JP2002337324A - 記録制御装置、記録制御方法および記録装置並びに記録制御プログラム - Google Patents

記録制御装置、記録制御方法および記録装置並びに記録制御プログラム

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JP2002337324A
JP2002337324A JP2002068219A JP2002068219A JP2002337324A JP 2002337324 A JP2002337324 A JP 2002337324A JP 2002068219 A JP2002068219 A JP 2002068219A JP 2002068219 A JP2002068219 A JP 2002068219A JP 2002337324 A JP2002337324 A JP 2002337324A
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Hidetoshi Masuda
英俊 増田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターレース記録方式による記録に際し
て、記録しようとする記録データよりも記録紙が小さ
く、記録紙の下端で記録が途切れてしまうような場合に
おいても、記録データの変更することなく、記録紙の下
端近傍においてインターレース記録方式特有のインク濃
淡ムラが出来るのを防止する。 【解決手段】 記録データが記録可能領域を越える記録
データであるかを判定すし、記録データが記録可能領域
を超える場合には、ノズルシフト量とノズル数nとが比
較され、ノズルシフト量がノズル数n以下の場合は、記
録紙の搬送量を変更し、インクジェットノズルの副走査
方向へのシフトを行い、そのシフトによって記録可能領
域を溢れた記録データに対応するノズルをマスクし、記
録紙の下端近傍の記録を実行し、記録紙の下端から所定
の余白を残して記録を打ち切る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、インクを記録紙
に吐出する隣接した複数のインクジェットノズルを有
し、主走査方向に搬送される記録ヘッドと、前記記録紙
を副走査方向に搬送する記録紙搬送手段と、を備えたイ
ンターレース記録方式による記録制御装置に関する。ま
た、本願発明は、当該記録制御装置を備えた記録装置に
関する。さらに、本願発明は、記録制御方法およびコン
ピュータ読み取り可能な記録制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインターレース記録方式によるイ
ンクジェットプリンタ等の記録装置における記録制御
は、記録しようとする記録データよりも記録紙が小さい
場合においても、そのまま通常通りの記録を実行するも
のであった。
【0003】ここで、「インターレース記録方式」と
は、ヘッド面に副走査方向に沿って、多数のインクジェ
ットノズルが配列された記録ヘッドにより、1回の主走
査方向への走査で、同一色の多数の主走査ラインを同時
に記録する記録方式において、隣接するラインは、異な
る走査時に、異なるインクジェットノズルにより記録さ
れ、これにより個々のインクジェットノズルの特性、お
よびピッチのばらつきを目立たなくさせることで、質の
高い記録を行う記録方式である(米国特許第41986
42号明細書、米国特許第5844585号明細書およ
び特開平9−71009号公報等)。
【0004】また、「記録しようとする記録データより
も記録紙が小さくなる」場合としては、例えば、A3サ
イズの用紙に記録を実行するモードで記録装置が動作し
ている状態で、実際にセットされて記録が実行されてい
る用紙が、A4サイズであった場合等が挙げられる。
【0005】更に、例えばA3サイズであるべきところ
をA4サイズの用紙がセットされてしまった場合等とい
った用紙サイズの不適合があっても、「そのまま通常通
りの記録を実行する」とは、以下の現象を意味する。記
録ヘッドの近傍上流位置には用紙の通過を検出する紙検
出器が一般的に設けられている。この紙検出器の役割の
一つに、用紙の下端通過を検出することがあり、この用
紙下端通過の検出により、当該記録装置は、紙送りロー
ラによって、その後予め設定された一定の搬送量だけ、
用紙送りをして用紙の搬送を停止すると共に記録実行動
作も終了する動作制御が行われるようになっている。
【0006】用紙サイズの不適合が無い正常印刷の場合
は、例えば、ボトムマージン3mmの記録データに基づ
く記録動作の場合、紙検出器が用紙下端通過を検出した
後、予め設定された一定の搬送量だけ用紙送りをして用
紙の搬送を停止することになるが、その停止位置が、同
時に、該用紙下端がボトムマージン3mmの記録画像と
なる記録を実行可能な位置にもなっている。記録動作終
了後は、用紙は排紙ローラによって装置外に排出され
る。
【0007】一方、用紙サイズが不適合で、例えばA3
サイズの用紙であるべきところを錯誤によりA4サイズ
の用紙をセットして記録動作が開始されてしまった場
合、用紙が短いために記録データが残っている状態で、
用紙下端が記録ヘッドのノズル部分を通過してしまうこ
とになる、すなわち紙無し状態になる。この紙無し状態
で前記ノズルからインクが吐出されるとプラテンをイン
クで汚すことになるため(図4に基づいて後述する)、
このような態様でプラテンが汚れるのを防止する観点か
ら、通常、現時点における記録データの残りの有無に囚
われずに、紙検出器が用紙下端の通過を検出すると、そ
の検出後は前記予め設定された一定の搬送量だけ用紙送
りをして用紙の搬送を停止すると共に、その位置でイン
ク吐出による記録実行動作も強制的に終了するようにな
っている(図5に基づいて後述する)。
【0008】この強制停止及び終了により、用紙サイズ
の前記不適合の場合におけるプラテンのインクによる汚
れは防止できるが、記録動作が強制的に終了されるた
め、前記インターレース方式の記録制御が行われる記録
装置では、記録画像の下端について、正常な記録「打ち
切り動作」としての「予め設定された所定量の紙送り」
と「対応するノズル駆動動作」を完結した状態で記録実
行動作を終了することができない。そのため、記録画像
の下端部分に前記インターレース記録方式特有のインク
濃淡のムラができ、見た目上好ましくない状態で記録を
終えてしまうという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、イン
ターレース記録方式による記録装置において、用紙サイ
ズの不適合などがあっても、記録画像の下端部分に前記
インターレース記録方式特有のインク濃淡のムラができ
るのを防止することができるようにすることにある。特
に、紙検出器が用紙下端の通過を検出すると、その時点
における記録データの残りが記録用紙の残りの記録可能
範囲に収まるか否かに囚われずに、その検出後は予め設
定された一定の搬送量だけ用紙送りをして用紙の搬送を
停止するように構成されて成るインターレース記録方式
による記録装置において好適である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、インクを記録紙に吐
出する隣接した複数のインクジェットノズルを有し主走
査方向に搬送される記録ヘッドと、前記記録紙を副走査
方向に搬送する記録紙搬送手段と、前記記録紙の下端を
検知する記録紙下端検知手段とを備えたインターレース
記録方式による記録装置の記録制御装置であって、前記
記録紙下端検知手段により検知された前記記録紙の下端
の位置と、前記記録紙上の記録実行位置とから、前記記
録紙の記録可能領域を演算する記録可能領域演算手段
と、前記記録可能領域演算手段より算出された前記記録
可能領域と、記録データとを比較する記録可能領域比較
判定手段と、前記記録可能領域比較判定手段により、前
記記録データが、前記記録紙の記録可能領域を越えると
判定された場合、前記記録紙搬送手段における前記記録
紙の搬送量を変更する記録紙搬送量変更手段と、前記記
録紙搬送量変更手段により変更された搬送量に対応して
前記複数のインクジェットノズルにおける使用インクジ
ェットノズルを副走査方向にシフトし、該シフト及び前
記変更された搬送量による搬送により記録可能領域を溢
れた前記記録データに対応するノズルをマスクするノズ
ルシフト手段とを備え、前記記録データを変更すること
なく、前記記録紙搬送量変更手段により変更された搬送
量にて前記記録紙を搬送し、前記ノズルシフト手段によ
り前記記録紙の下端部分の記録を実行し、記録を打ち切
る、ことを特徴としたものである。
【0011】まず、記録紙下端検知手段により検知され
た記録紙の下端の位置と、記録紙上の記録実行位置とか
ら、記録紙の記録可能領域を演算し、記録紙の記録可能
領域を求める。そして、求められた記録可能領域と、記
録データとを比較することで、残りの記録データが、記
録紙の記録可能領域を越えるか否かを判定し、記録紙の
下端において記録が途切れてしまう(記録紙の記録可能
領域を越える)か否かを予測する。記録が途切れてしま
う場合には、記録紙の下端近傍の記録において、前記記
録紙搬送手段における前記記録紙の搬送量を変更し、該
変更された搬送量に対応して複数のインクジェットノズ
ルにおける使用インクジェットノズルを副走査方向にシ
フトし、そのシフトにより記録可能領域を溢れた記録デ
ータに対応するノズルをマスクし、記録を行う。
【0012】従って、記録紙の搬送量を変更し且つ使用
インクジェットノズルを副走査方向にシフトすることに
より、記録紙の記録可能領域の終端(記録紙下端紙検出
手段により記録紙下端の通過が検出された後に一定量送
られて止まる位置付近)においても、インターレース記
録方式による本来の記録完結と同等の記録実行が可能と
なり、記録紙の下端部分にインターレース記録方式特有
のインク濃淡ムラが出来ない。そして、記録紙の下端部
分の記録を実行し、記録紙の下端から所定の余白領域を
残して、或いは余白無しで記録を打ち切る。
【0013】少し具体的に説明すると、ノズル間距離
(副走査方向に等間隔に設けられたインクジェットノズ
ルの隣り合うノズル同士の間隔)と、前記記録紙搬送手
段による所定の最小搬送幅である記録紙搬送単位距離と
が、異なるピッチである場合においては、記録紙の下端
部分においては記録紙の搬送を停止した状態で、記録ヘ
ッドに搭載された複数のインクジェットノズルにおける
使用インクジェットノズルを、副走査方向にシフトして
記録を実行すると、ノズル間距離と記録紙搬送単位距離
とが異なることから、本来の記録実行位置からズレてし
まうことになる。そこで、前記記録データを変更するこ
となく、前記記録紙搬送量変更手段により変更された搬
送量にて前記記録紙を搬送し、前記ノズルシフト手段に
より使用ノズルをシフトさせつつ前記記録紙の下端部分
の記録を実行することで、上記のノズル間距離と記録紙
搬送単位距離とが異なることにより生じる記録実行位置
のズレを調整しながら、記録ヘッドに設けられた複数の
インクジェットノズルにおける使用インクジェットノズ
ルを副走査方向にシフトし、そのシフトにより記録可能
領域から溢れた記録データに対応するノズルをマスクす
ることにより、記録紙の下端部分の記録を行うことが可
能となる。
【0014】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係る記録制御装置によれば、記録紙の下端で記録が途切
れてしまうような場合においても、記録データを変更す
ることなく、記録紙の下端部分にインターレース記録方
式特有のインク濃淡ムラが出来るのを防止した記録が可
能となる。
【0015】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1において、シフト値Aは、以下の式(1) 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の商をaとして シフト値A+商a=シフト値A …(1) により求め、ここで、記録紙搬送量は、記録データによ
り指定された記録紙搬送量Hを示しており、記録紙搬送
単位距離P2を単位とし、その整数倍となる搬送量の値
であり、調整値Bは、以下の式(2) 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の余りをbとして、 調整値B+余りb=調整値B …(2) により求め、搬送値Cは、以下の式(3)により求め、 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の余りb=搬送値C …(3) 次に、以下の式(4)により、打ち切り処理開始後にお
けるトータルのノズルシフト量を求め、 シフト値A+調整値B÷(P1/P2)=ノズルシフト量 …(4) 以上から、打ち切り処理が実行されることを特徴とした
記録制御装置である。
【0016】これにより、本願請求項2に記載の発明に
係る記録制御装置によれば、記録紙の下端で記録が途切
れてしまうような場合においても、記録データを変更す
ることなく、記録紙の下端部分にインターレース記録方
式特有のインク濃淡ムラが出来るのを防止した記録が可
能となる。
【0017】尚、前記商a及び余りbは、記録紙搬送量
を記録解像度のドットピッチ単位(記録されたドット間
の単位距離)で表し、この単位で表した記録紙搬送量
を、ノズル間距離P1と記録紙搬送単位距離P2との比
であるピッチ比(p1/P2)で割ることで求まる商及
び余りと等しい。
【0018】本願請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2において、前記記録可能領域は、記録紙の下端か
ら所定の余白領域を残して記録を行う場合は該記録可能
領域の終端位置が該余白領域の始まり位置となるように
決定され、記録紙の下端に余白無しで記録を行う場合は
該記録可能領域の終端位置が記録紙の下端からfだけは
み出た位置となるように決定され、ここでfは余白無し
記録を実行する為に設定されるもので記録紙下端にプラ
スされて記録領域とされるはみ出し値である、ことを特
徴としたものである。
【0019】本発明は、記録紙の下端から所定の余白領
域を残して記録を行う場合と、記録紙の下端に余白無し
で記録を行う場合の両方において、記録データを変更す
ることなく、記録紙の下端部分にインターレース記録方
式特有のインク濃淡ムラが出来るのを防止した記録が可
能となる。
【0020】本願請求項4に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記記録制御装置は、ノズル間距離と記録紙搬
送単位距離が同じである場合、前記記録紙搬送量変更手
段により搬送量を0とすることで、前記記録紙を搬送せ
ずに、前記ノズルシフト手段により前記記録紙の搬送に
代えて使用ノズルをシフトさせて前記記録紙の下端部分
の記録を実行する、ことを特徴としたものである。
【0021】記録装置に搭載され、副走査方向に等間隔
に隣接した複数のインクジェットノズル間の間隔に相当
するノズル間距離と、記録紙の副走査方向への最小搬送
幅である記録紙搬送単位距離とが、同じピッチである場
合においては、記録紙の下端近傍に記録を実行するとき
に記録紙の搬送量を0とすることで、記録紙の搬送を停
止し、すなわち前記記録紙の搬送に代えて前記複数のイ
ンクジェットノズルにおける使用インクジェットノズル
を副走査方向にシフトし、そのシフトにより記録可能領
域から溢れた記録データに対応するノズルをマスクする
ことにより、記録紙を搬送せずに記録紙の下端部分の記
録を行うことが可能となる。これにより、本願請求項4
に記載の発明に係る記録制御装置によれば、ノズル間距
離と記録紙搬送単位距離が同じピッチである記録制御装
置において、本願請求項1に記載の発明と同様の作用効
果が得られる。
【0022】本願請求項5に記載の発明は、インクを記
録紙に吐出する隣接した複数のインクジェットノズルを
有し主走査方向に搬送される記録ヘッドと、前記記録紙
を副走査方向に搬送する記録紙搬送手段と、前記記録紙
の下端を検知する記録紙下端検知手段とを備えたインタ
ーレース記録方式による記録装置であって、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の記録制御装置を備えたことを
特徴とする記録装置である。本願請求項5に記載の発明
に係る記録装置によれば、記録紙の下端で記録が途切れ
てしまうような場合においても、記録データを変更する
ことなく、記録紙の下端近傍にインターレース記録方式
特有のインク濃淡ムラが出来るのを防止した、インター
レース記録方式による記録装置が可能となる。
【0023】本願請求項6に記載の発明は、インクを記
録紙に吐出する隣接した複数のインクジェットノズルを
有し主走査方向に搬送される記録ヘッドにより、副走査
方向に搬送される前記記録紙に、インターレース記録方
式による記録を行う記録制御方法であって、前記記録紙
の下端の位置と、前記記録紙上の記録実行位置とから、
前記記録紙の記録可能領域を演算し、前記記録可能領域
と、記録データとを比較し、前記記録データが、前記記
録紙の記録可能領域を越える場合、前記記録紙の搬送量
を変更し、変更した搬送量にて前記記録紙を搬送し、該
変更後の搬送量に対応して前記複数のインクジェットノ
ズルにおける使用インクジェットノズルを副走査方向に
シフトし、該シフトにより記録可能領域を溢れた前記記
録データに対応するノズルをマスクし、前記記録データ
を変更することなく、前記記録紙の下端部分の記録を実
行し、記録を打ち切る、ことを特徴としたものである。
本願請求項6に記載の発明に係る記録制御方法によれ
ば、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効
果を得ることができる。
【0024】本願請求項7に記載の発明は、請求項6に
おいて、前記記録可能領域は、記録紙の下端から所定の
余白領域を残して記録を行う場合は該記録可能領域の終
端位置が該余白領域の始まり位置となるように決定さ
れ、記録紙の下端に余白無しで記録を行う場合は該記録
可能領域の終端位置が記録紙の下端からfだけはみ出た
位置となるように決定され、ここでfは余白無し記録を
実行する為に設定されるもので記録紙下端にプラスされ
て記録領域とされるはみ出し値である、ことを特徴とし
たものである。
【0025】本発明は、記録紙の下端から所定の余白領
域を残して記録を行う場合と、記録紙の下端に余白無し
で記録を行う場合の両方において、記録データを変更す
ることなく、記録紙の下端部分にインターレース記録方
式特有のインク濃淡ムラが出来るのを防止した記録が可
能となる。
【0026】本願請求項8に記載の発明は、請求項6に
おいて、前記記録制御方法は、前記記録データが、前記
記録紙の記録可能領域を越える場合、前記記録紙の搬送
量を0とすることで、前記記録紙を搬送せずに、前記記
録紙の搬送に代えて使用ノズルをシフトさせて前記記録
紙の下端部分の記録を実行する、ことを特徴としたもの
である。本願請求項8に記載の発明に係る記録制御方法
によれば、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の
作用効果を得ることができる。
【0027】本願請求項9に記載の発明は、インクを記
録紙に吐出する隣接した複数のインクジェットノズルを
有し主走査方向に搬送される記録ヘッドにより、副走査
方向に搬送される前記記録紙に、インターレース記録方
式による記録を行う制御を、コンピュータに実行させる
記録制御プログラムであって、前記記録紙の下端の位置
と、前記記録紙上の記録実行位置とから、前記記録紙の
記録可能領域を演算する手順と、前記記録可能領域と、
記録データとを比較する手順と、前記記録データが、前
記記録紙の記録可能領域を越える場合、前記記録紙の搬
送量を変更する記録紙搬送量変更手順と、前記複数のイ
ンクジェットノズルにおける使用インクジェットノズル
を副走査方向にシフトする手順と、前記シフトにより記
録可能領域を溢れた前記記録データに対応するノズルを
マスクする手順と、前記記録データを変更することな
く、前記記録紙の下端部分の記録を実行し、記録を打ち
切る手順と、を備えていることを特徴としたものであ
る。
【0028】本願請求項9に記載の発明に係る記録制御
プログラムによると、前述した本願請求項1に記載の発
明と同様の作用効果を得ることができるとともに、この
記録制御プログラムを読み取り、実行することができる
任意の記録装置に、前述した本願請求項1に記載の発明
と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0029】本願請求項10に記載の発明は、請求項9
において、前記記録可能領域は、記録紙の下端から所定
の余白領域を残して記録を行う場合は該記録可能領域の
終端位置が該余白領域の始まり位置となるように決定さ
れ、記録紙の下端に余白無しで記録を行う場合は該記録
可能領域の終端位置が記録紙の下端からfだけはみ出た
位置となるように決定され、ここでfは余白無し記録を
実行する為に設定されるもので記録紙下端にプラスされ
て記録領域とされるはみ出し値である、ことを特徴とし
たものである。
【0030】本発明は、記録紙の下端から所定の余白領
域を残して記録を行う場合と、記録紙の下端に余白無し
で記録を行う場合の両方において、記録データを変更す
ることなく、記録紙の下端部分にインターレース記録方
式特有のインク濃淡ムラが出来るのを防止した記録が可
能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るインクジ
ェットプリンタから成る記録装置の要部概略側断面図で
あり、図2は、本願発明に係る記録装置の概略を示した
平面図である。なお、説明を分かりやすくするために、
図2においては必要な構成要素のみを示すとともに、特
定の構成要素を拡大して示してある。
【0032】図示しないホストコンピュータから記録実
行のための記録データが制御部20に送られ、該制御部
20から送られる駆動信号を受けて記録ヘッド1は、記
録ヘッド1が主走査方向Xに移動することで、該記録ヘ
ッド1が記録紙2上を主走査方向Xに走査する。そし
て、記録紙搬送手段である紙送りローラ3および該紙送
りローラ3と歯車列を介して連動する排紙ローラ6によ
り記録紙2を記録紙搬送方向Dに搬送することで、該記
録ヘッド1が記録紙2上を副走査方向Yに走査する。記
録ヘッド1のヘッド面には複数のインクジェットノズル
11が設けられ、ヘッド面が、記録紙2上を主走査方向
および副走査方向に走査しながら、インクジェットノズ
ル11からインクを記録紙2に対して吐出することによ
り、記録紙2に記録が行われる。
【0033】そして、インクジェットノズル11は、記
録ヘッド1のヘッド面において、主走査方向Xに沿っ
て、符号X1〜符号Xmまでの複数のノズル列が配置さ
れ、各ノズル列は、それぞれ固有の色のインクを吐出す
る。また、一つのノズル列は、副走査方向Yに沿って、
符号Y1〜符号Ynまでのn個が、所定の間隔であるノ
ズル間距離P1にて等間隔に配置されている。また、記
録紙2が記録紙搬送方向Dに搬送される際には、所定の
最小搬送距離である記録紙搬送単位距離P2を最小単位
とした搬送量にて搬送される。そして、ノズル間距離P
1と記録紙搬送単位距離P2との比は、P1:P2=
2:1とかP1:P2=4:1等のようにその目的とす
る解像度に対応して設定されている。図1において、符
号4は記録紙2の先端及び後端の通過を検知するための
紙検出器、符号5は記録時に記録紙2を下面側から支え
るプラテンを示す。
【0034】制御部20は、機能的に、記録紙下端検知
手段である紙検出器4により検知された前記記録紙2の
下端の位置と、前記記録紙2上の記録実行位置とから、
前記記録紙2の記録可能領域を演算して決定する記録可
能領域演算部21と、該記録可能領域演算部21より決
定された前記記録可能領域と、現時点における記録実行
用の記録データとを比較する記録可能領域比較判定部2
2と、該記録可能領域比較判定部22により、前記記録
データが、前記記録紙2の記録可能領域を越えると判定
された場合、前記紙送りローラ3における前記記録紙2
の搬送量を変更する記録紙搬送量変更部23と、前記記
録紙搬送量変更部23により変更された搬送量に対応し
て前記複数のインクジェットノズル11における使用イ
ンクジェットノズル11を副走査方向にシフトし、該シ
フト及び前記変更された搬送量による搬送により記録可
能領域を溢れた前記記録データに対応するノズルをマス
クするノズルシフト部24とを備えている。すなわち、
制御部20は、機能的に、前記記録可能領域演算部21
と、前記記録可能領域比較判定部22と、前記記録紙搬
送量変更部23と、前記ノズルシフト部24とを備え、
前記記録データを変更することなく、前記記録紙搬送量
変更部23により変更された搬送量にて前記記録紙2を
搬送し、前記ノズルシフト部24により前記記録紙2の
下端近傍の記録を実行し、前記記録紙2の下端から所定
の余白領域を残して記録を打ち切るように構成されてい
る。
【0035】図3は、図2に示した一実施の形態におけ
る記録制御方法の流れを示したフローチャートであり、
以下、図2も参照しながら説明する。図3のフローチャ
ートに示した処理は、記録ヘッド1が1回の主走査を行
う毎に実行される処理で、1回の主走査時における記録
紙2の搬送量を決定する「記録紙搬送処理」と、記録デ
ータが記録可能領域を越えることとなったときに決定さ
れるシフト量だけインクジェットノズル11の使用イン
クジェットノズル11をシフトさせて記録を実行する
「記録処理」とからなる。
【0036】まず、紙検出器4により記録紙2の下端通
過が検出されると、記録紙2の下端の位置と、記録紙2
上の記録実行位置とから記録紙2の現時点における記録
可能領域を前記記録可能領域演算部21で演算して決定
する。当該記録可能領域は、記録紙の下端から所定の余
白領域を残して記録を行う場合は該記録可能領域の終端
位置が該余白領域の始まり位置となるように決定され
る。また、記録紙の下端に余白無しで記録を行う場合は
該記録可能領域の終端位置が記録紙の下端からfだけは
み出た位置となるように決定される。ここでfは余白無
し記録を実行する為に設定されるもので記録紙下端にプ
ラスされて記録領域とされるはみ出し値である。以下で
は、記録紙の下端から所定の余白領域を残して記録を行
う場合について説明する。
【0037】次に、記録紙2の記録可能領域と現時点に
おける残りの記録データを比較し、その残りの記録デー
タが記録可能領域を越えるか否かを判定する。そして、
その時点で記録ヘッド1のノズル11からインクが吐出
されて実際に記録が実行される記録データが記録可能領
域を越えるか否かを前記記録可能領域比較判定部22で
判定する(ステップS1)。その記録データが記録可能
領域以下である場合には(ステップS1でNo)、シフ
ト値Aの値と、調整値Bの値は、0に設定される(ステ
ップS2)。
【0038】ここで、シフト値Aは、図2の符号Fで示
したように、ノズル間距離P1単位で、使用するインク
ジェットノズル11を副走査方向にシフトするシフト量
のことである。調整値Bは、前記ノズル11をAだけシ
フトさせた状態において、ノズル間距離P1と記録紙搬
送単位距離P2が異なることによるズレを調整するため
の値である。そして、シフト値Aと調整値Bは、後述す
るノズルシフト量を演算して求める際に使用される値で
ある。
【0039】続いて、記録紙搬送量は、ホストコンピュ
ータ側から送られる記録データにより指定された記録紙
搬送量Hに設定されて(ステップS3)、記録紙2は搬
送される。そして、記録可能な状態として、記録紙搬送
処理の先頭に戻る。すなわち、ステップS1〜ステップ
S3の処理の流れは、記録データは記録紙2の記録可能
領域に、全ての記録データが記録可能な大きさの記録デ
ータである場合の記録紙搬送処理の流れを示している。
従って、記録を記録紙2の下端において打ち切る処理を
行う必要がないので、記録紙2の搬送は記録データによ
り指定された搬送量Hで行われ、使用するインクジェッ
トノズル11を副走査方向にシフトすることは行われな
い。
【0040】一方、現時点で記録ヘッドのノズルからイ
ンクが吐出されて記録が実行される記録データが記録可
能領域を超える場合には(ステップS1でYes)、打
ち切り処理が開始され、シフト値Aの値と、調整値Bの
値と、変更された搬送値Cの値が、演算により求められ
る(ステップS4)。ここで、「打ち切り処理」とは、
現時点において記録を実行しようとする記録データが現
時点において判明した記録可能領域を越えることが判明
した場合に、記録紙2の下端近傍において当該記録を打
ち残し無く行うことを意味する。シフト値Aと調整値B
の定義は、前述のとおりであり、搬送値Cは、打ち切り
処理時に演算され、求められる記録紙2の搬送量の値で
ある。
【0041】以下、シフト値A、調整値Bおよび搬送値
Cの求め方を説明する。 〈シフト値A〉シフト値Aは、以下の式(1) 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の商をaとして シフト値A+商a=シフト値A …(1) により求められる。ここで、記録紙搬送量は、記録デー
タにより指定された記録紙搬送量Hを示しており、記録
紙搬送単位距離P2を単位とし、その整数倍となる搬送
量の値である。
【0042】〈調整値B〉調整値Bは、以下の式(2) 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の余りをbとして、 調整値B+余りb=調整値B …(2) により求められる。即ち上記の式(1)の割り算によっ
て、割り切れなかった余りbを調整値Bの前回値に加算
して、調整値Bとする。
【0043】〈搬送値C〉搬送値Cは、以下の式(3)
により求められる。 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の余りb=搬送値C …(3) 上記の式(1)の割り算によって、割り切れなかった余
りbを搬送値Cとする。
【0044】記録紙搬送量は、記録紙搬送単位距離P2
を単位としたその整数倍の値であり、ノズル間距離P1
と記録紙搬送単位距離P2が異なり、ノズル間距離P1
のほうが大きい場合には、記録紙搬送量をノズル間距離
P1で割り算すると余りbが生じる場合がある。そのた
め、この余りbが生じる記録紙搬送量の場合には、記録
紙2を全く搬送せずに、使用するインクジェットノズル
11を副走査方向にシフトするだけでは、余りb分の搬
送量だけ本来の記録実行位置からズレでしまうことにな
る。従って、前記記録紙搬送量変更部23でこの余りb
分の搬送量を新たな搬送値(変更された搬送量)Cと
し、該搬送値Cだけ記録紙2の搬送を行うことで、上記
のズレが生じるのを防止する。また、余りbが生じなけ
れば搬送値Cは0であるから、記録紙2の搬送は行わな
い。
【0045】次に、以下の式(4)により、打ち切り処
理開始後におけるトータルのノズルシフト量が求められ
る(ステップS5)。 シフト値A+調整値B÷(P1/P2)=ノズルシフト量 …(4) ここで、「調整値B÷(P1/P2)」は紙送り単位を
ノズルピッチ単位に合わせるための処理である。調整値
Bは、上記の式(2)に示すように、記録紙搬送量をノ
ズル間距離P1で割り算し、割り切れなかった余りbを
累積した値であり、さらに上記の式(3)から調整値B
は、搬送値Cにより即ち余りbずつ搬送された記録紙2
の搬送量を累積した値であることが分かる。そして、上
記の式(4)により求められるノズルシフト量は、この
搬送値Cを累積した値である調整値Bを、(P1/P
2)で割り算し、その商の値をシフト値Aに加算するこ
とで求められる。
【0046】このことから、ノズルシフト量は、シフト
値Aに加えて、搬送値Cにより記録紙2が搬送された搬
送量だけ、さらに、使用するインクジェットノズル11
を副走査方向にシフトする量と言うことになる。従っ
て、ノズルシフト量を、上記の式(4)により求められ
る値とすることで、記録紙2を搬送して、さらに使用す
るインクジェットノズル11を副走査方向にシフトし
て、本来の記録実行位置に、使用するインクジェットノ
ズル11を位置させることが可能となる。
【0047】そして、上記の式(4)により求められた
ノズルシフト量と、ノズル数nとが比較される(ステッ
プS6)。ここで、ノズル数nは、図1の符号Y1〜符
号Ynまでの1ノズル列あたりのノズル数nを示す。ノ
ズルシフト量とノズル数nとが比較され、ノズルシフト
量がノズル数nを超える大きさの場合は(ステップS6
でYes)、使用するインクジェットノズル11を副走
査方向にシフトすることが不可能となり、これ以上の記
録は出来ないので、記録不可として記録紙搬送処理を終
了する。
【0048】この終了は、それ以後ホストコンピュウー
タ側から送られる記録データは、記録装置側では読み捨
てる処理、又はホストコンピュウータ側にそれ以後の記
録データの転送を中止するように指令を送る処理を含ん
でいる。
【0049】また、ノズルシフト量とノズル数nとが比
較され、ノズルシフト量がノズル数n以下の場合は(ス
テップS6でNo)、記録紙搬送量は、前述の搬送量C
に設定されて(ステップS7)、記録紙2はb分だけ搬
送される。そして、記録可能な状態として、記録紙搬送
処理の先頭に戻る。続いて、記録処理にて、使用するイ
ンクジェットノズル11の副走査方向へのシフトをAだ
け行い、そのシフト値Aによって記録可能領域から溢れ
た記録データに対応するノズル、すなわち上流側から
「B÷(P1/P2)」分に含まれるノズルをマスク
し、記録紙2の下端部分の記録を実行し(ステップS
8)、記録紙2の下端から所定の余白を残して記録を打
ち切る。すなわち、ステップS1でYesの場合におけ
る、ステップS4〜ステップS7、およびステップS8
の処理の流れは、記録データが記録紙2の記録可能領域
を超える大きさの場合における、打ち切り処理の流れを
示している。
【0050】従って、上記の処理の流れにおいては、搬
送量C(=b)により記録紙2を搬送するとともに、シ
フト値Aにより使用するインクジェットノズル11を副
走査方向にシフトしての記録を行い、記録紙2の下端か
ら所定の余白を残して記録が打ち切られる。このように
して、記録紙2の下端で記録が途切れてしまうような場
合において、記録データの変更することなく、記録紙2
の下端近傍においてインターレース記録方式特有のイン
ク濃淡ムラが出来るのを防止できる。
【0051】次に、図4、図5および図6を用いて、具
体的に当該「打ち切り処理」の一例を説明する。この例
は、ノズル数n、ノズル間距離P1、記録紙搬送単位距
離P2および指定された記録紙搬送量Hが以下 ノズル数n = 9 ノズル間距離P1 = 1/180(インチ) 記録紙搬送単位距離P2 = 1/720(インチ) 指定された記録紙搬送量H = 9/720(インチ) の場合である。
【0052】図4は比較例としての記録実行模式図であ
り、記録紙2の下端を検知しないで、記録を行い、記録
紙の下端が、記録データで設定されたものよりも短い場
合、インクジェットノズル11が記録紙2の下端を過ぎ
ても記録が実行されるため、プラテン5をインクで汚し
てしまう状態を示している。ここで、実際は、記録ヘッ
ド1は副走査方向Dには停止し、記録紙が副走査方向に
移動するのであるが、図を解りやすくするため、便宜的
に記録紙2を止めて、記録ヘッド1(インクジェットノ
ズル11)を副走査方向Dと逆方向に移動させて示して
ある。また、インクジェットノズル11は1本のノズル
アレイだけ示し、該記録ヘッド1すなわち該ノズル11
の主走査方向への各走査をそれぞれa,b,c,d,
e,f,gで区別してある。
【0053】図5も比較例としての記録実行模式図であ
り、記録紙2の下端を検知して、記録可能領域をインク
ジェットノズル11が越えた際に、図4のようにプラテ
ン5をインクで汚すことを防止するために、cの主走査
までで、記録を強制的に止める状態を示している。図5
から解るように、記録紙2の下端にインターレース記録
方式に基づく記録がしきれていない打ち残し部分ができ
る。これが、インターレース記録方式特有のインク濃淡
ムラである。
【0054】図6は、本発明の一実施例を示した記録実
行模式図であり、cの主走査で記録を止めず、d,eお
よびfの主走査まで記録を行う「打ち切り処理」が実行
された状態を示している。
【0055】すなわち、 記録紙搬送量H ÷ ノズル間距離P1の商aは、 (9/720) ÷(1/180)から、商a=2とな
る。従って、 シフト値A=シフト値A+2 であり、「打ち切り処理」開始後の最初の主走査dで
は、 シフト値A=0+2=2 となる。図6でノズルd0とノズルd1 の2個が白抜
きで表されているのが、これはノズルシフト実行を示し
ており、d0のデータをd2で、d1のデータをd3
で、以下同様にシフトして記録実行される。
【0056】また、 記録紙搬送量H ÷ ノズル間距離P1の余りbは、 (9/720) ÷(1/180)から、余りb=1と
なる。従って、「打ち切り処理」開始後の新たな搬送量
は、 調整値C=b=1 となる。主走査cから主走査dにかけては、このb=1
分だけ副走査方向への搬送がおこなわれている。
【0057】更に、打ち切り処理開始後の主走査dにお
けるマスクされるノズルが、ノズル間距離(P1)単位
で、 調整値B÷(P1/P2)=1/4 となる。従って、主走査dにおいて、ノズルd8がマス
クされ、これにより、当該打ち切り処理実行によって、
プラテンが汚れないで済む。尚、余白無し記録の場合
は、このマスク動作は省略することが可能である。余白
無し記録を行うには、記録紙下端を少しはみ出た記録を
行う必要があり、そのために前記はみ出し記録を行って
も、プラテンがインクで汚れない構造(例えば溝が形成
されている)に記録装置が構成されているからである。
【0058】以下、同様の「打ち切り処理」によって、
eの主走査およびfの主走査の際にシフト値Aのノズル
シフトと搬送値C(=1)の搬送が実行されて、図6に
示した如く、印刷可能領域の終端まで、図5のような打
ち残し無く、且つ図4のようなプラテン5の汚れ発生無
く、打ち切ることができ、インターレース記録方式特有
のインク濃淡ムラ発生を防止できる。
【0059】また、打ち切り処理開始後のトータルのノ
ズルシフト量が ノズルシフト量=シフト値A+調整値B÷(P1/P
2) から求められ、図6の主走査gまで行った時点で、図3
のステップS6の判定がYesとなり、記録不可として
記録紙搬送処理を終了する。
【0060】また、他の実施の形態として、ノズル間距
離P1と記録紙搬送単位距離P2が同じ場合において
は、記録紙2の搬送を停止した状態で、使用するインク
ジェットノズル11を副走査方向にシフトするだけで打
ち切り処理を行うことも可能である。
【0061】図7は、上記他の実施の形態における記録
装置の概略を示した平面図である。各構成要素について
の説明は、図2と同様のため省略する。なお、上述のと
おり、当該実施の形態においては、ノズル間距離P1と
記録紙搬送単位距離P2は同じピッチであり、このノズ
ル間距離P1と記録紙搬送単位距離P2との比は、P
1:P2=1:1に設定されている。
【0062】図8は、図7に示した上記他の実施の形態
における記録制御方法の流れを示したフローチャートで
あり、以下、図7も参照しながら説明する。図8のフロ
ーチャートに示した処理は、記録ヘッド1が1回の主走
査を行う毎に実行される処理で、1回の主走査時におけ
る記録紙2の搬送量を決定する「記録紙搬送処理」と、
記録データが記録可能領域を越えることとなったとき
に、決定されるインクジェットノズル11の使用インク
ジェットノズル11のシフト量だけ、ノズルをシフトさ
せて記録を実行する「記録処理」とからなる。ステップ
S1の処理は、図2のフローチャートに示した処理と同
様である。そして、記録データが記録可能領域以下であ
る場合には(ステップS1でNo)、シフト値Aの値
は、0に設定される(ステップS2)。
【0063】続いて、記録紙搬送量は、記録データによ
り指定された記録紙搬送量に設定されて(ステップS
3)、記録紙2は搬送される。そして、記録可能な状態
として、記録紙搬送処理の先頭に戻る。すなわち、図3
に示したフローチャートと同様に、ステップS1〜ステ
ップS3の処理の流れは、記録データは記録紙2の記録
可能領域に、全ての記録データが記録可能な大きさの記
録データである場合の記録紙搬送処理の流れを示してい
る。従って、記録を記録紙2の下端において打ち切る処
理をする必要がないので、記録紙2の搬送は記録データ
により指定された搬送量で行われ、使用するインクジェ
ットノズル11を副走査方向にシフトすることは行われ
ない。
【0064】一方、記録データが記録可能領域を超える
場合には(ステップS1でYes)、打ち切り処理が開
始され、シフト値Aの値が、演算により求められる(ス
テップS4) 。
【0065】シフト値Aは、以下の式(5)により求め
られる。 記録紙搬送量+シフト値A=シフト値A …(5) これは、当該実施の形態においては、ノズル間距離P1
と記録紙搬送単位距離P2は同じピッチであることか
ら、記録紙搬送量にシフト値Aの前回値を加算して、シ
フト値Aとするものである。そして、上記の式(5)に
より求められたシフト値Aをノズルシフト量として、ノ
ズル数nと比較される(ステップS6)。
【0066】続いて、ノズルシフト量とノズル数nとが
比較され、ノズルシフト量がノズル数nを超える大きさ
の場合は(ステップS6でYes)、使用するインクジ
ェットノズル11を副走査方向にシフトすることが不可
能となり、これ以上の記録は出来ないので、記録不可と
して記録紙搬送処理を終了する。
【0067】また、ノズルシフト量とノズル数nとが比
較され、ノズルシフト量がノズル数n以下の場合は(ス
テップS6でNo)、記録紙2は搬送されずに、記録可
能な状態として、記録紙搬送処理の先頭に戻る。続い
て、記録処理にて、使用するインクジェットノズル11
の副走査方向へのシフトをAだけ行い、そのシフト値A
によって記録可能領域から溢れた記録データに対応する
ノズルをマスクし、記録紙2の下端近傍の記録を実行し
(ステップS8)、記録紙2の下端から所定の余白を残
して記録を打ち切る。すなわち、ステップS1でYes
の場合における、ステップS4、ステップS6およびス
テップS8の処理の流れは、記録データが記録紙2の記
録可能領域を超える大きさの場合における、打ち切り処
理の流れを示している。従って、上記の処理の流れにお
いては、記録紙2を搬送せずに、使用するインクジェッ
トノズル11を副走査方向にシフトしての記録を行い、
記録紙2の下端から所定の余白を残して記録が打ち切ら
れる。
【0068】このようにして、ノズル間距離P1と記録
紙搬送単位距離P2が同じ場合においては、記録紙2が
記録紙2の搬送限界位置まで搬送された時点で、記録紙
2の搬送を停止し、使用するインクジェットノズル11
を副走査方向にシフトして記録することで、記録紙2の
下端で記録が途切れてしまうような場合において、記録
データの変更することなく、記録紙2の下端近傍におい
てインク濃淡ムラが出来るのを防止できる。
【0069】なお、図3及び図8のフローチャートに示
す処理は、記録装置内に設けられたハードウェア回路に
よって実現することもできるし、ソフトウェア・プログ
ラムとして構成し、このソフトウェア・プログラムをC
PU、マイクロコンピュータ等で構成された制御装置を
搭載した記録装置において、該制御装置が実行すること
により実現することもできる。さらに、ソフトウェア・
プログラムにより構成した場合には、このソフトウェア
・プログラムをフロッピィ・ディスク、CD−ROM等
の記録媒体に記録することもできる。そして、前記制御
装置は、フロッピィ・ディスク・ドライブ、CD−RO
Mドライブ等によってこの記録媒体に記録されたプログ
ラムを読み出し、実行することができる。
【0070】
【発明の効果】本願発明によれば、インターレース記録
方式による記録に際して、記録しようとする記録データ
よりも記録紙が小さく、記録紙の下端で記録が途切れて
しまうような場合においても、記録データの変更するこ
となく、記録紙の下端近傍においてインターレース記録
方式特有のインク濃淡ムラが出来るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタから成る
記録装置の要部概略側断面図である。
【図2】本願発明の実施の形態におけるノズル間距離P
1と記録紙搬送単位距離P2がが異なる場合の、記録装
置の概略を示した平面図である。
【図3】本願発明の実施の形態におけるノズル間距離P
1と記録紙搬送単位距離P2が異なる場合の、記録制御
方法の流れを示したフローチャートであり、(A)は記
録紙搬送処理を示し、(B)記録処理を示す。
【図4】比較例としての記録実行模式図である。
【図5】比較例としての記録実行模式図である。
【図6】本発明の一実施例を示した記録実行模式図であ
り、「打ち切り処理」が実行された状態を示している。
【図7】本願発明の実施の形態におけるノズル間距離P
1と記録紙搬送単位距離P2が同じ場合の、記録装置の
概略を示した平面図である。
【図8】本願発明の実施の形態におけるピッチ比が同一
の場合の、記録制御方法の流れを示したフローチャート
であり、(A)は記録紙搬送処理を示し、(B)記録処
理を示す。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 記録紙 11 インクジェットノズル X 主走査方向 Y 副走査方向 P1 ノズル間距離 P2 記録紙搬送単位距離

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを記録紙に吐出する隣接した複数
    のインクジェットノズルを有し主走査方向に搬送される
    記録ヘッドと、前記記録紙を副走査方向に搬送する記録
    紙搬送手段と、前記記録紙の下端を検知する記録紙下端
    検知手段とを備えたインターレース記録方式による記録
    装置の記録制御装置であって、 前記記録紙下端検知手段により検知された前記記録紙の
    下端の位置と、前記記録紙上の記録実行位置とから、前
    記記録紙の記録可能領域を決定する記録可能領域決定手
    段と、 前記記録可能領域決定手段より決定された前記記録可能
    領域と、記録データとを比較する記録可能領域比較判定
    手段と、 前記記録可能領域比較判定手段により、前記記録データ
    が、前記記録紙の記録可能領域を越えると判定された場
    合、前記記録紙搬送手段における前記記録紙の搬送量を
    変更する記録紙搬送量変更手段と、 前記記録紙搬送量変更手段により変更された搬送量に対
    応して前記複数のインクジェットノズルにおける使用イ
    ンクジェットノズルを副走査方向にシフトし、該シフト
    及び前記変更された搬送量による搬送により記録可能領
    域を溢れた前記記録データに対応するノズルをマスクす
    るノズルシフト手段とを備え、 前記記録データを変更することなく、前記記録紙搬送量
    変更手段により変更された搬送量にて前記記録紙を搬送
    し、前記ノズルシフト手段により前記記録紙の下端部分
    の記録を実行し、記録を打ち切る、 ことを特徴とした記録制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 シフト値Aは、以下の式(1) 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の商をaとして シフト値A+商a=シフト値A …(1) により求め、ここで、記録紙搬送量は、記録データによ
    り指定された記録紙搬送量Hを示しており、記録紙搬送
    単位距離P2を単位とし、その整数倍となる搬送量の値
    であり、 調整値Bは、以下の式(2) 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の余りをbとして、 調整値B+余りb=調整値B …(2) により求め、 搬送値Cは、以下の式(3)により求め、 記録紙搬送量÷ノズル間距離P1の余りb=搬送値C …(3) 次に、以下の式(4)により、打ち切り処理開始後にお
    けるトータルのノズルシフト量を求め、 シフト値A+調整値B÷(P1/P2)=ノズルシフト量 …(4) 以上から、打ち切り処理が実行されることを特徴とした
    記録制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記記録可
    能領域は、記録紙の下端から所定の余白領域を残して記
    録を行う場合は該記録可能領域の終端位置が該余白領域
    の始まり位置となるように決定され、記録紙の下端に余
    白無しで記録を行う場合は該記録可能領域の終端位置が
    記録紙の下端からfだけはみ出た位置となるように決定
    され、ここでfは余白無し記録を実行する為に設定され
    るもので記録紙下端にプラスされて記録領域とされるは
    み出し値である、ことを特徴とした記録制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記記録制御装置
    は、ノズル間距離と記録紙搬送単位距離が同じである場
    合、前記記録紙搬送量変更手段により搬送量を0とする
    ことで、前記記録紙を搬送せずに、前記ノズルシフト手
    段により前記記録紙の搬送に代えて使用ノズルをシフト
    させて前記記録紙の下端部分の記録を実行する、ことを
    特徴とした記録制御装置。
  5. 【請求項5】 インクを記録紙に吐出する隣接した複数
    のインクジェットノズルを有し主走査方向に搬送される
    記録ヘッドと、前記記録紙を副走査方向に搬送する記録
    紙搬送手段と、前記記録紙の下端を検知する記録紙下端
    検知手段とを備えたインターレース記録方式による記録
    装置であって、請求項1から4のいずれか1項に記載の
    記録制御装置を備えたことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 インクを記録紙に吐出する隣接した複数
    のインクジェットノズルを有し主走査方向に搬送される
    記録ヘッドにより、副走査方向に搬送される前記記録紙
    に、インターレース記録方式による記録を行う記録制御
    方法であって、 前記記録紙の下端の位置と、前記記録紙上の記録実行位
    置とから、前記記録紙の記録可能領域を決定し、前記記
    録可能領域と、記録データとを比較し、前記記録データ
    が、前記記録紙の記録可能領域を越える場合、前記記録
    紙の搬送量を変更し、変更した搬送量にて前記記録紙を
    搬送し、該変更後の搬送量に対応して前記複数のインク
    ジェットノズルにおける使用インクジェットノズルを副
    走査方向にシフトし、該シフトにより記録可能領域を溢
    れた前記記録データに対応するノズルをマスクし、前記
    記録データを変更することなく、前記記録紙の下端部分
    の記録を実行し、記録を打ち切る、ことを特徴とした記
    録制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記記録可能領域
    は、記録紙の下端から所定の余白領域を残して記録を行
    う場合は該記録可能領域の終端位置が該余白領域の始ま
    り位置となるように決定され、記録紙の下端に余白無し
    で記録を行う場合は該記録可能領域の終端位置が記録紙
    の下端からfだけはみ出た位置となるように決定され、
    ここでfは余白無し記録を実行する為に設定されるもの
    で記録紙下端にプラスされて記録領域とされるはみ出し
    値である、ことを特徴とした記録制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記記録制御方法
    は、前記記録データが、前記記録紙の記録可能領域を越
    える場合、前記記録紙の搬送量を0とすることで、前記
    記録紙を搬送せずに、前記記録紙の搬送に代えて使用ノ
    ズルをシフトさせて前記記録紙の下端部分の記録を実行
    する、ことを特徴とした記録制御方法。
  9. 【請求項9】 インクを記録紙に吐出する隣接した複数
    のインクジェットノズルを有し主走査方向に搬送される
    記録ヘッドにより、副走査方向に搬送される前記記録紙
    に、インターレース記録方式による記録を行う制御を、
    コンピュータに実行させる記録制御プログラムであっ
    て、 前記記録紙の下端の位置と、前記記録紙上の記録実行位
    置とから、前記記録紙の記録可能領域を決定する手順
    と、 前記記録可能領域と、記録データとを比較する手順と、 前記記録データが、前記記録紙の記録可能領域を越える
    場合、前記記録紙の搬送量を変更する記録紙搬送量変更
    手順と、 前記複数のインクジェットノズルにおける使用インクジ
    ェットノズルを副走査方向にシフトする手順と、前記シ
    フトにより記録可能領域を溢れた前記記録データに対応
    するノズルをマスクする手順と、 前記記録データを変更することなく、前記記録紙の下端
    部分の記録を実行し、記録を打ち切る手順と、 を備えていることを特徴とした記録制御プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記記録可能領域
    は、記録紙の下端から所定の余白領域を残して記録を行
    う場合は該記録可能領域の終端位置が該余白領域の始ま
    り位置となるように決定され、記録紙の下端に余白無し
    で記録を行う場合は該記録可能領域の終端位置が記録紙
    の下端からfだけはみ出た位置となるように決定され、
    ここでfは余白無し記録を実行する為に設定されるもの
    で記録紙下端にプラスされて記録領域とされるはみ出し
    値である、ことを特徴とした記録制御プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216670A (ja) * 2006-01-17 2007-08-30 Seiko Epson Corp 記録装置、記録制御プログラムおよび記録方法
JP2010023293A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Olympus Corp 画像記録装置、画像記録装置の制御方法、及びそのプログラム
US8277009B2 (en) 2008-10-31 2012-10-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording device

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