JP2002335194A - 2チャンネルエコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方法および2チャンネルエコーキャンセラ並びに双方向2チャンネル音声伝送装置 - Google Patents

2チャンネルエコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方法および2チャンネルエコーキャンセラ並びに双方向2チャンネル音声伝送装置

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JP2002335194A JP2001138304A JP2001138304A JP2002335194A JP 2002335194 A JP2002335194 A JP 2002335194A JP 2001138304 A JP2001138304 A JP 2001138304A JP 2001138304 A JP2001138304 A JP 2001138304A JP 2002335194 A JP2002335194 A JP 2002335194A
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    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】2チャンネルエコーキャンセル処理における係
数不定性の問題を解決する。 【解決手段】互いに相関を有する2信号について、主成
分分析を行って相互に直交した2信号に変換することに
より無相関な2信号を生成する。これら2信号をそれぞ
れスピーカから再生し、各マイクで収音する。該各マイ
クで収音された音声からエコーキャンセル信号を差し引
いた信号と各スピーカから再生する前の音声とのクロス
スペクトルをそれぞれ求め、所定期間でそれぞれ集合平
均し、逆フーリエ変換することにより、各フィルタにお
けるインパルス応答推定誤差を求める。各フィルタのイ
ンパルス応答をこれら求められたインパルス応答推定誤
差を打ち消す特性に更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、2チャンネルエ
コーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方法お
よび2チャンネルエコーキャンセラ並びに双方向2チャ
ンネル音声伝送装置に関し、2チャンネルエコーキャン
セル処理における係数不定性の問題を解決するものであ
る。
【従来の技術】テレビ会議システム等に用いられる双方
向2チャンネル音声伝送においては、従来よりエコーキ
ャンセラの係数不定性の問題が指摘されており、これを
解決するための様々な方法が提案されている(電子情報
通信学会誌 Vol.81 No.3 P.266-274 1998年3月)。従来
の解決方法として、チャンネル間相関を減少させる方法
がある。これには、ランダム雑音の付加、フィルタによ
る相関除去、チャンネル間周波数シフト、インタリーブ
コムフィルタの使用、非線形処理(特開平10−190
848)等がある。また、他の方法として、実音場内に
おける音源の空間的移動によってチャンネル間の相関関
数が微妙に変動することを利用した方法(特開平10−
93680)がある。
【発明が解決しようとする課題】この発明は、再生する
2信号を直交化して無相関化し、該無相関化した信号と
誤差信号とのクロススペクトルから音響系を推定する方
法によって上記係数不定性の問題を解決した2チャンネ
ルエコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方
法および2チャンネルエコーキャンセラ並びに双方向2
チャンネル音声伝送装置を提供しようとするものであ
る。
【課題を解決するための手段】この発明の2チャンネル
エコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方法
は、第1のスピーカに供給する音声信号を、第1,第2
のマイクに対応して設けられた第1,第2のフィルタに
それぞれ畳み込み演算して、第1,第2のエコーキャン
セル信号を生成し、第2のスピーカに供給する音声信号
を、第1,第2のマイクに対応して設けられた第3,第
4のフィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第3,第4
のエコーキャンセル信号を生成し、第1のマイクの収音
信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引
いた信号を生成し、第2のマイクの収音信号から該第
2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた信号を生
成する場合に、前記各フィルタのインパルス応答を設定
する方法であって、互いに相関を有する2信号について
所定の期間ごとに主成分分析を行って、相互に直交した
2信号に変換して、第1,第2のスピーカから再生し、
第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャ
ンセル信号を差し引いた信号と第1のスピーカから再生
した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
求め、第1のフィルタのインパルス応答を、該インパル
ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、第1のマイク
の収音信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を
差し引いた信号と第2のスピーカから再生した信号との
クロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フ
ーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、第3の
フィルタのインパルス応答を、該インパルス応答推定誤
差を打ち消す特性に更新し、第2のマイクの収音信号か
ら該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた信
号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペク
トルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換し
てインパルス応答推定誤差を求め、第2のフィルタのイ
ンパルス応答を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す
特性に更新し、第2のマイクの収音信号から該第2,第
4のエコーキャンセル信号を差し引いた信号と第2のス
ピーカから再生した信号とのクロススペクトルを求め、
所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換してインパルス
応答推定誤差を求め、第4のフィルタのインパルス応答
を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新す
るものである。これによれば、互いに相関を有する2信
号について、主成分分析を行って相互に直交した2信号
に変換することにより無相関な2信号が得られ、これら
2信号をそれぞれスピーカから再生し、該再生された音
声を各マイクで収音し、該各マイクで収音された音声か
らエコーキャンセル信号を差し引いた信号と各スピーカ
から再生する前の音声とのクロススペクトルをそれぞれ
求め、所定期間でそれぞれ集合平均し、逆フーリエ変換
することにより、各フィルタにおけるインパルス応答推
定誤差が個々に求まり、各フィルタのインパルス応答を
これら求められたインパルス応答推定誤差を打ち消す特
性に更新することにより、適正なエコーキャンセルを行
うことができる。この発明の2チャンネルエコーキャン
セル用フィルタのインパルス応答設定方法は、2つの地
点にそれぞれ2つのスピーカと2つのマイクを配置し、
一方の地点の第1のマイクで収音され他方の地点の第1
のスピーカに供給する音声信号を、他方の地点の第1,
第2のマイクに対応して設けられた第1,第2のフィル
タにそれぞれ畳み込み演算して、第1,第2のエコーキ
ャンセル信号を生成し、一方の地点の第2のマイクで収
音され他方の地点の第2のスピーカに供給する音声信号
を、他方の地点の第1,第2のマイクに対応して設けら
れた第3,第4のフィルタにそれぞれ畳み込み演算し
て、第3,第4のエコーキャンセル信号を生成し、他方
の地点の第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエ
コーキャンセル信号を差し引いた信号を一方の地点の第
1のスピーカに供給し、他方の地点の第2のマイクの収
音信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し
引いた信号を一方の地点の第2のスピーカに供給する信
号系統を、2つの地点間で双方向に用意して双方向2チ
ャンネル音声伝送を行う場合に、前記各フィルタのイン
パルス応答を設定する方法であって、各伝送方向につい
て、互いに相関を有する2信号について所定の期間ごと
に主成分分析を行って、相互に直交した2信号に変換し
て、第1,第2のスピーカから再生し、第1のマイクの
収音信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差
し引いた信号と第1のスピーカから再生した信号とのク
ロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フー
リエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、第1のフ
ィルタのインパルス応答を、該インパルス応答推定誤差
を打ち消す特性に更新し、第1のマイクの収音信号から
該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた信号
と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペクト
ルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換して
インパルス応答推定誤差を求め、第3のフィルタのイン
パルス応答を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す特
性に更新し、第2のマイクの収音信号から該第2,第4
のエコーキャンセル信号を差し引いた信号と第1のスピ
ーカから再生した信号とのクロススペクトルを求め、所
定期間で集合平均し、逆フーリエ変換してインパルス応
答推定誤差を求め、第2のフィルタのインパルス応答
を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新
し、第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコー
キャンセル信号を差し引いた信号と第2のスピーカから
再生した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で
集合平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤
差を求め、第4のフィルタのインパルス応答を、該イン
パルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新するものであ
る。なお、この発明の2チャンネルエコーキャンセル用
フィルタのインパルス応答設定方法は、前記インパルス
応答の更新を行った後に、前記第1,第2のスピーカで
再生する信号を前記互いに相関を有する2信号に切り換
え、該2信号の再生と並行してエコーキャンセル推定誤
差の観測を行い、該エコーキャンセル推定誤差が所定値
以上に達したことを検出して前記第1,第2のスピーカ
で再生する信号を前記相互に直交した2信号に再び切り
換えて、前記フィルタに設定するインパルス応答の更新
を実行するものとすることができる。この発明の2チャ
ンネルエコーキャンセラは、2つのスピーカと2つのマ
イクを同一空間に配置した音響系について、第1のスピ
ーカに供給する音声信号を、第1,第2のマイクに対応
して設けられた第1,第2の適応型フィルタにそれぞれ
畳み込み演算して、第1,第2のエコーキャンセル信号
を生成し、第2のスピーカに供給する音声信号を、第
1,第2のマイクに対応して設けられた第3,第4の適
応型フィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第3,第4
のエコーキャンセル信号を生成し、第1のマイクの収音
信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を第1の
引算手段で差し引いてエコーキャンセルを行い、第2の
マイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャンセル
信号を第2の引算手段で差し引いてエコーキャンセルを
行う2チャンネルエコーキャンセラにおいて、互いに相
関を有する2信号について所定の期間ごとに主成分分析
を行って、相互に直交した2信号に変換して、第1,第
2のスピーカに供給する直交化手段を具備し、前記第1
の適応型フィルタが、第1のマイクの収音信号から該第
1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた信号と第
1のスピーカから再生した信号とのクロススペクトルを
求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換してイン
パルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該インパル
ス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更新し、前
記第3の適応型フィルタが、第1のマイクの収音信号か
ら該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた信
号と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペク
トルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換し
てインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該イ
ンパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更新
し、前記第2の適応型フィルタが、第2のマイクの収音
信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引
いた信号と第1のスピーカから再生した信号とのクロス
スペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ
変換してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性
を該インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答
に更新し、前記第4の適応型フィルタが、第2のマイク
の収音信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を
差し引いた信号と第2のスピーカから再生した信号との
クロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フ
ーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、フィル
タ特性を該インパルス応答推定誤差を打ち消すインパル
ス応答に更新するものである。この発明の双方向2チャ
ンネル音声伝送装置は、2つの地点にそれぞれ2つのス
ピーカと2つのマイクを配置し、一方の地点の第1のマ
イクで収音され他方の地点の第1のスピーカに供給する
音声信号を、他方の地点の第1,第2のマイクに対応し
て設けられた第1,第2の適応型フィルタにそれぞれ畳
み込み演算して、第1,第2のエコーキャンセル信号を
生成し、一方の地点の第2のマイクで収音され他方の地
点の第2のスピーカに供給する音声信号を、他方の地点
の第1,第2のマイクに対応して設けられた第3,第4
の適応型フィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第3,
第4のエコーキャンセル信号を生成し、他方の地点の第
1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャン
セル信号を第1の引算手段で差し引いて一方の地点の第
1のスピーカに供給し、他方の地点の第2のマイクの収
音信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を第2
の引算手段で差し引いて一方の地点の第2のスピーカに
供給する信号系統を、2つの地点間で双方向に用意して
双方向2チャンネル音声伝送を行う装置において、互い
に相関を有する2信号について所定の期間ごとに主成分
分析を行って、相互に直交した2信号に変換して、第
1,第2のスピーカに供給する直交化手段を具備し、前
記第1の適応型フィルタが、第1のマイクの収音信号か
ら該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた信
号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペク
トルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換し
てインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該イ
ンパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更新
し、前記第3の適応型フィルタが、第1のマイクの収音
信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引
いた信号と第2のスピーカから再生した信号とのクロス
スペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ
変換してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性
を該インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答
に更新し、前記第2の適応型フィルタが、第2のマイク
の収音信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を
差し引いた信号と第1のスピーカから再生した信号との
クロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フ
ーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、フィル
タ特性を該インパルス応答推定誤差を打ち消すインパル
ス応答に更新し、前記第4の適応型フィルタが、第2の
マイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャンセル
信号を差し引いた信号と第2のスピーカから再生した信
号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合平均
し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求
め、フィルタ特性を該インパルス応答推定誤差を打ち消
すインパルス応答に更新するものである。なお、この発
明の双方向2チャンネル音声伝送装置において、前記直
交化手段、前記第1〜第4の適応型フィルタおよび前記
第1,第2の引算手段は、例えば、ともに前記互いに相
関を有する2信号の受信側の地点に配置することができ
る。あるいは、該前記直交化手段を前記互いに相関を有
する2信号の送信側の地点に配置し、前記第1〜第4の
適応型フィルタおよび第1,第2の引算手段を該互いに
相関を有する2信号の受信側の地点に配置することもで
きる。また、前記直交化手段は、例えば、前記互いに相
関を有する2信号を変数として、所定期間ごとに、該期
間に含まれる該2変数の組合せからなるサンプル群につ
いて第1主成分、第2主成分の固有ベクトルを求め、該
2変数の組合せからなる各サンプルを該求められた第1
主成分、第2主成分の固有ベクトルにそれぞれ射影し
て、前記相互に直交した2信号に変換する演算を行うも
のとすることができる。
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を以下説明
する。図2はこの発明による双方向ステレオ音声伝送装
置の全体構成を示す。これは、地点Aと地点Bとの間で
双方向ステレオ伝送を行うもので、例えばテレビ会議シ
ステムに適用することができる。地点Aには、同一空間
内に2つのスピーカSP−A(L),SP−A(R)と
2つのマイクMC−A(L),MC−A(R)が配置さ
れている。マイクMC−A(L),MC−A(R)の各
収音信号は、A/D変換器12,14でディジタル信号
にそれぞれ変換され、ステレオエコーキャンセラ16で
エコーキャンセル処理を施された後、CODEC(CO
DERおよびDECORDER)18で変調されて、有
線または無線の伝送路20を介して地点Bに伝送され
る。地点Bには、同一空間内に2つのスピーカSP−B
(L),SP−B(R)と2つのマイクMC−B
(L),MC−B(R)が配置されている。地点Aから
伝送された信号はCODEC22に入力されてマイクM
C−A(L),MC−A(R)の収音信号が復調され
る。これら復調されたマイクMC−A(L),MC−A
(R)の収音信号は、ステレオエコーキャンセラ24を
介してD/A変換器26,28でアナログ信号にそれぞ
れ変換され、スピーカSP−B(L),SP−B(R)
でそれぞれ再生される。地点BのマイクMC−B
(L),MC−B(R)の各収音信号は、A/D変換器
30,32でディジタル信号にそれぞれ変換され、ステ
レオエコーキャンセラ24でエコーキャンセル処理を施
された後、CODEC22で変調されて、伝送路20を
介して地点Aに伝送される。地点Aに伝送された信号は
CODEC18に入力されてマイクMC−B(L),M
C−B(R)の収音信号が復調される。これら復調され
たマイクMC−B(L),MC−B(R)の収音信号
は、ステレオエコーキャンセラ16を介してD/A変換
器34,36でアナログ信号にそれぞれ変換され、スピ
ーカSP−A(L),SP−A(R)でそれぞれ再生さ
れる。ステレオエコーキャンセラ16,24内の構成を
図1に示す。直交化フィルタ38は、相手側の地点から
伝送路20およびCODEC18(22)を介して回線
入力端LI(L),LI(R)に入力される左右2チャ
ンネルステレオ信号について、所定の期間ごとに主成分
分析を行って、相互に直交した2信号に変換し、該2信
号を音響出力端SO(L),SO(R)から出力する。
これら2信号はスピーカSP(L){SP−A(L)ま
たはSP−B(L)をいう。},SP(R){SP−A
(R)またはSP−B(R)をいう。}でそれぞれ再生
される。適応型フィルタ40−1は、スピーカSP
(L)とマイクMC(L){MC−A(L)またはMC
−B(L)をいう。}間の伝達関数に相当するインパル
ス応答が設定され、音響出力端SO(L)から出力する
信号に該インパルス応答を畳み込み演算することによ
り、音響出力端SO(L)から出力された信号が、スピ
ーカSP(L)で再生され、マイクMC(L)で収音さ
れ、音響入力端SI(L)に入力される信号に相当する
エコーキャンセル信号EC1を生成する。適応型フィル
タ40−2は、スピーカSP(L)とマイクMC(R)
{MC−A(R)またはMC−B(R)をいう。}間の
伝達関数に相当するインパルス応答が設定され、音響出
力端SO(L)から出力する信号に該インパルス応答を
畳み込み演算することにより、音響出力端SO(L)か
ら出力された信号が、スピーカSP(L)で再生され、
マイクMC(R)で収音され、音響入力端SI(R)に
入力される信号に相当するエコーキャンセル信号EC2
を生成する。適応型フィルタ40−3は、スピーカSP
(R)とマイクMC(L)間の伝達関数に相当するイン
パルス応答が設定され、音響出力端SO(R)から出力
する信号に該インパルス応答を畳み込み演算することに
より、音響出力端SO(R)から出力された信号が、ス
ピーカSP(R)で再生され、マイクMC(L)で収音
され、音響入力端SI(L)に入力される信号に相当す
るエコーキャンセル信号EC3を生成する。適応型フィ
ルタ40−4は、スピーカSP(R)とマイクMC
(R)間の伝達関数に相当するインパルス応答が設定さ
れ、音響出力端SO(R)から出力する信号に該インパ
ルス応答を畳み込み演算することにより、音響出力端S
O(R)から出力された信号が、スピーカSP(R)で
再生され、マイクMC(R)で収音され、音響入力端S
I(R)に入力される信号に相当するエコーキャンセル
信号EC4を生成する。引算器42−1は、音響入力端
SI(L)から入力されるマイクMC(L)の収音信号
から、エコーキャンセル信号EC1およびEC3を引き
算してエコーキャンセルを行う。引算器42−2は、音
響入力端SI(R)から入力されるマイクMC(R)の
収音信号から、エコーキャンセル信号EC2およびEC
4を引き算してエコーキャンセルを行う。これらエコー
キャンセルされた左右各チャンネルの信号は、回線出力
端LO(L),LO(R)からそれぞれ出力され、CO
DEC18(22)および伝送路20を介して相手側の
地点に伝送される。制御装置44は、直交化フィルタ3
8の機能のオン/オフ切換および適応型フィルタ40−
1乃至40−4の適応型動作のオン/オフ切換を行うも
ので、引算器42−1,42−2から出力される信号に
含まれる誤差成分(エコーキャンセル推定誤差)を検出
して、該誤差成分が所定値以内の時は、直交化フィルタ
38の機能をオフして、回線入力端LI(L),LI
(R)から入力されるステレオ信号を、そのまま直交化
フィルタ38を通過させて音響出力端SO(L),SO
(R)から出力して、ステレオ再生を実現する。また、
このとき、適応型フィルタ40−1乃至40−4の適応
型動作をオフ(各インパルス応答を、その直前の適応型
動作で設定された値に固定)する。また、誤差成分が所
定値以上に達した時は、直交化フィルタ38の機能をオ
ンし、適応型フィルタ40−1乃至40−4の適応型動
作をオンして、適応型フィルタ40−1乃至40−4に
設定するインパルス応答の更新を行う。インパルス応答
の更新が完了すると、誤差成分が再び所定値以上に達す
るまで、直交化フィルタ38の機能をオフし、適応型フ
ィルタ40−1乃至40−4の適応型動作をオフする。
直交化フィルタ38の直交化処理について説明する。直
交化処理は、入力ステレオ信号の所定の期間ごとに行わ
れる。ここでは、直交化処理を、図3に示すように1フ
レーム(例えば512サンプル)ごとに行うものとし、
直交化フィルタ38に入力される1フレームの左右各チ
ャンネルの入力信号のサンプル群x、yを、 x=x,x,x,…,x y=y,y,y,…,y (nは例えば512)とする。サンプル群x、yはステ
レオ信号であるから、互いに相関を有する。直交化処理
は、x、yを2変数として、1フレームごとに、該2変
数の組合せからなるサンプル群について、主成分分析を
して、相互に直交する第1主成分、第2主成分の固有ベ
クトルを求め、該2変数の組合せからなる各サンプル
を、該求められた第1主成分、第2主成分の固有ベクト
ルにそれぞれ射影することにより行われる。直交化処理
の演算の具体的内容を説明する。いま、観測行列Bを、
【数1】 とすると、Bの共分散行列Sは、
【数2】 となる。固有値λは、
【数3】 から、
【数4】 を解いて、
【数5】 の2個の解が求まる。2個の固有値のうち分散の大きい
方(第1主成分の固有値)をλとすると、固有値λ
に対応する固有ベクトルUmaxは、
【数6】 が成り立つ
【数7】 である。a,aを解くと、
【数8】 が求まる。a,aの解の符号が+でも−でも第1主
成分が表す軸は同じである。一方、2個の固有値のうち
分散の小さい方(第2主成分の固有値)をλとする
と、固有値λに対応する固有ベクトルUminは、
【数9】 が成り立つ
【数10】 である。a',a'を解くと、
【数11】 が求まる。a',a'の解の符号が+でも−でも第2
主成分が表す軸は同じである。以上のようにして求めら
れた第1主成分、第2主成分の固有ベクトル
【数12】 に、観測行列Bの列ベクトル
【数13】 を射影する。観測行列Bを固有ベクトルUmaxに射影し
た出力信号cの値は、
【数14】 として求まる。また、観測行列Bを固有ベクトルUmin
に射影した出力信号c'の値は、
【数15】 として求まる。図4はこの射影を模式的に示したもので
ある。固有ベクトルUmax,Uminは互いに直交している
から、射影した2つの出力信号c,c'は互いに直交し
たものとなる。このようにして、左右各チャンネルの入
力信号のサンプル群x,yが互いに直交した(すなわち
無相関な)2信号c,c'に変換される。この処理は1
フレームごとに繰り返し行われる。次に、以上のように
して変換された2信号c,c'に基づいて行われる、適
応型フィルタ40−1乃至40−4によるフィルタ特性
(インパルス応答)の設定について説明する。ここで
は、適応型フィルタ40−1,40−3のフィルタ特性
の設定について説明する。主成分分析で作成された2信
号c,c'を c=c,c,c,…,c c'=c',c',c',…,c' とする。いま、図5に示すようにスピーカSP(L)と
マイクMC(L)間の伝達関数をそれぞれH,H
し、これに対応するインパルス応答をそれぞれh ,h
とし、適応型フィルタ40−1,40−3のインパル
ス応答をそれぞれ
【数16】 とすると、引算器42−1から出力される信号のエコー
キャンセル推定誤差eは、
【数17】 となる。ここで、
【数18】 と置くと(動作開始当初はインパルス応答は未設定なの
で、Δh=h、Δh =hである。)、
【数19】 となり、これを短時間フーリエ変換すると、エコーキャ
ンセル推定誤差E(各変数を表す記号において、小文字
は時間軸表現、大文字は周波数軸表現を意味する。)
は、
【数20】 となる。この誤差成分Eと、入力Cとのクロススペクト
ルをそれぞれとり(すなわち、両辺に入力Cの複素共役
を掛け)、所定期間(例えば図3に示すように40
フレーム)で集合平均をとると、
【数21】 が得られ、これからΔHを求めると、
【数22】 が得られる。このΔHを逆フーリエ変換した値Δh
がインパルス応答推定誤差であるから、適応型フィルタ
40−1のインパルス応答を
【数23】 に更新する。同様に、誤差成分Eと、入力C'とのクロ
ススペクトルをそれぞれとり(すなわち、両辺に入力
C'の複素共役C'を掛け)、所定期間(入力Cの場合
と同様で例えば40フレーム)で集合平均をとると、
【数24】 が得られ、これからΔHを求めると、
【数25】 が得られる。このΔHを逆フーリエ変換した値Δh
がインパルス応答推定誤差であるから、適応型フィルタ
40−3のインパルス応答を
【数26】 に更新する。なお、以上は適応型フィルタ40−1,4
0−3のフィルタ特性の設定について説明したが、適応
型フィルタ40−2,40−4のフィルタ特性の設定に
ついても同様に行うことができる。制御装置44による
直交化フィルタ38の機能のオン/オフ切換制御および
適応型フィルタ40−1乃至40−4の適応型動作のオ
ン/オフ切換制御について図6を参照して説明する。双
方向ステレオ音声伝送装置を起動すると、直交化フィル
タ38の動作および適応型フィルタ40−1乃至40−
4の適応型動作が開始される(S11)。これにより、
直交化フィルタ38は入力ステレオ信号(x,y)を直
交化する処理を行う。直交化された2信号(c,c')
は、スピーカSP(L),SP(R)から再生される。
適応型フィルタ40−1乃至40−4は、引算器42−
1,42−2から出力される信号に含まれる誤差成分
(エコーキャンセル推定誤差)に基づき、所定期間(例
えば前述のように40フレーム)ごとにインパルス応答
推定誤差Δh乃至Δhの演算を行い、フィルタ特性
(インパルス応答)を該インパルス応答推定誤差を打ち
消す値に更新する。図7はこのときの1つの適応型フィ
ルタの動作を示すもので、動作開始(このとき適応型フ
ィルタのインパルス応答は未設定である。)から40フ
レームごとのフィルタ特性の更新により、エコーキャン
セル推定誤差が徐々に低下している。エコーキャンセル
推定誤差が所定値以下になると(S12)、制御装置4
4は直交化フィルタ38の動作および適応型フィルタ4
0−1乃至40−4の適応型動作が停止される(S1
3)。すなわち、直交化フィルタ38は入力ステレオ信
号(x,y)をそのまま出力して、スピーカSP
(L),SP(R)から再生する。また、適応型フィル
タ40−1乃至40−4を停止し、その直前のフィルタ
特性を保持する。制御装置44は直交化フィルタ38の
動作および適応型フィルタ40−1乃至40−4の適応
型動作が停止している間も推定誤差パワーを観測し、該
推定誤差パワーが所定値以上に達すると、直交化フィル
タ38の動作および適応型フィルタ40−1乃至40−
4の適応型動作を再開し(S14)、以後以上の動作を
繰り返す。これにより、適正なエコーキャンセル状態を
維持することができる。なお、前記実施例ではマイク収
音信号の直交化処理を行う直交化フィルタ38を該マイ
ク収音信号の受信側に配置したが、図8に示す直交化フ
ィルタ38’のように、送信側に配置することもでき
る。また、この発明は、互いに相関を有する各種2チャ
ンネル信号のエコーキャンセル処理に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2のステレオエコーキャンセラ16,24
内の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の双方向ステレオ音声伝送装置の実
施の形態を示すを示すブロック図である。
【図3】 図1のステレオエコーキャンセラにおいて、
直交化処理およびインパルス応答推定誤差を求める単位
期間の例を示すタイムチャートである。
【図4】 図1の直交化フィルタにおける射影の説明図
である。
【図5】 図1のステレオエコーキャンセラにおいて、
適応型エコーキャンセラに設定するフィルタ特性を説明
するための図である。
【図6】 図1の制御装置44による直交化フィルタ3
8の機能のオン/オフ切換制御および適応型フィルタ4
0−1乃至40−4の適応型動作のオン/オフ切換制御
を示す図である。
【図7】 図1の適応型フィルタの動作が開始されてか
らのエコーキャンセル推定誤差の変化を示す線図であ
る。
【図8】 直交化フィルタの他の配置例を示すロック図
である。
【符号の説明】
16,24…ステレオエコーキャンセラ、38,38’
…直交化フィルタ、40−1乃至40−4…適応型フィ
ルタ、42−1,42−2…引算器、MC−A(L),
MC−A(R),MC−B(L),MC−B(R)…マ
イク、SP−A(L),SP−A(R),SP−B
(L),SP−B(R)…スピーカ
フロントページの続き (72)発明者 戸倉 綾 東京都国分寺市本町4−13−12 コンフォ ート1−306 Fターム(参考) 5D020 CC06 5K046 AA01 BB00 BB01 EE06 EE14 EF04 EF11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のスピーカに供給する音声信号を、第
    1,第2のマイクに対応して設けられた第1,第2のフ
    ィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第1,第2のエコ
    ーキャンセル信号を生成し、 第2のスピーカに供給する音声信号を、第1,第2のマ
    イクに対応して設けられた第3,第4のフィルタにそれ
    ぞれ畳み込み演算して、第3,第4のエコーキャンセル
    信号を生成し、 第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号を生成し、 第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号を生成する場合に、前記各
    フィルタのインパルス応答を設定する方法であって、 互いに相関を有する2信号について所定の期間ごとに主
    成分分析を行って、相互に直交した2信号に変換して、
    第1,第2のスピーカから再生し、 第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第1のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第1のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、 第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第2のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第3のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、 第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第1のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第2のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、 第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第2のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第4のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新する2チャンネル
    エコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方
    法。
  2. 【請求項2】2つの地点にそれぞれ2つのスピーカと2
    つのマイクを配置し、 一方の地点の第1のマイクで収音され他方の地点の第1
    のスピーカに供給する音声信号を、他方の地点の第1,
    第2のマイクに対応して設けられた第1,第2のフィル
    タにそれぞれ畳み込み演算して、第1,第2のエコーキ
    ャンセル信号を生成し、 一方の地点の第2のマイクで収音され他方の地点の第2
    のスピーカに供給する音声信号を、他方の地点の第1,
    第2のマイクに対応して設けられた第3,第4のフィル
    タにそれぞれ畳み込み演算して、第3,第4のエコーキ
    ャンセル信号を生成し、 他方の地点の第1のマイクの収音信号から該第1,第3
    のエコーキャンセル信号を差し引いた信号を一方の地点
    の第1のスピーカに供給し、 他方の地点の第2のマイクの収音信号から該第2,第4
    のエコーキャンセル信号を差し引いた信号を一方の地点
    の第2のスピーカに供給する信号系統を、2つの地点間
    で双方向に用意して双方向2チャンネル音声伝送を行う
    場合に、前記各フィルタのインパルス応答を設定する方
    法であって、 各伝送方向について、 互いに相関を有する2信号について所定の期間ごとに主
    成分分析を行って、相互に直交した2信号に変換して、
    第1,第2のスピーカから再生し、 第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第1のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第1のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、 第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第2のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第3のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、 第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第1のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第2のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、 第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャ
    ンセル信号を差し引いた信号と第2のスピーカから再生
    した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合
    平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を
    求め、第4のフィルタのインパルス応答を、該インパル
    ス応答推定誤差を打ち消す特性に更新する2チャンネル
    エコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方
    法。
  3. 【請求項3】前記インパルス応答の更新を行った後に、
    前記第1,第2のスピーカで再生する信号を前記互いに
    相関を有する2信号に切り換え、該2信号の再生と並行
    してエコーキャンセル推定誤差の観測を行い、該エコー
    キャンセル推定誤差が所定値以上に達したことを検出し
    て前記第1,第2のスピーカで再生する信号を前記相互
    に直交した2信号に再び切り換えて、前記フィルタに設
    定するインパルス応答の更新を実行する請求項1または
    2記載の2チャンネルエコーキャンセル用フィルタのイ
    ンパルス応答設定方法。
  4. 【請求項4】2つのスピーカと2つのマイクを同一空間
    に配置した音響系について、 第1のスピーカに供給する音声信号を、第1,第2のマ
    イクに対応して設けられた第1,第2の適応型フィルタ
    にそれぞれ畳み込み演算して、第1,第2のエコーキャ
    ンセル信号を生成し、 第2のスピーカに供給する音声信号を、第1,第2のマ
    イクに対応して設けられた第3,第4の適応型フィルタ
    にそれぞれ畳み込み演算して、第3,第4のエコーキャ
    ンセル信号を生成し、 第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャ
    ンセル信号を第1の引算手段で差し引いてエコーキャン
    セルを行い、 第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャ
    ンセル信号を第2の引算手段で差し引いてエコーキャン
    セルを行う2チャンネルエコーキャンセラにおいて、 互いに相関を有する2信号について所定の期間ごとに主
    成分分析を行って、相互に直交した2信号に変換して、
    第1,第2のスピーカに供給する直交化手段を具備し、 前記第1の適応型フィルタが、第1のマイクの収音信号
    から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新し、 前記第3の適応型フィルタが、第1のマイクの収音信号
    から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新し、 前記第2の適応型フィルタが、第2のマイクの収音信号
    から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新し、 前記第4の適応型フィルタが、第2のマイクの収音信号
    から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新する2チャンネルエコーキャンセラ。
  5. 【請求項5】2つの地点にそれぞれ2つのスピーカと2
    つのマイクを配置し、 一方の地点の第1のマイクで収音され他方の地点の第1
    のスピーカに供給する音声信号を、他方の地点の第1,
    第2のマイクに対応して設けられた第1,第2の適応型
    フィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第1,第2のエ
    コーキャンセル信号を生成し、 一方の地点の第2のマイクで収音され他方の地点の第2
    のスピーカに供給する音声信号を、他方の地点の第1,
    第2のマイクに対応して設けられた第3,第4の適応型
    フィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第3,第4のエ
    コーキャンセル信号を生成し、 他方の地点の第1のマイクの収音信号から該第1,第3
    のエコーキャンセル信号を第1の引算手段で差し引いて
    一方の地点の第1のスピーカに供給し、 他方の地点の第2のマイクの収音信号から該第2,第4
    のエコーキャンセル信号を第2の引算手段で差し引いて
    一方の地点の第2のスピーカに供給する信号系統を、2
    つの地点間で双方向に用意して双方向2チャンネル音声
    伝送を行う装置において、 互いに相関を有する2信号について所定の期間ごとに主
    成分分析を行って、相互に直交した2信号に変換して、
    第1,第2のスピーカに供給する直交化手段を具備し、 前記第1の適応型フィルタが、第1のマイクの収音信号
    から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新し、 前記第3の適応型フィルタが、第1のマイクの収音信号
    から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新し、 前記第2の適応型フィルタが、第2のマイクの収音信号
    から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新し、 前記第4の適応型フィルタが、第2のマイクの収音信号
    から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた
    信号と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペ
    クトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換
    してインパルス応答推定誤差を求め、フィルタ特性を該
    インパルス応答推定誤差を打ち消すインパルス応答に更
    新する双方向2チャンネル音声伝送装置。
  6. 【請求項6】前記直交化手段、前記第1〜第4の適応型
    フィルタおよび前記第1,第2の引算手段が、ともに前
    記互いに相関を有する2信号の受信側の地点に配置され
    る請求項5記載の双方向2チャンネル音声伝送装置。
  7. 【請求項7】前記直交化手段が前記互いに相関を有する
    2信号の送信側の地点に配置され、前記第1〜第4の適
    応型フィルタおよび第1,第2の引算手段が該互いに相
    関を有する2信号の受信側の地点に配置される請求項5
    記載の双方向2チャンネル音声伝送装置。
  8. 【請求項8】前記直交化手段が、前記互いに相関を有す
    る2信号を変数として、所定期間ごとに、該期間に含ま
    れる該2変数の組合せからなるサンプル群について第1
    主成分、第2主成分の固有ベクトルを求め、該2変数の
    組合せからなる各サンプルを該求められた第1主成分、
    第2主成分の固有ベクトルにそれぞれ射影して、前記相
    互に直交した2信号に変換する演算を行う請求項5から
    7のいずれかに記載の双方向2チャンネル音声伝送装
    置。
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