JP2002333157A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP2002333157A JP2002333157A JP2001143123A JP2001143123A JP2002333157A JP 2002333157 A JP2002333157 A JP 2002333157A JP 2001143123 A JP2001143123 A JP 2001143123A JP 2001143123 A JP2001143123 A JP 2001143123A JP 2002333157 A JP2002333157 A JP 2002333157A
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- air conditioner
- air
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタの寿命を明確に表示することが可能
な空気調和機を提供する。 【解決手段】 本体ケーシング1内の通風経路に介設さ
れたフィルタ12近傍に、防カビや芳香等の有効成分を
有する揮発性の液体19が封入された容器18を配置し
て、この容器18内の液体19を通風経路に蒸発させる
べく構成する。また、上記容器18内の液体19の残量
で、上記フィルタ12の寿命を表示する。
な空気調和機を提供する。 【解決手段】 本体ケーシング1内の通風経路に介設さ
れたフィルタ12近傍に、防カビや芳香等の有効成分を
有する揮発性の液体19が封入された容器18を配置し
て、この容器18内の液体19を通風経路に蒸発させる
べく構成する。また、上記容器18内の液体19の残量
で、上記フィルタ12の寿命を表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルタ寿命の
表示機能を有する空気調和機に関するものである。
表示機能を有する空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内機には、通常、吸込空
気内に含まれる塵や埃、又は臭い成分を取り除いて清浄
化した空気を室内に供給するために、空気清浄フィルタ
等の各種フィルタが設けられている。そして近年では、
上記フィルタ本来の機能である空気清浄機能に加えて、
抗菌、防カビ機能や脱臭機能等が設けられたフィルタも
開発されてきている。
気内に含まれる塵や埃、又は臭い成分を取り除いて清浄
化した空気を室内に供給するために、空気清浄フィルタ
等の各種フィルタが設けられている。そして近年では、
上記フィルタ本来の機能である空気清浄機能に加えて、
抗菌、防カビ機能や脱臭機能等が設けられたフィルタも
開発されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
様々な機能が設けられたフィルタは、ある一定期間使用
すると上記効果が薄れてくるため、清掃や交換等のメン
テナンスを行う必要がある。ここで、清掃可能なフィル
タについては、ユーザー自らがメンテナンスを行うこと
が可能であるが、各種機能が付加されているために交換
を必要とする空気清浄フィルタ等については、その交換
時期が把握できない、又は把握しにくいといった理由か
らそのまま放置されるケースが非常に多いという現状が
ある。しかしながら、このように寿命が尽きたフィルタ
を使用し続けると、上記効果が得られないだけでなく、
臭いが発生したり、吸込効率が低下してエネルギーロス
を引き起こすという問題が生じてくる。
様々な機能が設けられたフィルタは、ある一定期間使用
すると上記効果が薄れてくるため、清掃や交換等のメン
テナンスを行う必要がある。ここで、清掃可能なフィル
タについては、ユーザー自らがメンテナンスを行うこと
が可能であるが、各種機能が付加されているために交換
を必要とする空気清浄フィルタ等については、その交換
時期が把握できない、又は把握しにくいといった理由か
らそのまま放置されるケースが非常に多いという現状が
ある。しかしながら、このように寿命が尽きたフィルタ
を使用し続けると、上記効果が得られないだけでなく、
臭いが発生したり、吸込効率が低下してエネルギーロス
を引き起こすという問題が生じてくる。
【0004】この問題を解決するものとしては、例え
ば、特開平2000−88270号公報の装置が公知で
ある。すなわちこの装置によれば、フィルタ材に抗菌抗
カビ剤と色素とを保持させ、上記抗菌抗カビ剤が揮散す
ると同時に色素が色変化するように構成されており、こ
の色調変化によって抗菌効果の消失時期を判断するよう
にしている。しかしながら、上記色調変化による判断
は、色の変化の過程が非常に微妙であるため、ユーザー
によって多少のずれがあったり、また変化に気づかなか
ったりする場合もあり、確実性に欠けるといった問題が
ある。
ば、特開平2000−88270号公報の装置が公知で
ある。すなわちこの装置によれば、フィルタ材に抗菌抗
カビ剤と色素とを保持させ、上記抗菌抗カビ剤が揮散す
ると同時に色素が色変化するように構成されており、こ
の色調変化によって抗菌効果の消失時期を判断するよう
にしている。しかしながら、上記色調変化による判断
は、色の変化の過程が非常に微妙であるため、ユーザー
によって多少のずれがあったり、また変化に気づかなか
ったりする場合もあり、確実性に欠けるといった問題が
ある。
【0005】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、フィルタの寿
命を明確に表示することが可能な空気調和機を提供する
ことにある。
めになされたものであって、その目的は、フィルタの寿
命を明確に表示することが可能な空気調和機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和機は、本体ケーシング1内の通風経路にフィルタ12
を介設した空気調和機において、上記フィルタ12近傍
に、防カビや芳香等の有効成分を有する揮発性の液体1
9が封入された容器18を配置して、この容器18内の
液体19を通風経路に蒸発させるべく構成し、さらに上
記容器18内の液体19の残量で、上記フィルタ12の
寿命を表示するように構成したことを特徴としている。
和機は、本体ケーシング1内の通風経路にフィルタ12
を介設した空気調和機において、上記フィルタ12近傍
に、防カビや芳香等の有効成分を有する揮発性の液体1
9が封入された容器18を配置して、この容器18内の
液体19を通風経路に蒸発させるべく構成し、さらに上
記容器18内の液体19の残量で、上記フィルタ12の
寿命を表示するように構成したことを特徴としている。
【0007】上記請求項1の空気調和機では、上記容器
18内の液体19の残量でフィルタ12の寿命を表示す
るようにしたことによって、フィルタ12の交換時期が
一目でわかるため、ユーザーに対して、より確実にメン
テナンスを促すことができる。そしてこの結果、エネル
ギーロスの発生等、フィルタ12の寿命切れによって引
き起こされる様々な不都合を防止することができる。ま
た上記フィルタ12の寿命を表す液体19には、防カビ
や芳香等の有効成分が含まれているため、これが通風経
路に蒸発されることによって、室内機内部、及び室内に
おけるカビ等の発生を抑制することができると共に、不
快な臭いを防止すること等もできる。
18内の液体19の残量でフィルタ12の寿命を表示す
るようにしたことによって、フィルタ12の交換時期が
一目でわかるため、ユーザーに対して、より確実にメン
テナンスを促すことができる。そしてこの結果、エネル
ギーロスの発生等、フィルタ12の寿命切れによって引
き起こされる様々な不都合を防止することができる。ま
た上記フィルタ12の寿命を表す液体19には、防カビ
や芳香等の有効成分が含まれているため、これが通風経
路に蒸発されることによって、室内機内部、及び室内に
おけるカビ等の発生を抑制することができると共に、不
快な臭いを防止すること等もできる。
【0008】また請求項2の空気調和機は、上記容器1
8はフィルタ12に付設されていることを特徴としてい
る。
8はフィルタ12に付設されていることを特徴としてい
る。
【0009】上記請求項2の空気調和機では、交換が必
要な容器18とフィルタ12とを一体的に取扱えるた
め、メンテナンス時における取扱いが容易となる。
要な容器18とフィルタ12とを一体的に取扱えるた
め、メンテナンス時における取扱いが容易となる。
【0010】さらに請求項3の空気調和機は、上記液体
19は着色されていることを特徴としている。
19は着色されていることを特徴としている。
【0011】上記請求項3の空気調和機では、着色され
た液体19を使用することによって、液体19の残量を
一段と明確に表示することが可能となる。
た液体19を使用することによって、液体19の残量を
一段と明確に表示することが可能となる。
【0012】また請求項4の空気調和機は、上記フィル
タ12の寿命とその期間とを対応させて表示するための
目盛りを、上記容器18又はその周辺に設けたことを特
徴としている。
タ12の寿命とその期間とを対応させて表示するための
目盛りを、上記容器18又はその周辺に設けたことを特
徴としている。
【0013】上記請求項4の空気調和機では、上記フィ
ルタ12の寿命とその期間とを対応させて表示するよう
に構成したことによって、ユーザーはフィルタ12の残
使用期間を確認することができるため、上記フィルタ1
2のメンテナンス時期が一段と把握し易くなる。
ルタ12の寿命とその期間とを対応させて表示するよう
に構成したことによって、ユーザーはフィルタ12の残
使用期間を確認することができるため、上記フィルタ1
2のメンテナンス時期が一段と把握し易くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機の具
体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。図1は、この発明の第1実施形態である空気調
和機の室内機の構成を示す縦断面図である。
体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説
明する。図1は、この発明の第1実施形態である空気調
和機の室内機の構成を示す縦断面図である。
【0015】図1において、この実施形態における空気
調和機の室内機は、断面略矩形状の本体ケーシング1を
備え、この本体ケーシング1は、室内の壁面に沿って固
定される背面側(図における右側)を形成する底フレー
ム2と、この底フレーム2の前面側に取付けられた前面
グリル3とによって構成されている。さらに上記前面グ
リル3には、その前面の開口部分を覆うように前面パネ
ル4が取付けられており、この前面パネル4に前面吸込
口5が形成されている。
調和機の室内機は、断面略矩形状の本体ケーシング1を
備え、この本体ケーシング1は、室内の壁面に沿って固
定される背面側(図における右側)を形成する底フレー
ム2と、この底フレーム2の前面側に取付けられた前面
グリル3とによって構成されている。さらに上記前面グ
リル3には、その前面の開口部分を覆うように前面パネ
ル4が取付けられており、この前面パネル4に前面吸込
口5が形成されている。
【0016】一方、上記本体ケーシング1内には、冷媒
回路における凝縮器(暖房運転時)や蒸発器(冷房運転
時)として機能する熱交換器7と、送風ファン8とが配
置されている。上記熱交換器7は、前面側熱交換器7a
と背面側熱交換器7bとを逆V字状に連結して成り、上
記前面側熱交換器7aと背面側熱交換器7bとの内側
に、上記送風ファン8をその軸方向が本体ケーシング1
の長手方向に沿うように配置している。また上記前面吸
込口5の内側には、この前面吸込口5を覆うように、塵
や埃を除去することが可能なエアフィルタ11が取付け
られている。そして上記前面側熱交換器7aの風上側の
位置には、上記エアフィルタ11が除去できる塵埃より
も細かい塵埃や花粉等を除去することができる空気清浄
フィルタ12が設けられている。また、上記前面側熱交
換器7aの下方部にドレンパン6が設けられる一方、上
記前面グリル3における下端部前面側には、水平フラッ
プ9や垂直フラップ(図示せず)が設けられた吹出口1
0が形成されている。また、上記底フレーム2における
送風ファン8の背後から上記吹出口10に至る面は、滑
らかに湾曲させた形状のスクロール部2aとして形成さ
れている。
回路における凝縮器(暖房運転時)や蒸発器(冷房運転
時)として機能する熱交換器7と、送風ファン8とが配
置されている。上記熱交換器7は、前面側熱交換器7a
と背面側熱交換器7bとを逆V字状に連結して成り、上
記前面側熱交換器7aと背面側熱交換器7bとの内側
に、上記送風ファン8をその軸方向が本体ケーシング1
の長手方向に沿うように配置している。また上記前面吸
込口5の内側には、この前面吸込口5を覆うように、塵
や埃を除去することが可能なエアフィルタ11が取付け
られている。そして上記前面側熱交換器7aの風上側の
位置には、上記エアフィルタ11が除去できる塵埃より
も細かい塵埃や花粉等を除去することができる空気清浄
フィルタ12が設けられている。また、上記前面側熱交
換器7aの下方部にドレンパン6が設けられる一方、上
記前面グリル3における下端部前面側には、水平フラッ
プ9や垂直フラップ(図示せず)が設けられた吹出口1
0が形成されている。また、上記底フレーム2における
送風ファン8の背後から上記吹出口10に至る面は、滑
らかに湾曲させた形状のスクロール部2aとして形成さ
れている。
【0017】図2に上記空気清浄フィルタ12の構造を
示した概略斜視図を示す。ここで図3は、図2の部分拡
大図で、カートリッジ(容器)18の断面図を示してい
る。図2において、上記空気清浄フィルタ12は、略長
方形状の枠体13内部に、凹凸状に折り曲げられた微細
な網目を有する捕集ネット14を張設して成り、上記枠
体13の長手方向における中央部分には、以下で述べる
カートリッジ18を取付けるための取付板15が、上記
枠体13に跨って設けられている。上記取付板15に
は、略長方形状の凹溝部16が形成されており、この凹
溝部16の開口部側の周囲には、内側に突出する爪部1
7・17が各辺に1箇所ずつ計4箇所設けられている。
そしてこの凹溝部16内に、略円筒状のカートリッジ1
8を嵌入すると共に、上記爪部17・17によってカー
トリッジ18を取付板15に固定している。このとき、
上記カートリッジ18は空気清浄フィルタ12に対して
着脱可能に構成されている。
示した概略斜視図を示す。ここで図3は、図2の部分拡
大図で、カートリッジ(容器)18の断面図を示してい
る。図2において、上記空気清浄フィルタ12は、略長
方形状の枠体13内部に、凹凸状に折り曲げられた微細
な網目を有する捕集ネット14を張設して成り、上記枠
体13の長手方向における中央部分には、以下で述べる
カートリッジ18を取付けるための取付板15が、上記
枠体13に跨って設けられている。上記取付板15に
は、略長方形状の凹溝部16が形成されており、この凹
溝部16の開口部側の周囲には、内側に突出する爪部1
7・17が各辺に1箇所ずつ計4箇所設けられている。
そしてこの凹溝部16内に、略円筒状のカートリッジ1
8を嵌入すると共に、上記爪部17・17によってカー
トリッジ18を取付板15に固定している。このとき、
上記カートリッジ18は空気清浄フィルタ12に対して
着脱可能に構成されている。
【0018】上記カートリッジ18は、図3に示すよう
に、一方端部が閉鎖され、他方端部が開口された略円筒
状の筒状体18aと、気体のみの通過が可能な透湿膜よ
り成る栓体18bとから成り、上記筒状体18aの開口
された他方端部を塞ぐように栓体18bが取付けられて
いる。また、このカートリッジ18内には、抗菌、防カ
ビ、芳香等の有効成分を有する揮発性の液体19が封入
されている。より具体的に言えば、上記抗菌、防カビ剤
としては、シンナムアルデヒドやフィトンチッド(ヒバ
油、ヒノキ油、ワサオーロ等)が使用され、また芳香剤
としては、花等の植物からとれる香料等が使用されてい
る。また、この実施形態における上記液体19は着色さ
れているものとする。
に、一方端部が閉鎖され、他方端部が開口された略円筒
状の筒状体18aと、気体のみの通過が可能な透湿膜よ
り成る栓体18bとから成り、上記筒状体18aの開口
された他方端部を塞ぐように栓体18bが取付けられて
いる。また、このカートリッジ18内には、抗菌、防カ
ビ、芳香等の有効成分を有する揮発性の液体19が封入
されている。より具体的に言えば、上記抗菌、防カビ剤
としては、シンナムアルデヒドやフィトンチッド(ヒバ
油、ヒノキ油、ワサオーロ等)が使用され、また芳香剤
としては、花等の植物からとれる香料等が使用されてい
る。また、この実施形態における上記液体19は着色さ
れているものとする。
【0019】次に、上記空気調和機の室内機運転時にお
ける空気の通風経路について、図1及び図4に基づいて
説明する。ここで図4は、室内空気が上記空気清浄フィ
ルタ12を通過している様子を模式的に示した概略図で
ある。図1及び図4に示すように、上記送風ファン8が
駆動されると、実線矢印に示すように、前面吸込口5か
ら室内空気が本体ケーシング1内に吸い込まれ、この吸
い込まれた室内空気は、上記エアフィルタ11と空気清
浄フィルタ12とを通過する際に、塵埃20や花粉等が
除去されて清浄化される。このとき、上記空気清浄フィ
ルタ12に付設されたカートリッジ18内からは、気化
した抗菌、防カビ、芳香等の有効成分21が、栓体18
bを通過して室内機内部の通風経路に放出される。これ
より上記室内空気は、上記有効成分21が付加された状
態で熱交換器7、送風ファン8を順次通過し、その後、
吹出口10から室内へと再び吹き出されるようになって
いる。
ける空気の通風経路について、図1及び図4に基づいて
説明する。ここで図4は、室内空気が上記空気清浄フィ
ルタ12を通過している様子を模式的に示した概略図で
ある。図1及び図4に示すように、上記送風ファン8が
駆動されると、実線矢印に示すように、前面吸込口5か
ら室内空気が本体ケーシング1内に吸い込まれ、この吸
い込まれた室内空気は、上記エアフィルタ11と空気清
浄フィルタ12とを通過する際に、塵埃20や花粉等が
除去されて清浄化される。このとき、上記空気清浄フィ
ルタ12に付設されたカートリッジ18内からは、気化
した抗菌、防カビ、芳香等の有効成分21が、栓体18
bを通過して室内機内部の通風経路に放出される。これ
より上記室内空気は、上記有効成分21が付加された状
態で熱交換器7、送風ファン8を順次通過し、その後、
吹出口10から室内へと再び吹き出されるようになって
いる。
【0020】このように、上記抗菌、防カビ、芳香等の
有効成分21が付加された室内空気が通風経路内を通過
することによって、各種フィルタや熱交換器7等を有す
る室内機内部、及び室内で、カビ等が発生するのを抑制
することができると共に、不快な臭いを防止すること等
もできる。
有効成分21が付加された室内空気が通風経路内を通過
することによって、各種フィルタや熱交換器7等を有す
る室内機内部、及び室内で、カビ等が発生するのを抑制
することができると共に、不快な臭いを防止すること等
もできる。
【0021】ところで、この第1実施形態においては、
上記空気清浄フィルタ12の寿命を上記カートリッジ1
8内の液体19の残量で表示するように構成している。
ここで、上記フィルタ12の寿命とは、一定の環境下で
使用する場合において、必要な性能をフィルタ12が保
持することができると想定される残りの期間のことを指
し、一般にメーカはユーザーに対してこの期間が経過し
たとき(残りの寿命がなくなったとき)に、フィルタを
交換したり、洗浄することを推奨している。ここで、
「寿命を表示する」とは、上記フィルタ12の残りの寿
命を表示することを意味している。そして、この第1実
施形態においては、主として上記空気清浄フィルタ12
の寿命(残り寿命)の有無を表示するように構成した場
合の一例を示している。図5は、上記カートリッジ18
内の液体19の残量の時間変化を示した概略模式図であ
る。同図に示すように、例えば、上記空気清浄フィルタ
12の寿命が約3ヶ月であるとすると、使用前にカート
リッジ18内全体に液体19を満たしておけば、1ヶ月
後、2ヵ月後と時間が経過するにつれて次第に液体19
が蒸発して空気中に放出されていき、上記空気清浄フィ
ルタ12の寿命が尽きる約3ヶ月が経過する頃に、上記
カートリッジ18内の液体19が略なくなる、つまり液
体19の残量が略0になるように、その蒸発スピードや
量が調整されている。従って、ユーザーは、このカート
リッジ18内の液体19の有無を確認することによっ
て、上記空気清浄フィルタ12とカートリッジ18との
取替えが必要であるか否かを判断することができる。
上記空気清浄フィルタ12の寿命を上記カートリッジ1
8内の液体19の残量で表示するように構成している。
ここで、上記フィルタ12の寿命とは、一定の環境下で
使用する場合において、必要な性能をフィルタ12が保
持することができると想定される残りの期間のことを指
し、一般にメーカはユーザーに対してこの期間が経過し
たとき(残りの寿命がなくなったとき)に、フィルタを
交換したり、洗浄することを推奨している。ここで、
「寿命を表示する」とは、上記フィルタ12の残りの寿
命を表示することを意味している。そして、この第1実
施形態においては、主として上記空気清浄フィルタ12
の寿命(残り寿命)の有無を表示するように構成した場
合の一例を示している。図5は、上記カートリッジ18
内の液体19の残量の時間変化を示した概略模式図であ
る。同図に示すように、例えば、上記空気清浄フィルタ
12の寿命が約3ヶ月であるとすると、使用前にカート
リッジ18内全体に液体19を満たしておけば、1ヶ月
後、2ヵ月後と時間が経過するにつれて次第に液体19
が蒸発して空気中に放出されていき、上記空気清浄フィ
ルタ12の寿命が尽きる約3ヶ月が経過する頃に、上記
カートリッジ18内の液体19が略なくなる、つまり液
体19の残量が略0になるように、その蒸発スピードや
量が調整されている。従って、ユーザーは、このカート
リッジ18内の液体19の有無を確認することによっ
て、上記空気清浄フィルタ12とカートリッジ18との
取替えが必要であるか否かを判断することができる。
【0022】このように、上記空気清浄フィルタ12の
メンテナンスを必要とするまでの期間と、上記液体19
がなくなるまでの期間(すなわち、有効成分による効果
が消失されるまでの期間)とを合わせたことによって、
上記液体19の残量を見れば、空気清浄フィルタ12と
カートリッジ18との取替えが必要であるか否かが一目
でわかるため、ユーザーに対し、より確実にメンテナン
スを促すことができる。またこの結果、上記空気清浄フ
ィルタ12の寿命切れによって引き起こされるエネルギ
ーロスの発生や、冷暖房能力の低下等の様々な不都合を
防止することができる。さらに、上記液体19は着色さ
れているため、液体19の残量をより明確に表示するこ
とが可能となる。また、空気清浄フィルタ12にカート
リッジ18を付設したことによって、交換が必要なカー
トリッジ18と空気清浄フィルタ12とを一体的に取扱
うことができるため、メンテナンス時における取扱いが
容易となる。
メンテナンスを必要とするまでの期間と、上記液体19
がなくなるまでの期間(すなわち、有効成分による効果
が消失されるまでの期間)とを合わせたことによって、
上記液体19の残量を見れば、空気清浄フィルタ12と
カートリッジ18との取替えが必要であるか否かが一目
でわかるため、ユーザーに対し、より確実にメンテナン
スを促すことができる。またこの結果、上記空気清浄フ
ィルタ12の寿命切れによって引き起こされるエネルギ
ーロスの発生や、冷暖房能力の低下等の様々な不都合を
防止することができる。さらに、上記液体19は着色さ
れているため、液体19の残量をより明確に表示するこ
とが可能となる。また、空気清浄フィルタ12にカート
リッジ18を付設したことによって、交換が必要なカー
トリッジ18と空気清浄フィルタ12とを一体的に取扱
うことができるため、メンテナンス時における取扱いが
容易となる。
【0023】図6に上記空気調和機の第2実施形態を示
す。この実施形態では、上記第1実施形態と比較して、
上記空気清浄フィルタ12の寿命(残りの寿命)の有無
に加えて、この寿命を具体的な期間として表示するよう
に構成した点が異なる。図6は、上記空気清浄フィルタ
12の寿命の具体的な期間としての表示方法と、液体1
9の残量の時間変化との一例を示した概略模式図であ
る。同図に示すように、上記液体19が封入されたカー
トリッジ18の周囲には、上記空気清浄フィルタ12の
残り使用期間を示す目盛りが表示されている。すなわ
ち、上記液体19の残量と、空気清浄フィルタ12の残
り使用期間とは略一致するように調整されているため、
例えば、上記空気清浄フィルタ12の寿命が約3ヶ月で
あるとすると、上記時間と共に減少する液体19の残量
に対応させて、3ヶ月、2ヶ月、1ヶ月、取替えという
ような目盛りを表示しておく。そうすれば、上記液体1
9の残量と一致する目盛りを読むだけで、現在使用して
いる空気清浄フィルタ12の残り寿命を確認することが
できる。ここで、この実施形態においては、上記第1実
施形態の構成部と同一の構成部は、同一の参照符号を付
してその説明を省略する。
す。この実施形態では、上記第1実施形態と比較して、
上記空気清浄フィルタ12の寿命(残りの寿命)の有無
に加えて、この寿命を具体的な期間として表示するよう
に構成した点が異なる。図6は、上記空気清浄フィルタ
12の寿命の具体的な期間としての表示方法と、液体1
9の残量の時間変化との一例を示した概略模式図であ
る。同図に示すように、上記液体19が封入されたカー
トリッジ18の周囲には、上記空気清浄フィルタ12の
残り使用期間を示す目盛りが表示されている。すなわ
ち、上記液体19の残量と、空気清浄フィルタ12の残
り使用期間とは略一致するように調整されているため、
例えば、上記空気清浄フィルタ12の寿命が約3ヶ月で
あるとすると、上記時間と共に減少する液体19の残量
に対応させて、3ヶ月、2ヶ月、1ヶ月、取替えという
ような目盛りを表示しておく。そうすれば、上記液体1
9の残量と一致する目盛りを読むだけで、現在使用して
いる空気清浄フィルタ12の残り寿命を確認することが
できる。ここで、この実施形態においては、上記第1実
施形態の構成部と同一の構成部は、同一の参照符号を付
してその説明を省略する。
【0024】以上のように、上記カートリッジ18の周
囲に、上記空気清浄フィルタ12の残り寿命に対応する
期間を表示する目盛りを設けたことによって、ユーザー
は、カートリッジ18内に残っている液体19の量を見
るだけで、具体的な空気清浄フィルタ12の残使用期間
を確認することができるため、上記空気清浄フィルタ1
2の交換時期が一段と把握し易くなる。
囲に、上記空気清浄フィルタ12の残り寿命に対応する
期間を表示する目盛りを設けたことによって、ユーザー
は、カートリッジ18内に残っている液体19の量を見
るだけで、具体的な空気清浄フィルタ12の残使用期間
を確認することができるため、上記空気清浄フィルタ1
2の交換時期が一段と把握し易くなる。
【0025】以上にこの発明の空気調和機の具体的な実
施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形
態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々
変更して実施することが可能である。例えば、上記各実
施形態においては、上記カートリッジ18内に着色され
た液体19を封入したが、上記液体19は無色であって
もよい。さらに、上記液体19の有効成分としては、抗
菌、防カビ、芳香の他に、消臭、害虫忌避、リラクゼー
ション等に効果的な有効成分を用いることも可能であ
る。また、上記第2実施形態においては、上記空気清浄
フィルタ12の残使用期間を示す目盛りをカートリッジ
18の周囲に表示したが、カートリッジ18本体に目盛
りを表示するように構成してもよい。さらに上記各実施
形態のように、カートリッジ18を空気清浄フィルタ1
2に付設しておけば、これらを一体的に取扱えるため、
好ましいといえるが、上記空気清浄フィルタ12の近傍
に配置されていれば、上記カートリッジ18を設ける位
置や場所はこれに限定されるものではない。また、この
発明における空気調和機は、上記温調以外のもの、すな
わち空気清浄機等も含む。
施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形
態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々
変更して実施することが可能である。例えば、上記各実
施形態においては、上記カートリッジ18内に着色され
た液体19を封入したが、上記液体19は無色であって
もよい。さらに、上記液体19の有効成分としては、抗
菌、防カビ、芳香の他に、消臭、害虫忌避、リラクゼー
ション等に効果的な有効成分を用いることも可能であ
る。また、上記第2実施形態においては、上記空気清浄
フィルタ12の残使用期間を示す目盛りをカートリッジ
18の周囲に表示したが、カートリッジ18本体に目盛
りを表示するように構成してもよい。さらに上記各実施
形態のように、カートリッジ18を空気清浄フィルタ1
2に付設しておけば、これらを一体的に取扱えるため、
好ましいといえるが、上記空気清浄フィルタ12の近傍
に配置されていれば、上記カートリッジ18を設ける位
置や場所はこれに限定されるものではない。また、この
発明における空気調和機は、上記温調以外のもの、すな
わち空気清浄機等も含む。
【0026】
【発明の効果】請求項1の空気調和機によれば、容器内
の液体の残量でフィルタの寿命を表示するようにしたこ
とによって、フィルタの交換時期が一目でわかるため、
ユーザーに対して、より確実にメンテナンスを促すこと
ができる。そしてこの結果、エネルギーロスの発生等、
フィルタの寿命切れによって引き起こされる様々な不都
合を防止することができる。また上記フィルタの寿命を
表す液体には、防カビや芳香等の有効成分が含まれてい
るため、これが通風経路に蒸発されることによって、室
内機内部、及び室内におけるカビ等の発生を抑制するこ
とができると共に、不快な臭いを防止すること等もでき
る。
の液体の残量でフィルタの寿命を表示するようにしたこ
とによって、フィルタの交換時期が一目でわかるため、
ユーザーに対して、より確実にメンテナンスを促すこと
ができる。そしてこの結果、エネルギーロスの発生等、
フィルタの寿命切れによって引き起こされる様々な不都
合を防止することができる。また上記フィルタの寿命を
表す液体には、防カビや芳香等の有効成分が含まれてい
るため、これが通風経路に蒸発されることによって、室
内機内部、及び室内におけるカビ等の発生を抑制するこ
とができると共に、不快な臭いを防止すること等もでき
る。
【0027】請求項2の空気調和機によれば、交換が必
要な容器とフィルタとを一体的に取扱えるため、メンテ
ナンス時における取扱いが容易となる。
要な容器とフィルタとを一体的に取扱えるため、メンテ
ナンス時における取扱いが容易となる。
【0028】請求項3の空気調和機によれば、着色され
た液体を使用することによって、液体の残量を一段と明
確に表示することが可能となる。
た液体を使用することによって、液体の残量を一段と明
確に表示することが可能となる。
【0029】請求項4の空気調和機によれば、ユーザー
はフィルタの残使用期間を確認することができるため、
上記フィルタのメンテナンス時期が一段と把握し易くな
る。
はフィルタの残使用期間を確認することができるため、
上記フィルタのメンテナンス時期が一段と把握し易くな
る。
【図1】この発明の空気調和機の一実施形態を示す室内
機の縦断面図である。
機の縦断面図である。
【図2】この実施形態における空気清浄フィルタの構造
を示した概略斜視図である。
を示した概略斜視図である。
【図3】上記空気清浄フィルタのカートリッジの断面図
である。
である。
【図4】室内空気が空気清浄フィルタを通過している様
子を示した模式図である。
子を示した模式図である。
【図5】上記カートリッジ内の液体の残量の時間変化を
示した概略模式図である。
示した概略模式図である。
【図6】上記空気清浄フィルタの寿命に対応する期間の
表示方法と、液体の残量の時間変化との一例を示した概
略模式図である。
表示方法と、液体の残量の時間変化との一例を示した概
略模式図である。
1 本体ケーシング 7 熱交換器 8 送風ファン 11 エアフィルタ 12 空気清浄フィルタ 18 カートリッジ(容器) 18a 筒状体 18b 栓体 19 液体
Claims (4)
- 【請求項1】 本体ケーシング(1)内の通風経路にフ
ィルタ(12)を介設した空気調和機において、上記フ
ィルタ(12)近傍に、防カビや芳香等の有効成分を有
する揮発性の液体(19)が封入された容器(18)を
配置して、この容器(18)内の液体(19)を通風経
路に蒸発させるべく構成し、さらに上記容器(18)内
の液体(19)の残量で、上記フィルタ(12)の寿命
を表示するように構成したことを特徴とする空気調和
機。 - 【請求項2】 上記容器(18)はフィルタ(12)に
付設されていることを特徴とする請求項1の空気調和
機。 - 【請求項3】 上記液体(19)は着色されていること
を特徴とする請求項1又は請求項2の空気調和機。 - 【請求項4】 上記フィルタ(12)の寿命とその期間
とを対応させて表示するための目盛りを、上記容器(1
8)又はその周辺に設けたことを特徴とする請求項1〜
請求項3のいずれかの空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001143123A JP2002333157A (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001143123A JP2002333157A (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002333157A true JP2002333157A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18989310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001143123A Pending JP2002333157A (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002333157A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008504172A (ja) * | 2004-07-01 | 2008-02-14 | ヴァレオ システム テルミク | 車両乗員室用暖房、換気、または空調システムにおける粒子フィルタ用空気処理装置 |
WO2018005421A1 (en) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | 3M Innovative Properties Company | Visual filter life indicator comprising volatilizable material |
-
2001
- 2001-05-14 JP JP2001143123A patent/JP2002333157A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008504172A (ja) * | 2004-07-01 | 2008-02-14 | ヴァレオ システム テルミク | 車両乗員室用暖房、換気、または空調システムにおける粒子フィルタ用空気処理装置 |
JP4879892B2 (ja) * | 2004-07-01 | 2012-02-22 | ヴァレオ システム テルミク | 車両乗員室用暖房、換気、または空調システムにおける粒子フィルタ用空気処理装置 |
KR101194537B1 (ko) * | 2004-07-01 | 2012-10-24 | 발레오 시스템므 떼르미끄 | 차량 승객실용 난방, 통풍 및/또는 공조 시스템의 미립자 필터를 위한 공기 처리 장치 |
WO2018005421A1 (en) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | 3M Innovative Properties Company | Visual filter life indicator comprising volatilizable material |
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