JP2002333793A - 温度検出センサ、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

温度検出センサ、定着装置及び画像形成装置

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JP2002333793A
JP2002333793A JP2001136845A JP2001136845A JP2002333793A JP 2002333793 A JP2002333793 A JP 2002333793A JP 2001136845 A JP2001136845 A JP 2001136845A JP 2001136845 A JP2001136845 A JP 2001136845A JP 2002333793 A JP2002333793 A JP 2002333793A
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Junji Ishikawa
潤司 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検出体の表面温度を被接触で高精度に検出
することができる温度検出センサ、定着装置及び画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 温度検出用サーミスタTh1の電気抵抗
値に対する被検出体の表面温度の検出のための感度を変
更可能なプルアップ抵抗RA1を備え、プルアップ抵抗
RA1による感度が上記表面温度の所定の温度範囲毎に
異なることとする複数の検知モードが設定され、プルア
ップ抵抗RA1は、該温度範囲毎に該検知モードを切り
換え可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持す
る記録材を互いに圧接回転する定着体及び加圧体によっ
て挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未
定着像を上記記録材に定着させる定着装置の定着体及び
加圧体の少なくとも一方を被検出体として該被検出体の
表面温度を検出する温度検出センサ、定着装置及び画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採用する複写機等の画像
形成装置にあっては、一次帯電器によって感光体ドラム
の表面を一様に帯電し、レーザー等で該表面を露光する
ことによって上記感光ドラム上に潜像を形成し、該潜像
を現像器によって現像して現像剤像とし、該現像剤像を
転写帯電器によって記録材に転写し、該記録材を分離帯
電器によって上記感光体ドラムから分離した後、定着装
置によって上記現像剤像を上記記録材に定着させるとい
う方法が一般的に採られている。
【0003】上記方法での画像形成の過程における定着
装置は、現像剤像の記録材への定着性、機内の温度上
昇、消費電力等々を考慮して、ある一定の温度幅に温調
する必要がある。
【0004】この温調には定着装置の温度を測定する温
度検出センサが必要となるが、温度検出センサとして
は、サーミスタを用いる方法がよく用いられている。
【0005】サーミスタは温度によって電気抵抗値が変
化する素子であり、ある温度範囲における電気抵抗値と
温度との関係は次のように近似的に表されることが一般
に知られている。
【0006】R1=R2・exp[B・(1/T1)・
(1/T2)] T1,T2:絶対温度(K) R1,R2:T1,T2におけるゼロ負荷電気抵抗値
(Ω) B:B定数(K) このように、サーミスタは、上記の関係をもつ特性を利
用して定着装置の定着体及び加圧体の少なくとも一方を
被検出体として該被検出体の表面温度を検出する手段で
ある温度検出センサとして用いられている。
【0007】図3にサーミスタを利用した基本的な接触
系の温度検出センサの構成を示し、図4にその回路図を
示す。
【0008】接触系の温度検出センサは、図3に示すよ
うに、サーミスタThが定着体たる定着ローラRに接触
して配設されており、定着ローラRの表面温度に応じて
サーミスタThの電気抵抗値が変化し、次に示す関係式
に基づき、サーミスタThの電気抵抗値に対応して定着
ローラRの表面温度を検出するよう図4に示す如く構成
されている。
【0009】Vo1=5×Rt/(R1+Rt) Vo1:温度検出センサ出力(V) R1:プルアップ電気抵抗値(Ω) Rt:サーミスタThの電気抵抗値(Ω) 近年では、上述した接触系の温度検出センサの他に、被
検出体に接触させない非接触系の温度検出センサも用い
られるようになっている。
【0010】図5にサーミスタを用いた非接触系の温度
検出センサの構成を示し、図6にその回路図を示す。
【0011】非接触系の温度検出センサは、図5に示す
ように、定着体たる定着ローラRからの赤外線を吸収す
る赤外線吸収部材たる赤外線吸収フィルムF1と、赤外
線吸収フィルムF1に接触して配設され赤外線吸収フィ
ルムF1の温度を応じて電気抵抗値が変化する温度検出
用素子としてのサーミスタである温度検出用サーミスタ
Th1とを備え、温度検出用サーミスタTh1の電気抵
抗値に対応して定着ローラRの表面温度を検出するよう
構成されている。この温度検出センサは、赤外線吸収フ
ィルムF1がアルミ枠体Alに設けられ、アルミ枠体A
l内に温度補償用サーミスタTh2が配設されている。
【0012】図5及び図6に示す接触系の温度検出セン
サにあっては、先ず、赤外線吸収フィルムが、定着ロー
ラRの表面温度に応じて発生する赤外線を吸収して昇温
する。そして、温度検出用サーミスタTh1が赤外線吸
収フィルムF1の温度に応じた電気抵抗値Rth1とな
り、プルアップ抵抗R1と温度検出用サーミスタTh1
の電気抵抗値Rth1との分圧に対応する温度検出用出
力Vo1が出力される。一方、温度補償用サーミスタT
h2がアルミ枠体Alの温度に応じた電気抵抗値Rth
2となり、プルアップ抵抗R2と温度補償用サーミスタ
Th2の電気抵抗値Rth2との分圧に対応する温度補
償用出力Vo2が出力される。
【0013】温度検出用出力Vo1及び温度補償用出力
Vo2の2つの出力の差分Vo3が差動増幅器Aによっ
て出力され、温度検出用出力Vo1に基づく赤外線吸収
フィルムF1の温度上昇を、温度補償用出力Vo2及び
差分Vo3に基づき周囲温度の影響について補正して、
赤外線吸収フィルムF1の温度上昇とアルミ枠体Alの
温度と対応させ定着ローラ107aの表面温度に換算し
て上記表面温度を検出する。
【0014】上述の非接触系の温度検出センサは定着ロ
ーラの磨耗や傷を防止する等の利点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
非接触系の温度検出センサにあっては、温度補償用サー
ミスタと温度検出用サーミスタとの検知出力差で定着ロ
ーラの表面温度を検出し、サーミスタの電気抵抗値の変
化範囲も広いため、非常に微小な出力差を検出しなけれ
ばならず、高精度に検出することが非常に困難である。
【0016】そこで、本発明は、被検出体の表面温度を
被接触で高精度に検出することができる温度検出セン
サ、定着装置及び画像形成装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、未定着像を担持する記録材を、互いに圧接回転す
る定着体及び加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び
加圧することにより、上記未定着像を上記記録材に定着
させる定着装置の定着体及び加圧体の少なくとも一方を
被検出体として該被検出体の表面温度を検出する温度検
出センサであって、被検出体からの赤外線を吸収する赤
外線吸収部材と、該赤外線吸収部材に接触して配設され
該赤外線吸収部材の温度に応じて電気抵抗値が変化する
温度検出用素子とを備え、上記温度検出用素子の電気抵
抗値に対応して被検出体の表面温度を検出するよう構成
されている温度検出センサにおいて、温度検出用素子の
電気抵抗値に対する被検出体の表面温度の検出のための
感度を変更可能な感度変更手段を備え、該感度変更手段
による感度が上記表面温度の所定の温度範囲毎に異なる
こととする複数の検知モードが設定され、上記感度変更
手段は、該温度範囲毎に該検知モードを切り換え可能と
するという第一の発明によって達成される。
【0018】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、温度検出用素子は、サーミスタであると
いう第二の発明によっても達成される。
【0019】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、感度変更手段は、複数
の検知モードの切り換えが、温度検出用素子の電気抵抗
値に基づき被検出体の表面温度の所定の温度範囲毎にな
されるよう構成されているという第三の発明によっても
達成される。
【0020】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、感度変更手段
は、温度検出用素子の電気抵抗値に接続され該電気抵抗
値を変更可能とする可変電気抵抗手段を備え、該電気抵
抗値可変手段による上記電気抵抗値の変更により複数の
検知モードの切り換えがなされるよう構成されていると
いう第四の発明によっても達成される。
【0021】更に、本出願によれば、上記目的は、第四
の発明において、電気抵抗値可変手段による温度検出用
素子の電気抵抗値の変更の際に、その変更前と変更後で
上記電気抵抗値に所定値以上の変化があるか否かによっ
て、温度検出用素子が断線していないか否かを検出する
よう構成されているという第五の発明によっても達成さ
れる。
【0022】又、本出願によれば、上記目的は、互いに
圧接回転する定着体又は加圧体を備え、未定着像を担持
する記録材を上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬
送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を
上記記録材に定着させる定着装置であって、第一の発明
乃至第五の発明のいずれかの温度検出センサを備えると
いう第六の発明によっても達成される。
【0023】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に
記録する画像形成装置であって、第六の発明の定着装置
を備えるという第七の発明によっても達成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0025】先ず、本発明の実施形態にかかる画像形成
装置の全体構成について説明する。
【0026】図1は、本実施形態の画像形成装置を好適
に示す一例たる電子写真レーザビームプリンタ101
(以下、プリンタ101と略称する。)の概略構成を示
す模式的断面図である。
【0027】プリンタ101は、プリンタ101の本体
の外部に設けられたホストコンピュータ等の画像情報提
供装置(図示せず)から提供された画像情報に応じた画
像をシート状の記録材Pに形成し記録するという一連の
画像形成プロセスを公知の電子写真方式に沿って行う形
態の画像形成装置である。
【0028】プリンタ101は、図1に示すように、潜
像担持体たるドラム状の回転自在な感光体102と、現
像装置103と、画像情報提供装置からの画像情報に応
じた露光処理工程により感光体102の外周面に上記画
像情報に応じた静電潜像を形成するためのレーザスキャ
ナユニット105(以下、スキャナ105と略称す
る。)と、記録材Pに転写処理工程を施すためのロール
状の回転自在な転写体106と、転写処理済みの記録材
Pに加熱及び加圧により定着処理を施すようになってい
る定着装置107とを備えている。
【0029】次に、プリンタ101における一連の画像
形成プロセスに関して説明する。
【0030】先ず、プリンタ101への一連の画像形成
プロセスの開始指示のためにプリンタ101の本体に設
けられたスタートボタン等(図示せず)が押されるなど
により、感光体102が矢印K1方向に規定周速度にて
回転駆動を開始されると共に、規定バイアスが印加され
ている帯電ローラ108と感光体102とが互いに摺接
し合うことにより感光体102の外周面が規定電位分布
に帯電せしめられる。
【0031】次に、画像情報提供装置からの画像情報に
応じて感光体102の外周面の帯電処理済みの部位がス
キャナ105により走査及び露光されることにより上記
画像情報に応じた静電潜像が上記部位に形成されたの
ち、現像装置103の現像剤により上記静電潜像が顕像
に可視像化され、所定枚数の記録材Pを収容可能である
と共にプリンタ101の本体にて取り外し自在に支持さ
れたカセット111から回転自在な給紙ローラ112等
により感光体102と転写体106との間に形成された
空間へと所定のタイミング等にて搬送されてきた記録材
Pに転写体106により上記顕像が転写される。
【0032】そして、転写処理済みの記録材Pは、定着
装置107により定着処理が施されたのちプリンタ10
1の本体にて回転自在に支持された排紙ローラ113に
より機外へと排紙され上記本体の一側面に取り付けられ
たトレイ114上に積層されることにより、一連の画像
形成プロセスが終了することとなる。
【0033】次に、定着装置107について説明する。
【0034】定着装置107は、図1に示すように、定
着体たる定着ローラ107aと、加圧体たる加圧ローラ
17bと、定着ローラ107aを被検出体として定着ロ
ーラ107aの表面温度を検出する温度検出センサ10
7cとを備えている。
【0035】定着ローラ107a及び加圧ローラ107
bは、互いに圧接回転し、未定着像を担持する記録材を
挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定
着像を上記記録材に定着させるよう構成されている。本
実施形態では、定着ローラ107aの表面温度が、温度
検出センサ107cによって検出された温度に基づき、
所定の温度に維持されるよう制御されている。
【0036】図2は、温度検出センサ107cの構成を
示す図である。
【0037】温度検出センサ107cは、図2に示すよ
うに、定着ローラ107aからの赤外線を吸収する赤外
線吸収部材たる赤外線吸収フィルムF1と、赤外線吸収
フィルムF1に接触して配設され赤外線吸収フィルムF
1の温度を応じて電気抵抗値が変化する温度検出用サー
ミスタTh1と、温度検出サーミスタの電気抵抗値に対
する定着ローラ107aの表面温度の検出のための感度
を変更可能な感度変更手段たるプルアップ抵抗RA1,
RA2とを備え、温度検出用サーミスタTh1の電気抵
抗値に対応して定着ローラ107aの表面温度を検出す
るよう構成されている。又、本実施形態の温度検出セン
サ107cは、赤外線吸収フィルムF1がアルミ枠体A
lに設けられ、アルミ枠体Al内に温度補償用サーミス
タTh2が配設されている。
【0038】本実施形態では、電気抵抗値切換え信号生
成手段Bが温度検出用サーミスタTh1のから出力され
る温度検出用出力Vo1に応じてプルアップ抵抗RA
1,RA2の電気抵抗値の切換え信号を生成し、プルア
ップ抵抗RA1,RA2の電気抵抗値が切り換えられる
ようになっている。
【0039】ここで、温度検出センサ107cの動作に
ついて説明する。
【0040】温度検出センサ107cにあっては、先
ず、赤外線吸収フィルムF1が、107aの表面温度に
応じて発生する赤外線を吸収して昇温する。そして、温
度検出用サーミスタTh1が赤外線吸収フィルムF1の
温度に応じた電気抵抗値Rth1となり、プルアップ抵
抗RA1と温度検出用サーミスタTh1の電気抵抗値R
th1との分圧に対応する温度検出用出力Vo1が出力
される。一方、温度補償用サーミスタTh2がアルミ枠
体Alの温度に応じた電気抵抗値Rth2となり、プル
アップ抵抗RA2と温度補償用サーミスタTh2の電気
抵抗値Rth2との分圧に対応する温度補償用出力Vo
2が出力される。
【0041】温度検出用出力Vo1及び温度補償用出力
Vo2の2つの出力の差分Vo3が差動増幅器Aによっ
て出力され、温度検出用出力Vo1に基づく赤外線吸収
フィルムF1の温度上昇を、温度補償用出力Vo2及び
差分Vo3に基づき周囲温度の影響について補正して、
赤外線吸収フィルムF1の温度上昇とアルミ枠体Alの
温度と対応させ定着ローラ107aの表面温度に換算し
て上記表面温度を検出する。
【0042】RA1>>Rth1、RA2>>Rth2
の関係の時にサーミスタの電気抵抗値Rthの変化に対
する温度検出用出力Vo1、温度補償用出力Vo2の変
化量が大きくなる。上記関係は温度検出用出力Vo1の
値が小さい時に成り立つので温度検出用出力Vo1の値
がある所定の値よりも大きくなった場合に、電気抵抗値
切換え信号生成手段Bがプルアップ抵抗RA1,RA2
の電気抵抗値を切換える信号を発生する。
【0043】本実施形態では、上記動作を107aの表
面温度について多段階行っている。
【0044】又、本実施形態では、ある所定の電気抵抗
値以上に切換えても温度検出用出力Vo1が上記所定の
値よりも低くならない場合はサーミスタへの接続が断線
しているものと判断することによって、断線検知も同時
に可能となっている。
【0045】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、その説明を省略する。
【0046】上記第一の実施形態においては、感度変更
手段として、プルアップ抵抗を切換えることにより検知
モードを切換えていたが、この他にも検出のゲインを切
換える等によって感度変更手段は多数実現可能である。
【0047】本実施形態では、感度変更手段が温度検出
用サーミスタの検出のゲインを切換える等によって検出
モードの切り換えを行なっている。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、感度変更手段が、被検出体の表面温
度の所定の温度範囲毎に複数の検知モードを切り換え
て、温度検出用素子の電気抵抗値に対する上記表面温度
の検出のための感度を変更可能となっているので、被検
出体の表面温度を被接触で高精度に検出することができ
る。
【0049】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
感度変更手段が、被検出体の表面温度の所定の温度範囲
毎に複数の検知モードを切り換えて、サーミスタの電気
抵抗値に対する上記表面温度の検出のための感度を変更
可能となっているので、被検出体の表面温度を被接触で
高精度に検出することができる。
【0050】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、感度変更手段が、温度検出用素子の電気抵抗値に基
づき被検出体の表面温度の所定の温度範囲毎に複数の検
知モードを切り換えて、温度検出用素子の電気抵抗値に
対する上記表面温度の検出のための感度を変更可能とな
っているので、被検出体の表面温度を被接触で高精度に
検出することができる。
【0051】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
感度変更手段が、電気抵抗値可変手段による上記電気抵
抗値の変更により被検出体の表面温度の所定の温度範囲
毎に複数の検知モードを切り換えて、温度検出用素子の
電気抵抗値に対する上記表面温度の検出のための感度を
変更可能となっているので、被検出体の表面温度を被接
触で高精度に検出することができる。
【0052】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、感度変更手段が、被検出体の表面温度の所定の温度
範囲毎に複数の検知モードを切り換えて、温度検出用素
子の電気抵抗値に対する上記表面温度の検出のための感
度を変更可能となっていると共に、電気抵抗値可変手段
による温度検出用素子の電気抵抗値の変更の際に、その
変更前と変更後で上記電気抵抗値に所定値以上の変化が
あるか否かによって、温度検出用素子が断線していない
か否かを検出するようになっているので、被検出体の表
面温度を被接触で高精度に検出することができる。
【0053】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
感度変更手段が、被検出体の表面温度の所定の温度範囲
毎に複数の検知モードを切り換えて、温度検出用素子の
電気抵抗値に対する上記表面温度の検出のための感度を
変更可能となっているので、被検出体の表面温度を被接
触で高精度に検出することができる。
【0054】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、感度変更手段が、被検出体の表面温度の所定の温度
範囲毎に複数の検知モードを切り換えて、温度検出用素
子の電気抵抗値に対する上記表面温度の検出のための感
度を変更可能となっているので、被検出体の表面温度を
被接触で高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の定着装置に備えられた温
度検出センサの構成を示す回路図である。
【図3】従来の接触系の温度検出センサの概略構成を示
す図である。
【図4】図3の温度検出センサの概略構成を示す回路図
である。
【図5】従来の非接触系の温度検出センサの概略構成を
示す図である。
【図6】図5の温度検出センサの概略構成を示す回路図
である。
【符号の説明】 101 電子写真レーザビームプリンタ(画像形成装
置) 107 定着装置 107a 定着ローラ(定着体,被検出体) 107b 加圧ローラ(加圧体) 107c 温度検出センサ F1 赤外線吸収フィルム(赤外線吸収部材) P 記録材 RA1 プルアップ抵抗(感度変更手段) Th1 温度検出用サーミスタ(温度検出用素子,サー
ミスタ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着像を担持する記録材を、互いに圧
    接回転する定着体及び加圧体によって挟持搬送しながら
    加熱及び加圧することにより、上記未定着像を上記記録
    材に定着させる定着装置の定着体及び加圧体の少なくと
    も一方を被検出体として該被検出体の表面温度を検出す
    る温度検出センサであって、被検出体からの赤外線を吸
    収する赤外線吸収部材と、該赤外線吸収部材に接触して
    配設され該赤外線吸収部材の温度に応じて電気抵抗値が
    変化する温度検出用素子とを備え、上記温度検出用素子
    の電気抵抗値に対応して被検出体の表面温度を検出する
    よう構成されている温度検出センサにおいて、温度検出
    用素子の電気抵抗値に対する被検出体の表面温度の検出
    のための感度を変更可能な感度変更手段を備え、該感度
    変更手段による感度が上記表面温度の所定の温度範囲毎
    に異なることとする複数の検知モードが設定され、上記
    感度変更手段は、該温度範囲毎に該検知モードを切り換
    え可能とすることを特徴とする温度検出センサ。
  2. 【請求項2】 温度検出用素子は、サーミスタであるこ
    ととする請求項1に記載の温度検出センサ。
  3. 【請求項3】 感度変更手段は、複数の検知モードの切
    り換えが、温度検出用素子の電気抵抗値に基づき被検出
    体の表面温度の所定の温度範囲毎になされるよう構成さ
    れていることとする請求項1又は請求項2に記載の温度
    検出センサ。
  4. 【請求項4】 感度変更手段は、温度検出用素子の電気
    抵抗値に接続され該電気抵抗値を変更可能とする可変電
    気抵抗手段を備え、該電気抵抗値可変手段による上記電
    気抵抗値の変更により複数の検知モードの切り換えがな
    されるよう構成されていることとする請求項1乃至請求
    項3のいずれか一項に記載の温度検出センサ。
  5. 【請求項5】 電気抵抗値可変手段による温度検出用素
    子の電気抵抗値の変更の際に、その変更前と変更後で上
    記電気抵抗値に所定値以上の変化があるか否かによっ
    て、温度検出用素子が断線していないか否かを検出する
    よう構成されていることとする請求項4に記載の温度検
    出センサ。
  6. 【請求項6】 互いに圧接回転する定着体又は加圧体を
    備え、未定着像を担持する記録材を上記定着体及び上記
    加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び加圧すること
    により上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置
    であって、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載
    の温度検出センサを備えることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録材に記録する画像形成装置であって、請
    求項6に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010049093A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置
JP2015175711A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 Tdk株式会社 センサ回路
JP2021135072A (ja) * 2020-02-25 2021-09-13 三菱マテリアル株式会社 異常温度検出回路

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