JP2002332586A - 電解槽 - Google Patents

電解槽

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JP2002332586A
JP2002332586A JP2001164380A JP2001164380A JP2002332586A JP 2002332586 A JP2002332586 A JP 2002332586A JP 2001164380 A JP2001164380 A JP 2001164380A JP 2001164380 A JP2001164380 A JP 2001164380A JP 2002332586 A JP2002332586 A JP 2002332586A
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Uu Sopu Kim
ウー ソプ キム
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HUNG CHANG CO Ltd
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水の電気分解により生成する酸素ガスと水素ガ
スを分離して排出する、エネルギー効率とガス発生効率
の高い電解槽の提供。 【解決手段】ガスケット、電極、ガスケット、隔膜固定
用リング、隔膜及びセルフレームが順次結合した単位セ
ットを多数積層し、積層体の両端を陰極及び陽極に固定
してなる電解槽であって、リング状の各部材の上部およ
び下部の中心部に向かって伸びた3個の突出部にそれぞ
れ孔を設け、一方、板状の各部材には、該孔と対応する
位置にそれぞれ孔を空け、リング状および板状の各部材
の孔を連通させ、電解により、隔膜の表裏で別々に発生
した水素ガスおよび酸素ガスを分離した状態のまま上部
の別々の孔を通して外部に排出するようにし、電解液を
下部の孔を通して外部に排出するようにした電解槽。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電解槽に関するもの
で、特に消費電力を減少し、電気分解の効率を高めるこ
とができ、且つ水素ガスと酸素ガスを分離した状態で排
出できる電解槽に関する。
【0002】
【従来の技術】電気分解装置、例えば水酸化ナトリウム
又は水酸化カリウムなどの電解質を含有した電解液を電
気分解し、水素ガスと酸素ガスを発生させる電気分解装
置は、電解液の電気分解が行われる電解槽を備えてい
る。ある程度の構造的な違いはあるが、現在使用中の一
般的な電解槽の基本構造は、一端に陽極に接続された電
極板(第1電極板)を配置し、その反対端には陰極に接
続された電極板(第2電極板)を配置する構造である。
第1及び第2電極板の間には薄膜の双極電極板が配置さ
れるが、このような構造の電解槽は狭い空間内に多くの
電極を設けることができ、大量のガスを発生させること
ができるとともに、極間電圧が低いため、単位ガス量の
発生に消耗される電力量も比較的少ない。
【0003】しかしながら、該構造の電解槽では双極電
極板間での気密性を保つのが容易でないため、電解槽の
使用圧力を高めるのに限界がある。一方、分離型電解槽
では双極電極板の上部には水素ガスと酸素ガスをそれぞ
れ通すための2つのガス排出孔が、下部には電解液供給
孔が形成されている。電気分解の際、各電極板に電流が
引加されると各孔(加工部分として、角部)を通して電
流が漏れ、電気分解効率が低下すると同時にエネルギー
浪費という問題が発生する。
【0004】一方、電気分解が行われる電解槽内では、
電極は、常に電解液との接触状態を維持しなければなら
ないが、電極上部の一部が電解液の液面上に露出する
と、電気分解の起こる有効面積が減少し、電極の単位面
積当たりの電流密度が上昇し、結果的に電極の寿命を短
縮することになる。
【0005】このような問題点を解決するため、本出願
人が出願した2001年特許出願第12825号は、気
密性に優れ、電解液及びガスの漏れもなく、セルフレー
ムの増減によりガス発生容量を容易に調節できる長所を
有し、少量の電力エネルギーで大量のガスを発生させる
ことができる、小型化可能な電解槽に関する。
【0006】しかしながら、先行特許出願では、電極板
と陽極、陰極と電極板の間で発生したガスは水素と酸素
が2:1の割合で混合された状態で生産されるため、産
業用としての活用度が低い。特に高純度の水素ガスを必
要とする産業分野で活用するためには、水素ガスと酸素
ガスを分離させる別のシステムが必要になるという問題
点がある。
【0007】最近、水素ガスはブレージング、溶接、貴
金属細工、ガラス加工、半導体製造工程など工業用とし
て、また純水素を用いた燃料電池自動車など次世代無公
害エネルギー源としての産業的活用度も増す一方であ
る。しかしながら、現在生産中の水素ガスは化石燃料よ
り製造され、高圧シリンダーに圧縮ガスの形で充填され
ており、運搬及び使用上の安定性が確保できないため、
それ自体が無公害エネルギー源であるにもかかわらず、
産業用としての実用度はあまり高くない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上述
した通り、一般の水酸ガス発生用電解槽の抱える問題点
を解決し、エネルギー効率及び水酸ガス発生効率を向上
させると同時に、酸素ガスと水素ガスを分離して生産す
ることのできる電解槽を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電解槽は、
ガスケット、電極、ガスケット、隔膜固定用リング、隔
膜及びセルフレームが順次に結合した単位セットを多数
積層し、その両端に陰極及び陽極をそれぞれ固定したも
のである。
【0010】本発明を構成する各電極は双極(bipo
lar)電極であり、電極の上部には第1及び第2ガス
通過孔が、下部には電解液通過孔がそれぞれ形成されて
いる。各ガスケットは電極の外周部と対応するリング状
の部材であり、その上部には第1及び第2突出部が、ま
た下部には第3突出部が中心部に向ってそれぞれ伸びて
おり、各突出部が電極の各孔の周辺部を押圧する第1及
び第2ガス通過孔と電解液通過孔がガスケットの各突出
部に形成されている。また、各隔膜の上部には第1及び
第2ガス通過孔が、下部には電解液通過孔がそれぞれ形
成されている。
【0011】各隔膜固定用リングは、各ガスケットと同
一形態であり、またその上部にはガス通過孔がそれぞれ
形成された第1及び第2突出部が、下部には電解液通過
孔が形成された第3突出部が中心部に向ってそれぞれ伸
びており、各突出部が各セルフレームの間に配置された
隔膜の各孔の周辺部を押圧する。
【0012】各セルフレームの規格は、電極より大き
く、その上部にはガス通過孔がそれぞれ形成された第1
及び第2突出部が、また下部には電解液通過孔が形成さ
れた第3突出部がそれぞれ中心部に向って伸び、各孔は
電極及び各ガスケットに形成されたガス通過孔及び電解
液通過孔とそれぞれ対応し、各電極の第1表面より発生
し酸素ガスは第1ガス通過孔を通り、各電極の第2表面
より発生した水素ガスは第2ガス通過孔を通って外部に
排出される。また外部より供給された電解液は電解液通
過孔を通って内部に流入する。
【0013】各セルフレームには、その前面に外周部に
沿って一定幅及び高さの第1凸部が形成され、その後面
には前面の第1凸部と同一幅及び深さの第1凹部が形成
されていて、2個のセルフレームが結合する際、後方セ
ルフレームの第1凸部が前方セルフレームの第1凹部内
に差し込まれ、両セルフレームが結合する。
【0014】各セルフレームの前面の第1、第2及び第
3突出部の各孔の周辺部にはそれぞれ第1、第2及び第
3円筒部が形成され、後面の各孔の周辺部にはそれぞれ
一定深さの凹部が形成され、その前面の第1円筒部及び
第3円筒部の両側及び部材中心に向う部分には、一定幅
の切開部がそれぞれ形成され、第2及び第3突出部後面
の孔の周辺凹部の両側及び部材中心に向う部分には切開
部がそれぞれ形成されている。
【0015】また、各隔膜固定用リングの、第1及び第
3突出部前面の両側及び部材中心に向う部分にはそれぞ
れ一定幅の切開部が形成され、第3突出部後面の孔の両
側及び部材中心に向う部分には切開部が形成されてい
る。隔膜固定用リングを用い、隔膜を各セルフレームに
結合する際、セルフレーム前面の第1円筒部の切開部と
隔膜固定用リングの対応突出部の表面に形成された切開
部が連通し、セルフレームに装着された電極の第1表面
より発生したガスは隔膜固定用リングの切開部、セルフ
レームの第1円筒部の切開部及び第1孔を通して外部に
排出され、電極の第2表面より発生したガスは、前方の
他のセルフレームの第2円筒部後面に形成された切開部
及び第2孔を通して外部に排出される。
【0016】また外部より電解液通過孔に流入し電解液
は、各セルフレームの第3突出部の前面及び後面の孔の
周辺に形成された切開部を通して各電極間の空間に流入
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて、本発明
をより詳しく説明する。図1は、本発明によるフィルタ
ープレス型電解槽を構成する各部材を図示した分離斜視
図であり、図2は、該図1の各部材を固定手段を用いて
一体化させ構成した電解槽の正面図であり、本発明によ
る電解槽100を構成する部材は次の通りであり、電
極、ガスケット、隔膜及びセルフレームの構造中の一つ
のみを例を上げ説明する。
【0018】陽極電極101及び陰極電極102 電解槽100の両側端に位置する陽極電極101と陰極
電極102はその外側表面に電源連結用ボルト101a
及び102aがそれぞれ固定されており、陰極電極10
2には電解液供給口連結ニップル102bが、陽極電極
101には2個のガス排出口連結ニップル(101b:
図2では一つのニップルのみ図示される)が固定されて
いる。陽極及び陰極電極101及び102は4個のステ
ーボルトにより一体化される。
【0019】電極50 図1では一つの電極50のみが図示されているが、陽極
電極101と陰極電極102の間には多数の円盤型電極
[50;双極(bipolar)電極]が配置される。
電極50の上部には酸素ガス通過孔51と水素ガス通過
孔52がそれぞれ形成されており、また下部には電解液
通過孔53が形成されている。
【0020】陽極電極101と陰極電極102に電圧を
引加すると、例えば、陽極電極101に対応する電極5
0の表面には反対極性(即ち、陰極)の電荷が帯電し、
その反対表面には陽極電極101と同一極性の電荷が帯
電している。また、電荷が帯電した電極50に隣接して
いる他の電極(図示されていない)の表面には、向かい
合う電極表面に帯電した電荷と反対極性の電荷が帯電
し、このような帯電現象は導電性の電解液が電流を電極
に伝えることにより成り立つ。電極表面でのこのような
電荷帯電現象は全電極50で起こる。即ち、向かい合う
電極50の表面に反対極性の電荷が帯電することによ
り、各電極50の間に存在する電解液の電気分解が行わ
れ酸素ガス及び水素ガスが発生する。
【0021】隔膜20 陽極電極101と電極50の間、反対極性に帯電される
各電極50の間及び電極50と陰極電極102の間に
は、電極50より小さい直径の円盤型隔膜20が配置さ
れる。各隔膜20の上部には、それぞれ酸素ガス通過孔
21と水素ガス通過孔22が形成されており、下部には
電解液通過孔23が形成されている。隔膜20は、ある
一つの電極50の陽極(+)に帯電された表面より発生
した酸素ガスと、向かい合う電極50の陰極(−)に帯
電された表面より発生した水素ガスの混合を防止する。
また、隔膜20は各電極50の間に存在する電解液中の
イオンの流れを円滑にすることで電気分解に必要なエネ
ルギーを減らすことができる。
【0022】セルフレーム(10) 陽極電極101及び各電極50の後方(図1基準)には
それぞれリング状のセルフレーム10が配置される。各
セルフレーム10の直径は電極50の直径よりやや大き
く、上部及び下部には各電極50の上部及び下部に形成
された孔51及び52とそれぞれ対応する酸素ガス通過
孔、水素ガス通過孔及び電解液通過孔がそれぞれ形成さ
れている。各セルフレーム10の構成に対しては、図3
と関連し追って説明する。
【0023】ガスケット(40) 陽極電極101と隔膜20、電極50と隔膜20、セル
フレーム10と電極50及びセルフレーム10と陰極電
極102の間には密封用ガスケット40がそれぞれ配置
される。ガスケット40はリング状で、その直径は電極
50の直径と同一である。ガスケット40の上部及び下
部にも、電極50及びセルフレーム10の上部及び下部
に形成された孔51、52及び53に対応する酸素ガス
通過孔41、水素ガス通過孔42及び電解液通過孔43
がそれぞれ形成されている。
【0024】図1に図示された通り、各ガスケット40
に形成された各孔41、42及び43は、本体より内側
に円形に伸びた突出部41A、42A及び43Aの中央
部にそれぞれ形成されている。したがって、電極50の
両面にそれぞれガスケットを密着させる際、両部材40
及び50の各孔41及び51、42及び52、43及び
53が互いに連通した状態で、ガスケット40の各突出
部41A、42A及び43Aは電極50の孔51、52
及び53の周辺部表面に気密状態で密着される。
【0025】隔膜固定用リング30 隔膜20とガスケット40の間に配置される隔膜固定用
リング(30;以下“リング”と称す)の形態はガスケ
ット40の形状と同一である。即ち、リング30の直径
は電極50の直径と同一であり、その上部及び下部に、
電極50及びセルフレーム10の上部及び下部に形成さ
れた孔と対応する酸素ガス通過孔31、水素ガス通過孔
32及び電解液通過孔33がそれぞれ形成されている。
【0026】後節で説明する図4a及び4bに図示され
ている通り、各リング30に形成された各孔31、32
及び33は、本体より内側に伸びた円形の突出部31
A、32A及び33Aの中央部にそれぞれ形成されてい
る。したがって、セルフレーム10の一面に隔膜20を
密着固定させる際、リング30と隔膜20の各孔31及
び21、32及び22、33及び23が互いに連通した
状態で、リング30の各突出部31A、32A及び33
Aは、隔膜20の各孔21、22及び23の周辺部表面
に気密状態で密着される。
【0027】図3a及び図3bは、本発明の構成部材中
の一つであるセルフレーム10の正面図及び背面図、図
3cは、切取線A−Aによって切取ってなる断面図で、
上述したセルフレーム10の構成をより詳しく図示する
ものである。リング状のセルフレーム10は、図3cに
図示した通り、厚さが異なる内側部Iと外側部Oに区分
され、内側部Iの厚さは外側部Oの厚さより薄くなって
いる。
【0028】セルフレーム10の上部(図3a基準)に
は中心に向って伸びた第1及び第2突出部10E−1及
び10E−2があり、各突出部10E−1及び10E−
2の中央には酸素ガス通過孔H1及び水素ガス通過孔H
2がそれぞれ形成されている。また、セルフレーム10
の下部には中心に向って伸びた第3突出部10E−3が
形成されており、第3突出部10E−3の中央には電解
液通過孔H3が形成されている。
【0029】セルフレーム10の前面の外周部、即ち外
側部Oの表面には、一定幅及び高さの第1凸部11Aが
形成されており、その内側には微小高さの第2凸部12
Aが形成されている。また、内側部Iの表面にも微小高
さの第3凸部13Aが形成されている。各突出部10E
−1、10E−2及び10E−3の中央部に形成された
上述した各孔H1,H2及びH3の周辺には中空円筒部
14A−1、14A−2及び14A−3が形成されてお
り、その外径はガスケット40及び電極50に形成され
た孔41、42、43及び51、52、53の直径と同
一である。
【0030】一方、酸素ガス通過孔H1の周辺に形成さ
れた第1円筒部14A−1の上部及び電解液通過孔H3
の周辺に形成された第3円筒部14A−3の下部には、
両側を水平に所定深さで切開した切開部A11及びA1
3がそれぞれ形成され、突出部10E−1及び10E−
3の表面と孔H1及びH3は連通している。また、酸素
通過孔H1の周辺に形成された第1円筒部14A−1の
下部、及び電解液通過孔H3の周辺に形成された第3円
筒部14A−3の上部には、中心に向う形で所定深さに
切開した切開部A21及びA23をそれぞれ形成され、
セルフレーム10の内部空間と孔H1及びH3は連通し
ている。
【0031】セルフレーム10の後面部は平らな形状を
しており、その外側部Oには全部材にかけて、一定幅及
び深さの第1凹部11Bが形成されており、その内側に
は微小高さの第1凸部12Bが形成されている。また、
酸素ガス及び水素ガス通過孔H1、H2及び電解液通過
孔H3の周辺にも、一定深さ及び幅の第2凹部13B−
1、13B−2及び13B−3がそれぞれ形成されてい
る。一方、水素ガス通過孔H2と電解液通過孔H3が形
成された突出部10E−2及び10E−3の後面には、
セルフレーム10の本体内側端と隣接する部分を切開し
た切開部B12及びB13が形成され、突出部10E−
2及び10E−3の表面と孔H2及びH3がそれぞれ連
通し、突出部10E−2及び10E−3の内側表面には
中心方向に切開部B22及びB23が形成され、セルフ
レームの内部空間と各孔H2及びH3が連通している。
【0032】図4a及び図4bは、本発明の構成部材中
の一つである隔膜固定用リング30の正面図及び背面図
で、隔膜固定用リング30の構成をより詳しく説明す
る。隔膜固定用リング30もリング状をしており、その
内径はセルフレーム10と同一であるが、外径はセルフ
レーム10の内側部Iの外径と同一である。
【0033】隔膜固定用リング30の上部(図4a基
準)には内側部分より中心に向って伸びた第1及び第2
突出部30E−1及び30E−2が形成されており、各
突出部30E−1及び30E−2の中央には酸素ガス通
過孔G1及び水素ガス通過孔G2がそれぞれ形成されて
いる。また、隔膜固定用リング30の下部には中心に向
って伸びた第3突出部30E−3が形成されており、該
突出部30E−3の中央には電解液通過孔G3が形成さ
れている。
【0034】隔膜固定用リング30の前面及び後面は平
らな形をしており、本体の中央部の前面及び後面には、
全部材にかけて一定高さの凸部30A及び30Bがそれ
ぞれ形成されている。一方、前面部には、酸素ガス通過
孔G1と電解液通過孔G3が形成された突出部30E−
1及び30E−3の上に、本体内側端と隣接する部分を
切開した切開部B31−1及びB33−1を形成し、内
部空間と各孔G1及びG3をそれぞれ連通させ、また突
出部30E−1及び30E−3の内側部にも中心方向に
切開部B31−2及びB33−2を形成し、内部空間と
孔G1及びG3を連通させている。
【0035】以上通りの部材を組立てて電解槽を構成す
る過程を各図面を用いて説明する。なお、以下の説明で
は便宜上、各部材に構成された酸素ガス通過孔及び水素
ガス通過孔をそれぞれ“第1上部孔”及び“第2上部
孔”と、下部に構成された電解液通過孔を“下部孔”と
称する。
【0036】組立てに当っては、まず、ガスケット4
0、電極50、ガスケット40、隔膜固定用リング3
0、隔膜20及びセルフレーム10を単位セット(例え
ば、図1のAおよびB)にして組み立てる。ガスケット
40、電極50及びガスケット40、隔膜固定用リング
30及び隔膜20の第1上部孔41、51、41、3
1、21及び第2上部孔42、52、42、32、22
と、下部孔43、53、43、33、23を対応させた
形にして、セルフレーム10の前面に密着させる。
【0037】これにより、ガスケット40、電極50、
ガスケット40、隔膜固定用リング30及び隔膜20の
第1及び第2上部孔41、51、41、31、21及び
42、52、42、32、22と下部孔43、53、4
3、33、23は、セルフレーム10の各突出部10E
−1,10E−2及び10E−3の前面に形成された第
2凹部13B−1,13B−2及び13B−3に差し込
まれる。
【0038】この際、隔膜20と隔膜固定用リング30
の外周端はセルフレーム10の前面の内側部Iと外側部
Oの境界端に密着される。隔膜固定用リング30の各突
出部30E−1,30E−2及び30E−3と、セルフ
レーム10の各突出部10E−1,10E−2及び10
E−3の間には隔膜20の外周部が位置し、結果的に、
隔膜20は隔膜固定用リング30とセルフレーム10の
間で支持される。
【0039】一方、ガスケット40、電極50及びガス
ケット40の外周端は、セルフレーム10前面の外側部
Oに形成された第1凸部11Aの内面に密着される。こ
こで、隔膜固定用リング30の後面に形成された凸部3
0B及びセルフレーム10前面に形成された第2凸部1
2Aは、その間に位置した隔膜20の外周部にそれぞれ
接触することになり、より優れた密封効果が得られる。
また、電極50、前/後方に配置した諸ガスケット40
の突出部41A、42A及び43Aは、前/後方で電極
50の上部及び下部孔51、52及び53の周辺部にそ
れぞれ密着される。
【0040】このように、ガスケット40、電極50、
ガスケット40、隔膜固定用リング30、隔膜20及び
セルフレーム10よりなる多数の単位セットAを積層す
る形で組み立てることにより電解槽が構築される。以下
の説明では、便宜上、2個の単位セットA及びBを用い
て単位セットの結合を説明する。なお、以下の説明で
は、便宜上、2個の単位セット中、前方(図1及び図6
基準)の単位セットを第1単位セットAと、後方の単位
セットを第2単位セットBと称する。
【0041】以上のように組立てられた第1及び第2単
位セットA及びBを、各部材に形成された上部孔及び下
部孔を基準に結合させると、第2単位セットBのセルフ
レーム10の前面に形成された第1凸部11Aは、第1
単位セットAのセルフレーム10の後面に形成された第
1凹部11B内に差し込まれる。また、第2単位セット
Bのセルフレーム10の前面の各孔H1,H2及びH3
の周辺に形成された円筒部14A−1,14A−2及び
14A−3は、第1単位セットAのセルフレーム10の
後面の各孔の周辺部に形成された第2凹部13B−1,
13B−2及び13B−3内にそれぞれ差し込まれる。
一方、第1単位セットAのセルフレーム10の後面に形
成された第2凸部12Bは、第2単位セットBの前方ガ
スケット40の表面を押圧するようになる。
【0042】以上のように、多数の単位セットA,Bを
組み立てる際、ある一方の単位セットBの電極50と、
他方の単位セットAの電極(図1では陽極電極101で
ある)の間には隔膜20が存在するようになり、結局、
この隔膜20により、一方の単位セット(例えばB)の
電極表面より発生した水素ガス(又は酸素ガス)は、他
方の単位セットの向かい合う電極表面より発生した酸素
ガス(又は水素ガス)と混ざらなくなる。以上を、より
詳細に説明すると次の通りになる。
【0043】第2単位セットBのセルフレーム10の前
面の酸素ガス通過孔H1の周辺に形成された第1円筒部
13A−1の各切開部A11及びA21は、隔膜固定用
リング30の酸素ガス通過孔G1が形成された突出部3
0E−1上の切開部B31−1及びB31−2とそれぞ
れ対応した形をしている。また、隔膜固定用リング30
の前面は、その前方に位置した第1単位セットBのセル
フレーム10の突出部10E−1の後面に密着した状態
(勿論その間にはガスケット40と電極50が位置す
る)になる。
【0044】したがって、電気分解により隔膜20の前
方に位置した電極50の後面より発生した酸素ガスは、
隔膜固定用リング30の突出部30E−1前面に形成さ
れた切開部B31−1,B31−2及びセルフレーム1
0の酸素ガス通過孔H1の周辺部の第1円筒部14A−
1に形成された切開部A11及びA21を通して酸素通
過孔H1に流入する。この際、酸素ガスは、隔膜20に
よって、隣接した他方の単位セットのセルフレームに流
入せず、セルフレーム10及び隔膜固定用リング30の
水素ガス通過孔H2及びG2が形成された突出部10E
−2及び30E−2には、切開部が形成されていないた
め、酸素ガスは水素ガス通過孔H2には当然流入しな
い。
【0045】また、外部から電解液通過孔H3に流入し
た電解液は、セルフレーム10の電解液通過孔H3の周
辺に形成された第3円筒部13A−3の切開部A13,
A23及び隔膜固定用リング30の突出部30E−3に
形成された切開部B33−1,B33−2を通し、電極
50の後方空間に流入する。
【0046】一方、第2単位セットBの前方に位置する
第1単位セットAのセルフレーム10で、水素ガス通過
孔H2が形成された突出部10E−2の後面に形成され
た切開部B12及びB22は、第2単位セットBの電極
50及びガスケット40により密閉された通路を形成す
るようになる。したがって、電気分解により第2単位セ
ットBの電極50の前面より発生した水素ガスは、第1
単位セットAのセルフレーム10の突出部10E−2後
面に形成された切開部B12及びB22を通して通過孔
H2に流入し、隔膜20によって、その流れが遮断され
る。また、当然なことに、第1単位セットAの電極より
生じた酸素ガスとは混ざらない。
【0047】また、外部から第1単位セットAのセルフ
レームの電解液通過孔H3に流入した電解液は、セルフ
レーム10の後面の電解液通過孔H3の周辺に形成され
た第3円筒部13A−3の切開部B13、B23、及び
第2単位セットの隔膜固定リング30の突出部30E−
3に形成された切開部B33−1及びB33−2を通し
て隔膜30の前方空間に流入する。
【0048】本発明で、外部から供給された電解液は、
積層された各部材の下部孔を通過する過程で重ねられた
セルフレーム10の中、後方セルフレーム10の下部突
出部10E−3に形成された下部孔H3及び下部円筒部
14A−3に形成された切開部A13及びA23及び前
方セルフレーム10の下部突出部10E−3の後面の表
面に形成された切開部B13及びB23が形成する通路
を通して、電解槽内部空間、即ち、多数のガスケット4
0、電極20及びセルフレーム10が形成する空間内に
流入する。
【0049】このように、電気分解により各セットの電
極後面より発生した酸素ガス(電解液が含有された状態
である)は、セルフレーム10の第1上部突出部10E
−1の第1円筒部14A−1に形成された切開部A1
1,及びA21と、セルフレーム10に装着された隔膜
固定用リング30の第1突出部30E−1の表面に形成
された切開部B31−1及びB31−2が形成する通路
を通し、セルフレーム10の第1上部孔H1内に流入
し、その後、各部材の第1上部孔を通過した後、外部の
収集タンクに排出される。
【0050】一方、各セットの電極前面から発生した水
素ガス(電解液が含有された状態である)は、前方に位
置した他の単位セットを構成するセルフレーム10の第
2上部突出部10E−2後面に形成された切開部B1
2,及びB22が形成する通路を通って、前方セルフレ
ーム10の第2上部孔H2内に流入し、その後、各部材
の第2上部孔を通過した後、外部の収集タンクに排出さ
れる。
【0051】以上のような形で設定された各単位セット
を結合し、結合体両端に陽極電極101と陰極電極10
2を結合させた後、陽極電極101と陰極電極102を
ステーボルト103で結合することにより、図2に図示
されたような完全な電解槽100が組み立てられる。即
ち、多数の単位セットの組立体両端に陽極電極101及
び陰極電極102を配置させ、多数のステーボルト10
3を両電極板のボルト孔に貫通させる。露出したステー
ボルト103の両端に皿バネ104を差込み、ナット1
05を締結することにより、各単位セットは締結され、
最終的に電解槽100が完成する。
【0052】この際、各部材は一定圧力で押圧される。
ここで、陽極及び陰極電極101及び102のボルト孔
には絶縁体(例えば、プラスチック)の材質の套管(b
ushing)が差し込まれることにより電流の洩れが
防げる。このように構成された電解槽一端の上部及び他
方の下部に連結ニップルをそれぞれ設け、ガス排出口及
び電解液供給口を設置する。このように、電解液流入及
び水酸ガス排出過程は、電解槽を構成する全ての単位セ
ット及び隣接セットの間で進行し、各単位セットの電極
と隣接セットの電極の間で電解液の電気分解が行われ
る。
【0053】本発明で使用されたセルフレーム10、ガ
スケット40、隔膜20及び隔膜固定用リング30につ
いて具体的に説明すると次の通りである。セルフレーム
10と隔膜固定用リング30は、高い電気絶縁性、耐熱
性及びアルカリ電解液に対する耐化学性を有するものが
望ましい。また、セルフレーム10は、その両端より圧
縮力が加えられるため、高い機械的強度を保つべきであ
る。セルフレーム10の材料としては、ガラス強化繊維
プラスチックが適当であり、例えば、ポリスルホン、ポ
リイミド、ポリフェニルスルフィド、ポリプロピレンな
どが挙げられる。これらは耐化学性、耐熱性と共に機械
的強度も優れており、90℃での連続電解に使用するこ
とができる。
【0054】ガスケット40は、セルフレーム10の持
つ特性とともに、弾性をも有すべきである。ガスケット
40として適当な材料には、例えば、エチレン−プロピ
レン共重合体(EPDM)、ポリテトラフルオロエチレ
ン(「テフロン(登録商標)」)などが挙げられ、好ま
しい厚さは0.3〜0.5mmである。
【0055】隔膜20は、陽極101、陰極102及び
各電極50より発生した酸素ガスと水素ガスの混合を防
ぐ目的で設けられる。また、エネルギー効率を向上(即
ち、各電極への円滑なイオン流れ)させるためには、優
れた電気伝導度を有すべきである。本発明では、厚さ
1.0〜2.0mm、重量350〜500g/cm2
ポリフェニレンスルフィド繊維を、70〜80℃の濃硫
酸(90%以上)で2時間処理し、水で洗浄した後、1
50℃で3時間乾燥させて製造した隔膜20を用いた。
このような工程を経た隔膜20は高い耐熱性と向上され
た電気伝導度を有する。
【0056】以上の工程を経た本発明における電解槽の
構成及び機能的特徴を、図5及び図6により説明する
と、次の通りである。図5は、各部材の結合関係及びガ
スと電解液の移動路を図示する電解槽の詳細断面図、図
6は図5の“K”部の詳細図である。
【0057】1.図6に図示された様に、各単位セット
の前方ガスケット40の全面と後方ガスケット40の後
面には、結合されたセルフレーム10全面に形成された
第2凸部12Aと、前方に位置した他の単位セットのセ
ルフレーム10の後面に形成された第2凸部12Bが押
圧された状態で、ガスケット40の気密機能を効率的に
向上させることにより、電解液及び水酸ガスの外部漏出
が阻止できる。
【0058】2.一つの電極50の両面には同一規格の
リング状ガスケット40がそれぞれ密着されており、特
に電極50の上部孔51、52及び下部孔53の周辺に
は、各ガスケット40の突出部41A、42A及び43
Aの表面が圧着されているため、電極50の表面に帯電
した電荷が電極の加工面及び各孔51、52及び53の
加工面に集中する現象を防止することができる。したが
って、電極50の全面にかけて電流密度を均一に保たせ
電流効率を向上させることができる。
【0059】3.上述した通り、本発明では、各単位セ
ットの電極50の後面には隔膜20が配置され、したが
って、各電極50の間に隔膜20が位置するようにな
る。結果的に、各電極50の表面より発生した水素ガス
(又は酸素ガス)は、向かい合う電極の表面より発生し
た酸素ガス(又は水素ガス)と混合しなくなる。これと
同時に、各セルフレーム10全面のそれぞれの上部突出
部10E−1及び10E−2に形成された各円筒部14
A−1及び14A−2の中、第1円筒部14A−1にだ
け、例えば、酸素ガス通過用の切開部A11及びA21
を設け、他の突出部14A−2の後面には、例えば、水
素ガス通過用の切開部B12及びB22のみを設けるこ
とにより、分離された一種類だけのガスをセルフレーム
10の各ガス孔H1又はH2に流入させることができ
る。
【0060】
【発明の効果】本発明は単位ユニットを構成する各電極
の後方に隔膜を配置させることにより、電極の各表面か
ら発生した酸素ガスと水素ガスを分離した状態で外部に
排出でき、高純度のガスを生産することができる。ま
た、各単位ユニットを構成する前方ガスケット及び後方
ガスケットの表面に、セルフレーム表面に形成された凸
部が押圧、接触することにより、ガスケットの気密機能
を効率的に向上させ、電解液及び水酸ガスの漏出が防止
できる。なお、電極のガス排出用孔と電解液供給用孔の
周辺部にはガスケットの突出部表面が圧着されており、
電極表面に帯電した電荷が電極の加工面及び各孔の加工
面に集中する現象が阻止され、電極全面にかけて全密度
を均一に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電解槽を構成する各部材を図示
した分離斜視図である。
【図2】 図1の各部材を結合して構成した電解槽の正
面図である。
【図3】 (a)及び(b)は、本発明の構成部材中の
一つであるセルフレームの正面図及び背面図であり、
(c)は、(a)の切取線A−Aで切取ってなる断面図
である。
【図4】 (a)および(b)は、隔膜固定用リングの
正面図及び背面図である。
【図5】 各部材の結合関係を図示する電解槽の詳細断
面図である。
【図6】 図5の“K”部の詳細図である。
【符号の説明】
10:セルフレーム 10E−1:突出部 H1:酸素ガス通過孔 14A−1:中空円筒部 A11:切開部 A21:切開部 10E−2:突出部 H2:水素ガス通過孔 14A−2:中空円筒部 10E−3:突出部 H3:電解液通過孔 14A−3:中空円筒部 A13:切開部 A23:切開部 11A:第1凸部 12A:第2凸部 13A:第3凸部 11B:第1凹部 12B:第2凸部 13B−1:第2凹部 H1:水素ガス通過孔 13B−2:第2凹部 H2:酸素ガス通過孔 B12:切開部 B22:切開部 13B−3:第2凹部 H3:電化液通過孔 B13:切開部 B23:切開部 20:隔膜 21:酸素ガス通過孔 22:水素ガス通過孔 23:電化液通過孔 30:隔膜固定用リング 30A:凸部 30B:凸部 30E−1:突出部 G1:酸素ガス通過孔 B31−1〜2:切開部 30E−2:突出部 G2:水素ガス通過孔 30E−3:突出部 G3:電解液通過孔 B33−1〜2:切開部 31:酸素ガス通過孔 31A:突出部 32:水素ガス通過孔 31B:突出部 33:電解液通過孔 31C:突出部 40:ガスケット 41:酸素ガス通過孔 41A:突出部 42:水素ガス通過孔 41B:突出部 43:電解液通過孔 41C:突出部 50:電極 51:酸素ガス通過孔 52:水素ガス通過孔 53:電解液通過孔 101:陽極電極 101a:電源連結用ボルト 101b:ガス排出口ニップル 102:陰極電極 102a:電源連結用ボルト 102b:電解液供給口連結ニップル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に供給された電解液の電気分解を進行
    させ、ガスを発生させる電解槽において、ガスケット、
    電極、ガスケット、隔膜固定用リング、隔膜及びセルフ
    レームが順次的に結合された単位セットを多数積層し、
    その両端に陰極及び陽極電極を固定してなり、各電極
    は、双極(bipolar)電極であり、その上部には
    第1及び第2ガス通過孔が、下部には電解液の通過孔が
    それぞれ形成されており、各ガスケットは電極の外周部
    と対応するリング状の部材であり、上部にはガス通過孔
    がそれぞれ形成された第1及び第2突出部が、下部には
    電解液通過孔が形成された第3突出部が中心部に向って
    それぞれ形成されており、各突出部が、各突出部の間に
    位置した電極の各孔の周辺部を押圧し、各隔膜は上部に
    第1及び第2ガス通過孔が、下部に電解液通過孔がそれ
    ぞれ形成されており、各隔膜固定用リングはその上部に
    ガス通過孔がそれぞれ形成された第1及び第2突出部
    が、下部には電解液通過孔が形成された第3突出部が、
    中心部に向ってそれぞれ形成されており、各突出部がセ
    ルフレームとの間に配置した隔膜の各孔の周辺部を押圧
    し、各セルフレームの規格は電極より大きく、上部には
    ガス通過孔がそれぞれ形成された第1及び第2突出部
    が、下部には電解液通過孔が形成された第3突出部がそ
    れぞれ構成され、上記各孔は、電極及び各ガスケットに
    形成されたガス通過孔及び電解液通過孔とそれぞれ対応
    し、各電極の第1表面より形成された酸素ガスは第1ガ
    ス通過孔を通して、各電極の第2表面より形成された水
    素ガスは第2ガス通過孔を通してそれぞれ外部に排出さ
    れ、外部より供給された電解液は電解液通過孔を通して
    内部に流入することを特徴とする電解槽。
  2. 【請求項2】各セルフレームの全面及び後面の外周部に
    は、外周部に添って一定高さの凸部が形成され、前方及
    び後方に配置されたガスケットの後面及び全面に圧着、
    接触されることを特徴とする請求項1に記載の電解槽。
  3. 【請求項3】各セルフレームの本体の全面及び後面の各
    ガス通過孔及び電解液通過孔の周辺には凸部がそれぞれ
    形成されており、前方及び後方に配置されたガスケット
    の各孔の周辺部に圧着、接触されることを特徴とする請
    求項1に記載の電解槽。
  4. 【請求項4】前記各セルフレームには、その全面に外周
    部に添って一定幅及び高さの第1凸部が形成され、その
    後面に前面の第1凸部と同一幅及び深さの第1凹部が形
    成され、2個のセルフレームが結合する際、前方セルフ
    レームの第1凸部が後方セルフレームの第1凹部内に差
    し込まれ、両セルフレームが結合されることを特徴とす
    る請求項1に記載の電解槽。
  5. 【請求項5】前記各セルフレームは、その前面の第1、
    第2及び第3突出部の各孔の周辺部に、第1、第2及び
    第3円筒部がそれぞれ形成され、後面の各孔の周辺部に
    は一定深さの凹部が形成され、前面の第1円筒部及び第
    3円筒部と部材中心に向う部分には一定幅の切開部がそ
    れぞれ形成され、第2及び第3突出部後面の各孔の周辺
    の凹部の両側及び部材中心に向う部分には切開部がそれ
    ぞれ形成されており、前記各隔膜固定用リングは、第1
    及び第3突出部の両側及び部材中心に向う部分には一定
    幅の切開部がそれぞれ形成され、第3突出部後面の孔の
    両側及び部材中心に向う部分には切開部が形成されてお
    り、隔膜固定用リングを用いて隔膜を各セルフレームに
    結合させる際、セルフレーム前面の第1円筒部の切開部
    と隔膜固定用リングの対応突出部の表面に形成された切
    開部が連通され、セルフレームに装着された電極の第1
    表面より発生したガスは隔膜固定用リングの切開部、セ
    ルフレームの第1円筒部の切開部及び第1孔を通して外
    部に排出され、電極の第2表面より発生したガスは前方
    に配置された他のセルフレームの第2円筒部後面に形成
    された切開部及び第2孔を通して外部に排出され、外部
    から電解液通過孔に流入した電解液は各セルフレームの
    第3突出部の前面及び後面の各孔の周辺にそれぞれ形成
    された切開部を通して、各電極の間の空間に流入するこ
    とを特徴とする請求項1又は4に記載の電解槽。
  6. 【請求項6】前記隔膜は厚さ1.0〜2.0mm、重量
    350〜500g/cm2 であるポリフェニレンスルフ
    ィドの繊維を、70〜80℃の濃硫酸(90%以上)で
    2時間処理し、水で洗浄した後150℃で、3時間乾燥
    し製造したことを特徴とする請求項1に記載の電解槽。
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