JP2002334818A - 半導体製造装置、および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置、および半導体装置の製造方法

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JP2002334818A
JP2002334818A JP2001137647A JP2001137647A JP2002334818A JP 2002334818 A JP2002334818 A JP 2002334818A JP 2001137647 A JP2001137647 A JP 2001137647A JP 2001137647 A JP2001137647 A JP 2001137647A JP 2002334818 A JP2002334818 A JP 2002334818A
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substrate
processed
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ion beam
focused ion
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JP2001137647A
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Yoshihiro Boku
慶浩 朴
Yoshiaki Takahashi
芳秋 高橋
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一の基板処理工程と次段の基板処理工程との
間にインラインに挿入可能で、部分的に破壊検査を行っ
た後で被処理基板を半導体製造ラインに戻せるインライ
ンモニタを含んだ半導体製造装置を提供する。 【解決手段】 インラインモニタにおいて被処理基板を
集束イオンビーム加工して試験片をピックアップし、加
工後の被処理基板を、次段の基板処理工程において要求
される清浄度にクリーニングしてから半導体製造ライン
に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体製造装
置に係り、特にインラインモニタを有する半導体製造装
置に関する。
【0002】半導体装置の製造においては、歩留の向
上、あるいは生産効率の向上のため、様々なプロセス工
程において、基板上に形成された素子構造中の膜質や形
状などについて、プロセスの状態をモニタすることが必
要である。
【0003】
【従来の技術】従来このようなプロセスモニタは、被処
理基板を処理装置から取り出し、さらにかかる被処理基
板を切断することにより試験片を形成し、かかる試験片
の断面を、例えば光学顕微鏡あるいは走査型電子顕微鏡
により解析することにより行われていた。しかし、この
ようなモニタは破壊検査であり、検査に使われた基板は
その後、廃棄するしかなかった。
【0004】一方、最近の技術の流れとして、形成され
る半導体装置の製造費用を低減する要請があり、多数の
半導体装置が同時に得られるように被処理基板の径を増
大させる傾向がある。しかし、このような大口径の被処
理基板は、一枚一枚が高価であり、モニタのたびに基板
を廃棄するのは非効率であると考えられる。
【0005】これに対して従来より、モニタに使った基
板に対して追加のプロセスを行うことのできるプロセス
モニタ方法が、特開平5−52721号公報に記載され
ている。
【0006】この公知のプロセスモニタ方法では、被処
理基板から集束イオンビーム照射により試験片が切り出
され、切り出された試験片はプローブによりピックアッ
プされ、ピックアップされた試験片に対して走査型電子
顕微鏡や透過型電子顕微鏡、あるいは二次イオン質量分
析装置による観察あるいは分析が行われる。プロープに
よる試験片のピックアップは、プローブ先端を基板上に
形成された試験片に接触させた状態でW等のメタル膜を
CVD法により堆積し、かかるメタル膜により試験片と
プローブとを機械的に結合することで実現される。
【0007】一方、特開平6−260129号公報に
は、被処理基板上において試験片をGa等の集束イオン
ビームを使って加工・形成し、これをその場で観察・検
査し、さらに検査の後、前記被処理基板を製造工程に戻
すことのできる集束イオンビーム装置が記載されてい
る。
【0008】前記従来の集束イオンビーム装置では、被
処理基板上にGa等の集束イオンビームを使った加工に
より断面構造を露出した試験領域が形成され、前記試験
領域の観察および検査の後、前記被処理基板は製造ライ
ンに戻される。その際、試験領域の加工に使われたGa
等のイオンによる被処理基板の汚染を除去するため、上
記従来の集束イオンビーム装置では前記試験領域の加工
の後、製造ラインに戻す前に、前記被処理基板上に基板
を汚染しないArイオンや酸素イオン、あるいは酸素ラ
ジカル等のビームを照射してスパッタクリーニングを行
い、さらに観察の後、前記試験領域を局所的にW膜によ
り覆い、基板上に堆積したイオンの飛散を抑制すること
が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平5
−52721号公報に記載の従来技術は、プローブ先端
に固定された試験片を切り出すためのスタンドアローン
型の集束イオンビーム加工装置に係るものであり、半導
体装置の製造ラインにインラインで挿入できるコンパク
トな試験・検査装置の構成は記載されていない。すなわ
ち、前記特開平5−52721号公報に記載の装置で
は、オペレータが切り出された試験片を、プローブご
と、走査型電子顕微鏡などの試験・検査装置に搬送し、
装着する必要がある。また、試験片を切り出した後の被
処理基板は、その都度、一枚一枚製造ラインに戻す必要
があり、その際にオペレータが介在しなければならな
い。
【0010】一方、前記特開平6−260129号公報
記載の従来技術もスタンドアローン型の集束イオンビー
ム加工および検査装置を記載しており、被処理基板の集
束イオンビームによる加工と、加工された断面形状の観
察とが同一の装置内において行われる構成になっている
が、検査を終了した被処理基板を半導体装置の製造工程
に戻す際には、オペレータが介在して被処理基板を一枚
一枚戻す必要がある。さらに、このような部分的に破壊
的な検査が行われた基板を半導体装置の製造工程に直接
に戻した場合には、汚染等により問題を生じる場合があ
る。
【0011】半導体装置の製造工程においては、製造ラ
インから抜き出して検査した被処理基板を自動化された
工程により製造ラインに戻せることが、半導体装置の製
造効率の点からは好ましい。しかも、かかる検査工程は
製造ラインの様々な段階において使えるのが好ましく、
従って検査された被処理基板を製造ラインに戻す際に
は、戻される工程に対応した状態に基板表面を整えてか
ら戻す必要がある。これらの課題は、前記従来の技術に
よっては、解決することができない。
【0012】そこで、本発明は上記の課題を解決した、
新規で有用な半導体製造装置および製造方法を提供する
ことを概括的課題とする。
【0013】本発明のより具体的な課題は、半導体装置
の製造工程において製造ラインから抜き出して検査した
被処理基板を自動化された工程により製造ラインに、戻
される工程に対応した状態に基板表面を整えてから戻せ
る半導体装置の製造装置、および半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を、
請求項1に記載したように、前段の基板処理装置と後段
の基板処理装置とに結合され、被処理基板を格納した搬
送容器を搬送する搬送路と、前記搬送容器を出し入れす
る基板出入部と、前記基板出入部に結合して設けられ、
前記搬送容器中の被処理基板を保持して搬送する基板搬
送部と、前記基板搬送部に結合して設けられた真空室を
備え、前記真空室中において前記基板搬送部から搬送さ
れた被処理基板に対して検査領域を加工し、さらに加工
された検査領域に対して検査を行う加工・検査部とを備
えた半導体製造システムにおいて、前記加工・検査部
は、前記真空室中に設けられ前記被処理基板を保持する
ステージと、前記ステージ上の被処理基板に向けてイオ
ンビームを発射するイオンビーム源と、前記イオンビー
ムを前記被処理基板上において、前記検査領域に集束さ
せるイオン光学系と、前記ステージ上の被処理基板の表
面を検査する検査装置とよりなり、前記加工・検査部に
は、先端を前記検査領域に係合させ、前記検査領域に形
成された試験片をピックアップするプローブが設けられ
ていることを特徴とする半導体製造装置により、または
請求項2に記載したように、前記プローブは、前記試験
片を静電吸着することを特徴とする請求項1記載の半導
体製造装置により、または請求項3に記載したように、
前記プローブは、金属よりなることを特徴とする請求項
1または2記載の半導体製造装置により、または請求項
4に記載したように、前記プローブは、無機絶縁物より
なることを特徴とする請求項1または2記載の半導体製
造装置により、または請求項5に記載したように、前記
加工・検査部には、さらに前記被処理基板近傍に、前記
検査領域に対応して、気相金属化合物を供給するノズル
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導
体製造装置により、または請求項6に記載したように、
さらに、被処理基板上に前記検査領域を設定するプログ
ラム制御装置を含むことを特徴とする請求項1〜5のう
ち、いずれか一項記載の半導体製造装置により、または
請求項7に記載したように、さらに検査後の被処理基板
を洗浄する洗浄装置を備えたことを特徴とする請求項1
〜6のうち、いずれか一項記載の半導体製造装置によ
り、または請求項8に記載したように、前記洗浄装置
は、集束イオンビームクリーニング装置と、枚葉式ウェ
ットクリーニング装置と、バッチ式洗浄装置のうち、い
ずれかより選ばれることを特徴とする請求項7記載の半
導体製造装置により、または請求項9に記載したよう
に、前記集束イオンビームクリーニング装置は、前記加
工・検査部内に設けられていることを特徴とする請求項
8記載の半導体製造装置により、または請求項10に記
載したように、前記枚葉式ウェットクリーニング装置
は、前記基板搬送部に結合されていることを特徴とする
請求項8記載の半導体製造装置により、または請求項1
1に記載したように、前記バッチ式洗浄装置は前記搬送
路のうち、前記次段の基板処理装置に至る途中に設けら
れていることを特徴とする請求項8記載の半導体製造装
置により、または請求項12に記載したように、さらに
前記検査・加工部は、前記プローブ先端に保持された試
験片を観察する走査型電子顕微鏡を含むことを特徴とす
る請求項1〜11のうち、いずれか一項記載の半導体製
造装置により、または請求項13に記載したように、前
記走査型電子顕微鏡は、前記試験片を切り出した後の被
処理基板断面を観察することを特徴とする請求項12記
載の半導体製造装置により、または請求項14に記載し
たように、被処理基板上への半導体装置の製造方法であ
って、先行する処理工程で処理された被処理基板を、集
束イオンビーム加工装置中に導入する工程と、前記被処
理基板上に複数の検査領域を定義する工程と、前記複数
の検査領域から、一つの検査領域を選択する工程と、前
記集束イオンビーム加工装置中において、前記被処理基
板上、前記選択された検査領域において、集束イオンビ
ーム加工により、試験片を前記被処理基板から遊離した
状態で形成する工程と、前記試験片をプローブによりピ
ックアップする工程と、前記ピックアップされた試験片
を検査する工程と、前記被処理基板をクリーニングする
工程と、前記洗浄された被処理基板を次段の基板処理工
程に送る工程とよりなることを特徴とする半導体装置の
製造方法により、または請求項15に記載したように、
さらに検査後の被処理基板を洗浄する工程を含むことを
特徴とする請求項14記載の半導体製造装置により、ま
たは請求項16に記載したように、前記洗浄工程は、集
束イオンビームクリーニング工程または、枚葉式ウェッ
トクリーニング工程または、バッチ式ウェット洗浄工程
よりなることを特徴とする請求項15記載の半導体装置
の製造方法により、または請求項17に記載したよう
に、前記検査工程は、前記集束イオンビーム加工装置内
において実行されることを特徴とする請求項14〜16
のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項18に記載したように、前記検査工程
は、前記集束イオンビーム加工装置内において、電子顕
微鏡観察を行うことにより実行されることを特徴とする
請求項14〜17のうち、いずれか一項記載の半導体装
置の製造方法により、または請求項19に記載したよう
に、前記検査工程は、前記集束イオンビーム加工装置内
において、前記プローブ先端に保持されている試験片に
ついて実行されることを特徴とする請求項14〜18の
うち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項20に記載したように、前記検査工程
は、前記試験片をプローブごと、前記集束イオンビーム
加工装置の外部に取り出して実行されることを特徴とす
る請求項14〜16のうち、いずれか一項記載の半導体
装置の製造方法により、または請求項21に記載したよ
うに、前記検査工程は、前記集束イオンンビーム加工装
置内において、前記試験片を切り出した後の被処理基板
の断面について実行されること特徴とする請求項14〜
18のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法
により、解決する。
【0015】本発明によれば、被処理基板から試験片を
切り出す集束イオンビーム加工装置中に試験片を検査す
る検査装置を組み込むことにより、半導体装置の製造ラ
インに組み合わせ、さらに、かかる試験・検査装置に検
査終了した被処理基板を洗浄する洗浄装置を設けること
により、連続処理可能な装置が得られる。また本発明に
よれば、半導体製造装置中に、上流側基板処理装置で処
理された基板を部分的に破壊検査し、しかも前記検査を
終了した被処理基板を下流側基板処理装置に戻すことの
できるインラインモニタを構成することが可能になる。
かかるインラインモニタ構成により、高価な被処理基板
が検査のために廃棄されることがなくなり、またプロセ
ス全体を正確にモニタすることができるため、半導体装
置の製造効率および歩留りが飛躍的に向上する。本発明
は、特に大口径基板を使う半導体製造工程において効果
的である。
【0016】本発明では、被処理基板から集束イオンビ
ーム加工により切り出された試験片をプローブでピック
アップすることにより、試験片を任意の角度から観察す
ることが可能になる。また、かかる試験片はプローブご
と、集束イオンビーム加工装置から隣接する検査装置に
搬送して検査することも可能で、さらに外部に取り出
し、スタンドアローン型のTEMやSEM,SIMS等
の検査装置により検査することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施例]図1は、本発明の
第1実施例による半導体製造システム10の全体構成を
示す。
【0018】図1を参照するに、前記半導体製造システ
ム10はロボット搬送路11で結合された複数の基板処
理装置12および13を含み、前記基板処理装置12と
13との間には、基板処理装置12から基板処理装置1
3に流される被処理基板の一部を供給され、部分的に破
壊検査した後、それを前記ロボット搬送路11に戻し、
さらに下流の基板処理装置13に送るインラインモニタ
14が設けられている。
【0019】図1において、前記基板処理装置12にお
いて処理された基板は搬送容器内にまとめられた後、容
器ごと、前記ロボット搬送路11の一部を構成する搬送
路11Aを通って次の基板処理装置13に送られるが、
一部の基板は、別の搬送路11Bを通って前記インライ
ンモニタ14に搬送される。さらに、前記インラインモ
ニタ14での検査が終了した基板は、さらに別の搬送路
11Cを通って前記搬送路11に戻され、前記基板処理
装置13に送られる。
【0020】図2は、前記インラインモニタ14の構成
を示す。
【0021】図2を参照するに、前記インラインモニタ
14は前記搬送路11Bおよび11Cに結合され、搬送
容器1中に保持された複数の被処理基板2を受け渡しす
るカセットローダ14Aと、前記カセットローダ14A
に結合された真空搬送路14Bとを備え、さらに前記真
空搬送路14Bには集束イオンビーム加工ユニット14
Cと、被処理基板に対して枚葉ウェットクリーニングを
行うウェットクリーニングユニット14Dとが設けられ
ており、前記真空搬送路14Aは前記カセットローダ1
4Aに搬送された搬送容器1から被処理基板2を一枚ず
つ取り出し、これを集束イオンビーム加工ユニット14
Cへ、さらに前記集束イオンビーム加工ユニット14C
からウェットクリーニングユニット14Dに搬送する。
【0022】前記真空搬送路14Aは、前記ウェットク
リーニングユニット14Dに搬送された前記被処理基板
2をカセットローダ14Aに戻す。
【0023】図3は、前記集束イオンビーム加工ユニッ
ト14Cの概略的構成を示す。
【0024】図3を参照するに、前記集束イオンビーム
加工ユニット14Cは被処理基板12を、基板12表面
上の点Oにおいてユーセントリック(eucentric)に保
持する傾斜自在な保持台14C1と、前記保持台14C1
上の被処理基板2上の前記点Oに集束イオンビームを照
射する集束イオンビーム照射装置14C2と、同じく前
記被処理基板2上の前記点O近傍を観察できる走査型電
子顕微鏡14C3とを含み、前記集束イオンビーム照射
装置14C2は、前記被処理基板2の前記点O近傍の領
域を、集束イオンビームにより加工する。また、前記走
査型電子顕微鏡14C3は、前記集束イオンビームによ
り前記被処理基板2中に形成された断面を、観察する。
【0025】図3の集束イオンビーム加工ユニット14
Cは、さらに前記被処理基板2の表面近傍に可動プロー
ブ14C4を備え、前記可動プローブ14C4は前記被処
理基板2上において前記集束イオンビームにより切り出
された試験片を静電吸着して保持する。
【0026】図4(A),(B)は、前記集束イオンビ
ーム加工ユニット14C中における集束イオンビーム加
工による、被処理基板2からの試験片の切り出し工程を
示す図である。
【0027】図4(A),(B)を参照するに、前記被
処理基板2の表面には、前記点O近傍において、集束イ
オンビームFIBにより溝2Aが、必要に応じて前記基
板2を傾けながら形成され、その結果前記溝2A中にお
いて試験片2Bが切り出される。
【0028】このようにして切り出された試験片2B
は、前記溝2A中において静電気力により基板12から
浮遊した状態で形成され、従って前記プローブ14C4
を近接させることにより、前記試験片2Bを前記プロー
ブ14C4上に静電吸着することができる。前記プロー
ブ14C4の先端に保持された試験片2Bは、プローブ
14C4ごと、図2に示す前記集束イオンビーム加工ユ
ニット14Cの一部に形成されたロードロック14cを
介して外部に取り出され、必要に応じてTEM分析、S
EM分析、SIMS分析などが行われる。前記プローブ
14C4としては、金属あるいはガラス等の無機絶縁物
を使うことができる。
【0029】また前記集束イオンビーム加工ユニット1
4Cでは、図4(A),(B)の工程で、前記試験片2
Bの切り出しに伴って前記溝2B中に形成された基板断
面2Cを、前記走査型電子顕微鏡14C3により観察す
ることが可能である。
【0030】図5は、前記プローブ14C4を駆動する
駆動系の概略的構成を示す。
【0031】図5を参照するに、前記プローブ14C4
はXYZ圧電駆動ステージ14c11上に着脱自在に装着
されており、前記XYZ圧電ステージ14c11はXYZ
電磁駆動装置14c12上に保持されている。また前記X
YZ圧電ステージc11およびXYZ電磁駆動装置14c
12は駆動制御装置14c13により駆動され、前記プロー
ブ14C4は前記被処理基板12上をXY面内で前記点
Oに対応する検査領域向って駆動され、前記検査領域に
近接した時点で前記圧電ステージを、Z軸成分も含めて
駆動することにより、前記プローブ14C4の先端部が
図4(A),(B)に矢印で示すように試験片2Bに向
かって近接・離間し、前記浮遊状態にある試験片2Bを
静電吸着する。このようにして先端部に試験片2Bを保
持したプローブ14C4は、前記XYZ電磁駆動装置1
4c12により前記ロードロック14cに搬送され、集束
イオンビーム加工ユニット14Cから取り出される。さ
らに前記プローブ14C4は前記圧電駆動装置14c11
から取り外される。
【0032】図6は図3の構成で使われるユーセントリ
ック保持台14C1の構成を、より詳細に示す。
【0033】図6を参照するに、前記保持台14C1
XYZステージ14c1と、その上に基板2上の点O
を、X−Y平面に垂直な方向に通過する軸の回りに回動
自在に設けられたφステージ14c2と、前記φステー
ジ14c2上に設けられ、前記被処理基板2を保持し、
これを前記点Oを通る軸に対して傾斜させるθステージ
14c3とよりなっており、前記θステージ14c3上に
は、前記被処理基板2を着脱自在に固定するメカニカル
クランプ機構14c7が形成されている。
【0034】かかるθステージ14c3の傾斜を可能に
するために、前記φステージ14c2には前記点Oに中
心が一致する円周面よりなる凹面14c5が形成されて
おり、一方前記θステージ14c3は、前記凹面に対応
する凸面14c6を有し、前記凸面14c6が前記凹面1
4c5に係合することにより、前記被処理基板2を、そ
の表面上の点Oの周りで傾斜させることが可能になる。
【0035】図7は、前記集積イオンビーム照射装置1
4C2の構成を示す。
【0036】図7を参照するに、前記集積イオンビーム
照射装置14C2はGa等の液体金属を保持するイオン
源101と、前記イオン源101で形成されたGa等の
液体金属イオンを加速してイオンビームを形成するイオ
ンビームガン102とを備え、このようにして形成され
たイオンビームは、その光軸中に配設されたアパーチャ
プレート103を通過することにより所望の断面形状に
整形され、対物レンズ104により前記保持台14C1
上に保持された被処理基板2の点Oに集束される。
【0037】また、前記集積イオンビーム照射装置は、
前記イオンビームの光路に沿って、収差補正コイル10
5、ブランキング電極106、偏向制御コイル107を
備え、前記アパーチャプレート103はビーム絞り駆動
回路103Aにより、ブランキング電極106はブラン
キング制御回路106Aにより、偏向制御コイル107
は偏向制御回路107Aにより、また対物レンズ104
はレンズ駆動回路104Aにより駆動される。
【0038】図7の構成では、さらに先に図6で説明し
た基板保持台14C1がステージ制御回路108により
制御され、また前記被処理基板2の表面に流れる電流が
電流検出回路109により検出される。さらに図5で説
明したプローブ14C4が、プローブ制御回路110に
より制御される。
【0039】また図7の構成では、前記被処理基板2の
近傍に二次電子検出器111が設けられ、前記集束イオ
ンビーム加工を行う際に放出される二次電子が検出され
る。かかる二次電子の検出を行うことにより、図4
(A),(B)で説明した集束イオンビーム加工を、前
記溝2Aおよび試験片2Bの形状をモニタしながら行う
ことが可能になる。
【0040】前記ビーム絞り駆動回路103A,ブラン
キング制御回路106A,偏向制御回路107A,ステ
ージ制御回路108,電流検出回路109,プローブ制
御回路110,および二次電子検出器111は、システ
ムバス112を介して、画像表示装置113Aを備えた
システムコントローラ113に接続される。このシステ
ムコントローラ113は、前記集束イオンビーム照射装
置14C2のみならず、図2のインラインモニタ14全
体をも制御する。
【0041】図8は、図3の集束イオンビーム加工ユニ
ット14Cで使われる走査型電子顕微鏡14C3の構成
を示す。
【0042】図8を参照するに、前記操作型電子顕微鏡
14C3は電子源201とこれに協働する電子銃202
とを含み、前記電子銃202は電子ビーム形成し、これ
を光軸に沿って、前記保持台14C1上に保持された被
処理基板2に向けて発射する。前記電子ビームは光軸に
沿って配列されたブランキング電極204と、偏向コイ
ル205と、縮小光学系を構成する電磁レンズ206と
を通過し、さらにブランキングアパーチャプレート20
7を通過した後、電磁対物レンズ208により、前記被
処理基板2上に集束される。また、前記被処理基板2の
表面近傍に二次電子検出器209が配設され、基板2上
への電子ビーム照射に伴う二次電子放出を検出する。
【0043】前記ブランキング電極204はブランキン
グ制御回路204Aにより制御され、前記偏向コイルは
偏向制御回路205Aにより制御され、前記縮小電磁レ
ンズは制御回路206Aにより制御され、対物レンズ2
08は制御回路208Aにより制御される。前記ブラン
キング制御回路204A,偏向制御回路205A,制御
回路206A,制御回路208Aおよび二次電子検出器
209は、前記システムバス112を介してシステムコ
ントローラ113に接続されている。
【0044】先にも説明したように前記走査型電子顕微
鏡14C3は、光軸が前記被処理基板2上の点Oにおい
て、前記集束イオンビーム照射装置14C2の光軸と自
室的に交差するように配設されており、図4(A),
(B)で説明した集束イオンビーム加工工程の後、前記
溝2Aにより露出された基板2の断面を観察することが
可能である。
【0045】ところで、このように集束イオンビーム加
工を行った被処理基板2では、前記溝2Aの底部には集
束イオンビーム加工で使われたGa原子が打ち込まれて
おり、また基板2の表面には飛散したGa原子が付着し
ている。このうち、基板2中に打ち込まれたGa原子は
拡散長が限られており、このような基板中に打ち込まれ
たGa原子は、被処理基板2を次の基板処理工程に戻し
ても実質的に問題を生じることはないが、基板表面に付
着したGa原子は後の基板処理工程を汚染する。
【0046】このため、本実施例では前記集束イオンビ
ーム加工ユニット14Cに前記集束イオンビーム照射装
置14C2および走査型電子顕微鏡14C3に隣接して気
体イオンビーム照射装置14C5を設け、加工処理され
た被処理基板2を次の基板処理工程に戻す前に、Arあ
るいは酸素等よりなる気体イオンビームを前記検査領域
に照射し、前記被処理基板12の表面に付着しているG
a原子をプラズマクリーニング処理により除去する。
【0047】次に、このようにしてプラズマクリーニン
グされた被処理基板は、前記集束イオンビーム加工ユニ
ット14Cから、枚葉式ウェットクリーニングユニット
14Dに搬送される。
【0048】図10は前記枚葉式ウェットクリーニング
ユニット14Dの構成を示す。
【0049】図10を参照するに、前記枚葉式ウェット
クリーニングユニット14Dは前記被処理基板2を吸着
・保持するスピンチャック301と、前記スピンチャッ
ク301に結合され、前記スピンチャック301上に保
持された前記被処理基板2をコントローラ303の制御
の下で回転させるモータ302とを備え、前記スピンチ
ャック301上に保持されて高速回転している被処理基
板2上には、被処理基板2の上部に移動可能に設けられ
た洗浄液ノズル303から、純水等の洗浄液が噴射され
る。このために、前記洗浄液ノズル303は洗浄液タン
ク303Aに、ライン303Bにより接続されている。
【0050】さらに前記枚葉式ウェットクリーニングユ
ニット14D中には、前記スピンチャック301上に保
持された被処理基板2の周囲に、飛散する洗浄液を回収
するカップ304が設けられ、集められた洗浄液は廃液
出口306を通って排出される。また、前記カップ30
5内のミストは、排気ライン307を通って排出され
る。
【0051】図10のクリーニングユニット14Dは、
さらに前記被処理基板2の下側にも、別の洗浄液ノズル
308が設けられ、前記洗浄液ノズル308は洗浄液タ
ンク308Aから純水等の洗浄液を供給され、前記被処
理基板2の裏面を洗浄する。
【0052】このようにして洗浄された被処理基板2
は、前記真空搬送路14Bを通ってカセットローダ14
Aに戻され、搬送容器1に戻される。
【0053】前記搬送容器1中の被処理基板2が全て検
査された後、前記被処理基板2は搬送容器1ごと、前記
搬送路11Cを通って次の基板処理装置13に搬送され
る。
【0054】図11は、図2の構成の一変形例を示す。
図11中、先に説明した部分には同一の参照符号を付
し、説明を省略する。
【0055】図11を参照するに、本実施例の構成で
は、前記搬送路11Cの途中にバッチ式の洗浄装置14
Eが設けられており、前記洗浄装置14E中において前
記被処理基板2は、搬送容器ごと、洗浄液中に浸漬され
る。
【0056】次段の基板処理工程の種類如何では検査を
終了した被処理基板の厳密な洗浄は必要なく、前記被処
理基板2は、前記集束イオンビーム加工ユニット14C
での処理の後、直接に前記カセットローダ14Aに戻さ
れ、前記バッチ式洗浄装置14Eにおいて洗浄される。
例えば、次段の基板処理工程が、W等の金属層の堆積工
程である場合には、被処理基板2の厳密な洗浄は必要な
く、前記被処理基板2は、前記集束イオンビーム加工ユ
ニット14Cでの集束イオンビーム照射装置14C2
使った加工の後、気体イオンビーム照射装置14C5
よるクリーニング工程および枚葉式ウェットクリーニン
グユニット14Dでのクリーニング工程を省略して直接
に前記バッチ式洗浄装置14Eにおいてウェット洗浄を
行い、次段の基板処理装置13に送ることができる。こ
の場合には、前記ウェットクリーニング装置14Dを省
略することができる。このように、本発明によるインラ
インモニタ14では、次段の基板処理装置13における
基板処理工程に応じて、枚葉式ウェットクリーニング装
置14Dあるいはバッチ式洗浄装置14Eを使うことが
可能である。
【0057】先にも説明したように、図2あるいは図1
1のインラインモニタ14は、図7に示すシステムコン
トローラ113により制御される。
【0058】図12、13は、前記システムコントロー
ラ113の動作を説明するフローチャートである。
【0059】図12を参照するに、ステップ1において
被処理基板2上に複数の、例えば49点の検査領域が、
前記画像表示装置113Aを使って定義され、ステップ
2において上流側基板処理装置12において、前記イン
ラインモニタ14を使った部分的破壊検査に使う被処理
基板2が抽出され、基板処理装置12においける処理
後、前記搬送容器1中に回収される。被処理基板2を全
数検査する場合には、全ての被処理基板が前記搬送容器
1中に回収される。検査対象の被処理基板2を格納した
搬送容器1は、ステップ3において前記搬送路11Bを
通って前記インラインモニタ14のカセットローダ14
Aに搬送される。
【0060】次にステップ4において、前記カセットロ
ーダ14A中の搬送容器1から一枚ずつ被処理基板2が
ピックアップされ、前記真空搬送路14Bを通って前記
集束イオンビーム加工ユニット14Cに搬送される。
【0061】次にステップ5において、前記イオンビー
ム加工ユニット14Cに搬送された被処理基板2は、前
記集束イオンビーム加工装置14C2を、前記保持台1
4C1を適宜傾けながら駆動することにより加工され、
図4(A),(B)に示すように試験片2Bが形成され
る。先にも説明したように試験片2Bは前記被処理基板
2から静電気力により浮遊した状態で形成され、ステッ
プ6において前記プローブ14C4を駆動することによ
り、前記試験片2Bを前記プローブ14C3の先端部に
静電吸着することができる。
【0062】このようにしてプローブ14C4上に保持
された試験片2Bはステップ7において前記走査型電子
顕微鏡14C3により、様々な角度から観察される。
【0063】さらにステップ8において、このように試
験片2Bを静電吸着したプローブ14C4は前記ロード
ロック14cを介して外部に取り出され、さらにTE
M,SEMあるいはSIMS等のスタンドアローン型検
査装置において検査される。
【0064】一方ステップ8の工程の後、ステップ9に
おいて前記走査型電子顕微鏡14C 2が駆動され、前記
試験片2Bを切り出した後の断面2Cの構造が検査され
る。
【0065】さらにステップ10において、前記被処理
基板2は気体イオンビーム照射装置14C5、あるいは
前記枚葉式ウェットクリーニングユニット14D、ある
いは図11のバッチ式洗浄装置14Eにより洗浄され、
さらにステップ11において前記カセットローダ14A
中の搬送容器1に戻される。
【0066】全ての被処理基板2が前記搬送容器1に戻
った時点において前記搬送容器1はステップ12で前記
カセットローダ14Aから図11に示すバッチ式洗浄装
置14Eに送られ、洗浄の後、ステップ14において次
段の基板処理装置13に、基板搬送路11Cを通って搬
送される。 [第2実施例]図14は、本発明の第2実施例によるイ
ンラインモニタ24の構成を示す。ただし図14中、先
に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付
し、説明を省略する。
【0067】図14を参照するに、本実施例では図2の
インラインモニタに、さらに先に説明したプローブ14
4と同様なプローブを備えた試験片ピックアップユニ
ット14Fが、前記真空搬送路14Bに結合して設けら
れており、前記集束イオンビーム加工ユニット14Cに
おいて試験片2Bを切り出された被処理基板2は、試験
片2B共々前記真空搬送路14Bを通って前記試験片ピ
ックアップユニット14Fに搬送される。その際、前記
試験片ピックアップユニット14Fには前記試験片2B
が被処理基板2から静電気力で浮遊した状態で供給され
る。
【0068】前記試験片ピックアップユニット14Fに
は走査型電子顕微鏡あるいは光学顕微鏡が設けられてお
り、前記顕微鏡観察下、前記プローブを駆動することに
より前記試験片2Bが静電吸着によりピックアップさ
れ、ピックアップされた試験片2Bは前記プローブご
と、ロードロック14fを介して外部に取り出される。
【0069】このようにして取り出された試験片に対し
ては、TEMやSEM,SIMS等の様々な分析が施さ
れる。 [第3実施例]図15は、図2あるいは図11の構成の
インラインモニタにおいて、前記集束イオンビーム加工
ユニット14Cの代わりに使われる本発明の第3実施例
による集束イオンビーム加工ユニット34Cの構成を示
す。ただし図15中、先に説明した部分には同一の参照
符号を付し、説明を省略する。
【0070】図15を参照するに、本実施例の集束イオ
ンビーム加工ユニット34Cでは前記被処理基板2の表
面近傍に、気相金属化合物原料、例えばW(CO)6
供給するノズル14Cが設けられており、ノズル14
6から前記気相金属化合物原料を供給して、前記被処
理基板2の表面に、局所的に金属膜を形成する。さらに
前記集束イオンビーム加工ユニット34C中には前記検
査領域Oを照射するレーザ14C7が設けられている。
【0071】より詳細に説明すると、図16(A)の工
程において前記被処理基板2の表面に試験片2Bに対応
する構造2B’が、集束イオンビーム加工により、前記
被処理基板2に結合した状態で形成され、さらに前記プ
ローブ14C4が前記試験片構造2B’の近傍まで、あ
るいはコンタクトするまで駆動される。
【0072】さらに図16(B)の工程において前記ノ
ズル14C6より気相金属化合物原料が前記被処理基板
2の表面に供給され、さらに前記レーザ14C7を駆動
することにより、前記プローブ14C4の先端と前記試
験片構造2B’との間がCVD−W層により結合され
る。そこで、図16(B)の工程においてさらに集束イ
オンビーム照射を行うことにより、前記試験片2Bを被
処理基板2から分離させることができる。
【0073】かかる構成によれば、前記プローブ14C
4の先端に試験片2Bを確実に、かつ剛性的に装着する
ことが可能になる。
【0074】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において
様々な変形・変更が可能である。
【0075】
【発明の効果】 本発明によれば、被処理基板から試験
片を切り出す集束イオンビーム加工装置中に試験片を検
査する検査装置を組み込むことにより、半導体装置の製
造ラインに組み合わせ、さらに、かかる試験・検査装置
に検査終了した被処理基板を洗浄する洗浄装置を設ける
ことにより、連続処理可能な装置が得られる。また本発
明によれば、半導体製造装置中に、上流側基板処理装置
で処理された基板を部分的に破壊検査し、しかも前記検
査を終了した被処理基板を下流側基板処理装置に戻すこ
とのできるインラインモニタを構成することが可能にな
る。かかるインラインモニタ構成により、高価な被処理
基板が検査のために廃棄されることがなくなり、またプ
ロセス全体を正確にモニタすることができるため、半導
体装置の製造効率および歩留りが飛躍的に向上する。本
発明は、特に大口径基板を使う半導体製造工程において
効果的である。
【0076】本発明では、被処理基板から集束イオンビ
ーム加工により切り出された試験片をプローブでピック
アップすることにより、試験片を任意の角度から観察す
ることが可能になる。また、かかる試験片はプローブご
と、集束イオンビーム加工装置から隣接する検査装置に
搬送して検査することも可能で、さらに外部に取り出
し、スタンドアローン型のTEMやSEM,SIMS等
の検査装置により検査することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるインラインモニタを
使った半導体製造システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例によるインラインモニタの
構成を示す図である。
【図3】図2のインラインモニタにおける集束イオンビ
ーム加工・検査ユニットの構成を示す図である。
【図4】(A),(B)は、図3の集束イオンビーム加
工・検査ユニットを使った、被処理基板からの試験片の
切り出しおよびピックアップ工程の様子を示す図であ
る。
【図5】図3の集束イオンビーム加工・検査ユニットで
使われるプローブの駆動構成を示す図である。
【図6】図3の集束イオンビーム加工・検査ユニットで
使われるユーセントリックステージの構成を示す図であ
る。
【図7】図3の集束イオンビーム加工・検査ユニットで
使われる集束イオンビーム照射装置の構成を示す図であ
る。
【図8】図3の集束イオンビーム加工・検査ユニットで
使われる走査型電子顕微鏡の構成を示す図である。
【図9】集束イオンビーム加工に伴う被処理基板の汚染
を説明する図である。
【図10】図2のインラインモニタで使われる枚葉式ウ
ェット洗浄装置の構成を示す図である。
【図11】図2のインラインモニタの一変形例を示す図
である。
【図12】図2のインラインモニタの制御シーケンスを
示す図(その1)である。
【図13】図2のインラインモニタの制御シーケンスを
示す図(その2)である。
【図14】本発明の第2実施例によるインラインモニタ
の構成を示す図である。
【図15】本発明の第3実施例による集束イオンビーム
加工・検査ユニットの構成を示す図である。
【図16】(A),(B)は、図15の集束イオンビー
ム加工・検査ユニットを使った試験片のピックアップお
よび切り出し工程を示す図である。
【符号の説明】
1 搬送容器 2 被処理基板 2A 溝 2B 試験片 2C 断面 10 半導体製造システム 11,11A,11B,11C 基板搬送路 12,13 基板処理装置 14,24 インラインモニタ 14A カセットローダ 14B 真空搬送路 14C 集束イオンビーム加工・検査ユニット 14C1 ユーセントリックステージ 14C2 集束イオンビーム照射装置 14C3 走査型電子顕微鏡 14C4 プローブ 14C5 気体イオンビーム照射装置 14C6 気相金属化合物ノズル 14C7 レーザ 14c,14f ロードロック 14c1,14c12 XYZステージ 14c2 φ回転ステージ 14c3 θ傾斜ステージ 14c5,14c6 ガイド面 14c7 メカニカルチャック 14c11 XYZ圧電ステージ 14c13 コントローラ 14D 枚葉式ウェットクリーニング装置 14E バッチ式洗浄装置 14F 試験片ピックアップ装置 101 金属イオン源 102 イオンビームガン 103 ビーム整形アパーチャ 103A アパーチャ駆動回路 104 対物レンズ 104A レンズ駆動回路 105 収差補正コイル 106 ブランキング電極 106A ブランキング制御回路 107 偏向コイル 108 ステージ制御回路 110 プローブ制御回路 112 システムバス 113 システムコントローラ 113A 画像表示装置 201 電子ビーム源 202 電子銃 203 アパーチャプレート 204 ブランキング電極 204A ブランキング制御回路 205 偏向コイル 205A 偏向制御回路 206 電磁レンズ 206A 電磁レンズ駆動回路 207 ブランキングアパーチャ 208 対物レンズ 208A 対物レンズ駆動回路 301 スピンチャック 302 モータ 303,308 洗浄液ノズル 303A,308A 洗浄液タンク 303B,308B 洗浄液ライン 305 カップ 306 廃液ドレイン 307 排気ライン
フロントページの続き Fターム(参考) 4M106 AA01 BA03 CA51 DG19 DG28 DH08 DH50 DJ04 DJ05 5F031 CA02 FA01 FA03 FA09 FA12 HA72 MA23 MA33 NA05

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段の基板処理装置と後段の基板処理装
    置とに結合され、被処理基板を格納した搬送容器を搬送
    する搬送路と、 前記搬送容器を出し入れする基板出入部と、 前記基板出入部に結合して設けられ、前記搬送容器中の
    被処理基板を保持して搬送する基板搬送部と、 前記基板搬送部に結合して設けられた真空室を備え、前
    記真空室中において前記基板搬送部から搬送された被処
    理基板に対して検査領域を加工し、さらに加工された検
    査領域に対して検査を行う加工・検査部とを備えた半導
    体製造システムにおいて、 前記加工・検査部は、前記真空室中に設けられ前記被処
    理基板を保持するステージと、前記ステージ上の被処理
    基板に向けてイオンビームを発射するイオンビーム源
    と、前記イオンビームを前記被処理基板上において、前
    記検査領域に集束させるイオン光学系と、前記ステージ
    上の被処理基板の表面を検査する検査装置とよりなり、 前記加工・検査部には、先端を前記検査領域に係合さ
    せ、前記検査領域に形成された試験片をピックアップす
    るプローブが設けられていることを特徴とする半導体製
    造装置。
  2. 【請求項2】 前記プローブは、前記試験片を静電吸着
    することを特徴とする請求項1記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記プローブは、金属よりなることを特
    徴とする請求項1または2記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記プローブは、無機絶縁物よりなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の半導体製造装
    置。
  5. 【請求項5】 前記加工・検査部には、さらに前記被処
    理基板近傍に、前記検査領域に対応して、気相金属化合
    物を供給するノズルが設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 さらに、被処理基板上に前記検査領域を
    設定するプログラム制御装置を含むことを特徴とする請
    求項1〜5のうち、いずれか一項記載の半導体製造装
    置。
  7. 【請求項7】 さらに検査後の被処理基板を洗浄する洗
    浄装置を備えたことを特徴とする請求項1〜6のうち、
    いずれか一項記載の半導体製造装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄装置は、集束イオンビームクリ
    ーニング装置と、枚葉式ウェットクリーニング装置と、
    バッチ式洗浄装置のいずれかより選ばれることを特徴と
    する請求項7記載の半導体製造装置。
  9. 【請求項9】 前記集束イオンビームクリーニング装置
    は、前記加工・検査部内に設けられていることを特徴と
    する請求項8記載の半導体製造装置。
  10. 【請求項10】 前記枚葉式ウェットクリーニング装置
    は、前記基板搬送部に結合されていることを特徴とする
    請求項8記載の半導体製造装置。
  11. 【請求項11】 前記バッチ式洗浄装置は前記搬送路の
    うち、前記次段の基板処理装置に至る途中に設けられて
    いることを特徴とする請求項8記載の半導体製造装置。
  12. 【請求項12】 さらに前記検査・加工部は、前記プロ
    ーブ先端に保持された試験片を観察する走査型電子顕微
    鏡を含むことを特徴とする請求項1〜11のうち、いず
    れか一項記載の半導体製造装置。
  13. 【請求項13】 前記走査型電子顕微鏡は、前記試験片
    を切り出した後の被処理基板断面を観察することを特徴
    とする請求項12記載の半導体製造装置。
  14. 【請求項14】 被処理基板上への半導体装置の製造方
    法であって、 先行する処理工程で処理された被処理基板を、集束イオ
    ンビーム加工装置中に導入する工程と、 前記被処理基板上に複数の検査領域を定義する工程と、 前記複数の検査領域から、一つの検査領域を選択する工
    程と、 前記集束イオンビーム加工装置中において、前記被処理
    基板上、前記選択された検査領域において、集束イオン
    ビーム加工により、試験片を前記被処理基板から遊離し
    た状態で形成する工程と、 前記試験片をプローブによりピックアップする工程と、 前記ピックアップされた試験片を検査する工程と、 前記被処理基板をクリーニングする工程と、 前記洗浄された被処理基板を次段の基板処理工程に送る
    工程とよりなることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 さらに検査後の被処理基板を洗浄する
    工程を含むことを特徴とする請求項14記載の半導体製
    造装置。
  16. 【請求項16】 前記洗浄工程は、集束イオンビームク
    リーニング工程または、枚葉式ウェットクリーニング工
    程または、バッチ式ウェット洗浄工程よりなることを特
    徴とする請求項15記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記検査工程は、前記集束イオンビー
    ム加工装置内において実行されることを特徴とする請求
    項14〜166のうち、いずれか一項記載の半導体装置
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記検査工程は、前記集束イオンビー
    ム加工装置内において、電子顕微鏡観察を行うことによ
    り実行されることを特徴とする請求項14〜17のう
    ち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記検査工程は、前記集束イオンビー
    ム加工装置内において、前記プローブ先端に保持されて
    いる試験片について実行されることを特徴とする請求項
    14〜18のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 前記検査工程は、前記試験片をプロー
    ブごと、前記集束イオンビーム加工装置の外部に取り出
    して実行されることを特徴とする請求項14〜16のう
    ち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記検査工程は、前記集束イオンンビ
    ーム加工装置内において、前記試験片を切り出した後の
    被処理基板の断面について実行されること特徴とする請
    求項14〜18のうち、いずれか一項記載の半導体装置
    の製造方法。
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