JP2002342131A - データアクセス装置 - Google Patents

データアクセス装置

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JP2002342131A
JP2002342131A JP2001142580A JP2001142580A JP2002342131A JP 2002342131 A JP2002342131 A JP 2002342131A JP 2001142580 A JP2001142580 A JP 2001142580A JP 2001142580 A JP2001142580 A JP 2001142580A JP 2002342131 A JP2002342131 A JP 2002342131A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 CCD受光素子14で捉えた画像信号は、信
号処理回路16によって画像データに変換され、圧縮さ
れた後、ハードディスク22に記録される。ハードディ
スク22に対しては、外部のパーソナルコンピュータ5
0からUSBケーブル40を介してデータアクセスでき
る。なお、ハードディスク22は、クラスタサイズを大
き目に設定する独自FAT16方式と、標準FAT32
方式とのいずれかを採用する。そして、ハードディスク
22が独自FAT16方式を採用するときには、専用ア
プリケーションソフトに従うデータアクセスのみを承認
し、標準ファイル管理ソフトに従うデータアクセスを拒
否する。 【効果】 ハードディスク22に記録されているデータ
が、パーソナルコンピュータ50からの不用意なアクセ
スによって破壊されるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データアクセス装置
に関し、特にたとえばデータを所定サイズ単位で記録媒
体に書き込む、データアクセス装置に関する。
【0002】
【従来技術】ハードディスクなどの記録媒体は、監視カ
メラなどのカメラ装置にも利用され、具体的には被写体
を撮影した画像データを記録するためのストレージデバ
イスとしても利用される。このようにハードディスクを
利用することで、パーソナルコンピュータ(PC)など
の外部装置からのデータアクセスが可能となり、たとえ
ば記録した画像データをパーソナルコンピュータに取り
込んだり、或いはパーソナルコンピュータ側からハード
ディスク内の画像データを編集(複写や削除など)した
りすることができる。このようにパーソナルコンピュー
タからのデータアクセスを可能とするには、ハードディ
スクのフォーマット方式(ファイル管理システム)とし
て、たとえば汎用性のあるFAT(File Allocation Ta
ble)方式を採用するのが望ましい。ただし、画像デー
タはテキストデータなどに比べて容量が大きいので、か
かる大容量の画像データを効率的に読み書きするには、
一般のFAT方式に比べてクラスタサイズを大き目に設
定した方が有利である。たとえば、1つのクラスタ内に
1枚分の画像データ(ファイル)を十分に格納できる程
度のクラスタサイズとするのが望ましい。一方、このよ
うな言わば独自FAT方式を採用するハードディスクに
対して容易かつ適切にデータアクセスするために、パー
ソナルコンピュータ側においては、専用のアプリケーシ
ョンソフトを用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
独自FAT方式を採用するハードディスクに対して、専
用アプリケーションソフトではなく一般のOS(Operat
ing System)に付属の標準ファイル管理ソフト(たとえ
ばマイクロソフト社のWindows95/98/2000/Me/NTにおけ
る“explorer”など)を用いてデータアクセスした場合
に、次のような問題が生じる。すなわち、専用アプリケ
ーションソフトでは、ハードディスクが独自FAT方式
および標準FAT方式のいずれを採用している場合でも
(換言すればクラスタサイズに関係なく)適切にデータ
アクセスできるようにするために、ハードディスクに対
してファイル単位若しくはフォルダ単位でデータアクセ
スする。これに対して、標準ファイル管理ソフトでは、
ハードディスクが標準FAT方式を採用していること
(換言すればクラスタサイズが標準サイズであること)
を前提としており、所定のブロック単位でデータアクセ
スする。ここで、ブロックとは、複数のクラスタの集合
体であり、このブロックが複数集まることによって1つ
のファイルが構成される。したがって、かかる標準ファ
イル管理ソフトを用いて独自FAT方式を採用するハー
ドディスクにデータアクセスすると、各々が前提とする
クラスタサイズが異なるために、ハードディスク内のデ
ータを誤って処理する恐れがある。特に、ハードディス
ク内に新規にファイルやフォルダを作成したりすると、
FAT情報を破壊してしまい、それ以降、専用のアプリ
ケーションソフトによっても正常にデータアクセスでき
なくなる。
【0004】それゆえにこの発明の主たる目的は、外部
装置からの不用意なデータアクセスによってハードディ
スクなどの記録媒体に記録されているデータが破壊され
るのを防止する、データアクセス装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、データを
所定サイズ単位で記録媒体に書き込むデータアクセス装
置において、記録媒体へのデータの書き込み要求を外部
装置から受け付ける受付手段、書き込み要求に従って書
き込むべきデータの単位サイズを検出する検出手段、検
出手段によって検出された単位サイズと所定サイズとの
一致/不一致を判別する判別手段、および判別手段によ
る判別結果に応じて書き込み要求を承認/拒否する制御
手段を備える、データアクセス装置である。
【0006】第2の発明は、第1の発明のデータアクセ
ス装置を備え、被写体を撮影した画像データを記録媒体
に記録するカメラ装置である。
【0007】
【作用】この発明では、記録媒体には、所定サイズ単位
でデータが書き込まれる。このような記録媒体に対し
て、外部装置からデータの書き込み要求が成されると、
この要求は、まず、受付手段によって受け付けられる。
そして、検出手段が、当該書き込み要求に従って書き込
むべきデータの単位サイズを検出し、判別手段が、単位
サイズと所定サイズとの一致/不一致を判別する。そし
て、制御手段が、判別手段による判別結果に応じて外部
装置からの書き込み要求を承認しまたは拒否する。具体
的には、単位サイズと所定サイズとが一致するときに外
部装置からの書き込み要求を承認し、単位サイズと所定
サイズとが不一致であるときに当該書き込み要求を拒否
する。
【0008】この発明のある実施例では、判別手段は、
記録媒体が採用する第1ファイル管理システムを識別す
る識別手段、および識別手段によって識別された第1フ
ァイル管理システムが単位サイズに対応する第2ファイ
ル管理システムと一致するか否かによって単位サイズと
所定サイズとの一致/不一致を判別する判別実行手段を
含む。
【0009】なお、記録媒体は、第1ファイル管理シス
テムを表す識別子を含むようにしてもよい。この場合、
識別手段は、識別子を検出する識別子検出手段、および
識別子検出手段によって検出された識別子に基づいて第
1ファイル管理システムを識別する識別実行手段を含む
ものとする。識別子は、ディジタルデータとして記録媒
体に記録することができる。
【0010】この発明の他の実施例では、制御手段は、
書き込み要求を拒否するとき、記録媒体が不存在である
ことを表す信号を外部装置に送信する送信手段をさらに
備える。このようにすれば、外部装置に対して記録媒体
が不存在であると言わば誤認識させることができ、外部
装置から必要以上に(繰り返し)書き込み要求されるの
を防止できる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、外部装置からの書き
込み要求に従う単位サイズと、記録媒体にデータを書き
込むときの前提となる所定サイズとの一致/不一致に応
じて、外部装置からの書き込み要求が承認/拒否され
る。したがって、外部装置からの不用意なデータアクセ
スによって記録媒体に記録されているデータが破壊され
るのを防止できる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1を参照して、第1実施例のカメラ装置1
0は、図示しない被写体の静止画像を一定間隔で撮影し
記録するもので、レンズ12を通して得られる被写体像
を受光するためのCCD受光素子14を有している。C
CD受光素子14は、受光した被写体像をアナログの画
像信号に変換し、信号処理回路16に入力する。信号処
理回路16は、入力される画像信号に対して増幅処理や
フィルタリング処理などの所定の処理を施し、処理後の
画像信号を画像出力端子18に接続された外付けのモニ
タ装置20に入力する。これによって、モニタ装置20
の画面に、被写体のリアルタイムな動画像が表示され
る。さらに、信号処理回路16は、処理後の画像信号を
ディジタルの画像データに変換するとともに、変換後の
画像データをJPEG方式に従って圧縮する。この圧縮
後の画像データ(JPEG画像ファイル)は、ハードデ
ィスク22に記録される。
【0014】このようにして被写体を撮影した画像デー
タを圧縮してハードディスク22に記録するという一連
の動作は、CPU(Central Processing Unit)24に
よって制御される。具体的には、操作キー26を構成す
る図示しない記録開始キーが押下されると、CPU24
は、これに応答して、信号処理回路16によって画像信
号を画像データに変換して圧縮するタイミング、および
圧縮後の画像データをハードディスク22に記録するタ
イミングを、各々制御する。そして、操作キー26を構
成する図示しない停止キーが押下されると、CPU24
は、この一連の記録動作を停止するよう信号処理回路1
6およびハードディスク22を制御する。かかるCPU
24の動作は、メモリ28に記憶されている制御プログ
ラムに従って制御される。
【0015】ハードディスク22に記録された画像デー
タは、再生モードによって再生することができる。具体
的には、操作キー26を構成する図示しない画像指定キ
ーによって希望の画像データを指定した後、再生キーを
押下する。すると、CPU24は、再生モードに入り、
ハードディスク22に対して指定の画像データを読み出
すよう指示を与える。この指示に応じて、ハードディス
ク22は、指定のデータを読み出し、信号処理回路16
に入力する。信号処理回路16は、入力された画像デー
タを画像信号に変換し、この変換後の画像信号を、画像
出力端子18を介してモニタ装置20に入力する。これ
によって、モニタ装置20の画面に、被写体の再生画像
が表示される。なお、この再生モードにおいては、設定
によって、再生キーを押下する度に1つの画像データを
再生することもできるし、複数の画像データを連続再生
することもできる。この再生モードを抜けるには、上述
した停止キーを押下すればよい。
【0016】さらに、このカメラ装置10は、USB
(Universal Serial Bus)端子30を備えている。この
USB端子30は、外部インタフェース回路32を介し
てCPU24に接続されている。そして、このUSB端
子30にUSBケーブル40を介してパーソナルコンピ
ュータ50を接続することによって、パーソナルコンピ
ュータ50側からカメラ装置10内のハードディスク2
2にアクセスすることができる。
【0017】図2を参照して、パーソナルコンピュータ
50は、USBケーブル40が接続されるUSB端子5
2を備えている。このUSB端子52は、外部インタフ
ェース回路54を介してCPU56に接続されている。
CPU56には、入力装置としてキーボード58および
マウス60が接続されており、CPU56は、これらの
操作に応じてディスプレイ62に各種情報を表示する。
さらに、CPU56には、ハードディスク64も接続さ
れている。このハードディスク64には、所定のOS
と、このOSの管理下で動作する専用アプリケーション
ソフトとがインストールされている。そして、CPU5
6は、メモリ66を主記憶装置として専用アプリケーシ
ョンソフトを実行することで、カメラ装置10側のハー
ドディスク22にアクセスする。
【0018】具体的には、ハードディスク22に記録さ
れている任意の画像データをパーソナルコンピュータ5
0側に取り込み、この取り込んだ画像データを加工した
りハードディスク64に記録したりすることができる。
また、ハードディスク22内の画像データをパーソナル
コンピュータ50側から任意に編集することもできる。
さらに、パーソナルコンピュータ50側に既に取り込ん
だ画像データをハードディスク22に記録したり、或い
はパーソナルコンピュータ50側からハードディスク2
2内に任意のフォルダを作成したりすることもできる。
また、後述するが、パーソナルコンピュータ50は、所
定の条件下で、OSに付属の標準ファイル管理ソフトを
用いることによっても、ハードディスク22にアクセス
できる。
【0019】ところで、この第1実施例においては、ハ
ードディスク22は、カメラ装置10自体でフォーマッ
トされたものを使用することを前提とし、パーソナルコ
ンピュータ50などの他の装置によってフォーマットさ
れたものは使用できないものとする。また、カメラ装置
10によるフォーマット方式(ファイル管理システム)
として、カメラ装置10独自のFAT16を採用する方
式と標準のFAT32を採用する方式とのいずれかを任
意に選択できるものとする。
【0020】ただし、いずれの方式に基づいてフォーマ
ットした場合にも、当該フォーマット後のハードディス
ク22上に「FLINF.SYS」という独自のファイ
ルを作成するようにする。そして、この「FLINF.
SYS」ファイル内に独自のマークMを記録する。な
お、独自FAT16方式の場合には、マークMとして
“1”を記録し、標準FAT32方式の場合には、マー
クMとして“0”を記録する。
【0021】なお、ここで言う独自FAT16方式と
は、標準のFAT16方式よりもクラスタサイズを51
2[kByte]という大き目のサイズに設定する方式であ
る。上述したように、画像データは一般のテキストデー
タなどに比べて容量が大きいため、かかる大容量の画像
データを効率的に読み書きするにはクラスタサイズを大
き目に設定した方が有利なことが多いからである。な
お、標準FAT16方式におけるクラスタサイズは、4
[kByte]〜32[kByte]である。クラスタサイズが異なる
以外は、独自FAT16方式は標準FAT16方式に準
拠する。
【0022】このように、ハードディスク22をフォー
マットするときに「FLINF.SYS」ファイルを作
成することで、ハードディスク22がカメラ装置10自
体でフォーマットされたものであるのか否かを判別でき
る。また、「FLINF.SYS」ファイルが存在する
場合には、これに付加されているマークMが“1”であ
るか“0”であるかによって、ハードディスク22が独
自FAT16方式および標準FAT32方式のいずれを
採用しているのかを判別できる。
【0023】そして、ハードディスク22が独自FAT
16方式を採用している場合には、上述した専用アプリ
ケーションソフトによるデータアクセスのみを可能と
し、標準ファイル管理ソフトなどの他のソフトウェアに
よるデータアクセスを拒否する。これに対して、ハード
ディスク22が標準FAT32方式を採用している場合
には、専用アプリケーションソフトおよび標準ファイル
管理ソフトのいずれによってもデータアクセス可能とす
る。なお、専用アプリケーションソフトによるときに
は、ファイル(1枚の画像データ)単位若しくはフォル
ダ単位でデータアクセス(読み書き)される。一方の標
準ファイル管理ソフトによるときには、所定のブロック
単位でデータアクセスされる。
【0024】すなわち、独自FAT16方式において
は、標準FAT32方式(標準FAT16方式)に比べ
てクラスタサイズが大きいため、かかる独自FAT16
方式を採用するハードディスク22に対して、標準ファ
イル管理ソフトを用いてブロック単位でデータアクセス
すると、FAT情報などのデータを破壊してしまう恐れ
がある。したがって、ハードディスク22が独自FAT
16方式を採用する場合には、標準ファイル管理ソフト
によるデータアクセスを拒否することで、記録されたデ
ータが不用意に破壊されるのを防止する。一方、標準F
AT32方式の場合には、専用アプリケーションソフト
および標準ファイル管理ソフトのいずれでもデータアク
セス可能であるので、特に制限はしない。
【0025】たとえば、カメラ装置10を所定場所に設
置して、カメラ装置10の図示しない電源スイッチをO
Nすると、カメラ装置10のCPU24は、図3〜図5
に示すフロー図に従って初期設定を実行する。
【0026】図3を参照して、CPU24は、まず、ス
テップS1のフォーマット状態チェック処理を実行す
る。この処理によって、CPU24は、ハードディスク
22がフォーマットされているか否か、およびフォーマ
ットされている場合には当該フォーマットがカメラ装置
10自体で成されたものであるか否かを、判別する。
【0027】具体的には、図4に示すように、ステップ
S101おいて、ハードディスク22からFAT識別情
報を取得する。このFAT識別情報とは、FAT方式で
フォーマットされた記録媒体であれば必ず形成されるP
BR(Partition Boot Record)という記録領域に記録
されるFileSysTypeという8[bit]のデータである。な
お、独自FAT16方式を含むFAT16方式でフォー
マットされた記録媒体であれば、FileSysTypeとして“F
AT16”というデータが記録される。また、標準FAT3
2方式でフォーマットされた記録媒体であれば、FileSy
sTypeとして“FAT”というデータが記録される。
【0028】CPU24は、ステップS103におい
て、上述のFileSysTypeを読み取ることができたか否か
を確認し、読み取ることができた場合には、ステップS
105に進む。そして、このステップS105におい
て、FileSysTypeが“FAT”であるか否かを判断し、“FA
T”でない場合には、ステップS107に進む。そし
て、ステップS107において、FileSysTypeが“FAT1
6”であるか否かを判断する。このステップS107に
おいて、FileSysTypeが“FAT16”でない場合には、CP
U24は、ハードディスク24が標準FAT12方式な
どの他のFAT方式でフォーマットされているものと認
識する。そして、ステップS109において、ハードデ
ィスク24のフォーマット状態を表すフラグFとして
“0”を設定する。なお、ステップS103において、
FileSysTypeを読み取ることができない場合には、CP
U24は、ハードディスク22が未フォーマットである
か、若しくはFAT方式以外の方式でフォーマットされ
ているものと認識し、ステップS109に進む。このス
テップS109の処理後、CPU24は、図4で示され
るフォーマット状態チェック処理を終了して、図3のメ
インルーチンに復帰し、ステップS3に進む。
【0029】一方、上述のFileSysTypeが“FAT”である
場合には、CPU24は、ステップS105からステッ
プS111に進み、これ以降、標準FAT32方式に基
づいてハードディスク22にアクセスするよう、自己の
動作モードを設定する。そして、ステップS113にお
いて、上述のフラグFとして“1”を設定した後、この
図4で示されるフォーマット状態チェック処理を終了し
て、図3のステップS3に進む。
【0030】また、FileSysTypeが“FAT16”である場合
には、CPU24は、ステップS107からステップS
115に進み、ハードディスク22のクラスタサイズを
検出する。そして、ステップS117において、クラス
タサイズが512[kByte]であるか否かを判断する。こ
こで、クラスタサイズが512[kByte]でない場合、C
PU24は、ハードディスク22が標準FAT16方式
を採用していると認識して、ステップS109に進む。
これに対して、クラスタサイズが512[kByte]である
場合には、CPU24は、ステップS119に進み、こ
れ以降、独自FAT16方式に基づいてハードディスク
22にアクセスするよう、自己の動作モードを設定す
る。そして、ステップS113においてフラグFに
“1”を設定した後、図3のステップS3に進む。
【0031】ステップS3において、CPU24は、上
述のフラグFが“1”であるか否かを判断する。ここ
で、フラグFが“1”である場合には、CPU24は、
ステップS5に進み、上述の「FLINF.SYS」フ
ァイルがハードディスク22上に存在するか否かを判断
する。「FLINF.SYS」ファイルが存在する場合
には、CPU24は、ハードディスク22がカメラ装置
10自体によってフォーマットされたものであると認識
して、一連の初期設定を終了する。
【0032】これに対して、上述のフラグFが“0”で
ある場合には、CPU24は、ステップS3からステッ
プS7に進み、ここでカメラ装置10自体によってフォ
ーマットすることを促す“Formatting?”というメッセ
ージをモニタ装置20に表示する。また、上述の「FL
INF.SYS」ファイルがハードディスク22上に存
在しない場合にも、CPU24は、ステップS5からス
テップS7に進む。そして、ステップS7においてメッ
セージを表示した後、CPU24は、ステップS9およ
びステップS11に進み、オペレータからの指示を待
つ。
【0033】ここで、オペレータからフォーマットする
よう指示があると、CPU24は、ステップS9からス
テップS13に進み、フォーマット処理を実行する。こ
のフォーマット処理の詳細を、図5に示す。
【0034】同図に示すように、フォーマット処理にお
いては、CPU24は、まず、ステップS201におい
て、独自FAT16方式および標準FAT32方式のい
ずれに基づいてハードディスク22をフォーマットする
のかを選択するための“FAT16 or FAT32 ?”というメッ
セージをモニタ装置20に表示する。そして、ステップ
S203およびステップS205において、オペレータ
からの指示を待つ。
【0035】ここで、オペレータによって独自FAT1
6方式が選択された場合には、CPU24は、ステップ
S203からステップS207に進み、独自FAT16
方式に基づいてハードディスク22をフォーマットす
る。このとき、ハードディスク22上にPBR領域が形
成されるとともに、このPBR領域内にFileSysTypeと
して“FAT16”が記録されることは、上述した通りであ
る。そして、ステップS209において、フォーマット
後のハードディスク22に上述の「FLINF.SY
S」ファイルを作成するとともに、この「FLINF.
SYS」ファイルにマークMとして“1”を記録する。
このステップS209の実行後、CPU24は、図5で
示されるフォーマット処理を完了し、一連の初期設定を
終了する。
【0036】一方、オペレータによって標準FAT32
方式が選択された場合には、CPU24は、ステップS
205からステップS211に進み、当該標準FAT3
2方式に基づいてハードディスク22をフォーマットす
る。このときも、ハードディスク22上にPBR領域が
形成されるとともに、このPBR領域内にFileSysType
として“FAT32”が記録されることは、上述した通りで
ある。そして、ステップS213において、ハードディ
スク22に「FLINF.SYS」ファイルを作成する
とともに、この「FLINF.SYS」ファイルにマー
クMとして“0”を記録する。このステップS213の
実行後、CPU24は、図5で示されるフォーマット処
理を完了し、一連の初期設定を終了する。
【0037】また、図3において、ステップS7による
メッセージの表示後、オペレータからフォーマットしな
い旨の指示を受けた場合には、CPU24は、ステップ
S11からステップS15に進み、モニタ装置20に
“Please call service”というメッセージを表示す
る。そして、このメッセージの表示後、CPU24は、
ステップS17において、カメラ装置10の動作を停止
した後(たとえばカメラ装置10の電源スイッチをOF
Fする準備をした後)、一連の初期設定を終了する。こ
の初期設定によって、カメラ装置10自体でフォーマッ
トしたハードディスク22でなければ使用不可能とされ
る。
【0038】次に、カメラ装置10とパーソナルコンピ
ュータ50とをUSBケーブル40で接続して、パーソ
ナルコンピュータ50からカメラ装置10内のハードデ
ィスク22にアクセスするときのカメラ装置10側のC
PU24の動作について、図6〜図8を参照して説明す
る。
【0039】図6に示すように、CPU24は、まず、
ステップS301において、パーソナルコンピュータ5
0側との通信行為が終了したか否かを判断する。この判
断は、USBケーブル40(パーソナルコンピュータ5
0)が接続されているか否かによる。ここで、通信行為
が終了した場合には、CPU24は、同フロー図で示さ
れる一連の処理を終了する。一方、通信行為が終了して
いない場合には、ステップS303に進み、パーソナル
コンピュータ50から何らかのコマンドが送信されてく
るのを待機し、いわゆるコマンド待ち状態となる。
【0040】ステップS303において、パーソナルコ
ンピュータ50から何らかのコマンドを受信すると、C
PU24は、ステップS305に進む。そして、このス
テップS305において、受信したコマンドが専用アプ
リケーションソフトによる固有のコマンドであるのか、
或いは、標準ファイル管理ソフトによる標準コマンドで
あるのかを判断する。
【0041】ここで、受信したコマンドが固有コマンド
である場合には、ステップS307に進み、当該固有コ
マンドに応じた処理を実行し、すなわちファイル単位若
しくはフォルダ単位でハードディスク22にデータアク
セスする。そして、このデータアクセス後、ステップS
309において、パーソナルコンピュータ50に対する
応答出力を行い、ステップS301に戻る。
【0042】一方、パーソナルコンピュータ50から受
信したコマンドが標準コマンドである場合には、CPU
24は、ステップS305から図7のステップS311
に進む。そして、このステップS311において、受信
したコマンドの種類を判別する。ここで、受信したコマ
ンドが、ハードディスク22が準備できているか否かを
確認する“Media Ready ?”という内容のものである場
合には、CPU24は、ステップS311からステップ
S313に進む。一方、受信したコマンドが、後述する
“Request Sense”である場合には、CPU24は、ス
テップS311からステップS315に進む。これら
“Media Ready ?”および“Request Sense”以外のコマ
ンドを受信した場合には、CPU24は、ステップS3
11からステップS317に進む。
【0043】ステップS313においては、CPU24
は、カメラ装置10内にハードディスク22が存在する
か否か、厳密にはハードディスク22が正常に接続され
ているか否かを判断する。ここで、ハードディスク22
の存在を確認すると、CPU24は、ステップS319
のFAT識別処理を実行する。
【0044】図8を参照して、FAT識別処理では、C
PU24は、ステップS350において、ハードディス
ク22から上述した「FLINF.SYS」ファイル内
のマークMを読み込む。そして、ステップS352にお
いて、読み込んだマークMが“1”であるか否かを判断
する。ここで、マークMが“1”である場合には、CP
U24は、ステップS354に進み、ハードディスク2
2が独自FAT16方式を採用していると認識する。一
方、マークMが“1”でない場合、すなわち“0”であ
る場合には、CPU24は、ステップS352からステ
ップS356に進み、ハードディスク22が標準FAT
32方式を採用していると認識する。ステップS354
またはステップS356を処理することによって、CP
U24は、一連のFAT識別処理を終了し、図7のステ
ップS321に進む。
【0045】上述のFAT識別処理において、ハードデ
ィスク22が標準FAT32方式を採用していると認識
した場合、換言すればパーソナルコンピュータ50から
受信したコマンドが前提とするクラスタサイズとハード
ディスク22が前提とするクラスタサイズとが一致する
場合、CPU24は、ステップS321からステップS
323に進む。ここで、パーソナルコンピュータ50へ
の応答出力として、ハードディスク22へのアクセス準
備が完了したことを表す“Ready”という信号を送信し
た後、図6のステップS301に戻る。
【0046】これに対して、ステップS313において
ハードディスク22の存在が確認できない場合には、C
PU24は、ステップS325に進む。そして、このス
テップS325において、パーソナルコンピュータ50
への応答出力として、ハードディスク22へのアクセス
準備ができないことを表す“Not Ready”という信号を
送信する。また、ステップS321において、ハードデ
ィスク22が標準FAT32方式を採用するものでない
と認識した場合にも、CPU24は、ステップS325
に進む。そして、このステップS325の処理後、CP
U24は、自己の図示しないキャッシュ領域に、“Medi
a Not Present”というエラー種別情報を一時記録した
後、ステップS301に戻る。
【0047】また、CPU24は、ステップS315に
進んだとき、上述のステップS325において一時記録
したエラー種別情報(ここでは、“Media Not Presen
t”という情報)を、パーソナルコンピュータ50への
応答出力として送信する。そして、この送信後、CPU
24は、ステップS301に戻る。
【0048】さらに、ステップS317に進んだ場合に
は、CPU24は、受信した標準コマンドに応じた処理
を実行し、すなわちブロック単位でハードディスク22
にデータアクセスする。そして、このデータアクセス
後、CPU24は、ステップS329において、パーソ
ナルコンピュータ50に対する所定の応答出力を行った
後、ステップS301に戻る。
【0049】このようなカメラ装置10側のCPU24
の動作に対して、パーソナルコンピュータ50側のCP
U56は、図9または図10のフロー図で示される処理
を実行する。なお、図9は、専用アプリケーションソフ
トに従うCPU56の動作を示し、図10は、標準ファ
イル管理ソフトに従うCPU56の動作を示す。
【0050】図9を参照して、CPU56は、専用アプ
リケーションソフトに従って動作するとき、ステップS
401において、オペレータから何らかの操作を受けた
か否か(キーボード58またはマウス60が操作された
か否か)を判断する。そして、オペレータから何らかの
操作を受けると、CPU56は、ステップS403に進
み、その操作が、カメラ装置10内のハードディスク2
2にデータアクセスするためのものであるか否かを判断
する。ここで、オペレータによる操作が、ハードディス
ク22にデータアクセスするためのものでない場合に
は、CPU56はステップS405に進み、当該操作に
応じた処理を実行した後、ステップS401に戻る。一
方、オペレータによる操作が、ハードディスク22への
データアクセスを目的とするものである場合には、CP
U56は、ステップS407に進む。
【0051】ステップS407において、CPU56
は、オペレータによる操作に応じた固有コマンドをカメ
ラ装置10に送信する。そして、ステップS409にお
いて、当該固有コマンドの送信に対して、カメラ装置1
0側から何らかの応答が返ってくるのを待機する。カメ
ラ装置10からの応答を受信すると、CPU56は、ス
テップS411に進み、ここで当該応答に対する処理を
実行した後、ステップS401に戻る。
【0052】一方、標準ファイル管理ソフトを用いてデ
ータアクセスするときにも、CPU56は、図10に示
すように、図9におけるステップS401,ステップS
403およびステップS405と同様のステップS50
1,ステップS503およびステップS505を実行す
る。そして、ステップS505において、オペレータに
よる操作がハードディスク22にデータアクセスするた
めのものである場合には、CPU56は、ステップS5
07に進む。
【0053】ステップS507において、CPU56
は、上述した“Media Ready ?”という標準コマンドを
カメラ装置10に送信する。そして、ステップS509
において、当該“Media Ready ?”コマンドの送信に対
するカメラ装置10側からの応答を待機する。カメラ装
置10からの応答を受信すると、CPU56は、ステッ
プS511に進み、その応答内容を確認する。
【0054】ここで、カメラ装置10側からの応答内容
が“Ready”である場合には、CPU56は、ハードデ
ィスク22へのアクセス準備が完了したものと認識す
る。そして、ステップS513において、オペレータに
よる操作に応じた標準コマンドをカメラ装置10に送信
し、ステップS515において、当該標準コマンドに対
するカメラ装置10側からの応答を待機する。カメラ装
置10からの応答を受信すると、CPU56は、ステッ
プS517に進み、ここで当該応答に対する処理を実行
した後、ステップS501に戻る。
【0055】これに対して、ステップS511におい
て、カメラ装置10から“Not Ready”を受信した場合
には、CPU56は、ステップS519に進む。そし
て、カメラ装置10に対して当該“Not Ready”の原因
(内容)を尋ねるべく、上述の“Request Sense”とい
う標準コマンドを送信し、ステップS521において、
当該“Request Sense”コマンドに対するカメラ装置1
0側からの応答を待機する。この“Request Sense”コ
マンドに対しては、カメラ装置10側から上述のエラー
種別情報が送られてくるので、このエラー種別情報を受
信すると、CPU56は、ステップS523に進む。そ
して、受信したエラー種別情報に対する処理として、ハ
ードディスク22にアクセスできない旨のメッセージを
モニタ装置20に表示した後、ステップS501に戻
る。
【0056】以上のように、第1実施例によれば、ハー
ドディスク22が独自FAT16方式でフォーマットさ
れている場合には、独自コマンドに従うデータアクセス
のみが承認され、標準コマンドに従うデータアクセスは
拒否される。したがって、パーソナルコンピュータ50
から不用意なデータアクセスがあったとしても、このデ
ータアクセス行為によってハードディスク22内のデー
タが破壊されることはない。
【0057】しかも、標準コマンドに従うデータアクセ
スを拒否するとき、パーソナルコンピュータ50に対し
てハードディスク22の不存在を表す“Not Ready”が
送信される。したがって、パーソナルコンピュータ50
に対してあたかもハードディスク22が存在しないよう
に誤認識させることができ、これによって、パーソナル
コンピュータ50から必要以上に標準コマンドに従って
データアクセスされるのを防止できる。
【0058】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。上述したように、第1実施例においては、ハードデ
ィスク22をフォーマットするときに独自の「FLIN
F.SYS」ファイルを作成するとともにマークMを付
加することによってハードディスク22のフォーマット
方式(クラスタサイズ)を判別するようにしたが、第2
実施例では、この判別に上述したFileSysTypeを利用す
る。
【0059】具体的には、独自FAT16方式に基づい
てハードディスク22をフォーマットするとき、FileSy
sTypeとして、“FAT16”の代わりに“FAT16Vnd”という
独自FAT16方式を表す独自のデータを用いる。一
方、標準FAT32方式に基づいてフォーマットすると
きには、第1実施例と同様に、FileSysTypeとして“FA
T”を用いる。そして、FileSysTypeが“FAT16Vnd”であ
るのかそれとも“FAT”であるのかによって、厳密には
当該FileSysTypeの内容を表す後述の変数Sによって、
ハードディスク22が独自FAT16方式および標準F
AT32方式のいずれを採用しているのかを判別する。
なお、いずれの方式の場合にも、「FLINF.SY
S」ファイルは作成しない。
【0060】このように「FLINF.SYS」ファイ
ルを作成せず、FileSysType(変数S)に基づいてハー
ドディスク22が採用するFAT方式を判別するため
に、この第2実施例におけるカメラ装置10側のCPU
24は、上述した初期設定として図11〜図13の各フ
ロー図で示される処理を実行する。
【0061】すなわち、カメラ装置10の電源スイッチ
をONすると、CPU24は、まず、図11のフロー図
に示す各処理を実行する。同図に示すように、このフロ
ー図は、第1実施例における図3のフロー図から「FL
INF.SYS」ファイルの有無を判別するためのステ
ップS5を削除したのと等価なものである。
【0062】そして、図11のフロー図におけるステッ
プS1のフォーマット状態チェック処理として、図12
のフロー図に示す各処理を実行する。同図に示すよう
に、このフロー図は、第1実施例における図4のフロー
図のステップS107に代えて、ステップS105のN
OとステップS109との間にステップS151を設け
たものである。また、ステップS111とステップS1
13との間にステップS153を設けている。さらに、
図4におけるステップS115およびステップS117
を削除するとともに、ステップS119とステップS1
13との間にステップS155を設けたものである。
【0063】すなわち、ステップS105において、Fi
leSysTypeが“FAT”でない場合には、CPU24は、ス
テップS151に進み、ここで、FileSysTypeが“FAT16
Vnd”であるか否かを判断する。このステップS151
において、FileSysTypeが“FAT16Vnd”でない場合に
は、CPU24は、ハードディスク24が標準FAT1
2方式などの他のFAT方式に基づいてフォーマットさ
れているものと認識し、ステップS109に進む。
【0064】一方、ステップS105において、FileSy
sTypeが“FAT”である場合には、CPU24は、ステッ
プS111に進み、ここで自己の動作モードを設定した
後、ステップS153に進む。そして、このステップS
153において、上述の変数Sに“0”を設定し、これ
によってハードディスク22が標準FAT32方式でフ
ォーマットされていることを表現する。なお、変数S
は、メモリ28に記録される。この変数Sの記録後、C
PU24は、ステップS113に進む。
【0065】また、ステップS151において、FileSy
sTypeが“FAT16Vnd”である場合には、CPU24は、
ステップS119に進み、ここで自己の動作モードを設
定した後、ステップS155に進む。そして、このステ
ップS155において、上述の変数Sとして“1”を設
定し、これによってハードディスク22が独自FAT1
6方式でフォーマットされていることを表現する。この
変数Sの設定(記録)後、CPU24は、ステップS1
13に進む。
【0066】さらに、図11におけるステップS11の
フォーマット処理として、図13のフロー図で示される
各処理を実行する。同図に示すように、このフロー図
は、第1実施例における図5のフロー図のステップS2
09に代えて、ステップS207とリターン端子との間
にステップS251を設けたものである。そして、図5
におけるステップS213を削除したものである。
【0067】すなわち、CPU24は、ステップS20
7において独自FAT16方式に基づいてフォーマット
したとき、ステップS251において、FileSysTypeを
“FAT16”から“FAT16Vnd”に書き換える。そして、こ
の書き換え後、一連のフォーマット処理を完了する。一
方、ステップS211において、標準FAT32方式に
基づいてフォーマットしたときには、CPU24は、そ
のままこのフォーマット処理を完了する。
【0068】このようにして初期設定を終えたハードデ
ィスク22に対して、パーソナルコンピュータ50側か
らアクセスするとき、第2実施例では、上述した図7に
おけるステップS319のFAT識別処理として、図1
4のフロー図で示される処理を実行する。
【0069】同図に示すように、CPU24は、ステッ
プS360において、メモリ28から上述した変数Sを
読み込む。そして、ステップS362において、読み込
んだ変数Sが“1”であるか否かを判断する。ここで、
変数Sが“1”である場合には、CPU24は、ステッ
プS364に進み、ハードディスク22が独自FAT1
6方式を採用していると認識する。一方、変数Sが
“1”でない場合、すなわち“0”である場合には、C
PU24は、ステップS362からステップS366に
進み、ハードディスク22が標準FAT32方式を採用
していると認識する。ステップS364またはステップ
S366を処理することによって、CPU24は、この
一連のFAT識別処理を終了し、図7のステップS32
1に進む。
【0070】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。上述したように、第1実施例においては「FLIN
F.SYS」ファイルを付加し、第2実施例においては
FileSysTypeを書き換えるという特別な処理を実施した
が、第3実施例においては、このような特別な処理は実
施しない。そのため、第3実施例におけるカメラ装置1
0側のCPU24は、上述した初期設定として、次のよ
うな処理を実行する。
【0071】すなわち、カメラ装置10の電源スイッチ
をONすると、CPU24は、第2実施例と同様の図1
1のフロー図で示される各処理を実行する。そして、こ
の図11におけるステップS1のフォーマット状態チェ
ック処理として、図15のフロー図で示される各処理を
実行する。
【0072】同図に示すように、このフロー図は、第1
実施例における図4のステップS111とステップS1
13との間に、第2実施例における図12のステップS
153と等価なステップを設けたものである。また、ス
テップS119とステップS113との間には、図12
におけるステップS155と等価なステップを設けてい
る。
【0073】この図15のフロー図によれば、CPU2
4は、ステップS111において動作モードを設定した
後、ステップS153に進む。そして、このステップS
153において、上述した変数Sとして標準FAT32
方式を表す“0”を設定した後、ステップS113に進
む。一方、ステップS119において動作モードを設定
した後は、ステップS155に進む。そして、このステ
ップS155において、上述した変数Sとして独自FA
T16方式を表す“1”を設定した後、ステップS11
3に進む。
【0074】また、図11におけるステップS11のフ
ォーマット処理として、図16のフロー図に示す各処理
を実行する。同図に示すように、このフロー図は、第1
実施例における図5のフロー図のステップS209およ
びステップS213を削除したものである。すなわち、
ステップS207およびステップS211のいずれを処
理した場合にも、CPU24は、当該処理の直後にこの
図16に示す一連のフォーマット処理を完了する。
【0075】なお、この第3実施例においても、パーソ
ナルコンピュータ50からのデータアクセスに対して、
上述した図7におけるステップS319のFAT識別処
理として、第2実施例と同様、図14のフロー図で示さ
れる処理を実行する。
【0076】このように、第3実施例では、「FLIN
F.SYS」ファイルを作成したり、FileSysTypeを書
き換えたりする必要がないので、CPU24の処理を簡
素化できる。
【0077】なお、以上の各実施例においては、記録媒
体としてハードディスク22を用いる場合について説明
したが、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)やD
VD−RAM(Digital Versatile Disc-RAM)などの他
の記録媒体を用いてもよい。
【0078】また、本発明をカメラ装置10に応用する
場合について説明したが、外部からアクセス可能な記録
媒体を有するのであれば、カメラ装置以外の装置にも本
発明を応用できる。そして、記録媒体に記録するデータ
は、画像データに限らず、テキストデータや音声データ
などでもよい。
【0079】そして、カメラ装置10とパーソナルコン
ピュータ50とをUSBケーブル40(USBインタフ
ェース)によって接続したが、これ以外のインタフェー
スを用いてもよい。さらに、パーソナルコンピュータ5
0に代えて、カメラ装置10にアクセスするための専用
の端末装置やPDA(Personal Digital Assistant)な
どを用いてもよい。
【0080】また、独自のFAT方式として、標準FA
T16方式を改造した独自FAT16方式を用いたが、
これに限らない。たとえば、標準FAT32方式を改造
した独自のFAT32方式を採用してもよい。また、ク
ラスタサイズは、上述の実施例で説明したサイズに限ら
ない。さらに、FAT方式に限らず、UDF(Universa
l Disc Format)などの他の方式を用いてもよい。この
場合、当該UDF方式を判別するために、「FLIN
F.SYS」ファイルのマークMとして独自のマークを
付加したり、上述の変数Sとして独自の数値を付与して
もよい。また、UDF方式に基づいてフォーマットされ
た記録媒体であれば必ず形成される“Domain Entity Id
entifier”という記録領域内の“OSTA UDF Compliant”
データを検出することによって、UDF方式であること
を判別してもよい。
【0081】そして、上述のマークMまたは変数Sを識
別子として、この識別子からハードディスク22のフォ
ーマット方式を識別するようにしたが、これらマークM
および変数S以外のものを用いてもよい。また、かかる
識別子は、マークMや変数Sを付するというソフトウェ
ア的な構成によるのではなく、たとえばフロッピディス
クのプロテクタやカセットテープの爪などのように、ハ
ードウェア的な構成によって実現してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るカメラ装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例におけるパーソナルコンピュータの
概略構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例におけるカメラ装置側のCPUの動
作を説明するための図で、初期設定時の処理手順を示す
フロー図である。
【図4】図3におけるフォーマット状態チェック処理の
詳細を示すフロー図である。
【図5】図3におけるフォーマット処理の詳細を示すフ
ロー図である。
【図6】第1実施例におけるカメラ装置側のCPUの動
作を説明するための図で、パーソナルコンピュータから
のデータアクセスを受けたときの処理手順を示すフロー
図である。
【図7】図6に続くカメラ装置側のCPUの動作を示す
フロー図である。
【図8】図7におけるFAT識別処理の詳細を示すフロ
ー図である。
【図9】第1実施例におけるパーソナルコンピュータ側
のCPUの動作を説明するための図で、専用アプリケー
ションソフトによってデータアクセスするときの処理手
順を示すフロー図である。
【図10】第1実施例におけるパーソナルコンピュータ
側のCPUの動作を説明するための図で、標準ファイル
管理ソフトによってデータアクセスするときの処理手順
を示すフロー図である。
【図11】この発明の第2実施例の説明図で、カメラ装
置の初期設定時におけるCPUの処理手順を示すフロー
図である。
【図12】図11におけるフォーマット状態チェック処
理の詳細を示すフロー図である。
【図13】図11におけるフォーマット処理の詳細を示
すフロー図である。
【図14】図7におけるFAT識別処理の別の詳細を示
すフロー図である。
【図15】この発明の第3実施例の説明図で、カメラ装
置の初期設定時におけるフォーマット状態チェック処理
の詳細を示すフロー図である。
【図16】第3実施例におけるフォーマット処理の詳細
を示すフロー図である。
【符号の説明】
14…CCD受光素子 16…信号処理回路 22…ハードディスク 24…CPU 30…USB端子 32…外部インタフェース回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 311 G11B 20/10 311 H04N 5/225 H04N 5/225 F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを所定サイズ単位で記録媒体に書き
    込むデータアクセス装置において、 前記記録媒体へのデータの書き込み要求を外部装置から
    受け付ける受付手段、前記書き込み要求に従って書き込
    むべきデータの単位サイズを検出する検出手段、 前記検出手段によって検出された前記単位サイズと前記
    所定サイズとの一致/不一致を判別する判別手段、およ
    び前記判別手段による判別結果に応じて前記書き込み要
    求を承認/拒否する制御手段を備える、データアクセス
    装置。
  2. 【請求項2】前記判別手段は、前記記録媒体が採用する
    第1ファイル管理システムを識別する識別手段、および
    前記識別手段によって識別された前記第1ファイル管理
    システムが前記単位サイズに対応する第2ファイル管理
    システムと一致するか否かによって前記単位サイズと前
    記所定サイズとの一致/不一致を判別する判別実行手段
    を含む、請求項1記載のデータアクセス装置。
  3. 【請求項3】前記記録媒体は前記第1ファイル管理シス
    テムを表す識別子を含み、 前記識別手段は、前記識別子を検出する識別子検出手
    段、および前記識別子検出手段によって検出された前記
    識別子に基づいて前記第1ファイル管理システムを識別
    する識別実行手段を含む、請求項2記載のデータアクセ
    ス装置。
  4. 【請求項4】前記識別子はディジタルデータとして前記
    記録媒体に記録されている、請求項3記載のデータアク
    セス装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は前記書き込み要求を拒否す
    るとき前記記録媒体が不存在であることを表す信号を前
    記外部装置に送信する送信手段をさらに備える、請求項
    1ないし4のいずれかに記載のデータアクセス装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載のデー
    タアクセス装置を備え、被写体を撮影した画像データを
    前記記録媒体に記録するカメラ装置。
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