JP2002338206A - 合成ガスの製造方法 - Google Patents
合成ガスの製造方法Info
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Abstract
させ得る軽質天然ガスからの合成ガス製造法を提供す
る。 【解決手段】 脱硫処理をした軽質天然ガスを、スチー
ムと混合して予熱した後、CaOの特定量を含有し、少
なくともCaOの一部がAl2O3と化合物を形成するC
aOとAl2O3で構成された担体に、活性成分としてN
iまたは白金族金属の特定量を含有させた、特定の細孔
空隙率を有する触媒、あるいは特定の細孔容積を有し、酸
化アルミニウムが98重量%以上からなるα−アルミナ
に、Niの特定量を含有させた触媒と、断熱下に温度5
00〜750℃で接触させて第一段の改質反応を行い、
ついで加熱炉内改質管で第二段の改質反応を行う軽質天
然ガスからの合成ガスの製造方法。
Description
から合成ガス(水素と一酸化炭素とを含有する混合ガ
ス)を製造する方法に関するものである。
造する方法としては、耐熱性触媒が充填された多数の反
応管(水蒸気改質管)に天然ガスとスチ−ムとを入口温
度350〜550℃で加熱炉内改質管(加熱下に天然ガ
スをスチームと反応させて改質するために加熱炉内に設
置された反応管)に導入して、次の反応を起こさせる方
法が一般的である。
が望ましいので、加熱炉内改質管出口の温度を高くする
ことが必要である。そのためには、顕熱と吸熱反応熱と
に相当する熱を加熱炉内改質管に供給する必要があり、
加熱炉内改質管は加熱炉内に設置されたバーナーによっ
て外側から加熱される。
ス温度は770〜850℃まで上昇し、加熱炉内改質管
の表面金属温度は900〜1,000℃の高温に晒され
るので、例えばニッケル合金等の高価な高温仕様の金属
管が使用されている。しかしながら、合成ガス製造コス
トに占める改質管の設備コストは大きく、合成ガス製造
コスト全体を押し上げている(沼口徹: ぺトロテッ
ク、22(8)、675、1999)。従って、経済性
の観点からも、また貴重な金属(ニッケル等)の省資源
の観点からも改善が望まれていた。
改質管の前段に2基の改質器を設置し、そこである程度
の天然ガスを合成ガスに転化させた後、残部を加熱炉内
改質管で反応させて合成ガスを製造する方法が最近提案
されている[Kvaerner: Ammonia T
echnical Manual、13、2000]。
改質管7への熱供給比率を減少させるため、2基の改質
器(第1改質器3aおよび第2改質器5)を設置してい
る。ライン11から供給される原料天然ガスは、ライン
12からの循環水素と混合されて水素濃度2〜5容積%
の混合ガスとしてライン13から脱硫装置1へ供給され
る。脱硫装置1では350〜400℃において、Co−
Mo触媒の存在下に天然ガス中の有機硫黄を硫化水素に
転換し、生成された硫化水素をZnOに吸着させて脱硫
する。脱硫された天然ガスをライン14へ供給し、ライ
ン10から供給されるスチ−ムと混合して水蒸気/炭素
モル比(以下S/Cと略記する)を3.2とし、350
℃で予熱器2へ供給する。水蒸気混合天然ガスは、加熱
炉8内に設けられた加熱炉内改質管7を加熱した排熱を
利用して予熱器2で500℃まで予熱された後、触媒が
充填されている第1改質器3aに供給され、断熱の下、
450℃になるまで反応させる。第1改質器3aにおけ
るメタン転化率は3.7%である。このように転化率が
低いのは反応温度が低く、反応が進まないためである。
この改質ガスは、ライン15を経て予熱器4で650℃
まで昇温した後、第2改質器5へ供給して断熱下、出口
温度が564℃になるまで反応させる。第2改質器5に
おけるメタン転化率は9.2%である。出口ガスは、ラ
イン16から予熱器6で再び650℃まで昇温され、通
常の触媒が充填されている加熱炉内改質管7へ供給され
る。加熱炉内改質管7は、出口改質ガス温度が750℃
になるようバーナー(図示せず)で加熱される。加熱炉
内改質管7出口でメタン濃度は、10.4容積%とな
り、総転化率は46.5%となる。すなわち、第1改質
器3aでは改質全体の8.0%、第2改質器5では改質
全体の19.8%の改質が進み、残りの72.2%が加
熱炉内改質管7で進行する。
顕熱と反応熱を合わせた熱を加熱炉内8に設置されたバ
ーナーによって供給するが、加熱炉内改質管7の管内境
膜部等の伝熱抵抗が大きいため、供給熱量が大きいほ
ど、加熱炉内改質管7の表面温度は高くなる。これを改
善するためには、加熱炉内改質管7での供給熱量を少な
くすることが必要である。
全熱量は加熱炉内改質管7を通してのみ供給されていた
が、この方法はその熱量の一部を加熱炉内改質管7の前
段に設置した2基の改質器へ供給し、残りの熱量を加熱
炉内改質管7へ供給するものである。
内改質管の前段に設置した、水蒸気改質活性のある触媒
が充填された2基の改質器へ供給して、天然ガスの一部
を合成ガスに転化させている。経済性の観点から、上記
2基の改質器は内径と高さが同程度の容器を用いて断熱
で実施し、2基の改質器において、合成ガスへの全体の
転化率に対して27.8%を転化し、残部を加熱炉内改
質管で反応させている。
(SNG)製造用の触媒を基に開発された、最高650
℃の耐熱温度を持つ触媒を使用することによって、加熱
炉内改質管に供給しなければならない熱量を、加熱炉内
改質管の前段に改質器を設置しない場合に加熱炉内改質
管に供給しなければならない熱量の62.1%にまで減
少させることができるとしている。
るような種々の問題点を有している。
媒は、SNG反応が低温で行われるため、低温活性を重
視して開発されたものであって、耐熱性は650℃で限
界があり、また、2基の改質器と加熱炉内改質管とを組
み合わせたプロセスは、加熱炉内改質管に必要な供給熱
量を、ある程度減少でき、加熱炉内改質管設備のスリム
化がある程度期待されるが、実用上の利点は限られたも
のでしかない。
く、しかも耐熱性に優れた触媒を使用しなければ、ただ
単に、改質器と加熱炉内改質管とを組み合わせても、実
用上の利点は得られない。
内改質管をコンパクト化(本数を減らし、管の肉厚を薄
くする等)により省資源化するためには、加熱炉内改質
管への熱供給をできるだけ減少させることが好ましい
が、そのためには、加熱炉内改質管の前段に設置した改
質器における合成ガスへの転化率を増大させることであ
る。
として吸熱反応であるから断熱下での改質器の出口温度
は低下する。そのために、断熱下での改質器の入口温度
を可能な限り、高くして反応させることが望ましい。
スを低温活性が高く耐熱性に優れた触媒を充填した第一
段改質器において改質することにより、加熱炉内改質管
で必要とする供給熱量を減少させることができる、合成
ガスの製造方法の提供を目的とする。
有する問題点を解決するために鋭意研究した結果、本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明の合成ガスの
製造方法は、脱硫処理をした軽質天然ガスとスチ−ムと
を予熱した後、合成ガスへの改質反応を断熱下での第一
段と加熱下での第二段との二段階で実施して合成ガスを
製造するにあたり、脱硫処理をした軽質天然ガスをスチ
−ムとともに予熱した後、触媒全重量に対してCaOを
0.5〜25重量%含有し、少なくともその一部がAl
2O3と化合物を形成するCaOとAl2O3とで構成され
た担体に、活性成分としてニッケルを触媒全重量に対し
て酸化ニッケルに換算して3〜20重量%含有させる
か、または白金族金属を触媒全重量に対して白金族元素
として0.2〜5重量%含有させた触媒であって、孔径
0.5μm以上20μm以下の細孔空隙率Xが0.08
以上、孔径0.5μm未満の細孔空隙率Yが0.15以
上であり、かつ総細孔空隙率Zが0.23以上0.8以
下(但し、Z≧X+Y)である触媒、あるいは孔径0.
1〜0.5μmの範囲内の細孔容積が0.2ml/g以
上であり、孔径0.5μm以上の細孔容積が0.05m
l/g以上であり、酸化アルミニウム98重量%以上か
らなるα−アルミナ担体に活性成分としてニッケルを触
媒全重量に対して酸化ニッケルに換算して3〜20重量
%の範囲内において含有させた触媒が充填された第一段
改質器へ供給して温度500〜750℃で第一段の改質
反応を行い、ついで第一段改質器からの改質ガスを加熱
炉内改質器(第二段改質器)に導入して第二段の改質反
応を行うことを特徴とするものである。
9,850 kcal/Nm3以下の高発熱量であることが好ましい。
また、軽質天然ガスは、炭素数2以上の炭化水素の含有
量が5容積%以下であることが好ましい。
する。
のプロセスのフロ−シートであり、ライン11から供給
される原料軽質天然ガスは、ライン12からの循環水素
と混合されて水素濃度2〜5容積%の混合ガスとしてラ
イン13から脱硫装置1へ供給される。脱硫装置1で、
好ましくは350〜400℃、Co−Mo触媒の存在下
に天然ガス中の有機硫黄は硫化水素に転換され、生成さ
れた硫化水素はZnOに吸着されて脱硫された後、ライ
ン14へ供給され、ライン10から供給される水蒸気と
混合され、S/Cが3.2とされ、350℃程度の温度
で予熱器2へ供給される。水蒸気混合天然ガスは、予熱
器2において加熱炉内改質管7を加熱した排熱を利用し
て750℃程度にまで昇温された後、本発明による低温
活性が高く耐熱性に優れた触媒が充填されている第一段
改質器3に供給され、断熱下にメタン転化率が10〜1
6%、第一段改質器3の出口温度が670〜595℃程
度となるように反応させられる。
℃で行われ、特に550〜700℃が好ましい。反応温
度が500℃ より低い場合には加熱炉内改質管への供
給熱の減少効果が小さくなり、また750℃ より高い
場合には予熱器の必要伝熱面積が大きくなるので、予熱
器の部分が省資源に反することになり、好ましくない。
原料軽質天然ガスの合成ガスへの全転化率に対して10
〜46%、特に30〜40%を転化するのが好ましく、
10%未満では加熱炉内改質管への供給熱の減少効果が
小さく、46%を超えると予熱器の必要伝熱面積が大き
くなり、予熱器の部分が省資源に反することとなり、好
ましくない。
が高く耐熱性に優れた触媒であって、触媒全重量に対し
てCaO を0.5〜25重量%含有し、少なくともそ
の一部(CaO の 5〜95%が好ましい)がAl2O3
と化合物を形成するCaOと Al2O3 とで構成された
担体に、活性成分としてニッケルを酸化ニッケルに換算
して触媒全重量に対して3〜20重量%または白金族金
属を白金族金属元素として触媒全重量に対して0.2〜
5重量%含有せしめてなり、かつ触媒の孔径0.5μm
以上20μm以下の細孔空隙率Xが0.08以上、孔径
0.5μm未満の細孔空隙率Yが0.15以上であり、
また総細孔空隙率Zが0.23以上0.8以下(但し、
Z≧X+Y)であるものを使用しても良いし、あるいは
孔径0.1〜0.5μmの範囲内の細孔容積が0.2m
l/g以上であり、孔径0.5μm以上の細孔容積が
0.05ml/g以上であり、酸化アルミニウムが98
重量%以上からなるα−アルミナに、ニッケルを酸化ニ
ッケルに換算して触媒全重量に対して3〜20重量%含
有せしめたものであっても良い。白金族金属としては、
Ruが好ましい。
熱炉8内に設けられた予熱器4で650℃程度にまで昇
温した後、それ自体公知の方法により、通常の触媒が充
填されている加熱炉内改質管7において第二段の改質反
応が行われる。予熱器4では、予熱器2と同様に加熱炉
内改質管7を加熱した排熱を利用して予熱される。加熱
炉内改質管7は、その出口プロセス流温度が750℃程
度になるよう加熱炉8内のバーナー(図示せず)により
加熱される。
メタン濃度は、特に好ましくは8〜12容積%となり、
総転化率は40〜50%となる。すなわち、第一改質器
3においては、特に好ましくは改質反応全体の30〜4
5%の改質が進み、残りの55〜70%が加熱炉内改質
管7で進行する。
を更に詳細に説明する。 実施例 1 下記の組成を有する原料軽質天然ガス(高発熱量9,0
10 kcal/Nm3) CH4 :92.62容積% C2H6 : 0.41容積% C3H8 : 0.22容積% n−C4H10: 0.02容積% N2 : 3.87容積% H2 : 2.00容積% CO : 0.08容積% CO2 : 0.77容積% 6,768Kgmol/hと水蒸気(S/C=3.2)
とから合成ガスを製造した。第一段改質器には、触媒中
にCaOを6.0重量%含有し、その90%がAl2O3
と化合物を形成するCaOとAl2O3で構成された担体
に、活性成分としてNiを酸化ニッケルに換算して1
2.0重量%含有する触媒であって、孔径0.5μm以
上20μm以下の細孔空隙率Xが0.17、孔径0.5
μm未満の細孔空隙率Yが0.34であり、かつ、総細
孔空隙率Zが0.51である触媒を充填した。
給熱、加熱炉内改質管供給熱割合および各改質反応にお
けるメタンの転化率を表1に示した。加熱炉内改質管の
前段に改質器を用いない場合、加熱炉内改質管で22
2.4Gcal/hの熱量供給が必要である。ところ
が、表1に示したように、改質器を1基だけ前段に設置
することにより加熱炉内改質管への供給熱を、前段に改
質管を設けない場合の57.4%に低減でき、高価な高
温仕様の金属管が使われる加熱炉内改質管の負荷を低減
する効果があった。
実施例1と同じ触媒を用いて実施例1と同じ条件で改質
反応を実施した。各ラインにおける温度、加熱炉内改質
管供給熱、加熱炉内改質管供給熱割合および各改質反応
におけるメタンの転化率を表1に示した。
μmの細孔容積が0.22ml/g、孔径0.5μm以
上の細孔容積が0.07ml/g のα−アルミナを担
体とし、この担体に活性成分としてNiを酸化ニッケル
に換算して8.0重量%含有する触媒を用いて実施例1
と同じ条件で改質反応を実施した。温度条件および結果
を表1に示した。
熱炉内改質管の前段に2基の改質器(第1改質器、第2
改質器)を設置した従来技術で合成ガスを製造した。
NG)製造用の触媒を基に開発された、最高650℃の
耐熱性を持つ触媒をそれぞれ充填した。
熱、炉内改質管供給熱割合および各改質反応におけるメ
タンの転化率を表1に示した。表1に示したように、加
熱炉内改質管への供給熱は、前段に改質管を設けない場
合の62.1%への低減にすぎず、これを達成するため
には2基の改質器を前段に設置する必要があり、省資源
の効果は小さい。
い触媒を前段(第一段)改質器に用いることにより、従
来技術における複数段の前段改質器の設置が必ずしも必
要でなくなり、前段改質設備が簡略化され、前段改質器
に関わる反応器材料、触媒などが省資源化される。ま
た、加熱炉内改質管での供給熱量の低減を従来技術にお
けるよりも大きくすることができ、高価な高温仕様のニ
ッケル合金が節約される。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 脱硫処理をした軽質天然ガスとスチ−ム
とを予熱した後、合成ガスへの改質反応を断熱下での第
一段と加熱下での第二段の二段階で実施して合成ガスを
製造するにあたり、脱硫処理をした軽質天然ガスをスチ
−ムとともに予熱した後、触媒全重量に対してCaOを
0.5〜25重量%含有し、少なくともその一部がAl
2O3と化合物を形成するCaOとAl2O3とで構成され
た担体に、活性成分としてニッケルを触媒全重量に対し
て酸化ニッケルに換算して3〜20重量%含有させる
か、または白金族金属を触媒全重量に対して白金族元素
として0.2〜5重量%含有させた触媒であって、孔径
0.5μm以上20μm以下の細孔空隙率Xが0.08
以上、孔径0.5μm未満の細孔空隙率Yが0.15以
上であり、かつ総細孔空隙率Zが0.23以上0.8以
下(但し、Z≧X+Y)である触媒、あるいは孔径0.
1〜0.5μmの範囲内の細孔容積が0.2ml/g以
上であり、孔径0.5μm以上の細孔容積が0.05m
l/g以上であり、酸化アルミニウム98重量%以上か
らなるα−アルミナ担体に活性成分としてニッケルを触
媒全重量に対して酸化ニッケルに換算して3〜20重量
%の範囲内において含有させた触媒が充填された第一段
改質器へ供給して温度500〜750℃で第一段の改質
反応を行い、ついで第一段改質器からの改質ガスを加熱
炉内改質器(第二段改質器)に導入して第二段の改質反
応を行うことを特徴とする合成ガスの製造法。 - 【請求項2】 前記軽質天然ガスが、9,850kcal/N
m3以下の高発熱量を有する請求項1に記載の合成ガスの
製造法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002034004A JP2002338206A (ja) | 2001-03-14 | 2002-02-12 | 合成ガスの製造方法 |
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