JP2002336709A - クリーンベンチ - Google Patents

クリーンベンチ

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JP2002336709A
JP2002336709A JP2001146966A JP2001146966A JP2002336709A JP 2002336709 A JP2002336709 A JP 2002336709A JP 2001146966 A JP2001146966 A JP 2001146966A JP 2001146966 A JP2001146966 A JP 2001146966A JP 2002336709 A JP2002336709 A JP 2002336709A
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JP
Japan
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air
clean
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discharge
clean bench
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JP2001146966A
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English (en)
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Katsuhiko Tomaru
勝彦 外丸
Shigeru Ogawa
茂 小川
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GL Science Inc
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GL Science Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清浄に密閉状態を保ち、作業空間への外部エ
アーの侵入を阻止する簡易なクリーンベンチを提供す
る。 【解決手段】 天井板、側面板、背板、底板により形成
される作業空間を、前面には開放部を設けて構成し、天
井からクリーンエアーを噴出して、下部の排出部よりエ
アーを排出するクリーンベンチにおいて、排出口より排
出管を介してエアークリーン装置に連通すると共に、エ
アークリーン装置によりクリーン化されたエアーを供給
部を介して作業空間上部に設けたエアー吹出部に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境ホルモン、そ
の他の微量分析のための試料調整クリーンアップ等の作
業を行うためのクリーンベンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クリーンベンチにおいて、作業室
内にエアーや窒素ガスを噴出し、下部にてエアーを吸引
し、エアーカーテンを作り、作業室への外気の混入を防
ぐクリーンベンチは実用化されている。又、フィルター
及び空気吹出口が取付けられた天井板とその下部に前面
が解放されるように形成される作業空間を設け、作業空
間下部には排気口を設け、作業空間の空気を循環させて
天井のフィルターを介し、再び作業空間に入れる型のも
のは、例えば特許第2698116号公報、特開平6−
233941号公報に記載されている。
【0003】又、作業空間の空気を2つに分け、1つは
循環させて作業空間に戻し、他の空気や汚染空気を外部
に排気する型のものが、例えば特許第2986834号
公報、特開平5−76781に記載されている。更に
又、上記構成に加えて汚染された空気を純水と接触させ
て水洗浄化させるものが特開2000―167416号
公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、実用化され
ているクリーンベンチにおいては、常にエアー乃至窒素
ガスの供給が必要であり、その供給設備が必要で、その
作業場所が限定される。又、供給されるエアー乃至窒素
ガスには、清浄化フィルターが必要であり、その清浄化
フィルターの劣化が強い等その使用に不便がある。
【0005】又、天井から作業空間に空気を吹出し、こ
れを下部の排気口より排出し、又、天井に戻す循環型の
ものは、単なる空気の循環だけのもので、例えば外部室
内の有害物質が混入することを防止する等は考えられ
ず、作業空間に対する室内エアーの侵入を防止するとい
う点は考慮されていない。
【0006】又、循環部と外部排気部とを両方備える型
のものは、外部排気部の作動について強制排出装置を必
要とし、更にその作動について、それぞれ複雑な起動機
構を必要とし、装置的に複雑になっている。又、汚染さ
れた空気の排出に際し、洗浄させることが必要である
が、純水を用いる必要があったり、構成上複雑となった
り、且つ運用コストも高いものとなっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明おいては、
環境ホルモン、その他の微量分析のための試料調整、ク
リーンアップ等の作業実施に際し、室内空気からの汚染
のないような、然も簡単な構成のクリーンベンチを提案
するもので、天井板、側面板、背板、底板により形成さ
れる作業空間を、前面には開放部を設けて構成し、天井
からクリーンエアーを噴出して、下部の排出部よりエア
ーを排出するクリーンベンチにおいて、排出口より排出
管を介してエアークリーン装置に連通すると共に、エア
ークリーン装置によりクリーン化されたエアーを供給部
を介して作業空間上部に設けたエアー吹出部に供給する
ことを特徴とする
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例について本
発明を説明する。1は本体で、天井板11、側板12,
12、背板13、底板14により囲繞される作業空間1
5を形成している。この作業空間15の前面は開放16
され、作業者の手や作業物、作業機器等の出入自在とし
てある。底板14は作業台として使用できるように構成
され、作業形態に応じて所望の形態にしたり、付加物を
設置することは自由である。
【0009】2はエアー吹出部で、パイプ21に多数の
透孔を穿設して形成される。該パイプ21は、天井板1
1の前後端、即ち作業空間15の開放部16の上部と背
板13の上部に平行する如く設置するのが好ましい。こ
のパイプ21,21の一端は供給部を為す供給管3を介
してエアークリーン装置4に連通してある。5は排出口
で背板13の下部に設けられ、排出管6を介してエアー
クリーン装置4に連結してある。
【0010】エアークリーン装置4は、作業空間15外
に設けられ、好ましくは底板14下部に設けられる。そ
の構成は、モーター41により回動するファン42が設
けられ、排出管6を介してエアーを吸引し、同時に各種
の所望のフィルター7により不要物、廃棄物、作業障害
物を除去する。このフィルター7を通過したクリーンエ
アーは、ファン42により供給管3を介してパイプ2
1,21に送られ、クリーンエアーを作業空間15に噴
出させる。
【0011】開放部16上のパイプ21より噴出された
エアーは、エアーカーテンとなり、開放部16を封鎖
し、背板13上部のパイプ21より噴出されるエアーと
によりエアーカーテンをより密にし、排出されるエアー
圧力により作業空間15内の圧力を室内より高めて室内
より作業空間15への塵埃、エアー等の侵入を阻止して
いる。そしてエアーは開放部16の上部より下部へ、そ
して底板14の背板13方向へと流れ、背板13下部に
設けられた排出口5より吸引される。そしてエアークリ
ーン装置4を介してこの流れが継続循環する。又、この
エアークリーン装置4の介在により、作業により生じた
不要物、不純物が除去され、エアーが清浄化される。
又、エアーは作業空間15の下端である底板14に近い
背板13に吸引され、これで作業空間15は常に清浄に
保持されている。
【0012】一方、この循環量の調整は、ファン42の
回転調整によりエアー供給を調整して行うことができ
る。又、排出管6に開放口8設け、該開放口8に吸引量
調節機構、例えばニードルとバルブを設け、ニードルを
絞ると流量が落ちると云う通常の制御で導入量の調節を
行うことができる。然もこの外気吸入量調整により作業
空間15からのエアー吸引量調節も簡単に行われる。
【0013】
【実施例】〔実施例1〕次に実施例1を図面により説明
する。上記実施態様の構成において、エアークリーン装
置4は底板14下部に設置され、その構成はモーター4
1により回動されるファン42を内蔵させ、プレフィル
ター71、高効率粒子フィルター72を介して排出管6
により排出されるエアーを吸引し、そこでエアーを精密
濾過する。更に、エアークリーン装置4とそれに連通す
る供給管3とを結ぶダクト43に至る通路には必要に応
じ、ファイナルクリーナー73を設置することは推奨さ
れる。この供給管3は外側板131と内側板132間に
形成される空間を通路133とし、更には背板13と外
側板131間に形成される空間を仕切り、通路134を
形成し、両通路133,134を連通して供給管3の一
部としている。この供給管3の上端は吹出部2に連通し
ていること当然である。
【0014】排出口5に設けられる背板13は、その外
側に適宜間隔を置いて外側板131を設け、その空間を
仕切って排出管6とし、その下部の取付けたダクト61
によりエアークリーン装置4に連通させてある。
【0015】この構成により、広く形成された排出口5
より無理なく作業空間15からエアーが吸引され、且つ
強力なエアークリーン装置4により濾過され、極めて効
率よく清浄化される。又、この強力且つ効率的なエアー
のクリーン化及び循環により、開放部16への遮蔽は確
実に行われ、作業空間15への室内よりのエアーの侵入
を防止することができる。
【0016】
【発明の効果】上記の如き請求項1の発明によれば、作
業空間は吹出しエアーにより加圧され、開放部はエアー
により遮蔽されており、外部室内からの分析妨害物質等
の作業空間への侵入は阻止され、安定した作業が可能で
ある。又、エアークリーン装置によって清浄化されたエ
アーの供給と相俟って、エアーは完全に密封的に循環さ
れ、内部への何等の浸入が不可能となる。従って、環
境、特に作業環境に有益である。更に、常に清浄化され
たエアーの循環によって作業空間の一層の清浄化が確保
できる。それにより、微量の環境ホルモンなどの測定に
あたってのクリーンアップ操作などに有用となる。又、
装置は極めて簡単な構成で使用場所も選ばず、何処でも
使用できる簡易なクリーンベンチが提供できる。
【0017】又、請求項2の発明によれば、作業空間か
らのエアーをエアークリーン装置を介して循環させるこ
とに加え、外部室内からエアーを開放口より所望量吸引
することが可能となり、作業空間へのエアー供給量を増
やすことができる。これにより、外部からの妨害物質の
侵入を防ぎ、作業の性質に応じて作業空間の環境保持が
確保できる。然も、作業空間には所望のクリーンなエア
ーの送入ができる。
【0018】又、請求項3の発明によれば、開放口より
所望量のエアー吸引量が供給可能となり、作業空間への
エアー供給量となる循環量も簡単に調節できる。これに
より、作業の性質に応じて作業空間の環境保持が確保で
きる。然も、作業空間には所望の新鮮なエアーの送入が
できる。
【0019】更に、請求項4の発明によれば、排出管及
び供給管を背板又は側面板内に形成させるので、本体の
構造が極めて簡単且つ簡素な構造に構成でき、製作保持
が容易であると共に、全体がコンパクトに構成でき、設
置場所が限定されず、何処でも使用できるメリットがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施例正面概略説明図
【図2】 本発明一実施例側面概略説明図
【図3】 本発明一実施例斜面一部切開概略説明図
【図4】 本発明一実施例側面一部切開概略説明図
【図5】 本発明他実施例正面概略説明図
【図6】 本発明他実施例側面概略説明図
【符号の説明】
1 本体 15 作業空間 16 開放部 2 エアー吹出部 3 供給管 4 エアークリーン装置 5 排出口 6 排出管 7 フィルター 8 開放口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井板、側面板、背板、底板により形成さ
    れる作業空間を、前面には開放部を設けて構成し、天井
    からクリーンエアーを噴出して、下部の排出部よりエア
    ーを排出するクリーンベンチにおいて、排出口より排出
    管を介してエアークリーン装置に連通すると共に、エア
    ークリーン装置によりクリーン化されたエアーを供給部
    を介して作業空間上部に設けたエアー吹出部に供給する
    ことを特徴とするクリーンベンチ。
  2. 【請求項2】天井板、側面板、背板、底板により形成さ
    れる作業空間を、前面には開放部を設けて構成し、天井
    からクリーンエアーを噴出して、下部の排出部よりエア
    ーを排出するクリーンベンチにおいて、排出口より排出
    管を介してエアークリーン装置に連通すると共に、エア
    ークリーン装置によりクリーン化されたエアーを供給部
    を介して作業空間上部に設けたエアー吹出部に供給する
    と共に、排出管に設けた開放口を介して所望量のエアー
    供給増を可能にしたことを特徴とするクリーンベンチ。
  3. 【請求項3】吸引管には吸引量調節機構を備えた開放口
    を設けたことを特徴とする請求項2に記載のクリーンベ
    ンチ。
  4. 【請求項4】側面板又は背板を二重構造とし、その空間
    に排出管及び供給部を構成することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のクリーンベンチ。
JP2001146966A 2001-05-16 2001-05-16 クリーンベンチ Withdrawn JP2002336709A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210085816A (ko) * 2019-12-31 2021-07-08 주식회사 유라코퍼레이션 이물질 제거 장치 및 이를 포함하는 클린 벤치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210085816A (ko) * 2019-12-31 2021-07-08 주식회사 유라코퍼레이션 이물질 제거 장치 및 이를 포함하는 클린 벤치
KR102322492B1 (ko) * 2019-12-31 2021-11-08 주식회사 유라코퍼레이션 이물질 제거 장치 및 이를 포함하는 클린 벤치

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