JP2002334632A - 押しボタンスイッチ装置 - Google Patents

押しボタンスイッチ装置

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JP2002334632A
JP2002334632A JP2001135747A JP2001135747A JP2002334632A JP 2002334632 A JP2002334632 A JP 2002334632A JP 2001135747 A JP2001135747 A JP 2001135747A JP 2001135747 A JP2001135747 A JP 2001135747A JP 2002334632 A JP2002334632 A JP 2002334632A
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JP
Japan
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lever
push
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panel
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JP2001135747A
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Koichi Hosokawa
浩一 細川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントパネル(100)の裏側に配置され
た第1及び第2のレバー(204、304)を有し、操
作ボタンの操作に基づく第2のレバー(304)の回動
を第1のレバー(204)に伝え、第1のレバー(20
4)の回動によりするプッシュスイッチ(440)を動
作させる押しボタンスイッチ装置において、第2のレバ
ーから第1のレバーへの動きの伝達を確実にするととも
に、過度の押込みによる破損、故障を防止する。 【解決手段】 第1の可動部材のレバー(204)の端
部(207)と第2の可動部材のレバー(304)の端
部(307)を連結する部材(450、452、45
4)により、動きを伝達する。連結部材としては可撓性
の帯状部材を用い、第2の可動部材の端部が第1の可動
部材の端部よりも後側に位置するようにしても良い。ま
た連結部材として長手方向の断面がU字型やS字型の部
分を含むもの(452、454)を用いても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、押しボタンスイ
ッチ装置に関し、特に磁気記録再生装置などの電子機器
のプッシュスイッチを操作するのに適した押しボタンス
イッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の押しボタンスイッチ装置
の構成を示す側断面図である。図7において、100
は、電子機器のフロントパネルで、その主面部101の
下端の近傍に設けられたピン103と、上端の近傍に設
けられたピン105と、ピン103よりも上方で、ピン
105よりも下方に位置する挿通孔106とを有してい
る。
【0003】200は第1の可動部材であり、ピン10
3に嵌合する孔201を備えた係止部202を有し、該
孔201にピン103を圧入させることにより係止部2
02が固定されている。第1の可動部材200はさら
に、係止部202に隣接し、弾性変形可能な薄肉の帯状
部材で形成されたヒンジ部203と、このヒンジ部20
3に接続され、フロントパネル100の主面部101と
略平行に延びている第1のレバー204と、第1のレバ
ー204に対して垂直にかつ後方に(図7において右方
に)延出したアーム205とを有する。
【0004】300は第2の可動部材であり、ピン10
5に嵌合する孔301を備えた係止部302を有し、該
孔301にピン105を圧入することにより係止部30
2が固定されている。第2の可動部材300はさらに、
係止部302に隣接し、弾性変形可能な薄肉の帯状部材
で形成されたヒンジ部303と、このヒンジ部303に
接続され、フロントパネル100の主面部101と略平
行に延びた第2のレバー304と、その下端部に設けら
れ、第1のレバー204と当接し得る突起305とを有
する。
【0005】400は操作ボタンであり、フロントパネ
ル100の挿通孔106を貫通し、その前端(図7で左
側の端部)がフロントパネル100の前面側(図で左
側)に露出され、被操作端401を構成する。被操作端
401には意匠が施されている。操作ボタン400の後
端(図7で右側の端部)402は、第2のレバー304
に固定されている。
【0006】420は筐体であり、略水平な底板部分4
21と略垂直な前板部分422とを有し、この筐体42
0にフロントパネル100が取り付けられている。43
0は筐体420に収納されて、略水平に取り付けられた
回路基板、440はプッシュスイッチであり、その被操
作部材441が回路基板430に対し垂直な方向に可動
なように回路基板430に取付けられている。
【0007】アーム205は、その後端(図で右側の端
部)206が被操作部材441に当接可能であり、アー
ム205が図面上時計方向に回動したときに、後端20
6が下がり、被操作部材441を押込んでプッシュスイ
ッチ440を動作させるようになっている。
【0008】次に動作について説明する。フロントパネ
ル100の前面側(図7で左側)から操作ボタン400
の被操作端401を押すと、図8に示すように、第2の
レバー304がヒンジ部303を弾性的に変形されなが
らヒンジ部303を中心として図面上反時計方向に回動
し、突起305が第1のレバー204の上端を後方に押
す。これにより第1のレバー204がヒンジ部203を
弾性的に変形させながら、ヒンジ部203を中心として
図面上時計方向に回動し、アーム205の後端206が
下がり、被操作部材441を下方に押してプッシュスイ
ッチ440を動作させる。
【0009】操作ボタン400から手を離すと、ヒンジ
部203及び303の弾性的復元力により第1及び第2
の可動部材200及び300が元の位置に復帰し、プッ
シュスイッチ440も元の状態に(非動作位置)に復帰
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の押しボタンスイッチ装置は、第1及び第2の可
動部材200及び300の成形時の反り、変形等のた
め、これらを組み付けたときによりレバー204とレバ
ー304の下端の突起305の間に隙間やズレを生じる
ことがあり、突起305とレバー204とが当接し損う
(踏外す)おそれがある。これを防ぐ一つの方法は、レ
バー204の当接のための部分の面積を大きくとること
であるが、そうするとレバーが重くなり、またレバーを
配置するためのスペースが増大すると言う問題があっ
た。また、操作ボタン400を強く押し込んだ際、突起
305がレバー204を乗り越えてしまい、手を離して
も元に戻らないようになったり、ヒンジ部203及び3
03が過度に屈曲して永久変形したり、プッシュスイッ
チ440に過度の応力が加わって破損したりするおそれ
があるため、これらを防止するため、ストッパ306を
形成し、筐体420の前板部分422に当接するように
していたが、ストッパ306のためのスペースが必要で
あり、またストッパ306が回路基板の前板部分422
に当接したときの衝撃が大きいと言う問題があった。こ
のように従来の押しボタンスイッチ装置には、押す力が
強過ぎる場合に、誤動作したり、故障したりする可能性
があり、また大きなスペースが必要であると言う問題が
あった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、押す力が強過ぎても誤動作や
故障のおそれがなく、また大きなスペースを占めること
のない押しボタンスイッチ装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の押しボタンス
イッチ装置は、プッシュスイッチ(440)と、上記プ
ッシュツスイッチを動作させる第1の可動部材(20
0)と、第2の可動部材(300)と、パネル(10
0)の挿通孔(106)を貫通し、一端がパネルの前面
側に露出され、他端が上記第2の可動部材に固定された
操作ボタン(400)と、上記第2の可動部材の動きを
上記第1の可動部材に伝達する部材(450、452、
454)とを備え、上記第1の可動部材が第1の端部に
おいて上記パネルの背面に回動可能に支持された第1の
レバーを有し、上記第2の可動部材が第1の端部におい
て上記パネルの背面に回動可能に支持され、上記操作ボ
タンが押されていない状態において、上記第1のレバー
と略同じ方向に延在する第2のレバーを有し、上記伝達
する部材(450、452、454)が、上記第1のレ
バーの第2の端部と上記第2のレバーの第2の端部とを
連結する可撓性の連結部材であることを特徴とする。
【0013】上記プッシュスイッチが回路基板(43
0)に取付けられており、上記操作ボタンが押されてい
ない状態において、上記回路基板が上記第1及び第2の
レバーの延在する方向に略直交する方向に延びており、
上記プッシュスイッチが、上記操作ボタンが押されてい
ない状態において上記第1及び第2のレバーが延在する
方向に略平行な方向に可動の被操作部材(441)を有
し、上記第1の可動部材が、上記操作ボタンが押されて
いない状態において、上記パネルに対し略直交し、上記
パネルから離れる向きに延在し、かつ上記第1のレバー
に固定されたアーム(205)を有し、上記第1のレバ
ーの回動に伴って上記アームが回動して上記プッシュス
イッチの上記被操作部材に当接して上記プッシュスイッ
チを動作させるように構成されていても良い。
【0014】上記連結部材が、帯状部材で形成され、上
記帯状部材の幅方向が、上記パネルの面に略平行で、か
つ上記回路基板の面に略平行な方向と一致するものであ
っても良い。
【0015】上記操作ボタンが押されていない状態にお
いて、上記第2のレバーの上記第2の端部が上記第1の
レバーの上記第2の端部よりも上記パネルからより遠い
位置にあるものであっても良い。
【0016】上記連結部材はその長手方向の断面が、上
記操作ボタンが押されていない状態において、曲線で構
成された部分、例えばU字型の部分又はS字型の部分を
含むものであっても良い。
【0017】上記連結部材が弾性を有するものであって
も良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図6を参照して説明する。図1乃至図6におい
て、図7及び図8と同一の符号は、同一または相当する
部材、部分を示す。
【0019】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1の押しボタンスイッチ装置を示す側断面図であ
る。図1において、100は電子機器のフロントパネル
で、その主面部101の下端102の近傍において背面
側から後方に(図1において右方向に)延びたピン10
3と、上端104の近傍において背面側から後方に(図
1において右方向に)延びたピン105と、ピン103
よりも上方で、ピン105よりも下方に位置する挿通孔
106とを有している。
【0020】200は第1の可動部材であり、ピン10
3に嵌合する孔201を備えた係止部202を有し、該
孔201にピン103を圧入させることにより係止部2
02が固定されている。第1の可動部材200はさら
に、係止部202に隣接し弾性変形可能なヒンジとして
機能する薄肉のヒンジ部203と、このヒンジ部203
に接続され、フロントパネル100の主面部101と略
平行に延びている第1のレバー204と、第1のレバー
204に対して垂直にかつ後方に(図1において右方向
に)延びたアーム205とを有する。
【0021】300は第2の可動部材であり、ピン10
5に嵌合する孔301を備えた係止部302を有し、該
孔301にピン105を圧入することにより係止部30
2が固定されている。第2の可動部材300はさらに、
係止部302に隣接し弾性変形可能なヒンジとして機能
する薄肉のヒンジ部303と、このヒンジ部303に接
続され、フロントパネル100の主面部101と略平行
に延びた第2のレバー304とを有する。
【0022】400は操作ボタンであり、フロントパネ
ル100の挿通孔106を貫通し、その前端(図1で左
側の端部)がフロントパネル100の前面側(図で左
側)に露出され、被操作端401を構成する。被操作端
401には意匠が施されている。操作ボタン400の後
端(図7で右側の端部)402は、第2のレバー304
に固定されている。
【0023】420は筐体であり、略水平な底板部分4
21と略垂直な前板部分422とを有し、この筐体42
0にフロントパネル100が取り付けられている。43
0は筐体420に収納されて、略水平に取り付けられた
回路基板、440はプッシュスイッチであり、その被操
作部材441が回路基板430に対し垂直な方向に可動
なように回路基板430に取付けられている。
【0024】アーム205は、その後端(図で右側の端
部)206が被操作部材441に当接可能であり、アー
ム205が図面上時計方向に回動したときに、後端20
6が下がり、被操作部材441を押込んでプッシュスイ
ッチ440を動作させるようになっている。
【0025】450は第1のレバー204の上端207
と第2のレバー304の下端307とを連結し、第2の
レバー304の動きを第1のレバー204に伝える連結
部材である。この連結部材450は弾性変形可能な薄肉
の帯状部材で形成され、自由状態(操作ボタン400が
押されていない状態)において、その長手方向の断面
(フロントパネル100の主面部101及び回路基板4
30に垂直な断面)が略直線状であり、該帯状部材の幅
方向が、横方向、即ち上記フロントパネル100の主面
部101に略平行でかつ上記回路基板430に略平行な
方向と一致している。また、上記自由状態において、第
2のレバー304の下端307が第1のレバー204の
上端207よりも後方に、即ちフロントパネル100の
主面部101からより遠い所に位置している。
【0026】図示の例では、係止部202、ヒンジ部2
03、第1のレバー204、アーム205、係止部30
2、ヒンジ部303、第2のレバー304、操作ボタン
400及び連結部材450は合成樹脂により一体に成形
することで、形成されている。
【0027】次に動作について説明する。フロントパネ
ル100の前面側(図1で左側)から操作ボタン400
の被操作端401を押すと、図2に示すように、第2の
レバー304がヒンジ部303を弾性的に変形されなが
らヒンジ部303を中心として図面上反時計方向に回動
し、その下端307が後方に、即ち図面上左向きに動
く。
【0028】この動きが連結部材450を介して第1の
レバー204の上端207に伝達される。即ち、第1の
レバー204の上端207が第2のレバー304の下端
307に連結部材450を介して引張られて後方に即ち
図面左方向に動く。
【0029】このため、第1のレバー204がヒンジ部
203を弾性的に変形させながら、ヒンジ部203を中
心として図面上時計方向に回動し、アーム205の後端
206が下がり、被操作部材441を下方に押してプッ
シュスイッチ440を動作させる。
【0030】このような動きの際、連結部材450は、
弾性的に変形してその曲り方が変化する。即ち、自由状
態(操作ボタン400が押されていない状態)では、図
1に示すように、第2のレバー304の下端307との
接続部及び第1のレバー204の上端207との接続部
が屈曲しているが、操作ボタン400が押されると、こ
の屈曲角が次第に変化していき、遂には図2に示すよう
な状態になる。このような屈曲角の変化は弾性的変形に
よるものである。
【0031】また、第1及び第2のレバーは自由状態で
は略垂直な方向に延在しており、回動により第2のレバ
ー304の下端307が次第に上昇し、第1のレバー2
04の上端207が次第に下降して行くが、第2のレバ
ー304の下端307と第1のレバー204の上端20
7の距離は、連結部材400で制限されているので、あ
る位置(図示の例では、図2に示すように、第2のレバ
ー304の下端307と第1のレバー204の上端20
7とが略垂直方向に並んだ位置)を超えて回動すること
ができない。本例では、アーム205の回動によりプッ
シュスイッチ440の被操作部材441が駆動され、プ
ッシュスイッチ440が動作する位置を超えた後であっ
て被操作部材441の可動範囲の限界に達する前に、図
2に示す状態になって、(普通の力では、)それ以上の
押込みができないように設定されている。
【0032】このようにして第1及び第2のレバー20
4及び304の回動が制限されるため、ヒンジ部203
及び303が過度に屈曲して永久変形したり、プッシュ
スイッチ440に過度の応力が加わって破損したりする
ことがない。
【0033】操作ボタン400から手を離すと、ヒンジ
部203及び303、並びに連結部材450の弾性的復
元力により第1及び第2の可動部材200及び300が
元の位置に復帰し、プッシュスイッチ440も元の状態
に(非動作位置)に復帰する。
【0034】上記の構成によれば、第1のレバー204
と第2のレバー304とが連結部材450により連結さ
れているため、従来例について説明した踏外し(レバー
204とレバー304の当接関係が失われる)と言った
問題が生じない。
【0035】また、自由状態において第2のレバー30
4の下端307が第1のレバー204の上端207より
も後方に位置しているので、操作ボタン400が後方に
押されたときに第2のレバー304の動きが第1のレバ
ーに円滑に伝達される。
【0036】さらに、連結部材450により、レバー3
04及びレバー204の回動が制限されるので、ヒンジ
部203及び303が過度に屈曲して永久変形したり、
プッシュスイッチ440に過度の応力が加わって破損し
たりすることがない。従って、図7のストッパ306を
省略することができる。
【0037】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2の押しボタンスイッチ装置を示す側断面図であ
る。図示のように、この実施の形態2の押しボタンスイ
ッチ装置は、実施の形態1と同様である。しかし、以下
の点で異なる。即ち、実施の形態1の連結部材450の
代りに連結部材452が用いられている。
【0038】この連結部材452は、実施の形態1の連
結部材450と同様、その幅方向が横方向に一致する帯
状のものであるが、長手方向の断面が、操作ボタンが押
されていない状態においてU字型の部分を含み、実施の
形態1の連結部材450と同様弾性変形可能である。
【0039】このように断面がU字型の部分を含むと、
操作ボタン400を押込む際、図4に示すように、第2
のレバー304の下端307が次第に上昇し、第1のレ
バー204の上端207が次第に下降して行くとき、連
結部材452が弾性的変形により次第に延びて(U字型
の部分が次第に開いて)行き、それに伴い、弾性的変形
に対する抵抗力が一層大きくなる。そして(仮に他の制
約がなければ)さらに変形させるのに必要な力と、押込
む力とが釣り合ったところで、レバー304及び204
の回動が止まる。本例では、アーム205の回動により
プッシュスイッチ440の被操作部材441が駆動さ
れ、プッシュスイッチ440が動作する位置を超えた後
であってかつ被操作部材441の可動範囲の限界に達す
る前に、連結部材452の抵抗が十分に大きくなって、
(普通の力では、)それ以上の押込みができないように
設定されている。
【0040】操作ボタン400から手を離すと、ヒンジ
部203及び303、並びに連結部材452の弾性的復
元力により第1及び第2の可動部材200及び300が
元の位置に復帰し、プッシュスイッチ440も元の状態
に(非動作位置)に復帰する。
【0041】この実施の形態によれば、連結部材452
により、レバー304及びレバー204の回動が制限さ
れるので、ヒンジ部203及び303が過度に屈曲して
永久変形したり、プッシュスイッチ440に過度の応力
が加わって破損したりすることがない。
【0042】また、操作ボタン400を押込んだときに
次第に抵抗が強くなるので、押したときの感触が良好で
ある。
【0043】さらに、操作ボタン400を離したとき
に、連結部材452により大きな弾性復元力が得られ、
復帰動作がより確実となる。
【0044】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3の押しボタンスイッチ装置を示す側断面図であ
る。図示のように、この実施の形態3の押しボタンスイ
ッチ装置は、実施の形態2と同様である。しかし、以下
の点で異なる。即ち、実施の形態2の連結部材452の
代りに連結部材454が用いられている。
【0045】この連結部材454は、実施の形態2の連
結部材452と同様、その幅方向が横方向に一致する帯
状のものであるが、長手方向の断面が、操作ボタンが押
されていない状態において、S字型の部分を含むもので
あり、実施の形態2の連結部材452と同様弾性変形可
能である。
【0046】この実施の形態の動作及び効果は実施の形
態2と略同様である。即ち、このように連結部材として
断面がS字型の部分を含むものを用いると、実施の形態
2の場合と同様、操作ボタン400を押込む際、図6に
示すように、第2のレバー304の下端307が次第に
上昇し、第1のレバー204の上端207が次第に下降
して行くとき、連結部材454が弾性的変形により次第
に延びて(S字型の部分が次第に延びて直線に近づて
い)行き、それに伴い、弾性的変形に対する抵抗力が一
層大きくなる。そして(仮に他の制約がなければ)さら
に変形させるのに必要な力と、押込む力とが釣り合った
ところで、レバー304及び204の回動が止まる。
【0047】上記の実施の形態2及び実施の形態3で
は、連結部材が、U字型の部分又はS字型の部分を含む
が、他の曲線であっても良い。
【0048】上記の実施の形態1乃至3では、係止部2
02、ヒンジ部203、第1のレバー204、アーム2
05、係止部302、ヒンジ部303、第2のレバー3
04、操作ボタン400及び連結部材450、452又
は454が合成樹脂にょり一体に成形されたものである
が、本発明はこれに限定されず、互いに別個に成形され
た上で固着又は固定されたものであってもよい。
【0049】上記の実施の形態1乃至3では、ピン10
3、105を係止部202、302の孔201、301
に圧入することにより係止部202、302を固定し、
帯状のヒンジ部203、303の弾性変形により、レバ
ー204、304を回動可能にしているが、他の構造を
用いてレバー204、304を回動可能にしても良い。
【0050】上記の実施の形態1乃至3では、1枚の回
路基板430に設けられた1個のプッシュスイッチ44
0を動作させるため、1個の第1の可動部材200、1
個の第2の可動部材300、1個の操作ボタン400、
及び1個の連結部材450、452又は454)を含む
押しボタンスイッチ装置が示されているが、回路基板4
30に複数のプッシュスイッチ440が設けられ、これ
らを駆動するために上記と同様の第1の可動部材20
0、第2の可動部材300、操作ボタン400、及び連
結部材450、452又は454を含む押しボタンスイ
ッチ装置が複数個設けられている場合にも本発明を適用
することができる。この場合、第1の可動部材200、
第2の可動部材300、操作ボタン400、及び連結部
材450、452又は454の大部分をそれぞれプッシ
ュボタンと同数設ける一方、ピン103、105及びこ
れを圧入する係止部202、302を複数の押しボタン
スイッチ装置に対して共通に設けることとしても良い。
【0051】
【発明の効果】請求項1の装置によれば、第1の可動部
材と第2の可動部材とが連結部材で連結されているの
で、第2の可動部材の動きを第1の可動部材に確実に伝
達することができる。また、連結部材により第1及び第
2の可動部材の回動が規制されるので、プッシュスイッ
チに過大が力が加わるのを防ぐことができ、また装置の
破損、故障を防ぐことができる。
【0052】請求項2の装置によれば、回路基板がパネ
ルに対して直交するように配置された機器、例えば回路
基板が水平に配置され、パネルが垂直に配置された機器
に押しボタンスイッチ装置を設けた場合にも、第2の可
動部材の動きを第1の可動部材に確実に伝達することが
でき、またプッシュスイッチに過大な力が加わるのを防
ぐことができる。
【0053】請求項3の装置によれば、連結部材が帯状
部材で形成されているので、可撓性が大であり、簡単な
構成で可撓性を有する連結部材を実現することができ、
第1及び第2の可動部材に対し無理な力が加わるのを防
ぎ、押しボタン操作を円滑に行なうことができる。
【0054】請求項4の装置によれば、上記第2のレバ
ーの上記第2の端部が上記第1のレバーの上記第2の端
部よりもパネルからより遠い位置にあるので、第2のレ
バーの、パネルから遠ざかる向きの動きを上記第1のレ
バーに円滑にかつ確実に伝えることができる。
【0055】請求項5の装置によれば、連結部材が曲線
で構成された部分を含むので、その変形によりその長さ
(第1のレバーに接続された部分から第2のレバーに接
続された部分までの距離)が大幅に変化することがで
き、従って、第1及び第2の可動部材が動く際、これら
に無理な力が加わるのを防ぐことができる。
【0056】請求項6の装置によれば、連結部材が弾性
を有するので、操作ボタンを押し込んで行くとき、抵抗
が次第に大きくなるので、操作ボタンを押したときの感
触が良い。また、操作ボタンの押し込み、これに伴う第
1及び第2の可動部材の回動、及びプッシュスイッチの
押し込みに対する規制が弾力的に行われるので、衝撃の
発生を避けることができ、破損、故障の可能性を一層小
さくすることができる。また、操作ボタンから手を離し
たときの元の状態への復帰に、連結部材の弾性的復元力
を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の押しボタンスイッ
チ装置を示す側断面図である。
【図2】 実施の形態1の押しボタンスイッチ装置の動
作を示す側断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の押しボタンスイッ
チ装置を示す側断面図である。
【図4】 実施の形態2の押しボタンスイッチ装置の動
作を示す側断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の押しボタンスイッ
チ装置を示す側断面図である。
【図6】 実施の形態3の押しボタンスイッチ装置の動
作を示す側断面図である。
【図7】 従来の押しボタンスイッチ装置を示す側断面
図である。
【図8】 従来の押しボタンスイッチ装置の動作を示す
側断面図である。
【符号の説明】
100 フロントパネル、 106 挿通孔、 200
第1の可動部材、203 ヒンジ部、 204 第1
のレバー、 205 アーム、 300 第2の可動部
材、 303 ヒンジ部、 304 第2のレバー、
400 操作ボタン、 420 筐体、 430 回路
基板、 440 プッシュスイッチ、450、452、
454 連結部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュスイッチ(440)と、 上記プッシュツスイッチを動作させる第1の可動部材
    (200)と、 第2の可動部材(300)と、 パネル(100)の挿通孔(106)を貫通し、一端が
    パネルの前面側に露出され、他端が上記第2の可動部材
    に固定された操作ボタン(400)と、 上記第2の可動部材の動きを上記第1の可動部材に伝達
    する部材(450、452、454)とを備え、 上記第1の可動部材が第1の端部において上記パネルの
    背面に回動可能に支持された第1のレバーを有し、 上記第2の可動部材が第1の端部において上記パネルの
    背面に回動可能に支持され、上記操作ボタンが押されて
    いない状態において、上記第1のレバーと略同じ方向に
    延在する第2のレバーを有し、 上記伝達する部材(450、452、454)が、上記
    第1のレバーの第2の端部と上記第2のレバーの第2の
    端部とを連結する可撓性の連結部材であることを特徴と
    する押しボタンスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 上記プッシュスイッチが回路基板(43
    0)に取付けられており、 上記操作ボタンが押されていない状態において、上記回
    路基板が上記第1及び第2のレバーの延在する方向に略
    直交する方向に延びており、 上記プッシュスイッチが、上記操作ボタンが押されてい
    ない状態において上記第1及び第2のレバーが延在する
    方向に略平行な方向に可動の被操作部材(441)を有
    し、 上記第1の可動部材が、上記操作ボタンが押されていな
    い状態において、上記パネルに対し略直交し、上記パネ
    ルから離れる向きに延在し、かつ上記第1のレバーに固
    定されたアーム(205)を有し、 上記第1のレバーの回動に伴って上記アームが回動して
    上記プッシュスイッチの上記被操作部材に当接して上記
    プッシュスイッチを動作させることを特徴とする請求項
    1に記載の押しボタンスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 上記連結部材が、帯状部材で形成され、 上記帯状部材の幅方向が、上記パネルの面に略平行で、
    かつ上記回路基板の面に略平行な方向と一致することを
    特徴とする請求項2に記載の押しボタンスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 上記操作ボタンが押されていない状態に
    おいて、上記第2のレバーの上記第2の端部が上記第1
    のレバーの上記第2の端部よりも上記パネルからより遠
    い位置にあることを特徴とする請求項3に記載の押しボ
    タンスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 上記連結部材はその長手方向の断面が、
    上記操作ボタンが押されていない状態において、曲線で
    構成された部分を含むことを特徴とする請求項3に記載
    の押しボタンスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 上記連結部材が弾性を有することを特徴
    とする請求項3乃至5のいずれかに記載の押しボタンス
    イッチ装置。
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