JP2002333567A - 広角撮影用ズームファインダ - Google Patents

広角撮影用ズームファインダ

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JP2002333567A
JP2002333567A JP2002070071A JP2002070071A JP2002333567A JP 2002333567 A JP2002333567 A JP 2002333567A JP 2002070071 A JP2002070071 A JP 2002070071A JP 2002070071 A JP2002070071 A JP 2002070071A JP 2002333567 A JP2002333567 A JP 2002333567A
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lens system
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telescope barrel
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JP2002070071A
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Bernd Harand
ハラント ベルント
Antje Brethauer
ブレットハウアー アンチェ
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Leica Camera AG
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Leica Camera AG
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/10Viewfinders adjusting viewfinders field
    • G03B13/12Viewfinders adjusting viewfinders field to compensate for change of camera lens or size of picture

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Viewfinders (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンパクトで、コスト上有利に製造可能な広
角撮影用ズームファインダを提供する。 【解決手段】 入射方向より第一レンズ系が負の、第二
レンズ系が正の、第三レンズ系が負の屈折力を有する3
つのレンズ系から構成され、かつファインダ倍率を変化
させるために該複数レンズ系をカメラへの取り付け用ア
ダプタ2の設けられた望遠鏡鏡胴内1に、相対的に摺動
可能に配置するものであって、前記第一レンズ系10,
11と第三レンズ系24を固定し、前記第二レンズ系2
0,21を摺動可能な可動部材4に配し、前記可動部材
には前記望遠鏡鏡胴上に嵌め込まれた回動リング7が形
成され、かつ該望遠鏡鏡胴の縦軸8に平行に延在する縦
溝9に、該望遠鏡鏡胴に形成されたカム案内路6を介し
て嵌り込む少なくとも1つの案内突起5を設けることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にズームファ
インダ、特に広角撮影用ズームファインダに関するが、
とりわけ、光の入射方向から見て第一のレンズ系が負の
屈折力を、第二のレンズ系が正の屈折力を、第三のレン
ズ系が負の屈折力を有する3つのレンズ系から構成さ
れ、かつファインダの倍率を変化させるために該複数の
レンズ系が互いに相対的に摺動可能に配置されている、
写真カメラによる広角撮影用ズームファインダに関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】そのようなズームファイ
ンダ用の光学システムは、US 4 725 130から既知である
が、これはとりわけコンパクトカメラ用である。これら
のカメラでは、焦点距離の変化範囲が比較的狭くなるよ
う設計されたズームレンズが設けられていることがしば
しばある。ファインダの倍率は、ファインダの画像が撮
影用の画像と一致するように、焦点距離の変化に依存し
て、カム装置駆動により調節される。ファインダ倍率を
調節するために、位置固定された1つのレンズ系に対し
複数のレンズ系の内の2つが位置調節される。その際、
外側のレンズ系の少なくとも1つも位置調節されるた
め、ファインダシステムの物理的長さも変化してしま
う。尤も、ファインダシステムはカメラボディに組み込
まれているため、このことは特別の意義を持たない。
【0003】連動距離計と、種々の焦点距離の交換可能
な対物レンズとを有するカメラには、通常、選択された
対物レンズの焦点距離に対し最適化された一定倍率のフ
ァインダが設けられている。より長い又はより短い焦点
距離の対物レンズを使用する場合、ファインダには、変
化された撮影用画像範囲に対応する異なるフレームが適
用される。対物レンズの焦点距離が長ければ長いほど、
当該フレームによって制限される画像範囲は狭くなる。
これに相応して、焦点距離が短いほど、当該フレームは
より大きくなり、一定の焦点距離からはもはやファイン
ダ内に収まることができなくなる。その場合、利用者
は、対物レンズで撮影される画像範囲をもはやファイン
ダ内で観察することができなくなる。
【0004】このような弊害を除去するために、広角レ
ンズ用に特化したファインダが設けられる。このファイ
ンダは、その画像範囲が対物レンズの画像範囲に適合し
ており、かつアダプタを介してカメラのフラッシュシュ
ー(Blitzschuh)に連結することができる。ガリレイフ
ァインダ(Galilei-Sucher)として既知のそのようなシ
ステムは、その基本構造中に、倒立像観察型オランダ式
望遠鏡(umgekehrteshollaendisches Fernrohr)を形成
している。このシステムは、物体側に発散レンズ(凹レ
ンズ)を有する。この発散レンズは、同時に視野を制限
し、それゆえしばしば撮影フォーマットに類似するフレ
ームを有するか、或いは撮影フォーマットに相応するマ
スクが付加される。収束レンズ(凸レンズ)は、接眼レ
ンズとして作用する。視野は、マスクの大きさと両者の
レンズの焦点距離の比とに依存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】利用者は、カメラ側の
ファインダを覗き込むことによってカメラの距離、絞り
及び明るさを調節しなければならないので、特別な構造
上の要求が着脱式(ないし外付)ファインダ(Aufsteck
sucher)に対し生じる。カメラファインダの覗き込み
は、着脱式ファインダによって妨げられるべきではな
い。着脱式ファインダへの覗き込みへ切換える場合又は
着脱式ファインダへの覗き込みから切換える場合の移動
距離は、あまりに長くなるべきではない。良好な細部認
識のために、ファインダ倍率はできるだけ大きいもので
あるべきである。そのためには、フロントレンズのレン
ズ直径が大きいものであることが必要とされる。他方、
明るさの大きい広角対物レンズは、直径が大きく、その
ため着脱式ファインダがカメラボディにできるだけ近接
して配される場合は、着脱式ファインダの視界は遮られ
ることがあり得る。
【0006】この構造的な制約によるハンデキャップの
ため、これまでは、所定の焦点距離に対し最も簡単な構
造を有するガリレイファインダとして特殊な着脱式ファ
インダのみが発展させられた。これは、利用者にとって
許容可能なものではあった。というのは、ビルトインフ
ァインダのために選択された倍率では、しばしば、例え
ば焦点距離28mmまでの対物レンズのためのファイン
ダフレームを表示することがなお可能であり、大抵は何
れにせよ焦点距離がより短い更に別の対物レンズのみが
使用されたからである。しかし、標準対物レンズの設定
精度を改善するために、カメラファインダのためのファ
インダ倍率が一層大きいものが望まれるが、そのため、
例えば28mm対物レンズの画像範囲は、もはや表示す
ることができない。更に、現代のコンピュータ支援製造
技術により、より短い焦点距離と、大きい明るさのもと
での大きい結像性能を有する広角レンズの設計が可能に
なるが、このような広角レンズは、利用者の共感ないし
需要が一層大きいものである。しかし、この場合、利用
者には、ますます多くなる数の着脱式ファインダを使用
しなければならないという必要性が生じるが、このた
め、対物レンズとファインダとを交換する際にその配置
を取り違えてしまう可能性を排除することができない。
【0007】それゆえ、本発明の課題は、コンパクトカ
メラについて既知のズームファインダを、コンパクトな
構造と一定の物理的長さとを有する着脱式ファインダと
して、コスト的にも有利に、製造可能であるように発展
させることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、光の入射方向から見て一番目のレンズ群(第一レン
ズ系)が負の屈折力を、二番目のレンズ群(第二レンズ
系)が正の屈折力を、三番目のレンズ群(第三レンズ
系)が負の屈折力を有する3つのレンズ系から構成さ
れ、かつファインダの倍率を変化させるために該複数の
レンズ系が互いに相対的に摺動可能に配置されている、
写真カメラによる広角撮影用ズームファインダが提供さ
れる。このズームファインダは、3つのレンズ系が、カ
メラのフラッシュシューに嵌め込まれるアダプタが設け
られた望遠鏡鏡胴に配されており、第一レンズ系と第三
レンズ系が、望遠鏡鏡胴に固定され、第二レンズ系が、
望遠鏡鏡胴内で摺動可能な可動部材に配されており、可
動部材には、望遠鏡鏡胴上に嵌め込まれた回動リングに
形成されかつ望遠鏡鏡胴の縦軸に平行に延在する縦溝
に、望遠鏡鏡胴に形成されたカム案内路を介して嵌り込
む少なくとも1つの案内突起が設けられていることを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を示すが、それらは従属請求項の対象でもあり、夫々
独立した発明の各視点をも構成する。ズームファインダ
は、更に、第一レンズ系の2つのレンズの間に、画像範
囲制限用マスク(ないし視野枠)が位置固定的に配され
ていることが好ましい。ズームファインダは、更に、マ
スクに、望遠鏡鏡胴の相応の切欠に嵌り込む位置決めノ
ーズが設けられていることが好ましい。ズームファイン
ダは、更に、望遠鏡鏡胴が、光の入射側が開口した円形
シリンダとして構成されており、光の射出側には第三レ
ンズ系の収容部が設けられていることが好ましい。ズー
ムファインダは、更に、可動部材が、望遠鏡鏡胴用の、
弾力・伸縮性の材料から構成されたインサートとして円
形シリンダ状に構成され、光の入射方向から見て後部側
には、第二レンズ系用の収容部が設けられ、かつ前部側
には、スリット状の2つの切込によって可動部材の縦軸
の方向に形成された少なくとも1つの弾力性トングが形
成され、トングには、半径方向外方に突出する案内突起
が設けられていることが好ましい。ズームファインダ
は、更に、可動部材の外側シリンダ面に、望遠鏡鏡胴の
内側シリンダ面の半径に適合する、部分的に隆起するす
べり面が配されていることが好ましい。ズームファイン
ダは、更に、可動部材が、プラスチック射出成形部材か
ら構成されていることが好ましい。ズームファインダ
は、更に、第一レンズ系の光の入射方向からみて2番目
のレンズが、望遠鏡鏡胴のノッチに嵌め込まれたストッ
プリングに載置されることが好ましい。ズームファイン
ダは、更に、回動リングに、アダプタに嵌入された弾性
的球式係止(ボールラッチ)機構が嵌り込む、所定のフ
ァインダ倍率のための係止ノッチが形成されていること
が好ましい。ズームファインダは、更に、望遠鏡鏡胴
が、光の入射方向から見て第三レンズ系の後方に、補助
ないし交換レンズ用のアクセサリ取付部を有することが
好ましい。ズームファインダは、更に、3つのレンズ系
の焦点距離が、レンズ系全体のジオプタが、調節領域全
体に亘って、正視の眼に対し容易に適合可能な範囲にあ
るように選択されていることが好ましい。ズームファイ
ンダは、更に、レンズ系全体のジオプタが、調節領域全
体に亘って、−0.5〜−1.0の範囲にあることが好
ましい。
【0010】本発明のズームファインダは、第一レンズ
系及び第三レンズ系が、望遠鏡鏡胴内に位置固定的に配
設されていることを特徴とする。驚くべきことに、全体
として良好な結像能を得る場合、倍率を変化させるため
に第二レンズ系のみを摺動させれば良いということが判
った。その際、好ましくは、システム全体のジオプタ
(Dioptrie:メートル表示の焦点距離の逆数)が、調節
領域全体に亘って、正視の眼にとって容易に調節可能な
範囲、即ち−0.5〜−1.0になるように、各々のレ
ンズ系の焦点距離は選択される。第二レンズ系のみを摺
動するという構成をとることにより、望遠鏡鏡胴内での
単純なシリンダ案内と、外部回動リングを介した従来の
ピン・スリット調節とを伴う可動部材を使用することが
できる。可動部材のシリンダ案内は、可動部材の外側面
の部分的すべり面によって、望遠鏡鏡胴の内側面の半径
に好適に適合することができる。
【0011】第二レンズ系は、位置調節の際に、第三レ
ンズ系の近くで運動するので、可動部材は、機能的に、
レンズ系の収容部を有するフロント領域と、調節作用を
伝動するためのリア領域に分けて考えることができる。
この場合、製造・組立のためにとりわけ有利なのは、案
内突起を可動部材の弾性的トング(舌状部)に形成する
ことである。可動部材を望遠鏡鏡胴に嵌め込むとき、ト
ングは、半径方向内側に押圧され、案内突起は、弾性力
により、好適な調整作用に応じ、自動的に案内路内にさ
っと嵌り込むことができる。弾力性トング形成する場合
には、押し込む際に材料が折れたり変形したりしないよ
うに、一定の長さが必要である。採用可能な長さは、位
置固定された(第一及び第三)レンズ系間の自由空間
と、必須の摺動路とによって決まる。しかし、当該一定
の長さは、形成された案内突起の高さに依存する弾性経
路にも影響される。この高さ、従って当該弾性経路を僅
かなものにするためには、シリンダの強度が損なわれな
い限度において、望遠鏡鏡胴の壁厚をできるだけ薄いも
のにしなければならない。薄い壁厚は、着脱式ファイン
ダの光軸とカメラファインダとの間隔にとっても有利で
ある。尤も、薄い壁厚は、第一レンズ系のレンズをレン
ズマウント(収容部)に確実に取り付けるためには、不
利である。しかし、驚くべきことに、望遠鏡鏡胴の壁の
ノッチに平らなストップリングを嵌め込むことにより、
可動部材の摺動のための自由空間を決定的に損なうこと
なく、必須の収容面を形成することができるということ
が判明した。
【0012】第一レンズ系の、光の入射方向から見て二
番目のレンズを直接望遠鏡鏡胴のシリンダに嵌め込むこ
とにより、望遠鏡鏡胴に設けられた収容部に嵌合可能な
位置固定用ノーズを有する画像範囲制限用マスク(ない
し視野枠)を設けることが可能となる。これによって、
簡単な仕方で、マスクの正確な位置合わせをすることが
できる。
【0013】回動リングとアダプタとの間で作動する弾
性的球式係止機構により、所定の対物レンズ焦点距離に
配属されている選択されたファインダ倍率の、触覚的か
つ聴覚的に認識可能な調節が可能となる。
【0014】望遠鏡鏡胴の、光の入射方向から見て第三
レンズ系の後方に配されたアクセサリ取付部によって、
補助ないし交換レンズを、例えばジオプタを補償するた
めに、付加することができる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。なお、特許請求の範囲に付した図面参照符号は、
発明の理解の容易化のためであって、本発明を図示の態
様に限定することを意図しない。また、以下の実施例
も、発明の理解の容易化のために過ぎず、本発明の技術
的思想を逸脱しない範囲において当業者により実施可能
な置換・変更形態を含むことも言わずもがなである。
【0016】図1に示されたズームファインダは、アダ
プタ2が設けられた望遠鏡鏡胴1から構成される。アダ
プタ2は、カメラの通常のフラッシュシューに嵌め込ま
れ、きざみ付リング3で固定することができる。可動部
材(バリエータ)4は、シリンダ嵌合によって、望遠鏡
鏡胴1の中へ摺動可能に組み込まれる。可動部材4は、
一方の端部に形成された案内突起5を有する。案内突起
5は、望遠鏡鏡胴1にフライス切削等により形成されて
いるカム案内路6に食い込む(嵌まり込む)。
【0017】望遠鏡鏡胴1上には、望遠鏡鏡胴1の縦軸
8に平行に延在し、内側に形成された縦溝9を含む回動
リング7が嵌められる。案内突起5は、この縦溝9にも
食い込んでいる。回動リング7を回転させると、案内突
起5は、既知の仕方で、この縦溝9を介して一緒に動か
され、通常、カム案内路6と縦溝9とに沿って移動す
る。このため、可動部材4は、縦軸8の方向に摺動す
る。
【0018】第一レンズ系は、負の屈折力を有する2つ
のレンズ10、11から構成される。望遠鏡鏡胴1に螺
着されたフレームリング12内のレンズ10は、ねじ込
みリング13によって支持される。フレームリング12
は、回動リング7をも(回動自在に)位置固定する。レ
ンズ11は、望遠鏡鏡胴1に嵌め込まれる。壁厚は僅か
なので、レンズ11を望遠鏡鏡胴1に確実に収容するた
めの収容部をフライス切削等により加工形成すること
は、可能ではない。そのため、本発明によれば、その代
わりに、ストップリング15が挿入されるノッチ14が
付加的に形成される。
【0019】レンズ10、11間には、画像範囲制限マ
スク(ないし視野枠)16が、挿入される。マスク16
に形成されたノーズ17と、望遠鏡鏡胴1の端部に形成
された切欠18を介して、マスク16は、縦軸8周りの
回動に対する配向が決められる。マスク16の外径は、
フレームリング12の内径に適合している。フレームリ
ング12を望遠鏡鏡胴1に螺着させることにより、マス
ク16は、フレームリング12に嵌め込まれ、そのた
め、マスク16は、縦軸8に対しても中心が合わせられ
る。マスク16は、レンズ10の挿入・螺入固定後、弾
性リング19を介して、位置固定的に支持される。
【0020】可動部材4には、フロントサイドに、同様
に2つのレンズ20、21から構成される第二レンズ系
が嵌め込まれている。この2つのレンズ20、21は、
前置ねじ込みリング22とスペーサリング23とによっ
て支持され、互いに位置決めされている。
【0021】第三レンズ系は、単レンズ24から構成で
きる。これは、望遠鏡鏡胴1の光射出端の収容部に内部
に位置するように配置される。望遠鏡鏡胴1は、その観
察側に、眼鏡保護器としてゴムキャップ25を有する。
更に、アクセサリ取付部には、ねじ山26が形成されて
おり、例えば、補助ないし交換レンズをジオプタを補償
するために螺着することができる。
【0022】図2は、接眼レンズ側の立面図である。カ
メラバヨネットないし対物レンズの光軸とより良く重な
ることができるように、望遠鏡鏡胴1は、アダプタ2の
中心軸からはっきりとずらされて配置される。アダプタ
2には、球型係止部材27(係止ボール)が挿入されて
おり、球型係止部材27は、その正面で回動リング7に
形成された係止ノッチ28に食い込む。係止ノッチ28
は、例えば、対物レンズ焦点距離21、24、28mm
(の文字)が配属される。
【0023】図3は、球式(ボールノッチ式)係止機構
の断面図である。係止の強さは、ねじシャフト30を介
して、バネ29の付勢力によって調節することができ
る。
【0024】図4は、望遠鏡鏡胴1の斜視図である。望
遠鏡鏡胴1には、可動部材4を案内するために、互いに
対称的に配置する3つのカム案内路6が形成されてい
る。望遠鏡鏡胴1の光入射方向から見た前端部には、マ
スク16の配向を決定するための切欠18が形成され
る。内側シリンダ面には、ストップリング15を収容す
るためのノッチ14を見出すことができる。カム案内路
6の一方の端部は、このノッチ14の近くにまで到達し
ているため、可動部材4のための調節路は、好適に利用
される。
【0025】図5は、前置ねじ込みリング22がねじ込
まれている可動部材4の斜視図である。可動部材4の外
側シリンダ面には、互いにずらされて配置される複数の
(外周から突出した)すべり面31が配される。3つの
カム案内路6に配属されるのは、3つのトング32に形
成された案内突起5である。トング32は、それぞれ、
2つのスリット状切込33によって、可動部材4に、そ
の縦軸の方向に形成される。トング32は、好ましく
は、台形状に構成され、案内突起5は、その台形の短辺
側に形成される。
【0026】ズームファインダを組み立てるために、レ
ンズ20、21が組み込まれた可動部材4をレンズ24
が組み込まれた望遠鏡鏡胴1に挿入する。その際、案内
突起5は、(半径方向)内側に押圧され、可動部材4の
好適な回転位置に応じてカム案内路6に自動的にさっと
嵌り込む。そして、縦溝9が案内突起上に延在するよう
に、回動リング7を望遠鏡鏡胴1に上から嵌め込む。フ
レームリング12を螺着することにより、回動リング7
を望遠鏡鏡胴1上で回動可能に固定支持する。そして、
ストップリング15、レンズ11、マスク16、弾性リ
ング19、及びレンズ10を(この順で)挿入し、ねじ
込みリング13により、それら各部材の取り付け位置で
固定的に押圧する。それゆえ、ズームファインダは、単
純かつ通常の仕方で組立可能である最小の構成部材から
構成され、好適に作動する各部材は、自動的に心合わせ
される。
【0027】
【発明の効果】本発明の独立請求項1により、対応する
課題として掲げた効果が達成される。即ち、構造的にも
コンパクトで、操作時にも物理的長さが変化しない、コ
スト的にも有利に製造可能なズームファインダが提供さ
れる。各従属請求項により、更に付加的な効果がそれぞ
れ達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】部分的に断面が示されたズームファインダの側
面図。
【図2】接眼レンズ側から見たズームファインダの立面
図。
【図3】球式係止機構の断面図。
【図4】望遠鏡鏡胴の斜視図。
【図5】可動部材の斜視図。
【符号の説明】
1 望遠鏡鏡胴 2 アダプタ 3 きざみ付リング 4 可動部材 5 案内突起 6 カム案内路 7 回動リング 8 縦軸 9 縦溝 10 第一レンズ系の(光の入射方向から見て)一番目
のレンズ 11 第一レンズ系の(光の入射方向から見て)二番目
のレンズ 12 フレームリング 13 ねじ込みリング 14 ノッチ 15 ストップリング 16 マスク 17 ノーズ 18 切欠 19 弾性リング 20 第二レンズ系の(光の入射方向から見て)一番目
のレンズ 21 第二レンズ系の(光の入射方向から見て)二番目
のレンズ 22 前置ねじ込みリング 23 スペーサリング 24 第三レンズ系としての単レンズ 25 ゴムキャップ 26 ねじ山 27 球型係止部材(係止ボール) 28 係止ノッチ 29 バネ 30 ねじシャフト 31 すべり面 32 トング 33 スリット状切込
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルント ハラント ドイツ連邦共和国 D−35579 ヴェツラ ー アン デン フィヒテン 31 (72)発明者 アンチェ ブレットハウアー ドイツ連邦共和国 D−35578 ヴェツラ ー フリーデンシュトラーセ 1 Fターム(参考) 2H018 BA02 BE01 BE05 2H044 AE01 AJ04 AJ05 DA02 DD03 EC01 2H087 KA14 PA05 PA17 PB05 SA14 SA16 SA20 SA63 SA72 SA74 SB03 SB13 SB22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光の入射方向から見て第一のレンズ系が負
    の屈折力を、第二のレンズ系が正の屈折力を、第三のレ
    ンズ系が負の屈折力を有する3つのレンズ系から構成さ
    れ、かつファインダの倍率を変化させるために該複数の
    レンズ系が互いに相対的に摺動可能に配置されている、
    写真カメラによる広角撮影用ズームファインダにおい
    て、 前記3つのレンズ系は、カメラのフラッシュシューに嵌
    め込まれるアダプタ(2)が設けられた望遠鏡鏡胴
    (1)に配されており、 前記第一レンズ系(10、11)と第三レンズ系(2
    4)は、前記望遠鏡鏡胴(1)に固定され、前記第二レ
    ンズ系(20、21)は、該望遠鏡鏡胴(1)内で摺動
    可能な可動部材(4)に配されており、 前記可動部材(4)には、前記望遠鏡鏡胴(1)上に嵌
    め込まれた回動リング(7)に形成されかつ該望遠鏡鏡
    胴(1)の縦軸(8)に平行に延在する縦溝(9)に、
    該望遠鏡鏡胴(1)に形成されたカム案内路(6)を介
    して嵌り込む少なくとも1つの案内突起(5)が設けら
    れていることを特徴とするズームファインダ。
  2. 【請求項2】前記第一レンズ系の2つのレンズ(10、
    11)の間には、画像範囲制限用マスク(16)が位置
    固定的に配されていることを特徴とする請求項1に記載
    のズームファインダ。
  3. 【請求項3】前記マスク(16)には、前記望遠鏡鏡胴
    (1)の相応の切欠(18)に嵌り込む位置決めノーズ
    (17)が設けられていることを特徴とする請求項2に
    記載のズームファインダ。
  4. 【請求項4】前記望遠鏡鏡胴(1)は、光の入射側が開
    口した円形シリンダとして構成されており、光の射出側
    には前記第三レンズ系(24)の収容部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のズームファイン
    ダ。
  5. 【請求項5】前記可動部材(4)は、前記望遠鏡鏡胴
    (1)用の、弾力・伸縮性の材料から構成されたインサ
    ートとして円形シリンダ状に構成され、光の入射方向か
    ら見て後部側には、第二レンズ系(20、21)用の収
    容部が設けられ、かつ前部側には、2つのスリット状切
    込(33)によって該可動部材(4)の縦軸の方向に形
    成された少なくとも1つの弾力性トング(32)が形成
    され、該トング(32)には、半径方向外方に突出する
    案内突起(5)が設けられていることを特徴とする請求
    項4に記載のズームファインダ。
  6. 【請求項6】前記可動部材(4)の外側シリンダ面に
    は、前記望遠鏡鏡胴(1)の内側シリンダ面の半径に適
    合するよう、部分的に突出形成されたすべり面(31)
    が配されていることを特徴とする請求項5に記載のズー
    ムファインダ。
  7. 【請求項7】前記可動部材(4)は、プラスチック射出
    成形部材から構成されていることを特徴とする請求項5
    又は6に記載のズームファインダ。
  8. 【請求項8】前記第一レンズ系の光の入射方向からみて
    2番目のレンズ(11)は、望遠鏡鏡胴(1)のノッチ
    (14)に嵌め込まれたストップリング(15)に載置
    されることを特徴とする請求項2又は4に記載のズーム
    ファインダ。
  9. 【請求項9】前記回動リング(7)には、前記アダプタ
    (2)に嵌入された弾性的球式係止機構(27、29、
    30)が嵌り込む、所定のファインダ倍率のための係止
    ノッチ(28)が形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のズームファインダ。
  10. 【請求項10】前記望遠鏡鏡胴(1)は、光の入射方向
    から見て前記第三レンズ系(24)の後方に、補助ない
    し交換レンズ用のアクセサリ取付部(26)を有するこ
    とを特徴とする請求項4に記載のズームファインダ。
  11. 【請求項11】前記3つのレンズ系(10、11;2
    0、21;24)の焦点距離は、該レンズ系全体のジオ
    プタが、調節領域全体に亘って、正視の眼に対し容易に
    適合可能な範囲にあるように選択されていることを特徴
    とする請求項1に記載のズームファインダ。
  12. 【請求項12】前記レンズ系全体のジオプタは、調節領
    域全体に亘って、−0.5〜−1.0の範囲にあること
    を特徴とする請求項11に記載のズームファインダ。
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