JP2000259035A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000259035A
JP2000259035A JP11059514A JP5951499A JP2000259035A JP 2000259035 A JP2000259035 A JP 2000259035A JP 11059514 A JP11059514 A JP 11059514A JP 5951499 A JP5951499 A JP 5951499A JP 2000259035 A JP2000259035 A JP 2000259035A
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Japan
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temperature
image forming
forming apparatus
abnormality
unit
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JP11059514A
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English (en)
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Takayuki Kawakami
尊之 川上
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Canon Inc
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面温度検出手段が有する赤外線検出手段の
出力信号と温度補償手段の出力信号とに基づいて、温度
補償手段の異常を検知することができ、従って、表面温
度検出手段の故障に対して迅速な対処が可能であり信頼
性が向上した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置は、赤外線を検出してその
量を電気信号に変換して出力する赤外線検出手段41
a、41bと、赤外線検出手段の温度補償を行うための
信号を出力する温度補償手段42a、42bとを有し、
定着回転体31a、31bの表面温度に応じた表面温度
信号を出力する表面温度検出手段40a、40bと、表
面温度検出手段40a、40bからの表面温度信号に基
づき加熱手段32a、32bを駆動して定着回転体31
a、31bの表面温度を制御することができる温度制御
手段と、赤外線検出手段41a、41bの出力に基づく
信号に対する温度補償手段42a、42bの出力に基づ
く信号を観測することによって温度補償手段42a、4
2bの異常を検知する異常検知手段と、を有する構成と
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真方
式或は静電記録方式を用い、現像剤により記録材上に未
定着のトナー像を形成し、その後該未定着トナー像を定
着装置にて加熱、加圧することにより記録材上に定着す
る、例えば複写機、プリンタなどとされる画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式或は静電記録方式の
画像形成装置が知られている。図11は、電子写真方式
を用いた従来の画像形成装置の主要部の一例を示す。
【0003】電子写真方式の画像形成装置は、像担持体
としての、例えばドラム状とされる電子写真感光体(以
下、「感光ドラム」と呼ぶ。)10を矢印方向に回転可
能に有しており、画像形成動作が開始すると、該感光ド
ラム10の表面を一次帯電手段11が一様に帯電する。
その後例えばレーザ光とされる露光Lにより感光ドラム
10の表面は画像情報に応じて露光され、該表面に静電
潜像が形成する。この静電潜像は、感光ドラム10の回
転に伴い、現像器12と対向する現像位置にて、現像器
12が有する現像剤(トナーを含む。)によって可視化
され、感光ドラム10上にトナー像が形成する。
【0004】一方、例えば給紙カセット17に収容され
た記録材Pが、感光ドラム10上のトナー像の形成に同
期するようにして、感光ドラム10と転写手段13とが
対向する転写位置まで搬送され、感光ドラム10上のト
ナー像がこの記録材P上に転写される。
【0005】その後、転写により未定着のトナー像を担
持した記録材Pは定着装置30まで搬送され、この定着
装置30が記録材Pを加熱、加圧することによって、未
定着トナー像は記録材P上に定着し、永久画像となる。
こうして画像形成がなされた記録材Pはその後画像形成
装置外に排出される。又、転写が終了した後に感光ドラ
ム10上に残留する転写残トナーなどは、クリーニング
装置14が除去し、画像形成装置は繰り返し画像形成を
行うことができる。上記従来の画像形成装置にて用いら
れる定着装置30は、定着回転体として、例えば加熱手
段を内部に有する加熱定着回転体と、これに当接回転す
るように設けられる加圧定着回転体とを有し、これらは
例えばローラ状の定着ローラ31a、及び加圧ローラ3
1bとされる。
【0006】尚、従来、加熱手段を加圧定着回転体にも
設けることが可能であり、即ち、定着ローラ31a及び
加圧ローラ31bは同じ形状、構成とすることもできる
し、又異なる形状、構成とすることもできる。
【0007】従来、例えば上記定着ローラ31aの表面
温度を検出するために接触型の表面温度検出手段を定着
ローラ31aに接触させ、その検出結果に基づいて加熱
手段による定着ローラ31aの温度制御を行っていた。
接触型の表面温度検出手段としてはサーミスタ100が
用いられていた。
【0008】サーミスタ100は定着ローラ31aの表
面に接触しているため、断線、或はショートなどの異常
がしばしば発生していた。
【0009】そこで、非接触型の表面温度検出手段であ
る赤外線温度センサ40を用いることが提案されてい
る。図12に模式的に示すように、赤外線温度センサ4
0は、赤外線検出手段41と、この赤外線検出手段の温
度補償を行う温度補償手段としてのサーミスタ42を有
する構成とされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置の構成において、非接触型の表面温度
検出手段である赤外線温度センサ40は赤外線検出手段
41と、この赤外線検出手段41の温度補償を行うため
のサーミスタ42を有する構成とされるので、温度補償
用のサーミスタ42に異常が発生すると、定着ローラ3
1aの正確な表面温度検出ができなくなる。その結果、
定着ローラ31aの正確な温度制御が不可能となり、画
像形成装置が部分的に破損する問題が発生することがあ
った。
【0011】従って、本発明の目的は、表面温度検出手
段が有する赤外線検出手段の出力信号と温度補償手段の
出力信号とに基づいて温度補償手段の異常を検知するこ
とができ、従って、表面温度検出手段の故障に対して迅
速な対処が可能であり信頼性が向上した画像形成装置を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
記録材上に形成した未定着トナー像を、加熱手段を有す
る定着回転体を用いて前記記録材に定着し永久画像を得
る画像形成装置において、赤外線を検出してその量を電
気信号に変換する赤外線検出手段と、前記赤外線検出手
段の温度補償を行うための温度補償手段とを有し、前記
定着回転体の表面温度に応じた表面温度信号を出力する
表面温度検出手段と;前記表面温度検出手段からの前記
表面温度信号に基づき前記加熱手段を駆動して前記定着
回転体の表面温度を制御することができる温度制御手段
と;前記赤外線検出手段の出力に基づく信号に対する前
記温度補償手段の出力に基づく信号を観測することによ
って前記温度補償手段の異常を検知する異常検知手段
と;を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0013】本発明の一実施例によると、前記異常検知
手段は、予め決定された所定時間当たりの、前記赤外線
検出手段の出力に基づく信号の変化に対する、前記温度
補償手段の出力に基づく信号の変化を観測することによ
って前記温度補償手段の異常を検知する。
【0014】本発明の他の実施態様によると、前記画像
形成装置は、前記表面温度検出手段の周囲の温度を検出
し電気信号に変換して出力する少なくとも1つのセンサ
環境温度検出手段を更に有し、前記温度制御手段が前記
温度補償手段の異常を検知したときは、前記センサ環境
温度検出手段の出力に基づく信号を用いて前記表面温度
検出手段の前記赤外線検出手段の温度補償を行う。
【0015】又、本発明の好ましい実施態様によると、
前記異常検知手段は、前記赤外線検出手段及び前記温度
補償手段の出力に基づく信号に対して、積分演算処理及
び/又は微分演算処理を施し、前記積分演算及び/又は
微分演算の結果に基づいて前記温度補償手段の異常を検
知する。
【0016】本発明の他の実施態様によると、前記異常
検知手段が前記温度補償手段の異常を検知すると、前記
温度制御手段は前記定着回転体が有する前記加熱手段の
駆動を停止できる。
【0017】本発明の他の実施態様によると、前記画像
形成装置は、使用者に画像形成装置の状態を報知する表
示手段を更に有し、前記異常検知手段は、前記温度補償
手段の異常を検知したときに前記表示手段に前記温度補
償手段の異常を報知する表示を行う。
【0018】又、本発明の好ましい実施態様によると、
前記異常検知手段は、前記画像形成装置の動作におい
て、前記所定時間内に前記定着回転体の表面温度が変化
するよう設定されているタイミングで、前記温度補償手
段の異常検知を行う。
【0019】更に、本発明の好ましい実施態様による
と、前記表面温度検出手段は、前記定着回転体の表面に
対して非接触に設けられ、前記赤外線検出手段はサーモ
パイルであり、前記温度補償手段はサーミスタであり、
又前記センサ環境温度検出手段はサーミスタである。
又、本発明の一実施態様によると、前記定着回転体は加
熱定着回転体又は加圧定着回転体であり、前記定着回転
体はローラ状である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0021】実施例1 図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構
成を示す。本実施例によると、本発明は、電子写真方式
のデジタル複写機にて具現化されるが、本発明は、これ
に限定されるものではなく、アナログ式複写機、カラー
複写機、プリンタなど、電子写真方式を用いた任意の画
像形成装置、又、静電記録方式の画像形成装置に適用可
能である。
【0022】図1の画像形成装置は、リーダ部Rとプリ
ンタ部Gとに大別される。リーダ部Rは、原稿を載置す
る原稿台2、該原稿台2に載置された原稿を原稿台2に
押圧する原稿圧板1、原稿の画像面に光を照射する光源
3、原稿の画像面からの反射光をCCDにより光電変換
し、得られた電気信号に対して種々の画像処理を行う画
像処理部6、及び斯かる画像処理部6に反射光を導くミ
ラー群4及びレンズ5を主要な構成部材としている。
【0023】画像処理部6は、CCDによる光電変換の
他、A/D変換、S/H、シェーディング補正、マスキ
ング補正、変倍、LOG変換などの画像処理機能を有し
ている。
【0024】リーダ部Rは、次のように動作する。即
ち、原稿台2に原稿を、画像面が原稿台2側に向くよう
にして載置し、これを原稿圧板1で押さえる。光源3
は、光を照射しながら矢印Y方向に移動し、原稿の画像
面に光を走査させる。画像面からの反射光像は、ミラー
群4及びレンズ5を介して画像処理部6が有するCCD
上に結像し、ここで電気信号に光電変換される。電気信
号となった画像信号は、画像処理部6において、種々の
画像処理が施された後、後述するプリンタ部Gに送出さ
れる。
【0025】プリンタ部Gは、図1に示すように、像担
持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ド
ラム10を矢印方向に回転可能に支持している。感光ド
ラム10の円周に沿って、一次帯電手段としての一次帯
電器11が備えられており、該感光ドラム10の表面を
一様に帯電する。
【0026】次に、リーダ部Rからの電気信号化された
画像信号は、レーザ駆動回路7によって、露光手段とし
てのレーザ素子8を駆動する信号に変換され、レーザ素
子8が該信号に従って発光するレーザ光Lをポリゴンス
キャナ9が感光ドラム10上を走査することによって該
表面を露光し、感光ドラム10の表面に静電潜像が形成
する。
【0027】この静電潜像は、感光ドラム10の回転に
伴って現像器12と対向する現像位置に至る。現像器1
2は現像ローラ12aを具備しており、この現像ローラ
12aが感光ドラム10と反対方向に回転することによ
って現像剤(トナーを含む。)を静電潜像に静電的に付
着させて可視化し、感光ドラム10上にトナー像が形成
する。
【0028】一方、プリンタ部Gには、記録材Pを給送
するために、搬送路24、給紙カセット17、給紙ロー
ラ18、搬送ローラ19などが備えられており、給紙カ
セット17に収容された記録材Pが、感光ドラム10上
のトナー像の形成に同期するようにして、感光ドラム1
0と転写帯電器13とが対向する転写位置まで搬送され
る。プリンタ部Gには、更にマルチ用紙送り装置21が
設けられており、このマルチ用紙送り装置21からは、
紙送り経路が概略直線であることから、材料、大きさな
どの性状の異なる種々の記録材Pを画像形成装置内に供
給することができる。
【0029】こうして転写位置まで搬送されてきた記録
材P上に、感光ドラム10上に形成したトナー像が転写
手段としての転写帯電器13の作用により静電的に転写
される。その後、転写により未定着のトナー像を担持し
た記録材Pは定着前ベルト20によって定着装置30ま
で搬送される。
【0030】詳しくは後述するが、本実施例によると定
着装置30は、定着回転体として定着ローラ31a、及
び加圧ローラ31bを有しており、この定着ローラ31
a、及び加圧ローラ31bがそれぞれ矢印方向に当接回
転して記録材Pを加熱及び加圧することによって、記録
材P上の未定着トナー像は融解し、記録材P上に定着し
て永久画像となる。
【0031】最終的に、画像形成がなされた記録材P
は、その後画像形成装置外に排出される。又、転写が終
了した後に感光ドラム10上に残留する転写残トナーな
どは、クリーニング装置14が除去し、補助帯電器15
が感光ドラム10の表面を除電して、更に前露光ランプ
16が感光ドラム10上の残留電荷を除去する。こうし
て画像形成装置は繰り返し画像形成を行うことができ
る。
【0032】図2は、本実施例の画像形成装置の主要部
を模式的に示す。図2から理解されるように、本実施例
によると、CPU(中央演算処理装置)を内包するシス
テムコントローラ50が、画像形成動作などの種々の制
御を統轄的に制御する。
【0033】システムコントローラ50は、リーダ部R
の一部を構成する画像入力部51、及びレーザ駆動回路
7を制御することでレーザ素子8を駆動し、感光ドラム
10上に静電潜像を形成する。ここで、レーザ駆動回路
7は、画像処理部6を介して入力された画像情報に基づ
き、半導体レーザ(レーザ素子)8を変調駆動する。
【0034】図3は、本実施例の画像形成装置の定着装
置30の近傍を模式的に示す。図3に示すように、定着
装置30は、定着回転体として、内部に加熱手段である
ハロゲンヒータ32a、32bを備える一対の定着回転
体、即ち、加熱定着回転体及び加圧定着回転体を互いに
押圧するように設けて構成され、本実施例では定着回転
体はローラ形状のそれぞれ定着ローラ31a、及び加圧
ローラ31bとされる。尚、本実施例では定着ローラ3
1a、及び加圧ローラ31bを同一形状、構成とすが、
これらは異なる形状、構成とすることも可能である。
【0035】又、本実施例の画像形成装置は、定着ロー
ラ31a、及び加圧ローラ31bの外表面の温度を検出
するための表面温度検出手段として、定着ローラ31
a、及び加圧ローラ31bが放射する赤外線を検出し、
その赤外線量を温度に変換して測定する非接触型の表面
温度検出手段である赤外線温度センサ40a、40bを
有する。本実施例では、赤外線温度センサ40a、40
bは、定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの長手
方向中央部、即ち、記録材Pの搬送方向に直交する方向
の中央部表面の温度を検出する位置に、それぞれ定着ロ
ーラ31a、及び加圧ローラ31bの表面に対して非接
触に対向配置される。
【0036】詳しくは後述するが、本実施例の画像形成
装置は、これら赤外線温度センサ40a、40bによっ
て検出される定着ローラ31a、及び加圧ローラ31b
の表面温度に基づいて、加熱手段であるハロゲンヒータ
32a、32bをON/OFF駆動し、その表面温度制
御を行う。
【0037】従来の画像形成装置では、サーミスタなど
の温度センサを定着ローラに接触させるか、或は定着ロ
ーラの極近傍に配置して、定着ローラの表面温度を検出
していた。しかし、このような表面温度検知手段では、
温度センサを定着ローラに接触させたり、或はそれに近
い状態にするため、定着ローラの摩耗するなどの問題が
生じていた。本実施例では、赤外線温度センサ40a、
40bは、定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの
表面には非接触であるので、上述の問題は発生しない。
【0038】図4は、本実施例の赤外線温度センサ40
aの構造をより詳しく示す。赤外線温度センサ40bも
同一構造であるので、赤外線温度センサ40aについて
のみ説明する。
【0039】図4に示すように、赤外線温度センサ40
aは、定着ローラ31aからの放射熱に対応する赤外線
だけを赤外線温度センサ40a内部に照射させ、その赤
外線量を検出して温度に変換するように構成される。
【0040】即ち、赤外線温度センサ40aは、赤外線
検出手段としてのサーモパイル41aを有している。サ
ーモパイル41aは、入射される赤外線量に応じた電圧
を出力することができる。又、定着ローラ31aからサ
ーモパイル41aに至る赤外線の入射路のサーモパイル
41aの手前には、赤外通過フィルタ及び集光レンズ4
3aが設けられており、定着ローラ31aの表面の決め
られた領域のみから放射される決められた波長領域(赤
外線)のみを検出することができる。
【0041】又、サーモパイル41aは熱電対にて構成
されおり、この熱電対の赤外線が照射されて発熱する側
をホットジャンクション、発熱させない側をコールドジ
ャンクションとして、その温度差を電圧として出力する
ものである。従って、コールドジャンクション側の温
度、即ち、赤外線温度センサ(非接触型の表面温度検出
手段)40a自身の温度を検出する必要がある。そこ
で、サーモパイル41aの温度補償手段として、サーミ
スタ42aが備えられる。
【0042】ここで、サーモパイル41aの出力電圧に
対する、被測定体温度(定着ローラ31a表面温度)、
及び赤外線温度センサ40a自身の温度の関係は次式に
て表わされる。
【0043】E=A(Tx4−Ty4) ・・・(1) E :サーモパイル出力電圧 Tx:被測定体の温度(K) Ty:非接触型の表面温度検出手段(赤外線温度センサ
自身の温度(K)) A :定数 上式を用い、E及びTyを測定することによって被測定
体、即ち、定着ローラ31aの温度を算出することがで
きる。
【0044】更に、赤外線温度センサ40aは、図4に
示す素子に加えて、図5に示すアンプ回路などを有し、
一体的に形成される。即ち、サーモパイル41aからの
出力電圧は極めて低いので(8mV/200℃)、これ
をA/D変換レベルまで増幅する必要があり、サーモパ
イル出力端子44aからのサーモパイル出力Piに対し
て、アンプ回路47aによって約1000倍のゲインを
かけた出力Poとする。
【0045】又、赤外線温度センサ40a自体の温度を
測定するサーミスタ42aは、温度に従って、その抵抗
値を変化するのみであるので、この抵抗値変化を電圧変
化に変換するために、サーミスタ出力端子45aからの
サーミスタ出力Miは、回路49aにおいて直流5V電
源に接続された抵抗によって、電圧としての出力Moと
する。
【0046】これらサーモパイル41a、サーミスタ4
2aからの出力電圧Po及びMo、即ち、定着ローラ3
1aの表面温度に応じた表面温度信号は、図3に示すA
/D変換器48aによってA/D変換され、その後その
信号はシステムコントローラ50に入力される。システ
ムコントローラ50は、この信号から、上述の式(1)
に基づく演算を行い、定着ローラ31aの温度を算出す
る。
【0047】図3より理解されるように、以上のように
して得られた定着ローラ31a、及び加圧ローラ31b
の温度データに基づき、それぞれの定着ローラ31a、
及び加圧ローラ31bが所望の温度となるように、CP
Uを内包するシステムコントローラ50が統轄的にハロ
ゲンヒータ32a、32bのON/OFF制御を行う。
【0048】本実施例では、システムコントローラ50
の制御指令によりヒータ制御部33がハロゲンヒータ3
2a、32bへの給電をON/OFFする。ハロゲンヒ
ータ32a、32bがAC駆動であるので、ヒータ制御
部33は内部にSSRを内蔵し、システムコントローラ
50からの制御指令に基づいて、ヒータ供給用のAC電
源のON/OFFを行う。即ち、本実施例によると、定
着ローラ31a、31bの表面温度を制御する温度制御
手段としての機能は、画像形成装置の動作を統轄的に制
御するシステムコントローラ50に包含されている。し
かし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0049】次に、本実施例の画像形成装置の赤外線温
度センサ40aの検出結果に基づく定着ローラ31aの
表面温度の変化について説明する。加圧ローラ31bに
ついても同様であるので、ここでは、定着ローラ31a
についてのみ説明する。
【0050】図6(a)は、画像形成動作に伴う赤外線
温度センサ40aの検出結果に基づいき、定着ローラ3
1aの表面温度データとして演算された温度データを示
し、横軸は画像形成に伴う時間経過、縦軸は検出温度を
を示す。
【0051】図6(a)に示すように、赤外線温度セン
サ40aの検出結果に基づき、定着ローラ31aの表面
温度データとして演算された温度データは、記録材Pの
通過による定着ローラ31aの表面温度変化に対して、
赤外線温度センサ40aに進入する電気ノイズ、及び定
着ローラ31aの表面温度分布の乱れが重畳され、記録
材Pの通過による温度変化を検出し難い波形として検出
される。尚、本実施例では、画像形成速度がA4サイズ
の記録材Pで50枚/分であることに鑑み、定着ローラ
31aの表面温度の検出は2mS(ミリ秒)毎としてい
る。
【0052】そこで、本実施例では、図6(a)の温度
データに対して、赤外線温度センサ40aに進入する電
気ノイズ、及び定着ローラ31aの表面温度分布の乱れ
の成分を除去するために、逐次積分演算(ローパス処
理)を施す。その結果を図6(b)に示す。
【0053】積分演算は、サーモパイル41a及びサー
ミスタ42aの出力電圧をA/D変換器48aがA/D
変換した後、システムコントローラ50が定着ローラ3
1aの表面温度として算出した図6(a)のデータを、
システムコントローラ50が逐次演算することで行う。
又、その積分係数は、 を用いる。尚、dは、積分対象データ、d+1、d−1
はそれぞれ1つ後、1つ前のデータを表わしている(d
+2、d+3及びd−2、d−3も同様に2つ後、3つ
後などを表わす。)。
【0054】上記の積分係数は、記録材Pの材料、厚
さ、或は環境温度などを考慮して変更、或は係数の追加
などを行うことが可能である。
【0055】本実施例では、このように赤外線温度セン
サ40aを用いて検出した定着ローラ31aの表面温度
検出値を、逐次積分演算することにより、赤外線温度セ
ンサ40aへの電気的ノイズ、及び定着ローラ31aの
表面温度分布の乱れ成分を除去することができる。
【0056】次に、本実施例の画像形成装置における定
着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの表面温度制御
のアルゴリズムについて説明する。
【0057】定着ローラ31a、及び加圧ローラ31b
の温度制御は、画像形成シーケンス中、スタンバイ中を
問わず、割り込みシーケンスによって、規定時間毎(本
実施例では2mS毎)に行われ、本実施例では、画像形
成装置の動作を統轄的に制御するシステムコントローラ
50が行う。
【0058】図7は、割り込みシーケンスにて行われる
定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの温度制御の
アルゴリズムの一実施例を示す。
【0059】先ず、温度制御が開始される(ステップ
1)。定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの表面
温度を、それぞれ赤外線温度センサ40a、40bの検
出値から算出する(ステップ2)。この時の定着ローラ
31aの表面温度は、サーモパイル41aの出力信号に
基づくデータTp(a)と、サーミスタ42aの出力信
号に基づくデータTs(a)とから求めて表面温度デー
タTaとし、又、加圧ローラ31bの表面温度は、サー
モパイル41bからの出力信号Tp(b)と、サーミス
タ42bからの出力信号Ts(b)とから求めて表面温
度データTbとする。
【0060】次に、上述の積分係数に従って、定着ロー
ラ31a及び加圧ローラ31bそれぞれの表面温度デー
タを逐次積分演算して、定着ローラ31aの表面温度積
分値Ta′、及び加圧ローラ31bの表面温度積分値デ
ータTb′を算出する(ステップ3)。
【0061】次に、定着ローラ31a、加圧ローラ31
bの各温度積分値データTa′、Tb′が、それぞれハ
ロゲンヒータ32a、32bをONとする必要がある温
度Tonまで低下しているか否かを判断し(ステップ
4)、Tonまで低下した定着回転体の内部のハロゲン
ヒータ32a又は32bをONとし(ステップ5)、再
び定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの表面温度
測定に戻る(ステップ2)。
【0062】又、ステップ4の判断において、Ta′又
はTb′が、ハロゲンヒータ32a又は32bをONと
する必要がある温度Tonよりも高い温度である場合、
それぞれハロゲンヒータ32a、32bをOFFとする
必要がある温度Toff以上であるか否かを判断し(ス
テップ6)、Toff以上である場合にはハロゲンヒー
タ32a、又は32bをそれぞれOFFとし、再び定着
ローラ31a、及び加圧ローラ31bの表面温度検出に
戻る(ステップ2)。
【0063】更に、ステップ6の判断において、Ta′
又はTb′がTon、Toffの間の温度である場合
は、定着ローラ31a又は加圧ローラ31bの温度調整
する各ハロゲンヒータ32a、32bの過剰なON/O
FFを避けるために、そのON/OFF切り替えは行わ
ず、定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの表面温
度測定に戻る(ステップ2)。即ち、Ton、Toff
の間の温度は、温度調整の不感帯領域である。以上のよ
うにして、定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの
温度制御が行われる。
【0064】次に、図8を参照して、赤外線温度センサ
40a、40bが有するサーミスタ42a、42bの異
常検知アルゴリズムについて説明する。本実施例では、
サーミスタ42a、42bの異常検知は画像形成装置の
動作を統轄的に制御するシステムコントローラ50が行
う。
【0065】本実施例によると、サーミスタ(42a、
42b)とサーモパイル(41a、41b)の出力信号
を検出するタイミング(モニタタイミング)と所定時間
Δtの決定、及びサーミスタ42a、42bの異常検知
は、システムコントローラ50内のCPUによって割り
込みシーケンスで逐次実施されている定着ローラ31
a、及び加圧ローラ31bの温度制御の直後に、同じく
割り込みシーケンスで行う。
【0066】ここで、本実施例では、サーミスタ42
a、42bの異常検知における誤検知を避けるために、
記録材Pの通過の無い、電源投入時(立ち上げ時)のみ
サーミスタ42a、42bの異常検知を行う。画像形成
装置電源投入時には必ず温度が上昇するので誤検知を防
止することができる。
【0067】図8に示すように、先ず、サーミスタ42
a、42bの異常検知シーケンスが開始されると(ステ
ップ1)、定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの
表面温度制御の割り込みシーケンスにおいて検出したサ
ーモパイル41a、41bの出力電圧データをそれぞれ
A/D変換したデータTp(a)、Tp(b)、又サー
ミスタ42a、42bの出力電圧をそれぞれA/D変換
したデータTs(a)、Ts(b)をサーミスタ異常検
知用のデータとする(ステップ2)。
【0068】続いて、サーモパイル41a、41bの出
力データTp(a)、Tp(b)、又サーミスタ42
a、42bの出力データTs(a)、Ts(b)を上述
の積分係数に従って逐次積分し、それぞれTp(a)′
とTs(a)′、及びTp′(b)とTs′(b)と
し、システムコントローラ50中のCPUと接続されて
いるRAM(読み出し書き込み記憶装置)(図示せず)
に逐次格納及び更新する(ステップ3)。
【0069】ここで、サーミスタ42aが正常である場
合のサーモパイル41aの出力データTp(a)及びサ
ーミスタ42aの出力データTs(a)の変化の一例を
それぞれ図9(a)、図9(b)に示す。又、図9
(a)、図9(b)に示したそれぞれのデータの積分値
Tp(a)′、Ts(a)′をそれぞれ図10(a)、
図10(b)に示す。赤外線温度センサ40bについて
も同様である。例えば、図9(a)に示すように定着ロ
ーラ31aの温度が上昇すれば、サーモパイル41aの
出力は上昇する。又、これと同時に赤外線温度センサ4
0a自身の周囲温度が上昇するため、サーミスタ42a
の出力は図9(b)に示すように下降する。従って、図
10に示すように、サーモパイル41aの出力データの
積分値Tp(a)′は上昇し、サーミスタ42aの出力
データの積分値Ts(a)′は下降する。
【0070】従って、本実施例では、続いて赤外線温度
センサ40a、40bの出力データの積分値Tp
(a)′、Ts(a)′、及びTp(b)′、Ts
(b)′の所定時間Δtにおける変化量、即ち、ΔTp
(a)′、ΔTs(a)′、及びΔTp(b)′、ΔT
s(b)′を求め(ステップ4)、このデータに基づい
てサーミスタ(42a、或は42b)の異常を検知す
る。
【0071】続いて、サーミスタ(42a、42b)の
異常検知を行うタイミングであるか否かを判定するため
に、本実施例では記録材Pの通過の無い電源投入時(立
ち上げ時)であるか否かを判別し(ステップ5)、異常
検知のタイミングであると判断された場合は、次に、サ
ーモパイル41a、41bの出力データの積分値の、所
定時間Δt当たりの変化量ΔTp(a)′及びΔTp
(b)′のどちらともが正であるか否かを判断し(ステ
ップ6)、どちらかが正ではない場合、ステップ2に戻
り、定着ローラ31a、及び加圧ローラ31bの表面温
度信号検出のステップから再び繰り返す。
【0072】ステップ6の判断にてどちらともが正であ
る場合には、続いて、ΔTs(a)′、ΔTs(b)′
のどちらかが負であるか否かを判断する。ΔTs
(a)′及びΔTs(b)′のどちらともが負である場
合には、赤外線温度センサ40a、40bのどちらのサ
ーミスタも正常であるので、続けて定着ローラ31a、
加圧ローラ31bの温度制御を行う。
【0073】一方、ステップ7の判断にて、ΔTs
(a)′、ΔTs(b)′のどちらか一方が負でない場
合(ΔTs(a)′、ΔTs(b)′≧0)、例えば、
ΔTs(a)′が負でない場合は、赤外線温度センサ4
0aのサーミスタ42aの異常であると検知する。従っ
て、異常が起きたサーミスタ42aの出力データTs
(a)を用いず、赤外線温度センサ40bのサーミスタ
42bの出力データTs(b)を用いて、定着ローラ3
1a、及び加圧ローラ31bの双方の温度制御を行う。
【0074】上記とは逆に、ΔTs(b)′が負でな
い、即ち、赤外線センサ40bのサーミスタ42bに異
常が発生しているときも同様であり、異常が起きたサー
ミスタ42bの出力データTs(b)を用いず、サーミ
スタ42aの出力データTs(a)を用いて定着ローラ
31a、及び加圧ローラ31bの双方の温度制御を行
う。
【0075】更に、ΔTs(a)′とΔTs(b)′双
方が負でない場合には、ハロゲンヒータ32a、32b
を即座にOFFさせ、それと同時に、画像形成装置の状
態をユーザーに報知するために画像形成装置の操作部上
に設けられた表示手段(図示せ)に、サーミスタの異常
を報知するか、或はサービスマンを呼ぶことを喚起する
など、所望の異常報知を行い(ステップ8)、その後画
像形成シーケンスを終了させる。
【0076】以上、本発明によれば、定着ローラ31
a、及び加圧ローラ31bの温度制御を行うと同時に、
赤外線検出手段の出力信号と温度補償手段の出力信号と
に基づいて赤外線温度センサ40a、40bの故障を容
易に検知できる。
【0077】尚、上述したように、本実施例では、定着
回転体としての定着ローラ31a、及び加圧ローラ31
bが同一構成とされており、表面温度検出手段もそれぞ
れの定着回転体に対して同一の赤外線温度センサ40a
及び40bが設けられているため、一方の赤外線温度セ
ンサ(40a或は40b)のサーミスタ(42a或は4
2b)が異常である場合にも、他方の赤外線温度センサ
が有するサーミスタの検出する赤外線温度センサ40
a、40b自身の周囲環境温度を用いることにより、通
常通り定着回転体の表面温度制御を行うことが可能であ
る。
【0078】しかし、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば定着ローラ31aのみが加熱手段を内部
に有し、定着ローラ31aに対する赤外線温度センサ4
0aのみを有する構成の画像形成装置の場合、サーミス
タ42aが異常であると検知された時点で加熱手段をO
FFとして使用者に故障を報知する構成とすることも可
能である。更に、表面温度検出手段としての赤外線温度
センサ40aとは個別に、この赤外線温度センサ40a
自身の周囲環境温度を検出するための、例えばサーミス
タとされるセンサ環境温度検出手段を設けることによっ
て、赤外線温度センサ40aのサーミスタ42aの代わ
りに、センサ環境温度検出手段の検出値を用いて、定着
ローラ31aの表面温度制御を行うことが可能となる。
即ち、本実施例では、赤外線温度センサ(40a或は4
0b)のサーミスタ(42a或は42b)は、このよう
なセンサ環境温度検出手段の機能を兼ねている。
【0079】又、以上の説明から明らかなように、本実
施例では、サーミスタ(温度補償手段)42aの異常を
検知する異常検知手段としての機能は、画像形成装置の
諸動作を統轄的に制御するCPUを有したシステムコン
トローラ50に包含されている。しかし、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0080】更に、本実施例では、赤外線温度センサ4
0a、40bに対する電気的ノイズ、或は定着ローラ3
1aの表面温度分布の乱れを除去するために、赤外線温
度センサ40aによる温度検出データ、又サーモパイル
(41a、41b)及びサーミスタ(42a、42b)
の出力信号のA/D変換後データに対して逐次積分演算
及び微分演算処理を施すが、本発明はこれに限定される
ものではないことを理解されたい。即ち、本発明を実施
する画像形成装置の状況に応じて、赤外線温度センサ4
0a、40bによる検出結果を直接用いることも可能で
あり、又、積分演算の他に微分演算を行うなど、所望の
信号処理を施すことも可能であり、適宜決定される。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、記録材上に形成した未定着トナー像を、加熱手
段を有する定着回転体を用いて記録材に定着し永久画像
を得る画像形成装置において、赤外線を検出してその量
を電気信号に変換する赤外線検出手段と、赤外線検出手
段の温度補償を行うための温度補償手段とを有し、定着
回転体の表面温度に応じた表面温度信号を出力する表面
温度検出手段と;表面温度検出手段からの表面温度信号
に基づき加熱手段を駆動して定着回転体の表面温度を制
御することができる温度制御手段と;赤外線検出手段の
出力に基づく信号に対する温度補償手段の出力に基づく
信号を観測することによって温度補償手段の異常を検知
する異常検知手段と;を有する構成とされるので、表面
温度検出手段が有する赤外線検出手段の出力信号と温度
補償手段の出力信号とに基づいて温度補償手段の異常を
検知することができ、従って、表面温度検出手段の故障
に対して迅速な対処が可能であり信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略構成図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の画像形成動作の主
要部の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明に従う定着回転体と、定着回転体の表面
温度検出手段の一実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明に従う表面温度検出手段の部分断面図で
ある。
【図5】本発明に従う表面温度検出手段が備える増幅回
路などの概略回路図である。
【図6】本発明に従う表面温度検出手段の検出した定着
回転体の(a)表面温度信号、(b)斯かる表面温度信
号に積分処理を施したものを示すグラフ図である。
【図7】本発明に従う定着回転体の温度制御の一実施例
を示すフロー図である。
【図8】本発明に従う、赤外線検出手段の温度補償を行
う温度補償手段の異常検知の手順の一実施例を示すフロ
ー図である。
【図9】本発明に従って赤外線検出手段の温度補償を行
う温度補償手段の異常検知めの、(a)サーモパイルの
出力信号、(b)サーミスタの出力信号を示すグラフ図
である。
【図10】本発明に従って赤外線検出手段の温度補償を
行う温度補償手段の異常検知めの(a)サーモパイルの
出力信号の積分演算結果、(b)サーミスタの出力信号
の積分演算結果を示すグラフ図である。
【図11】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図
である。
【図12】非接触型の表面温度手段(赤外線温度セン
サ)の温度検出原理を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 感光ドラム 11 一次帯電器 12 現像器 13 転写帯電器 14 クリーニング装置 30 定着装置 31a 定着ローラ(定着回転体、加熱定
着回転体) 31b 加圧ローラ(定着回転体、加圧定
着回転体) 40a、40b 赤外線温度センサ(表面温度検出
手段) 41a、41b サーモパイル(赤外線検出手段) 42a、42b サーミスタ(温度補償手段、セン
サ環境温度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DA13 DA32 EA12 EC09 ED25 EF09 EK03 GB07 HA02 HA13 ZA07 2H033 AA26 AA42 BA31 BA32 BA34 BB01 BB28 CA06 CA07 CA08 CA34 CA38 CA57 3K058 AA42 BA18 CA12 CA23 CA24 CA61 CA70 CB23 CB25 CE02 CE12 CE17 CF01 CF05 DA02 GA06 5H323 AA36 BB17 CA08 CB04 DA01 DB01 FF01 FF06 GG04 GG16 HH02 HH05 KK05 MM02 QQ02 SS01 SS07 TT02 TT05 TT10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材上に形成した未定着トナー像を、
    加熱手段を有する定着回転体を用いて前記記録材に定着
    し永久画像を得る画像形成装置において、 赤外線を検出してその量を電気信号に変換する赤外線検
    出手段と、前記赤外線検出手段の温度補償を行うための
    温度補償手段とを有し、前記定着回転体の表面温度に応
    じた表面温度信号を出力する表面温度検出手段と、 前記表面温度検出手段からの前記表面温度信号に基づき
    前記加熱手段を駆動して前記定着回転体の表面温度を制
    御することができる温度制御手段と、 前記赤外線検出手段の出力に基づく信号に対する前記温
    度補償手段の出力に基づく信号を観測することによって
    前記温度補償手段の異常を検知する異常検知手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検知手段は、予め決定された所
    定時間当たりの、前記赤外線検出手段の出力に基づく信
    号の変化に対する、前記温度補償手段の出力に基づく信
    号の変化を観測することによって前記温度補償手段の異
    常を検知することを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置は、前記表面温度検出
    手段の周囲の温度を検出し電気信号に変換して出力する
    少なくとも1つのセンサ環境温度検出手段を更に有し、
    前記温度制御手段が前記温度補償手段の異常を検知した
    ときは、前記センサ環境温度検出手段の出力に基づく信
    号を用いて前記表面温度検出手段の前記赤外線検出手段
    の温度補償を行うことを特徴とする請求項1又は2の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記異常検知手段は、前記赤外線検出手
    段及び前記温度補償手段の出力に基づく信号に対して、
    積分演算処理及び/又は微分演算処理を施し、前記積分
    演算及び/又は微分演算の結果に基づいて前記温度補償
    手段の異常を検知することを特徴とする請求項1、2又
    は3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記異常検知手段が前記温度補償手段の
    異常を検知すると、前記温度制御手段は前記定着回転体
    が有する前記加熱手段の駆動を停止できることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は、使用者に画像形成
    装置の状態を報知する表示手段を更に有し、前記異常検
    知手段は、前記温度補償手段の異常を検知したときに前
    記表示手段に前記温度補償手段の異常を報知する表示を
    行うことを特徴とする請求項1〜5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記異常検知手段は、前記画像形成装置
    の動作において、前記所定時間内に前記定着回転体の表
    面温度が変化するよう設定されているタイミングで、前
    記温度補償手段の異常検知を行うことを特徴とする請求
    項2〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記表面温度検出手段は、前記定着回転
    体の表面に対して非接触に設けられることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記赤外線検出手段は、サーモパイルで
    あることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記温度補償手段は、サーミスタであ
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記センサ環境温度検出手段は、サー
    ミスタであることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    かの項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記定着回転体は、加熱定着回転体又
    は加圧定着回転体であることを特徴とする請求項1〜1
    1のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記定着回転体は、ローラ状であるこ
    とを特徴とする請求項1〜12の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007226003A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2010002605A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置および画像形成装置
US8218983B2 (en) 2007-09-25 2012-07-10 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image formation apparatus including hot-roll type fixing device and method for determining malfunction of temperature sensor in the same

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