JP2002332231A - γ−CEHC送達剤 - Google Patents

γ−CEHC送達剤

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JP2002332231A
JP2002332231A JP2001083540A JP2001083540A JP2002332231A JP 2002332231 A JP2002332231 A JP 2002332231A JP 2001083540 A JP2001083540 A JP 2001083540A JP 2001083540 A JP2001083540 A JP 2001083540A JP 2002332231 A JP2002332231 A JP 2002332231A
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cehc
tocotrienol
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amino acid
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JP2001083540A
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Jiro Takada
二郎 高田
Takeshi Fukushima
健 福島
Kazuhiro Imai
一洋 今井
Yoshiharu Karube
善晴 加留部
Kazuhisa Matsunaga
和久 松永
Michihiro Fujiwara
道弘 藤原
Akihiro Hattori
晃広 服部
Ryoji Hidaka
亮司 日高
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KENKO TSUSHO KK
Original Assignee
KENKO TSUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、高い水溶性とともに生体内
で高いバイオアベイラビリティーを示すγ−CEHC送
達剤を提供することにある。 【解決手段】 一般式(I)で表される水溶性6−クロ
マノール誘導体を含み、体内で2,7,8-trimethyl-(β-ca
rboxyethyl)-6-hydroxychromane (γ−CEHC)を放
出するγ−CEHC送達剤。 【化1】 (式中Rは窒素置換基を有するカルボン酸残基を意味
する。Rは式IIで示される残基である。) 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はγ−CEHC送達
剤、特に体内でγ−CEHCを放出する送達剤の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】LLU−α(Loma Linda University-
α)は尿毒症患者の尿から単離精製されたナトリウム利
尿因子の一つである(Murry E.D.Jr, Kantoci D.,DeWind
S.A., Bigornia A.E.,D’Amico D.C.,King J.G.,Pham
T., Levine B.H.,Jung M.E., Wechter W.J., Life Sci.
57, 2145-2161(1995))が、γ−トコフェロール代謝物
である2,7,8-trimethyl-(β-carboxyethyl)-6-hydroxyc
hromane (γ−CEHC:式II)と同一化合物であるこ
とが明らかにされた(Wechter W.J.,Kantoci D.,Murray
E.D. Jr, D’Amico D.C.,Jung M.E.,Wang W-H., Proc.N
atl. Acad. Sci. USA 93,6002-6007(1996))。
【0003】
【化3】
【0004】このLLU−αはネフロンのナトリウムポ
ンプ、平均動脈圧、糸球体ろ過速度に影響を与えず、N
/K−ATPaseのアイソザイムを阻害しない
でヘンレ係蹄の上行脚の70pSカリウムチャンネルの
みに対して可逆的な阻害を示すことからナトリウム利尿
因子と考えられている。従って、LLU−αにはカリウ
ム移動に伴う心筋などへの副作用の少ない利尿剤として
期待が持たれている。LLU−αは2位に不斉炭素をも
ち、S−LLU−αとR−LLU−αが存在するが、S
−LLU−αが最もカリウムチャンネル阻害作用が強
く、S−LLU−αは2位がR体のd−γ−トコフェロ
ールの主要代謝物である。
【0005】γ−CEHCはcyclooxygenase-2 (CO
X−2)の阻害効果を有することが明らかになり(Jiang
Q.,Elson-Schwab I., Courtemanche C., Ames B.N., P
roc.Natl. Acad. Sci. USA 97, 11494-11499(2000))、
副作用の少ない抗炎症剤、抗がん剤として期待されてい
る。また、γ−CEHCはクロマノール構造を有するた
め優れた抗酸化剤としても機能できる。
【0006】一方、クロマン2位の不斉炭素がR体であ
る天然型d−γ−トコトリエノールはラット体内でS−
γ−CEHCに効率よく代謝されることが明らかにされ
ている(Hattori A., Fukushima T., Yoshimura H., Abe
K., Imai K., Biol. PharmBull., 23, 1395-1397(200
0))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにγ−CE
HCの利尿剤、抗炎症剤、抗がん剤、抗酸化剤としての
機能を効率よく発揮させるためには、γ−CEHCの速
度論的バイオアベイラビリティと量的バイオアベイラビ
リティの確保が必須である。
【0008】そのためにはγ−CEHC自体を用いる方
法が考えられる。しかし、ラセミ体のγ−CEHCをS
Dラットに静脈内投与した場合、血漿中の生物学的半減
期はS−γ−CEHCで2分以内、R−γ−CEHCで
約1時間であり、特に活性の高いS−γ−CEHCは非
常に短いことが明らかになっている(Hattori A.,Fukush
ima T., Hamamura K.,Kato M., Imai K.,Biomed.Chroma
togr., in press)。従って、γ−CEHC自体を用いて
γ−CEHCのバイオアベイラビリティを確保すること
は非常に困難である。
【0009】一方、γ−トコトリエノールおよびγ−ト
コフェロールはγ−CEHCに体内で効率よく代謝され
ることから、γ−トコトリエノールおよびγ−トコフェ
ロールの体内レベルを確保することで、γ−CEHCの
バイオアベイラビリティを確保する方法が考えられる。
γ−トコフェロールを用いてLLU−α(γ−CEH
C)の薬物送達を行う方法としては、米国特許6,04
8,891などがある。しかし、γ−トコトリエノール
とγ−トコフェロールは、どちらも酸化に対して不安定
であり、粘性の高い油状物質で水に全く溶解しない化合
物であるため、これらの物理化学的性質が注射投与を不
可能としている。また、製剤化上、取り扱いが困難で、
保存安定性に問題がある。このため、トコトリエノール
の水溶性製剤または水性化粧品の調製には大量の非イオ
ン性界面活性剤の添加による可溶化方法が検討されてい
るが、大量の界面活性剤はアナフィラキシーショック等
の重篤な問題を生じる場合がある。従って、γ−トコト
リエノールおよびγ−トコフェロールのバイオアベイラ
ビリティを確保することは困難であり、結果としてγ−
CEHCのバイオアベイラビリティを確保することも困
難である。
【0010】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は高い水溶性を有するととも
に、生体内でγ−CEHCを生成し得る6−クロマノー
ルカルボン酸エステル誘導体を含むγ−CEHC送達剤
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者等が鋭意検討を行った結果、特定の6−クロ
マノールカルボン酸エステルがγ−CEHCのバイオア
ベイラビリティ確保を可能とし得ることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明にかかるγ−CEHC送
達剤は、一般式(I)で表される水溶性6−クロマノー
ル誘導体を含み、体内で2,7,8-trimethyl-(β-carboxye
thyl)-6-hydroxychromane (γ−CEHC)を放出する
ものである。
【化4】 (式中Rは窒素置換基を有するカルボン酸残基を意味
する。Rは化5で示される残基である。)
【0013】
【化5】 また、前記送達剤において、窒素置換基を有するカルボ
ン酸残基が、アミノ酸、N−アシルアミノ酸、N−アル
キルアミノ酸、N,N−ジアルキルアミノ酸、ピリジン
カルボン酸及びそれらのハロゲン化水素酸塩またはアル
キルスルホン酸塩の残基からなる群より選択される少な
くとも一種であることが好適である。
【0014】なお、一般式(I)で表される6−クロマ
ノールカルボン酸エステル誘導体がトコトリエノール誘
導体である場合には、クロマノール骨格の2位に不斉炭
素を有するので、d,dl体などの立体異性体が存在す
るが、本発明はこれらの異性体を包含するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明において、窒素置換基を有する
カルボン酸残基は、窒素原子に対し水素原子ないし、1
または2のアルキル基、アシル基が結合したものが好適
である。このアルキル基としては、炭素数1〜6の直
鎖、もしくは分枝のアルキル基、例えばメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、イソプロピル基、イソブチル基、
1−メチルプロピル基、tert−ブチル基、1−エチルプ
ロピル基、イソアミル基などを例示することが可能であ
り、特にメチル基、エチル基が好ましい。また、アシル
基を有する場合の炭化水素鎖も同様に定義可能である。
【0016】アミノ基とカルボニル基の間は、好ましく
は炭素数1〜7の直鎖、分枝または環状のアルキレン基
で結合される。分枝状のアルキレン基とは、例えばイソ
プロピル、イソブチル、tert−ブチル、1−エチルプロ
ピルなどのアルキル基から誘導されたアルキレン基を意
味する。環状アルキレン基とは、シクロペンタン環、シ
クロヘキサン環、あるいはメチルシクロヘキサン環など
を構造中に含むアルキレン基を意味する。アルキレン基
として特に好ましいのは、メチレン基あるいはエチレン
基である。
【0017】ハロゲン化水素酸塩としては、HCl塩、
HBr塩などが好ましい。本発明において、ハロゲン化
水素酸塩は結晶化ないし固形化する場合が多く、製剤に
あたっての取り扱いが容易になるという利点がある。ま
た、アルキルスルホン酸塩としては、メタンスルホン酸
等が例示される。このアルキルスルホン酸塩とした場合
には、吸湿性の低い固形化が可能である。
【0018】本発明において体内でトコフェロールを介
してγ−CEHCを生じる水溶性6−クロマノールカル
ボン酸エステル誘導体としては、特開平2−14957
6、特開平2−149577、特開平1−12128
4、あるいは特開平1−121285に示されるものが
例示される。しかし、これらの文献では、γ−CEHC
のバイオアベイラビリティー確保についてはまったく検
討されていない。また、本発明において、体内でトコト
リエノールを生じる6−クロマノールカルボン酸エステ
ル誘導体の製造方法としては、以下のようなものが例示
される。
【0019】
【化6】
【0020】一般式(II)で表されるトコトリエノール
類と、窒素置換基を有するカルボン酸、もしくはその反
応性酸誘導体、またはこれらのハロゲン化水素酸塩と
を、常法によりエステル化反応を行うことにより、本発
明の目的物質(I)を得ることができる。
【0021】トコトリエノール類のエステル化反応は常
法に従うが、1級、2級アミノ基あるいは側鎖に水酸
基、チオール基を有するアミノ酸のエステル化を行う際
は、tert-ブトキシカルボニル基(以下、t−BOC基
という)、ベンジルオキシカルボニル基(以下、Z基と
いう)などの適切な保護基で保護して用いることが好ま
しい。
【0022】また、N,N−ジアルキルアミノ酸はハロ
ゲン化水素酸塩を用いて、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド(以下、DCCという)、N,N−ジサクシニミド
オキザレート(以下、DSOという)などの活性エステ
ル化試薬の存在下に反応を行うことが好ましい。この際
の溶媒としては、無水ピリジンが好ましい。
【0023】また、反応性酸誘導体を用いる方法では、
酸ハロゲナイト、特に酸クロリドを用いる方法が好まし
い。この際の溶媒としては、無水ベンゼン−無水ピリジ
ン混合物が好ましい。ハロゲン化水素酸塩及びアルキル
スルホン酸塩は、常法により遊離のアミノ酸エステルと
ハロゲン化水素酸またはアルキルスルホン酸を反応させ
て製造する。また、N−アシルアミノ酸エステルを製造
した後、常法によりハロゲン化水素酸で脱保護基化する
ことによって、ハロゲン化水素酸塩を製造することがで
きる。なお、本発明にかかる6−クロマノールカルボン
酸エステル誘導体は、胆汁酸塩とすることも可能であ
る。
【0024】ここで、胆汁酸塩とは、具体的には、タウ
ロコール酸、グリココール酸、コール酸、タウロデオキ
シコール酸、デオキシコール酸、タウロケノデオキシコ
ール酸、グリコケノデオキシコール酸、ウルソデオキシ
コール酸の塩等をいう。そして、前記トコトリエノール
カルボン酸エステルとこれらの胆汁酸を反応させて胆汁
酸塩を得ることができる。例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノールなどの低級アルコール系の溶媒を用
い、反応終了後、溶媒を減圧下で留去することにより6
−クロマノールカルボン酸エステル胆汁酸塩を得ること
ができる。
【0025】本発明で得られる目的物質(I)は、生体
内に広範囲に存在する加水分解酵素で容易に加水分解さ
れてトコトリエノールないしトコフェロールを経てγ−
CEHCを生成する。また、ハロゲン化水素酸塩及びア
ルキルスルホン酸塩は結晶性の粉末であり、製剤技術
上、取り扱いが容易且つ簡便であり、比較的高い水溶性
を有する。従って、静脈内投与可能な製剤、点眼剤、経
口投与剤、水性塗布剤として有用である。
【0026】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について説明す
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0027】まず、水溶性クロマノールカルボン酸エス
テル誘導体として特に好適なトコトリエノールカルボン
酸エステル誘導体の調製例を示す。実施例1〜18 下記製造方法A〜Dに示す方法により表1、表3に示す
トコトリエノール誘導体を製造した。また、表1に示す
化合物のH−NMRスペクトルを表2に示す。
【0028】[製造方法A]アミノ酸0.1molを蒸留
水−ジオキサン(1:1,v/v)100mlに溶解し、ト
リエチルアミン30mlを加え、さらにジ−tert−ブチル
ジカルボネートを徐々に加え、30分間室温で攪拌す
る。減圧下ジオキサンを留去し、炭酸水素ナトリウム水
溶液(0.5M)50mlを加え、酢酸エチル100mlで
洗う。酢酸エチル層を50mlの炭酸水素ナトリウム液で
洗い、水層を合わせて氷冷下でクエン酸水溶液(0.5
M)を加えて酸性(pH3)とし、塩化ナトリウムを飽
和させた後、酢酸エチルで抽出する(100ml×3
回)。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下に
溶媒を留去し、油状残渣をイソプロピルエーテルを加え
るか、または冷却にて結晶化させてN−t−BOCアミ
ノ酸を得る。
【0029】アルゴンガス雰囲気下で、トコトリエノー
ル5mmol,N−t−BOCアミノ酸5mmol、DCC5mm
olを無水ピリジン30mlに加え室温で20時間攪拌す
る。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸エチルを加えて可
溶性画分を抽出する(100ml×2回)。抽出液を減圧
下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶離溶媒;n−ヘキサン−酢酸エチル=9:1)で分
離精製し、トコトリエノールN−t−BOC−アミノ酸
エステルを得る。
【0030】トコトリエノールN−t−BOC−アミノ
酸エステルを少量のアセトンに溶解し、塩酸−ジオキサ
ン(2.5〜4.0N)を塩酸量がエステルの20倍モ
ル量に相当する量加え、1時間攪拌後、減圧下溶媒を留
去する。残渣をアセトン−メタノール系または酢酸エチ
ル−メタノール系で再結晶して、トコトリエノールアミ
ノ酸の塩酸塩を得る。
【0031】[製造方法B]トコトリエノールアミノ酸
の塩酸塩3mmolを水150mlに加え、炭酸水素ナトリウ
ムを加えて溶液のpHを7〜8にした後に、酢酸エチル
で抽出する(100ml×3回)。抽出液を無水硫酸ナト
リウムで脱水後減圧下溶媒を留去し、油状のトコトリエ
ノールアミノ酸を得る。
【0032】[製造方法C]アルゴンガス雰囲気下で、
トコトリエノール5mmol、塩酸N,N−ジアルキルアミ
ノ酸5mmol、DCC5mmolを無水ピリジン30mlに加
え、室温で20時間攪拌する。溶媒を減圧下留去し、残
渣を蒸留水に懸濁させ炭酸水素ナトリウムを加えて溶液
のpHを7〜8にした後、酢酸エチルで抽出する(10
0ml×3回)。抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水後減
圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶離溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル=8:
2)で分離精製し、トコトリエノールN,N−ジアルキ
ルアミノ酸を得る。
【0033】[製造方法D]トコトリエノールアミノ酸
またはトコトリエノールN,N−ジアルキルアミノ酸2
mmolをアセトン20mlに溶解し、塩酸−ジオキサン
(2.5〜4.0N)を塩酸量がエステルの10倍モル
量に相当する量、またはアルキルスルホン酸2mmolを加
え、減圧下溶媒を留去する。残渣をアセトン−メタノー
ル系または酢酸エチル−メタノール系で再結晶して、ト
コトリエノールアミノ酸またはトコトリエノールN,N
−ジアルキルアミノ酸の塩酸塩を得る。
【0034】以下、本発明にかかる化合物の具体的化学
式及びその物性、製造方法について、表1,3に示す。
なお、実施例1〜3については、質量分析(m/z,F
AB−MS)及び核磁気共鳴スペクトル(H−NM
R,δppm,内部標準TMS)を表2に示す。
【0035】
【表1】実施例 化合物名 R 塩 形状 融点 製造法 1 d-γ-トコトリエニル H NH2CH2CO- CH3 HCl 白色結晶 195-198 A,D アミノアセテート塩酸塩 2 d-γ-トコトリエニル H CH3NHCH2CO- CH3 HCl 白色結晶 130-132 A,D N-メチルアミノアセテート塩酸塩 3 d-γ-トコトリエニル H (CH3)2NCH2CO- CH3 HCl 白色結晶 160-161 B,D N,N-シ゛メチルアミノアセテート塩酸塩
【0036】
【表2】実施例 質量分析 H−NMRスペクトル 1 468(M-HCl+H+) (in CDCl3) 8.67(2H,s),6.61(1H,s),5.10(3H,m),4.04(2H,s), 2.60(2H,m),2.16-1.92(16H,m,including 2.02(3H,s), 1.92(3H,s)),1.69-1.49(16H,m,including 1.67(3H,s),1.58(6H,s),1.55(3H,s)),1.24(3H,s) 2 482(M-HCl+H+) (in CDCl3) 10.01(1H,s),6.66(1H,s),5.11(3H,m),4.04(2H,s), 2.81(3H,s),2.66(2H,m),2.10-1.95(16H,m,including 2.08(3H,s),2.01(3H,s)),1.69-1.49(16H,m,including 1.67(3H,s),1.59(6H,s),1.56(3H,s)),1.24(3H,s) 3 496(M-HCl+H+) (in CDCl3) 6.63(1H,s),5.10(3H,m),4.21(2H,s),3.09(6H,s), 2.72(2H,m),2.13-1.95(16H,m,including 2.12(3H,s), 2.02(3H,s)),1.81-1.59(16H,m,including 1.68(3H,s),1.60(6H,s),1.59(3H,s)),1.28(3H,s)
【0037】一般にトコトリエノール類は、非常に粘性
の高い油状物質であり、正確な秤量を含め、取り扱いが
困難である。これに対し、本発明のトコトリエノールカ
ルボン酸エステル誘導体のハロゲン化水素塩は、前記実
施例1〜3のように結晶ないし固形となり、取り扱いが
極めて簡便となる利点を有する。この点、前記従来のト
コトリエノールコハク酸エステルなどは、油状ないしワ
ックス状であり、取り扱いは一般のトコトリエノール類
と同様困難であり、ハロゲン化水素塩は本発明の特に好
ましい形態として特筆される。
【0038】
【表3】実施例 化合物名 R 性状 質量分析 製造法 4 d-γ-トコトリエニル H N-t-BOC-NHCH2CO- CH3 油状 568 A N-t-BOC-アミノアセテート 5 d-γ-トコトリエニル H N-t-BOC-N(CH3)CH2CO- CH3 油状 582 A N-t-BOC-N-メチルアミノアセテート 6 d-γ-トコトリエニル H NH2CH2CO- CH3 油状 468 C アミノアセテート 7 d-γ-トコトリエニル H CH3NHCH2CO- CH3 油状 482 C N-メチルアミノアセテート 8 d-γ-トコトリエニル H (CH3)2NCH2CO- CH3 油状 496 C N,N-シ゛メチルアミノアセテート
【0039】水溶性試験 1)実験方法 d−γ−トコトリエノール、d−γ−トコトリエノール
アミノアセテート塩酸塩(実施例1:以下、d−γ−
T3AA)、d−γ−トコトリエノール N−メチルア
ミノアセテート塩酸塩(実施例2:以下、d−γ−T3
MA)、d−γ−トコトリエノール N,N−ジメチル
アミノアセテート塩酸塩(実施例3:以下、d−γ−T
3DMA)のそれぞれ0.250mmolをメスフラスコに
とり、蒸留水を加えて5mlとし、20℃、24時間攪拌
後、溶液中の各添加化合物濃度を高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)で測定した。
【0040】2)結果 d−γ−トコトリエノールはHPLCの検出限界以下
で、溶解度は測定できなかった。d−γ−T3AA,d
−γ−T3MA,d−γ−T3DMAはいずれも溶液と
なり、溶解度は50mM以上であった。
【0041】加水分解性実験 1)方法 SD系ラット肝臓ミクロソーム及びラット血漿の等張リ
ン酸緩衝液に、d−γ−トコトリエノール N,N−ジ
メチルアミノアセテート塩酸塩(実施例3:以下、d−
γ−T3DMA)、d−γ−トコトリエノール N−メ
チルアミノアセテート塩酸塩(実施例2:以下、d−γ
−T3MA)、d−γ−トコトリエノールアミノアセテ
ート塩酸塩(実施例1:以下、d−γ−T3AA)を添
加し、37℃で経時的に反応溶液中に生成するd−γ−
トコトリエノールを高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)で測定した。
【0042】比較例として、同様にd−γ−トコトリエ
ノールコハク酸エステル(以下、d−γ−T3S)につ
いて加水分解実験を行った。HPLC条件:カラムはC
APCELL PAK UG120、移動相はメタノー
ル−アセトニトリル(5:5v/v)、流速0.7ml/m
in、検出は283nmの吸光度と蛍光光度(励起298n
m、蛍光325nm)で行った。
【0043】2)結果 ラット肝ミクロソーム及びラット血漿溶液におけるd−
γ−トコトリエノールの生成のMichaelis-Mentenモデル
に従った速度論パラメータを表4及び表5に示した。
【0044】
【表4】肝臓ミクロソーム Km(×10-3M) Vmax(×10-6M/min) Vmax/Km(×10-3min-1) d-γ-T3DMA 5.575 323.0 56.10 d-γ-T3MA 2.097 120.4 57.42 d-γ-T3AA 1.563 77.16 49.38d-γ-T3S 0.02207 0.7161 32.44
【0045】
【表5】血漿 Km(×10-3M) Vmax(×10-6M/min) Vmax/Km(×10-3min-1) d-γ-T3DMA 0.7860 7.592 9.659 d-γ-T3MA 12.71 51.78 4.074 d-γ-T3AA 5.507 35.94 6.527d-γ-T3S 1.052 1.945 1.849
【0046】トコトリエノールの窒素置換基を有するカ
ルボン酸エステルはトコトリエノールコハク酸エステル
に比較して速やかにトコトリエノールを生成した。この
加水分解反応はエステラーゼ阻害剤で強く阻害される
(図1参照)ことから、エステラーゼで触媒されること
が明らかになった。本発明化合物は、従来のコハク酸エ
ステルに比較してトコトリエノールの優れた誘導体であ
ることが理解される。
【0047】[動物実験] 実験例1 d−γ−tocotrienyl N,N-dimethylaminoacetare hydro
chloride(γ−T3DMA)のラット静脈内投与による
γ−CEHCのバイオアベイラビリティの確保SD系雄
性ラット7週令を用いた。γ−T3DMA投与液はd−
γ−トコトリエノール当量25mg/ml水溶液とした。軽
度エーテル麻酔下左大腿静脈から静脈内投与し、ヘパリ
ン処理したツベルクリン用注射器で経時的に外頚静脈か
ら採血し、遠心後血漿を採取した。血漿はHPLC測定
まで−80℃で保存した。血漿中のγ−CEHCレベル
は光学異性体S−γ−CEHCとR−γ−CEHCの分
別定量が可能なHPLC法(Hattori A., Fukushima T.,
Imai K., Anal.Biochem.,281,209-215(2000))で行っ
た。図2にγ−T3DMA静脈内投与後の血漿中S−γ
−CEHC動態を示した。投与後の血漿中にはR−γ−
CEHCは検出されず、S−γ−CEHCのみが検出さ
れ、γ−T3DMAはS−γ−CEHCに代謝されるこ
とが明らかになった。ここで、ラセミγ−CEHC投与
後のS−γ−CEHCレベルはラセミγ−CEHC 1
mg/kg時の値である。表6にγ−T3DMA投与群
のS−γ−CEHCのファルマコキネティクパラメータ
をラセミγ−CEHC投与後のS−γ−CEHCのデー
タとともに示した。γ−T3DMA投与後血漿中S−γ
−CEHCは急速に高くなり、投与1時間でCmaxと
なった。ラセミγ−CEHC投与時のS−γ−CEHC
を基準とするγ−T3DMA投与群の量的バイオアベイ
ラビリティ(F)は、78.6%であり、効率よくS−
γ−CEHCの体内レベルを高めることが示された。γ
−T3DMA投与群の平均滞留時間(MRT)は6.6
4hrであり、ラセミγ−CEHC投与群のMRT1.
00hrに比較して約7倍の値となった。以上のことか
ら、γ−T3DMAは体内のS−γ−CEHCレベルを
高めることができ、更に長時間継続してS−γ−CEH
Cレベルを維持できることが理解される。
【0048】
【表6】投与薬物化合物 γ−T3DMA γ−TDMA ラセミγ−CEHC Dose 61 60 3.8 (μmol/kg) Cmax 19.2±2.98 11.5±4.97 12.1±1.42 (μmol・ml-1) Tmax(h) 1 1 0.003 AUC 100±14.7 128±36.9 7.93±4.34 (μmol・h・ml-1) MRT(h) 6.64±0.50 8.32±0.99 1.00±0.25F(%) 78.6a) 102b) 100
【0049】なお、ファルマコキネティクパラメータは
4匹の平均値と標準偏差を表す。投与量はγ−T3当量
25mg/kgである。また、F(%)は下記式1で求め
た。
【0050】
【数1】
【0051】実験例2 d−γ−tocopheryl N,N-dimethylaminoacetate hydroc
hloride (γ−TDMA)のラット静脈内投与によるγ
−CEHCのバイオアベイラビリティの確保実験例1と
同様の実験方法で、γ−TDMA水溶液をラットに静脈
内投与し、血漿中γ−CEHC動態を検討した。血漿中
のγ−CEHCはすべてS−γ−CEHCであり、R−
γ−CEHCは検出されなかった。図3に投与後のS−
γ−CEHCの血漿中動態を、前記表6にファルマコキ
ネティクパラメータを示した。血漿中レベルは投与後急
速に高くなり、1hrでCmaxとなり、明らかにS−
γ−CEHCレベルを高くした。ラセミγ−CEHC投
与時のS−γ−CEHCを基準とするγ−TDMA投与
群の量的バイオアベイラビリティ(F)は102%であ
り、ラセミγ−CEHC投与群と同程度であり、効率よ
くS−γ−CEHCの体内レベルを高めることが示され
た。γ−TDMA投与群の平均滞留時間(MRT)は
8.19hrであり、ラセミγ−CEHC投与群のMR
T1.00hrに比して約8倍の値となった。この結果
から、γ−TDMAは体内のS−γ−CEHCレベルを
高めることができ、長時間継続してS−γ−CEHCレ
ベルを維持できることが理解される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる送達
剤によれば、窒素置換基を有する6−クロマノールカル
ボン酸エステルとすることにより、水溶性が向上し、し
かも生体内で高いバイオアベイラビリティーでγ−CE
HCの放出がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トコトリエノールカルボン酸エステル誘導体の
加水分解反応に対するエステラーゼ阻害剤の影響の説明
図である。
【図2】d−γ−T3DMAとラセミγ−CEHCを投
与した場合のラット体内動態を検討した結果の説明図で
ある。
【図3】d−γ−TDMAとラセミγ−CEHCを投与
した場合のラット体内動態を検討した結果の説明図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 C07D 405/12 C07D 405/12 // C07D 311/72 102 311/72 102 (72)発明者 高田 二郎 福岡県福岡市西区生松台1丁目19番14号 (72)発明者 福島 健 東京都文京区千石2丁目27番6号 (72)発明者 今井 一洋 東京都世田谷区代田6丁目15番18号 (72)発明者 加留部 善晴 福岡県福岡市城南区梅林1丁目6番20号 (72)発明者 松永 和久 福岡県福岡市東区馬出2丁目19番5−303 号 (72)発明者 藤原 道弘 福岡県福岡市中央区梅光園2丁目17番14号 (72)発明者 服部 晃広 東京都豊島区南大塚3丁目37番5−1401号 (72)発明者 日高 亮司 福岡県福岡市城南区七隈7丁目1番16− 201号 Fターム(参考) 4C062 FF21 4C063 AA01 BB08 CC79 DD12 EE01 4C086 AA01 AA02 BA08 BC17 GA02 GA08 MA01 MA04 NA14 NA15 ZA81 ZB11 ZB26 ZC02 ZC41

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表される水溶性6−クロ
    マノール誘導体を含み、体内で2,7,8-trimethyl-(β-ca
    rboxyethyl)-6-hydroxychromane (γ−CEHC)を放
    出するγ−CEHC送達剤。 【化1】 (式中Rは窒素置換基を有するカルボン酸残基を意味
    する。Rは化2で示される残基である。) 【化2】
  2. 【請求項2】 請求項1記載の送達剤において、窒素置
    換基を有するカルボン酸残基が、アミノ酸、N−アシル
    アミノ酸、N−アルキルアミノ酸、N,N−ジアルキル
    アミノ酸、ピリジンカルボン酸及びそれらのハロゲン化
    水素酸塩またはアルキルスルホン酸塩の残基からなる群
    より選択される少なくとも一種であることを特徴とする
    γ−CEHC送達剤。
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