JP2002329729A - 炭化珪素半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
炭化珪素半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
られるようにし、チャネル抵抗低減を図る。 【解決手段】 第2ゲート領域7をチャネル層の上にヘ
テロエピタキシャル成長によって形成したAlXGa
(1-X)Nで構成する。このような構成とすれば、第2ゲ
ート領域7をSiCで構成した場合と比べると、バンド
オフセットが大きくなる分、すなわち0.3〜0.8V
の範囲でゲート制御電圧を大きくすることが可能とな
る。従って、第1、第2ゲート領域3、7から伸びる空
乏層幅を十分に縮めることができ、チャネル幅を十分に
とることができるため、チャネル抵抗低減を十分に図る
ことができる。
Description
SiCという)半導体装置及びその製造方法に関するも
ので、特にJ−FETに適用して好適である。
iC半導体装置の一例としてnチャネル型のJ−FET
の断面構成を示す。図9に示されるように、nチャネル
型のJ−FETは、SiCからなるn+型基板J1の上
にn-型エピ層J2を成長させた基板を用いて形成され
る。n-型エピ層J2の表層部にはp型の第1ゲート領
域J3がイオン注入によって形成されている。そして、
第1ベース領域J3上を含み、n-型エピ層J2の上に
チャネル層J4が形成されている。そして、このチャネ
ル層J4のうち第1ベース領域J3よりも上層に位置す
る領域にn+型ソース領域J5が形成されている。ま
た、第1ゲート領域J3のうちn+型ソース領域J5よ
りも突き出すように延設された部分とオーバラップする
ように、チャネル層J4の表面にはエピタキシャル成長
によるp型の第2ゲート領域J6が形成されている。そ
して、第1、第2ゲート領域J3、J6と接するように
第1、第2ゲート電極J7、J8が形成されていると共
に、n+型ソース領域J5と接するようにソース電極J
9が形成され、さらに、n+型基板J1と接するように
ドレイン電極J10が形成されて図9に示すJ−FET
が構成されている。
フ型とする場合には、第1、第2ゲート電極J7、J8
に対して電圧を印加していない際に、第1、第2ゲート
領域J3、J6からチャネル層J4に向けて伸びる空乏
層によってチャネル層J4がピンチオフされるように設
計する。そして、第1、第2ゲート領域J3、J6から
伸びる空乏層幅を制御することでチャネルを形成し、チ
ャネルを通じてソース−ドレイン間に電流を流すことで
動作するようになっている。
フ型のJ−FETでは、第2ゲート領域J6、n+型ソ
ース領域J5および第1ゲート領域J3によって形成さ
れる寄生PNPバイポーラトランジスタが動作してしま
うことを防ぐために、各ゲートによるスイッチング動作
はPNジャンクションでのビルトインポテンシャル
(2.8V)で制御することが限界である。
される第1ゲート領域J3とチャネル層J4とのPNジ
ャンクションでの欠陥あるいは再結合により、第1ゲー
ト領域J3からホールが発生し、バイポーラトランジス
タが動作してしまうことになる。このため、上記したS
iCの理論限界であるPNジャンクションのビルトイン
ポテンシャル(2.8V)までの使用ができなかった。
また、第2ゲート領域J6とチャネル層J4とのPNジ
ャンクションでの再結合によってもリーク電流が発生す
る。この場合にも第2ゲート領域J6からホールが発生
し、バイポーラトランジスタが動作してしまう。
J6の電圧を高くできなかったことから、第1、第2ゲ
ート領域J3、J6から伸びる空乏層幅を十分に縮める
ことができず、チャネル抵抗低減が十分に行えなかっ
た。
減を図れる炭化珪素半導体装置及びその製造方法を提供
することを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、第2ゲート領域は、チ
ャネル層の上にヘテロエピタキシャル成長によって形成
されたAlXGa(1-X)N(X=0〜1)で構成されてい
ることを特徴としている。例えば、請求項4に示すよう
に、第2ゲート領域をAlN、GaN、Al0.5Ga0.5
Nのいずれかで構成する。
領域をSiCで構成した場合と比べると、バンドオフセ
ットが大きくなる分、すなわち0.3〜0.8Vの範囲
でゲート制御電圧を大きくすることが可能となる。この
ため、第1、第2ゲート領域から伸びる空乏層幅を十分
に縮めることができ、チャネル幅を十分にとることがで
きるため、チャネル抵抗低減を十分に図ることができ
る。
型の炭化珪素半導体装置に対して、請求項1に記載の構
成を適用したものである。このようなトレンチゲート型
の炭化珪素半導体においても、請求項1と同様の効果を
得ることができる。
おける第1導電型不純物の濃度が半導体層における第1
導電型不純物の濃度よりも低くなるようにすることを特
徴とする。このような構成とすることで、炭化珪素半導
体装置をノーマリオフ型にし易くすることができる。
乃至5に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法に関す
る。これらの製造方法により、請求項1乃至5に記載の
炭化珪素半導体装置を製造することが可能である。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
の第1実施形態における炭化珪素半導体装置として、ダ
ブルゲート駆動タイプのnチャネル型J−FETの断面
構造を示す。以下、図1に基づいてJ−FETの構成に
ついての説明を行う。
を示したものである。炭化珪素からなるn+型基板1は
上面を主表面とし、主表面の反対面である下面を裏面と
している。このn+型基板1の主表面上には、基板1よ
りも低いドーパント濃度を有する炭化珪素からなるn-
型エピ層2がエピタキシャル成長されている。
には、紙面左右において略対称にp+型層からなる第1
ゲート領域3が形成されていると共に、第1ゲート領域
3上を含み、n-型エピ層2の表面にはn-型層で構成さ
れたチャネル層5がエピタキシャル成長されている。第
1ゲート領域3は、領域3a、3bにおいて部分的にチ
ャネル層4側に突出した構成となっており、これらの領
域3a、3bによってチャネル領域が設定されるように
なっている。以下、この部分をチャネル設定領域とい
う。
ート領域3の上に位置する領域にはn+型ソース領域6
が形成されており、また、チャネル層5の表面上におい
て、少なくとも第1ゲート領域3の上に位置する部位に
はp+型層からなる第2ゲート領域7が形成されてい
る。この第2ゲート領域7は、AlXGa(1-X)N(X=
0〜1)で構成されている。すなわち、AlXGa(1-X)
Nからなる第2ゲート領域7とSiCからなるチャネル
層5によってヘテロPNジャンクションを形成した構成
となっている。
域6の表面部や第1ゲート領域3の表面部まで達する凹
部8が形成されている。この凹部8の内には、n+型ソ
ース領域6に電気的に接続されたソース電極9が形成さ
れていると共に、第1ゲート領域3に電気的に接続され
た第1ゲート電極10が形成された構成となっている。
そして、第2ゲート領域7の上層部には、第2ゲート領
域7の電位を制御するための第2ゲート電極11が形成
され、ソース電極9、第1、第2ゲート電極10、11
それぞれがパッシベーション膜12によって絶縁分離さ
れた状態となっている。
基板1と電気的に接続されたドレイン電極13が形成さ
れている。このようにして、本実施形態におけるJ−F
ETが構成されている。
ーマリオフ型で動作するように構成されている。すなわ
ち、第1、第2ゲート電極10、11に電圧を印加して
いない時には、チャネル層5が第1ゲート領域3のチャ
ネル設定領域3a、3bから伸びる空乏層と第2ゲート
領域7から伸びる空乏層とによってピンチオフされる。
そして、第1、第2ゲート電極10、11に所望の電圧
を印加すると、第1、第2ゲート領域3、7からの空乏
層の伸び量が小さくなり、チャネルが形成されて、ソー
ス電極9→n+型ソース領域6→チャネル層5→n-型エ
ピ層2→n+型基板1→ドレイン電極13の順で電流が
流れるようになっている。
ート領域7をAlXGa(1-X)Nで構成することにより、
第2ゲート領域7及びチャネル層5によってヘテロPN
ジャンクションを形成した構成となっている。このよう
なヘテロPNジャンクションによると、バンドギャップ
の状態が図2のように表されることになる。図2(a)
は第2ゲート領域7をAlXGa(1-X)N(X=0.5)
で構成した場合の様子、図2(b)は第2ゲート領域7
をAlXGa(1-X)N(X=1)、すなわちAlNで構成
した場合の様子を示している。
領域7をAl0.5Ga0.5Nで構成した場合には、SiC
からなるチャネル層5とAl0.5Ga0.5Nからなる第2
ゲート領域7のそれぞれの価電子帯におけるバンドオフ
セットΔEvが0.5Vとなる。また、図2(b)に示
されるように、第2ゲート領域7をAlNで構成した場
合には、SiCからなるチャネル層5とAlNからなる
第2ゲート領域7のそれぞれの価電子帯におけるバンド
オフセットΔEvが0.8Vとなる。また、図示してい
ないが、第2ゲート領域7を構成するAlXGa(1-X)N
におけるXの値を0とした場合、つまりGaNの場合に
は、バンドオフセットΔEvが0.3Vとなる。
をSiCで構成した場合(従来構造)と比べると、バン
ドオフセットが大きくなる分、すなわち0.3〜0.8
Vの範囲でゲート制御電圧を大きくすることが可能とな
る。
AlXGa(1-X)Nで構成することにより、ゲート制御電
圧を大きくすることができる。このため、本実施形態に
示すJ−FETでは第1、第2ゲート領域3、7から伸
びる空乏層幅を十分に縮めることができ、チャネル幅を
十分にとることができるため、チャネル抵抗低減を十分
に図ることができる。
図3〜図6を用いて説明する。
H、6H、3C又は15R−SiC基板、すなわちn+
型基板1を用意する。例えば、n+型基板1として、厚
さが400μm、主表面が(0001)Si面、又は、
(11−20)a面のものを用意する。そして、この基
板1の主表面に厚さ5μmのn-型エピ層2をエピタキ
シャル成長させる。この場合、n-型エピ層2は下地の
基板1と同様の結晶が得られ、n型4H、6H、3C又
は15R−SiC層となる。
の上の所定領域にLTO(Low Temperature Oxide)膜
20を配置したのち、フォトリソグラフィによってLT
O膜20をパターニングして所定領域を開口させる。そ
して、LTO膜20をマスクとしてイオン注入を行う。
具体的には、第1ゲート領域3を形成する予定位置にp
型不純物としてボロンをイオン注入する。また、このと
き、必要に応じて第1ゲート領域3を形成する予定位置
の表面にコンタクト用にアルミニウムをイオン注入して
も良い。
オンを活性化させ、第1ゲート領域3を形成する。な
お、この第1ゲート領域3の形成に際し、あまりp型不
純物を熱拡散させたくない場合には、熱拡散しにくいA
lを用いるか、もしくはボロンに対して炭素を一定割合
(好ましくはボロン:炭素=1:10)注入することで
熱拡散し難くするとよい。
除去したのち、第1ゲート領域3上を含むn-型エピ層
2の上に、エピタキシャル成長によってn-型層からな
るチャネル層5を形成する。このとき、よりノーマリオ
フ型のJ−FETとし易くするために、チャネル層5の
不純物濃度をn-型エピ層2よりも低濃度とすると良
い。
表面に第1のマスク材となるLTO膜21を成膜したの
ち、フォトリソグラフィによってLTO膜21をパター
ニングし、n+型ソース領域6の形成予定位置および第
2ゲート領域7のうちのチャネル設定領域7a、7bの
形成予定位置と対向する部位においてLTO膜21に開
口部を形成する。
を含み、チャネル層5の上に第2のマスク材となるポリ
シリコン膜22を積層したのち、フォトリソグラフィに
よってポリシリコン膜22をパターニングし、LTO膜
21に形成された開口部のうちn+型ソース領域6の形
成予定位置に形成された部分をポリシリコン膜22で覆
う。
22をマスクとしたイオン注入を行う。具体的には、p
型不純物であるボロン又はアルミニウムをイオン注入す
る。これにより、チャネル設定領域3a、3bの形成予
定位置にp型不純物が注入される。この後、熱処理によ
ってp型不純物を活性化させることでチャネル設定領域
3a、3bを形成する。なお、このチャネル設定領域3
a、3bの形成に際しても、あまりp型不純物を熱拡散
させたくない場合には、熱拡散しにくいAlを用いる
か、もしくはボロンに対して炭素を一定割合(好ましく
はボロン:炭素=1:10)注入することで熱拡散し難
くするとよい。
22を除去したのち、再び、第3のマスク材となるポリ
シリコン膜23を積層する。そして、フォトリソグラフ
ィによってポリシリコン膜23をパターニングし、LT
O膜21に形成された開口部のうちチャネル設定領域3
a、3bの形成予定位置に形成れた部分をポリシリコン
膜23で覆う。
23をマスクとしたイオン注入を行う。具体的には、n
型不純物である窒素又はリンをイオン注入する。これに
より、n+型ソース領域6を形成する予定位置にn型不
純物が注入される。この後、例えば1600〜1700
℃での熱処理によってn型不純物を活性化させることで
n+型ソース領域6を形成する。
順番を入れ替えても良く、また、各工程における熱処理
による不純物の活性化を同時に行うようにしても良い。
23及びLTO膜21を除去した後、n+型ソース領域
6及びチャネル層5の表面上に、例えば1100〜12
00℃の温度下でp型不純物(例えばMa(マグネシウ
ム))を含んだAlXGa(1-X)Nをヘテロエピタキシャ
ル成長させることで第2ゲート領域7を形成する。
7の表面にLTO膜24を成膜したのち、フォトリソグ
ラフィによってLTO膜24をパターニングすること
で、n+型ソース領域6上においてLTO膜24に開口
部を形成する。その後、LTO膜24をマスクとしたエ
ッチング、例えば反応性イオンエッチング(RIE)を
施すことで、n+型ソース領域6の表面を露出させる。
除去したのち、再びLTO膜25を成膜し、フォトリソ
グラフィによってLTO膜25をパターニングする。こ
れにより、n+型ソース領域6上の所定領域においてL
TO膜25に開口部を形成する。その後、LTO膜25
をマスクとしたエッチング、例えば反応性イオンエッチ
ングを施すことで、n+型ソース領域6を貫通し、第1
ゲート領域3に達する凹部8を形成する。
膜25を除去した後、図6(a)に示すように、凹部8
内を含む基板表面側に層間絶縁膜12を形成する。そし
て、図6(b)に示すように、層間絶縁膜12をパター
ニングすることで第1、第2ゲート領域3、7やn+型
ソース領域6と連通するコンタクトホールを形成したの
ち、層間絶縁膜12上に電極層を成膜し、さらに電極層
をパターニングすることでソース電極9および第1、第
2ゲート電極10、11を形成する。最後に、基板裏面
側にドレイン電極13を形成することで図1に示すJ−
FETが完成する。
施形態となるトレンチゲート型のJ−FETの断面構成
を示す。本実施形態では、このトレンチゲート型のJ−
FETに対して、本発明の一実施形態を適用する。以
下、このJ−FETの構成についての説明を行う。
主表面とし、主表面の反対面である下面を裏面としてい
る。このn+型基板31の主表面上には、基板31より
も低いドーパント濃度を有する炭化珪素からなるn-型
エピ層32がエピタキシャル成長されている。このn-
型エピ層32の上にはp+型の第1ゲート領域33がエ
ピタキシャル成長されていると共に、第1ゲート領域3
3の所定領域にn+型ソース領域34が形成されてい
る。
ベース領域33を貫通し、n-型エピ層32に達するよ
うなトレンチ35が形成され、このトレンチ35の内壁
にn-型チャネル層36が備えられていると共に、n-型
チャネル層36の表面にAlXGa(1-X)N(X=0〜
1)からなるp+型の第2ゲート領域37が備えられて
いる。
域33、37に電気的に接続される第1、第2ゲート電
極38、39とn+型ソース領域34に電気的に接続さ
れるソース電極40が形成され、これら各電極38〜4
0が層間絶縁膜41によって絶縁分離された構成となっ
ている。そして、n+型基板31の裏面側にドレイン電
極42が備えられている。このようにして、図7に示す
トレンチゲート型のJ−FETが構成されている。
1実施形態と同様の動作を行うことになるが、第2ゲー
ト領域をAlXGa(1-X)Nによって構成していることか
ら、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能であ
る。
Tに関しては、SiCをエピタキシャル成長させること
によって第2ゲート領域を形成しているが、本実施形態
のJ−FETの場合には、SiCに代えてAlXGa
(1-X)Nをエピタキシャル成長させることで第2ゲート
領域37を形成すればよい。
−FETのトレンチ35の底部にp +型のボディブレー
ク領域43を形成したものに対しても、上記と同様に第
2ゲート領域37をAlXGa(1-X)N(X=0〜1)で
構成することにより、上記と同様の効果を得ることが可
能である。
1、第2ゲート領域3、7、33、37における電位を
共に制御可能なダブルゲート構造のJ−FETについて
説明したが、第1、第2ゲート領域3、7、33、37
のいずれか一方のみの電位が制御可能なシングルゲート
構造のJ−FETに対しても上記各実施形態を適用する
ことができる。
XGa(1-X)Nで構成していることから、第2ゲート領域
7、37への印加電圧を制御可能とした方が、第1ゲー
ト領域3、33とした場合よりも高い電圧での制御を行
うことが可能となる。なお、このようにシングルゲート
構造とする場合には、第1、第2ゲート電極10、11
のいずれか一方がソース電極9と接続された構成とな
る。
数字の上にバー(−)を付すべきであるが、表現の制約
上、所望の数字の前にバーを付して示すこととする。
面構成を示す図である。
(X=0.5)で構成した場合の様子、(b)は第2ゲ
ート領域7をAlXGa(1-X)N(X=1)、すなわちA
lNで構成した場合の様子を示した図である。
る。
る。
る。
る。
型のJ−FETの断面構成を示す図である。
面構成を示す図である。
域、3a、3b…チャネル設定領域、5…チャネル層、
6…n+型ソース領域、7…第2ゲート領域、7a、7
b…チャネル設定領域、8…凹部、9…ソース電極、1
0、11…第1、第2ゲート電極、13…ドレイン電
極。
Claims (8)
- 【請求項1】 炭化珪素からなる第1導電型の半導体基
板(1)と、 前記半導体基板の主表面上に形成され、該半導体基板よ
りも高抵抗な炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層
(2)と、 前記半導体層の表層部の所定領域に形成され、所定深さ
を有する第2導電型の第1ゲート領域(3)と、 前記半導体層及び前記第1ゲート領域の上に形成された
炭化珪素からなる第1導電型のチャネル層(5)と、 前記チャネル層のうち前記第1ゲート領域の上に位置す
る部位に形成された第1導電型のソース領域(6)と、 前記チャネル層の上において、前記第1ゲート領域と対
向する部位を含むように形成された第2導電型の第2ゲ
ート領域(7)と、 前記ソース領域に電気的に接続されたソース電極(9)
と、 前記第1ゲート領域に電気的に接続された第1ゲート電
極(10)と、 前記第2ゲート領域に電気的に接続された第2ゲート電
極(11)と、 前記半導体基板の裏面側に形成されたドレイン電極(1
3)とを有し、 前記第2ゲート領域は、前記チャネル層の上にヘテロエ
ピタキシャル成長によって形成されたAlXGa(1-X)N
(X=0〜1)で構成されていることを特徴とする炭化
珪素半導体装置。 - 【請求項2】 炭化珪素からなる第1導電型の半導体基
板(31)と、 前記半導体基板の主表面上に形成され、該半導体基板よ
りも高抵抗な炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層
(32)と、 前記半導体層の表面上もしくは表層部の所定領域に形成
され、所定深さを有する第2導電型の第1ゲート領域
(33)と、 前記第1ゲート領域の表層部の所定領域に形成された第
1導電型のソース領域(34)と、 前記ソース領域及び前記第1ゲート領域を貫通し、前記
半導体層に達するトレンチ(35)と、 前記トレンチの内壁において、前記半導体層、前記第1
ゲート領域及び前記ソース領域の表面上に形成された炭
化珪素からなる第1導電型のチャネル層(36)と、 前記チャネル層の表面上に形成された第2導電型の第2
ゲート領域(37)と、 前記ソース領域に電気的に接続されたソース電極(4
0)と、 前記第1ゲート領域に電気的に接続された第1ゲート電
極(38)と、 前記第2ゲート領域に電気的に接続された第2ゲート電
極(39)と、 前記半導体基板の裏面側に形成されたドレイン電極(4
2)とを有し、 前記第2ゲート領域は、前記チャネル層の上にヘテロエ
ピタキシャル成長によって形成されたAlXGa(1-X)N
(X=0〜1)で構成されていることを特徴とする炭化
珪素半導体装置。 - 【請求項3】 前記半導体層のうち前記トレンチの底部
に位置する部位に第2導電型のボディブレーク領域(4
3)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載
の炭化珪素半導体装置。 - 【請求項4】 前記第2ゲート領域は、AlN、Ga
N、Al0.5Ga0.5Nのいずれかで構成されていること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の炭
化珪素半導体装置。 - 【請求項5】 前記チャネル層における第1導電型不純
物の濃度が前記半導体層における第1導電型不純物の濃
度よりも低くなっていることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれか1つに記載の炭化珪素半導体装置。 - 【請求項6】 炭化珪素からなる第1導電型の半導体基
板(1)の主表面上に、この半導体基板よりも高抵抗な
炭化珪素よりなる第1導電型の半導体層(2)を形成す
る工程と、 前記半導体層の表層部の所定領域に、所定深さを有する
第2導電型の第1ゲート領域(3)を形成する工程と、 前記半導体層及び前記第1ゲート領域の上に第1導電型
のチャネル層(5)を形成する工程と、 前記チャネル層のうち前記第1ゲート領域の上に位置す
る部位に、第1導電型のソース領域(6)を形成する工
程と、 前記チャネル層の表面上において、前記第1ゲート領域
と対向する部位を含むように、第2導電型の第2ゲート
領域(7)を形成する工程と、 前記ソース領域に電気的に接続されるソース電極
(9)、前記第1ゲート領域に電気的に接続される第1
ゲート電極(10)、前記第2ゲート領域に電気的に接
続される第2ゲート電極(11)を形成する工程と、 前記半導体基板の裏面側にドレイン電極(13)を形成
する工程とを有してなる炭化珪素半導体装置の製造方法
であって、 前記第2ゲート領域を形成する工程では、前記チャネル
層の上にAlXGa(1- X)N(X=0〜1)をヘテロエピ
タキシャル成長することによって前記第2ゲート領域を
形成することを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】 前記第2ゲート領域を形成する工程で
は、AlN、GaN、Al0.5Ga0.5Nのいずれかによ
って前記第2ゲート領域を形成することを特徴とする請
求項1乃至3のいずれか1つに記載の炭化珪素半導体装
置。 - 【請求項8】 前記チャネル層を形成する工程では、前
記チャネル層における第1導電型不純物の濃度が前記半
導体層における第1導電型不純物の濃度よりも低くなる
ようにすることを特徴とする請求項6又は7に記載の炭
化珪素半導体装置。
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