JP2002331140A - 景品交換システム - Google Patents

景品交換システム

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JP2002331140A
JP2002331140A JP2001137651A JP2001137651A JP2002331140A JP 2002331140 A JP2002331140 A JP 2002331140A JP 2001137651 A JP2001137651 A JP 2001137651A JP 2001137651 A JP2001137651 A JP 2001137651A JP 2002331140 A JP2002331140 A JP 2002331140A
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prize balls
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Masayuki Tsurumi
正行 鶴見
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】景品玉を遊技客の希望する任意のものに交換可
能な景品交換システムを提供する。 【解決手段】所定の口座に対応付けられた金融カードと
しての機能を備えた情報記録媒体182であって遊技客
の有するものにまたはこれに対応付けて、遊技客の獲得
した遊技媒体の計数結果である景品玉数を前記口座の資
金として利用可能に登録する。このとき、前記遊技媒体
の獲得に至った遊技諸条件に応じて、遊技者には景品玉
と同等のポイントを所定数だけ付与し、このポイント数
も景品玉数に加えて登録する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技客が遊技の結
果獲得した景品玉に基づく利益を遊技客に還元する景品
交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機店においては、パチン
コ機等の遊技機から遊技客が獲得した景品玉やメダルを
各種の景品に交換し、利益を遊技客に還元している。景
品としては各種のものが用意されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近では、
遊技客の要求はますます多様化しており、遊技客の希望
する景品が遊技機店にない場合や、遊技客がいずれの景
品も希望していない場合には、せっかく遊技で多数の景
品玉を獲得しても、それらの景品玉を遊技客にとって有
用なものに交換することができず、遊技客を満足させる
ことができなかった。
【0004】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、景品玉を遊技客の希
望する任意のものに交換可能とすることにより、多くの
遊技客の景品に対する要求を満たすことができる景品交
換システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]遊技客が遊技の結果獲得した景品玉に基づく利益
を遊技客に還元する景品交換システムにおいて、所定の
口座に対応付けられた金融カードとしての機能を備えた
情報記録媒体(182)であって遊技客の有するものに
またはこれに対応付けて、遊技客の獲得した遊技媒体の
計数結果である景品玉数を前記口座の資金として利用可
能に登録すると共に、前記遊技媒体の獲得に至る遊技諸
条件に応じて、前記景品玉と同等のポイントを所定数だ
け前記景品玉数に加えて登録することを特徴とする景品
交換システム。
【0006】[2]遊技客が遊技の結果獲得した景品玉
の数を管理すると共に、景品玉に基づく利益を遊技客に
還元する景品交換システムにおいて、景品交換装置(2
00)と、決済管理装置(31)とを備え、前記景品交
換装置(200)は、所定の口座に対応付けられた金融
カードとしての機能を備えた情報記録媒体(182)で
あって遊技客の有するものから読み取ったカード番号
と、遊技客の獲得した遊技媒体を計数した結果である景
品玉数と、前記遊技媒体の獲得に至る遊技諸条件に応じ
て前記景品玉数に付加された所定のポイント数とを、前
記決済管理装置(31)に通知するものであり、前記決
済管理装置(31)は、前記景品交換装置(200)か
ら通知された情報に基づいてカード番号毎に、前記ポイ
ント数を加えた景品玉数を記憶して管理する景品玉数管
理機能と、該景品玉数管理機能によりカード番号に対応
付けられて登録されている景品玉数を口座の資金として
換金する換金機能とを有するものであることを特徴とす
る景品交換システム。
【0007】[3]ポイント算出装置(171)を備
え、前記ポイント算出装置(171)は、遊技機店の構
成要素、遊技の日時、遊技の状況とその結果、及び換金
率を含む遊技諸条件のうち少なくとも何れか1つをパラ
メータとして、蓄積された遊技諸条件のデータに基づ
き、遊技客の獲得した遊技媒体の計数結果である景品玉
数に付加するポイント数を算出するものであることを特
徴とする[1]または[2]記載の景品交換システム。
【0008】[4]前記ポイント算出装置(171)
は、遊技客毎に前記ポイント数を算出するためのパラメ
ータを変更可能とすることを特徴とする[3]記載の景
品交換システム。
【0009】[5]前記情報記録媒体(182)を用い
て遊技媒体を貸し出す際に、前記情報記録媒体(18
2)に対応する口座の残金に優先して前記景品玉数を使
って遊技媒体を貸し出すことを特徴とする[1],
[2],[3]または[4]記載の景品交換システム。
【0010】[6]前記情報記録媒体(182)は使用
する遊技機店を特定する機能を有することを特徴とする
[1],[2],[3],[4]または[5]記載の景
品交換システム。
【0011】[7]前記ポイント数を加えた景品玉数を
換金した分の金額を遊技機店の指定口座から引き落とし
て精算することを特徴とする[1],[2],[3],
[4],[5]または[6]記載の景品交換システム。
【0012】[8]前記情報記録媒体(182)の金融
カードとしての機能が、利用金額を所定の口座から決済
するための決済カードとしての機能であり、前記情報記
録媒体(182)にまたはこれに対応付けて、前記ポイ
ント数を加えた景品玉数を前記決済に使用し得る有価価
値として利用可能に登録することを特徴とする[1],
[2],[3],[4],[5],[6]または[7]
記載の景品交換システム。
【0013】[9]前記決済は、即時決済または与信決
済の何れか一方または双方であることを特徴とする
[8]記載の景品交換システム。
【0014】[10]遊技媒体の貸出情報を、第1の管
理機関(20)に通知し、前記ポイント数を加えた景品
玉数を、前記情報記録媒体(182)の利用状況を管理
する第2の管理機関(30)に通知することを特徴とす
る[1],[2],[3],[4],[5],[6],
[7],[8]または[9]記載の景品交換システム。
【0015】[11]今回加算された前記ポイント数を
加えた景品玉数と、累積加算された景品玉数と、累積加
算された景品玉数に相当する金額の中の少なくとも1つ
の情報を記載した明細を発行または表示する機能を有す
ることを特徴とする[1],[2],[3],[4],
[5],[6],[7],[8],[9]または[1
0]記載の景品交換システム。
【0016】[12]前記景品交換装置(200)は、
遊技媒体を計数した結果の景品玉数が記録された第1情
報記録媒体(181)と遊技客の有する前記情報記録媒
体(182)とを受け入れ、前記第1情報記録媒体(1
81)から読み取った景品玉数と前記情報記録媒体(1
82)から読み取ったカード番号とを前記決済管理装置
(31)に通知するものであることを特徴とする[2]
記載の景品交換システム。
【0017】[13]前記景品交換装置(200)は、
前記情報記録媒体(182)自体に前記景品玉数を更に
記録し更新することを特徴とする[2]または[12]
記載の景品交換システム。
【0018】[14]前記景品交換装置(200)は、
景品玉と交換可能な景品を遊技客に紹介する機能と、交
換を希望する景品の指定操作を受け付ける機能と、指定
された景品が届くように手配する機能とを有することを
特徴とする[2],[12]または[13]記載の景品
交換システム。
【0019】次に、前記各項に記載された発明の作用を
説明する。所定の口座に対応付けられた金融カードとし
ての機能を備えた情報記録媒体(182)であって遊技
客の有するものにまたはこれに対応付けて、遊技客の獲
得した遊技媒体の計数結果である景品玉数を前記口座の
資金として利用可能に登録する。このとき、前記遊技媒
体の獲得に至った遊技諸条件に応じて、遊技者には前記
景品玉と同等のポイントを所定数だけ付与し、このポイ
ント数も前記景品玉数に加えて登録する。
【0020】すなわち、金融機関が発行する即時決済カ
ード(デビットカード)やキャッシングカード、クレジ
ットカード、バンクカード等の決済カードに対応付け
て、ポイント数を加えた景品玉数を登録する。デビット
カードやクレジットカードを使って買い物した際の代金
の決済や、口座から現金を引き出す等のために口座の資
金を支出する際には、登録されている景品玉数(ポイン
ト数も含む)に所定の換金率(玉単価)を乗じて換金
し、これを支出の資金として利用する。
【0021】より詳細には、遊技機店等に景品交換装置
(200)を配置し、金融機関等に決済管理装置(3
1)を配置する。景品交換装置(200)は、遊技客の
有する金融カードからカード番号を読み取り、該カード
番号と遊技客の獲得した遊技媒体を計数した結果である
景品玉数と、それに遊技媒体の獲得に至る遊技諸条件に
応じて景品玉数に付加されるポイント数とを決済管理装
置(31)に通知する。
【0022】決済管理装置(31)は、前記景品交換装
置(200)から通知された情報に基づいてカード番号
毎に、前記ポイント数を加えた景品玉数を記憶して管理
する。また、所定のカード番号に対応する口座の資金を
支出するときには、該カード番号に対応付けて登録され
ている景品玉数(ポイント数も含む)を換金に利用す
る。
【0023】なお、情報記録媒体(182)に対応付け
て行う景品玉数(ポイント数も含む。以下同じ。)の登
録は、情報記録媒体(182)そのものに景品玉数を登
録するものであっても良いし、金融カードに対応する口
座を管理している金融機関等のデータベースに登録する
ものであっても良い。
【0024】このように、金融カードとしての機能を有
する情報記録媒体(182)に、遊技客の獲得した景品
玉数を口座の資金として利用可能に登録するので、遊技
客は、景品玉による利益を買い物等の支払いに利用した
り現金化したりすることができ、遊技客の希望に即して
景品玉を有効利用することができる。しかも、遊技によ
り本来獲得した景品玉数に加えて、その獲得に至る遊技
諸条件に応じて景品玉と同等のポイントが所定数だけ付
与されるので、更にサービスを向上させることができ
る。
【0025】ポイント数はポイント算出装置(171)
によって算出するようにすると良い。すなわち、ポイン
ト算出装置(171)は、遊技機店の構成要素、遊技の
日時、遊技の状況とその結果、及び換金率を含む遊技諸
条件のうち少なくとも何れか1つをパラメータとして、
蓄積された遊技諸条件のデータに基づき、遊技客の獲得
した遊技媒体の計数結果である景品玉数に付加するポイ
ント数を算出する。
【0026】遊技機店の構成要素とは、遊技客が利用す
る遊技機の種類やその配置位置等が相当し、遊技の日時
とは、遊技客が実際に遊技を行った曜日や時間帯であ
る。遊技の状況とその結果とは、使用金額や遊技におけ
る出玉や入玉の変化、それに精算時における収支(勝ち
負け)である。換金率とは、景品玉1個当たりの現金化
するときの比率であり、例えば4円で借りた玉を2.5
円で払い戻す場合には換金率は62.5%となる。
【0027】これらの各パラメータはポイント数の算出
に用いられ、蓄積された遊技諸条件のデータに基づき、
例えば、遊技機の種類に関しては、人気がない機種ほど
ポイント数単価を高くしたり、遊技の日時に関しては、
客足の少ない曜日や時間帯ほどポイント数単価を高くし
たり、あるいはまた換金率に関しては、低く設定されて
いる機種や日時ほど、ポイント数単価を高くすることが
考えられる。
【0028】更に、前記ポイント算出装置(171)に
より、遊技客毎にポイント数を算出するためのパラメー
タを変更可能とすれば、遊技機店にとっては売上の安定
化を図ったり、あるいはまた遊技客の個々の特性に応じ
たきめ細かいサービスの実現が可能となる。
【0029】例えば、頻繁に来店する遊技客に対して
は、遊技の結果(勝ち負け)をパラメータとして、負け
た際にはポイント数を高くして遊技意欲の減退を防いだ
り、客足の多い週末しか来ない遊技客に対しては、平日
に来店した際にはポイント数を高くしたり、あるいは短
時間しか遊ばない遊技客には、遊技時間に応じてポイン
ト数を高く設定すること等が考えられる。
【0030】これらのポイント数を算出するためのパラ
メータや実際のポイント数単価は、予め遊技客に対して
遊技媒体を借りる際等に告知するようにすれば遊技客に
とって分かり易い。もちろん、パラメータは複数組み合
わせても良く、またポイント数単価ともども適宜変更す
ることができるものである。なお、遊技客は情報記録媒
体(182)のカード番号により容易に特定することが
できる。
【0031】前記情報記録媒体(182)を用いて遊技
媒体を貸し出す際に、前記情報記録媒体(182)に対
応する口座の残金に優先して景品玉数を使って遊技媒体
を貸し出すものでは、換金前であれば、情報記録媒体
(182)に記録されている景品玉数を優先的に利用し
て遊技媒体の貸し出しを受けることができるので、遊技
客を再度の遊技に誘うことができる。
【0032】また、情報記録媒体(182)が、これを
使用する遊技機店を特定する機能を有する場合、景品玉
数の増加や減少は特定の遊技機店に関連したデータとし
て使用される。従って、この情報記録媒体(182)は
使用可能とされた遊技機店以外の他の遊技機店での使用
が規制されるので、その使用範囲が限定され、データ処
理が簡易化されると共に安全性も向上する。また、景品
玉数を換金した分の金額は、遊技機店の指定口座から引
き落として精算するようにすると良い。
【0033】また、情報記録媒体(182)の金融カー
ドとしての機能は、利用金額を所定の口座から即時決済
あるいは与信決済するための決済カードとしての機能で
あっても良いし、口座に資金を出し入れするための銀行
カードとしての機能であっても良い。ここで即時決済と
は、決済要求のあったとき即座に決済処理を行うことで
あり、与信決済とは、信用に基づき、後日を決済日とす
る決済方法である。
【0034】この他、遊技媒体の貸出情報を第1の管理
機関(20)に通知し、景品玉数を前記情報記録媒体
(182)の利用状況を管理する第2の管理機関(3
0)に通知するように構成したものでは、貸出情報と景
品玉数とを遊技機店とは別の第3者機関(第1の管理機
関(20)と第2の管理機関(30))で管理すること
ができるので、営業収支を適正かつ公正に管理すること
ができる。なお、第1の管理機関(20)と第2の管理
機関(30)は、公正を担保するためには、別の機関で
あることが望ましいが、同一の第3者機関であってもよ
い。
【0035】また、今回加算された景品玉数、累積加算
された景品玉数、あるいは景品玉数に相当する金額の中
の1つ以上の情報を記載した明細を発行または表示すれ
ば、遊技客に安心感を与えかつ利便性を高めることがで
きる。
【0036】更にまた、前記景品交換装置(200)
は、遊技媒体を計数した結果の景品玉数が記録された第
1情報記録媒体(181)と遊技客の有する前記情報記
録媒体(182)とを受け入れ、第1情報記録媒体(1
81)から読み取った景品玉数と情報記録媒体(18
2)から読み取ったカード番号とを決済管理装置(3
1)に通知するようにしても良い。
【0037】ここで第1情報記録媒体(181)は、例
えば、遊技機店で通用するデータを光学的に読み取り可
能なレシートや、磁気的に読み取り可能なホールカード
等である。このようにすれば、第1情報記録媒体(18
1)の形式でも景品玉を保有することが可能になるの
で、景品玉の保有形態の多様化を図り、さまざまな遊技
客に対応することができる。
【0038】また、前記景品交換装置(200)によ
り、情報記録媒体(182)自体にも、景品玉数を記録
し更新するようにすれば、例えば、オフラインで景品玉
数の確認等を行うことが可能になる。
【0039】その他、前記景品交換装置(200)に、
景品玉と交換可能な景品を遊技客に紹介する機能と、交
換を希望する景品の指定操作を受け付ける機能と、指定
された景品が届くように手配する機能とを付加すれば、
景品玉を情報記録媒体(182)に対応付けて登録する
ほか、特定の景品に交換することが可能となる。また景
品のカタログを紹介し、指定された景品を業者等に自動
で手配するので、遊技機店で在庫をかかえることなく、
多様な景品と交換することが可能になる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明に係る景品交換シ
ステムの構成を示している。本システムは、遊技機店1
0に設置される装置と、遊技媒体の貸し出しに関する情
報を管理するための第三者機関である第1の管理機関2
0に設置する装置と、景品玉数の管理及び景品玉数を用
いた決済等を管理するための第三者機関である第2の管
理機関30に設置する装置を主要部とするものであり、
各装置は、通信回線を通じて互いに情報の授受が可能に
なっている。
【0041】更に情報記録媒体である金融カード182
を用いて決済するためのレジスタ等の決済端末41が、
スーパーマーケットやコンビニエンスストア40等に配
置されている。この決済端末41も通信回線を通じて第
2の管理機関30の所定装置と接続されている。なお、
金融カード182は、クレジットカード、キャッシュカ
ード、デビットカード、銀行カードなどの機能を少なく
とも1つ以上有するカードである。
【0042】本システムでは、遊技機店10で遊技客が
獲得した遊技媒体の数(景品玉数)に所定のポイント数
を加えたものを、金融カード182に対応付けて登録し
ておき、買い物等の利用金額の決済を金融カード182
を用いて決済端末41で行うときに、登録されている景
品玉数(ポイント数を含む)に相当する有価価値を使っ
て利用金額の決済を行うことが可能になっている。すな
わち、遊技機店10で獲得した景品玉及びポイントを、
遊技客は、コンビニエンスストア等の一般店舗での買い
物の決済に利用することが可能になっている。また、遊
技客は、景品玉数(ポイント数を含む)を口座の資金と
して換金し、これを引き出して現金化することも可能で
ある。
【0043】遊技機店10には、パチンコ機等の遊技機
110が多数配置されると共に遊技機110にはそれぞ
れ遊技媒体貸機120が並設されている。遊技機店10
にはLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネ
ットワーク130が装備されており、台コントローラや
島コントローラを通じて遊技機110や遊技媒体貸機1
20が該ネットワークに接続されている。このネットワ
ーク130には、ホールコンピュータとしての管理装置
140、計数機150、POS端末としての機能を有す
る景品管理装置160、ポイント管理装置170、プリ
ンタ172等が接続されている。
【0044】遊技媒体貸機120は、パチンコ機やスロ
ットマシン等の遊技機110で遊技を行うために用いる
パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を貸し出す装置であ
り、現金の投入によって遊技媒体を貸し出すほか、即時
決済カードを用いて遊技媒体を貸し出すことが可能にな
っている。また遊技媒体貸機120は、遊技機110と
協働することにより、遊技媒体を計数する機能を果た
す。
【0045】すなわち、遊技機110に設けられている
図示省略の精算ボタンを遊技客が押下すると、遊技客の
獲得した遊技媒体の数を計数し、その計数結果である景
品玉数を記録した所定のカードあるいはレシートを発券
する機能を有している。遊技機110は、出玉や大当た
りの発生状況等の遊技機に関する各種のデータを管理装
置140へ送信し、遊技媒体貸機120は、遊技媒体の
貸し出しに関するデータを管理装置140へ送信する機
能を有している。
【0046】管理装置140は、遊技機店内に設置した
遊技機110、遊技媒体貸機120、景品管理装置16
0等の遊技装置を統括管理するホールコンピュータとし
ての機能を果たすものであり、遊技機110や遊技媒体
貸機120等、各種の遊技装置から送られてくる情報を
受信して処理する。また設定変更等の指示を遊技装置へ
送信する機能を有している。管理装置140は、これら
遊技に関するデータを所定のデータベースに蓄積し管理
する機能を有する。
【0047】また、管理装置140は、遊技媒体の貸し
出しに関する情報(金額や内訳、個数等)を、第1の管
理機関20に設置されている貸出管理装置21へ通信回
線を通じて送信する機能を備えている。すなわち、遊技
機店10の売上に関する情報は全て貸出管理装置21へ
送信され、第1の管理機関20の貸出管理装置21によ
って管理される。なお、図1では、第1の管理機関20
を遊技機店10の内側に配置した状態を記載したが、実
際には、遊技機店10の外部に存在している。
【0048】また、第1の管理機関20に配置された貸
出管理装置21との間の通信回線は、図示省略のファイ
アウォール装置を介してネットワーク130に接続さ
れ、セキュリティの確保を図っている。また、管理装置
140は、モデム141及び所定の通信回線を通じて第
2の管理機関30に配置された装置と接続され、各種の
情報の送受信を行うようになっている。
【0049】計数機150は、遊技客が獲得したパチン
コ玉やメダル等の遊技媒体の数を計数する装置であり、
計数結果を景品玉数として表したレシートを発券した
り、計数結果の景品玉数を管理装置140にネットワー
ク130を通じて送信する機能を有している。
【0050】景品管理装置160は、レシートやカード
に記録された景品玉数を景品に交換するための装置であ
る。景品管理装置160は、遊技客が景品玉を一般景品
と交換することを希望する場合には、その景品交換の処
理を行い、第1情報記録媒体としてのホールカード18
1への記録を希望する場合には、遊技客が既に有するホ
ールカードあるいは新たに発行するホールカードに今回
の景品玉数を加算して記録する処理を行う。
【0051】また、景品管理装置160は、次述するポ
イント管理装置170へ所定の問い合わせを行って、今
回の景品玉数に対して付与するポイント数を判別し、こ
のポイント数を今回の景品玉数に加算して記憶する処理
も併せて行う。なお、景品管理装置160は、景品交換
の際に、レシート等が真正なものであるか否かを調べる
ために計数機150あるいは管理装置140へ所定の問
い合わせを行い、データ照合を行うようになっている。
【0052】ポイント管理装置170は、ポイント算出
装置171を兼ねており、ポイント算出装置171は、
前記計数機150による遊技媒体の計数時に管理装置1
40へ所定の問い合わせを行って、その遊技媒体の獲得
に至る遊技諸条件を判別し、各遊技諸条件のうち少なく
とも何れか1つをパラメータとして、蓄積された遊技諸
条件のデータに基づき、遊技客の獲得した遊技媒体の計
数結果である景品玉数に付加するポイント数を算出する
ものである。ここで算出されたポイント数は、前記景品
管理装置160によって、景品玉数に加算された上で記
録されるように設定されている。
【0053】ポイント算出に用いるパラメータのうち、
遊技機店の構成要素とは、遊技客が利用する遊技機の種
類やその配置位置等が相当し、遊技の日時とは、遊技客
が実際に遊技を行った曜日や時間帯である。遊技の状況
とその結果とは、使用金額や遊技における出玉や入玉の
変化、それに精算時における収支(勝ち負け)である。
換金率とは、景品玉1個当たりの現金化するときの比率
であり、例えば4円で借りた玉を2.5円で払い戻す場
合には換金率は62.5%となる。
【0054】これらの各パラメータと遊技機店における
売上との相関関係を示すデータは、管理装置140のデ
ータベースに蓄積される。かかる蓄積された遊技諸条件
のデータに基づき、例えば、遊技機の種類に関しては、
人気がない機種ほどポイント数単価を高くしたり、遊技
の日時に関しては、客足の少ない曜日や時間帯ほどポイ
ント数単価を高くしたり、あるいはまた換金率に関して
は、低く設定されている機種や日時ほど、ポイント数単
価を高くする等、ポイント計算に用いる各種データはポ
イント管理装置170に記憶管理される。
【0055】また、ポイント管理装置170によって、
ポイント算出装置171でポイント数を算出するために
用いるパラメータは適宜変更可能となっており、遊技機
店にとっては売上の安定化を図ったり、あるいはまた遊
技客の個々の特性に応じたきめ細かいサービスの実現が
可能となる。
【0056】例えば、頻繁に来店する遊技客に対して
は、遊技の結果勝ち負けをパラメータとして、負けた際
にはポイント数を高くして遊技意欲の減退を防いだり、
客足の多い週末しか来ない遊技客に対しては、平日に来
店した際にはポイント数を高くしたり、あるいは短時間
しか遊ばない遊技客には、遊技時間に応じてポイント数
を高く設定すること等が考えられる。これらのポイント
数を算出するためのパラメータや実際のポイント数単価
は、遊技媒体を借りる際に表示したり、ホールカード1
81に記録して、遊技客に告知するようにすれば遊技客
にとって分かり易い。
【0057】遊技機店10の中には、ホールカード18
1に記録されている景品玉数を、更に次の段階の景品に
交換する景品交換装置としてのカード変換装置200が
設置してある。このカード変換装置200は、遊技機店
10の外部に設置してもよい。カード変換装置200
は、ホールカード181を挿入するためのホールカード
挿入口201と、暗証番号の入力操作を受け付ける暗証
番号入力部202と、商品カタログを表示しかつ選択を
受け付けるための商品カタログ選択部203と、金融カ
ード182を挿入するためのデビットカード挿入・排出
部204とを備えている。
【0058】カード変換装置200は、遊技媒体を計数
した結果の景品玉数が記録された第1情報記録媒体とし
てのホールカード181と遊技客の有する情報記録媒体
としての金融カード182とを受け入れ、ホールカード
181から読み取った景品玉数(ポイント数を含む。以
下同じ。)と金融カード182から読み取ったカード番
号とを第2の管理機関30の決済管理装置31に所定の
通信回線を通じて通知する機能を有する。なお、金融カ
ード182の所有者であることを認証するために、カー
ド変換装置200は、暗証番号入力部202を通じて暗
証番号の入力を利用者に求めるようになっている。
【0059】また、カード変換装置200は、ホールカ
ード181から読み取った景品玉数を金融カード182
に記録して更新する機能も有している。例えば、カード
変換装置200としてICカードを用いた場合には、景
品玉数の変化履歴等の詳細情報を金融カード182に書
き込み登録することができる。
【0060】カード変換装置200の商品カタログ選択
部203は、ローカルあるいはリモートに蓄積されてい
る商品のカタログデータに基づいて景品玉と交換可能な
景品の一覧や詳細情報をディスプレイに表示して遊技客
に紹介する機能を有している。遊技客は、商品カタログ
に掲載されている景品との交換を希望する場合には、所
定の操作を行って商品カタログをまず表示し、更に景品
の指定操作及び配送先となる自宅70の住所の入力操作
を行う。
【0061】カード変換装置200は、商品の指定操作
を受け付けると、指定された商品が遊技客の元へ届くよ
うに商品の発注や配送を手配するための処理を行うよう
になっている。すなわち、商品を取り扱う店舗50や商
品配送センター60等へ、発注及び配送の指示を通信回
線を通じて送信する。
【0062】カード変換装置200は、商品カタログに
基づいて景品としての商品の発注処理を行ったときに
は、ホールカード181に記録されている景品玉数を、
発注した商品との交換に利用した分だけ減算して更新す
る。また金融カード182に基づいて景品玉数を第2の
管理機関30へ通知し登録したときは、その分の景品玉
数をホールカード181に記録されている景品玉数から
減算し、ホールカード181の記録内容を更新する。こ
こでは、ホールカード181に記録されている全ての景
品玉数を第2の管理機関30へ通知し登録するようにな
っている。
【0063】第2の管理機関30は、顧客の口座を管理
する銀行機能を果たす機関であり、第2の管理機関30
の決済管理装置31は、顧客毎に、口座への資金の出納
や残高を管理したり、景品玉数を記録して管理したり、
景品玉数の加算や使用の履歴を記録して管理する機能を
備えている。特に、景品玉数との関係で見ると、カード
変換装置200から通知された情報に基づいてカード番
号毎に景品玉数を記憶してその履歴を管理する景品玉数
管理機能を有している。
【0064】また、金融カード182を用いて利用金額
を即時決済する旨の要求をそのカード番号と共に所定の
決済端末41から受け取ったとき、そのカード番号に対
応付けて管理している口座の残額またはそのカード番号
に対応付けて管理している景品玉数に応じた有価価値の
何れか一方または双方を用いて利用金額を即時決済する
決済機能を有している。また、金融カード182を用い
て口座の資金を引き出す際にも、景品玉数を換金する機
能を有している。ここで換金した分の金額は、遊技機店
の指定口座から引き落として精算するようになってい
る。
【0065】スーパーマーケットやコンビニエンススト
ア40に配置された決済端末41は、顧客が自己の金融
カード182を用いて利用金額の決済を行うとき、暗証
番号の入力を受け付け、カード番号と暗証番号と利用金
額とを第2の管理機関30の決済管理装置31へ通信回
線を通じて送信する機能と、即時決済可否の応答を決済
管理装置31から受け取る機能を備えている。なお、金
融カード182は、銀行カードとしても機能するもので
あり、金融機関の支店や街頭に設置されたATMやCT
M80を用いて現金の出納を行うことも可能なカードで
ある。
【0066】次に作用を説明する。遊技客は、遊技を開
始する際に、遊技媒体貸機120に現金を投入する等し
て遊技媒体の貸し出しを受ける。遊技媒体の貸し出しに
関するデータは、遊技媒体貸機120からネットワーク
130、管理装置140、所定の通信回線を経て第1の
管理機関20の貸出管理装置21に送信されて登録され
る。これにより、遊技機店10の売上に関する情報が第
1の管理機関20で管理されることになる。
【0067】遊技客は、遊技機110での遊技を終了し
て精算するとき、獲得した遊技媒体を計数機150へ投
入して遊技媒体の数を計数する。このときポイント算出
装置171は管理装置140へ所定の問い合わせを行っ
て、遊技客の遊技媒体の獲得に至る遊技諸条件を判別
し、各遊技諸条件のうち少なくとも何れか1つをパラメ
ータとして、蓄積された遊技諸条件のデータに基づき、
遊技客の獲得した遊技媒体の計数結果である景品玉数に
加算するポイント数を算出する。ここで算出されたポイ
ント数は、景品玉数に加算された上で記録される。
【0068】そして、遊技客は遊技媒体の計数結果であ
る景品玉数と今回加算されたポイント数、それに識別記
号の記録された所定のレシートあるいはカードを受け取
る。識別記号は、不正を防止するためのものであり、レ
シート等の発行毎に異なる番号が割り当てられる。この
識別記号と景品玉数とを組にした情報は管理装置140
へ送信され、該管理装置140で記録管理される。
【0069】遊技客は計数機150の発券したレシート
またはカードを持って景品交換所へ行き、景品との交換
手続きを行う。この際、レシートまたはカードが景品管
理装置160に投入される。景品管理装置160は、投
入されたレシートまたはカードから識別記号と景品玉数
の情報を読み取り、これらを照合データとして管理装置
140へ送信する。管理装置140は、景品管理装置1
60から送られてきた照合データが計数機150から既
に送られてきたものと一致するか否かを調べ、一致する
場合には、照合完了の通知を景品管理装置160へ送
る。一方、照合失敗の場合には、エラー通知を景品管理
装置160へ送る。
【0070】景品管理装置160は、管理装置140か
らの照合結果がエラーの場合には、景品との交換を拒否
する。照合完了の場合には、景品玉を遊技客の指定する
景品に交換する処理を行う。そして、景品交換処理の完
了後に、その旨を識別記号と共に管理装置140へ送信
する。管理装置140は、この通知を受けて該当する識
別記号の景品玉が交換済みである旨を登録する。
【0071】なお、遊技機110に精算スイッチが設け
てある場合には、遊技客は遊技の終了時に該精算スイッ
チを押下して精算処理を行ってもよい。この場合、遊技
客の獲得した遊技媒体の数は遊技機110で計数され、
レシートあるいはカードが遊技媒体貸機120から発行
される。このレシートまたはカードは、計数機150が
発行したものと同様に、景品管理装置160へ挿入し、
景品との交換処理に使用される。
【0072】一般景品との交換を希望する場合には、景
品管理装置160において景品玉と一般景品との交換処
理が行われる。具体的には、交換する一般景品に対応す
る数だけ景品玉数が減算され、残りがある場合にはその
分がホールカード181に記録される。実際の景品は、
店員等から遊技客に引き渡される。遊技機店10に在庫
のある一般景品との交換を希望しない旨の操作が成され
た場合には、レシートやカードから読み取った景品玉数
の全てがホールカード181に記録されて発行される。
【0073】次に遊技客は、景品管理装置160の発行
したホールカード181と自分の有する金融カード18
2とをカード変換装置200に投入する。カード変換装
置200は、ホールカード181からこれに記録されて
いる景品玉数を読み取る。また金融カード182からは
カード番号、あるいはカード番号と暗証番号を読み取
る。その後、カード変換装置200は、遊技客に対して
暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号を用いて遊
技客が金融カード182の真正な持ち主であるか否かの
認証を行う。
【0074】なお、金融カード182がICカードであ
る場合のように、金融カード182に暗証番号が記録さ
れているときは、これとの照合によって認証を行う。ま
た金融カード182に暗証番号が記録されていない場合
には、オンラインでカード番号と暗証番号を第2の管理
機関30へ通信回線を通じて送信して認証処理を依頼
し、その結果を第2の管理機関30から受け取るように
なっている。
【0075】認証が正常に完了するとカード変換装置2
00は、景品玉数をすべて金融カード182に対応付け
て登録するか、商品カタログから景品を選択するかの選
択画面を表示し、遊技客による選択を受け付ける。遊技
客が全ての景品玉数を金融カード182に登録する旨を
選択した場合には、カード番号と景品玉数とを第2の管
理機関30の決済管理装置31へ通知し、かつこの景品
玉数を有価価値として利用可能に登録する旨の指示を決
済管理装置31へ送信する。送信完了後に、カード変換
装置200は、ホールカード181に登録されている景
品玉数を0にリセットするか、景品と交換済みである旨
の情報をホールカード181に記録する。
【0076】商品カタログから景品を選ぶ旨の選択が成
された場合には、商品カタログをディスプレイに表示
し、利用者からの商品選択操作を受け付ける。なお、商
品を選びやすいように、最初に商品のカテゴリ選択、必
要景品玉数等によって分類し、商品情報の提示を行うよ
うになっている。遊技客が商品を選択すると、その商品
の発注及び配送手配のための処理を行う。
【0077】具体的には、該当する店舗50に商品の発
注情報を送信し、更に必要な場合には配送業者60に配
送手配の指示を送信する。発注先や配送手配の要否等の
情報は商品コードに対応付けて予め登録されている。商
品カタログに関する情報は、カード変換装置200のメ
モリに記憶されている。商品カタログの内容は適宜、更
新される。なお商品カタログを別途のサーバに登録して
おき通信回線を通じてカード変換装置200へダウンロ
ード等するようにしてもよい。
【0078】カード変換装置200は、景品交換に使用
した分を差し引いても景品玉数の残りがある場合には、
カード番号と景品玉数とこの景品玉数を有価価値として
利用可能に登録する旨の指示とを決済管理装置31へ送
信する。そしてホールカード181に登録されている景
品玉数を0にリセットするか、景品と交換済みである旨
をホールカード181に記録する。
【0079】第2の管理機関30の決済管理装置31
は、カード変換装置200から、景品玉数とカード番号
と登録指示とを受信したとき、そのカード番号に対応付
けて記憶している景品玉数に今回受信した景品玉数を累
積加算する。これにより、遊技客の獲得した景品玉が、
一般の店舗等での買い物時の即時決済に利用可能な有価
価値として登録される。
【0080】次に、遊技客が、スーパーマーケットやコ
ンビニエンスストア40等での買い物の利用金額を金融
カード182を用いて決済する場合について説明する。
決済端末41に金融カード182を挿入して利用金額と
暗証番号を打ち込むと、決済端末41からカード番号と
暗証番号と利用金額とが第2の管理機関30の決済管理
装置31へ通信回線を通じて送信される。これを受けた
決済管理装置31は、カード番号と暗証番号とが予め登
録されたものと一致するかを照合して認証処理を行う。
また、該カード番号に対応する口座及び該カード番号に
対応付けて登録されている景品玉数に相当する有価価値
の合計が、利用金額以上あるか否かを検査する。
【0081】認証及び残高等の検査に合格すると、決済
可能の通知を決済端末41へ返送する。認証失敗あるい
は残高等の検査に不合格の場合には、決済不可の通知を
決済端末41へ送信する。決済可能の場合には、カード
変換装置200は、カード番号に対応付けて管理してい
る口座の残額またはカード番号に対応付けて管理してい
る景品玉数に応じた有価価値の何れか一方または双方を
用いて利用金額の即時決済を行う。
【0082】具体的には、口座の残額を利用した分につ
いては口座の残額を減算し、該当のスーパーマーケット
やコンビニエンスストア40の口座へ振り込む。また景
品玉数の有価価値を利用して決済する場合には、その分
の景品玉数を減算すると共に、使用した景品玉数分の有
価価値に対応する金額を遊技機店10の口座から引き落
としこれをスーパーマーケットやコンビニエンスストア
40の口座へ振り込む。このとき、第2の管理機関30
は、遊技機店10の口座等から手数料を徴収してもよ
い。
【0083】このように、即時決済カードとしての機能
を有する情報記録媒体182に対応付けて、景品玉数
を、決済や口座の資金として換金可能に登録するので、
遊技客は、買い物等の支払いを情報記録媒体182に登
録された景品玉数を利用して決済することができ、希望
する商品の購入に景品玉を有効利用することができる。
しかも、遊技により本来獲得した景品玉数に加えて、そ
の獲得に至る遊技諸条件に応じて景品玉と同等のポイン
トが所定数だけ付与されるので、更にサービスを向上さ
せることができる。
【0084】この他、景品玉数に係わる情報が第2の管
理機関30の決済管理装置31で記録し管理されること
になる。遊技媒体の貸し出しに関する情報を第1の管理
機関20で管理し景品玉数に関する情報を第2の管理機
関30で管理するので、遊技機店10の営業収支(いわ
ゆるINとOUTの双方)を第三者機関によって客観的
に管理することができ、会計の透明度を増すことができ
る。
【0085】次に、遊技媒体貸機120が金融カード1
82を用いて遊技媒体を貸し出す場合の動作について説
明する。遊技客が金融カード182を遊技媒体貸機12
0に投入すると、遊技媒体貸機120は、暗証番号の入
力を求める。遊技媒体貸機120は、入力された暗証番
号と金融カード182から読み取ったカード番号と遊技
媒体の貸出数及び貸し出しのために要する利用金額を第
2の管理機関30の決済管理装置31に送信し、認証を
依頼する。
【0086】決済管理装置31は、遊技媒体貸機120
から受信した暗証番号とカード番号とを予め登録されて
いるものと照合して認証を行う。認証に成功した場合に
は、まず、そのカード番号対応付けて記憶している景品
玉数がある場合には、今回の遊技媒体の貸し出しに景品
玉数を優先的に使用し、足りない分をそのカード番号の
口座の残金から精算するように処理する。
【0087】すなわち、景品玉数≧貸出数の場合には、
景品玉数から貸出数を減算し、決済完了の通知を遊技媒
体貸機120へ送信する。一方、貸出数>景品玉数>0
の場合には、貸出数から景品玉数を減算した残りの個数
分の金額をカード番号に対応する口座の残金から引き落
とし、景品玉数を0にリセットする。なお、景品玉数が
0の場合には、口座の残金から精算する。このほか、景
品玉数が貸し出し規定数以上の場合だけ、景品玉数を使
用するように構成してもよい。
【0088】決済を完了した場合には、決済完了の通知
を遊技媒体貸機120へ送信する。景品玉数と口座の残
金の双方が不足し決済不可能の場合には、その旨を遊技
媒体貸機120へ通知する。遊技媒体貸機120は、決
済完了の通知を決済管理装置31から受けた場合には、
遊技媒体を貸し出し、決済不可能の通知を受けた場合に
は、エラー表示等を行って金融カード182を排出す
る。
【0089】このように、金融カード182に対応付け
て登録されている景品玉数がある場合には、これを優先
的に利用して遊技媒体の貸し出しを行うので、遊技客を
再度の遊技に誘うことができる。
【0090】以上、本発明の実施の形態を図面によって
説明してきたが、具体的な構成は該実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0091】また、前記実施の形態では、遊技機を主に
パチンコ機として説明したが、プログラム制御される、
スマートボールゲーム機、アレンジボールゲーム機とい
った遊技機にも同様に本発明を適用することができる。
このような各場合においても、前記実施の形態と同様な
効果が奏される。
【0092】また、前記実施の形態では、第1の管理機
関と第2の管理機関は、公正を担保するためには、別の
機関としたが、同一の第3者機関であってもよい。更に
実施の形態では、即時決済の場合を例に説明したが、決
済を与信決済する場合であっても同様の効果を奏する。
与信決済の場合には、クレジットカードとしての機能を
備えた金融カード182を用いて利用金額を与信決済す
る旨の要求をそのカード番号と共に決済端末41から受
け取った際にはこれを管理用のデータベース等に登録す
る。
【0093】そして、予め定めた決済日が到来したと
き、カード番号に対応付けて管理している口座の残額ま
たはカード番号に対応付けて管理している景品玉数に応
じた有価価値の何れか一方または双方を用いて、所定期
間中の利用金額を決済すればよい。更に決済カードに限
定されず、景品玉数を、現金化して引き出し可能な金融
カードとしてもよい。
【0094】また、前記実施の形態では、金融カード1
82に対応付けて決済管理装置31に景品玉数を登録す
るようにしたが、景品玉数と共にまたは景品玉数に代え
て、有価価値としての金額を登録するようにしてもよ
い。また、景品管理装置160において景品玉数を所定
の交換率で交換した際の金額を計算しホールカード18
1に登録し、これをカード変換装置200で金融カード
182に対応付けて登録するようにしてもよい。
【0095】また、前記実施の形態では、景品玉数をホ
ールカード181に一旦、記録し、これを更にカード変
換装置200で金融カード182に対応つけて記録する
ようにしたが、ホールカード181を介することなく、
直接、金融カード182に対応付けて景品玉数を登録す
るように構成してもよい。
【0096】また、前記実施の形態では、決済管理装置
31と金融カード182の双方に景品玉数を登録するよ
うに構成したが、決済管理装置31にだけ登録する構成
としてもよい。なお、カード変換装置200において、
商品カタログを提示して商品の選択を受けるための構成
部分は必ずしも設けなくともよい。
【0097】また、前記カード変換装置200におい
て、今回加算された景品玉数と累積の景品玉数と景品玉
数を決済に利用可能な金額の中の1つ以上の情報を記載
した明細を発行または表示すれば、遊技客に安心感を与
えかつ利便性を高めることができる。
【0098】更にまた、前記金融カード182は使用す
る遊技機店を特定する機能を有するが、景品玉数等に関
するデータを複数の遊技機店別に登録できるようにし
て、1つの金融カード182を複数の遊技機店で使用で
きるようにしても良い。
【0099】
【発明の効果】本発明に係る景品交換システムによれ
ば、口座に対応付けられた金融カードとしての機能を備
えた情報記録媒体であって遊技客の有するものにまたは
これに対応付けて、景品玉数を前記口座の資金として利
用可能に登録すると共に、景品玉の獲得に至る遊技諸条
件に応じて、前記景品玉と同等のポイントを所定数だけ
前記景品玉数に加えて登録するから、遊技客は、景品玉
による利益を買い物等の支払いに利用したり現金化した
りすることができ、遊技客の希望に即して景品玉を有効
利用することができる。しかも、遊技により本来獲得し
た景品玉数に加えて、その獲得に至る遊技諸条件に応じ
て景品玉と同等のポイントが所定数だけ付与されるの
で、更にサービスを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る景品交換システム
を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
10…遊技機店 20…第1の管理機関 21…貸出管理装置 30…第2の管理機関 31…決済管理装置 40…スーパーマーケットやコンビニエンスストア 41…決済端末 50…店舗 60…商品配送センター 70…自宅 80…ATMやCTM 110…遊技機 120…遊技媒体貸機 130…ネットワーク 140…管理装置 141…モデム 150…計数機 160…景品管理装置 170…ポイント管理装置 171…ポイント算出装置 172…プリンタ 181…ホールカード 182…金融カード 200…カード変換装置 201…ホールカード挿入口 202…暗証番号入力部 203…商品カタログ選択部 204…金融カード挿入・排出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 410 G06F 17/60 410A 410C

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技客が遊技の結果獲得した景品玉に基づ
    く利益を遊技客に還元する景品交換システムにおいて、 所定の口座に対応付けられた金融カードとしての機能を
    備えた情報記録媒体であって遊技客の有するものにまた
    はこれに対応付けて、遊技客の獲得した遊技媒体の計数
    結果である景品玉数を前記口座の資金として利用可能に
    登録すると共に、前記遊技媒体の獲得に至る遊技諸条件
    に応じて、前記景品玉と同等のポイントを所定数だけ前
    記景品玉数に加えて登録することを特徴とする景品交換
    システム。
  2. 【請求項2】遊技客が遊技の結果獲得した景品玉の数を
    管理すると共に、景品玉に基づく利益を遊技客に還元す
    る景品交換システムにおいて、 景品交換装置と、決済管理装置とを備え、 前記景品交換装置は、所定の口座に対応付けられた金融
    カードとしての機能を備えた情報記録媒体であって遊技
    客の有するものから読み取ったカード番号と、遊技客の
    獲得した遊技媒体を計数した結果である景品玉数と、前
    記遊技媒体の獲得に至る遊技諸条件に応じて前記景品玉
    数に付加された所定のポイント数とを、前記決済管理装
    置に通知するものであり、 前記決済管理装置は、前記景品交換装置から通知された
    情報に基づいてカード番号毎に、前記ポイント数を加え
    た景品玉数を記憶して管理する景品玉数管理機能と、該
    景品玉数管理機能によりカード番号に対応付けられて登
    録されている景品玉数を口座の資金として換金する換金
    機能とを有するものであることを特徴とする景品交換シ
    ステム。
  3. 【請求項3】ポイント算出装置を備え、 前記ポイント算出装置は、遊技機店の構成要素、遊技の
    日時、遊技の状況とその結果、及び換金率を含む遊技諸
    条件のうち少なくとも何れか1つをパラメータとして、
    蓄積された遊技諸条件のデータに基づき、遊技客の獲得
    した遊技媒体の計数結果である景品玉数に付加するポイ
    ント数を算出するものであることを特徴とする請求項1
    または2記載の景品交換システム。
  4. 【請求項4】前記ポイント算出装置は、遊技客毎に前記
    ポイント数を算出するためのパラメータを変更可能とす
    ることを特徴とする請求項3記載の景品交換システム。
  5. 【請求項5】前記情報記録媒体を用いて遊技媒体を貸し
    出す際に、前記情報記録媒体に対応する口座の残金に優
    先して前記景品玉数を使って遊技媒体を貸し出すことを
    特徴とする請求項1,2,3または4記載の景品交換シ
    ステム。
  6. 【請求項6】前記情報記録媒体は使用する遊技機店を特
    定する機能を有することを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載の景品交換システム。
  7. 【請求項7】前記ポイント数を加えた景品玉数を換金し
    た分の金額を遊技機店の指定口座から引き落として精算
    することを特徴とする請求項1,2,3,4,5または
    6記載の景品交換システム。
  8. 【請求項8】前記情報記録媒体の金融カードとしての機
    能が、利用金額を所定の口座から決済するための決済カ
    ードとしての機能であり、前記情報記録媒体にまたはこ
    れに対応付けて、前記ポイント数を加えた景品玉数を前
    記決済に使用し得る有価価値として利用可能に登録する
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または
    7記載の景品交換システム。
  9. 【請求項9】前記決済は、即時決済または与信決済の何
    れか一方または双方であることを特徴とする請求項8記
    載の景品交換システム。
  10. 【請求項10】遊技媒体の貸出情報を、第1の管理機関
    に通知し、 前記ポイント数を加えた景品玉数を、前記情報記録媒体
    の利用状況を管理する第2の管理機関に通知することを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8また
    は9記載の景品交換システム。
  11. 【請求項11】今回加算された前記ポイント数を加えた
    景品玉数と、累積加算された景品玉数と、累積加算され
    た景品玉数に相当する金額の中の少なくとも1つの情報
    を記載した明細を発行または表示する機能を有すること
    を特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
    9または10記載の景品交換システム。
  12. 【請求項12】前記景品交換装置は、遊技媒体を計数し
    た結果の景品玉数が記録された第1情報記録媒体と遊技
    客の有する前記情報記録媒体とを受け入れ、前記第1情
    報記録媒体から読み取った景品玉数と前記情報記録媒体
    から読み取ったカード番号とを前記決済管理装置に通知
    するものであることを特徴とする請求項2記載の景品交
    換システム。
  13. 【請求項13】前記景品交換装置は、前記情報記録媒体
    自体に前記景品玉数を更に記録し更新することを特徴と
    する請求項2または12記載の景品交換システム。
  14. 【請求項14】前記景品交換装置は、景品玉と交換可能
    な景品を遊技客に紹介する機能と、交換を希望する景品
    の指定操作を受け付ける機能と、指定された景品が届く
    ように手配する機能とを有することを特徴とする請求項
    2,12または13記載の景品交換システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259603A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Toyomaru Industry Co Ltd ポイント管理システム、遊技場端末、ポイント管理装置、遊技場端末プログラム及びポイント管理装置プログラム

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