JP3606371B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3606371B2
JP3606371B2 JP2000270624A JP2000270624A JP3606371B2 JP 3606371 B2 JP3606371 B2 JP 3606371B2 JP 2000270624 A JP2000270624 A JP 2000270624A JP 2000270624 A JP2000270624 A JP 2000270624A JP 3606371 B2 JP3606371 B2 JP 3606371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording paper
recording apparatus
jet recording
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000270624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002079696A (ja
Inventor
教博 越智
篤 上田
正治 木村
真規 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000270624A priority Critical patent/JP3606371B2/ja
Publication of JP2002079696A publication Critical patent/JP2002079696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3606371B2 publication Critical patent/JP3606371B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録紙にインク滴を吐出して所望のインク像を得るようにしたインクジェット記録方式(液体噴射記録方式ともいう)の記録装置に関し、特にカラープリンタとして好適に実施され、複数種類のインクを使用するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
前記のようにインクジェット記録装置は、記録手段(印字ヘッド)から記録紙にインク滴を吐出して記録を行うものであり、インクノズルと記録紙との距離、すなわちインク吐出高さが変わると、同じインク吐出量であっても、記録紙上でのインク滴のドット径が変わり、印字品位が低下することになる。また、記録紙がインクノズルと擦れると、該インクノズルの先端に残留していたインクが汚れとして記録紙に付着し、印字品位が大きく損なわれることになる。
【0003】
図10は、従来のインクジェット記録装置の問題点を説明するための断面図である。給紙装置1によって給紙された記録紙2は、画像記録領域において、搬送面が平面なプラテン3によって印字ヘッド4との距離が一定となるように保持され、前記印字ヘッド4によって画像形成された後、搬送方向下流側に設けられた排紙手段5によって排紙されるようになっている。このようにプラテン3によって印字ヘッド4との距離が一定となるように保持されており、前記インク吐出高さの変化や記録紙2のインクノズルとの擦れが抑えられている。
【0004】
しかしながら、記録紙4にインクが染込むと、該記録紙4が膨潤し、該記録紙4に波状のうねりが発生してしまう。特に近年では、カラープリンタの普及に伴い、インク打込み量の多い画像を記録する場合が増えてきており、一方では従来用いられていた専用の記録紙に代えて汎用の記録紙が用いられることが多くなっており、前記うねりの発生が顕著である。
【0005】
このため、前記のようにプラテン3によって保持していても、図10で示すように、記録紙2とインクノズルとの距離が変化し、前記のとおり印字品位が低下するという問題がある。また、これによって擦れが生じるようになるけれども、それを生じないように前記インクノズルと記録紙2との距離を大きく、すなわちインク吐出高さを高くしておくと、インク滴が記録紙2上に着滴する位置、すなわちインク吐出位置の精度が低下し、印字品位が低下する。さらにまた、前記記録紙2の膨潤自体によっても、該記録紙2の面方向の伸縮によってインク滴が記録紙2上に着滴する位置が変化することになり、印字品位が低下するという問題がある。
【0006】
そこで、このような問題を解決するための典型的な従来技術として、特開平7−323622号公報が挙げられる。この従来技術では、記録紙の搬送方向下流側となるにつれて印字ヘッドから遠去かるようにプラテンに傾斜を持たせるとともに、排紙ローラ対のニップ部を画像記録領域におけるプラテン表面の延長線よりも下方にオフセットさせることで、前記膨潤が生じても記録紙がプラテンから浮上がらないように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記膨潤によるうねりの度合いは、紙質やインクの種類、そしてインク吐出量によって異なるので、上述の従来技術では、毎回の印字にそれぞれ適正に対応することができず、良好な印字品位を得ることができないという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、良好な印字品位を得ることができるインクジェット記録装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のインクジェット記録装置は、相互に異なる複数種類のインクを吐出するインクジェット記録装置において、記録紙の搬送方向上流側にインク吐出量の少ないインクノズルを配置することを特徴とする。
【0010】
上記の構成によれば、ヘッド固定式のインクジェット記録装置でライン状のインクノズルを複数ライン設け、または印字ヘッドを記録紙の搬送方向と直交方向に走査するヘッド移動式のインクジェット記録装置でインクノズルを記録紙の搬送方向に複数設けることで、色などの異なる複数種類のインクを吐出するようにしたインクジェット記録装置において、たとえばノズル径および/またはドット数が少なく、インク吐出量の少ないインクノズルから順にインクの吐出を行うように配列する。
【0011】
したがって、記録紙にインクが染込み、該記録紙が膨潤することによる該記録紙に波状のうねりが発生するタイミングを遅らせることができ、記録紙とインクノズルとの擦れによる汚れの付着を抑制し、またインク吐出位置や吐出高さのずれを抑制し、良好な印字品位を得ることができる。
【0012】
また、本発明のインクジェット記録装置は、相互に異なる複数種類のインクを吐出する印字ヘッドを備え、前記印字ヘッドを記録紙の搬送方向と直交方向に走査しつつ、前記記録紙を前記搬送方向に搬送することによって印字処理を行うようにしたインクジェット記録装置において、インク吐出量の少ない順にインクノズルを駆動する駆動手段を含むことを特徴とする。
【0013】
上記の構成によれば、印字ヘッドを記録紙の搬送方向と直交方向に走査するヘッド移動式のインクジェット記録装置でインクノズルを印字ヘッドの走査方向に複数設けることで、色などの異なる複数種類のインクを吐出するようにしたインクジェット記録装置において、たとえばノズル径および/またはドット数が小さく、インク吐出量の少ないインクノズルから順にインクの吐出を行うようにする。
【0014】
したがって、記録紙にインクが染込み、該記録紙が膨潤することによる該記録紙に波状のうねりが発生するタイミングを遅らせることができ、記録紙とインクノズルとの擦れによる汚れの付着を抑制し、またインク吐出位置や吐出高さのずれを抑制し、良好な印字品位を得ることができる。
【0015】
さらにまた、本発明のインクジェット記録装置は、印字データが入力されるバッファメモリと、前記バッファメモリに記憶されている印字データを読出し、予め定める走査ライン数当りの各色のインク吐出量をカウントするカウント手段とをさらに備え、前記駆動手段は、前記カウント手段のカウント結果に応答し、前記予め定める走査ラインには前記インク吐出量の少ない順に前記バッファメモリから印字データを読出し、インクノズルを駆動することを特徴とする。
【0016】
上記の構成によれば、印字ヘッドを記録紙の搬送方向と直交方向に走査するヘッド移動式のインクジェット記録装置で、たとえば各色のインクノズルを印字ヘッドの走査方向に複数設けるようにした構成では、予め定める走査ライン毎に任意の色のインクノズルからインクの吐出を行うことができるので、事前にその予め定める走査ラインでの各色毎の印字データからインク吐出量をカウントし、インク吐出量の少ない色の順にインクノズルを駆動する。
【0017】
前記カウントは、たとえば相互に等しいノズル径、すなわち1回に吐出するインク滴の体積が同じノズルの場合、単にドット数をカウントすることで実現することができ、1回の吐出によるインク体積を変えることができる場合には、その体積を積算してゆくことで実現することができる。こうして、前記記録紙のうねりの発生タイミングを遅らせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の第1の形態について、図1〜図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0019】
図1は、本発明の実施の第1の形態のインクジェット記録装置11の全体の外観図であり、図2は、その記録部の断面図である。このインクジェット記録装置11は、給紙トレイ12内に積載収納された記録紙13をピックアップローラ14によって1枚ずつ取出し、一対の給紙ローラ15によって記録紙搬送路16内を搬送し、一対のPSローラ17によってタイミング合わせが行われて印字ヘッド18とプラテン19との間に搬送し、印字が終了した記録紙13を、対を成す排紙ローラ20およびスターローラ21によって排紙トレイ22上に排出することで印字処理を行う。このインクジェット記録装置11では、給紙トレイ12は下段側となり、排紙トレイ22はその上段側となり、それらを結ぶ記録紙搬送路16がU字状に形成されるコンパクトな構成となっている。
【0020】
図3は、インクジェット記録装置11の電気的構成を示すブロック図である。基板上に実装されたCPU31は、インタフェイス32を介して、印字データを出力するホストコンピュータ33に接続される。前記CPU31は、ROM34に書込まれているプログラムおよびRAM35の設定内容などに従って、ホストコンピュータ33からの印字データをインタフェイス32を介して受取り、画像メモリ36を使用しながら、ヘッドドライバ37およびモータドライバ38を介して前記印字ヘッド18およびモータ39をそれぞれ制御することで印字処理を実現する。前記モータドライバ38は、記録紙13の搬送や前記印字ヘッド18を走査させるモータを駆動する。前記ヘッドドライバ37は、印字ヘッド18上のインクノズルを駆動する。
【0021】
使用者は、操作パネル40から前記設定内容を入力することができ、また装置の状態などを確認することができる。前記設定内容の入力および該インクジェット記録装置11の状態の確認などは、前記インタフェイス32を介して、ホストコンピュータ33側で行われてもよい。前記記録紙搬送路16内での記録紙13の位置や、印字ヘッド18の位置は、センサ41によって読取られ、前記CPU31に与えられる。
【0022】
注目すべきは、本実施の形態では、印字ヘッド18は、図4で示すように、キャリッジ51に搭載され、ガイドシャフト52に案内されて、参照符53で示す副走査方向である記録紙13の搬送方向と直交方向である参照符54で示す主走査方向に走査するヘッド移動式のインクジェット記録装置であり、フルカラーおよび文書印字のために、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBの相互に異なる複数種類のインクを吐出可能であり、図5で示すように、前記記録紙13の搬送方向53に対して、インク吐出量の少ないカラーヘッド18Y,18M,18Cと、インク吐出量の多いブラックヘッド18Bとが、この順に配置されていることである。
【0023】
すなわち、カラー印字時に粒状性を目立たなくするために、前記カラーヘッド18Y,18M,18Cのインクノズル55Y,55M,55Cのノズル径は相互に等しく、かつ比較的小径に形成され、文書印字時にエッジ強調するために、前記ブラックヘッド18Bのインクノズル55Bのノズル径は比較的大径に形成される。この印字ヘッド18では、予め定めるライン数nだけ同時に印字可能になっており、前記各ヘッド18Y,18M,18C,18Bでは、前記インクノズル55Y,55M,55C,55Bは、前記搬送方向53にn個配列されている。
【0024】
印字ヘッド18が主走査方向54に1走査を終了すると、排紙ローラ20およびスターローラ21によって、記録紙13が搬送方向53にnライン分だけ搬送されて一旦停止し、再び印字ヘッド18が走査されて次のnライン分の印字が行われる。
【0025】
このように記録紙13の搬送方向53に対して、インク吐出量の少ないカラーヘッド18Y,18M,18Cに続いて、インク吐出量の多いブラックヘッド18Bを配列することで、記録紙13にインクが染込み、該記録紙13が膨潤することによる該記録紙13に波状のうねりが発生するタイミングを遅らせることができ、記録紙13とインクノズル55Y,55M,55C,55Bとの擦れによる汚れの付着を抑制し、またインク吐出位置や吐出高さのずれを抑制し、良好な印字品位を得ることができる。
【0026】
なお、上述の説明は、印字ヘッド18を走査するヘッド移動式のインクジェット記録装置11であるけれども、記録紙13の幅方向(前記主走査方向54に等しい)の全長に亘ってライン状に、各色のインクノズルを配列するようにしたヘッド固定式のインクジェット記録装置についても同様に、記録紙13の搬送方向53に対して、インク吐出量の少ないカラーヘッドに続いて、インク吐出量の多いブラックヘッドを配列することで、同様の効果を得ることができる。
【0027】
本発明の実施の第2の形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0028】
図6は、本発明の実施の第2の形態のインクジェット記録装置における印字ヘッド61を記録紙側から見た図である。この印字ヘッド61は、上述の印字ヘッド18と同様に、ヘッド移動式のインクジェット記録装置に用いられる印字ヘッドであり、図6において図5に対応する部分には、同一の参照符号を付して示す。この印字ヘッド61では、カラーの各色のインクの濃度の違いなどによって、カラーヘッド62Y,62M,62C間でも、インクノズル63Y,63M,63Cのノズル径が相互に異なっている。そして、1回の吐出当りのインク吐出量は、インクノズル63Y,63M,63C,63Bの順に多くなってゆき、たとえば1200dpiの解像度で、それぞれ3pl,4pl,5pl,7plであり、前記記録紙13の搬送方向53に対して、この順で配列されている。
【0029】
このように構成することで、記録紙13に波状のうねりが発生するタイミングをより一層遅らせることができる。
【0030】
本発明の実施の第3の形態について、図7および図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0031】
図7は、本発明の実施の第3の形態のインクジェット記録装置における印字ヘッド71を記録紙側から見た図である。この印字ヘッド71は、上述の印字ヘッド18,61と同様に、ヘッド移動式のインクジェット記録装置に用いられる印字ヘッドである。注目すべきは、この印字ヘッド71では、総てのヘッド72Y,72M,72C,72Bのインクノズル73Y,73M,73C,73Bのノズル径が相互に等しく形成されて1回の吐出当りのインク吐出量が等しく、前記記録紙13の搬送方向53に対して総てのヘッド72Y,72M,72C,72Bが同じ位置に配列され、かつ前記主走査方向54に任意の順(図7では、72B,72C,72M,72Y,の順)で配列されていることである。
【0032】
しかしながら、前記図3を参照して、この印字ヘッド71を制御するCPU31は、画像メモリ36に記憶されている印字データから、事前に各ライン当りのドット数をカウントし、そのカウント値が最も小さい色から順に印字処理を行う。図8は、前記印字データを記録紙13上に展開して示す図である。
【0033】
図8の例では、第1番目のラインは、マゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBの順でドット数が多く、ブラックB、イエローY、シアンC、マゼンタMの順に印字処理が行われることを表している。これに対して、第2番目のラインでは、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックBの順でドット数が多く、第n番目のラインでは、ブラックB、イエローY、シアンC、マゼンタMの順でドット数が多くなっており、ドット数の少ない順に印字処理が行われる。
【0034】
このように構成してもまた、インク吐出量の少ない色の順にインクノズル73Y,73M,73C,73Bを駆動することができ、前記記録紙13のうねりの発生タイミングを遅らせることができる。
【0035】
本発明の実施の第4の形態について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0036】
図9は、本発明の実施の第4の形態のインクジェット記録装置における印字データを記録紙13上に展開して示す図である。この印字データは、前述の図7の印字ヘッド71と同様に、総てのヘッドのインクノズルのノズル径が相互に等しく形成されているけれども、1回の吐出当りのインク吐出量を制御可能なインクジェット記録装置に適用されるものであり、たとえば特開平7−132603号公報のインクジェット記録装置に適用することができる。
【0037】
1ドット当りのインク吐出量とドット数とから、図9の例では、第1番目のラインは、シアンC、マゼンタM、ブラックB、イエローYの順で1ライン当りのインク吐出量が多く、したがってイエローY、ブラックB、マゼンタM、シアンCの順に印字処理が行われることを表している。同様に、第2番目のラインでは、マゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBの順でインク吐出量が多く、第n番目のラインでは、イエローY、マゼンタM、ブラックB、シアンCの順でインク吐出量が多くなっており、インク吐出量の少ない順に印字処理が行われる。
【0038】
このように構成してもまた、インク吐出量の少ない色の順にインクノズルを駆動することができ、前記記録紙13のうねりの発生タイミングを遅らせることができる。
【0039】
なお、特開平8−48035号公報に、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBの4色のインクを用いて普通紙に対してカラー記録を行うインクジェットヘッドにおいて、360dpiの解像度で、イエローYの吐出液滴体積を40pl程度とし、マゼンタMおよびシアンCの各吐出液滴体積を50pl程度とし、ブラックBの吐出液滴体積を80pl程度とし、各インクノズルからのインク吐出量に差を持たせることが記載されているけれども、吐出不良に着目したものであり、インク吐出順についての記載はない。
【0040】
【発明の効果】
本発明のインクジェット記録装置は、以上のように、色などの異なる複数種類のインクを吐出するようにしたインクジェット記録装置において、たとえばノズル径および/またはドット数が少なく、インク吐出量の少ないインクノズルから順にインクの吐出を行うように配列することで、記録紙にインクが染込み、該記録紙が膨潤することによる該記録紙に波状のうねりが発生するタイミングを遅らせる。
【0041】
それゆえ、記録紙とインクノズルとの擦れによる汚れの付着を抑制し、またインク吐出位置や吐出高さのずれを抑制し、良好な印字品位を得ることができる。
【0042】
また、本発明のインクジェット記録装置は、以上のように、印字ヘッドを記録紙の搬送方向と直交方向に走査するヘッド移動式のインクジェット記録装置でインクノズルを印字ヘッドの走査方向に複数設けるようにしたものにおいて、たとえばノズル径および/またはドット数が小さく、インク吐出量の少ないインクノズルから順にインクの吐出を行うことで、記録紙にインクが染込み、該記録紙が膨潤することによる該記録紙に波状のうねりが発生するタイミングを遅らせる。
【0043】
それゆえ、記録紙とインクノズルとの擦れによる汚れの付着を抑制し、またインク吐出位置や吐出高さのずれを抑制し、良好な印字品位を得ることができる。
【0044】
さらにまた、本発明のインクジェット記録装置は、以上のように、印字ヘッドを記録紙の搬送方向と直交方向に走査するヘッド移動式のインクジェット記録装置で、たとえば各色のインクノズルを印字ヘッドの走査方向に複数設けるようにした構成では、予め定める走査ライン毎に任意の色のインクノズルからインクの吐出を行うことができるので、事前にその予め定める走査ラインでの各色毎の印字データからインク吐出量をカウントし、インク吐出量の少ない色の順にインクノズルを駆動する。
【0045】
それゆえ、前記記録紙のうねりの発生タイミングの遅延を、具体的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態のインクジェット記録装置の全体の外観図である。
【図2】図1で示すインクジェット記録装置の記録部の断面図である。
【図3】図1で示すインクジェット記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】印字ヘッドの斜視図である。
【図5】本発明の実施の第1の形態のインクジェット記録装置における印字ヘッドを記録紙側から見た図である。
【図6】本発明の実施の第2の形態のインクジェット記録装置における印字ヘッドを記録紙側から見た図である。
【図7】本発明の実施の第3の形態のインクジェット記録装置における印字ヘッドを記録紙側から見た図である。
【図8】図7で示す印字ヘッドを用いる場合の印字データを記録紙上に展開して示す図である。
【図9】本発明の実施の第4の形態のインクジェット記録装置における印字データを記録紙上に展開して示す図である。
【図10】従来のインクジェット記録装置の問題点を説明するための断面図である。
【符号の説明】
11 インクジェット記録装置
12 給紙トレイ
13 記録紙
14 ピックアップローラ
15 給紙ローラ
16 記録紙搬送路
17 PSローラ
18,61,71 印字ヘッド
18B ブラックヘッド
18Y,18M,18C カラーヘッド
19 プラテン
20 排紙ローラ
21 スターローラ
22 排紙トレイ
31 CPU(駆動手段、カウント手段)
32 インタフェイス
33 ホストコンピュータ
34 ROM
35 RAM
36 画像メモリ(バッファメモリ)
37 ヘッドドライバ(駆動手段)
38 モータドライバ
39 モータ
40 操作パネル
51 キャリッジ
52 ガイドシャフト
53 記録紙搬送方向(副走査方向)
54 主走査方向
55Y,55M,55C,55B インクノズル
62Y,62M,62C カラーヘッド
63Y,63M,63C,63B インクノズル
72Y,72M,72C カラーヘッド
73Y,73M,73C,73B インクノズル

Claims (4)

  1. 相互に異なる複数種類のインクを吐出する印字ヘッドを備え、前記印字ヘッドを記録紙の搬送方向と直交方向に走査しつつ、前記記録紙を前記搬送方向に搬送することによって印字処理を行うようにしたインクジェット記録装置において、
    予め定める走査ライン数当りのインク吐出量の少ない順に、インクノズルを駆動する駆動手段を含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 印字データが入力されるバッファメモリと、
    前記バッファメモリに記憶されている印字データを読出し、予め定める走査ライン数当りの各色のインク吐出量をカウントするカウント手段とをさらに備え、
    前記駆動手段は、前記カウント手段のカウント結果に応答し、前記予め定める走査ラインには前記インク吐出量の少ない順に前記バッファメモリから印字データを読出し、インクノズルを駆動することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記駆動手段は、予め定める走査ライン数当りのドット数が少ない順に、インクノズルを駆動することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記駆動手段は、1ドット当りのインク吐出量と予め定めた走査ライン数当りのドット数とから求めた走査ライン当りの吐出量が少ない順に、インクノズルの駆動を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
JP2000270624A 2000-09-06 2000-09-06 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3606371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270624A JP3606371B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270624A JP3606371B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002079696A JP2002079696A (ja) 2002-03-19
JP3606371B2 true JP3606371B2 (ja) 2005-01-05

Family

ID=18757038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000270624A Expired - Fee Related JP3606371B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3606371B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004122120A (ja) 2002-09-11 2004-04-22 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置及び方法、成膜装置及び成膜方法、デバイス製造方法、並びに電子機器
JP7484430B2 (ja) 2020-06-01 2024-05-16 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及び液体吐出装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002079696A (ja) 2002-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4298486B2 (ja) 記録装置及びその記録方法並びにプログラム
US8827413B2 (en) Recording apparatus and pattern recording method
JP2008284707A (ja) インクジェット記録装置および記録方法
JP4322883B2 (ja) 印字装置及び印字方法
US8287090B2 (en) Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
JP4185738B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP3308790B2 (ja) プリント方法およびプリント装置
JP2002036515A (ja) 記録装置および記録方法
JP4296043B2 (ja) インクジェット記録装置、印刷位置ずれ調整プログラム及び記録媒体
JP2008149566A (ja) 記録装置、記録方法および画像処理装置
JP3606371B2 (ja) インクジェット記録装置
KR100584601B1 (ko) 와이드 프린트헤드를 가진 프린터의 인쇄매체의 종류에따른 인쇄방법
JP2014113708A (ja) 画像変換装置、画像形成装置、画像形成システム、及び生産方法
JPH10278246A (ja) インクジェット記録装置
JP4194226B2 (ja) インクジェット記録装置および画像データ補正方法
JP2007245626A (ja) 画像形成装置
JP5452256B2 (ja) 画像記録装置
JP2016124235A (ja) 記録装置、及びその制御方法
JPH04358836A (ja) 画像記録装置
JP2001180018A (ja) 往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
WO2023054360A1 (ja) 画像形成装置
JP4104512B2 (ja) 画像形成装置
JP7275657B2 (ja) 液体吐出装置
JP7247716B2 (ja) 液体吐出装置
JP5957868B2 (ja) 画像形成装置及びそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040326

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040624

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3606371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees