JP2002339730A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Abstract
段とNOxトラップ触媒の再生を、良好な排気浄化性能
を維持しつつ実施する。 【解決手段】ディーゼルパティキュレートフィルタ(D
PF)の再生時期と判断されたときに、該DPF再生時
に行われる燃料を膨張行程から排気行程にかけて噴射す
るポスト燃料の噴射量を算出し、該DPFを再生した場
合にNOxトラップ触媒がNOx吸収能力を超えるかを
判断し、超える場合はポスト噴射によるNOxトラップ
触媒の再生を行ってからDPFの再生を行うようにし
た。
Description
浄化技術、詳しくは、NOxと粒子を浄化処理する技術
に関する。
は、例えば特開平9−53442号に開示されるものが
ある。これはディーゼル機関の排気系に一酸化窒素(N
O)を二酸化窒素(NO2)に酸化する手段、例えば酸
化触媒と、排気微粒子を捕集する手段、例えばディーゼ
ル・パーティキュレート・フィルタ(以下DPFとい
う)と、NO除去手段、例えば排気空燃比がリーンのと
きに排気中のNOxを吸収し、排気の酸素濃度が低下す
ると吸収していたNOxを放出,還元処理するNOxト
ラップ触媒を備える。そして、DPFに排圧が上昇しす
ぎてしまうために除去が必要なほど粒子が堆積した場合
は、粒子を酸化処理するために吸気絞りにより排気温度
を上昇させ、また、NOxトラップ触媒が能力の限界レ
ベルにNOxを吸収し、このまま処理しないと流入した
NOxをそのまま下流へ放出し、大気を汚染する可能性
がある場合に、NOxトラップ触媒に流入する排気の空
燃比を一時的に過濃としてNOxトラップ触媒に吸収さ
れていたNOxを放出,還元処理するものである。これ
により、ディーゼル機関から排出されるNOxと微粒子
を効果的に除去することを狙っている。
176522号に開示されるものがある。これは、前記
NOxトラップ触媒は、流入する排気の空燃比によりN
Ox吸収能力が変化するという問題点を解決するもので
ある。具体的には前記NOxトラップ触媒を排気系に備
えた希薄燃焼可能な内燃機関の排気浄化方法において、
NOxトラップ触媒に吸収されたNOx量を推定し、そ
の推定値が閾値を越えた場合に排気中の酸素濃度を低下
させてNOxトラップ触媒を再生させると共に放出した
NOxを還元するNOxトラップ触媒再生手法を有し、
前記閾値をNOxトラップ触媒に流入する排気空燃比を
計測する空燃比センサの出力値により排気空燃比が薄い
ほど前記閾値を大きく設定している。これにより、空燃
比に関わらず最適にNOxトラップ触媒の再生が実施さ
れることを狙っている。
おいては以下のような問題点がある。例えば特開平9−
53442号においては、DPFに粒子が多く堆積した
場合に、吸気絞りを行って排気温度を上昇させることに
より、堆積した粒子を排気中の酸素や二酸化窒素を酸化
剤として酸化処理するDPF再生制御を行なっている。
素が少なくなる結果、NOxトラップ触媒へ流入する排
気の空燃比が濃くなる。さらに、吸気量を減量しても同
一トルクを得るためには、燃料量は同等以上に噴射する
必要があるため、燃焼空燃比はDPF再生制御を実行す
るとさらに濃くなり、その結果NOxトラップ触媒へ流
入する排気の空燃比も同時にさらに濃くなると予想され
る。これは、排気温度上昇のために膨張行程後期から排
気行程にかけて燃料を噴射して触媒に流入する排気中に
燃料を供給し、その燃料と排気中の酸素とを触媒上で反
応させて排気温度を上昇させる方式や、過給機付内燃機
関で過給を停止する方式などでも同様に排気の空燃比は
濃くなると考えられる。
比が濃くなると、特開平10−176522号で問題点
として指摘されている通り、空燃比が薄かったために多
くのNOxを吸収したNOxトラップ触媒のNOx吸収
能力が一気に低下するため、空燃比が濃くなってからの
NOx吸収能力を越えて吸収していたNOxは放出さ
れ、放出されたNOxが還元されるほどには空燃比が濃
くない(DPF再生のために酸素が必要なので、リッチ
にはしないためHC等の還元剤がほとんどない)ので、
そのままNOxが大気中に流出する場合がある。
として開示されている手法は、排気系に配置された酸素
濃度センサおよび温度センサでの計測値に応じて設定さ
れる所定値をNOxトラップ触媒のNOx吸収量が越え
ていればNOxトラップ触媒の再生処理を実行するもの
であるが、センサの計測値をフィードバックして判断し
ていては、DPFの再生処理を一気に開始した場合など
急激な空燃比変化に対しては応答が遅く、結果として図
11に示す様にスパイク的なNOxの放出が発生するこ
ととなる。この瞬間NOxトラップ触媒は流入してくる
NOxをほとんど吸収できない状態であり、かつ、NO
xトラップ触媒は吸収していたNOxを放出するので、
前記スパイクのピーク濃度は触媒の付いていない状態の
NOx排出量を大きく超える可能性があり、他の条件で
はNOx排出量を極低レベルにしている最近の希薄燃焼
機関においては前記スパイク的なNOxの排出は全体の
NOx排出性能に対して非常に大きく寄与する。また、
NOxトラップ触媒に流入する空燃比をエンジンの運転
条件(例えば燃料噴射量や吸入空気量)により算出した
としてもNOxトラップ触媒の再生処理を実施する前に
DPFの再生処理が開始されてしまっては前記スパイク
的なNOxの発生は回避できない。それを避けるために
演算頻度を高めればある程度の効果は見込めるが、NO
xトラップ触媒の再生処理を実施する前にDPFの再生
処理が開始されてしまう可能性は排除できない。また、
CPUの処理能力にも限界があるため他の演算が犠牲と
なるか、もしくは演算速度の速いCPUが必要となりコ
ストの増大につながる。
てなされたもので、DPF及びNOxトラップ触媒の再
生を、排気浄化性能の悪化を抑制しつつ良好に行えるよ
うにした内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的
とする。
る発明は、希薄燃焼可能な機関に、排気空燃比が希薄で
ある場合にNOxを吸収し、排気空燃比が濃化すると吸
収していたNOxを放出,還元するNOxトラップ触媒
と、排気中の粒子を捕集する粒子捕集手段と、を備えた
内燃機関の排気浄化装置において、前記NOxトラップ
触媒に吸収されたNOxを放出,還元処理するNOxト
ラップ触媒の再生を、前記粒子捕集手段に捕集された粒
子を酸化処理する粒子捕集手段の再生より優先して実施
することを特徴とする。
段の再生よりNOxトラップ触媒の再生を優先して実施
する構成としたため、粒子捕集手段の再生を実施すると
きには、NOxトラップ触媒の再生が優先して実施され
る。ここで、優先して実施とは後述する各請求項に示す
ように、NOxトラップ触媒の再生を必ず先に実施する
ものの他、粒子捕集手段の再生を先に行うとNOxが放
出される悪影響がでる場合に限って、先にNOxトラッ
プ触媒の再生を実施するものを含む。
るときには、NOxトラップ触媒に吸収されているNO
x量が十分少量であることが確保されているので、粒子
捕集手段の再生を実施することにより、NOxトラップ
触媒のNOx吸収能力が低下してもNOxトラップ触媒
からNOxが放出されることを防止でき、かつ、粒子捕
集手段の再生実行直後から速やかにNOxトラップ触媒
のNOx吸収能力が十分に確保されるため、排気浄化性
能が向上する。
段の再生時期と判断されたときには、NOxトラップ触
媒の再生時期と判断されていないときでも、該粒子捕集
手段を再生する前にNOxトラップ触媒を再生すること
を特徴とする。請求項2に係る発明によると、NOxト
ラップ触媒がまだ再生時期とは判断されていない場合で
も、粒子捕集手段が再生時期と判断されて再生を行う場
合には、その直前に強制的にNOxトラップ触媒の再生
を実施する構成としたため、粒子捕集手段の再生を実施
する段階では常時NOxトラップ触媒にはほとんどNO
xは吸収されていない状態となっているので、前述した
NOxトラップ触媒のNOx吸収能力低下に伴うNOx
の放出をより確実に抑制することができ、さらに、粒子
捕集手段の再生中もNOxトラップ触媒は良好にNOx
を吸収できる状態となっており、排気浄化性能が向上す
る。
ップ触媒の再生時期と判断されて該NOxトラップ触媒
が再生されるまでは、粒子捕集手段の再生を禁止するこ
とを特徴とする。請求項3に係る発明によると、粒子捕
集手段が再生時期と判断されても、NOxトラップ触媒
が再生時期と判断されて再生される(再生終了する)ま
では、粒子捕集手段の再生が禁止される構成としたた
め、前述したNOxトラップ触媒のNOx吸収能力低下
に伴うNOxの放出を抑制することができ、さらに、粒
子捕集手段の再生中もNOxトラップ触媒は良好にNO
xを吸収できる状態となっており、排気浄化性能が向上
する。
どNOxの発生しない運転条件たとえばアイドリング条
件などでしか運転されていない場合、NOxトラップ触
媒のNOx吸収能力は十分にある状態と考えられるが、
その状態で粒子捕集手段の再生が許可された場合は請求
項2の発明であればNOxトラップ触媒のNOx吸収能
力は十分であるにもかかわらずNOxトラップ触媒の再
生が強制的に実施されることになる。請求項3の発明で
は、そのような場合は粒子捕集手段の再生を禁止してい
るため、後述する燃料のポスト噴射等による不要なNO
xトラップ触媒の再生が行われないので、燃費の悪化を
回避できる。
段の再生時期と判断されたときに、該粒子捕集手段の再
生によってNOxトラップ触媒の再生時期となることが
予測されるときは、粒子捕集手段を再生する前にNOx
トラップ触媒を再生することを特徴とする。請求項4に
係る発明によると、粒子捕集手段の再生時期と判断され
たときに、粒子捕集手段の再生を行った場合の運転条件
でNOxトラップ触媒の再生時期判定を行うと、NOx
トラップ触媒が再生時期と判断されることが予測される
場合、つまり、粒子捕集手段の再生により前述したNO
xトラップ触媒のNOx吸収能力低下に伴ってNOxが
放出される可能性が高くなるため、NOxトラップ触媒
が再生時期と判断されるような場合は、粒子捕集手段を
再生する前にNOxトラップ触媒を再生する。
らNOxが放出されてしまう状態にあると判断された場
合にのみNOxトラップ触媒の再生を行うことができる
ので、NOxトラップ触媒の再生を最少限とすることが
でき燃費の悪化をより確実に抑えることができると共
に、粒子捕集手段の再生も可能な限り要求時期に実施す
ることができ粒子捕集手段に粒子が堆積しすぎることも
回避できる。
ップ触媒に吸収されたNOx量を予測し、予測されたN
Ox吸収量が運転条件により設定された所定値を越えた
ときを、NOxトラップ触媒の再生時期と判断すること
を特徴とする。請求項5に係る発明によると、NOxト
ラップ触媒に吸収されたNOx量を予測しつつNOx吸
収量の予測値が運転条件により与えられる所定値を越え
た場合に、NOxトラップ触媒の再生時期と判断するこ
とで、NOxトラップ触媒のNOx吸収能力限界近くま
でNOxを吸収しながら、限界を超えることなく再生を
実施させることにより、燃費の悪化を抑制しつつNOx
浄化性能を確保できる。
度,機関回転速度,NOxトラップ触媒の温度のうち少
なくとも1つを使用して予測されるNOxトラップ触媒
の単位時間あたりNOx吸収量と、機関運転時間とから
NOxトラップ触媒のNOx吸収量を予測することを特
徴とする。
度、機関回転速度によって逐次の燃焼室から排出される
NOx量を予測でき、NOxトラップ触媒の温度によっ
てNOxトラップ触媒のNOx吸収能力を予測できるの
で、これらパラメータのうち少なくとも1つを使用すれ
ば(好ましくは全てを用いることで高精度に)、NOx
トラップ触媒の単位時間あたりNOx吸収量を予測でき
るので、該単位時間あたりNOx吸収量を機関運転時間
分積算することにより、NOxトラップ触媒へのトータ
ルのNOx吸収量を精度良く予測することができる。
は、NOxトラップ触媒の温度とNOxトラップ触媒に
流入する排気の空燃比との少なくとも一方によって算出
することを特徴とする。請求項7に係る発明によると、
NOxトラップ触媒の温度とNOxトラップ触媒に流入
する排気の空燃比は、NOxトラップ触媒のNOx吸収
能力を予測できるパラメータであるので、これらパラメ
ータのうち少なくとも1つを使用すれば(好ましくは全
てを用いることで)、前記NOxの放出を回避するため
の所定値を適切な値に算出することができる。
トラップ触媒の温度は、NOxトラップ触媒に取り付け
られた温度センサにより検知し、もしくはアクセル開度
と機関回転速度により予測することを特徴とする。請求
項8に係る発明によると、NOxトラップ触媒の温度
を、NOxトラップ触媒に取り付けられた温度センサに
より高精度に検知することができ、もしくはアクセル開
度とエンジン回転数を用いてコストアップを生じること
なく予測することができる。
トラップ触媒に流入する排気の空燃比は、燃料噴射量、
吸入空気量、アクセル開度、機関回転速度のうち少なく
とも1つにより予測することを特徴とする。請求項9に
係る発明によると、NOxトラップ触媒に流入する排気
の空燃比を、燃料噴射量,吸入空気量,アクセル開度,
エンジン回転数のうち少なくとも1つより予測する構成
としたため良好な予測が可能となり、請求項5のNOx
吸収能力を的確に予測でき、排気性能が向上する。
手段への粒子流入量の予測値と時間とから演算した積算
粒子堆積量が所定値を越えた場合または/および粒子捕
集手段の前後差圧を計測し、計測された前後差圧が所定
値を越えた場合を粒子捕集手段の再生時期と判断するこ
とを特徴とする。
子流入量予測値を積算して得られた積算粒子堆積量若し
くは、該積算粒子堆積量を粒子捕集手段の前後差圧で推
定しつつ所定値を超えたときを粒子捕集手段の再生時期
と判断することにより、該再生時期を良好なタイミング
で判定することができる。
捕集手段への粒子流入量は、前記アクセル開度,機関回
転速度,粒子捕集手段の温度のうち少なくとも1つを使
用して予測されることを特徴とする。請求項1に係る発
明によると、前記粒子捕集手段への粒子流入量を、アク
セル開度,機関回転速度,粒子捕集手段温度のうち少な
くとも1つを使用することにより、高精度に予測するこ
とができる。
捕集手段の再生は、粒子捕集手段の直上流に酸化触媒を
設け、または/および粒子捕集手段に酸化触媒を担持す
ると共に膨張行程後期から排気行程にかけて燃料を噴射
し、または/および吸気絞り弁で吸気を絞り、または/
および過給機の効率を低下させて実施することを特徴と
する。
置に配設された酸化触媒は酸化反応での発熱により、吸
気絞り弁で吸気を絞った場合は低温な新気量の減少と空
燃比のリッチ化により、過給機の効率を低下させる場合
は低温な新気量の減少により、それぞれ排気温度を上昇
させて粒子捕集手段の再生を低コストで実現できる。
xトラップ触媒の再生は、膨張行程後期から排気行程に
かけて燃料を噴射することで、NOxトラップ触媒に流
入する排気を一時的にリッチとして実施することを特徴
とする。請求項13に係る発明によると、膨張行程後期
から排気行程にかけて燃料を噴射することで、NOxト
ラップ触媒に流入する排気を一時的にリッチとすること
により、NOxトラップ触媒に吸収されたNOxを放出
させつつ、未燃HCを還元剤として還元浄化して再生す
ることができ、このために特殊な装置を設ける必要が無
く低コストでNOxトラップ触媒の再生を実施できる。
部を吸気に還流する量を調整するEGR弁を備える内燃
機関の排気浄化装置において、前記膨張行程後期から排
気行程にかけて燃料を噴射するときに、前記EGR弁を
閉方向に制御することを特徴とする。請求項14に係る
発明によると、前記粒子捕集手段やNOxトラップ触媒
の再生のため、膨張行程後期から排気行程にかけて燃料
を噴射する場合は、EGR弁が開かれていると前記タイ
ミングで噴射された燃料の一部がEGR弁を介して吸気
側へ流入し、燃焼室内に入り込んだ燃料が圧縮行程中に
燃焼し燃費,運転性が悪化する問題を生じるが、本発明
では前記膨張行程後期から排気行程にかけて燃料を噴射
するときに、EGR弁を閉じるようにしたため、該問題
を解消することができる。
行程後期から排気行程にかけての燃料噴射を行う場合に
は、排気通路に設けられる触媒装置の下流に排気の一部
を吸気に還流するための排気取り出し口を設けることを
特徴とする。請求項15に係る発明によると、膨張行程
後期から排気行程にかけて噴射された燃料は、触媒装置
で酸化されてから吸気に還流されるため燃料がそのまま
吸気側へ流入することが無く、前記燃費,運転性の悪化
を回避することができる。ここで、触媒装置とは、いわ
ゆる三元触媒の他、NOxトラップ触媒を含む。
に説明する。本発明の第1実施形態のシステム構成を図
1に示す。エンジン本体1において、ピストン2が燃焼
による仕事をコネクティングロッド3を介してクランク
シャフト4に伝える。
設されたエアクリーナ5で粒子状物質などのエンジンに
有害な物質が除去された後、エアフロメータ6へ流入し
て吸入空気流量が計測される。計測結果はECU(エン
ジンコントロールユニット)7へ送られる。その後、吸
入空気はサージタンク8へ導かれ、吸気バルブ9を介し
て燃焼室10へ流入する。
のタイミングで燃焼室10に噴射される。燃料量,噴射
タイミングはアクセルセンサ12,回転センサ13など
の信号を基にECU7で演算される。排気は、排気バル
ブ14を介して排気通路32に流出し、該排気通路32
に配設された排気中の未燃HC(炭化水素)やCOなど
を酸化する酸化触媒15、排気中の粒子を捕集するDP
F(ディーゼルパティキュレートフィルタ)16、排気
空燃比が希薄の場合は排気中のNOxを吸収し排気空燃
比がリッチの場合に吸収したNOxを放出・還元処理す
るNOxトラップ触媒17を順次介して大気に排出され
る。また、DPF16とNOxトラップ触媒17には温
度センサ18,19が設けられており、その出力はEC
U7へ送られて後述する制御に使用される。
を接続するEGR通路20が配設され、該EGR通路2
0に介装されたEGR弁21で最適量に流量を調整され
た排気が吸気側へ導入され、エンジンで生成されるNO
xの量を低減している。以下に、ECU7で演算される
制御について説明する。請求項4に係る発明を具体化し
た第1実施形態の概要を、図2のブロック図に従って説
明する。DPFの再生が必要な状況(再生時期)である
か否かを判定すると共に、DPF再生用のポスト噴射量
(膨張行程後期から排気行程にかけて追加的に噴射され
る燃料の噴射量)を算出し、該算出結果を加味してNO
xトラップ触媒の再生が必要な状況(再生時期)である
か否かを判定する。そして、これら判定結果に基づい
て、DPFとNOxトラップ触媒の少なくとも一方を再
生するときには、NOxトラップ触媒の再生の方を優先
させつつポスト噴射する燃料量を演算して燃料噴射弁1
1を駆動することにより、必要量のポスト噴射を行って
再生を実施する。具体的には、NOxトラップ触媒が再
生時期と判定されたときは、そのまま再生を実施する
が、DPFの再生時期と判定されたときは、DPFの再
生(ポスト噴射)を行った結果、NOxトラップ触媒が
再生時期に達したと判定されると予測される場合は、N
Oxトラップ触媒を再生した後、DPFを再生する。な
お、DPF再生用のポスト噴射量は、DPFに捕集され
た粒子の酸化処理に必要なだけ排気温度を上昇させれば
足りるのに対し、NOxトラップ触媒再生用のポスト噴
射量は、NOxトラップ触媒に吸収されたNOxを放出
させると共に未燃HCで還元させるのに必要な噴射量を
要し、DPF再生用のポスト噴射量より十分大きな値に
設定される。
説明する。図4は、DPF再生用ポスト噴射量算出処理
を示すフローチャートである。ステップ1では、エアフ
ロメータ6の出力値から吸入空気量Qa、温度センサ1
8の出力値からDPFの温度TDPFを読み込む。ステ
ップ2では、前記QaとTDPFからDPF再生のため
に必要なポスト噴射量Qdpfを読み込む。DPFの温
度が低ければ必要な燃料量は多くなるし、吸入空気量が
多ければその空気も昇温しなければならないのでQdp
fは多くなる。
ローチャートである。ステップ11では、DPF16の
再生が既に許可されているか否かを判定し、許可済であ
れば本フローを実施する必要が無いのですぐに終了す
る。未許可の場合はステップ12でアクセルセンサ12
の出力値からアクセル開度AVOと回転センサ13の出
力値を基に演算して得られた機関回転速度Neを読み込
む。
機関回転速度NeからDPF16へ流入している粒子の
量に比例した値PMをマップから検索する。ステップ1
4では、前記PMを積算する。ステップ14のように単
純に積算することを考慮すると本フローは一定周期、例
えば1秒毎で繰り返されることが必要である。
Mが所定値SLPMを越えているかを判定する。そし
て、前記所定値SLPMを越えていればステップ16で
DPF16の再生時期と判断し、再生許可フラグFPM
を1として再生を許可し、PMの積算値をゼロにリセッ
トして本フローを終了し、越えていなければそのまま終
了する。
Fに堆積する粒子の量を予測してDPFの再生許可を出
すものであるが、DPFの前後差圧とその時の排気流量
より判断する方法もある。すなわち粒子の堆積量はDP
Fの圧力損失で表されるため、圧力損失すなわちDPF
の前後差圧が運転条件によって定まる所定値よりも大き
い場合は再生を許可するロジックなど、どのような再生
運転許可ロジックを採用したとしても本発明の効果は同
様に得られる。
表すフローチャートである。ステップ21では、NOx
トラップ触媒再生が許可されているか(NOx再生許可
フラグFNO=1)否か(FNO=0)を判定し、既に
許可されている場合は本フローを終了し、未許可の場合
はステップ22へ進む。ステップ23では、アクセル開
度AVOとエンジン回転数Neを読み込み、S23でそ
れらを用いて単位時間当たりのNOxトラップ触媒への
NOx吸収量NOをルックアップする。
ように単純に積算する場合は、DPF再生時期判定のフ
ローで説明したのと同様の理由で、本フローの実施タイ
ミングも一定周期たとえば1秒毎に実施する必要があ
る。ステップ25では、エアフロメータ6の出力値から
検出された吸入空気量Qa、別途算出された燃料噴射量
Qf、温度センサ19の出力値から検出されたNOxト
ラップ触媒17の温度TCAT、別途算出されたDPF
再生用ポスト噴射量Qdpfを読み込む。
可されているか(DPF再生許可フラグFPM=1)、
否か(FPM=0)を判定する。そして、DPF16の
再生が不許可であれば、ステップ27で前記燃料噴射量
Qfを最終的な燃料噴射量Qとして設定する(Q=Q
f)。また、DPF16の再生が許可されていれば、ス
テップ28で前記燃料噴射量QfにDPF再生用ポスト
噴射量Qdpfを加えた燃料噴射量を最終的な燃料噴射
量Qとして設定する(Q=Qf+Qdpf)。
下の式によって算出する。 AFR=Qa×C/Q(Cは定数)(1) ステップ30では、前記式(1)によって算出されたA
FRと、ステップ25で読み込んだTCATとを用い
て、図示のような特性マップからNOxトラップ触媒1
7の再生時期判定用の閾値SLNOを検索する。
NOと、ステップ24で算出した積算NOx吸収量ΣN
Oとを比較する。そして、ΣNOがSLNO以下であれ
ば本フローを終了し、ΣNOがSLNO以上であればス
テップ32でNOxトラップ触媒17の再生許可フラグ
FNOを1にセットしてNOxトラップ触媒17の再生
を許可すると共に、ΣNOを0にリセットして本フロー
を終了する。
ートである。まずステップ41で前記図5に示したDP
F再生時期判定を実行し、その後ステップ42で前記図
6に示したNOxトラップ触媒再生時期判定を実行す
る。このステップ41,S42の順番が本発明の特徴の
一つであり、ステップ41でDPFの再生が許可された
としても、ステップ42でNOx吸収触媒17の再生を
するか否かを判断してからポスト噴射を開始する構成と
なっている。すなわち、図6のステップ26の判定が、
その直前に図5で実行されたDPF再生時期判定の判定
結果に従って行われる。しかも、ステップ41におい
て、DPFの再生が許可されている場合は、ステップ4
2ではDPF16の再生を実行した場合の排気空燃比を
予測し(図6のステップ28→S29)、その予測結果
を反映してNOxトラップ触媒17の再生を行うか否か
を判定する構成となっているため、的確なNOxトラッ
プ触媒17の再生が実施され、従来のようにNOxトラ
ップ触媒17の再生指示の遅れによるNOxのスパイク
的な放出を低減することが可能となっているのである。
プ触媒17、DPF16の再生許可が出ているかを判断
し、どちらの再生許可も出ていなければ(FPM=FN
O=0)、ステップ58でポスト噴射量Qpをゼロすな
わちポスト噴射しないとして本フローを終了する。ステ
ップ43でNOxトラップ触媒17、DPF16の少な
くとも一方の再生許可が出ていれば、ステップ44でそ
の再生許可がNOxトラップ触媒17に対してであるか
を判定する。
可が出ていればDPF16の再生許可の有無に関係な
く、ステップ45で吸入空気量とトルクを得るために供
給されている燃料噴射量Qfを読み込んだ後、ステップ
46で次式によりポスト噴射量Qpを算出する。 Qp=Qa×C/RSAFR−Qf(Cは定数)(2) ここでRSAFRはNOxトラップ触媒再生のために必
要な排気空燃比であり、通常理論空燃比よりもリッチ
(A/F=12〜13程度)に設定される。この演算よ
り得られたQpをポスト噴射することでNOxトラップ
触媒に流入する空燃比を設定空燃比RSAFRとするこ
とができる。
トラップ触媒の再生を続けたかを算出するためNOTM
Rを一定値分(STEP)積算する。STEPを一定値
とするならば本フローの実行を一定周期とする必要があ
り、不均一周期に実行したい場合はSTEPを前回本フ
ローのS47を実行してから現在までにどれだけの時間
が経過したかをタイマーなどによってカウントしてST
EPに反映させる必要がある。
値SLNOTMRを越えたか判定し、越えていればNO
xトラップ触媒の再生は終了したとして、ステップ49
でFNO=0とすると共にNOTMR=0として積算時
間をリセットする。その後、ステップ50でポスト噴射
するか(Qp>0)しないか(Qp=0)判定する。
ステップ51で燃料成分が未燃のまま吸気系へEGR配
管20を介して供給されるのを防止するため、EGR弁
21の開度(EGRV)をゼロとし、ポスト噴射しない
場合には、ステップ52で要求EGR量が得られるよう
に公知の方法で算出されたEGR弁21の開度(EG
R)を制御開度として設定し、EGR弁21へ出力す
る。ただし、EGR配管20の排気入口をNOxトラッ
プ触媒17もしくはその下流側に三元触媒を設けた場合
は該触媒の下流側に接続すれば、ポスト噴射された燃料
は酸化されてからEGR配管20に至るので、未燃燃料
がEGR配管20に流入するのを防止できる。したがっ
て、この場合は、EGR弁21を閉じる必要はない。
的な燃料噴射量Qpを、燃料噴射弁21へ出力する。ま
た、ステップ44でNOxトラップ触媒の再生が不許可
である場合はDPF再生のみが許可されている状態であ
るので、ステップ54でQdpfを読み込んでポスト燃
料噴射量Qpに代入する。
時間を積算し、ステップ56でその積算時間PMTMR
と所定値SLPMTMRを比較してPMTMRがSLP
MTMR以下であればまだDPFの再生は完了していな
いとしてDPF再生を継続する。また、PMTMRがS
LPMTMRを越えていればDPFは再生したと判断し
てステップ57でFPM=0,PMTMR=0としてD
PF再生制御を終了する。
ップ触媒17とDPF16が設けられた排気系を最適に
制御することが可能となり、従来では悪化する場合のあ
ったNOx性能を良好に保つことができる。また、DP
Fの再生は本実施形態ではポスト噴射による昇温として
いるが、本発明の効果はこれに限定されるものではな
く、昇温が吸気絞りによるものであろうと過給圧の低下
によるものであろうと良い。DPF再生時期判定を行っ
て、DPF再生の許可がでたとしてもDPF再生を実行
する前に必ずNOxトラップ触媒17の再生時期判定を
行い、DPF16の再生を実行した際の排気空燃比を予
測してNOxトラップ触媒の再生の必要性を判断し、必
要であればDPF16の再生の許可不許可にかかわらず
NOxトラップ触媒17の再生を優先することにより、
本発明の効果が得られる。
する。本実施形態は本発明の請求項2に対応する。第1
実施形態との相違は、DPF16の再生時期判定を行っ
て再生が許可されたときに、NOxトラップ触媒17の
再生時期(再生許否)判定を行うことなく無条件でNO
xトラップ触媒17の再生を行ってから、DPF16の
再生を行うようにしたことである。該第2実施形態の制
御概要を示す図3のブロック図において、図2に示した
第1実施形態との違いは、NOxトラップ触媒17の再
生時期判定に、DPF再生用ポスト噴射量の算出結果を
考慮していないことのみである。
の詳細な制御フローである。ステップ61〜ステップ6
4とステップ66〜ステップ69は、前記第1実施形態
のNOxトラップ触媒再生許可手段のステップ21〜ス
テップ24とステップ29〜ステップ32に対応してお
り、説明を省略する。ステップ65は、第1実施形態の
ステップ25に対応するが、異なる点は、DPF再生用
燃料流量Qdpfは本フローでは使用しないため読み込
まないことのみである。すなわち、第1実施形態との差
異は、排気空燃比を算出する際にDPF再生用のポスト
噴射燃料量を加味しないで算出し、NOxトラップ触媒
17の再生時期判定にDPF再生用のポスト噴射による
排気空燃比の変化を考慮していないことである。これ
は、上述したようにDPF再生実行前に必ずNOx再生
を実行するため、DPF再生用ポスト噴射による排気空
燃比の変化を考慮する必要が無いためである。
を示すフローチャートである。ステップ71〜ステップ
79およびステップ82〜ステップ85は、第1実施形
態のポスト噴射実行制御のステップ41〜S49および
ステップ50〜ステップ53と同一であるため説明を省
略する。ステップ78でNOxトラップ触媒17の再生
が所定時間以上実行されたと判断された場合は、ステッ
プ79でFNO=0,NOTMR=0とした後、ステッ
プ80でDPF16の再生が許可されているかをフラグ
FPMの値によって判定し、許可されていればフラグF
PM1を1とする。
再生が不許可であると判定された場合は、同時にDPF
16の再生が許可されている場合であり、DPF16を
再生する前にNOxトラップ触媒17の再生が終了して
いるかを見るために、ステップ86でフラグFPM1の
状態を判定する。フラグFPM1は、DPF16の再生
の許可が出ていてもNOxトラップ触媒17の再生が完
了していない場合はFPM1=0となり、DPF16の
再生許可が出てからステップ75〜ステップ79でまず
NOxトラップ触媒17の再生を行って再生が完了して
いる場合のみ、ステップ80〜ステップ81のロジック
によりFPM1=1となる。
定された場合は、DPF16の再生前に強制的にNOx
トラップ触媒17の再生を行わせるように、ステップ9
3でFNO=1すなわちNOxトラップ触媒17の再生
を許可してステップ94でポスト噴射を禁止する。この
ステップ78〜ステップ81およびステップ86、ステ
ップ93が本実施形態の特徴となる。すなわち、DPF
16の再生が許可された場合、該DPF16の再生を行
う前にNOxトラップ触媒17のNOx吸収能力にかか
わらず先ずNOxトラップ触媒17の再生を行うことが
できる。これによりNOxトラップ触媒17の能力とD
PF16の再生による空燃比の変化などを考慮しなくて
もNOxの悪化を防止でき、単純な制御でNOx低減性
能の向上が図れる。
された場合、つまりNOxトラップ触媒17の再生が終
了すると、ステップ87で吸入空気量Qa,DPF16
の温度TDPFを読み込み、ステップ88でDPF16
再生のために必要なポスト噴射量Qdpfを前記Qa,
TDPFに基づいて検索し、ステップ89で前記Qdp
fをポスト噴射量Qpとしてセットする。
時間PMTMRをカウントし、所定時間(SLPMTN
R)以上に継続したかをステップ91で判定し、所定時
間に達していない場合はこのままDPF16の再生を継
続するが、所定時間を超えて継続していればDPF16
の再生が完了したと判断して、ステップ92でFPM=
0,PMTMR=0にリセットし、さらに、ステップ8
1で1とされたFPM1を0にリセットしてDPF16
の再生を終了する。
F16の再生前に必ずNOxトラップ触媒17を再生す
るので、簡単な制御でNOxの排出量を低減できる。次
に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施
形態は本発明の請求項3に対応する。本実施形態の制御
ブロック図は第2実施形態と同一になるため説明は割愛
する。図10に本実施形態のポスト噴射実行制御のフロ
ーチャートを示す。
2実施形態とは図9におけるステップ93が無くなるこ
とのみが相違し、ステップ116でFPM1=0と判断
された場合すなわちDPF16の再生の許可が出てから
NOxトラップ触媒17の再生を行っていない場合はD
PF再生用のポスト噴射をステップ123で禁止する。
すなわち、第2実施形態では、DPF再生が許可された
ときにNOxトラップ触媒17の再生時期判定を行うこ
となく、強制的にNOxトラップ触媒17を再生し、該
再生終了後直ちにDPF16の再生に移行するのに対
し、第3実施形態ではDPF再生が許可されても、NO
xトラップ触媒17の再生時期判定によりNOxトラッ
プ触媒17の再生が許可されて、該再生が終了するまで
はDPF16の再生を禁止する。
ための排気温度上昇に伴う排気空燃比の変化のためのN
Ox悪化を効果的に抑制できるとともに、複雑な制御を
不要としながら前述した通りに不要なNOxトラップ触
媒17の再生が実施されることなく、燃費を良好に保こ
とができる。ただし、NOxトラップ触媒17の再生時
期判定による再生を待ってからDPF16が再生される
ため、DPF16の再生が遅れることになるので、機関
の燃焼特性(粒子とNOxの排出量特性)等を考慮して
第2実施形態と適切な方を選択すればよい。
再生時期判定用の閾値(PM積算値)を第1、第2実施
形態より小さめに設定して、DPFの再生頻度を確保す
るようにしてもよい。
量算出制御を示すフローチャート。
すフローチャート。
定制御を示すフローチャート。
ーチャート。
期判定制御を示すフローチャート。
ーチャート。
ーチャート。
タ) 17 NOxトラップ触媒 18,19 温度センサ 21 EGR弁21
Claims (15)
- 【請求項1】希薄燃焼可能な機関に、排気空燃比が希薄
である場合にNOxを吸収し、排気空燃比が濃化すると
吸収していたNOxを放出,還元するNOxトラップ触
媒と、排気中の粒子を捕集する粒子捕集手段と、を備え
た内燃機関の排気浄化装置において、 前記NOxトラップ触媒に吸収されたNOxを放出,還
元処理するNOxトラップ触媒の再生を、前記粒子捕集
手段に捕集された粒子を酸化処理する粒子捕集手段の再
生より優先して実施することを特徴とする内燃機関の排
気浄化装置。 - 【請求項2】粒子捕集手段の再生時期と判断されたとき
には、NOxトラップ触媒の再生時期と判断されていな
いときでも、該粒子捕集手段を再生する前にNOxトラ
ップ触媒を再生することを特徴とする請求項1に記載の
内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項3】NOxトラップ触媒の再生時期と判断され
て該NOxトラップ触媒が再生されるまでは、粒子捕集
手段の再生を禁止することを特徴とする請求項1に記載
の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項4】粒子捕集手段の再生時期と判断されたとき
に、該粒子捕集手段の再生によってNOxトラップ触媒
の再生時期となることが予測されるときは、粒子捕集手
段を再生する前にNOxトラップ触媒を再生することを
特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】NOxトラップ触媒に吸収されたNOx量
を予測し、予測されたNOx吸収量が運転条件により設
定された所定値を越えたときを、NOxトラップ触媒の
再生時期と判断することを特徴とする請求項2〜請求項
4のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項6】アクセル開度,機関回転速度,NOxトラ
ップ触媒の温度のうち少なくとも1つを使用して予測さ
れるNOxトラップ触媒の単位時間あたりNOx吸収量
と、機関運転時間とからNOxトラップ触媒のNOx吸
収量を予測することを特徴とする請求項5に記載の内燃
機関の排気浄化装置。 - 【請求項7】前記所定値は、NOxトラップ触媒の温度
とNOxトラップ触媒に流入する排気の空燃比との少な
くとも一方によって算出することを特徴とする請求項5
または請求項6に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項8】前記NOxトラップ触媒の温度は、NOx
トラップ触媒に取り付けられた温度センサにより検知
し、もしくはアクセル開度と機関回転速度により予測す
ることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の排気浄
化装置。 - 【請求項9】前記NOxトラップ触媒に流入する排気の
空燃比は、燃料噴射量、吸入空気量、アクセル開度、機
関回転速度のうち少なくとも1つにより予測することを
特徴とする請求項6または請求項7に記載の内燃機関の
排気浄化装置。 - 【請求項10】粒子捕集手段への粒子流入量の予測値と
時間とから演算した積算粒子堆積量が所定値を越えた場
合または/および粒子捕集手段の前後差圧を計測し、計
測された前後差圧が所定値を越えた場合を粒子捕集手段
の再生時期と判断することを特徴とする請求項2〜請求
項9のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項11】前記粒子捕集手段への粒子流入量は、前
記アクセル開度,機関回転速度,粒子捕集手段の温度の
うち少なくとも1つを使用して予測されることを特徴と
する請求項9に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項12】前記粒子捕集手段の再生は、粒子捕集手
段の直上流に酸化触媒を設け、または/および粒子捕集
手段に酸化触媒を担持すると共に膨張行程後期から排気
行程にかけて燃料を噴射し、または/および吸気絞り弁
で吸気を絞り、または/および過給機の効率を低下させ
て実施することを特徴とする請求項1〜請求項11のい
ずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項13】前記NOxトラップ触媒の再生は、膨張
行程後期から排気行程にかけて燃料を噴射することで、
NOxトラップ触媒に流入する排気を一時的にリッチと
して実施することを特徴とする請求項1〜請求項12の
いずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項14】排気の一部を吸気に還流する量を調整す
るEGR弁を備える内燃機関の排気浄化装置において、
前記膨張行程後期から排気行程にかけて燃料を噴射する
ときに、前記EGR弁を閉方向に制御することを特徴と
する請求項12または請求項13に記載の内燃機関の排
気浄化装置。 - 【請求項15】前記膨張行程後期から排気行程にかけて
の燃料噴射を行う場合には、排気通路に設けられる触媒
装置の下流に排気の一部を吸気に還流するための排気取
り出し口を設けることを特徴とする請求項12〜請求項
14のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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