JP2002332040A - 組立式コンテナ用側壁パネルおよび組立式コンテナ - Google Patents
組立式コンテナ用側壁パネルおよび組立式コンテナInfo
- Publication number
- JP2002332040A JP2002332040A JP2001136935A JP2001136935A JP2002332040A JP 2002332040 A JP2002332040 A JP 2002332040A JP 2001136935 A JP2001136935 A JP 2001136935A JP 2001136935 A JP2001136935 A JP 2001136935A JP 2002332040 A JP2002332040 A JP 2002332040A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- wall panel
- container
- pallet
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリプロピレン製平板が補強材から容易に抜
け落ちることがなく、また側壁パネルの外側に突き出た
凸部が無い側壁パネルを提供することにあり、さらに当
該側壁パネルを使用した組立式コンテナを提供するこ
と。 【解決手段】 ポリプロピレン樹脂製中空構造板および
ステール製保護枠で構成された側壁パネルであって、前
記中空構造板の側縁部が前記保護枠に嵌め込まれ、前記
保護枠の対向する内側面の両面に、互いに対向しないよ
うに、一定の間隔を置いて設けられている複数の突起部
により固定されている組立式コンテナ用側壁パネル。さ
らに、プラスチック製パレットと、パレットの上面に収
容空間を形成するように組立自在に装着された複数の前
記側壁パネルとを有する組立式コンテナ。
け落ちることがなく、また側壁パネルの外側に突き出た
凸部が無い側壁パネルを提供することにあり、さらに当
該側壁パネルを使用した組立式コンテナを提供するこ
と。 【解決手段】 ポリプロピレン樹脂製中空構造板および
ステール製保護枠で構成された側壁パネルであって、前
記中空構造板の側縁部が前記保護枠に嵌め込まれ、前記
保護枠の対向する内側面の両面に、互いに対向しないよ
うに、一定の間隔を置いて設けられている複数の突起部
により固定されている組立式コンテナ用側壁パネル。さ
らに、プラスチック製パレットと、パレットの上面に収
容空間を形成するように組立自在に装着された複数の前
記側壁パネルとを有する組立式コンテナ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立式コンテナ用
側壁パネル及び組立式コンテナに係り、さらに詳しく
は、熱可塑性樹脂製中空構造板から構成された側壁パネ
ル及びこれを有する組立式コンテナに関する。
側壁パネル及び組立式コンテナに係り、さらに詳しく
は、熱可塑性樹脂製中空構造板から構成された側壁パネ
ル及びこれを有する組立式コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】組立式コンテナを軽量化するために、た
とえばコンテナの側壁パネルとして、ポリプロピレン製
中空構造板(プラスチック製段ボール)を用い、支柱な
どもポリプロピレン製平板を使用した組立式のコンテナ
(特開平11−100030号公報)、あるいはプラス
チック製段ボールと縦方向の補強剤とを組み合わせた側
壁パネルを使用する組立式コンテナ(特開平8−143
097号公報)などが提案されている。
とえばコンテナの側壁パネルとして、ポリプロピレン製
中空構造板(プラスチック製段ボール)を用い、支柱な
どもポリプロピレン製平板を使用した組立式のコンテナ
(特開平11−100030号公報)、あるいはプラス
チック製段ボールと縦方向の補強剤とを組み合わせた側
壁パネルを使用する組立式コンテナ(特開平8−143
097号公報)などが提案されている。
【0003】これらの側壁パネルの構造は、通常、ポリ
プロピレン製平板が断面がコの字型又はH型の補強材の
溝に嵌めこまれ、外側からリベットが打ち込まれて固定
されているものである。しかし、複数のリベットがポリ
プロピレン製平板を貫通して打ち込まれているために、
該平板の側端部の強度が低下し、該平板が補強材から容
易に抜け落ちる原因になる。また、側壁パネルの外側に
突き出たリベットの頭部が、コンテナを組み立てる作業
中に引っ掛かる原因にもなる。
プロピレン製平板が断面がコの字型又はH型の補強材の
溝に嵌めこまれ、外側からリベットが打ち込まれて固定
されているものである。しかし、複数のリベットがポリ
プロピレン製平板を貫通して打ち込まれているために、
該平板の側端部の強度が低下し、該平板が補強材から容
易に抜け落ちる原因になる。また、側壁パネルの外側に
突き出たリベットの頭部が、コンテナを組み立てる作業
中に引っ掛かる原因にもなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
プロピレン製平板が補強材から容易に抜け落ちることが
なく、また側壁パネルの外側に突き出た凸部が無い側壁
パネルを提供することにあり、さらに当該側壁パネルを
使用した組立式コンテナを提供することにある。
プロピレン製平板が補強材から容易に抜け落ちることが
なく、また側壁パネルの外側に突き出た凸部が無い側壁
パネルを提供することにあり、さらに当該側壁パネルを
使用した組立式コンテナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、上
記目的を達成すべく鋭意検討した結果、ポリプロピレン
製平板の厚さよりも短い突起部を断面がコの字型の金属
製保護枠の内側に設け、ここにポリプロピレン製平板を
嵌め込むことにより、ポリプロピレン製平板が容易に抜
け落ちないことを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
記目的を達成すべく鋭意検討した結果、ポリプロピレン
製平板の厚さよりも短い突起部を断面がコの字型の金属
製保護枠の内側に設け、ここにポリプロピレン製平板を
嵌め込むことにより、ポリプロピレン製平板が容易に抜
け落ちないことを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0006】かくして本発明によれば、以下の(1)〜
(5)が提供される。
(5)が提供される。
【0007】(1)熱可塑性樹脂製中空構造板および保
護枠で構成された側壁パネルであって、前記熱可塑性樹
脂製中空構造板の側縁部が前記保護枠に嵌め込まれ、か
つ、前記保護枠の内側に設けられた複数の突起部により
固定されている組立式コンテナ用側壁パネル。
護枠で構成された側壁パネルであって、前記熱可塑性樹
脂製中空構造板の側縁部が前記保護枠に嵌め込まれ、か
つ、前記保護枠の内側に設けられた複数の突起部により
固定されている組立式コンテナ用側壁パネル。
【0008】(2)前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフイ
ン樹脂である前記(1)に記載された組立式コンテナ用
側壁パネル。
ン樹脂である前記(1)に記載された組立式コンテナ用
側壁パネル。
【0009】(3)前記保護枠が金属製である前記
(1)に記載された組立式コンテナ用側壁パネル。
(1)に記載された組立式コンテナ用側壁パネル。
【0010】(4)前記突起部が、前記保護枠の対向す
る内側面の両面に、突起部が互いに対向しないように、
一定の間隔を置いて設けられている前記(1)に記載さ
れた組立式コンテナ用側壁パネル。
る内側面の両面に、突起部が互いに対向しないように、
一定の間隔を置いて設けられている前記(1)に記載さ
れた組立式コンテナ用側壁パネル。
【0011】(5)パレットと、パレットの上面に収容
空間を形成するように組立自在に装着された複数の前記
(1)に記載された側壁パネルとを有する組立式コンテ
ナ。
空間を形成するように組立自在に装着された複数の前記
(1)に記載された側壁パネルとを有する組立式コンテ
ナ。
【0012】前記コンテナの上面には、底板が載置され
ることが好ましい。底板は、熱可塑性樹脂製中空構造板
であることが好ましい。
ることが好ましい。底板は、熱可塑性樹脂製中空構造板
であることが好ましい。
【0013】本発明に係るコンテナは、蓋をさらに有す
ることが好ましい。蓋は、熱可塑性樹脂製中空構造板と
金属製保護枠とを有することが好ましい。
ることが好ましい。蓋は、熱可塑性樹脂製中空構造板と
金属製保護枠とを有することが好ましい。
【0014】本発明において、パレットとしては、特に
限定されず、木製パレット、金属製パレット、合成樹脂
製パレットなどを使用することができる。
限定されず、木製パレット、金属製パレット、合成樹脂
製パレットなどを使用することができる。
【0015】本発明で使用する熱可塑性樹脂製中空構造
板は、板の両面を構成する一対の平板部とこれらを連結
する断面脚状の中芯部とによって成り、一般に「プラス
チック製段ボール」と称されるものである。中芯部は、
平行なリブを有する断面ハシゴ状、または、三角構造を
採用する断面トラス状の構造を有する。熱可塑性樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン樹脂;ナイロン等のポリアミド樹脂;ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル樹脂;ポリ塩化ビニル
樹脂等が挙げられる。
板は、板の両面を構成する一対の平板部とこれらを連結
する断面脚状の中芯部とによって成り、一般に「プラス
チック製段ボール」と称されるものである。中芯部は、
平行なリブを有する断面ハシゴ状、または、三角構造を
採用する断面トラス状の構造を有する。熱可塑性樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン樹脂;ナイロン等のポリアミド樹脂;ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル樹脂;ポリ塩化ビニル
樹脂等が挙げられる。
【0016】
【作用および効果】本発明によれば、熱可塑性樹脂製側
壁パネルが保護枠から容易に抜け落ちることがない。ま
た側壁パネルの外側に突き出た凸部が無いので、側壁パ
ネルを組み立てるときに引っかかりが無くなる。さら
に、組立式コンテナの軽量化を図りつつ、コンテナとし
ての強度を損なうことなく、運搬および保管などに耐え
得る組立式コンテナを提供することができる。本発明に
係るコンテナに収容される内容物としては、特に限定さ
れないが、たとえば樹脂粉、トナーなどが例示される。
壁パネルが保護枠から容易に抜け落ちることがない。ま
た側壁パネルの外側に突き出た凸部が無いので、側壁パ
ネルを組み立てるときに引っかかりが無くなる。さら
に、組立式コンテナの軽量化を図りつつ、コンテナとし
ての強度を損なうことなく、運搬および保管などに耐え
得る組立式コンテナを提供することができる。本発明に
係るコンテナに収容される内容物としては、特に限定さ
れないが、たとえば樹脂粉、トナーなどが例示される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係る組立式コンテナの分解斜視図である。図2(A)
は、図1に示すコンテナの側壁パネルが、熱可塑性樹脂
製中空構造板の側縁部が保護枠に嵌め込まれ、かつ、前
記保護枠の内側に設けられた複数の突起部により固定さ
れている様子を示す断面概略図であり、図2(B)は、
前記側壁パネルの側縁部付近の正面図である。図3
(A)は、従来の側壁パネルが、熱可塑性樹脂製中空構
造板の側縁部が保護枠に嵌め込まれ、かつ、リベットよ
り固定されている様子を示す断面概略図であり、図3
(B)は、その正面図である。図4は図1に示すコンテ
ナの側壁パネルの組立構造を示す要部分解斜視図であ
る。
形態に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係る組立式コンテナの分解斜視図である。図2(A)
は、図1に示すコンテナの側壁パネルが、熱可塑性樹脂
製中空構造板の側縁部が保護枠に嵌め込まれ、かつ、前
記保護枠の内側に設けられた複数の突起部により固定さ
れている様子を示す断面概略図であり、図2(B)は、
前記側壁パネルの側縁部付近の正面図である。図3
(A)は、従来の側壁パネルが、熱可塑性樹脂製中空構
造板の側縁部が保護枠に嵌め込まれ、かつ、リベットよ
り固定されている様子を示す断面概略図であり、図3
(B)は、その正面図である。図4は図1に示すコンテ
ナの側壁パネルの組立構造を示す要部分解斜視図であ
る。
【0018】図1に示すように、本発明の1実施形態に
係るコンテナ2は、フォークリフトなどのリフト手段の
爪部が挿入可能な凹所4が形成してあるプラスチック製
のパレット6を有する。本実施形態では、パレット6の
上面には、コンテナ2の下側収容空間41を形成する台
枠材40が、ボルトやビスなどで固定される。台枠材4
0を設けることにより、熱可塑性樹脂製中空構造板を使
用する軽量組立式コンテナの強度を向上させることがで
きる。
係るコンテナ2は、フォークリフトなどのリフト手段の
爪部が挿入可能な凹所4が形成してあるプラスチック製
のパレット6を有する。本実施形態では、パレット6の
上面には、コンテナ2の下側収容空間41を形成する台
枠材40が、ボルトやビスなどで固定される。台枠材4
0を設けることにより、熱可塑性樹脂製中空構造板を使
用する軽量組立式コンテナの強度を向上させることがで
きる。
【0019】台枠材40は、4枚の側板43を有し、こ
れら側板43は、台枠用縦金具24および横補強材44
により、四角枠状に組み立てられ、パレット6の上に固
定される。側板43の厚みは、特に限定されないが、通
常1mm〜20mmであり、本実施形態では9mm程度
である。台枠用縦金具24および横補強材44は、たと
えば厚みが1〜2.5mmの金属板などから形成され
る。台枠材40の内側で、パレット6の上面には、底板
22が載置される。
れら側板43は、台枠用縦金具24および横補強材44
により、四角枠状に組み立てられ、パレット6の上に固
定される。側板43の厚みは、特に限定されないが、通
常1mm〜20mmであり、本実施形態では9mm程度
である。台枠用縦金具24および横補強材44は、たと
えば厚みが1〜2.5mmの金属板などから形成され
る。台枠材40の内側で、パレット6の上面には、底板
22が載置される。
【0020】台枠材40の上端部には、下側収容空間4
1と共に収容空間45を内部に形成するように、4枚の
側壁パネル10および12が組み立て自在に装着され
る。本実施形態では、対向する一対の側壁パネル10
は、熱可塑性樹脂製中空構造板としてのポリプロピレン
製中空構造板16と、その縦方向の両側に固定してある
一対の保護枠32(以下、「縦保護枠」と記す)とを有
する。また、他の一対の側壁パネル12も、それぞれポ
リプロピレン製中空構造板18で構成してある。前記保
護枠32は、スチール等の金属製保護枠であることが好
ましく、たとえばSS−41(亜鉛処理鋼板)などによ
り構成してあり、その厚みは、特に限定されないが、1
〜1.5mm程度である。
1と共に収容空間45を内部に形成するように、4枚の
側壁パネル10および12が組み立て自在に装着され
る。本実施形態では、対向する一対の側壁パネル10
は、熱可塑性樹脂製中空構造板としてのポリプロピレン
製中空構造板16と、その縦方向の両側に固定してある
一対の保護枠32(以下、「縦保護枠」と記す)とを有
する。また、他の一対の側壁パネル12も、それぞれポ
リプロピレン製中空構造板18で構成してある。前記保
護枠32は、スチール等の金属製保護枠であることが好
ましく、たとえばSS−41(亜鉛処理鋼板)などによ
り構成してあり、その厚みは、特に限定されないが、1
〜1.5mm程度である。
【0021】これらポリプロピレン製中空構造板16お
よび18の厚みは、特に限定されないが、通常1mm〜
20mmであり、本実施形態では5mm程度である。ま
た、前記台枠材40の側板43をプラスチック製段ボー
ルで構成することが好ましく、さらに、前記底板22も
プラスチック製段ボールで構成することが好ましい。
よび18の厚みは、特に限定されないが、通常1mm〜
20mmであり、本実施形態では5mm程度である。ま
た、前記台枠材40の側板43をプラスチック製段ボー
ルで構成することが好ましく、さらに、前記底板22も
プラスチック製段ボールで構成することが好ましい。
【0022】図2(A)および(B)に示すように、側
壁パネル10および12は、ポリプロピレン製中空構造
板16および18の側縁部が金属製保護枠32の内側に
嵌め込まれ、前記金属製保護枠の対向する内側面の両面
にそれぞれ設けられた複数の突起部25がポリプロピレ
ン製中空構造板16および18の表面に食い込んで固定
されている。突起部25の形状はとくに限定されない
が、例えば、円柱状、角柱状、台形状、三角錐状、四角
錐状等である。突起部25の長さは、通常、2〜6mm
であり、径2〜5mmである。また、突起部25は、通
常、前記金属製保護枠32の金属板を外側から内側に変
形させて形成されるが、予め調製した部品を溶接等の手
段により取り付けてもよい。
壁パネル10および12は、ポリプロピレン製中空構造
板16および18の側縁部が金属製保護枠32の内側に
嵌め込まれ、前記金属製保護枠の対向する内側面の両面
にそれぞれ設けられた複数の突起部25がポリプロピレ
ン製中空構造板16および18の表面に食い込んで固定
されている。突起部25の形状はとくに限定されない
が、例えば、円柱状、角柱状、台形状、三角錐状、四角
錐状等である。突起部25の長さは、通常、2〜6mm
であり、径2〜5mmである。また、突起部25は、通
常、前記金属製保護枠32の金属板を外側から内側に変
形させて形成されるが、予め調製した部品を溶接等の手
段により取り付けてもよい。
【0023】本実施形態では、突起部25は、金属製保
護枠32の対向する内側面に、突起部25が互いに対向
しないように、一定の間隔を置いて設けられている。突
起部25をこのように配置することにより、図3(A)
及び(B)に示すリベット17を用いた場合と比較し
て、ポリプロピレン製中空構造板に貫通孔が形成され
ず、強度が低下するおそれが少ない。
護枠32の対向する内側面に、突起部25が互いに対向
しないように、一定の間隔を置いて設けられている。突
起部25をこのように配置することにより、図3(A)
及び(B)に示すリベット17を用いた場合と比較し
て、ポリプロピレン製中空構造板に貫通孔が形成され
ず、強度が低下するおそれが少ない。
【0024】台枠材40の4隅位置にある台枠用縦金具
24の上部内側には、図4に示すように、断面略L字形
状の係止片26が固定してあり、上下方向に延びる垂直
溝28と、その溝28の下端部に連続するように水平方
向に延びる水平溝30とを形成するようになっている。
一方、側壁パネル10の両側端部に装着してある縦保護
枠32には、側壁パネル12の側縁部19がそれぞれス
ライド式に差し込まれるためのスライド溝34が形成し
てある。また、この縦保護枠32の下端部に、回動用突
起42が具備してある。
24の上部内側には、図4に示すように、断面略L字形
状の係止片26が固定してあり、上下方向に延びる垂直
溝28と、その溝28の下端部に連続するように水平方
向に延びる水平溝30とを形成するようになっている。
一方、側壁パネル10の両側端部に装着してある縦保護
枠32には、側壁パネル12の側縁部19がそれぞれス
ライド式に差し込まれるためのスライド溝34が形成し
てある。また、この縦保護枠32の下端部に、回動用突
起42が具備してある。
【0025】各回動用突起42は、台枠用縦金具24の
垂直溝28に沿って挿入され、その溝28の下端部で、
水平方向に移動させることで(図4中矢印A)、回動用
突起42は係止片26により上方への抜け止めがなされ
る。したがって、各側壁パネル10は、台枠材40に対
して上方への抜け止めがなされ、その状態で、側壁パネ
ル10は、コンテナ2の内側方向Bへの回動が許容され
る。側壁パネル10のコンテナ外側への回動は、側壁パ
ネル10が、台枠材40の横補強材44に当接すること
により制限される。また、図1に示す連結金具60によ
っても、側壁パネル10のコンテナ外側への回動が制限
される。側壁パネル12の側縁部19は、縦保護枠32
のスライド溝34に挿入される。側壁パネル12の挿入
後には、連結金具60により側壁パネル10および12
との連結が成される。
垂直溝28に沿って挿入され、その溝28の下端部で、
水平方向に移動させることで(図4中矢印A)、回動用
突起42は係止片26により上方への抜け止めがなされ
る。したがって、各側壁パネル10は、台枠材40に対
して上方への抜け止めがなされ、その状態で、側壁パネ
ル10は、コンテナ2の内側方向Bへの回動が許容され
る。側壁パネル10のコンテナ外側への回動は、側壁パ
ネル10が、台枠材40の横補強材44に当接すること
により制限される。また、図1に示す連結金具60によ
っても、側壁パネル10のコンテナ外側への回動が制限
される。側壁パネル12の側縁部19は、縦保護枠32
のスライド溝34に挿入される。側壁パネル12の挿入
後には、連結金具60により側壁パネル10および12
との連結が成される。
【0026】パレット6の上で、台枠材40および側壁
パネル10および12により囲まれた空間が、収納品を
収容する空間となり、収容空間を閉じるために、側壁パ
ネル10および12の上端には、蓋20が着脱自在に装
着される。本実施形態では、蓋20は、厚みが9mm程
度のプラスチック製段ボールの周囲を金属製枠体21で
補強した矩形パネルで構成してある。
パネル10および12により囲まれた空間が、収納品を
収容する空間となり、収容空間を閉じるために、側壁パ
ネル10および12の上端には、蓋20が着脱自在に装
着される。本実施形態では、蓋20は、厚みが9mm程
度のプラスチック製段ボールの周囲を金属製枠体21で
補強した矩形パネルで構成してある。
【0027】なお、本実施形態では、台枠材40の高さ
H1に対する側壁パネル10および12の高さH2の比
(H2/H1)が、1〜4の範囲、好ましくは2.5〜
3.5の範囲にある。この場合、コンテナの強度が低下
せず、また、側壁パネル10および12を分解して折り
畳んだときに、コンテナの嵩が小さくなり、コンテナの
輸送効率が向上すると共に、コンテナを保管しやすくな
る。
H1に対する側壁パネル10および12の高さH2の比
(H2/H1)が、1〜4の範囲、好ましくは2.5〜
3.5の範囲にある。この場合、コンテナの強度が低下
せず、また、側壁パネル10および12を分解して折り
畳んだときに、コンテナの嵩が小さくなり、コンテナの
輸送効率が向上すると共に、コンテナを保管しやすくな
る。
【0028】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、側壁パネル10および12の
辺の長さは、特に限定されず、同一であっても異なって
いても良い。また、側壁パネル10および12の厚み
は、大きさや収容物などに応じて種々に改変することが
できる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、側壁パネル10および12の
辺の長さは、特に限定されず、同一であっても異なって
いても良い。また、側壁パネル10および12の厚み
は、大きさや収容物などに応じて種々に改変することが
できる。
【図1】 図1は本発明の一実施形態に係る組立式コン
テナの分解斜視図である。
テナの分解斜視図である。
【図2】 図2(A)は、図1に示すコンテナの側壁パ
ネルが、熱可塑性樹脂製中空構造板の側縁部が保護枠に
嵌め込まれ、かつ、前記保護枠の内側に設けられた複数
の突起部により固定されている様子を示す断面概略図で
あり、図2(B)は、前記側壁パネルの側縁部付近の正
面図である。
ネルが、熱可塑性樹脂製中空構造板の側縁部が保護枠に
嵌め込まれ、かつ、前記保護枠の内側に設けられた複数
の突起部により固定されている様子を示す断面概略図で
あり、図2(B)は、前記側壁パネルの側縁部付近の正
面図である。
【図3】 図3(A)は、従来の側壁パネルが、熱可塑
性樹脂製中空構造板の側縁部が保護枠に嵌め込まれ、か
つ、リベットより固定されている様子を示す断面概略図
であり、図3(B)は、その正面図である。
性樹脂製中空構造板の側縁部が保護枠に嵌め込まれ、か
つ、リベットより固定されている様子を示す断面概略図
であり、図3(B)は、その正面図である。
【図4】 図4は、図1に示すコンテナの側壁パネルの
組立構造を示す要部分解斜視図である。
組立構造を示す要部分解斜視図である。
2… コンテナ 6… パレット 10,12… 側壁パネル 16,18… プラスチック製段ボール 20… 蓋 24… 台枠用縦金具 32… 金属製縦保護枠 40… 台枠材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E061 AA01 AB05 AB09 CA12 DA01 DB11
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂製中空構造板および保護枠
で構成された側壁パネルであって、前記熱可塑性樹脂製
中空構造板の側縁部が前記保護枠に嵌め込まれ、かつ、
前記保護枠の内側に設けられた複数の突起部により固定
されている組立式コンテナ用側壁パネル。 - 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフイン樹
脂である請求項1に記載された組立式コンテナ用側壁パ
ネル。 - 【請求項3】 前記保護枠が金属製である請求項1に記
載された組立式コンテナ用側壁パネル。 - 【請求項4】 前記突起部が、前記保護枠の対向する内
側面の両面に、突起部が互いに対向しないように、一定
の間隔を置いて設けられている請求項1に記載された組
立式コンテナ用側壁パネル。 - 【請求項5】 パレットと、パレットの上面に収容空間
を形成するように組立自在に装着された複数の請求項1
に記載された側壁パネルとを有する組立式コンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001136935A JP2002332040A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 組立式コンテナ用側壁パネルおよび組立式コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001136935A JP2002332040A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 組立式コンテナ用側壁パネルおよび組立式コンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002332040A true JP2002332040A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18984112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001136935A Pending JP2002332040A (ja) | 2001-05-08 | 2001-05-08 | 組立式コンテナ用側壁パネルおよび組立式コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002332040A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014000965A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Sanko Co Ltd | 箱型容器 |
JP2022017677A (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-26 | タイガー魔法瓶株式会社 | 圧力式調理器 |
-
2001
- 2001-05-08 JP JP2001136935A patent/JP2002332040A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014000965A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Sanko Co Ltd | 箱型容器 |
JP2022017677A (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-26 | タイガー魔法瓶株式会社 | 圧力式調理器 |
JP7488461B2 (ja) | 2020-07-14 | 2024-05-22 | タイガー魔法瓶株式会社 | 圧力式調理器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4643314A (en) | Container construction | |
US6460724B1 (en) | Tote box with interengaging top rail | |
US6547127B2 (en) | Tote box with multiple piece top rail including corner pieces with projections | |
JPH0542988A (ja) | 分離可能な頂部および底部を有する複合輸送容器 | |
EP0598540A1 (en) | Paper Pallet | |
JP2007084087A (ja) | 組立て式箱状体と板材連結構造 | |
US6349877B1 (en) | Tote box with corner enhancers and multiple piece top rail | |
JPH11236045A (ja) | ロッド輸送用コンテナ | |
JPH11278479A (ja) | 組立式コンテナ | |
EP1744966B1 (en) | Palette | |
JP2000118529A (ja) | 合成樹脂製組立式トレー | |
JP3913367B2 (ja) | 組立式コンテナ | |
JP2002332040A (ja) | 組立式コンテナ用側壁パネルおよび組立式コンテナ | |
JP2007320613A (ja) | コンテナ | |
KR20220085039A (ko) | 조립식 운송용 포장박스 | |
JP2007204119A (ja) | パレット用梱包箱及び梱包箱付きパレット | |
JP4181726B2 (ja) | ロール製品輸送用コンテナ | |
EP1737737B1 (en) | Knock-down crate with walls stored in base and method employing such a crate | |
JP2001278383A (ja) | 組立式軽量コンテナ | |
JP3599539B2 (ja) | ロール製品輸送用コンテナ | |
JPH10297630A (ja) | 折畳み式収納箱 | |
CN221252133U (zh) | 箱体 | |
JP2000255568A (ja) | リタナーブルパレット | |
JP2008081127A (ja) | 組立式コンテナ | |
JPH10211935A (ja) | プラスチック製通い容器 |