JP2002332611A - 鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造 - Google Patents
鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造Info
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Abstract
成橋脚の引張部材の継手において、引張部材内部にコン
クリートを充填しない構成で、十分な接合強度を保証
し、かつ、前記充填されたコンクリートの流逸や、該コ
ンクリートの亀裂発生を防止する、継手構造を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 一対の鋼管の突き合せ端面の外周または
内周に、継手管を配置し、該両者の隙間にグラウト材を
打設した構成とし、該両者のグラウト材が打設される範
囲に突起または突条からなる支圧部材が設置され、グラ
ウト材が、打設から3〜7時間で20N/mm2の圧縮強度を
発現する速硬性高強度モルタルであることを特徴とす
る。
Description
造、特に、山岳部などを通過する高速道路などの高橋脚
に採用されている鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材
の継手構造に関する。
脚の説明図であり、図10の(a)は正面図、図10の
(b)は図10の(a)のA−A矢視図である。図10
において、鋼管コンクリート合成橋脚121は、複数本
の鋼管123を縦方向に連結した引張部材124と、横
方向に配設された帯鉄筋125と、該鋼管123および
該帯鉄筋125を包み込んで打設されたコンクリート1
26により構成されている。
通過する高速道路などの高橋脚の橋梁を能率良く施工す
るものとされている。このとき、橋脚の高さが30m〜
100m以上にも亘ることがある。
を突合せ溶接するもの。下記重ね継手構造などがあ
り、前者は、雨風などの天候により工程が左右され、こ
の溶接接合が工期上のクリティカルパスとなっていた。
開示された従来の、鋼管・コンクリート複合構造柱状体
における鋼管の重ね継手構造の概略を示す断面図であ
る。
102がほぼ同一軸上に配置され、該鋼管101、10
2の端部の内周面にはリブ110、120が突設されて
いる。一方、該鋼管101、102の継ぎ目部分200
の内周部には両鋼管をまたいでジョイント鋼材(短鋼
管)103が配設され、該ジョイント鋼材103の外周
面にはリブ130が突設されている。そして、前記鋼管
101、102および前記ジョイント鋼材103の隙間
にはコンクリート105が打設されている。
は、下方の鋼管101の上端部の内部に、ジョイント鋼
材103を配置し、次に、該下方の鋼管101の上に上
方の鋼管102を配置し、これら鋼管101、102の
内部にコンクリート104を打設するだけで、これら鋼
管101、102を接合することができるものである。
のコンクリート打設に引き続きまたは並行して、これら
鋼管101、102の外周部にもコンクリート106を
打設すれば、鋼管コンクリート合成橋脚の一部が容易に
形成され、順次継ぎ足しできるから、前記工程を繰り返
すことにより、簡単な工事で能率良く、また十分な強度
の鋼管コンクリート合成橋脚を構築することが可能にな
る。
来技術においては、以下のような問題がある。すなわ
ち、 1)背が高い高橋脚では、橋脚自体の自重を低減するた
めに橋脚内部に内型枠を配置してコンクリートを打設す
るのが一般的であるものの、従来技術では、鋼管内部に
もコンクリートが充填されている。
管内に充填するコンクリートを侵入させ、該侵入したコ
ンクリートにより、鋼管とジョイント鋼材の接合を図っ
ているから、その接合強度が不足し、また、前記充填し
たコンクリートが固化するまで、次工程(もう一段上の
鋼管との接合工程)に移ることができないため、工期の
短縮が困難である。
に隙間が生じ、前記充填されたコンクリートが流逸す
る。
ブが同じ位相で向かい合っているから、該部分のコンク
リートが極端に薄くなり、亀裂が発生し易いいため、鋼
管とジョイント鋼材との間で力の伝達に支障が生じる。
されたものであり、鋼管内部にコンクリートを充填せず
に、鋼管が、迅速に容易に接合され、かつ十分な接合強
度を保証する、鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の
継手構造を提供することを目的とする。
るための本発明の、鋼管コンクリート合成橋脚の引張部
材の継手構造の特徴は、以下のとおりである。
外周部または内周部に配置された継手管と、該一対の鋼
管の端部と該継手管との隙間に打設されたグラウト材を
有す、鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造
であって、前記鋼管の前記グラウト材が打設される範囲
の下端に設置され、前記継手管が載置される底部材と、
前記鋼管の前記グラウト材が打設される範囲に設置され
た、突起または突条からなる支圧部材と、前記継手管の
前記グラウト材が打設される範囲に設置された、突起ま
たは突条からなる支圧部材とを具備することを特徴とす
るものである。 [2] 前記[1]において、前記グラウト材が、打設
から3〜7時間で20N/mm2の圧縮強度を発現する速硬
性高強度モルタルであることを特徴とするものである。 [3] 前記[1]または[2]において、前記鋼管の
突き合せ端面に、モルタルの漏れ止め用の樹脂またはパ
ッキングを配置、あるいは、該配置に重ねて速硬性高強
度モルタルを打設することを特徴とするものである。 [4] 前記[1]〜[3]の何れかにおいて、前記鋼
管に設置された支圧部材と、前記継手管に設置された支
圧部材とが、管軸方向で互い違いに配置されていること
を特徴とするものである。 [5] 前記[1]〜[4]の何れかにおいて、下方に
ある前記鋼管の前記グラウト材が打設される範囲の下限
部に、打設されるモルタル材の流逸を防止する底部材が
設置され、該底部材が、前記外周部に配置された継手管
が当接する上方が狭くなる円錐台状凸部、または前記内
周部に配置された継手管が当接する上方が広くなる円錐
台状凹部を有すことを特徴とするものである。 [6] 前記[1]〜[5]の何れかにおいて、前記継
手管が、グラウト材の打設を確認するためのグラウト材
流逸穴を、管軸方向に複数有すことを特徴とするもので
ある。 [7] 前記[1]〜[6]の何れかにおいて、前記継
手管が、突条付き圧延鋼板により形成された内面リブ付
鋼管または外面リブ付鋼管であることを特徴とするもの
である。 [8] 前記[1]〜[6]の何れかにおいて、前記鋼
管に設置された支圧部材または前記継手管に設置された
支圧部材が、管軸方向または周方向にそれぞれ複数配置
され、該支圧部材管の隙間が略T字状をなすことを特徴
とするものである。 [9] 前記[1]〜[8]の何れかにおいて、前記継
手管が、前記鋼管の一方に前記底部材または取付材を介
して溶接されていることを特徴とするものである。
び図3は、本発明に係る鋼管コンクリート合成橋脚の引
張部材の継手構造の一実施形態を示す全体斜視図、部分
斜視図および部分断面図である。図1、図2および図3
において、引張部材1は、第一の鋼管10と第二の鋼管
20と第三の鋼管30を、継手管40および継手管50
により接合したものであって、継手管40と第一の鋼管
10の隙間61、継手管40と第二の鋼管20の隙間6
2、継手管50と第二の鋼管20との隙間63、継手管
50と第三の鋼管30との隙間64には、それぞれ速硬
性高強度モルタル70(以下、モルタル70と称す)が
圧入されている。
と前記第二の鋼管20は、前記継手管40の略中央で突
き当たり、該突き当たり部80には、樹脂またはパッキ
ン81が配置され、前記モルタル70の流逸を防止して
いる。また、継手管40の下端面は、第二の鋼管20に
設置された底部材22に、樹脂またはパッキン91を介
して載置されている。また、該底部材22には、継手管
40の水平方向の位置を決める位置決め部材23が設置
されている。
ル70を圧入するためのモルタル圧入口42が穿設さ
れ、該モルタル圧入口42にモルタルを圧送するモルタ
ル圧送管43が接合される。また、継手管40の側面に
は管軸方向に複数の空気抜き兼充填確認穴44が穿設さ
れている。
底部材が設置されている場合は、 1)継手管40内に第一の鋼管10を挿入し、該第一の
鋼管10の下端面を樹脂またはパッキン81を介して前
記第二の鋼管20の上端面に載置する。 2)該状態(前記第一の鋼管10は図示しない吊り上げ
手段により吊り下げられている)において、継手管40
を、第二の鋼管20に設置された底部材22に樹脂また
はパッキン81を介して載置し(位置決め部材23によ
り位置決めされている)。 3)該状態(前記第一の鋼管10は図示しない吊り上げ
手段により吊り下げれている)において、前記モルタル
圧入口42よりモルタルを圧入する。 4)該モルタル圧入により、圧入されたモルタルは、ま
ず、円周方向に充填され、やがて、管軸方向で上方に充
填されていく。 5)したがって、下方の空気抜き兼充填確認穴44から
充填されたモルタル70が押出されることにより、該充
填が確認され、該押出し現象は下方から上方の充填確認
穴44に移動していく。 6)ここで、モルタル70が押出されている空気抜き兼
充填確認穴44を、別途用意した栓45により閉塞し
て、 7)前記モルタルの圧入を継続し、前記確認と前記閉塞
を繰り返す。
れていない場合は、 1)継手管40内に第二の鋼管20を挿入し、 2)第一の鋼管10の下端面を樹脂またはパッキン81
を介して前記第二の鋼管20の上端面に載置する。 3)該状態(前記第一の鋼管10は図示しない吊り上げ
手段により吊り下げられている)において、継手管40
を、第一の鋼管10の外周を包囲する位置まで持ち上
げ、 4)底部材22を第二の鋼管20の所定位置に設置し、 5)該底部材22に樹脂またはパッキン81を介して、
前記第一の鋼管10を載置する(位置決め部材23によ
り位置決めされている)。 6)該状態(前記第一の鋼管10は図示しない吊り上げ
手段により吊り下げられている)において、前記モルタ
ル圧入口42よりモルタルを圧入する。 7)該モルタル圧入により、圧入されたモルタルは、ま
ず、円周方向に充填され、やがて、管軸方向で上方に充
填されていく。 8)したがって、下方の空気抜き兼充填確認穴44から
充填されたモルタル70が押出されることにより、該充
填が確認され、該押出し現象は下方から上方の充填確認
穴44に移動していく。 9)ここで、モルタル70が押出されている空気抜き兼
充填確認穴44を、別途用意した栓45により閉塞し
て、 10)前記モルタルの圧入を継続し、前記確認と前記閉
塞を繰り返すし、 11)やがて、最高位置にある空気抜き兼充填確認穴4
4から前記モルタルが流れ出た時点で、前記モルタルの
圧入を完了する。
かつ確実に製造することが可能になる。
面には、円周上に複数の鋼管側支圧材11および21が
管軸方向に複数段設置され,一方、前記継手管40の内
周面にも同様に、円周上に複数の継手管側支圧材41が
管軸方向に複数段設置されている。さらに、鋼管側支圧
材11と継手管側支圧材41、および鋼管側支圧材21
と継手管側支圧材41は何れも、管軸方向で互い違いに
配置されている。前記第一の鋼管10および前記第二の
鋼管20の外周面には、円周上に複数の鋼管側支圧材1
1および21が管軸方向に複数段設置され,一方、前記
継手管40の内周面にも同様に、円周上に複数の継手管
側支圧材41が管軸方向に複数段設置されている。さら
に、鋼管側支圧材11と継手管側支圧材41、および鋼
管側支圧材21と継手管側支圧材41は何れも、管軸方
向で互い違いに配置されている。したがって、鋼管側支
圧材11と継手管側支圧材41、および鋼管側支圧材2
1と継手管側支圧材41が同じ位相で対峙することがな
いから、前記モルタル70の充填に際し、モルタル70
が移動する隙間が保証される。
成橋脚の引張部材の継手構造の一実施形態におけ力の伝
達を説明する部分断面図である。なお、図3で説明した
実施の形態1と同じ部分には、これと同じ附合を付し、
一部の説明を省略する。
化した状態において、第一の鋼管10と第二の鋼管20
の間に引張り力が作用した場合、第一の鋼管10と継手
管40の間のせん断力、および第二の鋼管20と継手管
40の間のせん断力を受けるモルタル層の厚さが保証さ
れると共に、これらせん断力が、鋼管側支圧材11と継
手管側支圧材41の間のモルタル70、および鋼管側支
圧材21と継手管側支圧材41の間のモルタル70に圧
縮力として作用するため、該モルタル70が破損し難
い。一方、図4の(b)においては、鋼管側支圧材11
と継手管側支圧材41、および鋼管側支圧材21と継手
管側支圧材41が、何れも近接ないし対峙しているか
ら、モルタル70に極端に薄い層が生じ、該部分におい
て亀裂が発生し易い。
管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造の他の実
施形態における部分断面図である。なお、図3で説明し
た実施の形態1と同じ部分には、これと同じ附合を付
し、一部の説明を省略する。図5において、第一の鋼管
10と第二の鋼管20,は、継手管40の略中央で突き
当たり、該突き当たり部80には、樹脂またはパッキン
81が配置されている。
周には、外縁部が上向きフランジを有す円環状の先行モ
ルタル受け部材24が設置され、前記隙間61および前
記隙間62にモルタル70が打設される前に、先行モル
タル受け部材24内にモルタル71を先行して打設す
る。したがって、該モルタル71は、前記樹脂またはパ
ッキン81と協働して前記モルタル70の流逸を防止し
ている。
管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造の他の実
施形態における鋼管の部分斜視図である。なお、図3で
説明した実施の形態1と同じ部分には、これと同じ附合
を付し、一部の説明を省略する。図6において、第一の
鋼管10の外周面には、円周上一段目に複数の鋼管側支
圧材11a,11bが隙間11cだけ離れて設置され、
二段目に複数の鋼管側支圧材11d,11eが隙間11
fだけ離れて設置され、三段目に複数の鋼管側支圧材1
1g,11hが隙間11iだけ離れて設置されている。
そして、隙間11cと隙間11f、および隙間11fと
隙間11iは、円周方向で位相が異なり、略T字状に隙
間を形成している。
f、隙間11iが、充填時においてモルタル70が上昇
する経路となり易い。さらに、これら隙間が前記T字状
に配置されていることから、上昇してきたモルタル70
は、円周方向に流れ易くなり、該円周方向に充満した
後、これら隙間を経由して上昇し易くなる。よって、局
所的な未充填を防止することができる。
鋼管においても、また、鋼管の上端部または下端部の一
方または両方、あるいは、継手管においても実施可能で
あり、さらに、継手管が鋼管の内面に配置される場合も
実施可能である。
め工場において溶接されるものに限定するものではな
く、圧延により形成されたリブ付き鋼板から製造された
内面リブ付き鋼管または外面リブ付き鋼管の場合には、
該リブを所定の間隔で前記T字状に削除してもよい。
管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造の他の実
施形態における鋼管の部分断面図である。図7におい
て、引張部材2は、第一の鋼管15と第二の鋼管25
を、その内面に配置された継手管45により接合したも
のであって、継手管45と第一の鋼管15の隙間65、
継手管45と第二の鋼管25の隙間66には、それぞれ
速硬性高強度モルタル70(以下、モルタル70と称
す)が圧入されている。
定の距離に底部材85が設置され、該底部材85に継手
管45が載置されている。また、前記第二の鋼管25の
上端部から所定の距離だけ下方(前記底板材85の設置
位置より上方)に、モルタル70を圧入するためのモル
タル圧入口27が穿設され、該モルタル圧入口27にモ
ルタルを圧送するモルタル圧送管28が接合される。ま
た、第二の鋼管25の側面には管軸方向に複数の空気抜
き兼充填確認穴44(図示しない)が穿設されている。
25の外周に突出物が無いから、これらの周りに鉄筋を
配置する際の妨げとならない。なお、モルタル圧入口2
7や空気抜き兼充填確認穴17、29を穿設するもの
の、第一の鋼管15と継手管45、および第二の鋼管2
5と継手部45がそれぞれ重なっているため、この程度
の断面欠損は強度には影響しない。
圧材46が、略T字状に隙間を形成しながら管軸方向に
複数段設置され,一方、第一の鋼管15と第二の鋼管2
5の内周にも、前記継手管40の内周面と同様に、鋼管
側支圧材16、26が管軸方向に複数段設置されてい
る。このとき、鋼管側支圧材16と継手管側支圧材46
および鋼管側支圧材26と継手管側支圧材46は何れ
も、管軸方向で互い違いに配置されている。
管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造の他の実
施形態における鋼管の部分断面図である。図8におい
て、第一の鋼管15と第二の鋼管25は、継手管45の
略中央で突き当たり、該突き当たり部82は、円錐状に
テーパ加工され、前記第一の鋼管15と前記第二の鋼管
25の位置決めを容易にし,かつ、前記モルタル70の
流逸を防止している。
定の距離に底部材86が設置され、該底部材86に継手
管45が載置されている。このとき、底部材86の上面
および第二の鋼管25の下端面は、円錐状にテーパ加工
され、該底部材86と該第二の鋼管25の位置決めを容
易にしている。なお、図7で説明した実施の形態4と同
じ部分には、これと同じ附合を付し、一部の説明を省略
する。
置され、すり鉢状の円錐凹部を有すものに限定するもの
ではなく、底板材が鋼管の外周に配置され、円錐台状の
凸部を有すものでもよい。
管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造の他の実
施形態を示す全体断面図である。なお、図3で説明した
実施の形態1と同じ部分には、これと同じ附合を付し、
一部の説明を省略する。図9において、引張部材3は、
第一の鋼管10と第二の鋼管20を、継手管40により
接合したものであって、継手管40と第一の鋼管10
は、連結用リング材16を介して溶接接合され、継手管
40と第二の鋼管20の隙間62には、速硬性高強度モ
ルタル70(以下、モルタル70と称す)が圧入されて
いる。このとき、前記溶接接合は、あらかじめ工場にお
いて実施されるものである。また、第一の鋼管10の下
端面と第二の鋼管20の上端面の当接部83に、樹脂ま
たはパッキンが配置されていない。
底部材が設置されている場合は、 1)継手管40付き第一の鋼管10の下端面を、第二の
鋼管20の上端面に載置する。 2)該状態(前記第一の鋼管10は図示しない吊り上げ
手段により吊り下げられている)において、継手管40
の下端面が、第二の鋼管20に設置された底部材22に
当接する。 3)該状態(前記第一の鋼管10は図示しない吊り上げ
手段により吊り下げられている)において、前記モルタ
ル圧入口42よりモルタルを圧入する。 4)該モルタル圧入により、圧入されたモルタルは、ま
ず、円周方向に充填され、やがて、管軸方向で上方に充
填されていく。 5)したがって、下方の空気抜き兼充填確認穴44から
充填されたモルタル70が押出されることにより、該充
填が確認され、該押出し現象は下方から上方の充填確認
穴44に移動していく。 6)ここで、モルタル70が押出されている空気抜き兼
充填確認穴44を、別途用意した栓45により閉塞し
て、 7)前記モルタルの圧入を継続し、前記確認と前記閉塞
を繰り返すし、 8)該モルタルが、前記当接部83の近傍に達したとこ
ろで該圧入を完了する。
れていない場合は、前記工程1)および前記工程2)に
かえて、 1)継手管40付き第一の鋼管10の下端面を、底部材
22を貫通している第二の鋼管20の上端面に載置す
る。 2)該状態(前記第一の鋼管10は図示しない吊り上げ
手段により吊り下げられている)において、底部材22
を持ち上げて継手管40の下端面が当接し、底部材22
を第二の鋼管20の側面に固定する。このとき、該当接
部に樹脂またはパッキンを挟んでもよい。あるいは、底
部材22を継手管40に固定し、このとき、底板材22
と第二の鋼管20の側面との隙間に樹脂またはパッキン
を挟んでもよい。
0の側面にのみ配置すればよいから、前記当接部83に
モルタル70が到達することがなく、該当接部70に樹
脂またはパッキンを配置しなくても、鋼管内部へモルタ
ルが漏れることがない。また、連結用リング材16は第
一の鋼管10の下端部近傍に設置しても、力の伝達に支
障がないから、継手管40の長さは、継手管40と第ニ
の鋼管20との間で力を伝達するために必要な長さと略
同じにすることができる。つまり、前記実施の形態1の
場合に略半分の長さに短縮することができる。
一の鋼管10および第二の鋼管20が、外径1600m
m、肉厚25mmの鋼管であって、これに支圧部材1
1、21が、板厚19mm、幅40mmの平鋼を、管軸
方向に隙間238mmで7段配置されている。
m、肉厚25mm、長さ3360mmの鋼管であって、
これに支圧部材41が、板厚19mm、幅40mmの平
鋼を、管軸方向に隙間238mmで14段配置されてい
る。
圧部材の直下に、水平方向に約300mmピッチで配置
されている。
ル70)として、設計基準強度σck=6000kPa(キ
ロパスカル)のものを用いた。該モルタル70は、圧入
後2〜3時間で2000kPa(キロパスカル)程度の圧
縮強度が得られ、7日程度で6000kPa(キロパスカ
ル)程度の圧縮強度を得られるものである。
と、前記鋼管10,20の支圧部材11,21はそれぞ
れ互い違いに配置されているから、該モルタル70の半
径方向の厚さは55mmで、最小厚さ(これらの支圧部
材の位置において)は36mmである。
であって、圧入後2〜3時間あれば鋼管の鉛直性などを
調整することが可能になり、その後は地震力に十分耐え
るものである。
ものではなく、例えば、丸鋼を溶接してもよく、その形
状は設計事項である。さらに、前記支圧部材を、円周方
向に所定の間隔を設けて設置してもよい。
成橋脚の引張部材の継手構造によれば、以下のような顕
著な効果が得られる。 1)現場における溶接作業または機械的締結作業を排除
するから、迅速かつ安定した施工が可能になる。 2)支圧部材が設置された面の間に速硬性高強度モルタ
ル70を圧入して鋼管と継手部材を接合するから、早期
に確実な接合強度を得ることができる。 3)鋼管内部に継手部材を配置しない場合には、該鋼管
内部に障害物がないから、該鋼管内部を多目的に利用す
ることが容易になる。 4)鋼管の外周に継手部材を配置しない場合には、該鋼
管の外周部に障害物がないから、該鋼管の周囲に鉄筋を
自由に配置することができる。
部材の継手構造の一実施形態を示す全体斜視図である。
部材の継手構造の一実施形態を示す部分斜視図である。
部材の継手構造の一実施形態を示す部分断面図である。
部材の継手構造の一実施形態におけ力の伝達を説明する
部分断面図である。
部材の継手構造の他の実施形態における部分断面図であ
る。
部材の継手構造の他の実施形態における鋼管の部分斜視
図である。
部材の継手構造の他の実施形態における鋼管の部分断面
図である。
部材の継手構造の他の実施形態における鋼管の部分断面
図である。
部材の継手構造の他の実施形態を示す全体断面図であ
る。
おける鋼管の重ね継手構造の概略を示す断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 一対の鋼管の突き合せ端面を含む外周
部または内周部に配置された継手管と、該一対の鋼管の
端部と該継手管との隙間に打設されたグラウト材を有
す、鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造で
あって、 前記鋼管の前記グラウト材が打設される範囲の下端に設
置され、前記継手管が載置される底部材と、前記鋼管の
前記グラウト材が打設される範囲に設置された、突起ま
たは突条からなる支圧部材と、 前記継手管の前記グラウト材が打設される範囲に設置さ
れた、突起または突条からなる支圧部材とを具備するこ
とを特徴とする鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の
継手構造。 - 【請求項2】 前記グラウト材が、打設から3〜7時
間で20N/mm2の圧縮強度を発現する速硬性高強度モル
タルであることを特徴とする請求項1記載の、鋼管コン
クリート合成橋脚の引張部材の継手構造。 - 【請求項3】 前記鋼管の突き合せ端面に、モルタルの
漏れ止め用の樹脂またはパッキングを配置、あるいは、
該配置に重ねて速硬性高強度モルタルを打設することを
特徴とする請求項1または2記載の鋼管コンクリート合
成橋脚の引張部材の継手構造。 - 【請求項4】 前記鋼管に設置された支圧部材と、前
記継手管に設置された支圧部材とが、管軸方向で互い違
いに配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何
れかに記載の鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の継
手構造。 - 【請求項5】 下方にある前記鋼管の前記グラウト材が
打設される範囲の下限部に、打設されるモルタル材の流
逸を防止する底部材が設置され、 該底部材が、前記外周部に配置された継手管が当接する
上方が狭くなる円錐台状凸部、または前記内周部に配置
された継手管が当接する上方が広くなる円錐台状凹部を
有すことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の鋼
管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造 - 【請求項6】 前記継手管が、グラウト材の打設を確認
するためのグラウト材流逸穴を、管軸方向に複数有すこ
とを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の鋼管コン
クリート合成橋脚の引張部材の継手構造 - 【請求項7】 前記継手管が、突条付き圧延鋼板により
形成された内面リブ付鋼管または外面リブ付鋼管である
ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の鋼管コ
ンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造 - 【請求項8】 前記鋼管に設置された支圧部材または前
記継手管に設置された支圧部材が、管軸方向または周方
向にそれぞれ複数配置され、該支圧部材管の隙間が略T
字状をなすことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記
載の鋼管コンクリート合成橋脚の引張部材の継手構造 - 【請求項9】 前記継手管が、前記鋼管の一方に前記底
部材または取付材を介して溶接されていることを特徴と
する請求項1〜8の何れかに記載の鋼管コンクリート合
成橋脚の引張部材の継手構造
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