JP4292186B2 - 入力装置、キー構造およびその弾性機構 - Google Patents

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Description

本発明は、キー構造に関し、特に、余分な力を入れずスムーズにキーまたはキーボードを押下でき、かつ、スペース節約、ひいては収納性の向上を実現させるキー構造に関するものである。
図1Aを参照されたい。該図は、従来のキー構造が操作可能状態にあるときの説明図である。図1Aに示されるように、従来のキー構造は、スライド部Sが水平方向にスライドすることによってキーが下降する構成となっている。このキー構造は主に、ベースB、第1のリンク部材L1、第2のリンク部材L2、弾性部材E、スライド部SおよびキートップCを含んでなる。第1のリンク部材L1は第1の端L11および第2の端L12を備え、第2のリンク部材L2は第3の端L23および第4の端L24を備えている。これら第1のリンク部材L1および第2のリンク部材L2は枢軸Pによって枢結されており、第1の端L11は下方のベースBに可動的に枢結され、第4の端L24は上方のキートップCに可動的に枢結されている。さらに、第2の端L12と第3の端L23は、上方のキートップCと下方のベースBにそれぞれ枢結されている。
図1Bを同時に参照されたい。スライド部Sは、位置A1から方向Aに沿って位置A2へ移動するときに、第1のリンク部材L1の第1の端L11を方向Aに押し動かし、これによりキートップCが高さH(図1A)から高さH’まで下がる。このときキーは非操作状態になる。このようなキー構造はノートブック型コンピュータのキーボードに適用され、高さHにある状態で正常に打鍵できるようになっている。そして、キーボードを使用しない際にはスライド部Sを介してキートップCを高度H’に下げることができる。このとき、弾性部材Eが圧縮されることでキーが非操作状態となるため、キーボード全体の高さが低く保たれる。
しかしながら、スライド部Sが第1のリンク部材L1を押し動かすことによりキー構造が操作可能状態(高さH)から非操作状態(高さH’)に移行するときに、圧縮を受ける弾性部材EにベースB表面と垂直な方向の弾性復元力が生じるが、この弾性復元力に抗しなければならない分だけ、スライド部Sをスライドさせるのに力がかかる。
上述の問題に鑑みて、本発明の目的は、余計な力を入れずよりスムーズにキートップの高さを変えることができるキー構造を提供すると共に、これによりキーを下降させて、収納性の向上を図ることにある。
本発明が提供するキー構造は、キートップ、ベース、第1のリンク部材、第2のリンク部材および移動可能弾性手段を含んでなる。第1のリンク部材および第2のリンク部材はキートップおよびベースに可動的に連結される。このうち、第1のリンク部材の一端は摺動可能にベースに連結される。移動可能弾性手段は、スライド部と、弾性変形部および連結部を有する弾性部材とを備える。かかる移動可能弾性手段が第1の位置にあるとき、弾性変形部は横向の弾性予荷重を第1のリンク部材に作用させて、ベースに対するキートップの高さを第1の高さとさせ、キーを操作可能状態にする。そして、キーを操作するにあたり操作者がキートップに力をかけると、ベースに連結した第1のリンク部材の一端がベースに対して摺動するため、移動可能弾性手段の弾性変形部はこれにより押動され、弾性変形部に横向の弾性復元力が生じて、復元に要される弾発力がキーに与えられることとなる。キートップにかけられた外力が解除されると、前記した横向の弾性復元力がキーを第1の高さに回復させ、キーを操作可能状態に戻す。一方、移動可能弾性部材が第2の位置にあるとき、移動可能弾性部材は第1のリンク部材を解放し、これによりキートップ、第1のリンク部材および第2のリンク部材が何らの力も受けなくなって下方へ落ち込むことになる。このときに移動可能弾性手段が第1のリンク部材または第2のリンク部材を押し動かすことでキートップがベース方向に向かい第2の高さまで下降し、キーは非操作状態になる。第1の高さは第2の高さよりも大きい。
好ましい1実施形態において、スライド部は当接部を備えており、かつ、ベースに対して第1の位置と第2の位置との間を移動可能となっている。弾性変形部の一端はスライド部と連結し、他端はこの当接部と当接する。スライド部の移動時、弾性変形部の一端と当接部とは終始当接を保っている。
移動可能弾性手段が第1の位置にあるときに、弾性部材の連結部は実質的に第1のリンク部材に当接しているためキートップは第1の高さにあるが、この間、キートップには弾性変形部の横向弾性予荷重が働くので容易にぐらついたりすることはない。そしてキーを操作するべくキーに力をかけて押下げると、第1のリンク部材が弾性部材の連結部に当接してこれを押し動かすことで弾性変形部の弾性が変形し、キーに弾発力が付与される。
移動可能弾性手段が第1の位置から第2の位置に移動する際、連結部の一端は、弾性変形部からの横向の弾性予荷重の作用によってスライド部の当接部と当接したままである。一方、連結部のもう一端はスライド部に伴って移動し、もはや第1のリンク部材とは当接しなくなる。このとき、第1のリンク部材には弾性部材による作用がかかっていないため、スムーズに(余計な力を入れずとも)キーの高さを変えることが可能となる。移動可能弾性手段が第2の位置から第1の位置に移動する際には、連結部はスライド部に伴って移動し第1のリンク部材に再び当接すると同時に、第1のリンク部材を押し動かしてキートップを上昇させる。そして、移動可能弾性手段が第1の位置に戻ると、連結部の一端が実質的に第1のリンク部材に当接すると共に、キートップが第1の高さまで上昇し、キーは操作可能状態になる。
好ましい1実施形態において、移動可能弾性手段はさらに突出部を備える。スライド部が第1の位置から第2の位置に移動するとき、該突出部が第1のリンク部材または第2のリンク部材を突き動かすことで、キートップがベースの方向に第2の高さまで下降することとなる。そして、スライド部が第2の位置から第1の位置に移動するとき、該突出部が第1のリンク部材または第2のリンク部材を解放し、さらに移動可能弾性手段の連結部が第1のリンク部材を押し動かすことでキートップは上昇する。
好ましい1実施形態において、第1のリンク部材と第2のリンク部材とはハサミ状の構造を形成する。
好ましい1実施形態において、第1のリンク部材と第2のリンク部材とは回動可能に連結する。
好ましい1実施形態において、弾性変形部はバネである。
好ましい1実施形態において、第1のリンク部材はさらに摺動スロットを備え、連結部は摺動部を備えており、移動可能弾性手段が第1の位置から第2の位置に移動するとき、該摺動部は該摺動スロット内で摺動できるようになっている。
好ましい1実施形態において、スライド部は第1の当接部を備え、連結部は第2の当接部を備えており、キー構造が非操作状態にあるとき、これら第1の当接部と第2の当接部とが当接して、弾性部材は予荷重のかかった状態となる。このとき弾性変形部は横向の弾性予荷重を提供する。
好ましい1実施形態において、キー構造が操作可能状態にありかつキートップが外力により押下げされる際、連結部の摺動部は第1のリンク部材との当接を保つようになっている。
好ましい1実施形態において、第2の当接部はバネの一部を湾曲させてなるものである。
好ましい1実施形態において、ベースはさらにガイド溝を備え、第1のリンク部材はこのガイド溝中を摺動可能となっている。
好ましい1実施形態において、スライド部はさらに突出部を備えており、スライド部が第1の位置から第2の位置に移動するときに、この突出部が第1のリンク部材を押し動かすことで、キートップがベースの方向に第2の高さまで下降することとなっている。
好ましい1実施形態において、第1のリンク部材はさらに延伸部を備えており、前記突出部がこの延伸部を突いて第1のリンク部材を押動かすことができるようになっている。
好ましい1実施形態において、移動可能弾性手段はさらにブロックを備えており、移動可能弾性手段が第1の位置から第2の位置に移動するときに、このブロックが第2のリンク部材を突き動かすことで、キートップがベースの方向に第2の高さまで下降することとなっている。
好ましい1実施形態において、本発明に係るキー構造は、第1のリンク部材および第2のリンク部材の下方に配置されるスイッチ部材をさらに含む。移動可能弾性手段が第1の位置にあり、かつキートップが所定の高さまで下降したとき、第1のリンク部材、第2のリンク部材およびキートップのいずれか1つがスイッチ部材に接点動作を起こさせる。一方、移動可能弾性手段が第2の位置に移動すると、これに伴ってスイッチ部材も移動するため、第1のリンク部材、第2のリンク部材およびキートップのいずれによっても接点動作は起こされない。
好ましい1実施形態において、本発明に係るキー構造はスライド部に設置される弾性アームをさらに含む。移動可能弾性手段が第1の位置にあるときにキートップが押下げされると、この弾性アームは、第1のリンク部材、第2のリンク部材およびキートップのいずれか1つに押圧されその下方にあるスイッチ部材に接点動作を起こさせる。一方、移動可能弾性手段が第2の位置に移動すると、これに伴って弾性アームも移動するため、第1のリンク部材、第2のリンク部材およびキートップのいずれによってもスイッチ部材の接点動作は起こされない。
好ましい1実施形態において、前記の弾性アームを、ゴムなどの弾性材料からなる弾性構造体と置換することもできる。
好ましい1実施形態において、本発明に係るキー構造は、スイッチ部材をその上に設置させたメンブレン回路基板をさらに含む。
好ましい1実施形態において、本発明に係るキー構造における移動可能弾性手段は、弾性部材の連結部に設けられる作動アームをさらに備える。スイッチ部材は移動可能弾性手段の下方に配置される。よって、移動可能弾性手段が第1の位置にあるときにキートップが押下げされると、該作動アームは第1のリンク部材、第2のリンク部材およびキートップのいずれか1つに押圧されその下方にあるスイッチ部材に接点動作を起こさせる。一方、移動可能弾性手段が第2の位置にあるときには、該作動アームは第1のリンク部材、第2のリンク部材およびキートップのいずれにも押圧されないため、スイッチ部材の接点動作は起こされ得ない。
好ましい1実施形態において、第1のリンク部材および第2のリンク部材のうち一方は枢軸を有し、他方は枢結軸を有している。これら第1のリンク部材と第2のリンク部材とは回動可能に、ハサミ状構造をなすよう連結している。また、第1のリンク部材と第2のリンク部材は、枢軸の軸心線の両側においてそれぞれ第1の接触部と第2の接触部を備えており、第1のリンク部材と第2のリンク部材とが相対的に回動するとき、これら第1の接触部と第2の接触部はほぼ該軸心線において相互に当接する。このため、第1の接触部と第2の接触部間に生じる動摩擦が低減されると共に、これらが上記の横向の弾性復帰力を受けることができるので、枢軸と枢結孔間の回動摩擦も低減され、同時に、軸が受けるべき横向弾性復帰力が軽減される。
また、本発明は入力装置も提供する。該入力装置は上記のキー構造を複数含んでなる。好ましい1実施形態において、この入力装置は、ベースモジュールおよび移動可能弾性手段モジュールをさらに含む。上記のベースはこのベースモジュール上に設置され、上記の移動可能弾性手段はこの移動可能弾性手段モジュール上に設置される。移動可能弾性手段モジュールは、第3の位置と第4の位置の間を第1の方向に沿って選択的にシフト可能である。移動可能弾性手段モジュールが第3の位置にあるとき、キー構造は操作可能状態になり、移動可能弾性手段モジュールが第4の位置にあるときには、キー構造は非操作状態になる。
好ましい1実施形態において、本発明に係る入力装置は押動板をさらに含む。この押動板がベースモジュールに対し第2の方向に沿って移動すると、これに応動して移動可能弾性手段モジュールが第1の方向に沿って第3の位置と第4の位置間を移動することとなる。さらに、押動板はガイド材を有し、移動可能弾性手段モジュールはZ字形ガイド条溝を有している。Z字形ガイド条溝は互いに繋がっており、かつ第1の方向上に所定の間隔だけずれた第5の端部と第6の端部を備えている。ガイド材は押動板に突設されてなり、Z字形ガイド条溝の第5の端部と第6の端部の間を移動可能である。ガイド部材が第5の端部に位置するとき、移動可能弾性手段モジュールは第3の位置にあり、ガイド部材が第6の端部に位置するとき、移動可能弾性手段モジュールは第4の位置にある。
好ましい1実施形態において、押動板の移動する方向と移動可能弾性手段モジュールの移動する方向とは互いに垂直をなす。
好ましい1実施形態において、本発明に係る入力装置は、支持腕、ケーシングおよび上カバーをさらに含む。上カバーはケーシングまたはベースモジュールに枢結し、ケーシングまたはベースモジュールに対して回動可能となっており、ケーシングまたはベースモジュールに対して閉じた状態または開いた状態を選択的に形成することができる。支持腕の一端は上カバーと回動可能に連結し、もう一端は押動板と回動可能に連結する。上カバーとケーシングまたはベースモジュールが開いた状態となるとき、支持腕は押動板を介して移動可能弾性手段モジュールを連動し第3の位置にシフトさせる。一方、上カバーとケーシングまたはベースモジュールが閉じた状態になるときには、支持腕は押動板を介して移動可能弾性手段モジュールを連動し第4の位置にシフトさせる。
なお、移動可能弾性手段モジュールを、その他の動力、例えば電動モータまたは電磁装置などにより直接押動する、または押動板を介して間接的に押動することとしてもよい。
また、本発明は弾性機構も提供する。この弾性機構は、弾性復元力をキーに作用させるものであり、ベース、移動可能弾性手段、第1のリンク部材および第2リンク部材を含む。第1のリンク部材の一端はベースに対して摺動可動となっている。第2のリンク部材は第1のリンク部材と連動自在に連結し、かつ、その一端はベースに可動的に連結する。移動可能弾性手段は、第1の位置または第2の位置に選択的にシフト可能である。移動可能弾性手段が第1の位置にあるとき、移動可能弾性手段は第1のリンク部材と実質的に当接して、第1のリンク部材に横向の弾性復帰力を作用させ、第1のリンク部材と第2のリンク部材との間に第1の角度を形成させる。一方、移動可能弾性手段が第2の位置にあるときには、移動可能弾性手段は第1のリンク部材を解放するので、第1のリンク部材と第2のリンク部材は外力または重力を受けて落ち込むこととなって、第1のリンク部材と第2のリンク部材との間には第2の角度が形成される。第1の角度は第2の角度よりも大きい。
本発明に係る入力装置およびそのキー構造は、非操作状態時にキートップを押し下げておくことができるため、スペースを有効に節約でき、収納性の向上が図られる。また、本発明によれば、弾性部材により横向の弾性復元力が提供されるので、キーをスムーズに(余計な力を入れず)に押し下げる、つまり、非操作状態とすることができる。
本発明について上述した点およびその他の目的、特徴ならびに長所がより明らかとなるよう、以下に具体的な好ましい実施形態を挙げると共に、図面と対応させながら本発明を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図2Aを参照されたい。本発明に係るキー構造Kは主に弾性機構Gおよびキートップ60からなる。弾性機構Gは弾性復元力をキートップ60に作用させる。図示されるように、弾性機構Gは主にベース10、メンブレン回路基板20、移動可能弾性手段M、第1のリンク部材40および第2のリンク部材50からなる。このうち、移動可能弾性手段Mは、スライド部30および弾性部材Rから構成される。
次に図2Aと図3Aとを併せて参照されたい。第1のリンク部材40の枢軸401が第2のリンク部材50の枢結孔501に係合することにより両者は枢結し、“ハサミ状”の支承構造を形成する。第1のリンク部材40の両端部41、42はベース10のガイド溝101と上方のキートップ60にそれぞれ可動的に連結し、第2のリンク部材50の両端53、54はベース10の枢結部103と上方のキートップ60にそれぞれ可動的に連結する。図2Aからわかるように、組立時には、ガイド溝101と枢結部103は、メンブレン回路基板20の開口20’、20”とスライド部30の開口30’、30”を経て第1および第2のリンク部材40、50と可動的に連結することとなる。
続いて、図2Bと図3Aとを併せて参照されたい。上記の弾性部材Rは弾性変形部R1および連結部R2からなる。弾性変形部R1は、スライド部30および連結部R2に連結する。本実施形態では、弾性部材Rの方向に対する制御性とその作用効果を確保するため、例えば引張バネなどの「引張式」弾性変形部R1を採用する。図2Bに示されるように、スライド部30は第1の当接部303を備え、連結部R2は摺動部R21および第2の当接部R22を備えている。摺動部R21は第1のリンク部材40に摺動可能に連結し、第2の当接部R22は、スライド部30の第1の当接部303に離脱可能に当接する。
再び図3Aを参照されたい。該図は、本発明のキー構造Kが操作可能状態にあるときの説明図である。本実施形態において、移動可能弾性手段MはX軸方向に移動可能となっている。図示されるように、スライド部30が第1の位置X1にあるとき、連結部R2末端の摺動部R21は第1のリンク部材40の摺動スロット402内に位置すると共に、該摺動スロット402内よりの当接端402’に実質的に当接する。
図3Aに示されるように、キー構造Kが操作可能状態にあるときには、摺動部R21は摺動スロット402内よりに位置して第1のリンク部材40と終始当接を保っている。この際に弾性変形部R1は僅かに引っ張られて図面左方への横向の弾性予荷重fを第1のリンク部材40に作用させる。これによって、上方のキートップ60は支持を受けることとなり、容易くぐらついたりはしなくなる。このときキートップ60の高さは、ベース10に対して第1の高さh1となっており、第1のリンク部材40と第2のリンク部材50との間には第1の角度θ1が形成される。
図3Bは、キー構造Kが操作可能状態にあるときに、キートップ60が外力により押下げられた(使用中)様子を示す説明図である。図示されるように、キートップ60が外力により押下げされて第1の高さh1から所定の高さh3まで下がったとき、第1のリンク部材40は第1の方向A1に変位する。この際、弾性変形部R1は更なる引張りを受けることにより横向の弾性復元力Fを生じる。なお、F>fである。このときに摺動部R21は依然第1のリンク部材40に当接したままである。そして外力が解除されると、該横向の弾性復元力Fによりキートップ60は直ちに第1の高さh1まで回復し、つまりは図3Aに示される状態に戻る。
ここで特徴的であるのは、キートップ60が外力により押されて第1の高さh1から所定の高さh3まで下がる過程において、横向の弾性予荷重fは徐々に増大していって横向の弾性復元力Fに変わるという点である。横向の弾性予荷重fと横向の弾性復元力Fの比値は、基本的に10%よりも大きいものとする。クリック感をより高めたいのであれば、横向の弾性予荷重fと横向の弾性復元力Fの比値を30%以上まで上げることも可能である。本実施形態では引張バネを採用しているため、操作状態において、引張バネは、その両端をつなぐ直線の方向上に自身を終始保持しておくことができると共に、当接端402’の高低が変わるのに伴って安定に向き変えることができる。したがって、弾性復元力Fも当接端402’の高低が変わるのに伴って安定にその方向を変えることができ、他の方向の分力は存在しない。
本実施形態において、メンブレン回路基板20は、スライド部30と連接して共に移動する。図3Bに示されるように、メンブレン回路基板20のスイッチ部材202上には弾性構造体201が設置されている。スライド部30が第1の位置X1にあるとき、キートップ60が所定の高さh3まで押下げられると、第2のリンク部材50は弾性構造体201を押圧して下向きに変形させ、その下方にあるスイッチ部材202に接点動作を起こさせる。すると、電子信号がメンブレン回路基板20を介して直ちに外部回路へ送られることとなる。本発明では、第2のリンク部材50以外に、第1のリンク部材40またはキートップ60で弾性構造体201を押圧することによっても、同様にスイッチ部材202の接点動作が達成される。また、本実施形態においてはスイッチ部材202をメンブレン回路基板20上の1要素としているが、メンブレン回路基板20を使用せず、これに代えて独立したスイッチ部材202を用いた設計とすることもできる。
次に、図3Cから図3Eを参照されたい。スライド部30が第1の方向A1に沿ってX軸上の第1の位置X1から第2の位置X2へと移動する過程は、キー構造Kが図3Aに示す操作可能状態から図3Eに示す非操作状態へと移行する過程に対応している。この際、メンブレン回路基板20はその上方のスライド部30と連接しているためこれと共に移動する。図3Cに示されるように、スライド部30が方向A1に沿って移動する過程を通して、第2の当接部R22は第1の当接部303と当接を保ち、その右側の摺動部R21はスライド部30に応動して第1のリンク部材40の摺動スロット402内を摺動する。そして、第1のリンク部材40はもはやバネ力の拘束を受けないこととなって、その上方のキートップ60が重力により自然に落ち込むまたは外力を受けて下降し第2の高さh2となる。なお、h2<h1である。キー構造Kはこのとき非操作状態となり、かつ第1のリンク部材40と第2のリンク部材50との間に第2の角度θ2が形成される。なお、θ2>θ1である。
さらに、弾性変形部R1が拘束を解除されたときにキートップ60が確実に第2の高さh2まで下がる(図3E参照)ようにするため、本実施形態ではスライド部30の上方にブロック302を設置している。これによれば、スライド部30が第1の方向A1に沿って第1の位置X1から第2の位置X2へと移動する過程で、該ブロック302が第2のリンク部材50に当たってこれを突き動かす(図3D参照)ため、キートップ60をベース10の方向へ確実に下降させることができる。また、スライド部30の下方には突出部301を設置する。これによれば、スライド部30が第1の位置X1から第2の位置X2へと移動する過程において、該突出部301が第1のリンク部材40下方の延伸部411を第1の方向A1に突き動かすため(図3E参照)、第1のリンク部材40がガイド溝101内を摺動することとなって、キートップ60がベース10の方向へスムーズに下がり第2の高さh2にくるようになる。図3Aを参照すると、本実施形態の延伸部411と突出部301との間には所定の間隔があいているが、延伸部411と突出部301とを実質的に接するように設けて、キー押下時に両者が突き当たって生じる騒音を抑える構成としてもよい。
キー構造Kが図3Eに示す非操作状態にあるときに、第1のリンク部材40、第2のリンク部材50およびキートップ60はベース10の方向に下がっているが、メンブレン回路基板20はこのときすでにスライド部30に伴って第1の位置X1から第2の位置X2へ移動しているので、第1のリンク部材40、第2のリンク部材50またはキートップ60のいずれであっても、スイッチ部材202に接点動作を起こさせることはない。よって、非操作状態時の誤接触が回避できる。
本実施形態において、第1のリンク部材40と第2のリンク部材50とは、第1のリンク40の枢軸401が第2のリンク部材50の枢結孔501中に係合することを通して、回動可能に枢結する。枢結孔501のサイズは枢軸401よりも大きくなっているため(図3C参照)、相対回動時の摩擦が低減され、よりスムーズな打鍵が実現される。ここで、図2Aと図3Cとを併せて参照されたい。2つの枢軸401の間に仮想の軸心線401’が引かれており、第1のリンク部材40は第1の接触部405を、第2のリンク部材50は第2の接触部505を備えている。第1のリンク部材40と第2のリンク部材50とが相互に回動すると、第1の接触部405と第2の接触部505とはほぼ軸心線401’上において互いに当接する。したがって、第1の接触部405と第2の接触部505との間の動摩擦が有効に低減されると同時に、枢軸401が受けるべき横向の弾性力が効果的に軽減され得る。なお、かかる第1の接触部405と第2の接触部505の摩擦低減を図るための設計は、第2のリンク部材50の一端53と枢結部103との間にも適用できる。
また、図2Bに示す弾性部材Rは、図4に示すごとくの単一のバネR1’からなるものとしてもよい。このバネR1’の一部を湾曲させれば、上記した第1の当接部R22および摺動部R21に相当する構造を作ることができる。この構成によれば、上記の連結部R2を省くことができるため、より一層の構造単純化を図りながら上述と同様の効果を達成することが可能である。
上述したように、本発明に係るキー構造は、移動可能弾性手段Mを設置したことで非操作状態時にキートップ60を下降させておくことができるので、スペース節約が有効に図られる。さらに、本実施形態のキー構造では、移動可能弾性手段Mをキー構造の外側に設けてもよく(図示せず)、この場合には弾性変形部R1として「圧縮式」の弾性手段を、上記の「引張式」のバネに代えて用いることができる。
(第2の実施形態)
図5Aと5Bとを参照されたい。本実施形態は、そのキー構造が作動アームR3をさらに含む点において第1の実施形態と異なる。この作動アームR3は、図5Bに示されるように、弾性部材Rの連結部R2に設けられるものである。さらに図6Aおよび6Bを同時に参照されたい。このうち図6Bは、キー構造Kが操作可能状態にあるときに、キートップ60が外力により押下げられた様子(使用中)を示す説明図である。図6Bに示されるように、キー構造Kが操作可能状態にあって、キートップ60が外力により第1の高さh1から所定の高さh3まで押し下げられるとき、第1のリンク部材40は第1の方向A1に沿って変位し、弾性変形部R1は引っ張られることにより横向の弾性復元力Fを生じる。この状態のときに外力が解除されると、該横向の弾性復元力Fによってキートップ60が直ちに第1の高さの位置にh1に戻される。
ここで特徴的であるのは、キートップ60が外力により押されて図6Bに示す状態となったとき、連結部R2の左側にある作動アームR3は、下降中の第1のリンク部材40に押圧されて下方へ下がり、メンブレン回路基板20のスイッチ部材202に当接して接点動作を起こさせるという点である。なお、スイッチ部材202の接点動作は、第2のリンク部材50またはキートップ60によっても同様に達成される。
次に図6Cと6Dとを参照されたい。スライド部30が第1の方向A1に沿って移動するのに対応し、本発明に係るキー構造Kは図6Aに示す操作可能状態から図6Dに示す非操作状態へと移行するが、メンブレン回路基板20はベース10に固定されているためスライド部30に伴って移動することはない。図6Cに示されるように、スライド部30が第1の方向A1に沿って移動する過程を通して、第2の当接部R22は第1の当接部303に終始当接している。その右側の摺動部R21はスライド部30に応動して第1のリンク部材40の摺動スロット402内を移動し、かつ、第1のリンク部材40はもはやバネ力の拘束を受けなくなったために、上方のキートップ60が重力により自然に落ち込むまたは外力により下降して第2の高さh2となり、キー構造が非操作状態となる(図6D参照)。
ここで特徴的であるのは、キー構造Kが図6Dに示す非操作状態にあるときに、第1のリンク部材40、第2のリンク部材50およびキートップ60はベース10の方向へ下がるが、作動アームR3はスライド部30に伴って既に右方へ移動しているため、非操作状態時において、作動アームR3は第1のリンク部材40、第2のリンク部材50またはキートップ60のいずれにも押圧されることはなく、よってその下方にあるスイッチ部材202の接点動作を起こさせることもないので、誤接触を回避できるという点である。
(第3の実施形態)
図7Aと7Bとを併せて参照されたい。本実施形態は、そのキー構造Kにおける作動アームR3を弾性アームR4に置換した点において第2の実施形態とは異なる。この弾性アームR4は、図7Bに示されるように、スライド部30上に配置される。同時に図8Aおよび8Bも併せて参照されたい。図8Bは、キー構造Kが操作可能状態にあるときに、キートップ60が外力により押し下げられた様子(使用中)を示す説明図である。
図8Bに示されるように、キー構造Kが操作可能状態にあって、キートップ60が外力により第1の高さh1から所定の高さh3に押し下げられるとき、第1のリンク部材40は第1の方向A1に沿って変位し、弾性変形部R1は引っ張られることにより横向の弾性復元力Fを生じる。この状態において外力が解除されると、該横向の弾性復元力Fによってキートップ60は第1の高さh1に自然に復帰する。
ここで特徴的であるのは、キー構造Kが図8Bに示す状態にあるときに、下降中のキートップ60は、キートップ60に下向きに突設された凸体601によって弾性アームR4を押圧し、その下方にあるメンブレン回路基板20のスイッチ部材202に接点動作を起こさせるという点である。なお、スイッチ部材202の接点動作は、第1のリンク部材40または第2のリンク部材によっても同様に達成され得る。凸体601はキートップ60と一体に成形しても、あるいは、弾性を有する材質としてキートップ60下方に固着させてもよい。
次に図8Cと8Dとを参照されたい。スライド部30が第1の方向A1に沿って移動するのに対応して、本発明に係るキー構造Kは図8Aに示す操作可能状態から図8Dに示す非操作状態へ移行するが、本実施形態ではメンブレン回路基板20はベース10に固定されているため、スライド部30は単独で移動する。図8Cに示されるように、スライド部30が第1の方向A1に沿って移動する過程を通して第2の当接部R22は第1の当接部303に終始当接しており、その右側の摺動部R21はスライド部30の動きに応動して第1のリンク部材40の摺動スロット402内を摺動する。このとき、第1のリンク部材40がもはやバネ力の拘束を受けなくなることから、その上方のキートップ60は重力により自然に落ち込むまたは外力により下降して第2の高さh2となり、キー構造Kが非操作状態となる(図8D参照)。
ここで特徴的であるのは、キー構造Kが図8Dに示す非操作状態にあるときに、第1のリンク部材40、第2のリンク部材50およびキートップ60はベース10の方向へ下がるが、弾性アームR4はスライド部30に伴って既に右方へ移動しているため、第1のリンク部材40、第2のリンク部材50またはキートップ60のいずれにも押圧されることはなく、よってその下方にあるスイッチ部材202の接点動作が起こされることもないので、誤接触を回避できるという点である。
また、弾性アームR4を第1の実施形態中の弾性構造体201に置換することもでき、この場合、弾性構造体201には、例えばゴムなどの弾性を有する材質を採用することができる。そしてこの弾性構造体201に図示しない導体部を設けてもよく、さらに、この導体部をスイッチ部材202の一部として構成することも可能である。
上述のキー構造Kは、キー構造を備える入力装置に適用される。図9に示される本発明に係る入力装置はノートブック型コンピュータのキーボード装置であり、ベースモジュール70、移動可能弾性手段モジュール80、押動板90および複数の上記キー構造Kを含んでなる。押動板90はベースモジュール70と移動可能弾性手段モジュール80との間に介装される。キー構造Kの構成については既に上述したので、重ねて説明はしない。
図9を参照されたい。複数のベース10がベースモジュール70上に設けられ、複数の上記移動可能弾性手段Mが移動可能弾性手段モジュール80上に設けられている。移動可能弾性手段モジュール80はX軸上の第3の位置X3および第4の位置X4の間をシフト可能である。移動可能弾性手段モジュール80が第3の位置X3にあるとき、複数のキー構造Kは操作可能状態になる。一方、移動可能弾性手段モジュール80が第4の位置X4にあるときには、複数のキー構造Kは、そのキートップ(図示せず)が押下げられた非操作状態になる。
図示するように、移動可能弾性手段モジュール80は、1個または1個以上のZ字形ガイド条溝800を有しており、このガイド条溝800は第5の端部801および第6の端部802を有する。これら第5の端部801と第6の端部802は互いに繋がっており、かつ第1の方向A1において間隔Dだけずれている。押動板90はX軸に垂直な方向に水平移動することができる。押動板90には、Z字形ガイド条溝800内に貫挿するガイド材901が突設されており、該ガイド材901は押動板90の動きに伴って第5の端部801と第6の端部802の間を移動可能である。移動可能弾性手段モジュール80は、ガイド材901が第5の端部801にあるときは第3の位置X3に、ガイド材901が第6の端部802にあるときには第4の位置X4にくる。
続いて図10A、10Bおよび図11A、11Bを参照されたい。本発明に係る入力装置は、上カバーU、ケーシングTおよび支持腕Jをさらに含む。上カバーUはノートブック型コンピュータモニターのフレーム構造となり得る。支持腕Jの一端は上カバーUと枢結し、もう一端は押動板90と枢結する。ベースモジュール70はケーシングT上に固定される。上カバーUはベースモジュール70またはケーシングTに枢結して、ベースモジュール70またはケーシングTに対し選択的に閉じた状態または開いた状態を形成することができる。入力装置が閉じた状態(図11Aおよび11Bに示す状態)から開いた状態(図10Aおよび10Bに示す状態)に移行するにあたり、上カバーUが支持腕Jを介して押動板90を連動し第2の方向A2に移動させると、ガイド材901はZ字形ガイド条溝800の第5の端部801にくることとなる。このとき、移動可能弾性手段モジュール80は、第1の方向A1の反対方向A1’に沿って第3の位置X3に移動すると共に、複数のキー構造Kを操作可能状態とさせる。なお、第2の方向A2は第1の方向A1に垂直な方向である。
これとは逆に、入力装置が開いた状態(図10Aおよび10Bに示す状態)から閉じた状態(図11Aおよび11Bに示す状態)に移行するにあたり上カバーUがベースモジュール70またはケーシングTに向かって閉じ合わさって行くのに伴い支持腕Jの動きに連動して押動板90が第2の方向A2の反対方向A2’に移動すると、ガイド材901はZ字形ガイド条溝800の第5の端部801から第6の端部802にくることとなる。このとき、移動可能弾性手段モジュール80は、第1の方向A1に沿って第4の位置X4に移動すると共に、複数のキー構造Kを非操作状態とさせる。
なお、本実施形態では、電動モータまたは電磁装置により押動板90を介して間接的に押動する方式、または電動モータまたは電磁装置により直接押動する方式によっても、移動可能弾性手段モジュール80に変位を生じさせることができる。
(第4の実施形態)
図12Aと12Bとを参照されたい。本実施形態は、キートップ60を省いた点においてのみ第1の実施形態と異なっており、動作原理は第1の実施形態に同じである。図示したように、弾性機構Gは、可動的な連結方式、例えば枢結または摺接などにより押圧面Qまたは図示しないキートップと連結して、押圧面Qまたは図示しないキートップに弾性復元力を付与する。移動可能弾性手段Mは、選択的に第1の位置X1または第2の位置X2にシフト可能である。移動可能弾性手段Mが第1の位置X1にあるときは操作可能状態であり、このとき移動可能弾性手段Mは第1のリンク部材40と実質的に当接して、第1のリンク部材40と第2のリンク部材50との間に第1の角度θ1を形成させる。図12Bに示されるように、弾性機構Gは、圧力が加えられることによって、押圧面Qまたは図示しないキートップに弾性復元力Fを作用させる。
移動可能弾性手段Mが第2の位置X2にきて第1のリンク部材40を解放すると、第1のリンク部材40および第2のリンク部材50は外力または重力によって下方へ落ち込む(図12C参照)。このとき、弾性機構Gは非操作状態となり、弾性復元力を押圧面Qまたはキートップを作用させることはない。そして、第1のリンク部材40と第2のリンク部材50との間には第2の角度θ2が形成される。第1の角度θ1は第2の角度θ2よりも大きい。
(第5の実施形態)
図13Aから13Dを参照されたい。本実施形態は、キー構造Kにおける摺動スロット402を、図示したような特定の形状に設計した点において第2の実施形態と異なっている。本実施形態の摺動溝402は、当接端402’よりになる部分ほど狭く、当接端402’から離れる部分ほど広くなるよう形成されている。さらに、かかる摺動溝402に対応するように摺動部R21も図13Aから13Dに図示したような特定の形状に設計することができる。キー構造Kが操作可能状態(図13Aに示す状態)にあるとき、摺動部R21は摺動溝402内よりの当接部402’に当接している。
図13Bに示されるように、操作者がキー構造Kを押すと、作動アームR3は第1のリンク部材40に伴って下降する過程で揺動し、スイッチ部材202に当接して接点動作を起こさせる。移動可能弾性手段Mが第1の方向A1に移動すると、摺動部R21は摺動スロット402の狭い方の部分から広い方の部分へと移動し、これにより作動アームR3が揺動する範囲が変わるため、非操作状態に切り替わる過程(図13Cから13Dに示す状態)において作動アームR3がスイッチ部材202に誤接触するのを回避することができる。また、当接端402’と摺動部R21との間に特定の形状を有する接触面を形成させることにより作動アームR13が揺動する範囲を変えるようにすることも可能である。
(第6の実施形態)
図2Aに示したような第1の実施形態の移動可能弾性手段Mを、より簡単化して固定式弾性手段(図示せず)とすることもできる。この場合、キー構造Kがとり得る状態は操作可能状態だけであり、非操作状態に切り替えることはできない。該固定式弾性手段は、上記の弾性変形部R1のみから構成され、弾性変形部R1は、一端が第1のリンク部材40に当接または連結され(図示せず)、もう一端がベース10に連結または固定される(図示せず)ことによって、横向の弾性復元力をキートップに作用させる。ここで、弾性変形部R1は引張バネとすることができ、該引張バネは、各種配置スペースのニーズに合わせて、平面式または非巻回式のバネとしてもよい。
上述した諸実施形態ではいずれも1層のベース10を採用しているが、実際の使用において、ベース10をメンブレン回路基板20の上方に設けると共に、もう一つのベース(図示せず)をメンブレン回路基板20の下方に設けて、2層式ベース構造に形成してもよい。2層式ベースを備えたハサミ状キー構造については、台湾特許出願第88208239号の第1図を参照することができる。
上述したように、本発明に係る入力装置およびそのキー構造は、非操作状態時にキートップを下げておくことができるため、スペースを有効に節約することができる。また、本発明によれば、弾性部材により横向の弾性復元力が提供されるので、キーをスムーズに(余計な力を入れず)に第2の高さh2まで押下げることができる(非操作状態にすることができる)。
以上、本発明を好ましい実施形態により開示したが、これらは本発明を限定するものではなく、本発明の精神および範囲を逸脱しない限りにおける変更および修正は可能である。つまり。本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲の記載が基準となる。
従来のキー構造の説明図である。 従来のキー構造の説明図である(押下げされた状態)。 本発明に係る第1の実施形態におけるキー構造の分解図である。 本発明に係る第1の実施形態における移動可能弾性手段の分解図である。 本発明に係る第1の実施形態におけるキー構造が操作可能状態にあるときの説明図である。 本発明に係る1の実施形態におけるキー構造が外力により押されたときの説明図である。 本発明に係る1の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係る1の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係る1の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係るバネによりスライド部と第1のリンク部材を連結させた場合の説明図である。 本発明に係る第2の実施形態におけるキー構造の分解図である。 本発明に係る第2の実施形態における作動アームが連結部に連結してなる移動可能弾性手段の分解図である。 本発明に係る第2の実施形態におけるキー構造が操作可能状態にあるときの説明図である。 本発明に係る第2の実施形態におけるキー構造が外力により押されたときの説明図である。 本発明に係る第2の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係る第2の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係る第3の実施形態におけるキー構造の分解図である。 本発明に係る第3の実施形態における弾性アームが連結部に連結してなる移動可能弾性手段の分解図である。 本発明に係る第3の実施形態におけるキー構造が操作可能状態にあるときの説明図である。 本発明に係る第3の実施形態におけるキー構造が外力により押されたときの説明図である。 本発明に係る第3の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係る第3の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係る入力装置の分解図である。 本発明に係る入力装置が開いた状態にあるときの説明図である。 本発明に係る入力装置が開いた状態にあるときの説明図である。 本発明に係る入力装置が閉じた状態にあるときの説明図である。 本発明に係る入力装置が閉じた状態にあるときの説明図である。 本発明に係る第4の実施形態における弾性機構が操作可能状態にあるときの説明図である。 本発明に係る第4の実施形態における弾性機構が外力により押された状態を示す説明図である。 本発明に係る第4の実施形態における弾性機構が非操作状態にあるときの説明図である。 本発明に係る第5の実施形態におけるキー構造が操作可能状態にあるときの説明図である。 本発明に係る第5の実施形態におけるキー構造が外力により押された状態を示す説明図である。 本発明に係る第5の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。 本発明に係る第5の実施形態におけるキー構造が非操作状態に切り替わるときの説明図である。
符号の説明
K キー構造
M 移動可能弾性手段
10 ベース
101 ガイド溝
103 枢結部
20 メンブレン回路板
201 弾性構造体
202 スイッチ部材
30 スライド部
20’、20”、30’、30“ 開口
303 第1の当接部
40 第1のリンク部材
41 端部
42 端部
401 枢軸
401’ 軸心線
402 摺動スロット
402’ 当接端
50 第2のリンク部材
53 端部
54 端部
501 枢結孔
60 キートップ
70 ベースモジュール
80 移動可能弾性手段モジュール
90 押動板
301 突出部
302 ブロック
411 延伸部
405 第1の接触部
505 第2の接触部
601 凸体
800 Z字形ガイド条溝
801 第5の端部
802 第6の端部
901 ガイド材
A1 第1の方向
A2 第2の方向
A1’ 第1の方向の反対方向
A2’ 第2の方向の反対方向
f 横向弾性予荷重
F 横向初期弾性復元力
h1 第1の高さ
h2 第2の高さ
D 間隔
G 弾性機構
U 上カバー
T ケーシング
J 支持腕
Q 押圧面
R 弾性部材
R1 弾性変形部
R1’ バネ
R2 連結部
R21 摺動部
R22 第2の当接部
R3 作動アーム
R4 弾性アーム
θ1 第1の角度
θ2 第2の角度
X1 第1の位置
X2 第2の位置
X3 第3の位置
X4 第4の位置

Claims (18)

  1. キートップと、
    ベースと、
    一端が前記キートップに可動的に連結し、他端が前記ベースに対して摺動可能な第1のリンク部材と、
    前記第1のリンク部材と連動可能に連結していると共に、一端が前記キートップに可動的に連結し、他端が前記ベースに可動的に連結する第2のリンク部材と、
    第1の位置または第2の位置に選択的にシフト可能な移動可能弾性手段と、を具備したキー構造であって、
    前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材とがハサミ状の構造を形成していると共に、前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材とが回動可能に連結しており、
    前記移動可能弾性手段が、前記ベースに対して前記第1の位置及び前記第2の位置の間を移動可能なスライド部と、前記第1のリンク部材と摺動可能に連結する連結部、前記スライド部及び前記連結部に連結する弾性変形部を含む弾性部材と、を更に備え、
    前記第1のリンク部材が更に摺動スロットを備え、前記連結部が摺動部を備え、前記移動可能弾性手段が前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際、前記摺動部は前記摺動スロット内を摺動し、
    前記移動可能弾性手段が前記第1の位置にあるとき、前記キー構造は操作可能状態になり、
    前記キー構造が操作可能状態にあり、且つ前記キートップが外力によって押し下げられていないとき、前記摺動部は前記摺動スロットの当接端に実質的に当接し、前記弾性変形部は横向きの弾性予荷重を前記第1のリンク部材に作用させて、前記キートップの前記ベースに対する高さを第1の高さに支持し、
    前記キー構造が操作可能状態にあり、且つ前記キートップが外力により押下げられるときに、前記摺動部は前記摺動スロットの当接端に当接を保ち、前記キートップは外力によって所定の高さまで押下げられるようになっており、
    前記移動可能弾性手段が第2の位置にあるとき、前記キー構造は非操作状態になって、前記摺動部は前記摺動スロット内を摺動し、前記第1のリンク部材は前記弾性変形部の拘束を受けなくなり、前記キートップは外力又は重力によって落ち込み、前記キートップの前記ベースに対する高さを前記第1の高さより低い第2の高さにすることを特徴とするキー構造。
  2. 前記弾性変形部がバネである請求項1に記載のキー構造。
  3. 前記連結部と前記弾性変形部が単一の弾性部材になっている請求項1に記載のキー構造。
  4. 前記弾性部材がバネである請求項3に記載のキー構造。
  5. 前記ベースがガイド溝をさらに備え、前記第1のリンク部材は該ガイド溝内で摺動する請求項1乃至4のいずれかに記載のキー構造。
  6. 前記第1のリンク部材が枢軸を備え、前記第2のリンク部材が枢結孔を備え、前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材とが、該枢軸と該枢結孔とが係合することで回動可能に枢結している請求項1乃至5のいずれかに記載のキー構造。
  7. 前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材が、前記枢軸の軸心線の両側にそれぞれ位置する第1の接触部と第2の接触部を各々に備えており、前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材とに相対運動が生じると、前記第1の接触部と前記第2の接触部とはほぼ該軸心線にて相互に当接する請求項6に記載のキー構造。
  8. 前記スライド部が突出部をさらに備え、該突出部は、前記スライド部が前記第1の位置から前記第2の位置に移動するときに、前記キートップを前記ベース方向に前記第2の高さまで下げるべく、前記第1のリンク部材に備えられた延伸部を突き動かすことによって、前記第1のリンク部材を突き動かす請求項1乃至7のいずれかに記載のキー構造。
  9. 前記移動可能弾性手段がさらにブロックを備え、該ブロックは、前記移動可能弾性手段が前記第1の位置から前記第2の位置に移動するときに、前記キートップを前記ベース方向に前記第2の高さまで下げるべく前記第2のリンク部材を突き動かす請求項1乃至8のいずれかに記載のキー構造。
  10. 前記移動可能弾性手段に伴って移動するスイッチ部材をさらに具備し、前記移動可能弾性手段が前記第1の位置にあると共に、前記キートップが前記所定の高さまで押下げられたときに、前記第1のリンク部材、前記第2のリンク部材及び前記キートップのうちいずれか1つが該スイッチ部材に接点動作を起こさせ、前記移動可能弾性手段が前記第2の位置にあるときには、前記第1のリンク部材、前記第2のリンク部材及び前記キートップのいずれも該スイッチ部材に接点動作を起こさせない請求項1乃至9のいずれかに記載のキー構造。
  11. 前記ベースに固定されたスイッチ部材をさらに具備し、前記連結部に作動アームが設けられ、前記移動可能弾性手段が前記第1の位置にあると共に、前記キートップが前記所定の高さまで押下げられたときに、前記作動アームは前記第1のリンク部材に押圧され下方へ下がり、前記スイッチ部材に接点動作を起こし、前記移動可能弾性手段が前記第2の位置にあるときには、前記作動アームは前記第1のリンク部材に押圧されず、前記スイッチ部材に接点動作を起こさない請求項1乃至9のいずれかに記載のキー構造。
  12. 前記ベースに固定されたスイッチ部材をさらに具備し、前記スライド部が弾性アームを備え、前記移動可能弾性手段が前記第1の位置にあると共に、前記キートップが前記所定の高さまで押下げられたときに、前記キートップに下向きに突設された凸体によって前記弾性アームは押圧され、前記弾性アームが前記スイッチ部材に接点動作を起こし、前記移動可能弾性手段が前記第2の位置にあるときには、前記凸体によって前記弾性アームは押圧されず、前記弾性アームは前記スイッチ部材に接点動作を起こさない請求項1乃至9のいずれかに記載のキー構造。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載したキー構造を複数含む入力装置。
  14. 前記ベースを複数設置させたベースモジュールと、
    前記移動可能弾性手段を複数設置させ、第3の位置と第4の位置の間を選択的にシフト可能な移動可能弾性手段モジュールと、をさらに具備し、
    前記移動可能弾性手段モジュールが前記第3の位置にあるとき、前記複数の移動可能弾性手段はそれぞれ第1の位置になって、前記複数のキー構造は前記操作可能状態となり、前記移動可能弾性手段モジュールが前記第4の位置にあるとき、前記複数の移動可能弾性手段はそれぞれ第2の位置になって、前記複数のキーは前記非操作状態となる請求項13に記載の入力装置。
  15. 前記移動可能弾性手段モジュールを前記第3の位置と前記第4の位置との間で移動させるように動作する押動板をさらに具備し、前記押動板はガイド材を備え、前記移動可能弾性手段モジュールはZ字形のガイド条溝を備え、前記ガイド条溝は互いに繋がっている前記第3の位置から前記第4の位置を向く方向において所定の間隔だけずれている第5の端部および第6の端部を有し、前記押動板を移動させることによって前記ガイド材が前記ガイド条溝の前記第5の端部と第6の端部との間を移動できるようになっており、
    前記ガイド材が前記第5の端部に位置するとき、前記移動可能弾性手段モジュールが前記第3の位置にあり、前記ガイド材が前記第6の端部に位置するとき、前記移動可能弾性手段モジュールが前記第4の位置にある請求項14に記載の入力装置。
  16. 前記押動板の移動する方向と前記移動可能弾性手段モジュールの移動する方向とが互いに垂直をなす請求項15に記載の入力装置。
  17. 前記ベースモジュールが固定されたケーシングと、
    前記ケーシングまたは前記ベースモジュールに回動可能に枢結して、前記ケーシングまたは前記ベースモジュールと選択的に閉じた状態または開いた状態を形成する上カバーと、
    一端が前記上カバーに回動自在に連結し、他端が前記押動板に回動可能に連結している支持腕と、をさらに具備し、
    前記上カバーと前記ケーシングとが前記開いた状態をなすとき、前記移動可能弾性手段モジュールが前記第3の位置にあり、前記上カバーと前記ケーシングとが前記閉じた状態をなすとき、前記移動可能弾性手段モジュールが前記第4の位置にある請求項14乃至16のいずれかに記載の入力装置。
  18. 弾性復元力をキートップまたは押圧面に作用させる弾性機構であって、
    ベースと、
    一端が前記ベースに対して摺動可能な第1のリンク部材と、
    一端が前記ベースに可動的に連結すると共に、前記第1のリンク部材と回動可能に連結してハサミ状の支承構造を形成する第2のリンク部材と、
    選択的に第1の位置または第2の位置にシフト可能な移動可能弾性手段とを具備し、
    前記移動可能弾性手段は、前記ベースに対して前記第1の位置及び前記第2の位置の間を移動可能なスライド部と、前記スライド部の第1の当接部と当接する第2の当接部を備えると共に、前記第1のリンク部材と摺動可能に連結する摺動部を備えた連結部と、前記スライド部及び前記連結部に連結する弾性変形部と、を具備し、
    前記第1のリンク部材は、前記移動可能弾性手段が前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に、前記摺動部が摺動する摺動スロットを具備し、
    前記移動可能弾性手段が前記第1の位置にあるとき、前記摺動部は前記摺動スロットの当接端に実質的に当接し、前記弾性変形部は横向の弾性復元力を前記第1のリンク部材に作用させ、かつ前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材との間に第1の角度を形成し、
    前記移動可能弾性手段が前記第2の位置にあるとき、前記摺動部は前記摺動スロット内を摺動し、前記第1のリンク部材は前記弾性変形部の拘束を受けなくなり、前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材が外力または重力により落ち込み、かつ前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材との間に前記第1の角度より小さい第2の角度を形成する弾性機構。
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