けるようにする。
【0023】請求項5の発明は、請求項2から4のいず
れかにおいて、前記ファイリング装置は、新規な廃棄書
類を前記文書廃棄支援装置へ読み込ませる通常モード
と、システム管理者のみに権限が与えられ既に読込が完
了した廃棄書類を前記文書廃棄支援装置へ再読させる蓄
積文書復帰モードとを有してなり、該蓄積文書復帰モー
ドが設定されている場合には、受信した旧蓄積情報と新
蓄積情報と該画像データとを蓄積し、新蓄積情報および
/または旧蓄積情報を用いて画像データの検索を行うよ
うに構成され、該通常モードが設定された状態で再読を
試みた場合には、新蓄積情報及び印字されていた蓄積情
報の受信履歴を残し、システム管理者に警告通知を行う
通知手段を有すること特徴とする廃棄書類ファイリング
システムにある。
【0024】上記発明によれば、蓄積文書復帰モードを
再読専用モードとして位置付け、システム管理者のみに
与えられた権限にする。すなわち、システム管理者でな
い者が仮に蓄積文書復帰モードにして、すでに当該シス
テムで読み取られた廃棄書類を再読させようと試みても
当該システムは拒絶する。また、通常モードで再読を試
みても当該システムは拒絶こそはしないが、「いつ」、
「どこで」、「だれが」、「どの書類の再読を試みた
か」等の情報が履歴として残し、通知手段は、その履歴
情報をシステム管理者にのみ通知する。
【0025】請求項6の発明は、請求項2から5のいず
れかにおいて、前記蓄積情報印字手段は、前記新蓄積情
報を前記旧蓄積情報が印字された位置からずらした所定
位置へ印字することを特徴とする廃棄書類ファイリング
システムにある。
【0026】請求項7の発明は、請求項1から6のいず
れかにおいて、前記文書廃棄支援装置と前記ファイリン
グ装置とで構成され最小単位のシステムを複数配設せし
めると共に、夫々の最小単位のシステムをネットワーク
を介して相互に情報伝達可能に接続され、該ファイリン
グ装置は、組み合わされた文書廃棄支援装置以外の文書
廃棄支援装置で廃棄された画像データをも該蓄積情報を
用いて検索可能に構成されていることを特徴とする廃棄
書類ファイリングシステムにある。
【0027】請求項8の発明は、請求項1から7のいず
れか1項に記載の廃棄書類ファイリングシステムと、前
記文書廃棄支援装置と前記文書管理装置とから離間して
配設され前記廃棄書類貯蔵部に貯蔵された書類を回収し
再利用可能に保管する廃棄書類保管部と、を有したこと
を特徴とする廃棄書類保管システムにある。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。 (実施形態1)実施形態1における廃棄書類ファイリン
グシステムは、図1に示すように、文書廃棄支援装置1
とネットワーク3によって該文書廃棄支援装置と双方向
情報伝達可能に接続されたファイリング装置2とを備え
て構成されている。
【0029】文書廃棄支援装置1は、図2から図4に示
すように、液晶(LCD)とタッチパネルとを有し文書
廃棄者特定手段10と、廃棄書類を載置するトレー11
と、該トレーを被装するカバー12と、該カバーを施錠
する施錠爪13と、廃棄書類を貯蔵する廃棄書類貯蔵部
14と、スキャナ部15と、文書廃棄制御部16と、蓄
積情報印字手段17と、蓄積情報抽出手段18とを備え
てなる。
【0030】文書廃棄者特定手段10は、液晶画面(L
CD)とその液晶画面に着設されたタッチパネルとを有
して構成され、図4に示すように、表示画面10aに
は、文書廃棄支援装置1の使用者名のリスト10bと開
始ボタン10cとが表示されるようになっている。な
お、この文書廃棄支援装置1の使用者名は、予め文書廃
棄支援装置(内のメモリに)に記録されており、この使
用者名に列挙されている者以外は文書廃棄支援装置1を
使用できない(廃棄処理できない)ようになっている。
トレー11は、縁周面に壁部が立設された略箱状の外観
形状を呈してなり、文書廃棄支援装置1の外観を維持す
る機枠に対し後述するスキャナ部15側に向かって低く
なるように傾斜させて設けられ、一度に複数枚の廃棄書
類が載置できるようになっている。
【0031】カバー12は、機枠に開閉動可能に軸支さ
れトレー11を被装するようになっていると共に、被係
止部(図示せず)が軸支部側と対向する自由端側に設け
られている。このカバー12は、後述する読取開始ボタ
ン10cの入力に基づいて機構部(図示せず)を介して
自動的に閉じたり、読取が完了したらロック解除される
ように構成されているが、開閉機構自体は公知のもので
あると共に本発明の要旨ではないため機構部の説明は省
略する。施錠爪13は、カバー12の軸支部に対向した
トレー11の開放自由端またはその近傍の機枠に立設さ
れており、カバー12に設けられた被係止部と係合する
係止部が設けられている。
【0032】廃棄書類貯蔵部14は、機枠内部に設けら
れ、後述するスキャナ部15で読取られた廃棄書類を漸
次積層させて貯蔵されるようになっていると共に、機枠
に設けられた開閉扉(図示せず)を開くと廃棄書類貯蔵
部14が露出し積層された廃棄書類が取出せるようにな
っている。
【0033】スキャナ部15は、廃棄書類の内容を読み
取り光電変換する受光素子151、152と、その受光
素子と並設されたスキャナー用蛍光燈153、154と
を備えて構成されたスキャナ15aと、トレー11に載
置された廃棄書類を押し上げる押し上げ板15bと、ト
レー11に載置された廃棄書類のうち最上段の廃棄書類
を一枚づつピックアップするローラ15cと、ピックア
ップされた一枚の紙をスキャナ15aに導くリードレー
ル15dとを備えて構成されている。
【0034】このスキャナ15aは、表面用の受光素子
151とその受光素子151と並設された表面用のスキ
ャナ用蛍光灯153との一対と、裏面用の受光素子15
2とその受光素子152と並設された裏面用のスキャナ
用蛍光灯154との一対との二対構成となっている。
【0035】廃棄書類はリードレール15dに導かれて
表面用スキャナと裏面用スキャナとの間を通過するよう
になっており、表面用のスキャナ用蛍光灯153の照射
光が通過する廃棄書類の表面に照射し、その反射光を表
面用の受光素子151が読み取ると同時に、裏面用のス
キャナ用蛍光灯154の照射光が通過する廃棄書類の裏
面に照射し、その反射光を裏面用の受光素子152が読
み取ることにより、光学的に読み取られた画像は電気信
号に変換される。これにより、デジタル化された画像デ
ータが生成されるようになっている。
【0036】文書廃棄制御部16は、表面用の受光素子
151と裏面用の受光素子152から送られてくる画像
データをそれぞれ公知のデータ圧縮技術でもって圧縮す
る圧縮手段16a、16bと、圧縮データを一時的に格
納するメモリ16c、16dと、圧縮された画像データ
をネットワーク3を介してファイリング装置2へ送信す
る送信手段としてのネットワークコントローラ16e
と、文書廃棄支援装置1全体を制御する処理部(図示せ
ず)を備えてなる。
【0037】蓄積情報印字手段17は、スキャナ15a
より下方に設けられ、スキャナ15aで読取りが完了し
移送されてきた破棄書類の余白部分に、蓄積日時情報
と、蓄積条件情報と、蓄積装置情報と、廃棄書類再利用
可能者情報とからなる蓄積情報を、上述した処理部から
の指令に基づいて印字を実行する印字プリンタである。
この蓄積情報を印字する形態は、文字列、バーコード
状、または画像パターンなどいずれでも良いもので、特
に限定はされない。なお、印字プリンタは公知のプリン
タのいずれでも良いもので、また、プリンタ自体の構成
は本願発明の要旨ではないため詳細な説明は省略する。
【0038】ここで上述した蓄積情報について詳細に説
明する。蓄積日時情報は、書類を廃棄した日時が判別す
るための情報であり、具体的には、文書廃棄支援装置内
部に設けられた内蔵クロックによって、廃棄処理した日
時が自動的に取得できるようになっている。蓄積条件情
報は、利用者が廃棄される書類の内容を読取る際に任意
に設定した読取解像度が記録された読取解像度情報と、
同様に任意に設定したスキャナ部15での廃棄書類の読
取面(表裏)の情報が記録された表裏情報と、同様に任
意に設定した写真モードか文字モードかの読取りモード
情報とからなる情報であり、メモリ内にいったん記録さ
れて取得できるようになっている。
【0039】蓄積装置情報は、当該システム導入時にシ
ステム管理者によって設定された機器固有のアドレス情
報であり、メモリ内に記録されて取得できるようになっ
ている。廃棄書類再利用可能者情報は、廃棄された文書
を再利用できる再利用可能者を限定し、予め後述するフ
ァイリング装置2(内のメモリに)に記録しておき、取
得できるようになっている。
【0040】この廃棄書類再利用可能者情報は、例え
ば、企業でいえば、知的財産部という部署があったとす
る。この中の係長以上が廃棄書類を再利用できるように
会議などで決議がされれば、例えば、特許係長、意匠係
長、商標係長、外国係長、および知的財産部次長、そし
て知的財産部長の計6名の役職名(具体的な氏名を登録
しても良い)を予め後述するファイリング装置2に記録
しておき、この者しか再利用できない(ファイリング装
置2を使用できない)ようにする。
【0041】なお、上述した文書廃棄支援装置1におけ
る使用者名一覧(廃棄処理を行う者)と、ファイリング
装置2における再利用可能者一覧(廃棄処理された書類
を閲覧等する者)とは必ず一致させる必要はないが、秘
密文書が記述された書類の場合を考えてみれば、再利用
する者と廃棄処理する者とは同一の場合が多いと想定さ
れ本実施形態では一致していることを条件に説明を進め
る。
【0042】蓄積情報抽出手段18は、読み取られた画
像より以前の蓄積情報が印字されているかを判別し、蓄
積情報の認識、抽出を行うものであり、本実施形態では
スキャナ15aで読み取った画像データをOCR等の文
字認識技術でもって判別、読み取りを行い、抽出できる
ようになっている。なお、画像パターンで印字した場合
はパターンマッチング技術を用いて判別および予め対応
付けたデータを取得し、また、バーコード印字した場合
は、公知のバーコード読取機をもって判別、読み取りを
行う方が確実である。
【0043】このように構成された本実施形態の文書廃
棄支援装置1は、上述したようにスキャナ15aを表面
用と裏面用とに分けて構成し、廃棄書類の両面を一度に
読み取ることが可能であり(もちろん表面のみの読み取
りも可能である)、この読取面の設定モードは、文書廃
棄者特定手段10の液晶タッチパネルによって片面のみ
か両面読み取りかを表示させて、任意に指定できるよう
になっている。また、これと同時に、読取解像度と、読
み取りモード(写真モード、文字モード)も文書廃棄者
特定手段10の液晶タッチパネルに表示され、それぞれ
の情報は廃棄処理時において利用者が任意に設定するこ
とができるようになっている。
【0044】表示画面10aには、文書廃棄支援装置1
の使用者名のリスト10bと開始ボタン10cとが表示
されるが、その前に、新規な廃棄書類を処理するモード
としての通常モード、既に当該システムでもって廃棄処
理されたことがある(蓄積情報が印字されているか否か
で判断される)廃棄書類を再読させるモードとして蓄積
文書復帰モードとが表示され、後者の蓄積文書復帰モー
ドを選択するとシステム管理者の認識要求(パスワー
ド)を要求する。
【0045】なお、この上記した各種モードを最初に表
示させ適宜選択入力した後で使用者と開始ボタンを入力
させても良いし、最初に使用者を選択入力し(開始ボタ
ンは表示させない)、適宜各種モードを選択入力し、最
後に開始ボタンを表示させ、これを押しても良く、さら
に、入力を間違えた場合に対応するように取り消しボタ
ンを各種モード選択画面に表示させることが最も好まし
い。
【0046】次に図5を用いてファイリング装置2を説
明する。ファイリング装置2は、図5に示すように、制
御部21と入力部22と表示部23とを備え、ネットワ
ーク3を介して上述した文書廃棄支援装置1と双方向情
報伝達可能に接続されている。
【0047】制御部21は、文書廃棄支援装置1から圧
縮された画像データを受信するネットワークコントロー
ラ21aと、所定のプログラムに従って各種演算、制御
を司る中央処理装置21bと、受信した画像データ等を
一時的に保持する主記録部21cと、受信した圧縮画像
データを受け取り、展開すると共に展開した画像データ
から文字情報を取り出す文字認識手段21dと、記録媒
体21eと、記録媒体21eに圧縮画像データ及び文字
情報から抽出されたキーワードを書き込み、あるいは記
録媒体21eから読み出す記録媒体制御手段21fと、
表示部23を制御する表示制御手段21gと、入力部2
2を制御する入力制御手段21hとを備えて構成されて
いる。
【0048】入力部22は、キーボート22aやマウス
(図示せず)等からなり、所望する廃棄書類の検索等の
際に入力する際に用いられる公知のもので、上述した蓄
積情報を後述する表示部23に従って入力すると共に、
再利用可能者であるとの認識情報、例えばパスワードを
入力するようになっている。表示部23は、ブラウン管
または液晶パネル等の公知のモニタ23aであり、表示
制御手段に接続されて文書廃棄支援装置1で廃棄処理す
る際に入力された蓄積情報が表示される共に、その蓄積
情報を用いて廃棄書類の画像データ(文章)が表示され
る。
【0049】次に図6を参照しながら、文書廃棄支援装
置1に対して使用者が行う作業手順の一例を説明する。
まず、使用者は廃棄書類支援装置1が廃棄書類の読取し
ているか否かを確認する(ステップS100) 。読取中
でないことを確認したら(ステップS100yes) 、
カバー12を開いて露出したトレー11上に廃棄書類を
載置し、文書投入を完了させる(ステップS101) 。
【0050】そして、文書廃棄者特定手段10の表示画
面10aに表示された、通常モードと蓄積文書復帰モー
ドのうち、通常モードを選択する。続いて、読取解像度
と、読み取りモード(写真モード、文字モード)、読取
面の設定モードを選択入力し、さらに、文書廃棄支援装
置利用者のリスト10bの中から自分の名前をタッチ入
力して選択し(ステップS102) 、読取開始ボタン1
0cをタッチ入力する(ステップS103) 。
【0051】一方、文書廃棄支援装置1は、図7に示し
たように、上記した使用者の行動が実行できるように以
下の手順に従って動作している。まず、通常モードと蓄
積文書復帰モードとを文書廃棄者特定手段10の表示画
面10aに表示させ、選択入力されるまで待機する。通
常モードが選択入力されると(蓄積文書復帰モードはシ
ステム管理者のみ有効)、読み取りモード(写真モー
ド、文字モード)と、読取解像度と、読取面の設定モー
ドとを文書廃棄者特定手段10の表示画面10aに表示
させ、選択入力されるまで待機する。そして、これらが
入力されたら、文書廃棄者特定手段10の表示画面10
aに文書廃棄支援装置利用者の一覧リストを表示させる
(ステップS200)。
【0052】タッチ入力がされると、表示画面10aの
タッチパネルにおいて選択された文書廃棄者を判別し
(ステップS201)、読取開始ボタン10cのタッチ
入力を待つ(ステップS202)。読取開始ボタン10
cがタッチ入力されると、カバー12は施錠爪13によ
ってロックされるまで自動的に閉じていく(ステップS
203)。
【0053】そして、押し上げ板15bが載置された廃
棄書類を押し上げると共にローラ15cが回転して廃棄
書類のうち最上段の一枚をピックアップし(ステップS
204)、リードレール15dをガイドにして廃棄書類
はスキャナ15aへ移送される。そして、表面用のスキ
ャナ用蛍光灯153と裏面用のスキャナ用蛍光灯154
とを点灯させると共に、移送されてきた一枚の廃棄書類
は、表面用スキャナと裏面用スキャナの間を通過すると
同時に、表面用の受光素子151と裏面用の受光素子1
52とが廃棄書類の表裏面に照射されて反射した反射光
の読み取りを開始する(ステップS205)。
【0054】そして、光学的に読み取られた画像は電気
信号に変換されて画像データが生成され、この受光素子
151、152から連続して送られてくるこの画像デー
タの圧縮作業を圧縮手段16a、16bに開始させ(ス
テップS206)、メモリ16c、16dへ圧縮データ
を一時的に格納していく。またこれと並行して、廃棄書
類の所定位置にすでに蓄積情報が印字されているかを判
別する(ステップS207)。蓄積情報が印字されてい
ると判別したならば(ステップS207yes)、この
蓄積情報の認識処理を行って以前の蓄積情報を抽出する
(ステップS208)。
【0055】スキャナ15aによる画像の読込と、メモ
リ16c、16dへの圧縮画像データの書出しの終了を
待って(ステップS209)、蓄積情報印字手段17に
おいて読取処理にかかる廃棄書類再利用可能者情報、蓄
積日時情報、蓄積条件情報、及び蓄積装置情報等からな
る蓄積情報を所定位置に印字する(ステップS21
0)。続いてネットワークコントローラ16eを制御し
て圧縮画像データ及び蓄積情報、さらには、ステップS
207、ステップS209より以前の蓄積情報が抽出さ
れた場合には、この以前の蓄積情報をファイリング装置
2へ送信する(ステップS211)。
【0056】なお、このとき文書廃棄支援装置1におけ
る使用者(廃棄処理を行った者)情報と、通常モードか
蓄積文書復帰モードかの情報も同時に送信され、通常モ
ードで廃棄書類を再読させた場合、この廃棄書類の画像
データ、旧蓄積情報、新蓄積情報が通常モードで行われ
たとの情報がファイリング装置2へ送信されて、この情
報がシステム管理者へ通知されるようになっている。
【0057】一方、ファイリング装置2は、蓄積情報
(旧新蓄積情報も含む)と、使用者情報と、通常モード
か蓄積文書復帰モードかのモード情報と、画像データを
受信し、画像データはいったん展開されて、文字認識手
段21dにより書類内容の中から単語(と思われる)を
抽出し、これを該書類のキーワードとして圧縮された画
像データに対応付ける。
【0058】次に、図8を参照しながら、ファイリング
装置2に対して使用者が行う作業手順を説明する。ま
ず、表示部23のモニタ23a上が文書検索画面である
ことを確認する(ステップS300)。次に、パスワー
ドを入力して利用者特定を行い(ステップS301)、
検索したい文書に関連ありそうなキーワード(上述した
ように廃棄書類毎に廃棄書類の内容に関するキーワード
が対応付けられている)、及び、読取解像度、読み取り
モード、読取面の情報、廃棄日時あるいは廃棄日時範囲
を適宜任意に指定し(ステップS302)、検索をスタ
ートさせる(ステップS303)。この結果、候補とな
る文書が間引き画像で表示されるが、間引き画像から検
索要求文書を特定し、キーボート22aやマウス等で入
力して閲覧したい文書を指定する(ステップS304)
と、所望した文書画像がモニタ23a上に表示された
り、プリントアウト(接続されていれば)される(ステ
ップS305)。
【0059】一方、ファイリング装置2は、図9に示し
たように、上記した使用者の行動が実行できるように以
下の手順に従って動作している。まず、利用者名と入力
されたパスワードを用いて個人認証利用が可能か否かの
判断を行い(ステップS400)、適切な利用者と判断
した場合は、上述した検索キーワード、文書廃棄日時あ
るいは文書廃棄日時範囲等の蓄積情報の入力を促し、利
用者の操作によって入力値を得る(ステップS40
1)。
【0060】入力されたキーワードや蓄積情報等を用い
て、記録媒体21eに記録された廃棄書類圧縮画像の中
から、廃棄書類再利用可能者情報と文書廃棄者情報が一
致し、キーワード等が一致する文書を検索する(ステッ
プS402)。検索終了を待って、候補となる文書の間
引き画像を作成し(ステップS403)、表示部23の
モニタ23a上に表示する(ステップS404)。そし
て、キーボート22aやマウス(図示せず)等からの文
書指定を受けつけ(ステップS405)、指定された文
書の圧縮画像を圧縮前の画像データに展開し(ステップ
S406)、その画像データに基づいて廃棄書類を表示
部23のモニタ23a上に表示する(ステップS40
7)。
【0061】次に、すでに当該システムでもって廃棄処
理された書類を、システム管理者が再読させる場合にお
ける処理手順ついて図10を参照しながら説明する。ま
ず、ネットワーク3を介して文書廃棄支援装置1のネッ
トワークコントローラ16eから圧縮画像データおよび
蓄積情報等を受信し(ステップS500)、いったん主
記録部21cにこの圧縮画像データおよび蓄積情報を格
納する。
【0062】次に、ファイリング装置2が、システム管
理者の操作により蓄積文書復帰モードに設定されている
かを判断し(ステップS501)、蓄積文書復帰モード
に設定されていれば(ステップS501yes)、主記
録部21cに格納されている圧縮画像データをダイレク
トメモリアクセスにより読み出し、元のデータに展開す
ると共に画像データから文字認識技術により文字を抽出
するように文字認識手段21dに指示し文字抽出を開始
する(ステップS502)。
【0063】文字認識による文字抽出処理の終了を待っ
て(ステップS503)、抽出された文字や単語からキ
ーワードを抽出し(ステップS504)、記録媒体制御
手段21fを制御して圧縮画像データ、抽出されたキー
ワード及び文書廃棄支援装置から受け付けた蓄積情報を
記録媒体21eに記録し(ステップS505)再利用に
供される。なお、蓄積文書復帰モードに設定されていな
い場合は、圧縮画像データとともに受け付けた蓄積情報
及び以前の蓄積情報を履歴情報として記録媒体21eに
記録(ステップS506)し、システム管理者へ通知す
る。
【0064】なお、通常の検索に当たって、再読された
旧蓄積情報と新蓄積情報との関係としては、最新の蓄積
情報を検索に供するのが好ましいが、旧蓄積情報でもよ
く、また、新旧両方の情報を検索に供しても良い(対応
付けても良い)。
【0065】また、本実施形態では、蓄積情報に廃棄書
類名を例示していないが、高度の秘密性を持った書類の
場合、廃棄書類名を伏せておきたい場合を想定して例示
しなかったが、当然のことながら、蓄積情報に廃棄種類
名を入れてこの書類名でもって検索させても良いもので
ある。
【0066】さらに、本実施形態の廃棄書類ファイリン
グシステムを最小単位のシステムとして捉え、このシス
テムを任意の場所毎に複数配設し、ファイリング装置毎
をネットワークを介して夫々接続し、組み合わされた文
書廃棄支援装置以外の文書廃棄支援装置で廃棄された画
像データをも任意のファイリング装置で検索可能にして
もよい。この場合の通信技術は公知の技術的手段で容易
に実現できる。
【0067】(実施形態2)次に図11を参照しなが
ら、廃棄書類ファイリングシステムを用いた廃棄書類保
管システムの実施形態を詳細に説明する。なお、本実施
形態における廃棄書類保管システムは、実施形態1で説
明した廃棄書類ファイリングシステムを用いて構成され
ているため、廃棄書類ファイリングシステムの詳細な説
明は省略する。
【0068】図11に示すように、廃棄書類保管システ
ムは、文書廃棄支援装置1とファイリング装置2とで構
成された廃棄書類ファイリングシステムと、この廃棄書
類ファイリングシステムから離間して配設された廃棄書
類保管部4とを備えて構成されている。廃棄書類保管部
4は、文書廃棄支援装置1において廃棄書類貯蔵部14
内に積層された既に読込み済みの廃棄書類を適宜回収し
て保管される保管施設である。
【0069】廃棄書類ファイリングシステムをユーザに
導入するにあたり、ファイリングシステムを提供する企
業は、該ユーザと該企業或いは該企業の契約会社との間
に廃棄書類の回収業務、廃棄書類の保管業務委託契約を
結び、更に廃棄書類を機密文書として処理する事を約束
する契約、更には該ユーザからの要請を受けた場合には
保管中の廃棄書類を該ユーザに返還することを約束する
契約を結ぶ。
【0070】廃棄書類の回収業務、廃棄書類の保管業務
委託された業者は、文書廃棄支援装置1の廃棄書類貯蔵
部14が満杯になった場合、または定期的にユーザから
廃棄書類を回収し、これを保管施設に移して契約期間こ
れを保管する。この契約期間の間に、該契約ユーザか
ら、保管文書の再利用の要請があった場合には、この保
管文書を該契約ユーザに返還する。該契約ユーザから返
還文書の再保管の要請があった場合には、保管契約の契
約期間内であれば、一旦該契約ユーザに返還した保管文
書も再度回収、保管を行う。
【0071】該契約ユーザは契約内容にしたがって、廃
棄書類の回収業務、廃棄書類の保管業務を委託された業
者或いは、文書廃棄支援装置1とファイリング装置2と
で構成された廃棄書類ファイリングシステムを提供する
企業に対し以下のいずれかの方式で対価を支払う。 ・回収文書量とその文書の保管期間に応じて対価を支払
う。 ・該契約ユーザが回収契約において登録した文書廃棄支
援装置1の台数と、保管期間に応じて対価を支払う。 ・文書廃棄支援装置1とファイリング装置2とで構成さ
れた廃棄書類ファイリングシステムの導入時に、ファイ
リングシステムの価格、システムサポート業務対価とと
もに廃棄書類の回収業務、廃棄書類の保管業務に関する
対価をセットにして支払う。 ・文書廃棄支援装置1をレンタル契約し、レンタル額を
支払う。ただし、このレンタルが国は、廃棄書類の回収
業務、廃棄書類の保管業務に関する対価を含む。
【0072】
【発明の効果】請求項1によれば、書類を廃棄する際
に、廃棄書類毎に異なる管理上所要な蓄積情報を印字し
て、この印字された蓄積情報を利用して、廃棄された画
像データの検索を行うようにしたから、通常行われるデ
ータ検索を実現しつつ、廃棄書類自体に蓄積情報を印字
することによって、すでに廃棄された書類か否かが目視
で判別することができ、特に秘密文書が記述された廃棄
書類の管理を容易にすることができる。
【0073】さらに、システムの不慮の事故によるデー
タの消失に際し、印字された廃棄書類を目視で判別する
ことができるので、この印字された廃棄書類のみを再読
み込みすることでファイリングシステムを容易に再構築
することができる。
【0074】請求項2によれば、廃棄される書類の内容
を読取る際に、すでに当該システムでもって廃棄された
か否かの判別を行い、受信した旧蓄積情報と新蓄積情報
と該画像データとを蓄積し、新蓄積情報を用いて、また
は、旧蓄積情報を用いて、あるいは、新蓄積情報と旧蓄
積情報の両方の情報を用いて画像データの検索を行うか
ら、通常行われるデータ検索を実現しつつ、廃棄された
書類が再利用されたなどの書類の履歴(過去)をも認識
することが可能となり、その書類のその後の管理につい
て検討することができる。
【0075】請求項3によれば、廃棄された文書を再利
用できる再利用可能者を予め限定し、この限定された再
利用可能者を有して蓄積情報を構成して、この限られた
再利用可能者のみに再利用(廃棄書類の閲覧、プリント
アウト)を容認するから、高度の秘密性の持った書類の
場合等、シュレッダー等で永久的に再読不能に処理する
ことなく、極めて厳格に秘密性を保持したまま保存する
ことができる。
【0076】請求項4によれば、廃棄書類には廃棄書類
再利用可能者情報、蓄積日時情報、蓄積条件情報、及び
蓄積装置情報等からなる蓄積情報が所定位置に印字され
るので、何らかの理由により、回収、保管されている廃
棄書類の再読取が行われる場合にも、印字されているこ
れらの情報から最初の読取に関する情報を復帰する事が
でき、ファイリングシステムを容易に再構築することが
できる。また、蓄積情報を廃棄書類再利用可能者情報と
蓄積日時情報と蓄積条件情報と蓄積装置情報とを有して
構成し、いずれの情報からでも所要した廃棄書類(画像
データ)に辿り着けるようにしたから、データ検索の幅
を広げることができる。
【0077】請求項5によれば、蓄積文書復帰モードを
再読専用モードとして位置付け、システム管理者のみに
与えられた権限にしたから、システム自体の保安性を維
持することができる。また、仮に、通常モードで再読を
試みても、当該システムは拒絶こそはしないが、「い
つ」、「どこで」、「だれが」、「どの書類の再読を試
みたか」等の情報が履歴として残し、その履歴情報をシ
ステム管理者にのみ通知するから、システムの不正使用
の疑いや、または、既に廃棄された書類をなぜ再度廃棄
しようとしたのか、等の情報が人物を特定した上で把握
することができるので、システム自体のセキュリティを
向上することができる。
【0078】請求項6によれば、前記新蓄積情報を前記
旧蓄積情報が印字された位置からずらした所定位置へ印
字するから、廃棄書類の履歴が目視で判別することがで
き、特に秘密文書が記述された廃棄書類の管理を容易に
することができる。
【0079】請求項7によれば、文書廃棄支援装置とフ
ァイリング装置とで構成された最小単位のシステムを、
複数配設してそれぞれをネットワークを介して接続し、
組み合わされた文書廃棄支援装置以外の文書廃棄支援装
置で廃棄された画像データをも該蓄積情報を用いて検索
可能にしたから、廃棄書類を処理した文書廃棄支援装置
から遠隔地のファイリング装置でも該廃棄書類を再利用
することができ、非常に利便性すぐれた極めて好適な廃
棄書類ファイリングシステムを提供することができる。
【0080】請求項8によれば、廃棄書類ファイリング
システムと廃棄書類保管部とで廃棄書類保管システムを
構成したから、廃棄書類支援装置の廃棄書類貯蔵手段内
の廃棄書類が速やかに回収されるとともに、保管施設に
おいて保管されるので、火災などにより蓄積データが消
失した場合などにも、該保管施設から返還される廃棄書
類により再度蓄積データを再構築する事が出来る。更
に、この保管施設が該廃棄支援装置及びファイリングシ
ステムの置かれている企業の所在地から十分に距離の離
れた場所にある場合には、大きな災害及び事故により広
範囲に渡り被害が出としても、ファイリングシステムの
データまたは保管施設内に保管されている廃棄書類のい
ずれかが保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における廃棄書類ファイリングシス
テムの全体を示す説明図である。
【図2】同、文書廃棄支援装置の外観を示す説明図であ
る。
【図3】同、文書廃棄支援装置の内部構造およびハード
ウェア構成を示す説明図である。
【図4】同、文書廃棄支援装置の表示画面の一例を示す
説明図である。
【図5】同、ファイリング装置のハードウェア構成図で
ある。
【図6】同、文書廃棄支援装置のフローチャートその1
である。
【図7】同、文書廃棄支援装置のフローチャートその2
である。
【図8】同、ファイリング装置のフローチャートその1
である。
【図9】同、ファイリング装置のフローチャートその2
である。
【図10】同、ファイリング装置のフローチャートその
3である。
【図11】本実施形態における廃棄書類保管システムの
概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1 文書廃棄支援装置 2 ファイリング装置 17 蓄積情報印字手段 18 蓄積情報抽出手段 14 廃棄書類貯蔵部 16e ネットワークコントローラ 21d 文字認識手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄される書類の内容を読取って画像デ
    ータを生成すると共に読取られた書類が貯蔵される廃棄
    書類貯蔵部を有した文書廃棄支援装置と、 前記文書廃棄支援装置と双方向情報伝達可能に接続され
    該文書廃棄支援装置から送信された該画像データを蓄積
    し廃棄書類の内容が記録された該画像データを用いて廃
    棄書類の保管および管理を行うファイリング装置とを備
    えてなり、 前記文書廃棄支援装置は、廃棄書類毎に当該廃棄書類に
    おける管理上所要な蓄積情報を所定位置に印字する蓄積
    情報印字手段と、 該蓄積情報と該画像データとを前記ファイリング装置へ
    送信する送信手段とを有すると共に、 前記該ファイリング装置は、受信した該蓄積情報と該画
    像データとを蓄積し、該蓄積情報を用いて画像データの
    検索を行うように構成されていることを特徴とする廃棄
    書類ファイリングシステム。
  2. 【請求項2】 前記文書廃棄支援装置は、廃棄される書
    類の内容を読取る際に該読取画像の所定位置に蓄積情報
    が印字されているかを判別し、印字されていると判別し
    た場合において該蓄積情報の読取認識を行い蓄積情報を
    抽出する蓄積情報抽出手段と、 前記蓄積情報抽出手段の判別結果に基づいて前記蓄積情
    報が既に印字されていると判別された場合において既に
    印字されていた旧蓄積情報と画像データおよび新規な読
    取処理に関する新蓄積情報とを前記ファイリング装置へ
    送信する送信手段とを有し、 前記ファイリング装置は、受信した旧蓄積情報と新蓄積
    情報と該画像データとを蓄積し、新蓄積情報および/ま
    たは旧蓄積情報を用いて画像データの検索を行うように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の廃棄書
    類ファイリングシステム。
  3. 【請求項3】 前記蓄積情報は、廃棄された文書を再利
    用できる再利用可能者を予め限定し、該再利用可能者が
    予め記録された廃棄書類再利用可能者情報を有すると共
    に、該廃棄書類再利用可能者情報と当該利用者であると
    の認識情報をを用いて画像データの検索を行うように構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の廃棄書類
    ファイリングシステム。
  4. 【請求項4】 前記蓄積情報は、書類を廃棄した日時が
    判別できる蓄積日時情報と、 廃棄される書類の内容を読取る際の読取解像度情報と読
    取面の表裏情報と読取りモード情報とを有した蓄積条件
    情報と、 機器固有のアドレスを判別できる蓄積装置情報と、を有
    してなり、 蓄積日時情報と蓄積条件情報と蓄積装置情報と前記廃棄
    書類再利用可能者情報のいずれか1つの情報または任意
    の組合わせによる情報を用いて画像データの検索を行う
    ように構成されていることを特徴とする請求項3記載の
    廃棄書類ファイリングシステム。
  5. 【請求項5】 前記ファイリング装置は、新規な廃棄書
    類を前記文書廃棄支援装置へ読み込ませる通常モード
    と、システム管理者のみに権限が与えられ既に読込が完
    了した廃棄書類を前記文書廃棄支援装置へ再読させる蓄
    積文書復帰モードとを有してなり、 該蓄積文書復帰モードが設定されている場合には、受信
    した旧蓄積情報と新蓄積情報と該画像データとを蓄積
    し、新蓄積情報および/または旧蓄積情報を用いて画像
    データの検索を行うように構成され、該通常モードが設
    定された状態で再読を試みた場合には、新蓄積情報及び
    印字されていた蓄積情報の受信履歴を残し、システム管
    理者に警告通知を行う通知手段を有すること特徴とする
    請求項2から4のいずれか1項に記載の廃棄書類ファイ
    リングシステム。
  6. 【請求項6】 前記蓄積情報印字手段は、前記新蓄積情
    報を前記旧蓄積情報が印字された位置からずらした所定
    位置へ印字することを特徴とする請求項2から5のいず
    れか1項に記載の廃棄書類ファイリングシステム。
  7. 【請求項7】 前記文書廃棄支援装置と前記ファイリン
    グ装置とで構成され最小単位のシステムを複数配設せし
    めると共に、夫々の最小単位のシステムをネットワーク
    を介して相互に情報伝達可能に接続され、該ファイリン
    グ装置は、組み合わされた文書廃棄支援装置以外の文書
    廃棄支援装置で廃棄された画像データをも該蓄積情報を
    用いて検索可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1から6のいずれか1項に記載の廃棄書類ファイリン
    グシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    廃棄書類ファイリングシステムと、前記文書廃棄支援装
    置と前記文書管理装置とから離間して配設され前記廃棄
    書類貯蔵部に貯蔵された書類を回収し再利用可能に保管
    する廃棄書類保管部と、を有したことを特徴とする廃棄
    書類保管システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7973959B2 (en) 2006-10-13 2011-07-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Document administration system and document destruction apparatus
US8078988B2 (en) 2005-08-31 2011-12-13 Ricoh Company, Ltd. Information display system, apparatus and method of displaying electronic information according to schedule information
JP3203718U (ja) * 2016-02-01 2016-04-14 株式会社レーベン販売 書類棚を備える保管庫

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