JP2002335044A - 面発光型発光素子の製造方法 - Google Patents

面発光型発光素子の製造方法

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JP2002335044A JP2002060316A JP2002060316A JP2002335044A JP 2002335044 A JP2002335044 A JP 2002335044A JP 2002060316 A JP2002060316 A JP 2002060316A JP 2002060316 A JP2002060316 A JP 2002060316A JP 2002335044 A JP2002335044 A JP 2002335044A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した特性の素子が得られ、かつ低コスト
で歩留まりが良好な面発光型発光素子の製造方法を提供
する。 【解決手段】 本発明は、基板101に垂直な方向に光
を出射する面発光型発光素子の製造方法であって、以下
の工程(a)〜(e)を含む。(a)多層膜150の少
なくとも一部をエッチングして柱状部110を形成する
工程。(b)柱状部110を覆うように第1樹脂層11
7aを形成する工程。(c)液体130に対する第1樹
脂層117aの溶解度を変化させて第2樹脂層117b
を形成する工程。(d)第2樹脂層117bを溶解する
液体130に、少なくとも第2樹脂層117bを所定時
間浸漬して、第2樹脂層117bのうち少なくとも柱状
部110上に形成された部分を除去する工程。(e)第
2樹脂層117bを硬化させて絶縁層117を形成する
工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対して垂直
方向に光を出射する面発光型発光素子の製造方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】面発光型半導体レーザに代表される面発光
型発光素子は、2次元集積化が可能な発光素子であり、
高速かつ大容量の光通信の光源など、幅広い分野での応
用が期待されている。
【0003】ところで、発光素子を高速で駆動する際問
題となるのが、素子の寄生容量である。例えば、面発光
型半導体レーザの場合、素子を駆動させるためには、基
板表面から活性層へと電流を注入する必要がある。ま
た、発光部(発光に寄与する部分)以外の部分から活性
層への電流の注入を防止するため、一般に、発光部近傍
以外の領域には絶縁層が形成されており、この絶縁層を
介して基板表面に電極が形成されている。このため、素
子には、電極、絶縁層、および半導体という層構造が形
成され、この層構造によって寄生容量が発生してしま
う。
【0004】この寄生容量を低減するためには、この絶
縁層を厚く形成すればよい。そこで、ポリイミドに代表
される絶縁性の樹脂で発光部の周囲を埋め込み、この樹
脂を絶縁層として用いる方法が採用されている。このよ
うな構造を有する面発光型半導体レーザが、例えば、電
気情報通信学会研究会資料、信学技報(TECHNICAL REPOR
T OF IEICE), LQE98-141, 1999-2に開示されている。
【0005】発光部の周囲が樹脂で埋め込まれた一般的
な面発光型半導体レーザおよびその製造方法の一例を、
図17〜図19に示す。図17に示す面発光型半導体レ
ーザ500では、柱状部110に活性層105が形成さ
れ、柱状部110の上面にある出射口116から光が出
射する。この面発光型半導体レーザ500を駆動させる
ためには、図17に示すように、柱状部110上に、活
性層105に電流を注入するための電極113を形成す
る必要がある。また、前述したように、素子の寄生容量
の低減を図るためには、図17に示すように、柱状部1
10の周囲を絶縁性の樹脂層517で埋め込むのが好ま
しい。図17に示す面発光型半導体レーザ500を形成
するためには、図18に示すように、柱状部110の周
囲に樹脂層517aを埋め込んだ後、樹脂層517aの
うち柱状部110上に形成された部分を除去し、上部電
極113が柱状部110の上面で接合するように、上部
電極113を形成しなければならない。そこで、柱状部
110の周囲に樹脂層517aを埋め込んだ後、上部電
極113を形成する前に、図19に示すように、CMP
法などを用いて、素子500aを研磨機550に設置
し、研磨剤551を使用して樹脂517aを研磨するこ
とで、樹脂層517aのうち柱状部110上に形成され
た部分を除去する工程が用いられている。
【0006】しかしながら、図19に示す方法では、樹
脂層517aが研磨されると同時に、柱状部110その
ものも研磨されてしまう場合がある。この場合、素子が
破壊されたり、素子特性が劣化するおそれがある。ま
た、研磨により除去された樹脂や研磨剤が素子に付着す
ることにより、素子特性の劣化を招くおそれがある。し
たがって、上述した研磨工程のほか、綿密な洗浄工程や
ドライエッチング工程などを併用して柱状部110の上
面を洗浄してから電極113を形成しなければ、安定し
た特性の素子を得ることが困難であった。このため、こ
の洗浄工程の追加により工程数が増加し、それに伴い製
造費が増加するという問題が生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安定
した特性の素子が得られ、かつ低コストで歩留まりが良
好な面発光型発光素子の製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の面発光型
発光素子の製造方法は、発光素子の少なくとも一部とし
て機能する柱状部が基板上に形成され、前記基板に垂直
な方向に光を出射する面発光型発光素子の製造方法であ
って、以下の工程(a)〜(e)を含む。
【0009】(a)基板上に、活性層を含む多層膜を形
成し、該多層膜の少なくとも一部をエッチングして、発
光素子の少なくとも一部として機能する柱状部を形成す
る工程、(b)前記柱状部を覆うように第1樹脂層を形
成する工程、(c)所定の液体に対する前記第1樹脂層
の溶解度を変化させて、第2樹脂層を形成する工程、
(d)前記所定の液体は、前記第2樹脂層を溶解する性
質を有し、前記液体に少なくとも前記第2樹脂層を所定
時間浸漬して、前記第2樹脂層のうち、少なくとも前記
柱状部上に形成された部分を除去する工程、および
(e)前記第2樹脂層を硬化させて、前記柱状部の側面
を覆う絶縁層を形成する工程。
【0010】本発明によれば、前記工程(d)におい
て、少なくとも前記第2樹脂層を前記液体に所定時間浸
漬して、前記第2樹脂層のうち前記柱状部上に形成され
た部分を除去することにより、前記柱状部へダメージを
与えることなく、前記第2樹脂層のみを除去することが
できる。これにより、安定した特性を有する素子が得ら
れ、かつ、低コストで歩留まり良く素子を製造すること
ができる。
【0011】この場合、前記工程(c)は、前記第1樹
脂層に対して熱または光を付与することにより、前記所
定の液体に対する前記第1樹脂層の溶解度を変化させる
工程であることができる。この構成によれば、前記第1
樹脂層に対して熱または光を付与することにより、前記
所定の液体に対する前記第1樹脂層の溶解度を容易に変
化させて前記第2樹脂層を形成することができるため、
前記第2樹脂層のうち前記柱状部上に形成された部分の
除去を効率良く行なうことができる。
【0012】(2)また、本発明の面発光型発光素子の
製造方法は、発光素子の少なくとも一部として機能する
柱状部が基板上に形成され、前記基板に垂直な方向に光
を出射する面発光型発光素子の製造方法であって、以下
の工程(a)〜(e)を含む。
【0013】(a)基板上に、活性層を含む多層膜を形
成し、該多層膜の少なくとも一部をエッチングして前記
柱状部を形成する工程、(b)前記柱状部を覆うよう
に、樹脂前駆体を含む第1樹脂層を形成する工程、
(c)前記第1樹脂層を半硬化させて、第2樹脂層を形
成する工程、(d)前記第2樹脂層を溶解する液体に、
少なくとも前記第2樹脂層を所定時間浸漬して、前記第
2樹脂層のうち、少なくとも前記柱状部上に形成された
部分を除去する工程、および(e)前記第2樹脂層を硬
化させて、前記柱状部の側面を覆う絶縁層を形成する工
程。
【0014】ここで、前記工程(c)における半硬化と
は、前記工程(d)で用いる前記液体に対する前記第1
樹脂層の溶解度を変化させることをいう。半硬化するこ
とによって、前記第1樹脂層から前記第2樹脂層へと変
化する。すなわち、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層と
では、前記工程(d)で用いる前記液体に対する溶解度
が異なる。
【0015】本発明によれば、前記(1)に示した製造
方法と同様の作用および効果を奏する。さらに、例え
ば、前記工程(c)において、前記第1樹脂層を半硬化
させることにより、前記第1樹脂層と比較して前記液体
への溶解性がより低い前記第2樹脂層を形成する場合、
この半硬化工程によって、前記第2樹脂層の前記液体へ
の溶解速度を遅くすることができるため、前記液体中で
の前記第2樹脂層の除去工程におけるマージンを広くす
ることができる。
【0016】(3)また、本発明の面発光型発光素子の
製造方法は、発光素子の少なくとも一部として機能する
柱状部が基板上に形成され、前記基板に垂直な方向に光
を出射する面発光型発光素子の製造方法であって、以下
の工程(a)〜(e)を含む。
【0017】(a)基板上に、活性層を含む多層膜を形
成し、該多層膜の少なくとも一部をエッチングして、前
記柱状部を形成する工程、(b)前記柱状部を覆うよう
に、樹脂前駆体および感光性成分を含む第1樹脂層を形
成する工程、(c)前記第1樹脂層を所定時間露光し
て、前記第1樹脂層の一部を第2樹脂層に変化させる工
程、(d)前記第2樹脂層を溶解する液体に、少なくと
も前記第2樹脂層を所定時間浸漬して、前記第2樹脂層
を除去する工程、および(e)前記第1樹脂層を硬化さ
せて、前記柱状部の側面を覆う絶縁層を形成する工程。
【0018】本発明によれば、前記(1)に示した製造
方法と同様の作用および効果を奏する。さらに、例え
ば、前記工程(c)において、前記第1樹脂層を露光し
て、前記第1樹脂層のうち一部を、前記第1樹脂層より
も前記液体への溶解性が高い前記第2樹脂層に変化させ
る。この露光工程によって、前記第2樹脂層の前記液体
への溶解速度を速めることができるため、前記第2樹脂
層のみが効率良く除去される。
【0019】また、前記液体は前記第2樹脂層を溶解さ
せる性質を有するため、前記第2樹脂層の成分が前記柱
状部に再付着するのを防止することができる。
【0020】この場合、前記感光性成分は、光照射によ
り前記液体に対する溶解性が変化する性質を有すること
ができる。
【0021】また、前記(2)または(3)の面発光型
発光素子の製造方法では、前記樹脂前駆体として、ポリ
イミド系樹脂の前駆体を用いることができる。
【0022】前記(1)〜(3)の面発光型発光素子の
製造方法は、以下に示す(4)〜(9)の態様をとるこ
とができる。
【0023】(4)前記液体は、前記第2樹脂層を剥離
する性質を有することができる。ここで、剥離とは、前
記第2樹脂層が前記液体に溶解する過程において、前記
第2樹脂層と前記柱状部との接合部分に前記液体が侵入
して、前記第2樹脂層が剥がれることをいう。前記液体
が前記第2樹脂層を剥離する性質を有することにより、
前記第2樹脂層のうち前記柱状部上に形成された部分を
効率的に引き剥がすことができる。
【0024】(5)前記柱状部は、前記液体に対する溶
解性が、前記第2樹脂層と比較して小さいことができ
る。これにより、前記柱状部および前記第2樹脂層を前
記液体に浸漬する時間に十分なマージンが生じ、安定し
た製造が可能となる。また、前記第2樹脂層よりも先に
前記柱状部が前記液体に溶解するのを防ぐことができ、
素子特性に与える影響を抑えることができる。
【0025】(6)前記絶縁層は、ポリイミド系樹脂か
らなることができる。
【0026】(7)前記液体として、アルカリ系溶液を
用いることができる。ここで、アルカリ系溶液とは、一
般的な塩基性の溶液をいう。
【0027】(8)さらに、前記柱状部の近傍に、前記
第2樹脂層の除去をモニタするためのモニタ部を形成す
る工程を含むことができる。これにより、前記第2樹脂
層のうち前記柱状部上に形成された部分が除去されたど
うかを精度良く検知することができる。その結果、前記
柱状部へダメージを与えることなく、前記第2樹脂層の
うち前記柱状部上に形成された部分を確実に除去するこ
とができる。
【0028】この場合、前記モニタ部は、前記工程
(a)において、前記柱状部と同一のパターニング工程
にて形成されることができる。
【0029】(9)前記面発光型発光素子が、面発光型
半導体レーザ、LED素子、半導体光増幅素子のいずれ
かであることができる。
【0030】中でも、前記面発光型発光素子が面発光型
半導体レーザである場合、前記柱状部は、活性層を含
み、前記柱状部を少なくとも一部に含む半導体堆積体か
らなる共振器を含むことができる。
【0031】また、この場合、さらに以下の工程(f)
を含むことができる。
【0032】(f)前記活性層に電流を注入するための
電極を形成する工程。
【0033】さらに、この場合、前記工程(f)を行な
う前に、前記柱状部の上面を洗浄する工程を含むことが
できる。この工程によれば、より安定した特性の素子を
得ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0035】(第1の実施の形態) (デバイスの構造)図1は、本発明の第1の実施の形態
の面発光型発光素子100の断面を模式的に示す図であ
る。
【0036】本実施の形態においては、面発光型発光素
子100が面発光型半導体レーザである場合を示す。面
発光型発光素子100においては、垂直共振器(以下、
「共振器」とする)120上に絶縁層117が形成され
ている。面発光型発光素子100は、半導体基板10
1、半導体基板101上に形成されたn型GaAsから
なるバッファ層102、共振器120、および共振器1
20上に形成されたp型GaAsからなるコンタクト層
108を含み構成される。
【0037】また、共振器120には、柱状の半導体堆
積体(柱状部)110が形成されている。ここで、柱状
部110とは、共振器120の一部であって、少なくと
も活性層105を含む柱状の半導体堆積体のことをい
う。この柱状部110は絶縁層117で埋め込まれてい
る。柱状部110の側面は絶縁層117で覆われてお
り、柱状部110上には上部電極113が形成されてい
る。
【0038】共振器120は、バッファ層102上に形
成され、n型Al0.85Ga0.15As層とn型Al0.15
0.85As層とを交互に積層した30ペアの分布反射型
多層膜ミラー(以下、「下部ミラー」という)103、
n型Al0.5Ga0.5Asからなるn型クラッド層10
4、GaAsウエル層とAl0.3Ga0.7Asバリア層か
らなり、ウエル層が3層で構成される多重井戸構造の活
性層105、Al0.5Ga0.5Asからなるp型クラッド
層106、およびp型Al0.85Ga0.15As層とp型A
0.15Ga0.85As層とを交互に積層した25ペアの分
布反射型多層膜ミラー(以下、「上部ミラー」という)
107が順次積層されて構成される。
【0039】上部ミラー107は、Znがドーピングさ
れることによりp型にされ、下部ミラー103は、Se
がドーピングされることによりn型にされている。した
がって、上部ミラー107、不純物がドーピングされて
いない活性層105、および下部ミラー103により、
pinダイオードが形成される。
【0040】また、共振器120のうち面発光型発光素
子100のレーザ光出射側から下部ミラー103の途中
にかけての部分が、レーザ光出射側からから見て円形の
形状にエッチングされて柱状部110が形成されてい
る。なお、本実施の形態では、柱状部110の平面形状
を円形としたが、この形状は任意の形状をとることが可
能である。
【0041】本実施の形態にかかる面発光型発光素子1
00においては、柱状部110の側面ならびに下部ミラ
ー103の上面を覆うようにして、絶縁層117が形成
されている。
【0042】絶縁層117を形成するための材料として
は、例えば、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、また
はエポキシ系樹脂等、熱または光等のエネルギーを与え
て硬化させることにより形成される樹脂を用いることが
できる。
【0043】また、柱状部110および絶縁層117の
上には、上部電極113が形成されている。さらに、柱
状部110上面の中央部には、レーザ光の出射口となる
開口部116が形成されている。また、半導体基板10
1において、共振器120が形成されている側と反対側
の面には、下部電極115が形成されている。すなわ
ち、図1に示す面発光型発光素子100では、柱状部1
10上で上部電極113と接合し、かつ、半導体基板1
01の共振器120形成面と反対側の面で下部電極11
5と接合し、この上部電極113および下部電極115
によって活性層105に電流が注入される。
【0044】(デバイスの動作)第1の実施の形態の面
発光型発光素子100の一般的な動作を以下に示す。面
発光型発光素子100は面発光型半導体レーザであり、
開口部116からレーザ光を出射する。
【0045】まず、上部電極113と下部電極115と
で、pinダイオードに順方向の電圧を印加すると、活
性層105において、電子と正孔との再結合が起こり、
かかる再結合による発光が生じる。そこで生じた光が上
部ミラー107と下部ミラー103との間を往復する際
に誘導放出が起こり、光の強度が増幅される。光利得が
光損失を上まわると、レーザ発振が起こり、上部電極1
13の開口部116から半導体基板101に対して垂直
方向にレーザ光が出射される。
【0046】(デバイスの製造プロセス)次に、本実施
の形態の面発光型発光素子100の製造方法について、
図2〜8を用いて説明する。図2,図3,および図5〜
8は、本実施の形態の面発光型発光素子の一製造工程を
模式的に示す断面図である。また、図4は、図3に示す
製造工程図を模式的に示す平面図である。
【0047】本実施の形態の面発光型発光素子100
は、以下の工程(a)〜(e)から製造される。工程
(a)は、半導体基板101上に、活性層105を含む
多層膜を形成し、この多層膜の少なくとも一部をエッチ
ングして、発光素子100の少なくとも一部として機能
する柱状部110を形成する工程である。工程(b)
は、柱状部110を覆うように第1樹脂層117aを形
成する工程である。工程(c)は、液体130(後述す
る)に対する第1樹脂層117aの溶解度を変化させ
て、第2樹脂層117bを形成する工程である。工程
(d)は、第2樹脂層117bを溶解する性質を有する
液体130に、少なくとも第2樹脂層117bを所定時
間浸漬して、第2樹脂層117bのうち、少なくとも柱
状部110上に形成された部分を除去する工程である。
工程(e)は、第2樹脂層117cを硬化させて、柱状
部110の側面を覆う絶縁層117を形成する工程であ
る。
【0048】まず、工程(a)について説明する。
【0049】図2に示されるn型GaAsからなる半導
体基板101の表面に、組成を変調させながらエピタキ
シャル成長させることにより、図2に示される半導体多
層膜150を形成する。ここで、半導体多層膜150と
は、n型GaAsからなるバッファ層102、n型Al
0.85Ga0.15As層とn型Al0.15Ga0.85As層とを
交互に積層した下部ミラー103、n型Al0.5Ga0.5
Asからなるn型クラッド層104、GaAsウエル層
とAl0.3Ga0.7Asバリア層からなり、ウエル層が3
層で構成される多重井戸構造の活性層105、Al0.5
Ga0.5Asからなるp型クラッド層106、p型Al
0.85Ga0.15As層とp型Al0.15Ga0. 85As層とを
交互に積層した上部ミラー107、およびp型GaAs
からなるコンタクト層108をいう。これらの層を順に
半導体基板101上に堆層させることにより、半導体多
層膜150が形成される。また、半導体基板101の表
面とは、半導体基板101において、後の工程で共振器
120を形成する側の面をいう。
【0050】エピタキシャル成長を行う際の温度は、半
導体基板101の種類、あるいは形成する半導体多層膜
150の種類や厚さによって適宜決定されるが、一般
に、600℃〜800℃であるのが好ましい。また、エ
ピタキシャル成長を行う際の所要時間も、温度と同様に
適宜決定される。また、エピタキシャル成長させる方法
としては、有機金属気相成長(MOVPE:Metal
−Organic Vapor Phase Epit
axy)法や、MBE法(MolecularBeam
Epitaxy)法、あるいはLPE法(Liqui
d PhaseEpitaxy)を用いることができ
る。
【0051】続いて、コンタクト層108上に、フォト
レジスト(図示しない)を塗布した後フォトリソグラフ
ィにより該フォトレジストをパターニングすることによ
り、所定のパターンのレジスト層(図示しない)を形成
する。ついで、このレジスト層をマスクとしてドライエ
ッチング法により、コンタクト層108、上部ミラー1
07、p型クラッド層106、活性層105、n型クラ
ッド層104、および下部ミラー103の一部をエッチ
ングして、図3および図4に示すように、柱状の半導体
堆積体である柱状部110を設ける。以上の工程によ
り、半導体基板101上に、柱状部110を含む共振器
120が形成される。
【0052】続いて、工程(b)について説明する。
【0053】本工程では、柱状部110を第1樹脂層1
17aで埋め込む。
【0054】まず、樹脂前駆体を含む液状物(図示せ
ず)を柱状部110および上部ミラー103上に塗布し
た後乾燥させて、図5に示すように、柱状部110を覆
うように第1樹脂層117aを形成する。この工程にお
いて、第1樹脂層117aの膜厚が、少なくとも柱状部
110の高さより大きく、かつ、柱状部110を覆うよ
うに第1樹脂層117aを形成する。また、前記樹脂前
駆体は、必要に応じて溶剤に溶かして塗布する。この場
合、前記樹脂前駆体を塗布後、溶剤を蒸発させる。
【0055】前記液状物の塗布方法としては、スピンコ
ート法、ディッピング法、スプレーコート法等の公知技
術が利用できる。塗布の際には、柱状部110によって
形成される凸部に起因した膜厚のむらをできる限り抑え
るようにすることが好ましい。
【0056】次に、工程(c)について説明する。
【0057】この工程では、第1樹脂層117a中の樹
脂前駆体に熱または光等のエネルギーを与えることによ
り半硬化させて、図6に示すように、第2樹脂層117
bを形成する。
【0058】ここで、半硬化とは、後述する液体130
に対する第1樹脂層117aの溶解度を変化させること
をいう。本実施の形態では、半硬化することによって、
第1樹脂層117aから第2樹脂層117bへと変化す
る。すなわち、第1樹脂層117aと第2樹脂層117
bとでは、液体130に対する溶解度が異なる。本実施
の形態では、熱または光等のエネルギーを与えることに
より、第1樹脂層117a中の樹脂前駆体の一部が反応
し、液体130に対する溶解度がより低い第2樹脂層1
17bが形成される。
【0059】この半硬化の工程は、第1樹脂層117a
に含まれる樹脂前駆体の種類に応じて、熱または光等の
エネルギーを付加する時間や、付加する該エネルギーの
量を制御することにより行なう。また、熱により半硬化
させる場合は反応温度を、光により半硬化させる場合は
光量を制御することにより行なう。例えば、熱硬化によ
り第1樹脂層117aを半硬化させて、第1樹脂層11
7aよりも液体130に対する溶解度が低い第2樹脂層
117bを形成する場合、第1樹脂層117aから絶縁
層を形成する際に通常用いる熱硬化工程よりも低い温度
で半硬化を行なう。この場合、付加するエネルギーの量
が不十分であると、液体130に対する溶解度があまり
変化せず、樹脂層が液体130に溶解し、概ね除去され
てしまう。一方、この場合、付加するエネルギーの量が
多すぎると、液体130に対する溶解度が低くなりす
ぎ、後述する工程において第2樹脂層117bの除去が
困難となる。このため、樹脂前駆体の種類に応じて、半
硬化の際に付加するエネルギーの量および付加時間を制
御することが重要である。
【0060】この工程で用いる樹脂前駆体としては、ポ
リイミド前駆体を挙げることができる。
【0061】ポリイミド系樹脂としては、例えば、ポリ
アミック酸、ポリアミック酸の長鎖アルキルエステルな
どを挙げることができる。ポリイミド前駆体から絶縁層
を形成する場合、一般に、ポリイミド前駆体を塗布した
後加熱処理することによりイミド化反応が起こり、ポリ
イミド系樹脂が生成し、絶縁層が形成される。絶縁層を
形成する際に通常適用する加熱処理の温度は、ポリイミ
ド前駆体の種類によって異なるが、250〜400℃が
適当である。この場合、前述した半硬化の工程は150
〜250℃で行なうのが好ましい。
【0062】また、絶縁層117(図1参照)を形成す
るために用いる樹脂として、光照射による硬化する樹脂
を用いる場合、例えば、紫外線硬化型のポリアクリル系
樹脂およびエポキシ系樹脂を用いることができる。紫外
線硬化型樹脂は、紫外線照射のみで硬化することができ
るため、熱により素子特性が変化する等の問題が生じる
ことはない。
【0063】次に、工程(d)について説明する。
【0064】この工程では、前述した工程により得られ
た素子100aを、図7に示すように、液体130に所
定時間浸漬する。図7では、素子100aの全体を液体
130に浸漬する場合を示したが、素子100aのうち
少なくとも第2樹脂層117bを浸漬させればよい。
【0065】液体130は、第2樹脂層117bを溶解
する性質を有する。この液体130は、樹脂前駆体の性
質に応じて適宜選択することができる。例えば、樹脂前
駆体としてアルカリ系溶液に対する溶解性を有するもの
を選択することができ、この場合、液体130としてア
ルカリ系溶液を用いることができる。
【0066】また、液体130は、第2樹脂層117b
を剥離する性質を有するのがより好ましい。ここで、剥
離とは、第2樹脂層117が液体130に溶解する過程
において、第2樹脂層117bと柱状部110との接合
部分に液体130が侵入し、第2樹脂層117bが剥が
れることをいう。液体130が第2樹脂層117bを剥
離する性質を有することにより、第2樹脂層117bの
うち柱状部110上に形成された部分を効率的に引き剥
がすことができる。
【0067】なお、この工程において、液体130に対
する柱状部110の溶解性を、液体130に対する第2
絶縁層117bの溶解性と比較して小さくすることがで
きる。この構成によれば、柱状部110および第2樹脂
層117bを液体130に浸漬する時間に十分なマージ
ンが生じ、安定した製造が可能となる。また、第2樹脂
層117bよりも先に柱状部110が液体130に溶解
するのを防ぐことができ、素子特性に与える影響を抑え
ることができる。
【0068】この工程において、液体130に浸漬する
時間および温度を制御することにより、図8に示すよう
に、第2絶縁層117cを得る。第2絶縁層117c
は、図8に示すように、図7に示す第2樹脂層117b
のうち柱状部110上に形成された部分が除去されたも
のである。また、前述した工程において、第2樹脂層1
17bのうち上部ミラー103上に形成された部分も液
体130に溶解する結果、図8に示すように、得られた
第2絶縁層117cの上面が、柱状部110の上面とほ
ぼ等しくなるように、第2絶縁層117cを形成するこ
とができる。
【0069】ついで、工程(e)について説明する。
【0070】この工程では、第2樹脂層117cを硬化
させて、柱状部110の側面を覆う絶縁層117を形成
する。硬化の際の温度および時間は、通常の絶縁層形成
における硬化工程での温度および時間を参照して行な
う。この工程により、図1に示すように、柱状部110
の側面を覆う絶縁層117が形成される。
【0071】つづいて、活性層105に電流を注入する
ための電極113,115を形成する工程(工程
(f))について説明する。
【0072】まず、電極113,115を形成する前
に、必要に応じて、ドライエッチング法等を用いて、柱
状部110の上面を洗浄する。これにより、より安定し
た特性の素子を形成することができる。つづいて、真空
蒸着法により、絶縁層117および柱状部110の上面
に、金または亜鉛から構成される合金層を形成した後、
フォトリソグラフィ法を用いて合金層をパターニングす
ることにより、開口部116を形成する。以上の工程に
より上部電極113が形成される。続いて、半導体基板
101の裏面(半導体基板101において共振器120
を形成する面と反対側の面)に、真空蒸着法により、金
およびゲルマニウムから構成される合金層からなる下部
電極115を形成する。以上のプロセスを経て、図1に
示す面発光型発光素子100が得られる。
【0073】(作用および効果)次に、第1の実施の形
態の作用および効果を説明する。
【0074】本実施の形態の面発光型発光素子100の
製造方法によれば、前述した工程(d)において、少な
くとも第2樹脂層117bを液体130に所定時間浸漬
することにより、柱状部110へダメージを与えること
なく、第2樹脂層117bのうち少なくとも柱状部11
0上に形成された部分を除去することができる。これに
より、安定した特性を有する素子100が得られ、か
つ、低コストで歩留まり良く素子100を製造すること
ができる。また、除去された第2樹脂層117bのほと
んどは液体130に溶解するため、除去された第2樹脂
層117bが素子100に再付着して素子特性を劣化さ
せるおそれが少ない。
【0075】また、前述した工程(c)において、第1
樹脂層117aを半硬化させることにより、第1樹脂層
117aと比較して液体130への溶解性がより低い第
2樹脂層117bを形成する。この半硬化工程によっ
て、第2樹脂層117bの液体130への溶解速度を遅
くすることができるため、液体130中での第2樹脂層
117bの除去工程におけるマージンを広くすることが
できる。
【0076】(第2の実施の形態) (デバイスの構造)図9は、本発明の第2の実施の形態
の面発光型発光素子200の断面を模式的に示す図であ
る。
【0077】本実施の形態の面発光型発光素子200に
おいては、柱状部110の側面が絶縁層217で覆われ
ている。絶縁層217は、樹脂前駆体および感光性成分
を含む第1絶縁層217a(図10参照)から形成され
ている。この点で、本実施の形態の面発光型発光素子2
00は、絶縁層117を含む第1の実施形態の面発光型
発光素子100と異なる。面発光型発光素子200にお
いて、その他の部分の構成については、第1の実施形態
の面発光型発光素子100とほぼ同様であるため、説明
は省略する。
【0078】(デバイスの動作)第2の実施の形態の面
発光型発光素子200の動作は、第1の実施の形態の面
発光型発光素子100とほぼ同様であるため、説明は省
略する。
【0079】(デバイスの製造プロセス)次に、本実施
の形態の面発光型発光素子200の製造方法について、
図2〜図4、および図10〜図14を用いて説明する。
図2〜図4、および図10〜図14は、本実施の形態の
面発光型発光素子200の一製造工程を模式的に示す断
面図である。
【0080】本実施の形態の面発光型発光素子200
は、以下の工程(a)〜(e)から製造される。工程
(a)は、半導体基板101上に、活性層105を含む
多層膜を形成し、この多層膜の少なくとも一部をエッチ
ングして、発光素子100の少なくとも一部として機能
する柱状部110を形成する工程である。工程(b)
は、柱状部110を覆うように第1樹脂層217aを形
成する工程である。工程(c)は、第1樹脂層217a
を所定時間露光して、第1樹脂層217aの一部を第2
樹脂層217bに変化させる工程である。工程(d)
は、第2樹脂層217bを溶解する性質を有する液体2
30に、少なくとも第2樹脂層217bを所定時間浸漬
して、第2樹脂層217bを除去する工程である。工程
(e)は、第1樹脂層217aを硬化させて、柱状部1
10の側面を覆う絶縁層217を形成する工程である。
【0081】まず、工程(a)について説明する。
【0082】第1の実施の形態の面発光型発光素子10
0の製造工程(a)と同様の工程にて、図2〜図4に示
すように、半導体基板101上に半導体多層膜150を
形成した後、柱状部110を含む共振器120を半導体
基板101上に形成する。工程(a)については、第1
の実施の形態の製造工程(a)とほぼ同様であるため、
詳しい説明は省略する。
【0083】次に、工程(b)について説明する。
【0084】柱状部110を覆うように第1樹脂層21
7aを形成する工程である。本工程では、柱状部110
を第1樹脂層217aで埋め込む。
【0085】まず、樹脂前駆体および感光性成分を含む
液状物(図示せず)を柱状部110および上部ミラー1
03上に塗布した後、乾燥させて、図10に示すよう
に、柱状部110を覆うように第1樹脂層217aを形
成する。この工程において、第1樹脂層217aの膜厚
が、少なくとも柱状部110の高さより大きく、かつ、
第1樹脂層217aが柱状部110を覆うように形成す
る。また、前記液状物は、必要に応じて溶剤に溶かして
塗布する。この場合、前記液状物を塗布後、溶剤を蒸発
させる。前記液状物の塗布方法としては、第1の実施の
形態において示した樹脂前駆体の塗布方法と同様の方法
を用いることができる。
【0086】次に、工程(c)について説明する。
【0087】この工程では、図11に示すように、第1
樹脂層217aを露光して、第1樹脂層217aの一部
を第2樹脂層217bに変化させる。本実施の形態にお
いては、露光量を調整することにより、図12に示すよ
うに、第1樹脂層217aのうち柱状部110の上面と
同一平面より上に形成されている部分を、第2樹脂層2
17bへと変化させる。かかる工程により、素子200
aを得る。素子200aは、柱状部120の側面が第1
樹脂層217aで覆われ、かつ第1樹脂層217aおよ
び柱状部110上には第2樹脂層217bが形成されて
いる。
【0088】第2樹脂層217bは、露光により、第1
樹脂層217a中の感光体成分の少なくとも一部が反応
して、液体230への第1樹脂層217aの溶解性が変
化したものである。ここで、第1樹脂層217aに含ま
れる感光性成分は、露光により反応して構造が変化する
ことにより、後述する液体230(図12参照)への溶
解性が大きくなる性質を有する。すなわち、第2樹脂層
217bは、第1樹脂層217aと比較して、液体23
0に対する第2樹脂層217bの溶解度が大きいという
性質を有する。
【0089】この露光工程は、第1樹脂層217aに含
まれる感光性成分の濃度や種類に応じて、露光時間や、
照射する光量を制御することにより行なう。例えば、本
実施の形態において、露光によって第1樹脂層217a
の一部を第2樹脂層217bに変化させる場合、第1樹
脂層217aから一般的な絶縁層を形成する際の露光工
程で照射する光量よりも、少ない光量にて露光を行なう
か、もしくは、第1樹脂層217aから一般的な絶縁層
を形成する際の露光工程より少ない露光時間で露光を行
なう。ここで、第1樹脂層217aに光を照射して、第
1樹脂層217aの一部を、第1樹脂層217aよりも
液体230に対する溶解度が大きい第2樹脂層217b
に変化させる場合、照射する光量が不十分であると、液
体230への樹脂層の溶解性が低いままで、前記樹脂層
が液体230にほとんど溶解しないため、後述する工程
において前記樹脂層の除去が困難となる。一方、この場
合に、照射する光量が多すぎると、第1樹脂層217a
のうちすべての樹脂層が液体230への溶解度が大きい
第2樹脂層217bに変化してしまい、液体230へ浸
漬した際にすべての樹脂層が溶解してしまう。このた
め、感光性成分の種類に応じて、露光における光の照射
時間および照射量を制御することが重要である。
【0090】この工程で用いる樹脂前駆体としては、ポ
ジ型感光性ポリイミド前駆体を挙げることができる。
【0091】次に、工程(d)について説明する。
【0092】この工程では、前述した工程により得られ
た素子200aを、図13に示すように、液体230に
所定時間浸漬する。図13では、素子200aの全体を
液体230に浸漬した場合を示したが、素子200aの
うち少なくとも第2樹脂層217bを浸漬させればよ
い。
【0093】液体230は、第2樹脂層217bを溶解
する性質を有する。この液体230は、第2樹脂層21
7bを構成する樹脂前駆体や感光体成分の性質に応じて
適宜選択することができる。
【0094】また、液体230は、第2樹脂層217b
を剥離する性質を有することができる。この構成によれ
ば、前述した液体130と同様の効果を奏することがで
きる。
【0095】なお、この工程において、液体230に対
する柱状部110の溶解性を、液体230に対する第2
絶縁層217bの溶解性と比較して小さくすることがで
きる。この構成によれば、前述した液体130と同様の
効果を奏することができる。
【0096】この工程において、液体230に浸漬する
時間および温度を制御することにより、第1の実施の形
態における図8に示す素子と同様に、図13に示す第2
樹脂層217bが除去される。その結果、図14に示す
ように、柱状部110の側面を覆い、かつ上面が柱状部
110の上面とほぼ同一平面を構成する第1樹脂層21
7aが得られる。続いて、第1の実施の形態の面発光型
発光素子100の製造工程において、第2樹脂層117
cを硬化させる方法とほぼ同様の方法にて、第1絶縁層
217aを硬化させることにより、図9に示すように、
柱状部110の側面を覆う絶縁層217が形成される。
【0097】以降の工程は、第1の実施の形態の面発光
型発光素子100の製造工程とほぼ同様であるため、説
明は省略する。以上のプロセスを経て、図9に示す面発
光型発光素子200が得られる。
【0098】(作用および効果)次に、第2の実施の形
態の作用および効果を説明する。
【0099】第2の実施の形態の面発光型発光素子20
0の製造方法によれば、液体230に第2樹脂層217
bを所定時間浸漬して、第2樹脂層217bを除去する
ことにより、柱状部110へダメージを与えることな
く、第2樹脂層217bのみを除去することができる。
これにより、第1の実施の形態の面発光型発光素子10
0と同様に、安定した特性を有する素子200が得ら
れ、かつ低コストで歩留まり良く素子200を製造する
ことができる。また、除去された第2樹脂層217bの
ほとんどは液体230に溶解するため、除去された第2
樹脂層217bが素子100に再付着して素子特性を劣
化させるおそれが少ない。
【0100】また、前述した工程(c)において、第1
樹脂層217aを露光して、第1樹脂層217aの一部
を、第1樹脂層217aよりも液体230への溶解性が
高い第2樹脂層117bを形成する。この露光工程によ
って、第2樹脂層217bの液体230への溶解速度を
速めることができるため、第2樹脂層217bのみを効
率良く除去することができる。
【0101】この他、第2の実施の形態の面発光型発光
素子200およびその製造方法においては、第1の実施
の形態の面発光型発光素子100およびその製造方法と
ほぼ同様の作用および効果を有する。
【0102】(第3の実施の形態) (デバイスの構造)図15は、本発明の第3の実施の形
態の面発光型発光素子300の断面を模式的に示す図で
ある。図16は、図15に示す面発光型発光素子300
を模式的に示す平面図である。
【0103】本実施の形態の面発光型発光素子300
は、図15および図16に示すように、第1の実施の形
態の面発光型発光素子100とほぼ同様の構造を有する
のに加えて、柱状部110の近傍に形成されたモニタ部
320を含む。モニタ部320は、柱状部110と同じ
パターニング工程にて形成される。また、面発光型発光
素子300の製造工程においては、第1の実施の形態の
面発光型発光素子100と同様の工程にて、図17に示
す絶縁層117が形成される。すなわち、少なくとも第
2樹脂層117bを液体130(図8参照)に所定時間
浸漬することにより、第2樹脂層117bのうち柱状部
110上に形成された部分が除去され、絶縁層117が
形成される。
【0104】モニタ部320は、少なくとも第2樹脂層
117bを液体130に所定時間浸漬させて、第2樹脂
層117bのうち柱状部110上に形成された部分を除
去する工程において、第2樹脂層117bの剥がれ具合
をモニタするために設けられている。例えば、モニタ部
320、柱状部110、および第2樹脂層117bを液
体130に浸漬する場合において、第2樹脂層117b
のうちモニタ部320上面の領域に存在した部分が剥離
することにより、モニタ部320上面の反射率が変化す
る。このモニタ部320上面における反射率の変化を測
定することにより、第2樹脂層117bの剥がれ具合を
確認することができる。これにより、第2樹脂層117
bのうち柱状部110上に形成された部分の除去を制御
することができる。
【0105】モニタ部320は、その平面形状が長方形
であることがより好ましく、この長方形の長辺の短辺に
対する比が大きいことがさらに好ましい。この構成によ
れば、液体130中で、第2樹脂層117bのうちモニ
タ部320上面の領域に存在する部分が剥離する状況を
精度良く検知することができる。
【0106】(デバイスの製造プロセス)本実施の形態
の面発光型発光素子300は、柱状部110をパターニ
ングにより形成する工程と同一工程にてモニタ部320
を形成する点を除き、第1の実施の形態の面発光型発光
素子100と基本的に同様の工程にて製造される。すな
わち、モニタ部320は、第1の実施の形態の面発光型
発光素子100の製造工程において、図3および図4に
示すパターニング工程で柱状部110とともに形成され
る。この他の工程は、面発光型発光素子100の製造工
程とほぼ同様であるため、説明を省略する。
【0107】(デバイスの動作)本実施の形態の面発光
型発光素子300の動作は、第1および第2の実施の形
態の面発光型発光素子100,200の動作と同様であ
る。よって、その説明を省略する。
【0108】(作用および効果)また、本実施の形態の
面発光型発光素子300およびその製造方法における作
用および効果は、第1の実施の形態の面発光型発光素子
100およびその製造方法における作用および効果とほ
ぼ同様であり、さらに、以下に示す作用および効果を有
する。
【0109】柱状部110の近傍にモニタ部320が形
成されていることにより、第2樹脂層117bのうち柱
状部110上に形成された部分が除去されたどうかを検
知することができる。その結果、柱状部110へダメー
ジを与えることなく、第2樹脂層117bのうち柱状部
110上に形成された部分をより確実に除去することが
できる。これにより、安定した特性を有する素子300
を歩留まり良く形成することができる。
【0110】なお、上記の第1〜3の実施の形態におい
て、各半導体層におけるp型とn型とを入れ替えても本
発明の趣旨を逸脱するものではない。上記実施の形態で
は、AlGaAs系のものについて説明したが、発振波
長に応じてその他の材料系、例えば、GaInP系、Z
nSSe系、InGaN系、GaAsSb系の半導体材
料を用いることも可能である。
【0111】また、上記の面発光型発光素子の駆動方法
は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の
変更が可能である。また、上記の実施の形態では、柱状
部を一つ有する面発光型発光素子を示しているが、基板
面内で柱状部が複数個設けられていても本発明の形態は
損なわれない。
【0112】また、上記の第1〜3の実施の形態におい
ては、面発光型発光素子が面発光型半導体レーザである
場合を示したが、面発光型発光素子は面発光型半導体レ
ーザに限定されるわけではなく、基板に垂直な方向に光
を出射する発光素子であればよい。本発明に適用される
面発光型発光素子としては、面発光型半導体レーザのほ
か、LED素子、半導体光増幅素子などが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる面発光型発
光素子の断面を模式的に示す図である。
【図2】図1に示す面発光型発光素子の一製造工程を模
式的に示す断面図である。
【図3】図1に示す面発光型発光素子の一製造工程を模
式的に示す断面図である。
【図4】図3に示す製造工程図を模式的に示す平面図で
ある。
【図5】図1に示す面発光型発光素子の一製造工程を模
式的に示す断面図である。
【図6】図1に示す面発光型発光素子の一製造工程を模
式的に示す断面図である。
【図7】図1に示す面発光型発光素子の一製造工程を模
式的に示す断面図である。
【図8】図1に示す面発光型発光素子の一製造工程を模
式的に示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態にかかる面発光型発
光素子の断面を模式的に示す図である。
【図10】図9に示す面発光型発光素子の一製造工程を
模式的に示す断面図である。
【図11】図9に示す面発光型発光素子の一製造工程を
模式的に示す断面図である。
【図12】図9に示す面発光型発光素子の一製造工程を
模式的に示す断面図である。
【図13】図9に示す面発光型発光素子の一製造工程を
模式的に示す断面図である。
【図14】図9に示す面発光型発光素子の一製造工程を
模式的に示す断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態にかかる面発光型
発光素子の断面を模式的に示す図である。
【図16】図15に示す面発光型発光素子を模式的に示
す平面図である。
【図17】一般的な面発光型発光素子の断面を模式的に
示す図である。
【図18】図17に示す一般的な面発光型発光素子の一
製造工程を模式的に示す断面図である。
【図19】図17に示す一般的な面発光型発光素子の一
製造工程を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】 100,200,300 面発光型発光素子 100a,200a 素子 101 半導体基板 102 バッファ層 103 下部ミラー 104 n型クラッド層 105 活性層 106 p型クラッド層 107 上部ミラー 108 コンタクト層 110 柱状部 113 上部電極 115 下部電極 116 開口部 117,217 絶縁層 117a,217a 第1樹脂層 117b,117c,217b 第2樹脂層 120 共振器 130,230 液体 140 光 150 半導体多層膜 320 モニタ部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子の少なくとも一部として機能す
    る柱状部が基板上に形成され、前記基板に垂直な方向に
    光を出射する面発光型発光素子の製造方法であって、以
    下の工程(a)〜(e)を含む、面発光型発光素子の製
    造方法。 (a)基板上に、活性層を含む多層膜を形成し、該多層
    膜の少なくとも一部をエッチングして、前記柱状部を形
    成する工程、 (b)前記柱状部を覆うように第1樹脂層を形成する工
    程、 (c)所定の液体に対する前記第1樹脂層の溶解度を変
    化させて、第2樹脂層を形成する工程、 (d)前記所定の液体は、前記第2樹脂層を溶解する性
    質を有し、 前記液体に少なくとも前記第2樹脂層を所定時間浸漬し
    て、前記第2樹脂層のうち、少なくとも前記柱状部上に
    形成された部分を除去する工程、および (e)前記第2樹脂層を硬化させて、前記柱状部の側面
    を覆う絶縁層を形成する工程。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記工程(c)は、前記第1樹脂層に対して熱または光
    を付与することにより、前記所定の液体に対する前記第
    1樹脂層の溶解度を変化させる工程である、面発光型発
    光素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 発光素子の少なくとも一部として機能す
    る柱状部が基板上に形成され、前記基板に垂直な方向に
    光を出射する面発光型発光素子の製造方法であって、以
    下の工程(a)〜(e)を含む、面発光型発光素子の製
    造方法。 (a)基板上に、活性層を含む多層膜を形成し、該多層
    膜の少なくとも一部をエッチングして前記柱状部を形成
    する工程、 (b)前記柱状部を覆うように、樹脂前駆体を含む第1
    樹脂層を形成する工程、 (c)前記第1樹脂層を半硬化させて、第2樹脂層を形
    成する工程、 (d)前記第2樹脂層を溶解する液体に、少なくとも前
    記第2樹脂層を所定時間浸漬して、前記第2樹脂層のう
    ち、少なくとも前記柱状部上に形成された部分を除去す
    る工程、および (e)前記第2樹脂層を硬化させて、前記柱状部の側面
    を覆う絶縁層を形成する工程。
  4. 【請求項4】 発光素子の少なくとも一部として機能す
    る柱状部が基板上に形成され、前記基板に垂直な方向に
    光を出射する面発光型発光素子の製造方法であって、以
    下の工程(a)〜(e)を含む、面発光型発光素子の製
    造方法。 (a)基板上に、活性層を含む多層膜を形成し、該多層
    膜の少なくとも一部をエッチングして、前記柱状部を形
    成する工程、 (b)前記柱状部を覆うように、樹脂前駆体および感光
    性成分を含む第1樹脂層を形成する工程、 (c)前記第1樹脂層を所定時間露光して、前記第1樹
    脂層の一部を第2樹脂層に変化させる工程、 (d)前記第2樹脂層を溶解する液体に、少なくとも前
    記第2樹脂層を所定時間浸漬して、前記第2樹脂層を除
    去する工程、および (e)前記第1樹脂層を硬化させて、前記柱状部の側面
    を覆う絶縁層を形成する工程。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記感光性成分は、光照射により前記液体に対する溶解
    性が変化する性質を有する、面発光型発光素子の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記液体は、前記第2樹脂層を剥離する性質を有する、
    面発光型発光素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記柱状部は、前記液体に対する溶解性が、前記第2樹
    脂層と比較して小さい、面発光型発光素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3または4において、 前記樹脂前駆体は、ポリイミド系樹脂の前駆体である、
    面発光型発光素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、 前記絶縁層は、ポリイミド系樹脂からなる、面発光型発
    光素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記液体は、アルカリ系溶液である、面発光型発光素子
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、 さらに、前記柱状部の近傍に、前記第2樹脂層の除去を
    モニタするためのモニタ部を形成する工程を含む、面発
    光型発光素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記モニタ部は、前記工程(a)において、前記柱状部
    と同一のパターニング工程にて形成される、面発光型発
    光素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかにおいて、 前記面発光型発光素子が、面発光型半導体レーザ、LE
    D素子、半導体光増幅素子のいずれかである、面発光型
    発光素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記面発光型発光素子は、面発光型半導体レーザであっ
    て、 前記柱状部は、活性層を含み、 前記柱状部を少なくとも一部に含む半導体堆積体からな
    る共振器を含む、面発光型発光素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 さらに、以下の工程(f)を含む、面発光型発光素子の
    製造方法。 (f)前記活性層に電流を注入するための電極を形成す
    る工程。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 さらに、前記工程(f)を行なう前に、前記柱状部の上
    面を洗浄する工程を含む、面発光型発光素子の製造方
    法。
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