JP2002339282A - 改良された増白方法 - Google Patents
改良された増白方法Info
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- JP2002339282A JP2002339282A JP2002133662A JP2002133662A JP2002339282A JP 2002339282 A JP2002339282 A JP 2002339282A JP 2002133662 A JP2002133662 A JP 2002133662A JP 2002133662 A JP2002133662 A JP 2002133662A JP 2002339282 A JP2002339282 A JP 2002339282A
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21C—PRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
- D21C9/00—After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
- D21C9/10—Bleaching ; Apparatus therefor
- D21C9/1026—Other features in bleaching processes
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高いpHでメカニカルパルプを増白するための
より効果的な方法を提供すること。 【解決手段】中性又はアルカリ性紙製造条件においてメ
カニカルパルプを増白するための改良された方法であっ
て、(a)中性又はアルカリ性パルプ希釈水を、高固形
分流れと中性又はアルカリ性の低固形分流れとに分離す
る工程、(b)中性又はアルカリ性の低固形分流れを、
漂白工程の前にパルプ希釈のために再使用する工程、を
含む方法。
より効果的な方法を提供すること。 【解決手段】中性又はアルカリ性紙製造条件においてメ
カニカルパルプを増白するための改良された方法であっ
て、(a)中性又はアルカリ性パルプ希釈水を、高固形
分流れと中性又はアルカリ性の低固形分流れとに分離す
る工程、(b)中性又はアルカリ性の低固形分流れを、
漂白工程の前にパルプ希釈のために再使用する工程、を
含む方法。
Description
【0001】本発明は一般にメカニカルパルプを増白す
る方法に関する。紙パルプは典型的には紙製造の前に増
白工程に供される。紙パルプ中に遷移金属イオンが存在
することは、増白工程に悪影響を与えることが知られて
いる。Q工程技術としても知られるキレート手法は、パ
ルプからの遷移金属イオンの除去、およびそれによるブ
ライトネスレベルの向上のために使用されてきた。Y.
Niらの、Pulp&Paper Canada, v
ol.98,T285(1998)。パルプをハイドロ
サルファイトでキレート化の前に処理することは、Qy
工程として知られ、金属のキレート化を助け、それによ
りさらにパルプの増白を向上させると考えられている。
しかし、この手法は、たとえば、パルプおよび紙ミルに
おいてフィラーとして沈降炭酸カルシウム(PCC)が
使用される場合に遭遇するような、pHの高い領域では
ほとんど効果がない。
る方法に関する。紙パルプは典型的には紙製造の前に増
白工程に供される。紙パルプ中に遷移金属イオンが存在
することは、増白工程に悪影響を与えることが知られて
いる。Q工程技術としても知られるキレート手法は、パ
ルプからの遷移金属イオンの除去、およびそれによるブ
ライトネスレベルの向上のために使用されてきた。Y.
Niらの、Pulp&Paper Canada, v
ol.98,T285(1998)。パルプをハイドロ
サルファイトでキレート化の前に処理することは、Qy
工程として知られ、金属のキレート化を助け、それによ
りさらにパルプの増白を向上させると考えられている。
しかし、この手法は、たとえば、パルプおよび紙ミルに
おいてフィラーとして沈降炭酸カルシウム(PCC)が
使用される場合に遭遇するような、pHの高い領域では
ほとんど効果がない。
【0002】本発明により解決される課題は、高いpH
でメカニカルパルプを増白するためのより効果的な方法
を見いだすことである。本発明は、中性又はアルカリ性
紙製造条件においてメカニカルパルプを増白するための
改良された方法に関する。本発明は、(a)中性又はア
ルカリ性パルプ希釈水を、高固形分流れと中性又はアル
カリ性の低固形分流れとに分離する工程、(b)中性又
はアルカリ性の低固形分流れを、増白工程の前にパルプ
希釈のために再使用する工程、を含む。
でメカニカルパルプを増白するためのより効果的な方法
を見いだすことである。本発明は、中性又はアルカリ性
紙製造条件においてメカニカルパルプを増白するための
改良された方法に関する。本発明は、(a)中性又はア
ルカリ性パルプ希釈水を、高固形分流れと中性又はアル
カリ性の低固形分流れとに分離する工程、(b)中性又
はアルカリ性の低固形分流れを、増白工程の前にパルプ
希釈のために再使用する工程、を含む。
【0003】希釈水(すなわち、くもった白水)は、典
型的には漂白工程の前にメカニカルパルプに加えられ
る。インテグレイテッドパルプアンドペーパーミルにお
いて、希釈水は紙製造操作からリサイクルされた流れで
ある。酸ベースのミルにおいて、希釈水は典型的には4
から5のpHであり、パルプ微粉、懸濁又は溶解した固
体、フィラー、および遷移金属イオンのような不純物を
含む。中性又はアルカリ性紙製造環境、すなわちフィラ
ーとしてPCCを使用する環境においては、希釈水は6
から8のpHであり、パルプ微粉、懸濁した炭酸カルシ
ウム、および遷移金属イオンのような不純物を含む。こ
れらの不純物のうち、遷移金属は漂白剤の分解を触媒
し、減少した漂白効果および低い増白レベルをもたらす
ので、遷移金属は特に問題がある。それらはブライトネ
スの戻りを大きくする傾向もあり、したがってさらに漂
白されたパルプのブライトネスを低くする。酸化性漂白
剤と還元性漂白剤のどちらも、遷移金属により影響を受
ける。最も一般的に使用される酸化性漂白剤は過酸化水
素である。還元性漂白剤は典型的には、たとえば、ハイ
ドロサルファイトとしても知られるジチオナイトアニオ
ン、ボロハイドライドおよび亜硫酸水素塩およびホルム
アミジンスルフィン酸等をはじめとする水性還元剤であ
る。
型的には漂白工程の前にメカニカルパルプに加えられ
る。インテグレイテッドパルプアンドペーパーミルにお
いて、希釈水は紙製造操作からリサイクルされた流れで
ある。酸ベースのミルにおいて、希釈水は典型的には4
から5のpHであり、パルプ微粉、懸濁又は溶解した固
体、フィラー、および遷移金属イオンのような不純物を
含む。中性又はアルカリ性紙製造環境、すなわちフィラ
ーとしてPCCを使用する環境においては、希釈水は6
から8のpHであり、パルプ微粉、懸濁した炭酸カルシ
ウム、および遷移金属イオンのような不純物を含む。こ
れらの不純物のうち、遷移金属は漂白剤の分解を触媒
し、減少した漂白効果および低い増白レベルをもたらす
ので、遷移金属は特に問題がある。それらはブライトネ
スの戻りを大きくする傾向もあり、したがってさらに漂
白されたパルプのブライトネスを低くする。酸化性漂白
剤と還元性漂白剤のどちらも、遷移金属により影響を受
ける。最も一般的に使用される酸化性漂白剤は過酸化水
素である。還元性漂白剤は典型的には、たとえば、ハイ
ドロサルファイトとしても知られるジチオナイトアニオ
ン、ボロハイドライドおよび亜硫酸水素塩およびホルム
アミジンスルフィン酸等をはじめとする水性還元剤であ
る。
【0004】本発明者は、中性又はアルカリ性プロセス
からの濁った白水のパルプの希釈のための使用は、ハイ
ドロサルファイトのような還元剤で得られるブライトネ
スのレベルを低下させることを見いだした。本発明によ
れば、漂白工程の前にパルプを希釈するために産業界に
おいて使用される中性又はアルカリ性の濁った白水は、
上記の漂白プロセスを改良するために、高固形分流れと
低固形分流れに分離することができる。濁った白水の分
離は、固体の分離のためにパルプ工業において公知であ
る任意の方法、たとえば、抄紙機ワイヤーの上に微粉を
保持すること、セイブオール(saveall)または
クラリファイヤー(clarifier)を介しての加
工、フローテーションまたはろ過装置などを使用するこ
とにより達成することができる。低固形分流れおよび高
固形分流れ中の固形分量は、濁った白水中の初期固体量
および分離方法により決定される。高固形分流れ中の固
体の量は重要ではない。なぜなら、この流れは固体もし
くはスラリー取り扱い装置により、さまざまな固体含有
量で操作することができるからである。この高固形分流
れは、最大30%、または40%においてさえも、流れ
として取り扱うことができる。さらに、高固形分流れが
ろ過により分離される場合には、非常に高い固体含有量
を有するウェットフィルターケーキである。低固形分流
れは5000ppm以下の固体を有し、好ましくは20
00ppm以下、より好ましくは1000ppm以下、
さらに好ましくは500ppm以下、さらにより好まし
くは250ppm以下、最も好ましくは100ppm以
下の固体を有する。
からの濁った白水のパルプの希釈のための使用は、ハイ
ドロサルファイトのような還元剤で得られるブライトネ
スのレベルを低下させることを見いだした。本発明によ
れば、漂白工程の前にパルプを希釈するために産業界に
おいて使用される中性又はアルカリ性の濁った白水は、
上記の漂白プロセスを改良するために、高固形分流れと
低固形分流れに分離することができる。濁った白水の分
離は、固体の分離のためにパルプ工業において公知であ
る任意の方法、たとえば、抄紙機ワイヤーの上に微粉を
保持すること、セイブオール(saveall)または
クラリファイヤー(clarifier)を介しての加
工、フローテーションまたはろ過装置などを使用するこ
とにより達成することができる。低固形分流れおよび高
固形分流れ中の固形分量は、濁った白水中の初期固体量
および分離方法により決定される。高固形分流れ中の固
体の量は重要ではない。なぜなら、この流れは固体もし
くはスラリー取り扱い装置により、さまざまな固体含有
量で操作することができるからである。この高固形分流
れは、最大30%、または40%においてさえも、流れ
として取り扱うことができる。さらに、高固形分流れが
ろ過により分離される場合には、非常に高い固体含有量
を有するウェットフィルターケーキである。低固形分流
れは5000ppm以下の固体を有し、好ましくは20
00ppm以下、より好ましくは1000ppm以下、
さらに好ましくは500ppm以下、さらにより好まし
くは250ppm以下、最も好ましくは100ppm以
下の固体を有する。
【0005】本発明によれば、中性又はアルカリ性条件
(pH6から8)における低固形分流れの使用は、得ら
れたパルプのブライトネスへの悪影響を最少にする。実
施例は濁った白水中の固体の量の減少は、低固形分流れ
中の遷移金属および他の不純物の量を顕著に低下させ、
それにより漂白の効率を改良することを示す。好ましく
は、希釈水のpHは6.5から7.5である。
(pH6から8)における低固形分流れの使用は、得ら
れたパルプのブライトネスへの悪影響を最少にする。実
施例は濁った白水中の固体の量の減少は、低固形分流れ
中の遷移金属および他の不純物の量を顕著に低下させ、
それにより漂白の効率を改良することを示す。好ましく
は、希釈水のpHは6.5から7.5である。
【0006】本発明の1つの態様において、低固形分流
れは漂白工程に導かれる。本発明の他の態様において
は、低固形分流れは紙製造機械に入るメカニカルパルプ
に加えられる。本発明の1つの態様において、高固形分
流れは少なくとも1つのキレート剤および少なくとも1
つの還元剤により処理され、処理された高固形分流れを
生成する。好適なキレート剤としては、たとえば、DT
PA,STPP,EDTAおよびリン含有キレート剤、
たとえば、ホスホン酸塩およびホスホン酸キレート剤が
あげられる。本発明の1つの態様において、プロセスか
らの処理された高固形分流れは紙製造機械に入るメカニ
カルパルプに加えられる。本発明の他の態様において
は、処理された高固形分流れは漂白工程に導かれる。本
発明の他の態様においては、未処理の高固形分流れは紙
製造機械に入るメカニカルパルプに加えられる。
れは漂白工程に導かれる。本発明の他の態様において
は、低固形分流れは紙製造機械に入るメカニカルパルプ
に加えられる。本発明の1つの態様において、高固形分
流れは少なくとも1つのキレート剤および少なくとも1
つの還元剤により処理され、処理された高固形分流れを
生成する。好適なキレート剤としては、たとえば、DT
PA,STPP,EDTAおよびリン含有キレート剤、
たとえば、ホスホン酸塩およびホスホン酸キレート剤が
あげられる。本発明の1つの態様において、プロセスか
らの処理された高固形分流れは紙製造機械に入るメカニ
カルパルプに加えられる。本発明の他の態様において
は、処理された高固形分流れは漂白工程に導かれる。本
発明の他の態様においては、未処理の高固形分流れは紙
製造機械に入るメカニカルパルプに加えられる。
【0007】本発明の、中性又はアルカリ性プロセスか
らの濁った希釈水から回収された高固形分流れの化学的
処理により、得られる紙およびパルプのブライトネスに
悪影響を与えることなく、固体をリサイクルすることが
できる。理論により拘束されるものではないが、還元剤
のパルプ希釈水から回収された固体への添加は、遷移金
属イオンの価数を減らすと考えられている。減少された
価数は、遷移金属の良好なキレート化、および典型的に
は減少された量の遷移金属を含む処理された固体をもた
らし、したがってパルプのブライトネスに悪影響を及ぼ
すことなく、漂白および紙製造プロセスに導入すること
ができる。
らの濁った希釈水から回収された高固形分流れの化学的
処理により、得られる紙およびパルプのブライトネスに
悪影響を与えることなく、固体をリサイクルすることが
できる。理論により拘束されるものではないが、還元剤
のパルプ希釈水から回収された固体への添加は、遷移金
属イオンの価数を減らすと考えられている。減少された
価数は、遷移金属の良好なキレート化、および典型的に
は減少された量の遷移金属を含む処理された固体をもた
らし、したがってパルプのブライトネスに悪影響を及ぼ
すことなく、漂白および紙製造プロセスに導入すること
ができる。
【0008】還元剤がジチオナイトイオン、すなわちハ
イドロサルファイトアニオンであることが好ましい。他
の還元剤の例は、ボロハイドライドイオンおよび亜硫酸
水素イオンである。より好ましくは、還元剤は亜硫酸水
素ナトリウムをナトリウムボロハイドライドで処理して
得られるナトリウムヒドロスルファイトである。ナトリ
ウムボロハイドライドは、好ましくは強塩基性水性溶
液、たとえば、12%のナトリウムボロハイドライドと
40%の水酸化ナトリウムを含む生成物の形態であり、
Borol(登録商標)溶液としてロームアンドハース
カンパニーから販売されているものである。この方法で
製造されるナトリウムジチオナイトは、Borol溶液
で生成されるハイドロサルファイト(BGH)として知
られている。
イドロサルファイトアニオンであることが好ましい。他
の還元剤の例は、ボロハイドライドイオンおよび亜硫酸
水素イオンである。より好ましくは、還元剤は亜硫酸水
素ナトリウムをナトリウムボロハイドライドで処理して
得られるナトリウムヒドロスルファイトである。ナトリ
ウムボロハイドライドは、好ましくは強塩基性水性溶
液、たとえば、12%のナトリウムボロハイドライドと
40%の水酸化ナトリウムを含む生成物の形態であり、
Borol(登録商標)溶液としてロームアンドハース
カンパニーから販売されているものである。この方法で
製造されるナトリウムジチオナイトは、Borol溶液
で生成されるハイドロサルファイト(BGH)として知
られている。
【0009】実施例 実施例1:BGH増白へのプロセス条件の効果 使用されたパルプおよび白水はNorth Ameri
can millから入手した。パルプはケモサーモメ
カニカルパルプ(cTMP)であり、2次リファイナー
の後でラテンシーチェスト(latency ches
t)の前に集められた。沈降炭酸カルシウム(PCC)
を含む白水(WW)は、ラテンシーチェストにおける希
釈の直前に集められた。以下の4つをプロセス変数とし
て、BGH漂白パルプブライトネスへの効果が調べられ
た:滞留時間、漂白温度、パルプスラリーのための希釈
水としてPCC含有白水(WW)または脱イオン水(D
I)を使用したブリーチングコンシステンシー。ハイド
ロサルファイト投与量(ヒドロ)は0−24lbs./
トンBGHで、pH10であった。実験の生データは表
1に示す。温度は℃、滞留時間は分、コンシステンシー
(Consist)はパルプスラリー中のパルプの重量
%、脱イオン水は6.5のpHを有し、PCC−含有白
水は7.5のpHを有し、ブライトネスはISO%とし
て与えられた。パルプはpH7.1のcTMPであっ
た。初期pH(ハイドロサルファイトの添加前)、およ
び最終pH(ハイドロサルファイトの添加後で滞留時間
の後)は、それぞれの実験について表に示した。
can millから入手した。パルプはケモサーモメ
カニカルパルプ(cTMP)であり、2次リファイナー
の後でラテンシーチェスト(latency ches
t)の前に集められた。沈降炭酸カルシウム(PCC)
を含む白水(WW)は、ラテンシーチェストにおける希
釈の直前に集められた。以下の4つをプロセス変数とし
て、BGH漂白パルプブライトネスへの効果が調べられ
た:滞留時間、漂白温度、パルプスラリーのための希釈
水としてPCC含有白水(WW)または脱イオン水(D
I)を使用したブリーチングコンシステンシー。ハイド
ロサルファイト投与量(ヒドロ)は0−24lbs./
トンBGHで、pH10であった。実験の生データは表
1に示す。温度は℃、滞留時間は分、コンシステンシー
(Consist)はパルプスラリー中のパルプの重量
%、脱イオン水は6.5のpHを有し、PCC−含有白
水は7.5のpHを有し、ブライトネスはISO%とし
て与えられた。パルプはpH7.1のcTMPであっ
た。初期pH(ハイドロサルファイトの添加前)、およ
び最終pH(ハイドロサルファイトの添加後で滞留時間
の後)は、それぞれの実験について表に示した。
【0010】
【表1】
【0011】図1−6は、調べられたプロセス条件の種
々の組み合わせの、漂白されたブライトネスへの効果を
示す。図1は、ブリーチングコンシステンシーと希釈水
タイプの、BGH漂白されたパルプのブライトネスへの
効果を示す。ミルの経験ではコンシステンシーが増加す
るとブライトネスが増加することが示されているにもか
かわらず、伝統的に、実験室レベルでの研究では高いコ
ンシステンシーでブライトネスの増加を得ることは困難
であった。これは、実験室では中程度のコンシステンシ
ーでパルプと薬剤を効果的に混合することの困難さのた
めであると考えられていた。そのため、パルプが脱イオ
ン水で希釈された際に、漂白されたパルプのブライトネ
スがコンシステンシーの上昇とともに減少するという結
果が示されたことは驚くに当たらない。しかし、パルプ
がPCC含有白水で希釈された際に、漂白されたパルプ
のブライトネスがコンシステンシーの上昇とともに増加
するという結果は予想外である。理論により拘束される
ものではないが、PCC含有白水はブライトネスに対し
て大きな負の効果を有する。大きなブリーチングコンシ
ステンシーでの負の効果の減少は、低いコンシステンシ
ーの漂白に対して希釈のために使用された水が少ないの
で、ブライトネスに対して正の効果を奏する。この正の
効果は、実験室スケールでの漂白における不良な混合に
より通常観察される増加したコンシステンシーからの負
の効果よりも大きい。表2は、コンシステンシー、温度
および滞留時間における変化の、PCC含有白水(W
W)または脱イオン水(DI)で希釈されたパルプのブ
ライトネスに対する、平均された効果を示す。平均ブラ
イトネスゲインは、表1の曲線全体、すなわちパルプ1
トンあたり8から24ポンドのBGHのブライトネスの
ゲインの平均をとることにより計算された。
々の組み合わせの、漂白されたブライトネスへの効果を
示す。図1は、ブリーチングコンシステンシーと希釈水
タイプの、BGH漂白されたパルプのブライトネスへの
効果を示す。ミルの経験ではコンシステンシーが増加す
るとブライトネスが増加することが示されているにもか
かわらず、伝統的に、実験室レベルでの研究では高いコ
ンシステンシーでブライトネスの増加を得ることは困難
であった。これは、実験室では中程度のコンシステンシ
ーでパルプと薬剤を効果的に混合することの困難さのた
めであると考えられていた。そのため、パルプが脱イオ
ン水で希釈された際に、漂白されたパルプのブライトネ
スがコンシステンシーの上昇とともに減少するという結
果が示されたことは驚くに当たらない。しかし、パルプ
がPCC含有白水で希釈された際に、漂白されたパルプ
のブライトネスがコンシステンシーの上昇とともに増加
するという結果は予想外である。理論により拘束される
ものではないが、PCC含有白水はブライトネスに対し
て大きな負の効果を有する。大きなブリーチングコンシ
ステンシーでの負の効果の減少は、低いコンシステンシ
ーの漂白に対して希釈のために使用された水が少ないの
で、ブライトネスに対して正の効果を奏する。この正の
効果は、実験室スケールでの漂白における不良な混合に
より通常観察される増加したコンシステンシーからの負
の効果よりも大きい。表2は、コンシステンシー、温度
および滞留時間における変化の、PCC含有白水(W
W)または脱イオン水(DI)で希釈されたパルプのブ
ライトネスに対する、平均された効果を示す。平均ブラ
イトネスゲインは、表1の曲線全体、すなわちパルプ1
トンあたり8から24ポンドのBGHのブライトネスの
ゲインの平均をとることにより計算された。
【0012】
【表2】
【0013】表3は、2つの異なるBGH量における、
脱イオン水からPCC含有白水へ変えたときの効果を示
す。
脱イオン水からPCC含有白水へ変えたときの効果を示
す。
【0014】
【表3】
【0015】表4は、試験されたそれぞれのプロセス変
数の組み合わせにおいて達成されたブライトネスレベル
の最大の絶対値を示す。
数の組み合わせにおいて達成されたブライトネスレベル
の最大の絶対値を示す。
【0016】
【表4】
【0017】これらの結果は、パルプ希釈のためにPC
C含有白水を使用すると、BGH漂白に対して負の効果
を奏することを示す。しかし、これらの結果は、たとえ
ば、ブリーチングコンシステンシーの増加のようなプロ
セス条件の調節により、ある程度和らげられることも示
している。
C含有白水を使用すると、BGH漂白に対して負の効果
を奏することを示す。しかし、これらの結果は、たとえ
ば、ブリーチングコンシステンシーの増加のようなプロ
セス条件の調節により、ある程度和らげられることも示
している。
【0018】実施例2:低固形分白水の微粉(固体)除
去および再使用 図2は脱イオン水およびPCC含有白水で希釈されたパ
ルプのBGH−漂白パルプブライトネス、PCC含有白
水、およびPCCのろ過により得られた微粉を脱イオン
水中に再懸濁したものを比較する。結果は、固体の除去
と漂白のために低固形分白水を再使用することは、中性
又はアルカリ性条件においてBGH漂白への悪い効果を
最低限にすることを示している。結果は、ブライトネス
の減少についてほとんどの責任を負うのは、白水中の実
際のパルプ微粉からなる微粉、不溶解性固体、および遷
移金属であることも示している。これらの結果に基づい
て、PCC含有白水の微粉部分のさらなる試験が行わ
れ、以下の実施例にまとめられた。パルプ、白水ろ液、
および微粉の遷移金属の分析結果は表5に示される。
去および再使用 図2は脱イオン水およびPCC含有白水で希釈されたパ
ルプのBGH−漂白パルプブライトネス、PCC含有白
水、およびPCCのろ過により得られた微粉を脱イオン
水中に再懸濁したものを比較する。結果は、固体の除去
と漂白のために低固形分白水を再使用することは、中性
又はアルカリ性条件においてBGH漂白への悪い効果を
最低限にすることを示している。結果は、ブライトネス
の減少についてほとんどの責任を負うのは、白水中の実
際のパルプ微粉からなる微粉、不溶解性固体、および遷
移金属であることも示している。これらの結果に基づい
て、PCC含有白水の微粉部分のさらなる試験が行わ
れ、以下の実施例にまとめられた。パルプ、白水ろ液、
および微粉の遷移金属の分析結果は表5に示される。
【0019】
【表5】
【0020】白水中の微粉部分中の金属の最大濃度は、
ほぼ10%である96200ppmのカルシウムであっ
た。この多量は、白水中の沈降炭酸カルシウムの存在の
ためである。白水は多量の不純物をパルプスラリーに導
入するので、白水はBGH増白に悪影響を与えると考え
られている。高イオン濃度はハイドロサルファイト増白
に悪影響を及ぼす。高マグネシウム濃度は、特に過酸化
物増白の際に影響を及ぼす。マグネシウムは過酸化物の
分解触媒として公知である。
ほぼ10%である96200ppmのカルシウムであっ
た。この多量は、白水中の沈降炭酸カルシウムの存在の
ためである。白水は多量の不純物をパルプスラリーに導
入するので、白水はBGH増白に悪影響を与えると考え
られている。高イオン濃度はハイドロサルファイト増白
に悪影響を及ぼす。高マグネシウム濃度は、特に過酸化
物増白の際に影響を及ぼす。マグネシウムは過酸化物の
分解触媒として公知である。
【0021】実施例3:微粉処理と再使用 遷移金属濃度の減少のために、微粉をQyプロセスによ
り処理した。微粉を最初に0.1%のBGHで処理し、
ついで0.5%のジエチレントリアミンペンタ酢酸(D
TPA)で処理した。実験は5.5のpH、3.0%の
コンシステンシー、および50℃の温度で30分行っ
た。Qy処理はQ処理、すなわちキレート剤のみを使用
する処理よりも効果的であると考えられている。なぜな
ら、BGHによる遷移金属の価数の減少は遷移金属イオ
ンをよりキレート化しやすくするからである。Qy処理
は増白剤として過酸化水素を使用した場合にブライトネ
スのレベルを高くする。表6は、QおよびQyからの、
PCC含有白水の微粉部分への結果を示す。
り処理した。微粉を最初に0.1%のBGHで処理し、
ついで0.5%のジエチレントリアミンペンタ酢酸(D
TPA)で処理した。実験は5.5のpH、3.0%の
コンシステンシー、および50℃の温度で30分行っ
た。Qy処理はQ処理、すなわちキレート剤のみを使用
する処理よりも効果的であると考えられている。なぜな
ら、BGHによる遷移金属の価数の減少は遷移金属イオ
ンをよりキレート化しやすくするからである。Qy処理
は増白剤として過酸化水素を使用した場合にブライトネ
スのレベルを高くする。表6は、QおよびQyからの、
PCC含有白水の微粉部分への結果を示す。
【0022】
【表6】
【0023】表6の結果は、QyプロセスがPCC含有
白水の微粉部分からの遷移金属の除去を向上させること
を示している。表7はBGHおよびDTPAでのパルプ
部分へのQy処理からの結果、およびDTPA単独での
Q処理の結果を示す。金属量はppmで与えられる。
白水の微粉部分からの遷移金属の除去を向上させること
を示している。表7はBGHおよびDTPAでのパルプ
部分へのQy処理からの結果、およびDTPA単独での
Q処理の結果を示す。金属量はppmで与えられる。
【0024】
【表7】
【0025】表は、BGHと過酸化水素の不良な増白に
おいて存在するマグネシウムおよび鉄の減少に関し、良
好な結果が得られることを示している。マグネシウム濃
度の変化が小さいが、Qy処理はQ処理よりも少量のマ
グネシウムを与える。鉄に関しては結果はより明らかで
ある。少量のDTPAでも、鉄の量はQy処理において
は実質的に低い。このパルプサンプルは2次リファイナ
ー出口で、ミル白水の添加前にとられたことを銘記すべ
きである。実際には、漂白プラントに入るパルプはPC
C含有白水希釈水からの多量の金属を含んでいる。
おいて存在するマグネシウムおよび鉄の減少に関し、良
好な結果が得られることを示している。マグネシウム濃
度の変化が小さいが、Qy処理はQ処理よりも少量のマ
グネシウムを与える。鉄に関しては結果はより明らかで
ある。少量のDTPAでも、鉄の量はQy処理において
は実質的に低い。このパルプサンプルは2次リファイナ
ー出口で、ミル白水の添加前にとられたことを銘記すべ
きである。実際には、漂白プラントに入るパルプはPC
C含有白水希釈水からの多量の金属を含んでいる。
【0026】表8は、表7に記載された処理されたパル
プのBGHでの増白の結果を示す。ブライトネス(B)
は%ISOで示され、鉄とマグネシウムの濃度はppm
で示される。これらの結果はパルプ中の比較的少量の初
期量の遷移金属では、Qy処理は高いブライトネスのパ
ルプを生成することを示している。すなわち、Qy処理
は高い初期遷移金属濃度のパルプに対してより効果的で
ある。
プのBGHでの増白の結果を示す。ブライトネス(B)
は%ISOで示され、鉄とマグネシウムの濃度はppm
で示される。これらの結果はパルプ中の比較的少量の初
期量の遷移金属では、Qy処理は高いブライトネスのパ
ルプを生成することを示している。すなわち、Qy処理
は高い初期遷移金属濃度のパルプに対してより効果的で
ある。
【0027】
【表8】
【0028】表9および10は、表7のように処理され
たパルプの過酸化水素増白の結果を示す。過酸化水素
(H2O2)漂白は、3%の過酸化水素に対して1.5
%の投与量、および5%の過酸化水素に対して2%の投
与量の水酸化ナトリウムで行われた。珪酸ナトリウム投
与量は2.5%、硫酸マグネシウムの投与量は0.05
%、コンシステンシーは12.0%、温度は80℃、漂
白時間は2時間であった。%ISOブライトネス(B)
の結果は、Qy処理を受けたパルプはQ処理されたもの
と比較して、より大きなブライトネスの増加とより高い
残留過酸化物濃度を示した。遷移金属の量はppmで与
えられ、他の測定値は百分率値で与えられた。
たパルプの過酸化水素増白の結果を示す。過酸化水素
(H2O2)漂白は、3%の過酸化水素に対して1.5
%の投与量、および5%の過酸化水素に対して2%の投
与量の水酸化ナトリウムで行われた。珪酸ナトリウム投
与量は2.5%、硫酸マグネシウムの投与量は0.05
%、コンシステンシーは12.0%、温度は80℃、漂
白時間は2時間であった。%ISOブライトネス(B)
の結果は、Qy処理を受けたパルプはQ処理されたもの
と比較して、より大きなブライトネスの増加とより高い
残留過酸化物濃度を示した。遷移金属の量はppmで与
えられ、他の測定値は百分率値で与えられた。
【0029】
【表9】
【0030】
【表10】
【図1】図1は異なるコンシステンシーレベルでのブラ
イトネスに対する異なる量のハイドロサルファイトの効
果を示すグラフである。
イトネスに対する異なる量のハイドロサルファイトの効
果を示すグラフである。
【図2】図2は1.2%ナトリウムハイドロサルファイ
トでの増白に対する白水の組成の効果を示すグラフであ
る。
トでの増白に対する白水の組成の効果を示すグラフであ
る。
【図3】図3は、滞留時間60分、コンシステンシー
3.5%、および異なるハイドロサルファイト量での、
ブライトネスへの温度の効果を示すグラフである。
3.5%、および異なるハイドロサルファイト量での、
ブライトネスへの温度の効果を示すグラフである。
【図4】図4は、滞留時間10分、コンシステンシー
3.5%、および異なるハイドロサルファイト量での、
ブライトネスへの温度の効果を示すグラフである。
3.5%、および異なるハイドロサルファイト量での、
ブライトネスへの温度の効果を示すグラフである。
【図5】図5は80℃、コンシステンシー3.5%、お
よび異なるハイドロサルファイト量での、ブライトネス
への滞留時間の効果を示すグラフである。
よび異なるハイドロサルファイト量での、ブライトネス
への滞留時間の効果を示すグラフである。
【図6】図6は70℃、コンシステンシー3.5%、お
よび異なるハイドロサルファイト量での、ブライトネス
への滞留時間の効果を示すグラフである。
よび異なるハイドロサルファイト量での、ブライトネス
への滞留時間の効果を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 ランガマナー・ゴダ アメリカ合衆国ニューハンプシャー州 03841,ハムステッド,エマソン・アベニ ュー・350 Fターム(参考) 4L055 AC03 AD11 BB21 BD14 FA05 GA18
Claims (10)
- 【請求項1】中性又はアルカリ性紙製造条件においてメ
カニカルパルプを増白するための改良された方法であっ
て、(a)中性又はアルカリ性パルプ希釈水を、高固形
分流れと中性又はアルカリ性の低固形分流れとに分離す
る工程、(b)中性又はアルカリ性の低固形分流れを、
漂白工程の前にパルプ希釈のために再使用する工程、を
含む方法。 - 【請求項2】前記高固形分流れが少なくとも1つのキレ
ート剤および少なくとも1つの還元剤で処理され、処理
された高固形分流れを生成する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】中性又はアルカリ性パルプ希釈水および中
性又はアルカリ性低固形分流れが、6から8のpHを有
する請求項2記載の方法。 - 【請求項4】処理された高固形分流れが、抄紙機に入る
メカニカルパルプに加えられる、請求項3記載の方法。 - 【請求項5】処理された高固形分流れが漂白工程に導入
される、請求項3記載の方法。 - 【請求項6】パルプ希釈水が懸濁された炭酸カルシウム
を含む、請求項3記載の方法。 - 【請求項7】少なくとも1つの還元剤がジチオナイトア
ニオンを含む、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】低固形分流れが抄紙機に入るメカニカルパ
ルプに加えられる、請求項1記載の方法。 - 【請求項9】中性又はアルカリ性のパルプ希釈水および
中性又はアルカリ性低固形分流れが、6から8のpHを
有する請求項8記載の方法。 - 【請求項10】高固形分流れが抄紙機に入るメカニカル
パルプに加えられる、請求項1記載の方法。
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US28993701P | 2001-05-09 | 2001-05-09 | |
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EP (1) | EP1258559B1 (ja) |
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CA (1) | CA2384399A1 (ja) |
DE (1) | DE60200662T2 (ja) |
NO (1) | NO20022118L (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-04-12 US US10/122,021 patent/US20030062138A1/en not_active Abandoned
- 2002-04-30 DE DE60200662T patent/DE60200662T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-04-30 EP EP02253048A patent/EP1258559B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-05-01 CA CA002384399A patent/CA2384399A1/en not_active Abandoned
- 2002-05-03 NO NO20022118A patent/NO20022118L/no not_active Application Discontinuation
- 2002-05-09 JP JP2002133662A patent/JP2002339282A/ja active Pending
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NO20022118L (no) | 2002-11-11 |
CA2384399A1 (en) | 2002-11-09 |
NO20022118D0 (no) | 2002-05-03 |
EP1258559B1 (en) | 2004-06-23 |
DE60200662T2 (de) | 2005-07-07 |
EP1258559A1 (en) | 2002-11-20 |
DE60200662D1 (de) | 2004-07-29 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |