JP2002333827A - 計算教材編集システム及び計算教材編集プログラム - Google Patents

計算教材編集システム及び計算教材編集プログラム

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JP2002333827A
JP2002333827A JP2001141298A JP2001141298A JP2002333827A JP 2002333827 A JP2002333827 A JP 2002333827A JP 2001141298 A JP2001141298 A JP 2001141298A JP 2001141298 A JP2001141298 A JP 2001141298A JP 2002333827 A JP2002333827 A JP 2002333827A
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Kazuhiro Yamamoto
和浩 山本
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Bunkeido Co Ltd
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BUNKEIDOU KK
Bunkeido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教科書に準拠した計算教材を容易に編集が可
能であり、作成した計算問題に偏りが少ない計算教材編
集システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 計算教材編集システム1は、型要素情報
11及び教科書情報12を計算データベースKDに記憶
する記憶手段13と、教材条件TCを入力する教材条件
入力手段14と、型要素SEの候補を抽出し、表示する
型要素抽出手段16と、型要素SEを選択する型要素選
択手段17と、数値を無作為的に発生させ、計算問題C
Mを作成する計算問題作成手段18と、解答SDを算出
する解答算出手段19と、編集データEDを表示する編
集データ表示手段25、及び編集データEDを入稿デー
タPDとして出力する出力制御手段29とを有する教材
編集用コンピュータを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算教材編集シス
テム及び計算教材編集プログラムに関するものであり、
特に、計算問題を学習するための計算教材を教科書に準
拠させて編集する計算教材編集システム及び計算教材編
集プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、小学校の算数の授業などで、
生徒の計算力を高めるための計算学習が行なわれてい
る。このとき、授業では学校または教育委員会などが選
択した教科書が利用されている。しかしながら、教科書
に記載された内容だけでは、生徒の計算力を高めること
は困難であった。すなわち、生徒の計算力を高めるため
には、数多くの計算問題を繰返し、解かせて練習させる
ことが必要と考えられており、授業及び教科書の内容を
補足することを目的として、多くの計算問題が掲載され
た計算教材が教材出版社などから発行されている。
【0003】ここで、計算教材は、教科書と併用し、授
業の進度に合わせて使用されることが多い。教科書の構
成は、学習単元毎に分類された大分類と、学習単元をさ
らに細分化した小分類とからなり、各単元及び小分類毎
に計算問題の例題などが掲載されている。なお、教科書
の各単元は、生徒の学習理解のために基本的に易から難
に沿って内容が編集されており、掲載される計算問題も
また同様である。ここで、掲載される個々の計算問題
は、類型毎に分類され一般式のように表現することがで
きる。すなわち、二桁の足し算に係る計算問題でも”一
の位の繰上りがない”、”一の位の繰上りがある”、”
十の位の繰上りがある”、”一と十の位の共に繰上りが
ある”などに応じて、型要素毎に細かく分類が可能であ
る。
【0004】したがって、従来から授業などで利用され
る計算教材も、教科書の型要素の掲載順に沿って編集さ
れることが行なわれている。仮に教科書と計算教材との
間で、計算問題に対応する型要素の掲載順がバラバラで
あると、学習対象者である生徒に無用な混乱を与え、十
分な計算学習が行なえず、生徒の習熟度を高めることが
できない可能性がある。そのため、教科書に準拠した計
算教材を編集することが必然的に求められている。
【0005】これにより、生徒は、教科書の各単元に沿
って、はじめは比較的容易な計算問題を解き、その後、
教科書に掲載される計算問題の型要素に応じて難易度の
高い計算問題を段階的に解くことが可能となり、生徒の
計算に対する習熟度を容易に高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、授業で
使用される教科書は、複数の教科書出版会社から発行さ
れ、当然のことながら各教科書に記載される内容(単
元、型要素の掲載順)も出版社毎にバラバラの状態であ
った。
【0007】そのため、計算教材を発行する教材出版会
社は、各教科書毎に合わせた(準拠した)計算教材を個
々に編集する必要があった。つまり、同一の企画内容
(例えば、小学校3年1学期用など)の計算教材であっ
ても、出版社別に型要素の掲載順を並替えたものを編集
する必要があり、編集者は同じような作業を複数回繰返
し、行なうことがあった。そのため、計算教材の編集に
かかる期間が長期にわたるとともに、編集者に過大な労
力の負担をかけることがあった。
【0008】また、計算教材に載せる計算問題を作成す
る際に、型要素に適合する数値を割当てて、計算問題の
数式を完成させる作業が編集者によって行なわれてい
た。この場合、数値の割当ては編集者の手作業によって
行なわれることが多く、数値の割当て、型要素に適合し
ているかの確認、作成した計算問題の解答の算出、及び
検算などの面倒な作業が必要があった。したがって、型
要素の不一致や誤解答などの編集ミスが発生する可能性
が高かった。加えて、生徒の計算問題に対する理解力を
高めるために、例えば、筆算などで用いられる計算過程
(繰上りの過程など)を順次表示するための編集が行な
われる場合があり、これらの煩雑な作業は編集者にとっ
て大きな負担となっていた。
【0009】さらに、数値の割当ては編集者によって行
なわれるため、計算問題の計算式や解答に編集者のクセ
が発生しやすく、同じような数値や解答に偏った傾向の
計算問題が作成されることがあった。
【0010】そこで本発明は、上記実情に鑑み、教科書
に準拠した計算教材を容易に編集が可能であり、作成し
た計算問題に偏りの少ない計算教材編集システム及び計
算教材編集プログラムの提供を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明にかかる計算教材編集システムは、
計算問題を学習するための計算教材を教科書に準拠させ
て編集する計算教材編集システムであって、前記計算教
材を編集する教材編集用コンピュータは、学習する前記
計算問題を型要素毎に分類した型要素情報、及び前記計
算教材の準拠する前記教科書における前記型要素の配当
状況を示す教科書情報を計算データベースに記憶する記
憶手段と、編集する前記計算教材の企画に相当する学習
対象範囲、編集ページ数、及び準拠する前記教科書の指
定を含む教材条件を入力する教材条件入力手段と、前記
教材条件によって指定された前記編集ページ毎に作成さ
れる前記計算教材の編集作業を行なうためのプロットが
表示されるとともに、前記プロットに前記教材条件の前
記学習対象範囲及び準拠する前記教科書の指定に基づい
て、前記編集ページに該当する前記型要素の候補を前記
計算データベースの前記型要素情報及び前記教科書情報
から抽出し表示する型要素抽出手段と、前記型要素抽出
手段によって抽出された前記型要素の候補から前記計算
教材に使用する前記型要素が選択されると、選択された
前記型要素を前記プロットの所定位置に表示する型要素
選択手段と、前記型要素選択手段によって選択された前
記型要素に対応して作成される前記計算問題の問題数及
び表示形式を指定する旨の指示が入力されると、前記型
要素に適合する数値を無作為的に発生させ、前記計算問
題を作成する計算問題作成手段と、前記計算問題作成手
段により作成された前記計算問題の解答を算出する解答
算出手段と、前記計算問題及び前記解答の少なくともい
ずれか一方を含む編集データを表示する編集データ表示
手段と、前記編集データを、前記計算教材を印刷する組
版工程の入稿データとして出力する出力制御手段とを具
備するものである。
【0012】ここで、型要素とは、計算問題を類型毎に
分類したものである。さらに、詳細な説明をすると、四
則演算、桁数、繰上りまたは繰下がりの回数、解答また
は問題に0が含まれるもの、などの区別によって類型毎
に細かく分類したものであり、教科書に掲載される計算
問題を一般式化して表現することが可能である。なお、
型要素の表示は、型要素をコード化した形式、記号によ
り模式的に示した形式、及び単元または小分類別などを
文章で表現した形式によって表現されている。また、教
科書情報とは、上述した型要素の教科書への配当状況を
各教科書出版社別に分類したものであり、各型要素が出
現する学年、学期、巻、単元、教科書掲載ページ、計算
例、及び計算過程の表示データなどを含んで構成されて
いる。すなわち、各教科書の単元構成や型要素の掲載順
に応じて、教科書に準拠した計算教材を作成するために
不可欠な情報である。
【0013】また、編集作業を行なうためのプロットと
は、複数の入力項目、及び表示項目によって構成される
ものであり、画面上に表示され、該画面上で種々のデー
タの入力などによって計算教材の編集を行なうためのも
のであって、編集ページ単位毎に各編集ページに割当て
る型要素や、型要素毎に作成する計算問題の問題数、及
び計算問題の表示方法(筆算または横算の指定)を指定
することが可能なものである。さらに、プロットでは、
企画に相当する教材条件を確認することや、編集ページ
を切替えて表示することも可能である。
【0014】さらに、計算問題作成手段とは、無作為的
に発生させた数値を、選択された型要素に適合させて、
指定された問題数分の計算問題を作成するものである。
また、解答算出手段とは、作成された計算問題を計算
し、解答を算出するものであり、計算問題及び解答は、
編集データとして画面に表示され、編集者による確認が
行なわれる。
【0015】したがって、請求項1の発明の計算教材編
集システムによれば、企画に相当する教材条件が入力さ
れ、計算データベースに基づいて計算教材の編集が行な
われる。計算データベースは、計算の型要素毎に分類
し、蓄積された型要素情報と、各教科書別の型要素の配
当状況を示す教科書情報とを有している。これにより、
教科書の掲載順に合せて型要素を配当し、編集すること
が可能となる。さらに、型要素に適合する数値を発生さ
せて、計算問題を完成させる。加えて、計算問題に対応
する解答を算出する。これにより、計算問題の作成から
解答の算出の過程を教材編集用コンピュータにおいて処
理することが可能となる。さらに、作成及び算出された
計算問題及び解答を編集データとして表示し、その後、
組版工程のための入稿データとして出力することが可能
となる。したがって、各教科書の型要素の掲載順に合っ
た、すなわち、教科書に準拠させた計算教材を教材編集
用コンピュータで編集することが可能となるとともに、
各計算問題を型要素に適合させて無作為的に作成するこ
とが可能となる。
【0016】請求項2の発明にかかる計算教材編集シス
テムは、請求項1に記載の計算教材編集システムにおい
て、前記教材編集用コンピュータは、前記計算問題作成
手段によって作成された前記計算問題から前記解答算出
手段によって算出された前記解答に至るまでの計算過程
を表示する計算過程表示手段をさらに備え、前記編集デ
ータは、前記計算過程表示手段によって表示された前記
計算過程をさらに含むものである。
【0017】ここで、計算過程表示手段とは、計算問題
から解答に至るまでの計算過程を表示するものである。
例えば、計算問題が筆算である場合、各位の桁の繰上り
の状況などを段階的に示し、生徒の計算問題の習熟の助
けとなるものである。
【0018】したがって、請求項2の発明の計算教材編
集システムによれば、請求項1の発明の計算教材編集シ
ステムの作用に加え、作成した計算問題から算出した解
答に至るまでの計算過程を表示することが可能となる。
計算過程を表示することにより、生徒の計算問題に対す
る理解力を高めることが可能となる。
【0019】請求項3の発明にかかる計算教材編集シス
テムは、請求項1または請求項2に記載の計算教材編集
システムにおいて、前記教材編集用コンピュータは、前
記型要素に適合する数値を再発生させて次候補の計算問
題を作成し、表示する次候補表示手段と、前記次候補表
示手段によって表示された次候補の計算問題を選択する
旨の指示が入力されると、前記計算問題を次候補の計算
問題に差替える差替手段とをさらに具備するものであ
る。
【0020】したがって、請求項3の発明の計算教材編
集システムによれば、請求項1または請求項2の発明の
計算教材編集システムの作用に加え、作成した計算問題
の次候補を作成し、表示することが可能となる。これに
より、作成した計算問題の中で、数式や解答の値が類似
している場合、作成された次候補の計算問題に差替える
ことが可能となる。これにより、編集する計算教材に掲
載される計算問題に偏りが生ずることが回避される。
【0021】請求項4の発明にかかる計算教材編集シス
テムは、請求項1または請求項2に記載の計算教材編集
システムにおいて、前記教材編集用コンピュータは、前
記計算問題作成手段によって作成された前記計算問題を
校正する旨の指示が入力されると、前記型要素から逸脱
しない範囲で前記計算問題の数値を校正する校正手段を
さらに有するものである。
【0022】したがって、請求項4の発明の計算教材編
集システムによれば、請求項1または請求項2の発明の
計算教材編集システムの作用に加え、作成された計算問
題を校正する必要がある場合、編集者などによって直接
数値を入力し、校正することが可能となる。なお、型要
素に適合しない数値が入力された場合、エラー表示など
によって校正が不可となる処理を行ない、型要素から逸
脱しない範囲に校正を制限することが可能となる。これ
により、編集する計算教材に掲載される計算問題に偏り
が生ずることが回避される。
【0023】請求項5の発明にかかる計算教材編集シス
テムは、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の
計算教材編集システムにおいて、前記教材編集用コンピ
ュータは、前記計算問題作成手段によって作成された前
記計算問題の前記編集ページのレイアウトを指定するレ
イアウト指定手段をさらに有するものである。
【0024】したがって、請求項5の発明の計算教材編
集システムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか
一つの発明の計算教材編集システムの作用に加え、作成
された計算問題の編集ページ単位でのレイアウトが指定
される。例えば、一ページ当り、計算問題が20問掲載
される場合、レイアウトの構成は、型要素の数に応じ
て、縦2列に10問ずつ、あるいは縦2列横2列に各5
問ずつなどのレイアウトを適宜選択し、指定することが
可能である。
【0025】請求項6の発明にかかる計算教材編集プロ
グラムは、学習する計算問題を型要素毎に分類した型要
素情報、及び計算教材の準拠する前記教科書における前
記型要素の配当状況を示す教科書情報を計算データベー
スに記憶する記憶手段、編集する前記計算教材の企画に
相当する学習対象範囲、編集ページ数、及び準拠する前
記教科書の指定を含む教材条件を入力する教材条件入力
手段、前記教材条件によって指定された前記編集ページ
毎に作成される前記計算教材の編集作業を行なうための
プロットが表示されるとともに、前記プロットに前記教
材条件の前記学習対象範囲及び準拠する前記教科書の指
定に基づいて、前記編集ページに該当する前記型要素の
候補を前記計算データベースの前記型要素情報及び前記
教科書情報から抽出し表示する型要素抽出手段、前記型
要素抽出手段によって抽出された前記型要素の候補から
前記計算教材に使用する前記型要素が選択されると、選
択された前記型要素を前記プロットの所定位置に表示す
る型要素選択手段、前記型要素選択手段によって選択さ
れた前記型要素に対応して作成される前記計算問題の問
題数及び表示形式を指定する旨の指示が入力されると、
前記型要素に適合する数値を無作為的に発生させ、前記
計算問題を作成する計算問題作成手段、前記計算問題作
成手段により作成された前記計算問題の解答を算出する
解答算出手段、前記計算問題及び前記解答の少なくとも
いずれか一方を含む編集データを表示する編集データ表
示手段、前記編集データを、前記計算教材を印刷する組
版工程の入稿データとして出力する出力制御手段とし
て、教材編集用コンピュータを機能させるものである。
【0026】したがって、請求項6の発明の計算教材編
集プログラムによれば、実行すると、教材編集用コンピ
ュータは、編集する計算教材の企画に相当する学習対象
範囲、編集ページ数、及び準拠する教科書の指定を含む
教材条件が入力されると、指定された編集ページ毎に作
成される計算教材の編集作業を行なうためのプロットが
表示されるとともに、プロットに教材条件の学習対象範
囲及び準拠する教科書の指定に基づいて、編集ページに
該当する型要素の候補を計算データベースに記憶された
計算問題を型要素毎に分類した型要素情報及び型要素の
配当状況を示す教科書情報から抽出し表示する。そし
て、抽出された型要素の候補から計算教材に使用する型
要素が選択されると、選択された型要素をプロットの所
定位置に表示する。そして、型要素に対応して作成され
る計算問題の問題数及び表示形式を指定する旨の指示が
入力されると、型要素に適合する数値を無作為的に発生
させ、計算問題を作成する。さらに、作成された計算問
題の解答を算出し、計算問題及び解答の少なくともいず
れか一方を含む編集データを表示する。そして、編集デ
ータを、計算教材を印刷する組版工程の入稿データとし
て出力する。
【0027】請求項7の発明にかかる計算教材編集プロ
グラムは、請求項6に記載の計算教材編集プログラムに
おいて、前記計算問題作成手段によって作成された前記
計算問題から前記解答算出手段によって算出された前記
解答に至るまでの計算過程を表示する計算過程表示手段
として、前記教材編集用コンピュータをさらに機能させ
るものである。
【0028】したがって、請求項7の発明の計算教材編
集プログラムによれば、請求項6の発明の計算教材編集
プログラムの作用に加え、実行すると、教材編集用コン
ピュータは、計算問題作成手段によって作成された計算
問題から解答算出手段によって算出された解答に至るま
での計算過程を表示する。
【0029】請求項8の発明にかかる計算教材編集プロ
グラムは、請求項6または請求項7に記載の計算教材編
集プログラムにおいて、前記型要素に適合する数値を再
発生させて次候補の前記計算問題を作成し、表示する次
候補表示手段、及び前記次候補表示手段によって表示さ
れた次候補の計算問題を選択する旨の指示が入力される
と、前記計算問題を次候補の計算問題に差替える差替手
段として、前記教材編集用コンピュータをさらに機能さ
せるものである。
【0030】したがって、請求項8の発明の計算教材編
集プログラムによれば、請求項6または請求項7の発明
の計算教材編集プログラムの作用に加え、実行すると、
教材編集用コンピュータは、型要素に適合する数値を再
発生させ、次候補の計算問題を作成し、表示する。そし
て、表示された次候補の計算問題を選択する旨の指示が
入力されると、次候補の計算問題に差替える。
【0031】請求項9の発明にかかる計算教材編集プロ
グラムは、請求項6または請求項7に記載の計算教材編
集プログラムにおいて、前記計算問題作成手段によって
作成された前記計算問題を校正する旨の指示が入力され
ると、前記型要素から逸脱しない範囲で前記計算問題の
数値を校正する校正手段として、前記教材編集用コンピ
ュータをさらに機能させるものである。
【0032】したがって、請求項9の発明の計算教材編
集プログラムによれば、請求項6または請求項7の発明
の計算教材編集プログラムの作用に加え、実行すると、
教材編集用コンピュータは、作成された計算問題を校正
する旨の指示が入力されると、型要素から逸脱しない範
囲で計算問題の数値を校正する。
【0033】請求項10の発明にかかる計算教材編集プ
ログラムは、請求項6乃至請求項9のいずれか一つに記
載の計算教材編集プログラムにおいて、前記計算問題作
成手段によって作成された前記計算問題の前記編集ペー
ジ毎のレイアウトを指定するレイアウト指定手段とし
て、前記教材編集用コンピュータをさらに機能させるも
のである。
【0034】したがって、請求項10の発明の計算教材
編集プログラムによれば、請求項6乃至請求項9のいず
れか一つの発明の計算教材編集プログラムの作用に加
え、実行すると、作成された計算問題の編集ページ毎の
レイアウトの指定を受付ける。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
計算教材編集システムについて図1乃至図6に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施形態である計算教材編
集システム1における教材編集用コンピュータ2の機能
的構成を示すブロック図であり、図2乃至図4は一実施
形態である計算教材編集システム1における教材編集用
コンピュータ2の処理の流れを示すフローチャートであ
り、図5は作成するプロットPTの表示画面の一例を示
す説明図であり、図6は編集データEDを表示する表示
画面の一例を示す説明図である。
【0036】本実施形態の計算教材編集システム1は、
計算の類型を型要素SE毎に分類し蓄積した型要素情報
11及び型要素SEの準拠する教科書の配当状況を示す
教科書情報12を含んで構成される計算データベースK
Dを有する教材編集用コンピュータ2から構成されてい
る。そして、教材編集用コンピュータ2を利用して、企
画に沿った計算教材CKの編集が行なわれ、計算問題C
M、解答SD、計算過程CP、及びページレイアウトP
Lを含んで構成される編集データEDが作成される。そ
の後、編集データEDは、計算教材CKを印刷、発行す
るための組版工程において読込み可能な入稿データPD
として出力され、印刷会社Pに送られる。さらに、印刷
会社Pでは入稿データPDによって組版工程が行なわ
れ、その後の諸工程を経て、紙媒体に印刷された計算教
材CKが発行される。
【0037】さらに、詳しく説明すると、本実施形態の
計算教材編集システム1における教材編集用コンピュー
タ2は、機能的構成として、学習する計算問題CMを型
要素SE毎に分類した型要素情報11、及び計算教材C
Kの準拠する教科書における型要素SEの配当状況を示
す教科書情報12を計算データベースKDに記憶する記
憶手段13、編集する計算教材CKの企画に相当する学
習対象範囲、編集ページEPの数、及び準拠する教科書
の指定を含む教材条件TCを入力する教材条件入力手段
14、教材条件TCによって指定された編集ページEP
毎に作成される編集作業を行なうためのプロットPTが
表示されるとともに、プロットPTに教材条件TCの学
習対象範囲及び準拠する教科書の指定に基づいて、編集
ページEPに該当する型要素SEの候補を計算データベ
ースKDの型要素情報11及び教科書情報12から抽出
し表示する型要素抽出手段16、型要素抽出手段16に
よって抽出された型要素SEから計算教材CKに使用す
る型要素SEが選択されると、プロットPTの所定位置
に選択された型要素SEを表示する型要素選択手段1
7、型要素選択手段17によって選択された型要素SE
に対応する計算問題CMの問題数及び表示形式を指定す
る旨の指示が入力されると、型要素SEに適合する数値
を無作為的に発生させ、計算問題CMを作成する計算問
題作成手段18、計算問題作成手段18により作成され
た計算問題CMの解答を算出する解答算出手段19、作
成された計算問題CMから算出された解答SDに至るま
での計算過程CPを表示する計算過程表示手段20と、
型要素SEに適合する数値を再発生させ、次候補の計算
問題CMを表示する次候補表示手段21と、表示された
次候補の計算問題CMを選択し、差替える差替手段22
と、作成された計算問題CMを校正する旨の指示が入力
されると、型要素SEから逸脱しない範囲で計算問題C
Mの数値を校正する校正手段23と、作成された計算問
題CMの編集ページ毎のページレイアウトPLを指定す
るレイアウト指定手段24と、計算問題CM、解答S
D、計算過程CP、及びページレイアウトPLを含んで
構成される編集データEDを表示する編集データ表示手
段25、及び編集データEDを、計算教材CKを印刷す
る組版工程の入稿データPDとして出力する出力制御手
段29及び出力手段26とから構成されている。ここ
で、レイアウト指定手段24により指定されるレイアウ
トに関する情報は、記憶手段13のレイアウト情報LI
に格納されている。
【0038】さらに、教材編集用コンピュータ2は、教
材編集用コンピュータ2を操作するとともに、種々のデ
ータの入力を行なう操作手段27と、種々のデータを信
号制御し、表示するための表示制御手段28とをさらに
備えている。
【0039】なお、本実施形態の計算教材編集システム
1において使用される教材編集用コンピュータ2として
は、市販のパーソナルコンピュータなどが利用可能であ
り、記憶手段13としてハードディスクやCD−ROM
などの記憶媒体、表示手段20,21,25としてモニ
タディスプレイ、操作手段27としてキーボード及びマ
ウスがそれぞれ用いられている。さらに、入稿データP
Dの出力手段26として、データの書込みが可能なフロ
ッピー(登録商標)ディスクやMOなどの記憶媒体に出
力するディスクドライブなどが挙げられる。さらに、本
実施形態の計算教材編集システム1において作成した編
集データEDなどの種々のデータを、表示手段20,2
1,25によって画面上で確認する他にも、紙媒体など
に印刷して確認を行なってもよい。この場合、プリンタ
などの印刷手段(図示しない)をさらに備える必要があ
る。
【0040】次に、本実施形態の計算教材編集システム
1における教材編集用コンピュータ2の処理の流れにつ
いて、図2乃至図4に基づいて説明する。ここで、図2
乃至図4のステップS1からステップS25が、本発明
における計算教材編集プログラムに相当する。
【0041】まず、教材編集用コンピュータ2を利用す
る編集者などによって、編集する計算教材CKの企画が
決定される。教材編集用コンピュータ2は、決定された
企画に相当する計算教材CKの学習対象範囲、学年、編
集ページEPの数、及び準拠する教科書の指定を含む教
材条件TCが入力されるのを待機する。教材条件TCの
入力が検出される場合(ステップS1においてYE
S)、作成する編集ページEPに対応するプロットPT
を表示する。計算教材CKの編集作業に進む(ステップ
S2)。一方、教材条件TCの入力が検出されない場合
(ステップS1においてNO)、ステップS1の処理を
継続し、教材条件TCの検出を待つ。
【0042】作成する編集ページEPが指定されると、
該当するプロットPTの表示画面には、図5に示すよう
に、教材条件TCにしたがって編集ページEPに該当す
る型要素SEの候補が表示される(図5紙面右枠)。こ
こで、編集ページEPに該当する型要素SEの候補は、
計算データベースKDの型要素情報11及び教科書情報
12に基づいて抽出され、型要素SEの掲載順に応じて
各編集ページEPで編集する可能性のあるものが表示さ
れる。そして、編集者によって、型要素SEの候補選択
が行なわれる。具体的には、マウスなどの操作手段27
によってドラッグ及びドロップ操作を行ないプロットP
Tの所定位置に入力する(図5紙面左枠)。ここで、型
要素SEの表示形式としては、型要素SEをコード化し
たもの、記号により模式的に示すもの、及び文章で表現
したものなどの種々の表示方法を採用することが可能で
あり、これらを適宜切替えて使用することも可能であ
る。なお、図5のプロットPTの表示画面には、編集作
業を効率よく行なうための各種の操作ボタン(型表示選
択、詳細表示…など)が画面上に配列されており、編集
者は適宜これらの操作ボタンをマウスなどでクリックす
ることにより、所望の編集処理を行なうことができる。
【0043】そして、編集者によって各型要素SEに対
応する問題数の指定及び計算式の表示(筆算/横算)に
関する条件の入力を受付ける(ステップS3)。型要素
SEの指定、及び型要素SEにかかる作成問題数の指定
などの条件の入力が全て完了している場合(ステップS
3においてYES)、型要素SEに適合する数値を発生
させ、計算問題CMを作成する指示の有無を検出する
(ステップS4)。一方、型要素SEにかかる条件の入
力が完了していない場合(ステップS3においてN
O)、ステップS3の処理を継続し、条件の入力が完了
するのを待機する。
【0044】型要素SEに適合する計算問題CMを作成
する指示が有る場合(ステップS4においてYES)、
型要素SEに適合する数値を教材コンピュータ2によっ
て無作為的に発生させ、計算問題CMを作成する(ステ
ップS5)。すなわち、このステップS5において各計
算問題に当てはめられる数値は、型要素SEに適合する
条件以外には、まったくランダムに選択されるために、
作成した計算問題CMが同一或いは類似した値を有する
可能性が低くなる。一方、計算問題CMの作成指示が検
出されない場合(ステップS4においてNO)、作成の
実行指示がなされるまで待機する。そして、計算問題C
Mの作成が行なわれた後、計算問題CMに対応する解答
SDをそれぞれ算出する(ステップS6)。さらに、必
要に応じて、作成した計算問題CMから解答SDに至る
までの計算過程CPを表示する指示の有無を検出する
(ステップS7)。
【0045】計算過程CPを表示する指示が有る場合
(ステップS7においてYES)、計算過程CPを表示
する(ステップS8)。一方、計算過程CPの表示する
指示がない場合(ステップS7においてNO)、この処
理をキャンセルし、ステップS9の処理に移る。
【0046】そして、計算問題CM、解答SD、及び計
算過程CP(図示しない)を含んで構成される編集デー
タEDを画面(図6参照)に表示する(ステップS
9)。このとき、各計算問題CMを一括して表示するこ
とも、あるいは一つの計算問題CMに対する詳細画面
(図示しない)を切替えて表示することも可能である。
さらに、編集データEDの表示画面では、編集ページE
P単位のページレイアウトPLが指定される(ステップ
S10)。具体的には、作成された複数の計算問題CM
の横に設定されたページレイアウトPLの枠に区切り
(図6中の>)を指示する方法によって、指定される。
さらに、編集データEDの表示画面には、図5で示した
プロットPTの表示画面と同様に、各種の編集処理を行
なうための操作ボタン(型表示選択、自動発生…など)
が配置されており、編集者がマウスのクリック操作を行
なうことによって所望のデータの表示や削除のなどの編
集作業を効率的に行なうことができる。
【0047】また、作成された計算問題CM及び解答S
Dに類似する数値が偶発的に作成された場合、あるいは
準拠する教科書に同一の計算問題CMが出題されている
ことが、編集者の確認作業によって発見された場合、編
集データEDの表示画面で、計算問題CMの差替え、ま
たは校正することが可能である。具体的には、作成した
計算問題CMに修正の指示が有る場合(ステップS11
においてYES)、計算問題CMの差替え、または編集
者による数値の直接入力のいずれかが選択される(ステ
ップS12)。一方、計算問題CMに修正の必要がない
場合(ステップS11においてNO)、ステップS19
の処理に移る。
【0048】計算問題CMの修正を差替えによって行な
う場合(ステップS12においてYES)、編集データ
EDの表示画面に修正の必要がある計算問題CMに対応
する型要素SEに適合する数値が再発生され、その結果
作成された次候補の計算問題CMが複数問表示される
(ステップS13)。そして、編集者によって次候補の
計算問題CMが選択され、その指示が検出されると、修
正対象の計算問題CMは次候補の計算問題CMに差替え
られる(ステップS14)。その後、ステップS19の
処理に移る。
【0049】一方、計算問題CMの修正を編集者による
数値の直接入力によって行なう場合(ステップS12に
おいてNO)、修正対象の計算問題CMに直接数値が入
力される(ステップS15)。そして、入力された数値
が型要素SEに適合しているかが確認される(ステップ
S16)。入力された数値が型要素SEに適合している
場合(ステップS16においてYES)、計算問題CM
を校正(ステップS17)し、ステップS19の処理に
移る。一方、入力された数値が型要素SEに適合してい
ない場合(ステップS16においてNO)、エラーの表
示(ステップS18)の後、ステップS15の処理に戻
り、再度適合する数値の入力を促す。
【0050】そして、編集する計算教材CKのすべての
編集ページEPに対して、プロットPTの作成が完了し
ているかの判断が行なわれる(ステップS19)。すべ
ての編集ページEPに対してプロットPTの作成が完了
している場合(ステップS19においてYES)、計算
問題CM、解答SD、計算過程CP、及びページレイア
ウトPLを含んで構成される編集データEDを保存する
指示の有無を検出する(ステップS20)。一方、すべ
ての編集ページに対してプロットPTの作成が完了して
いない場合(ステップS19においてNO)、ステップ
S2の処理に戻り、各編集ページに対するプロットPT
の作成を繰返す。
【0051】編集データEDを保存する指示が有る場合
(ステップS20においてYES)、編集データEDを
記憶手段13に記憶する(ステップS21)。一方、編
集データEDを保存する指示がない場合(ステップS2
0においてNO)、この処理をキャンセルし、ステップ
S22に移る。その後、編集データEDを計算教材C
K、を印刷媒体で発行するための組版工程で読込み可能
な入稿データPDとして出力する指示を検出する(ステ
ップS22)。入稿データPDとして出力する指示が有
る場合(ステップS22においてYES)、編集データ
EDから入稿データPDへの変換を行ない出力する(ス
テップS23)。このとき、入稿データPDの出力先に
は、MOやフロッピーディスクなどの記憶媒体の他に、
教材編集用コンピュータ2の記憶手段13を出力先とし
て指定し、一時的に保存しておくことも可能である。
【0052】一方、入稿データPDの出力の指示がない
場合(ステップS22においてNO)、ステップS23
の処理をキャンセルする。その後、システム終了の指示
の有無を検出する(ステップS24)。システム終了の
指示が有る場合(ステップS24においてYES)、シ
ステムを終了する(ステップS25)。一方、システム
終了の指示がない場合(ステップS24においてN
O)、ステップS1の処理に戻り、本システムを継続す
る。
【0053】以上述べたように、本実施形態の計算教材
編集システム1によれば、計算データベースKDに記憶
された型要素情報11及び教科書情報12によって、各
出版社の教科書に準拠し、型要素SEの掲載順の沿った
個々の計算教材CKを容易に編集することができる。具
体的には、型要素情報11を構成する型要素SEと、型
要素SEに対応し、各教科書の配当状況を含む教科書情
報12によって、教科書の掲載順に合せて型要素SEを
配当した計算教材CKを編集することができる。加え
て、型要素SEに適合する数値を無作為的に発生させ
て、計算問題を作成することができる。
【0054】これにより、教科書に準拠した計算教材C
Kの編集が容易になるとともに、計算問題CMを教材編
集用コンピュータ2が発生させることにより、従来は手
作業で入力を行なっていた計算問題CMの作成が簡単に
できる。また、計算問題CMの作成と同時に対応する解
答SD、及び計算過程CPを算出及び表示できるため、
解答SDの検算作業が楽になるとともに、計算過程CP
を表示することにより、生徒の計算問題CMに対する理
解力を深めることができる。さらに、編集する計算教材
CKのレイアウトを指定することが可能であるため、組
版工程における計算問題CMのレイアウト構成を容易に
行なうことができる。
【0055】さらに、作成した計算問題CMに偏りが生
じる可能性が低くなる。すなわち、従来は編集者の手作
業によって数値が入力されていることが多かったため、
編集者特有のクセが作成された計算問題CMに見られる
場合があった。したがって、教材編集用コンピュータ2
によって無作為的に発生させることによって、ある程度
のバラツキを伴って計算問題CMが作成される。また、
万が一、計算問題CM及び解答SDに同一あるいは類似
した数値が発生した場合でも、計算問題CMの差替え、
または数値の校正が可能であるため、容易に計算問題C
Mを修正することができる。加えて、編集者によって直
接数値が入力される場合は、型要素SEに適合しない数
値が入力されると、エラーなどの表示により校正を禁止
することができる。これにより、誤った数値が入力され
る編集ミスを防ぐことができる。
【0056】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。
【0057】すなわち、本実施形態の計算教材編集シス
テム1における教材編集用コンピュータ2の処理の流れ
を図2乃至図4のフローチャートによって示したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、本実施形態の計
算教材編集システム1において、入稿データPDをMO
などの記憶媒体に出力して、印刷会社Pなどに送るもの
を示したが、これに限定されるものではなく、計算教材
編集システム1と、印刷用の組版のシステムを組合わせ
たシステムを構築し、入稿データPDを直接組版のシス
テムに送るようにしてもよい。これにより、編集及び組
版工程の一元化が可能となり、編集コストの低減が期待
できる。なお、計算教材CKを編集する場所と、組版を
行なう印刷会社Pなどとが離れている場合には、通信ネ
ットワークで両者を接続し、該ネットワークを介して入
稿データPDを送信することも可能である。
【0058】さらに、本実施形態の計算教材編集システ
ム1において、全ての編集ページEPに対応するプロッ
トPTの作成が完了してから、プロットPTに含まるデ
ータを一括して編集データEDとして取扱い、入稿デー
タPDとして出力するものを示したが、これに限定され
るものではなく、編集ページEP単位のデータを入稿デ
ータPDとすることも可能である。これにより、各デー
タの容量が小さくなり、編集作業が容易となる。また、
各編集ページEP毎に、候補の指定、計算問題CMの作
成、表示、及び修正などの工程を順次行なうものを示し
たが、全編集ページEPのプロットPT毎の型要素SE
に対応する計算問題を一括して作成することも可能であ
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の計算教
材編集システムは、計算データベースの型要素情報及び
教科書情報を利用し、教材条件に基づいて各編集ページ
毎に該当する型要素の候補を表示し、選択した型要素に
対応する計算問題、及び解答を作成することができる。
これにより、教科書に準拠した計算教材を容易に編集す
ることができる。したがって、編集期間の短縮化及び編
集者にかかる労力の負担を軽減することができる。ま
た、編集効率の向上に伴う編集コストの低減が期待でき
る。
【0060】請求項2の発明の計算教材編集システム
は、請求項1の発明の計算教材編集システムの効果に加
え、作成した計算問題から算出した解答に至るまでの計
算過程を表示することができる。これにより、計算過程
を表示することにより生徒の計算に対する理解力を向上
させる手助けとなる。
【0061】請求項3または請求項4の発明の計算教材
編集システムは、請求項1または請求項2の発明の計算
教材編集システムの効果に加え、作成した計算問題に偏
りが有る場合は、次候補の計算問題に差替え、または数
値の入力による校正をすることができる。これにより、
偏りのない計算教材が編集できる。特に、数値を入力し
て校正する場合は、型要素を逸脱しない範囲に制限され
るために、編集ミスを防ぐことができる。
【0062】請求項5の発明の計算教材編集システム
は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つの発明の計算
教材編集システムの効果に加え、編集する計算問題のレ
イアウトを指定することができる。これにより、予め問
題数及び表示形式に則ったレイアウトの指定が可能とな
り、組版工程における作業の負担を軽減化することがで
きる。
【0063】請求項6乃至請求項10の発明の計算教材
編集プログラムは、実行させると、教材編集用コンピュ
ータは、教科書に準拠した計算教材を容易に編集するこ
とができる。さらに、計算問題、解答、計算過程、及び
ページレイアウトなどによって、編集ミスの可能性を低
くすることができる。加えて、編集期間の短縮化及び編
集コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計算教材編集システムにおける教材編
集用コンピュータの機能的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の計算教材編集システムにおける教材編
集用コンピュータの処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の計算教材編集システムにおける教材編
集用コンピュータの処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明の計算教材編集システムにおける教材編
集用コンピュータの処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図5】作成するプロットの表示画面の一例を示す説明
図である。
【図6】編集データを表示する表示画面の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】 1 計算教材編集システム 2 教材編集用コンピュータ 11 型要素情報 12 教科書情報 13 記憶手段 14 教材条件入力手段 16 型要素抽出手段 17 型要素選択手段 18 計算問題作成手段 19 解答算出手段 20 計算過程表示手段 21 次候補表示手段 22 差替手段 23 校正手段 24 レイアウト指定手段 25 編集データ表示手段 26 出力手段 CK 計算教材 CM 計算問題 CP 計算過程 ED 編集データ KD 計算データベース PT プロット PD 入稿データ PL ページレイアウト SD 解答 SE 型要素 TC 教材条件

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算問題を学習するための計算教材を教
    科書に準拠させて編集する計算教材編集システムであっ
    て、 前記計算教材を編集する教材編集用コンピュータは、 学習する前記計算問題を型要素毎に分類した型要素情
    報、及び前記計算教材の準拠する前記教科書における前
    記型要素の配当状況を示す教科書情報を計算データベー
    スに記憶する記憶手段と、 前記計算教材の企画に相当する学習対象範囲、編集ペー
    ジ数、及び準拠する前記教科書の指定を含む教材条件を
    入力する教材条件入力手段と、 前記教材条件によって指定された前記編集ページ毎に作
    成される前記計算教材の編集作業を行なうためのプロッ
    トが表示されるとともに、前記プロットに前記教材条件
    の前記学習対象範囲及び準拠する前記教科書の指定に基
    づいて、前記編集ページに該当する前記型要素の候補を
    前記計算データベースの前記型要素情報及び前記教科書
    情報から抽出し表示する型要素抽出手段と、 前記型要素抽出手段によって抽出された前記型要素の候
    補から前記計算教材に使用する前記型要素が選択される
    と、選択された前記型要素を前記プロットの所定位置に
    表示する型要素選択手段と、 前記型要素選択手段によって選択された前記型要素に対
    応して作成される前記計算問題の問題数及び表示形式を
    指定する旨の指示が入力されると、前記型要素に適合す
    る数値を無作為的に発生させ、前記計算問題を作成する
    計算問題作成手段と、 前記計算問題作成手段により作成された前記計算問題の
    解答を算出する解答算出手段と、 前記計算問題及び前記解答の少なくともいずれか一方を
    含む編集データを表示する編集データ表示手段と、 前記編集データを、前記計算教材を印刷する組版工程の
    入稿データとして出力する出力制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする計算教材編集システム。
  2. 【請求項2】 前記教材編集用コンピュータは、 前記計算問題作成手段によって作成された前記計算問題
    から前記解答算出手段によって算出された前記解答に至
    るまでの計算過程を表示する計算過程表示手段をさらに
    備え、 前記編集データは、 前記計算過程表示手段によって表示された前記計算過程
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の計算教
    材編集システム。
  3. 【請求項3】 前記教材編集用コンピュータは、 前記型要素に適合する数値を再発生させて次候補の計算
    問題を作成し、表示する次候補表示手段と、 前記次候補表示手段によって表示された次候補の計算問
    題を選択する旨の指示が入力されると、前記計算問題を
    次候補の計算問題に差替える差替手段とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計
    算教材編集システム。
  4. 【請求項4】 前記教材編集用コンピュータは、 前記計算問題作成手段によって作成された前記計算問題
    を校正する旨の指示が入力されると、前記型要素から逸
    脱しない範囲で前記計算問題の数値を校正する校正手段
    をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の計算教材編集システム。
  5. 【請求項5】 前記教材編集用コンピュータは、 前記計算問題作成手段によって作成された前記計算問題
    の前記編集ページのレイアウトを指定するレイアウト指
    定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれか一つに記載の計算教材編集システム。
  6. 【請求項6】 学習する計算問題を型要素毎に分類した
    型要素情報、及び計算教材の準拠する前記教科書におけ
    る前記型要素の配当状況を示す教科書情報を計算データ
    ベースに記憶する記憶手段、編集する前記計算教材の企
    画に相当する学習対象範囲、編集ページ数、及び準拠す
    る前記教科書の指定を含む教材条件を入力する教材条件
    入力手段、前記教材条件によって指定された前記編集ペ
    ージ毎に作成される前記計算教材の編集作業を行なうた
    めのプロットが表示されるとともに、前記プロットに前
    記教材条件の前記学習対象範囲及び準拠する前記教科書
    の指定に基づいて、前記編集ページに該当する前記型要
    素の候補を前記計算データベースの前記型要素情報及び
    前記教科書情報から抽出し表示する型要素抽出手段、前
    記型要素抽出手段によって抽出された前記型要素の候補
    から前記計算教材に使用する前記型要素が選択される
    と、選択された前記型要素を前記プロットの所定位置に
    表示する型要素選択手段、前記型要素選択手段によって
    選択された前記型要素に対応して作成される前記計算問
    題の問題数及び表示形式を指定する旨の指示が入力され
    ると、前記型要素に適合する数値を無作為的に発生さ
    せ、前記計算問題を作成する計算問題作成手段、前記計
    算問題作成手段により作成された前記計算問題の解答を
    算出する解答算出手段、前記計算問題及び前記解答の少
    なくともいずれか一方を含む編集データを表示する編集
    データ表示手段、前記編集データを、前記計算教材を印
    刷する組版工程の入稿データとして出力する出力制御手
    段として、教材編集用コンピュータを機能させることを
    特徴とする計算教材編集プログラム。
  7. 【請求項7】 前記計算問題作成手段によって作成され
    た前記計算問題から前記解答算出手段によって算出され
    た前記解答に至るまでの計算過程を表示する計算過程表
    示手段として、前記教材編集用コンピュータをさらに機
    能させることを特徴とする請求項6に記載の計算教材編
    集プログラム。
  8. 【請求項8】 前記型要素に適合する数値を再発生させ
    て次候補の計算問題を作成し、表示する次候補表示手
    段、及び前記次候補表示手段によって表示された次候補
    の計算問題を選択する旨の指示が入力されると、前記計
    算問題を次候補計算問題に差替える差替手段として、前
    記教材編集用コンピュータをさらに機能させることを特
    徴とする請求項6または請求項7に記載の計算教材編集
    プログラム。
  9. 【請求項9】 前記計算問題作成手段によって作成され
    た前記計算問題を校正する旨の指示が入力されると、前
    記型要素から逸脱しない範囲で前記計算問題の数値を校
    正する校正手段として、前記教材編集用コンピュータを
    さらに機能させることを特徴とする請求項6または請求
    項7に記載の計算教材編集プログラム。
  10. 【請求項10】 前記計算問題作成手段によって作成さ
    れた前記計算問題の前記編集ページ毎のレイアウトを指
    定するレイアウト指定手段として、前記教材編集用コン
    ピュータをさらに機能させることを特徴とする請求項6
    乃至請求項9のいずれか一つに記載の計算教材編集プロ
    グラム。
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