JP2002340894A - 基板および検査装置 - Google Patents

基板および検査装置

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JP2002340894A
JP2002340894A JP2001180850A JP2001180850A JP2002340894A JP 2002340894 A JP2002340894 A JP 2002340894A JP 2001180850 A JP2001180850 A JP 2001180850A JP 2001180850 A JP2001180850 A JP 2001180850A JP 2002340894 A JP2002340894 A JP 2002340894A
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Mitsuaki Oshima
光昭 大嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査用のDNA断片を複数個配置したDNA
基板を検査する検査装置において、絶対精度必要な構成
をなくすことを目的とする。 【解決手段】 基板1上のDNAスポット2の配置を識
別データに応じて変化させてDNA基板を作成する。検
査装置ではDNAスポットでの配置状況よりこの識別デ
ータを再生することにより、それぞれのDNAスポット
2を識別する。この方式により絶対的な精度が不要とな
り簡単な構成で実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺伝子情報を検出
する検査用の基板および検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遺伝子に関する科学技術は予想以
上にめざましく進歩している。遺伝子情報の検出・解析
・遺伝子情報を観測する方法の一つとして、DNAチッ
プ,バイオチップ,マイクロアレイといった方法が近年
注目されている。これらはガラスやシリコンの基板の上
に多数の異なったキャプチャーDNAやRNA(プロー
ブDNA)等の核酸が高密度にスポット状に配列されて
固定されている。この基板上において、検査対象のDN
Aやたん白質の断片に蛍光体物質や同位元素等の標識物
質をつけた標識DNAと、キャプチャーDNAとを結合
(ハイブリダイジェーション)させる。各々のスポット
の標識DNAからの蛍光を検出器により検出することに
より、標識DNAのスポットの配置情報を得る。このデ
ータを解析することにより、試料のDNAの遺伝子情報
を得ることができる。
【0003】DNAチップ等の遺伝子検出法は、遺伝子
の解析により病気の診断や生物の分析に将来広く使われ
る可能性を秘めている。しかし、現在の方法では製造に
高精度な設備を必要とするため、検出基板のコストが高
いという問題があった。また、標識DNAの検出装置は
高い精度が必要なため、小規模な事業体や医院への普及
は困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この検出用基板や検出
装置には高い精度を必要としない方式が求められてい
る。本発明は、精度が悪い装置で作成でき、精度の悪い
検査装置で検査できる方式を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、特定の種類のDNAが集合されたDNAス
ポットが基板上に複数個形成された基板であって、前記
DNAスポットのパターンもしくは配置を特定データに
応じて変化させることにより前記特定データの情報が記
録されている基板を備えたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図1〜図28を用いて説明する。実施の形態では、
配列の異なるキャプチャーDNA2を基板1上に配列
し、固定化する方法を述べる。
【0007】図1(a)は、本発明の特定の配列のDN
A断片の集合体がドット形状に基板1に固定されたDN
Aスポット2の上面図であり図1(b)は横断面図であ
る。基板1は、通常ガラスを用いるがプラスチックでも
よい。形状は、DNAチップのような四角形でもよい
し、円形でもよい。DNAドット2は各々異なるキャプ
チャーDNAを含み、基板1とは固定化されている。D
NAドットの大きさは、マイクロアレイの場合は直径1
00〜200μm、DNAチップの場合は、10〜30
μmである。
【0008】図2と図2を用いて、各々のDNAスポッ
トの形成法を述べる。まず図2に示すように(1)は、
キャプチャーDNA3である。キャプチャーDNAの作
成法は、省略するが、キャプチャーDNAと検体の標識
をつけた標識DNAとをハイブリダイジェーションさせ
ることにより、検体のDNAの配列を予想する。(2)
は、キャプチャーDNA3を集めたDNA溶液4であ
る。(3)は、DNA溶液4を被ふく材5で覆ったDN
Aマイクロカプセル6である。(4)はDNAマイクロ
カプセル6を溶液8に溶かした容器11を示す。(5)
は(4)のDNAマイクロカプセル6を集めて溶液8と
いっしょに副皮膜で包んだマイクロカプセル9である。
【0009】このマイクロカプセル化により、DNAの
主溶液4とDNAマイクロカプセルの副溶液8の2種類
の溶液が独立して選択できる。DNA溶液4は、DNA
の溶液として、最適なもの、DNA3の基板1への固定
化処理に必要な溶液を選択できる。また副溶液8は、ピ
ン法やインクジェット方式等のDNAの基板1上への配
置の際に最適な粘性や洗浄性付着力を選択することがで
きるという効果がある。
【0010】図3は、ピンスポット法により、基板1上
に1番からK番までのDNAのスポットを配置する方法
を示す。まずトレイ12の上には、異なる配列のキャプ
チャーDNAが図2の(4)で示した容器11に入った
ものが、DNA番号順に数百から数千ヶ並べられてい
る。図4(1)(2)(3)(4)に示すように、
(1)で移動ピン14によりDNAの容器11よりDN
Aマイクロカプセルを移動ピン14に付着させ、(2)
(3)でピン13の先端にDNAマイクロカプセルの溶
液を付着させ(4)で洗浄部15において移動ピン14
を洗浄して、n番目のDNAを除去した後、n+1番目
のDNAを付着させる。図3に戻り、こうしてピンドラ
ム16上のピン13には1番からK番までのDNAが特
定の間隔を空けて、次々と付着させられる。
【0011】この付着したDNAは、ピンドラム16の
回転に伴い、次々と基板1上に付着してゆき、基板1上
には、DNA3が配置されていく。DNAの最小間隔の
半分をtと定義すると図3ではDNAの間隔が1t、2
t、3t、5tの場合の例が示されている。
【0012】図7を用いて、付着したDNAマイクロカ
プセル6と副溶液8の中のDNA固定化つまり、キャプ
チャーDNAの基板1への固定化について述べる。図7
の(1)に示すように、基板1上にはDNAマイクロカ
プセル6と副溶液4が付着している。副溶液4の気化温
度は皮膜6の融点より低いため(2)で温度を少し上げ
ると副溶液4は蒸発し、マイクロカプセル6だけが残
る。(3)でさらに温度を上げると皮膜6の融点に達
し、皮膜6が融解し、皮膜6の融解液と主溶液4とキャ
プチャーDNA3が混合された溶液となる。この場合、
皮膜6の気化温度を主溶液の気化温度より低くなるよう
な材料を用いて、皮膜6を蒸発させてもよい。基板1の
表面はDNAが固定しやすいように表面処理されてい
る。このため、(4)で図8に示すようにキャプチャー
DNA3が基板1に固定化される。(5)で主要液4の
一部又は全部を乾燥させ(6)で洗浄して、DNAスポ
ット2は完成する。
【0013】本発明では、DNAのスポット2a,2
b,2cの配置を変調することにより、位置情報を折り
込んでいる。このことにより、各々のDNAスポット2
が何番目のDNAスポット2に該当するかがわかる。同
時に、図5のようにDNAスポット領域17とデータ領
域18に分離されており、データ領域には(2)データ
構造に示すように、基板ID19とDNAスポット位置
とDNAスポット識別番号とのDNA番号対応表20,
DNA自身の配列データ21がドット形状で変調されて
記録されているためXYスキャナーでもよみ取りでき
る。従って、XYスキャナーでDNAスポットの配置デ
ータを読むことができる。また、試料を蛍光させるため
の励起用レーザーを用いてデータ領域のデータを読み取
ることができる。図6にDNA基板属性データのさらに
具体的なデータの例を示す。データとしては、DNA基
板ID19,DNA番号と位置情報との対応を示すDN
A番号位置対応表20,各々のDNAのDNA配列を示
すDNA配列データ21が工場出荷段階でデータ領域に
記録されている。但し、DNA番号のDNA配列データ
は暗号鍵で暗号化されて記録されている。個人のDNA
データは、高度な個人のプライバシー情報であり、厳重
に守る必要があり、RSAや楕円暗号等の公開鍵や高ビ
ットの暗号鍵で暗号化されている。このため、検体の情
報を含むDNAチップやDNA基板が流出しても、暗号
鍵がないと特定のDNAスポットのDNA配列がわから
ない。従って、個人のDNA情報が漏れることが防止さ
れるという効果がある。さらにセキュリティを上げるに
は、DNA配列データ21をDNAチップに記録しない
で、DNA管理センターに蓄積しておく方法が考えられ
る。使用者はDNA基板ID19、そして標識DNA2
2のDNAスポット2との反応つまり蛍光量データをD
NA管理センターに通知する。すると、センターではD
NA基板データベースを検索しDNA基板ID19よ
り、その基板の各々のDNAスポットのDNA配列を求
め標識DNA22との反応状態とDNA配列−病気対応
データから、より分析を行ない、人間の場合なら病気の
診断,予知を行い、必要な情報だけを病院等の検査技師
や医師に暗号化して伝える。この方式により、プライバ
シー情報が不用意に漏れることを回避できる。 (インクジェット方式)
【0014】ピンスポット法の場合を説明したが、次に
インクジェットを用いてDNAを基板に付着させる方法
を述べる。図9はバブルジェット(登録商標)方式のイ
ンクジェット方式の付着装置のブロック図である。イン
クジェットのノズル24の中にはインクの供給部25よ
り供給されたDNAの入っているマイクロカプセル9
a,9bと主溶液4だけが入った空マイクロカプセル2
3a,23b,23c,23dがある。特定の空カプセ
ルにはアドレス情報を示すため特定の色素が入ってい
る。マスター制御部28から送出信号発生部29、そし
て送出制御回路27に送出命令が送られ送出部26が発
熱してバブルが発生し、マイクロカプセル9aは基板方
向へ送出される。空マイクロカプセル23b,23cは
送出されるが不要であるため、光検知部31は空マイク
ロカプセルにこの存在を検知すると除去信号発生部30
から不要液除去部32に除去信号が送られ、偏向部33
に偏向電界が印加され、空マイクロカプセル23の中の
不要液は点線矢印34に示すように除去され、基板へは
到達しない。
【0015】光検知部31はRGB等のカラーフィルタ
31g,31h,31iをもつため、空マイクロカプセ
ルの色情報を検出できる。またカウンタ部111をも
ち、第1カウンタ111aはマイクロカプセルブロック
の数を第2カウンタ111bはDNAマイクロカプセル
の個数を第3カウンタ111cは空マイクロカプセルの
個数をカウントする。4種類の色がある場合、2bit
のアドレスデータが1組の空マイクロカプセルから得ら
れるため、8ヶの空マイクロカプセルを用いて16ビッ
トのアドレスデータが得られる。16ビットのうち2ビ
ットをチェックビットに用いると、マイクロカプセルの
順序や配列や数が誤まった場合チェックできるので、D
NAの配置を誤まった場合でも正確にチェックでき、誤
付着を防止できるという効果がある。マイクロカプセル
に色をつけない場合でもマイクロカプセルを1ヶ,2
ヶ,3ヶ,4ヶと連続させることにより、2ビット得ら
れ8組なら16ビット得られるので同様のアドレスデー
タが得られる。光検知部31で得たマイクロカプセルの
アドレス情報はアドレス出力部31pよりマスター制御
部に送られる。アドレス情報により何番目のDNAを送
出しているかを識別できる。例えば図15のフローチャ
ート図のステップ68mで示すように、n番目のDNA
カプセルが1ケ多ければ次に述べる除去部で除去する。
【0016】一方、基板1は移動量検知部35からの信
号に基づき移動量制御回路36により移動部37が基板
1を所定量だけ移動させるので、基板1上には図10の
(4)に示すようにDNAスポット2a〜2hが付着す
る。
【0017】ここで図15のフローチャートを説明す
る。まずステップ68aでm=0,n=1と設定し、ス
テップ68bで同期カプセル配列を検出した場合はステ
ップ68cで第1カウンタ111aのカプセルブロック
番号mを1つ増やす、ステップ68dでmが最後の番号
かをチェックし、ステップ68fでmブロック目の空マ
イクロカプセルの配列と順序をチェックする。ステップ
68gで正しくないならステップ68mへ進み、基準個
数よりLヶ多い時はステップ68nでLヶ分カプセルに
対して送出信号=1を送り、除去信号=1を送るので1
つカプセルを除去する。これをL回繰り返すと正規の配
列に戻るのでステップ68gに戻る。ステップ68mが
NOの時はステップ68pに進み、基準値よりLヶ少な
い場合はステップ68qでLヶ分のクロックの間送出を
停止する。この間のDNAスポット2は欠落する。そこ
で欠陥ブロックフラグを1にして、このブロックに欠陥
があることをDNA基板2のデータ領域18に記録する
ので欠陥の存在がわかる。アドレスカウンタ112やア
ドレスブロックカウンタ113のマイクロカプセルのア
ドレスをLの分だけ増加させて修正する。
【0018】さて、ステップ68gに戻りステップ68
hでDNAマイクロカプセルの個数をチェックしてOK
なら、ステップ68iで1単位分だけ送出信号=ON,
除去信号=OFFにしてマイクロカプセルを送出し、D
NAスポットが1ヶ形成される。この場合は欠陥でない
と判断し、DNAマイクロカプセルのアドレスを1つ増
加させる(ステップ68k)。そして、ステップ68b
に戻る。こうしてDNAスポット2を各々のDNAに対
応させながら形成できる。
【0019】ここで、図11を用いてインクジェットの
送出の手順を述べる。(1)(2)でノズル24の先端
部にn番目のDNAを含むマイクロカプセル9aが達す
る。(2)で送出部26に電圧が印加されると(3)で
気泡が発生し、マイクロカプセル9aは送出され、
(4)で基板1上に付着する。一般的にはバブルジェッ
トと呼ばれる方式である。送出部26のかわりにピエソ
素子等の圧電素子を設け、送出電圧を印加することによ
り、マイクロカプセルは圧電インクジェット方式で送出
しても同じ効果が得られる。同時に、n+1番目のDN
Aを含むマイクロカプセル9bが先端部に到達し、
(5)で送出電圧が印加されると基板1方向へ送出され
る。(6)でn+2番目のマイクロカプセル9cが先端
部に送られるが、光検知部31a,31bには同期マー
クを示す3つ連続した空マイクロカプセル23c,23
d,23eのうち23d,23eが存在する。これらは
透過率が高いため、2つとも光検知部31により検知さ
れる。このカプセルは同期マークとして検出されるので
このカプセルの後のマイクロカプセル9dがn+3番目
のDNAを含むことが対応表からわかるので、マイクロ
カプセルのずれによる誤番号のDNAが送出されること
が防止できる。同期マークは2ヶ,3ヶ,4ヶの空カプ
セルを用い、1組で2ビットのデータを含めることがで
きる。同期用のカプセルにより、DNA番号とDNAそ
のものが正確に一致した状態で送出される。もし、図1
5のステップ68pのように特定の番号のDNAが送出
されてない場合は、欠如情報を図5のデータ領域に記録
する。図12に示すように例えばn+1番目のDNAス
ポットはDNAスポット3a,3b,3cに示すように
複数形成されるので、欠如があっても問題ない。(7)
で同期カプセル23d,23eが先端部に到達するが、
このカプセルはDNAを含んでおらず不要である。この
ため(8)で除去信号が印加され不要液除去部32によ
り偏向されて除去され、基板1には到達しない。除去回
路により基板1に不必要な物質が付着することを防止で
きる。
【0020】図10を用いて光検知信号と送出信号,除
去信号とDNAスポットの配置に関して述べる。まずシ
ステムは、図10の(3)の基板移動クロックに基づい
て動作する。まず(1)のようにDNAカプセルは光透
過性が低いため、(4)の送出信号に同期して検出され
る。同期カプセルは2つの光検知部31a,31bが両
方ともONになることから(2)に示すように検出され
る。送出信号は(4)に示すようにDNAの入ったマイ
クロカプセルにも、入ってない同期カプセルにも生じる
が、(2)の検知信号の次の送出信号に同期して(5)
の除去信号が発生するので、同期カプセルは全て除去さ
れる。本発明では各々のDNAスポット2が何番目のD
NAであるかを特定するため、(11)に示すようにア
ドレス等の位置データをDNAスポットの間隔として埋
め込んでいる。位置データは12ビットの場合(10)
に示すように00,01,10,00,01に分割し
(4)に示すように、00の場合は3クロックのマーク
間隔とし、01,10,11の場合は各々4t,5t,
6tとする。つまり、間隔変調を行う。また10tの間
隔の同期マーク37がある。この方法により、DNAス
ポットの形成時に位置情報を埋め込むことができる。各
々のDNAスポットのアドレスがわかるので、図6に示
したDNA番号位置情報20から同期マークの最初のD
NAスポットのDNAの番号がわかる。こうして本発明
では全てのDNAスポット2のDNA番号が特定でき
る。図6の基板1に記録されているDNA番号の配列情
報21を用いることにより全てのDNAスポットの配列
情報がわかる。アドレスがあるためDNAスポットをよ
みとる時の位置の絶対精度がいらない。このため、従来
のような高い精度のXYスキャナーは必要なく、精度の
低い装置で作成および読み取りが可能となるため、DN
A検査装置を安価に供給することが可能となる。又、従
来ではDNAスポットの密度を上げようといると超高精
度の製作装置読み取り装置が必要であった。本発明では
密度を上げても精度の低い製作装置、読み取り装置でよ
い。また図6に示すように、同一の基板1にDNAスポ
ットの属性データが記録されているため、DNA属性を
誤る可能性がなくなるという効果もある。
【0021】図30は、図9の方式に副ノズル116と
副送出部114と副溶液供給部115を追加したもので
ある。副ノズル116にはマイクロカプセルが供給され
る。副溶液供給部115からは副溶液が供給される。
【0022】動作を(1)〜(6)の順に説明すると、
(1),(2),(3)でDNAカプセル9aが送られ
(4)で送出される。(5)で副溶液供給部115から
副溶液が大量に放出され除去部32により除去される。
(6)でDNAマイクロカプセル9bが送られる。この
方式は副溶液でノズルの中を洗うのでDNA間の混合が
防げる。 (DNA検出装置)
【0023】以上のようにして、キャプチャーDNAが
配置されたDNAチップ,DNA基板が製作できる。こ
のDNA基板を用いることによりDNAやタンパク質の
検査ができる。
【0024】検体からcDNA等のDNAを抽出し、蛍
光材38を標識として附加した標識DNA22を作成す
る。図13(1)に示すように本発明のDNA基板上に
注入する。摂氏数十度加熱等の特定の条件下におくこと
によりハイブリダイジェーションを生じせしめる。図1
3(2)に示すようにn番目のDNAスポットにおい
て、標識DNA22とキャプチャーDNA3aとが結合
する。
【0025】ここでこの標識DNAや標識たん白質を本
発明のDNA基板を用いて検出する方法について述べ
る。図14は、検出用の検出装置39のブロック図を示
す。まず左半分のブロックを説明する。レーザー等の励
起用光源40から出た光は波長選択性をもつミラー41
によりレンズ42により収束し、基板1上に焦点を結
ぶ。基板1からの反射光はミラー41と偏光ミラー42
を介して検出部43に達し、フォーカス誤差信号検出部
45によりフォーカス誤差とトラッキング誤差が各々、
フォーカス制御回路46,トラッキング制御回路47に
送られ、アクチュエーター48によりレンズ42が駆動
され、焦点とトラッキングが合うように制御される。フ
ォーカスオフセット信号発生部49とトラックオフセッ
ト信号発生部50により、標識検出信号を最適化するた
めフォーカスとトラッキングにオフセットが加えること
ができる。本発明ではDNAスポット2の配置に意図的
に変調を加え位置情報を含めている。このデータを再生
する手順を説明する。
【0026】主信号は主信号再生部69で再生され、位
置情報検出部64により位置情報が検出され、トラック
番号出力部52とDNAスポット番号出力部51から走
査中のDNAスポットの番号とトラックの番号がデータ
処理部55に送られ、DNAスポットが特定される。
【0027】図5に示したデータ領域18からの信号は
主信号再生部においてEFMやPM等の復調部によりデ
ータとして再生され、ECCデコーダ53でエラー訂正
され、図6に示すDNA基板属性データをDNA基板属
性データ読み取り部54により再生し、データ処理部5
5に送る。データ処理部55では現在走査中のDNAス
ポット2aのキャプチャーDNA識別番号58がわかる
ので、ミラー65により第1標識信号検出部60の蛍光
データに対応させることにより、特定の識別番号のキャ
プチャーDNA3に対応する第1識別DNAの蛍光レベ
ル等の標識強度データが標識信号出力部から出力され
る。
【0028】DNAスポット2aに結合している第1標
識DNA22の蛍光色素38へは、第1波長λの光源
40からの励起光が照射される。蛍光が発せられ半減期
経過すると蛍光レベルは半分になる。半減期は数nsか
ら数十μsである。
【0029】図17の(1)に励起光からの出力(2)
に励起光によって発光した蛍光材料もしくは蛍光色素の
蛍光強度を示す。図ではt=tにおいて半減期に達す
る状態を示している。
【0030】ここで、図16を用いて波長を分離する方
法について詳しく述べる。λ,λ,λの複数の入
射光のうち、最も強度の大きい波長λの励起光はλ
/4の膜厚の光学膜68aをもつミラー41により反射
される。波長λ をもつ第1標識の蛍光は、λ/4の
膜厚の光学膜68bをもつミラー65で反射するが、波
長λの蛍光はミラー65を透過する。こうして3つの
波長は分離される。分離波長の透過光量は1/1000
以下になるので、お互いのクロストークが抑圧される。
このため、弱い蛍光標識レベルでも検出できる。λ
対するλ/4フィルタを追加することにより、分離度を
さらに高めることができるので、励起光源40の成分を
抑圧できS/N比を上げられる。また、図18に示すよ
うに励起光ビーム71をDNAスポット2対して小さく
する。例えば数μm程度に小さくする。するとDNAス
ポット2を走査方向つまり走査トラック72方向に分割
できる。分割した部分をセル70a、70b、70c、
70dと呼ぶと、走査方向に4つデータが得られるの
で、より精密に蛍光量の分布を測定できる。セル70
g,70hを測定する場合は、トラックオフセット信号
発生部50においてVなるトラック誤差信号を意図的
に発生させ、トラッキング制御回路47に与えると、ト
ラック方向にオフセットが発生し、図18の走査トラッ
ク72aに示すように、トラックがずれ、セル70g,
70hを走査し励起光を与える。逆のトラック誤差信号
を与えるとセル70e,70fを走査できる。こうして
図18の場合、DNAスポット2を8ヶのセルに分割し
て走査し、励起光を与えることができる。
【0031】次に図20を用いて検出手順を説明する。
図20の(1)は、DNA基板1にDNAスポット2a
〜2iが配置されている。(2)で第1の蛍光波長λ
の標識をもつ第1の標識DNA22aと第2の蛍光波長
λの標識をもつ第2の標識DNA22bを基板上に注
入し、ハイブリダイジェーションを起こさせる。第1標
識DNA22aはDNAスポット2b,2e,2hのD
NAと相補的に結合し、第2標識DNA22bはDNA
スポット2hと結合する。(3)で乾燥させ、波長λ
の励起光源40で走査を開始する。(4)は励起光の反
射光の励起光検出信号である。波長λの励起光による
蛍光にはλの波長成分は含まれないので、λだけの
検出信号が得られる。ガラス等の基板1の表面は反射率
をもっているが、励起光検出信号の信号レベルを上げる
ために図1の基板の表面にさらに反射層を形成してもよ
い。DNAスポット2のλに対する反射率と基板1の
表面の反射率の違いから(4)のような検出信号が得ら
れる。図10のDNAスポットの形成手順において説明
したように、本発明の基板1においてはDNAパターン
や配置を特定データに応じて変化させることにより位置
データ等を埋め込んでいる。(4)に示すように検出信
号の間隔が異なり、(5)のように各々00,01,1
0,00,01,01の信号を再生できる。この信号か
ら(6)のような位置データつまりアドレス情報が再生
できる。従って例えばDNAマーク2aは、260番目
のトラックの1128番目のアドレスに位置することが
わかる。検出装置は基板1のデータ領域18から図6で
説明したようにDNA基板属性データを得る。具体例を
あげると、DNA番号位置情報20の中の260番目の
トラックのDNA識別番号の開始番号=243142で
ある。従って、244270の識別番号のDNAである
ことが特定できる。さらに暗号鍵73を入手可能な使用
者の場合は暗号デコーダ74によりDNA番号別配列情
報21のDNA番号=244270のDNA配列情報の
暗号が復号されるので、DNAスポット2がATCTA
GTA・・・のDNA配列をもつDNAであることまで
特定できる。ただ、暗号鍵73をもたない使用者には、
DNA配列は復号されないので、たとえDNAスポット
の蛍光データがわかっても個人のDNA情報に関するプ
ライバシーは守られる。図6の追記データ領域76に
は、ハイブリダイジェーションした標識DNAの第1標
識属性データ77と第2標識属性データ78が追記され
ており各々の標識の励起光波長410nm、410n
m、蛍光波長700nm、600nm半減期100n
s、100ns等が記録されているので、検出装置はこ
の追記データにより動作のチェックもしくは設定ができ
る。
【0032】図20に戻り励起光による標識の蛍光の測
定手順を述べる。まず図18で述べたように走査トラッ
ク72の場合47のセル70a、70b、70c、70
dを励起ビーム71は走査する。DNAスポット2bの
場合、波長λの蛍光が発生し、第1標識信号検出部
(図14)により検出され(8)のような4つのセルに
対応した第1標識検出信号85aが検出される。DNA
スポット2gを走査した場合は、波長λの蛍光が発生
し、(9)のような第2標識検出信号85bが発生す
る。オフセットをかけた図18で、走査トラック72a
の場合は(10)に示すように2つのセルの蛍光だけが
検出された標識検出信号85cが得られる。
【0033】本発明では、さらに高い標識DNAの検出
感度が必要な場合は励起光源40を間欠発光させる。基
板の直線方向もしくは回転方向の移動量を移動量検知
部、86により検知し、移動量に応じてパルス発光制御
部87により、パルス発光信号88又は逆相の副パルス
発光信号87を発生する。1回目の走査では、(11)
に示すように、パルス発光信号88を光源40に与える
と、パルス発光し、1番目と3番目のセルであるセル7
0a,70cの蛍光が発生する。この方式だと光源40
がOFFの状態の間に蛍光を検出するため、極めて高い
S/Nが得えられる。例えば(13)に示すような標識
検出信号85dが得られる。この場合第1標識検出部の
受光部を若干シフトさせると、受光効率がよくなる。2
回目つまり偶数回目の走査においては、(12)に示
す、逆相の副パルス発光信号を光源40に与え、同じト
ラック72を走査させる。1回目と逆相なので、今度は
まず2番目と4番目のセルであるセル70b、2クロッ
ク後で70d(図18)に励起光が照射される。次の1
クロックの期間中は励起光がOFFになるので、セル7
0bもしくは、70dの蛍光を励起光の妨害を受けずに
検出できる。こうして2回走査することにより、高感度
を実現しながら全てのセルの蛍光レベルを検出できると
いう効果がある。図31のフローチャートを用いて説明
する。ステップ118aで1回走査しそのトラック上の
全DNAスポットの配置情報をメモリーに記憶する(ス
テップ118b,118c)。すると、ステップ118
dで2回目以降は一定速度で走査すればDNAスポット
の位置はメモリーから読み出すことにより再生できる
(ステップ118f)。
【0034】図31と図32を用いて説明するとステッ
プ118gで奇数クロック時に励起光を間欠発光(図3
2の(2))させる。蛍光が発生(図32の(4))。
ステップ118hで図32(3)の検出許可信号に基づ
き蛍光を検出(図32の(5))する。
【0035】3回目の走査では、ステップ118jで偶
数クロック時に励起光を間欠発光(図32の(6))。
ステップ118kで間欠的に蛍光を検出する(図32の
(9))。こうして、励起光の影響がなくなるためSN
が向上する。
【0036】こうして本発明ではパルス発光させても高
い線方向の精度が得られる。トラック方向の精度はパル
ス発光で問題ない。
【0037】次に位置分解能を高めながら、感度を高め
る方法を述べる。図19において、基板1は移動してい
るため、セル70bは(1)(2)(3)(4)(5)
(6)の順で移動する。この蛍光量を測定するには、光
検出部90をアレイ構造91にして、(1’)(2’)
(3’)(4’)(5’)(6’)のように移動量に応
じて次々と切り変えて行くことにより、高い感度が分解
能を保ちながら、得られる。図21は、ブロック図を示
し、移動量検知部87からの信号とDNAスポット2の
同期信号に応じて切替器92によりアレイを切替えセル
70bの蛍光を追跡し、加算器93で、蛍光のデータを
累積し出力する。この場合、レンズ42の焦点距離fに
対してセルの中心からの移動量がfx0.05以内であ
れば、アレイ91でセルを検出可能である。
【0038】検出装置における標識検出信号リスト94
は、図22に示すようなデータとなる。このデータは励
起光により図5のデータ領域18に記録される。この場
合、1ヶの基板に全てのデータがまとめられるので、デ
ータを誤まる可能性がなくなり、誤診等の事故を防げ
る。
【0039】図23は、基板1に記録層95を追加する
とともに反対側に光源40とレズ42aを配置したもの
である。記録層95にデータを記録できるため大容量の
データ記録が可能となる。図24は、上下2つのアクチ
ュエータ48、48aを機械的に結合したものである。
この場合、図25に示すようにDNAスポット2aの各
位置が記録層95のアドレス96で規定できるので、開
始アドレス97、終了アドレス98、最内周トラック番
号99、最外周トラック番号100により、DNAスポ
ット2aの外形が特定でき、DNAスポットのアクセス
も正確に高速に行なえる。この対応リストは記録層95
に記録しておくことができる。図26はDNAスポット
2a、2b、2cを長円形にしたもので、走査トラッキ
ングがより正確に行なえる。図27、図28は図5のD
NAチップを円形にしたものである。特に図28は裏面
全体を使えるので記録容量が大きいため全てのDNA配
列を収容できる。本文中ではDNAという用語を用いた
が標識対象としてはタンパク質でもよい。DNAに代え
てRNAを用いてもよい。
【0040】また、実施例ではDNA基板の製造法とし
てピン方式とインクジェット方式を用いて本発明の実施
例を説明した。しかし半導体プロセス方式にも適用でき
る。図89に示すように半導体プロセス方式では、ガラ
ス基板にプローブDNAを配置し、図29の(2)のよ
うにリソグラフィーを用いてマスク120を用いてマス
キングを行い特定の水酸基122に光を当て、伸長反応
の活性化させ図29の(3)のようにA、アデニン12
3なるプローブDNAを形成し、次に図29の(4)
(5)ではC、シトニン124を形成する。この伸長反
応をA,C,G,Tの4回くり返し1層を完成させる。
図29の(6)に示すように4N回繰り返すとN塩基長
のプローブDNAが形成される。この半導体プロセス方
式のDNAチップの製造において、本発明を用いてマス
キングの開口部の配置を図10の(7)のようにずらす
ことにより、図29では(1)のように本来のマスク1
21bに対してマスク121aのように特定データに対
応してずらすことにより、位置データをDNAスポット
配置の中に埋め込み記録することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明はキャプチャーDN
AやプローブDNAの配置パターンそのものを変化さ
せ、位置情報を埋め込んでいるので余分な工程を増やす
ことなく、従来のような高精度な位置合わせは不要とす
る。DNAの種類が多く、密度が要求されるようになっ
た時に有効性が増す方式である。また、検査装置は励起
光源によりDNAスポットの位置情報をよむことができ
るので相対的な位置決めでよい。従来方式のような高精
度の絶対的な位置決め装置は要らなくなるので、簡単な
構成で装置を実現できる。
【0042】また基板上にデータを記録してあり、励起
光で読めるので、部品を増やすことなく同一の基板から
DNAスポットの属性データを読み出すことができるの
で、データの照合ミスがなくなる。以上のように顕著な
効果があるため、DNA検査装置の普及を促進させるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施形態によるDNAが配置
された基板の上面図 (b)本発明の一実施形態によるDNAが配置された基
板の横断面図
【図2】本発明の一実施形態によるDNAマイクロカプ
セルの製造法の図
【図3】本発明の一実施形態によるピン法によるDNA
の付着方法の図
【図4】本発明の一実施形態によるDNAをピンに移動
させる方法の図
【図5】本発明の一実施形態によるDNAチップの上面
図とデータ構造図
【図6】本発明の一実施形態によるDNA基板属性デー
タの構造図
【図7】本発明の一実施形態によるDNAの固定化方法
の図
【図8】本発明の一実施形態によるDNAの固定化の模
式図
【図9】本発明の一実施形態によるインクジェット方式
のDNA送出装置のブロック図
【図10】本発明の一実施形態によるDNAの基板上の
配置状況を示す図
【図11】本発明の一実施形態によるインクジェット方
式の送出状況図
【図12】本発明の一実施形態による基板上のDNAス
ポットの配置の図
【図13】本発明の一実施形態による標識DNAのハイ
ブリダイジェーションの図
【図14】本発明の一実施形態による検査装置のブロッ
ク図
【図15】本発明の一実施形態によるマイクロカプセル
送出のフローチャート図
【図16】本発明の一実施形態によるミラーの動作図
【図17】本発明の一実施形態による励起光と蛍光との
関係図
【図18】本発明の一実施形態によるDNAスポットの
走査状況の図
【図19】本発明の一実施形態による受光アレイと蛍光
との関係図
【図20】本発明の一実施形態による蛍光の検出タイミ
ングチャート図
【図21】本発明の一実施形態による受光アレイを含む
光検知部のブロック図
【図22】本発明の一実施形態による標識検出信号のデ
ータ例の図
【図23】本発明の一実施形態による検出装置の原理図
【図24】本発明の一実施形態による検出装置の原理図
【図25】本発明の一実施形態によるDNAスポットと
トラックとの関係の上面図
【図26】本発明の一実施形態による別の形状のDNA
スポットの配置図
【図27】本発明の一実施形態による円形の基板の上面
【図28】本発明の一実施形態による円形の基板のDN
Aエリアを示す図
【図29】本発明の一実施形態による半導体プロセス方
式によるDNA基板の作成手順図
【図30】本発明の一実施形態によるインクジェット方
式の動作原理図
【図31】本発明の一実施形態による複数回走査して蛍
光検出する方式のフローチャート図
【図32】本発明の一実施形態による複数回走査する方
式の励起光と検出光のタイミングチャート図
【符号の説明】
1 基板 2 DNAスポット 3 DNA 4 主溶液 5 主膜 6 DNAマイクロカプセル 7 副膜 8 副溶液 9 マイクロカプセル 10 主容器 11 容器 12 トレイ 13 ピン 14 移動ピン 15 洗浄部 16 ピンドラム 17 DNAスポット領域 18 データ領域 19 基板ID 20 DNA番号位置対応表 21 DNA配列データ 22 標識DNA 23 空マイクロカプセル 24 ノズル 25 供給部 26 送出部(ヒーター) 27 送出制御回路 28 マスター制御部 29 送出信号発生部 30 除去信号発生部 31 光検知部 32 不要液除去部 33 偏向部 34 矢印 35 移動量検知部 36 移動制御回路 37 同期マーク 38 蛍光色素 39 検出装置 40 光源(励起用) 41 ミラー 42 レンズ 43 検出部 44 フォーカス誤差信号検出部 45 トラッキング誤差信号検出部 46 フォーカス制御回路 47 トラッキング制御回路 48 アクチュエーター 49 フォーカスオフセット信号発生部 50 トラックオフセット信号発生部 51 スポット番号出力部 52 トラック番号出力部 53 ECCデコーダ 54 DNA基板属性データ読み取り部 55 データ処理部 56 同期信号発生部 57 基板移動部 58 キャプチャーDNA番号 59 第2標識信号検出部 60 第1標識信号検出部 61 第1標識信号出力部 62 第2標識信号出力部 63 データ出力部 64 位置情報検出部 65 ミラー 66 ミラー 67 標識信号検出部 68 ステップ 69 主信号再生部 70 検出セル 71 励起ビーム 72 走査トラック 73 暗号鍵 74 暗号デコーダ 75 工場出荷データ領域 76 追記データ領域 77 第1標識属性データ 78 第2標識属性データ 79 同期データ 80 データ再生エリア 85 標識検出信号 86 移動量検知部 87 パルス発光制御部 88 パルス発光信号 89 副パルス発光信号 90 光検出部 91 アレイ 92 切替器 93 加算器 94 標識検出信号リスト 95 記録層 96 アドレス 97 開始アドレス 98 終了アドレス 99 最内周トラック番号 100 最外周トラック番号 111 カウンタ 112 アドレスカウンタ 113 アドレスブロックカウンタ 114 副送出部 115 副溶液供給部 116 副ノズル 118 ステップ 120 マスク 121 マスク(DNAスポット用) 122 水酸基 123 A(アデニン) 124 C(シトシン) 125 G(グアミン) 126 T(チミン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/58 G01N 37/00 102 37/00 102 C12N 15/00 F Fターム(参考) 2G043 AA04 BA16 CA04 DA02 DA05 EA01 FA01 GA08 GB21 HA01 HA09 JA03 LA01 MA01 NA04 2G045 DA12 DA13 DA14 DA36 FB12 HA10 HA16 JA01 JA07 4B024 AA11 CA09 HA13 HA14 4B029 AA07 AA21 AA23 BB20 CC08 FA15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の特定位置に同一のDNAを固定した
    DNA群を複数個配置した基板であって、前記DNA群
    を識別情報に対応させて所定位置より変化させて、イン
    クジェット方式によりDNAを付着させることにより配
    置したことを特徴とする基板。
  2. 【請求項2】同じ種類のDNAがDNA群として基板上
    に複数個配置されているとともに、蛍光体物質をもつ試
    料が結合しているDNA群が存在している基板を移動さ
    せる移動手段と、前記蛍光物質を励起させるための光源
    と、前記光源からの光を集束させる光学手段をもつ検査
    装置であって、間欠発光信号に応じて前記光源を間欠発
    光させることにより前記蛍光物質を励起させ、前記間欠
    発光信号の休止期間中に光検知部により前記蛍光物質か
    らの蛍光を検出し、前記DNA群の配置から識別情報を
    再生し、蛍光を発している前記DNA群を識別すること
    を特徴とする検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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