JP2002331488A - 円筒状物品の把持装置 - Google Patents

円筒状物品の把持装置

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JP2002331488A
JP2002331488A JP2001139931A JP2001139931A JP2002331488A JP 2002331488 A JP2002331488 A JP 2002331488A JP 2001139931 A JP2001139931 A JP 2001139931A JP 2001139931 A JP2001139931 A JP 2001139931A JP 2002331488 A JP2002331488 A JP 2002331488A
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cylindrical article
gripping
cylindrical
gripping device
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Masaru Ueno
優 上野
Junpei Nakayama
準平 中山
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EKUSU KK
X Kk
Kobe Steel Ltd
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EKUSU KK
X Kk
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒状物品が当接あるいは隣接して置かれて
いる場合でも、その1つを容易に把持し得る円筒状物品
の把持装置を提供する。 【解決手段】 円筒状物品7の外径より広幅な部分を備
えるフレーム2と、前記広幅な部分の両端部9、10のそ
れぞれに設けられると共に進退駆動手段13によりフレー
ム2と交差する方向に進退可能な板状把持部材3と、前
記フレーム2の広幅な部分の間の前面に進退可能に設け
られた押圧部材4とを備えて構成され、前記板状把持部
材3が進入したときその板状把持部材3と押圧部材4と
で円筒状物品7を把持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状物品の把持
装置に関し、特には隣接して置かれている円筒状物品、
あるいは更に胴部の長手方向の形状が異なる異形状の円
筒状物品の把持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状物品を把持する装置として
は、例えば特開平5−253881号公報や特開平11
−277476号公報などに開示されているように、一
対の回動アームあるいは一対のグリップ部材の把持部を
円筒状物品に対して左右に開閉させる構造のものが一般
的である。この把持装置においては、左右に開閉する把
持部で円筒状物品の胴部を挟みつけて把持が行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記円筒状物品の把持
装置では、円筒状物品が間隔をもって縦あるいは横に置
かれたものであれば確実に把持し得る利点を有するが、
円筒状物品が当接あるいは隣接して置かれている場合に
は、隣合う円筒状物品が邪魔になり回動アームやグリッ
プ部材を円筒状物品の間に装入させることが難しく、そ
の1つを把持するには人手を必要とし、近年の省力装置
に適用することが難しい。
【0004】本発明は、上記の問題点を解消するために
なしたものであって、その目的は、円筒状物品が当接あ
るいは隣接して置かれている場合でも、その1つを容易
に把持し得る円筒状物品の把持装置を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明(請求項1)に係る円筒状物品の把持装置
は、円筒状物品の外径より広幅な部分を備えるフレーム
と、前記広幅な部分の両端部のそれぞれに設けられると
共に進退駆動手段によりフレームと交差する方向に進退
可能な板状把持部材と、前記フレームの広幅な部分の間
の前面に進退可能に設けられた押圧部材とを備えて構成
され、前記板状把持部材が進入したときその板状把持部
材と押圧部材とで円筒状物品を把持するものである。
【0006】上記の把持装置では、板状把持部材を採用
しているので当接あるいは隣接する円筒状物品の間に挿
入させやすい。しかも、その板状把持部材を円筒状物品
の外径より広幅な部分を備えるフレームの、その広幅な
部分の両端部のそれぞれに進退駆動手段によりフレーム
と交差する方向に進退可能に設けているので、一対の板
状把持部材をハの字状(フレームの背面より見た場合)
に進入させることができる。また、円筒状物品に対して
ハの字状に進入させることで押圧部材の押圧力と相俟っ
て、一対の板状把持部材と押圧部材との間で円筒状物品
を押圧して把持することができる。従って、当接あるい
は隣接して置かれている円筒状物品でもその1つを容易
に把持することができる。なお、板状把持部材は先端の
厚みが薄いものがよく、強度が懸念される場合には背面
にリブなどを形成してもよい。
【0007】そして、上記請求項1に係る円筒状物品の
把持装置においては、フレームが細長く、その長手方向
の複数箇所に円筒状物品の外径より広幅な部分を備えて
あってもよい(請求項2)。この場合、円筒状物品が長
尺な場合に安定した把持ができる。
【0008】また、上記請求項1又は2に記載の円筒状
物品の把持装置においては、押圧部材が、フレーム前面
に弾機を介し進退可能に設けられてあってもよい(請求
項3)。この場合、押圧部材自体がゴムやスポンジのよ
うに弾力性を有するものであってもよいが、弾機として
伸縮自在な電動シリンダ又は/及びバネあるいはゴムを
介することで、円筒状物品を把持する際の押圧が確実に
でき、特に電動シリンダを用いることで押圧力の調整で
きる。
【0009】また、上記請求項1乃至3のいずれかに記
載の円筒状物品の把持装置においては、フレームの広幅
な部分の両端部それぞれに、背面にハの字状に突出させ
てガイドを設け、当該ガイドを介して進退駆動手段及び
板状把持部材が設けられてあってもよい(請求項4)。
このようなハの字状のガイドを設けることで、このガイ
ドに沿わせて一対の板状把持部材を進退させることがで
き、これにより一対の板状把持部材を安定かつ確実に円
筒状物品の間に進退させることができる。
【0010】また、上記ハの字状のガイドの少なくとも
一方が、フレームに対して回動及び固定可能に設けられ
てあってもよく(請求項5)、これにより、板状把持部
材の進退角度を円筒状物品の胴部の大きさに合わせ調整
することができ、1台の把持装置でもってより広い範囲
の円筒状物品の把持を安定かつ確実に行うことができる
ようになる。
【0011】また更に、上記請求項1乃至5のいずれか
に記載の円筒状物品の把持装置においては、フレーム
が、その背面で広幅な部分と平行する方向に回動可能に
移動手段に取付けられてあってもよい(請求項6)。こ
のフレームの回動によりフレーム前面を円筒状物品に対
向させやすくなり、円筒状物品の把持が確実で且つ把持
がしやすくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る円筒状物品の
把持装置の説明図であって、aは側面図、bは正面図で
ある。図において、把持装置1は、フレーム2、板状把
持部材3、押圧部材4、及び本例では移動用アーム5を
備えて構成されている。
【0013】フレーム2は、矩形状のフレーム本体6
と、そのフレーム本体6の円筒状物品7の胴部8の外径
より広幅な対向縁9,10の背面それぞれに突出させて
ハの字状(側面視でフレーム2の背面側が広くなるハの
字)にガイド11,12を有する。また、本例では、こ
のガイド11,12の上部に進退駆動手段として電動シ
リンダ13(又は油圧シリンダあるいはラックとピニオ
ンなどの機械式駆動手段でもよい)が取付けられてい
る。
【0014】板状把持部材3は、金属板などの板で構成
され、先端部14は断面楔状に形成され、また後部には
上記ガイド11,12にそれぞれ摺動可能に取付けられ
る摺動部15が設けられている。そして、本例ではこの
摺動部15に形成した溝(又は孔でもよい)内にガイド
11,12を挿通させるとともに、ガイド11,12の
上部に取付けた電動シリンダ13によりガイド11,1
2に沿って進退可能とされている。
【0015】押圧部材4は、前面が被把持体である円筒
状物品7の胴部8の外周面と当接し得る曲面(又は1つ
あるいは2つ以上の面で当接し得る平面、多角面、曲面
のいずれでもよい)に形成され、その背面を上記フレー
ム2の前面にバネ16を介在させて取付けられている。
【0016】本発明に係る把持装置1は上記の如き構成
であり、板状把持部材3が板状で先端部14が断面楔状
に形成されているので、当接あるいは隣接する円筒状物
品7、7の間に挿入させやすい。しかも、その板状把持
部材3が、円筒状物品7の外径より広幅なフレーム2の
対向縁9,10に設けられているハの字状(側面視でフ
レーム2の背面側が広くなるハの字)のガイド11,1
2のそれぞれに取付けられているので、その対の板状把
持部材3,3が当接あるいは隣接する円筒状物品7、7
の間に進入したとき、その先端部14,14の間隔は円
筒状物品7の胴部8の外径より狭くできるので円筒状物
品7の把持ができることになる。
【0017】すなわち、本発明に係る把持装置1では、
まず把持しようとする円筒状物品7の胴部8に押圧部材
4の前面を当接させ、次いで対の板状把持部材3,3を
進退駆動用電動シリンダ13の作動によりハの字状のガ
イド11,12に沿って進入させることで、対の板状把
持部材3,3と押圧部材4との間で円筒状物品7を押圧
して把持することができる。従って、当接あるいは隣接
して置かれている円筒状物品7,7でも、その1つを容
易に把持することができる。また、移動用アーム5を移
動装置(図示せず)に取付けることで、円筒状物品7を
把持して移動させることもできる。また、移動用アーム
5をフレーム2の背面に図示のように回動可能に取付け
ることで、フレーム2の回動によりフレーム2の前面を
円筒状物品7に対向させやすくなり、円筒状物品7の把
持が確実で且つ把持がしやすくなる。
【0018】なお、上記例では、板状把持部材3を矩形
状の幅のある1枚板を例に説明したが、本発明はこの例
に限定されるものではなく、例えば、先端側をフォーク
状に形成してもよいし、あるいは複数の比較的幅の狭い
板で構成しフレーム2の長手方向の数カ所に設けてもよ
く、特に後者の場合、円筒状物品7の胴部8の径が異な
る異形状の物品(例えば鼓形、太鼓形などの物品)に適
している。
【0019】また、上記例では、ガイド11,12をフ
レーム2の背面側に突出させた例としたが、前面側に突
出させてもよい。また、フレーム本体6が比較的厚みの
ある構造の場合には、広幅な対向縁9,10の側面に両
側面でハの字状になるようにガイド用の勾配溝又は突起
を形成してもよい。
【0020】また、上記例では、ガイド11,12をフ
レーム2に固定した例としたが、例えば図2や図3に示
すように、回動軸17を介して回動可能に設け、回動駆
動用電動シリンダ18や機械式駆動手段19により回
動、固定し得るように構成してもよい。なお、図3にお
いて、20はモータ、21はかさ歯車、22はボールネ
ジ、23はガイドバーを示し、これらを設けた部材24
をフレーム2に設けたブラケット25に回動可能に設け
て構成されている。
【0021】また、上記例では、押圧部材4の背面をフ
レーム2の前面にバネ16を介在させて取付ける例とし
たが、押圧部材4自体をゴムのような弾性体で形成しフ
レーム2の前面に直接取付けてもよいし、あるいは更に
図4に示すように、電動シリンダ26を介在させて押圧
部材4の前後位置を調節し得るように構成してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る円筒
状物品の把持装置によれば、円筒状物品が当接あるいは
隣接して置かれている場合でも、その1つを容易に把持
することができる。これにより、円筒状物品の搬送ライ
ンにおける把持装置や場所移動のための把持装置などの
省力化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円筒状物品の把持装置の説明図で
あって、aは側面図、bは正面図である。
【図2】本発明に係る別の実施形態の円筒状物品の把持
装置の左右対称の半分示側面図である。
【図3】本発明に係る別の実施形態の円筒状物品の把持
装置の左右対称の半分示側面図である。
【図4】本発明に係る別の実施形態の円筒状物品の把持
装置の要部を示す側面図である。
【符号の説明】
1:把持装置 2:フレーム
3:板状把持部材 4:押圧部材 5:移動用アーム
6:フレーム本体 7:円筒状物品 8:胴部
9,10:対向縁 11,12:ガイド 13:進退駆動用電動シリン
ダ 14:先端部 15:摺動部 1
6:バネ 17:回動軸 18:回動駆動用電動シリン
ダ 19:機械式駆動手段 20:モータ 2
1:かさ歯車 22:ボールネジ 23:ガイドバー 2
4:部材 25:ブラケット 26:電動シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS04 CV03 CW03 CY13 CY23 DS02 ES04 EU14 EV13 EV22 EV28 HS01 HS27 HT08 HT19 HT24 NS07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状物品の外径より広幅な部分を備え
    るフレームと、前記広幅な部分の両端部のそれぞれに設
    けられると共に進退駆動手段によりフレームと交差する
    方向に進退可能な板状把持部材と、前記フレームの広幅
    な部分の間の前面に進退可能に設けられた押圧部材とを
    備えて構成され、前記板状把持部材が進入したときその
    板状把持部材と押圧部材とで円筒状物品を把持すること
    を特徴とする円筒状物品の把持装置。
  2. 【請求項2】 フレームが細長く、その長手方向の複数
    箇所に円筒状物品の外径より広幅な部分を備える請求項
    1に記載の円筒状物品の把持装置。
  3. 【請求項3】 押圧部材が、フレーム前面に弾機を介し
    進退可能に設けられてなる請求項1又は2に記載の円筒
    状物品の把持装置。
  4. 【請求項4】 フレームの広幅な部分の両端部それぞれ
    に、背面にハの字状に突出させてガイドを設け、当該ガ
    イドを介して進退駆動手段及び板状把持部材が設けられ
    てなる請求項1乃至3のいずれかに記載の円筒状物品の
    把持装置。
  5. 【請求項5】 ハの字状のガイドの少なくとも一方が、
    フレームに対して回動及び固定可能に設けられてなる請
    求項4に記載の円筒状物品の把持装置。
  6. 【請求項6】 フレームが、その背面で広幅な部分と平
    行する方向に回動可能に移動手段に取付けられてなる請
    求項1乃至5のいずれかに記載の円筒状物品の把持装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8132835B2 (en) 2008-09-30 2012-03-13 Fanuc Ltd Workpiece gripping device
DE102017107244B4 (de) 2016-04-15 2023-05-25 Fanuc Corporation Haltevorrichtung für einen Roboter

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US8132835B2 (en) 2008-09-30 2012-03-13 Fanuc Ltd Workpiece gripping device
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