JP2002334570A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002334570A
JP2002334570A JP2001136412A JP2001136412A JP2002334570A JP 2002334570 A JP2002334570 A JP 2002334570A JP 2001136412 A JP2001136412 A JP 2001136412A JP 2001136412 A JP2001136412 A JP 2001136412A JP 2002334570 A JP2002334570 A JP 2002334570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体格納部に磁気記録媒体を装着する
際、磁気記録媒体に帯電した静電気を確実に除去する。 【解決手段】 磁気記録媒体を着脱可能に格納する記録
媒体格納部2を備えた電子機器において、記録媒体格納
部2における磁気記録媒体の着脱通路21内にアース用
接触部材31を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に係り、
特に磁気記録媒体であるハードディスクを装填する際
に、そのハードディスクへの静電気対策を施した電子機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両内にナビゲーション装置など
の電子機器を搭載することが一般化している。そして、
従来のナビゲーション装置では、地図データを格納して
おく記録媒体としてCD(Compact Disc)
−ROMやDVD(Digital Video Di
scまたはDigital VersertileDi
sc)−ROMなどが用いられている。最近、これらC
D−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に代えて、
安価で記憶容量が多く、かつ書き換え可能なハードディ
スクを用いて地図データを格納することが試みられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記CD−
ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に代えて、ハー
ドディスクを用いた場合には、記憶容量が多いことから
地図データを更新する場合でも容易に対応することがで
きるとともに、上記地図データに加えてユーザの個人デ
ータなども格納しておくことが可能となる反面、一般の
ユーザがナビゲーション装置からハードディスクを取り
外して新規な地図データと書き換えた後、そのハードデ
ィスクを上記ナビゲーション装置に取り付ける場合に
は、ユーザに蓄積された静電気がハードディスクに帯電
し、ハードディスクが磁気記録媒体であることから、そ
のハードディスクの記憶内容に悪影響を及ぼしてしまう
課題が残されている。
【0004】また、帯電したハードディスクを実装した
場合には、ハードディスクからそのハードディスクの取
付基板に設けられた電子部品に高電圧が印加されること
となり、電子部品を損傷させてしまう課題がある。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、記録媒体格納部に磁気記録媒体を装着する際、磁気
記録媒体に帯電した静電気を確実に除去することのでき
る電子機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、磁気記録媒体を着脱可能
に格納する記録媒体格納部を備えた電子機器において、
前記記録媒体格納部における前記磁気記録媒体の着脱通
路内にアース用接触部材を配置したことを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、磁気記録
媒体の着脱通路内にアース用接触部材を配置したことに
より、記録媒体格納部に磁気記録媒体を装着する際、人
体に蓄積した静電気が磁気記録媒体に帯電したとして
も、その磁気記録媒体に帯電した静電気を磁気記録媒体
がコネクタに差し込まれる前にアース用接触部材を通し
て確実にアースすることができる。これにより、磁気記
録媒体の記憶内容を保護するとともに、磁気記録媒体か
ら他の電子部品に静電気による高電圧が印加されること
なく、他の電子部品が損傷するのを未然に防止すること
ができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
電子機器において、前記記録媒体格納部が導電性ケース
であり、この導電性ケースに前記アース用接触部材を設
けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、磁気記録
媒体を格納する導電性ケースにアース用接触部材を設け
たことにより、アース用接触部材を容易に設けることが
できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の電子機器において、前記アース用接触部材は、
前記導電性ケースに形成された接触爪であり、この接触
爪が前記ハードディスクを装着したときにその外面と接
触することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、導電性ケ
ースに形成された接触爪がハードディスクを装着したと
きにその外面と接触するようにしたので、磁気記録媒体
に帯電した静電気を接触爪を通して確実かつ容易にアー
スすることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
電子機器において、前記接触爪は、前記導電性ケースに
おける前記ハードディスクの挿入口近傍に形成されたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、接触爪を
導電性ケースにおけるハードディスク挿入口近傍に形成
したことにより、導電性ケースにハードディスクを装着
する際、接触爪がハードディスクに接触している距離お
よび時間が長くなり、ハードディスクに帯電した静電気
を確実にアースすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて説明する。
【0015】なお、以下の説明は、車載用のナビゲーシ
ョン装置に対して本発明に係る電子機器を適用した場合
の実施形態である。
【0016】図1は本発明に係る電子機器の一実施形態
を適用したナビゲーション装置を示す斜視図、図2は図
1のナビゲーション装置を示す正面図、図3は図1の記
録媒体格納部を示し、(A)は記録媒体格納部を底面側
から見た斜視図,(B)は記録媒体格納部を反転した状
態を示す斜視図である。なお、図1および図2では、前
面パネルに取り付けられた開閉可能な前面カバーを取り
外した状態を示している。
【0017】図1に示すように、筐体1は矩形箱状に形
成され、例えば車両のダッシュボードの凹部に収納固定
される。そして、筐体1内には、記録媒体収納部として
のハードディスク収納部2と、このハードディスク収納
部2に隣り合って設置され、メモリカードと称される小
型化された図示しないカード型記録媒体(以下、PCカ
ードという)が収納されるPCカード収納部3と、これ
らハードディスク収納部2およびPCカード収納部3の
後部に設置される基板・ファン収納部4とが搭載され
る。
【0018】また、ハードディスク収納部2およびPC
カード収納部3の上部には、CD−ROMやDVD−R
OMなどを駆動するためのROMドライブユニット(図
示せず)が搭載される。
【0019】なお、上記カード型記録媒体としてのPC
カードは、本実施形態のナビゲーション装置と家庭内の
パーソナルコンピュータとで情報を共有したり、または
複数の電子機器間において情報を共有することが可能で
ある。
【0020】前面カバーを取り外した筐体1の前面に
は、図1および図2に示すように前面パネル5が取り付
けられ、この前面パネル5の左下部には化粧カバー6が
取り付けられ、この化粧カバー6を取り外すと、図2に
示すように磁気記録媒体としての2枚のハードディスク
7,8を着脱するためのハードディスク挿入口9が露出
し、このハードディスク挿入口9はハードディスク収納
部2と連設されている。なお、図2は2枚のハードディ
スク7,8を装着していない状態を示している。
【0021】図1に示すハードディスク7には、地図デ
ータおよび個人用の音楽情報などのデータが格納されて
いる一方、ハードディスク8には、ユーザ個人が記憶さ
せた音楽情報などのデータが格納されている。そして、
前面パネル5は、車両の進行方向に対して略垂直な状態
で取り付けられている。
【0022】各ハードディスク7,8は、図1に示すよ
うに両側に摺動片7a,8aが固定されるとともに、挿
入側先端には、各々後述するコネクタと結合する多数の
ピン7b,8bが植設されている一方、ハードディスク
7の挿入側後端には、幅方向に張り出す張出し片7cが
形成されている。そして、各ハードディスク7,8の挿
入側後端には、それぞれハードディスク7,8を取り付
けまたは取り出す際に指で掴むための、絶縁性および可
撓性を有するプラスチックフィルム製の舌片7d,8d
が取り付けられている。
【0023】また、前面パネル5の前面右下部には、図
示しないPCカードを挿脱するための開閉可能なカード
挿入口10が設けられ、このカード挿入口10はPCカ
ード収納部3と連設されており、カード挿入口10の近
傍には、挿入されたPCカードを取り出すためのイジェ
クトボタン11が配置されている。
【0024】さらに、前面パネル5の前面上部には、C
D−ROMやDVD−ROMなどを挿脱するためのRO
M挿入口12が開口して設けられ、このROM挿入口1
2は上記CD−ROMやDVD−ROMなどを駆動する
ためのドライブユニットと連設されており、ROM挿入
口12の近傍には、挿入されたCD−ROMやDVD−
ROMなどを取り出すためのイジェクトボタン13が配
置されている。
【0025】ハードディスク収納部2は、図3(A),
(B)に示すようにステンレス鋼などの導電性金属によ
り断面略コ字状に形成された導電性ケースとしてのケー
シング15を有し、このケーシング15は、天板部16
と、この天板部16の両側に屈曲形成された側板部1
7,17とから一体に構成されている。
【0026】これら側板部17,17には、互いに対向
して対をなすレール部材18,18が固着され、これら
レール部材18,18には、それぞれ長手方向に沿って
上下に2条のガイド溝19,20が形成され、これらの
ガイド溝19,20に各ハードディスク7,8の各々の
両側に固定された摺動片7a,8aがガイドされて摺動
することで、各ハードディスク7,8がケーシング15
に着脱される。したがって、対をなすレール部材18,
18と天板部16とで形成される空間は、ハードディス
ク7の着脱通路21を構成する。
【0027】また、ガイド溝19のハードディスク7の
挿入端における上部壁は、円弧状に形成されるととも
に、ガイド溝20のハードディスク8の挿入端における
上部壁がテーパ状に形成されていることにより、各ハー
ドディスク7,8の摺動片7a,8aのそれぞれをガイ
ド溝19,20に容易に挿入することが可能となる。
【0028】さらに、ケーシング15の後部には基板2
2が固定され、この基板22の内面には上下方向に2つ
のコネクタ23,23が固着されており、これらのコネ
クタ23,23は、それぞれ基板21に固着された耐熱
樹脂製のボディ24と、このボディ24に揺動可能に取
り付けられた耐熱樹脂製の断面略M字状に形成されたカ
バー25とを備え、各ハードディスク7,8がガイド溝
19,20に装着されたとき、カバー25,25に各ハ
ードディスク7,8のピン7b,8bが差し込まれるよ
うに構成されている。
【0029】次に、図4〜図7に基づいてコネクタ23
の構造を詳述する。図4は図3のコネクタを示す斜視
図、図5は図4の拡大正面図、図6は図5のA−A線断
面図、図7は図5の側面図である。
【0030】図4〜図7に示すように、コネクタ23の
ボディ24は、断面略U字状に形成され、その両側面に
はそれぞれ起立壁24aが一体に形成され、この起立壁
24a下部にスリット24bが穿設されている。一方、
コネクタ23のカバー25は、断面略M字状に形成さ
れ、その上面に多数のピン7bまたは8bが差し込まれ
る開口部25aが多数形成されるとともに、両側面下部
にそれぞれ突出部25bが一体に形成されている。そし
て、これら各突出部25bがボディ24の各スリット2
4bに嵌め込まれる。
【0031】また、ボディ24およびカバー25の内部
には、金メッキされた銅合金製のコンタクト金具26が
カバー25の開口部25aに対応して装着され、そのコ
ンタクト金具26の一端がカバー25の開口部25a近
傍まで延びており、他端がボディ24から導出されて基
板21にはんだ付けにて固定されている。これにより、
ハードディスク7,8のピン7b,8bがカバー25の
開口部25aに差し込まれた場合には、ピン7bまたは
8bがコンタクト金具26を通して基板21と電気的に
接続される。
【0032】さらに、ボディ24に対してカバー25
は、若干の隙間27を有して取り付けられ、ボディ24
とカバー25とは、上記のようにボディ24の各スリッ
ト24bにカバー25の各突出部25aが嵌め込まれ、
かつ多数のコンタクト金具26を介在させることによ
り、構造的に一体化されるとともに、ボディ24に対し
てカバー25が図6の矢印に示すように揺動可能に構成
される。
【0033】一方、ケーシング15の天板部16におけ
るハードディスク挿入口9近傍には、図3(A),
(B)に示すように略U字状の切欠部30が形成される
とともに、この切欠部30内においてアース用接触部材
としての接触爪31が天板部16から下方に突出して一
体に形成されている。したがって、図8に示すようにハ
ードディスク7がガイド溝19に挿入されたときには、
接触爪31がハードディスク7の上面と接触し、ハード
ディスク7のピン7bがカバー25の開口部25aに差
し込まれる前にハードディスク7に帯電した静電気をケ
ーシング15を通して筐体1に流してアースするように
している。
【0034】他方、ハードディスク7,8を着脱するた
めのハードディスク挿入口9の開口部には、図2に示す
ように上下方向に2つのスイッチ33a(第1の検知手
段),33b(第2の検知手段)が配置され、これらの
スイッチ33a,33bは、図9に示すようにそれぞれ
本体34a,34bと、それぞれ本体34a,34bか
ら出没可能な作動ピン35a,35bとを有し、これら
作動ピン35a,35bが押圧されたときに本体34
a,34b内に没してオンする一方、その押圧が解除さ
れてそれぞれ本体34a,34bから作動ピン35a,
35bが突出したときにオフになるように構成されてい
る。
【0035】そして、スイッチ(第1の検知手段)33
aは、図9に示すようにハードディスク挿入口9に化粧
カバー6が取り付けられたとき、その化粧カバー6の背
面に形成された凸部6aが作動ピン35aを押圧して本
体34a内に没してオンになり、化粧カバー6が取り外
されたときに作動ピン35aが本体34aから突出して
オフになるように設定されている。
【0036】また、スイッチ(第2の検知手段)33b
は、ハードディスク7がガイド溝19に装着され、ハー
ドディスク7のピン7bがコネクタ23のカバー25の
開口部25aに差し込まれたとき、ハードディスク7の
挿入側後端に設けられた張出し片7cにより作動ピン3
5bが押圧され本体34b内に没してオンになる一方、
ハードディスク7がガイド溝19から引き抜かれ、張出
し片7cがスイッチ33bから離間したときに作動ピン
35bが本体34bから突出してオフになるように設定
されている。
【0037】したがって、スイッチ33aは、図9に示
すように化粧カバー6に形成された凸部6aの接離を検
知する一方、スイッチ33bは、ハードディスク7の後
端に設けられた張出し片7cの接離を検知するものであ
る。
【0038】図10は本実施形態におけるスイッチ33
a,33bが接続された電源保護回路を示す回路図であ
る。
【0039】図10に示すように、スイッチ33a,3
3bは、上述した各種ドライブユニットなどの負荷36
に対して直列に接続されるとともに、メインスイッチ3
7を介してバックアップ電源38に接続されている。
【0040】したがって、図10に示す電源保護回路
は、メインスイッチ37をオンしてもスイッチ33a,
33bのいずれか一方がオフであると、負荷36にバッ
クアップ電源38からの電力が供給されず、負荷36が
作動しないこととなる。すなわち、スイッチ33a,3
3bの双方がオンにならないと、負荷36にバックアッ
プ電源38からの電力が供給されず、負荷36が作動し
ないこととなる。
【0041】次に、本発明に係る電子機器を適用したナ
ビゲーション装置の作用を説明する。
【0042】ナビゲーション装置における地図データ
は、しばしば更新するために書き換える必要がある。そ
の際、ユーザが化粧カバー6を取り外してハードディス
ク収納部2に格納されたハードディスク7を、その舌片
7dを掴んでハードディスク挿入口9から引き出して地
図データを書き換えて更新する。
【0043】ここで、化粧カバー6が取り外されると、
スイッチ33aの作動ピン35aが本体34aから突出
してスイッチ33aがオフになる。
【0044】また、上記のようにハードディスク7がハ
ードディスク挿入口9から引き出されると、ハードディ
スク7の挿入側後端に設けられた張出し片7cがスイッ
チ33bから離間して作動ピン35bが本体34bから
突出してスイッチ33bがオフになる。
【0045】次いで、その更新したハードディスク7
を、その舌片7dを掴んでハードディスク挿入口9から
ハードディスク収納部2に挿入する。すると、ハードデ
ィスク7の摺動片7aがケーシング15のレール部材1
8,18のガイド溝19にガイドされてハードディスク
7の上面が接触爪31に接触しつつ摺動するため、人体
に蓄積された静電気がハードディスク7に帯電したとし
ても、そのハードディスク7に帯電した静電気がハード
ディスク7のピン7bがカバー25の開口部25aに差
し込まれる前にケーシング15を通して筐体1に流れ、
さらに筐体1から車両のダッシュボードにアースされる
こととなる。
【0046】さらに、ハードディスク7を挿入し、その
ハードディスク7のピン7bがコネクタ23のカバー2
5の開口部25aに差し込まれると、ハードディスク7
の挿入側後端に設けられた張出し片7cがスイッチ33
bの作動ピン35bを押圧して本体34b内に没してス
イッチ33bがオンになる。
【0047】また、図9に示すようにハードディスク挿
入口9に化粧カバー6を取り付けると、その化粧カバー
6の背面に形成された凸部6aが作動ピン35aを押圧
して本体34a内に没してスイッチ33aがオンにな
る。これらスイッチ33a,33bがオンになり、メイ
ンスイッチ37をオンにすると、バックアップ電源38
から負荷36に電力が供給され、各種ドライブユニット
などの負荷36を始めて作動させることができる。
【0048】因みに、本実施形態において、スイッチ3
3a,33bの双方がオンにならないと、バックアップ
電源38から負荷36に電力が供給されないようにスイ
ッチを2つ直列に接続した理由は、例えばスイッチ33
aだけを設置した場合には、ハードディスク7がハード
ディスク収納部2に挿入されていなくても、ハードディ
スク挿入口9に化粧カバー6を取り付けただけで、バッ
クアップ電源38から負荷36に電力が供給され、負荷
36を作動させてしまう不具合がある一方、スイッチ3
3bだけを設置した場合には、化粧カバー6を取り外し
た状態でもバックアップ電源38から負荷36に電力が
供給されたままの状態であるという不具合を生じるから
である。
【0049】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施
形態では、ケーシング15の天板部16におけるハード
ディスク挿入口9近傍にアース用接触部材としての接触
爪31を設けたが、これに限らず地図データを格納した
ハードディスク7の着脱通路21内であって、筐体1に
アースすることが可能であれば、如何なる位置に配置し
てもよく、またアース用接触部材の形状も爪状に形成す
ることなく、線状に形成したものであってもよい。
【0050】そして、本発明はハードディスク7に限ら
ず、ハードディスク8の着脱通路21内にアース用接触
部材を配置し、ハードディスク収納部2にハードディス
ク8を装着する際、人体に蓄積した静電気がハードディ
スク8に帯電したとしても、そのハードディスク8に帯
電した静電気をハードディスク8のピン8bがカバー2
5の開口部25aに差し込まれる前にアース用接触部材
を通してアースするようにしてもよい。
【0051】また、上記実施形態では、ハードディスク
挿入口9の開口部に上下方向に2つのスイッチ33a,
33bを並設したが、これに限らずスイッチ33bはハ
ードディスク7の着脱通路21内に配置してハードディ
スク7がハードディスク挿入口9からハードディスク収
納部2に装着されたときにオンになるようにしてもよ
い。
【0052】さらに、上記実施形態では、ハードディス
ク収納部2に2枚のハードディスク7,8を装着する例
について説明したが、少なくとも地図データおよび個人
用の音楽情報などのデータが格納されているハードディ
スク7を装着すればよく、また必要により3つ以上のハ
ードディスクを装着するようにしてもよい。
【0053】このように本実施形態の電子機器によれ
ば、ハードディスク7の着脱通路21内にアース用接触
部材としての接触爪31を配置したことにより、ハード
ディスク収納部2にハードディスク7を装着する際、人
体に蓄積した静電気がハードディスク7に帯電したとし
ても、そのハードディスク7に帯電した静電気をハード
ディスク7のピン7bがカバー25の開口部25aに差
し込まれる前に接触爪31を通して確実にアースするこ
とができる。これにより、ハードディスク7の記憶内容
を保護するとともに、ハードディスク7から他の電子部
品に静電気による高電圧が印加されることなく、他の電
子部品が損傷するのを未然に防止することができる。
【0054】また、本実施形態によれば、ハードディス
ク7に予めナビゲーション装置における地図データを記
憶したことにより、ハードディスク7に記憶された地図
データを静電気から確実に保護することができるととも
に、ハードディスク7に記憶された地図データを更新す
る際、装置本体側に電気的な悪影響を与えずハードディ
スク収納部2にハードディスク7を着脱することができ
る。
【0055】さらに、本実施形態によれば、ハードディ
スク7を格納するケーシング15に接触爪31を設けた
ことにより、接触爪31を容易に設けることができる。
加えて、ケーシング15に形成された接触爪31がハー
ドディスク7を装着したときにその外面と接触するよう
にしたので、ハードディスク7に帯電した静電気をハー
ドディスク7のピン7bがカバー25の開口部25aに
差し込まれる前に接触爪31を通して確実かつ容易にア
ースすることができる。
【0056】そして、本実施形態によれば、接触爪31
をケーシング15におけるハードディスク挿入口9近傍
に形成したことにより、ケーシング15にハードディス
ク7を装着する際、接触爪31がハードディスク7に接
触している距離および時間が長くなり、ハードディスク
7に帯電した静電気をハードディスク7のピン7bがカ
バー25の開口部25aに差し込まれる前に確実にアー
スすることができる。
【0057】また、本実施形態によれば、各ハードディ
スク7,8の挿入側後端に、それぞれハードディスク
7,8を取り付けまたは取り出す際に指で掴むための絶
縁性の舌片7d,8dを取り付けたことにより、ユーザ
がハードディスク7,8を取り付けまたは取り出す際、
人体に蓄積された静電気がハードディスク7に帯電する
のを未然に防止することができる。
【0058】本実施形態によれば、コネクタ23のボデ
ィ24に対してカバー25は、若干の隙間27を有して
各スリット24bに各突出部25aを嵌め込み、かつボ
ディ24とカバー25との間にコンタクト金具26を介
在させて一体化するとともに、ボディ24に対してカバ
ー25が揺動可能であるため、コネクタ23に対してハ
ードディスク7,8のピン7b,8bが多少ずれた位置
関係で挿入されたとしても、ピン7b,8bをカバー2
5の開口部25aに容易に差し込むことが可能となる結
果、カバー25の開口部25a対するハードディスク
7,8のピン7b,8bの装着の自由度を高めることが
できる。
【0059】一方、本実施形態によれば、ハードディス
ク挿入口9に着脱可能に取り付けられる化粧カバー6が
ハードディスク挿入口9から取り外されたことを検知す
るスイッチ33aと、ハードディスク7がハードディス
ク収納部2から取り外されたことを検知するスイッチ3
3bとを備え、スイッチ33a,33bの少なくとも一
方が検知したとき、バックアップ電源38からの電力の
供給を遮断することにより、ハードディスク7を装着す
る際、誤った順序で取り付けた場合でも装置本体側に電
気的な悪影響を与えるのを未然に防止することができ
る。
【0060】また、本実施形態によれば、ハードディス
ク挿入口9にスイッチ33a,33bを並設したことに
より、これらスイッチ33a,33bの取付作業が容易
になる。
【0061】さらに、スイッチ33aが化粧カバー6に
形成された凸部6aの接離を検知する一方、スイッチ3
3bがハードディスク7の挿入側後端に設けられた張出
し片7cの接離を検知することにより、スイッチ33
a,33bの検知精度を高めることが可能となる。
【0062】そして、本実施形態の電源保護方法によれ
ば、少なくともスイッチ33aが検知したとき、バック
アップ電源38からの電力の供給を遮断することによ
り、化粧カバー6がハードディスク挿入口9から取り外
されると、電力の供給を遮断する。これにより、化粧カ
バー6が取り外された場合には、ハードディスク7など
に対する電力の供給が遮断されることで、装置本体側に
電気的な悪影響を与えるのを未然に防止することができ
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子機
器によれば、記録媒体格納部における磁気記録媒体の着
脱通路内にアース用接触部材を配置したことにより、磁
気記録媒体に帯電した静電気を磁気記録媒体がコネクタ
に差し込まれる前にアース用接触部材を通して確実にア
ースすることができる。その結果、磁気記録媒体の記憶
内容を保護するとともに、他の電子部品が静電気によっ
て損傷するのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の一実施形態を適用した
ナビゲーション装置を示す斜視図である。
【図2】図1のナビゲーション装置を示す正面図であ
る。
【図3】図1の記録媒体格納部を示し、(A)は記録媒
体格納部を底面側から見た斜視図,(B)は記録媒体格
納部を反転した状態を示す斜視図である。
【図4】図3のコネクタを示す斜視図である。
【図5】図4の拡大正面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】図3におけるケーシングの接触爪を示す断面図
である。
【図9】図2のハードディスク挿入口の開口部に配置さ
れた2つのスイッチを示す断面図である。
【図10】図9の2つのスイッチが直列接続された電源
保護回路を示す回路図である。
【符号の説明】 1 筐体 2 ハードディスク収納部(記録媒体収納部) 3 PCカード収納部 4 基板・ファン収納部 5 前面パネル 6 化粧カバー 7 ハードディスク(磁気記録媒体) 8 ハードディスク(磁気記録媒体) 9 ハードディスク挿入口(記録媒体挿入口) 15 ケーシング(導電性ケース) 16 天板部 17 側板部 18 レール部材 19 ガイド溝 20 ガイド溝 21 着脱通路 22 基板 23 コネクタ 24 ボディ 25 カバー 26 コンタクト金具 27 隙間 30 切欠部 31 接触爪(アース用接触部材) 33a スイッチ(第1の検知手段) 33b スイッチ(第2の検知手段) 34a,34b 本体 35a,35b 作動ピン 36 負荷 37 メインスイッチ 38 バックアップ電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体を着脱可能に格納する記録
    媒体格納部を備えた電子機器において、 前記記録媒体格納部における前記磁気記録媒体の着脱通
    路内にアース用接触部材を配置したことを特徴とする電
    子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器において、 前記記録媒体格納部が導電性ケースであり、この導電性
    ケースに前記アース用接触部材を設けたことを特徴とす
    る電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電子機器におい
    て、 前記アース用接触部材は、前記導電性ケースに形成され
    た接触爪であり、この接触爪が前記ハードディスクを装
    着したときにその外面と接触することを特徴とする電子
    機器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子機器において、 前記接触爪は、前記導電性ケースにおける前記ハードデ
    ィスクの挿入口近傍に形成されたことを特徴とする電子
    機器。
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