JP2000252475A - 電圧制御型半導体装置とその製法及びそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

電圧制御型半導体装置とその製法及びそれを用いた電力変換装置

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JP2000252475A JP11056272A JP5627299A JP2000252475A JP 2000252475 A JP2000252475 A JP 2000252475A JP 11056272 A JP11056272 A JP 11056272A JP 5627299 A JP5627299 A JP 5627299A JP 2000252475 A JP2000252475 A JP 2000252475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高耐圧で低オン抵抗・低ノイズの電圧制御半
導体装置を実現する。 【解決手段】 薄い活性領域の上下に、表面電圧制御ゲ
ート半導体領域と中心付近に電流通路を有する埋め込み
電圧制御ゲート半導体領域を具備せしめた半導体装置に
おいて、電圧制御ゲート半導体領域は活性領域及びソー
ス領域と反対極性の半導体領域で構成し、薄い活性領域
の両端にソース領域を表面電圧制御ゲート半導体領域よ
りもその表面と底面がそれぞれ低位置でかつ端部が同電
位になるように埋め込み電圧制御ゲート半導体領域上に
具備せしめる構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大電流を制御するパワ−
半導体装置に係り、特に高耐圧の電圧制御型半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】大電流を制御するための従来の半導体装
置としては、Si(シリコン)製のパワ−半導体装置が
使用されているが、Siの電気的物理的特性の限界から
大幅な性能改善は困難になってきている。そこでSiに
比べて電気的物理的特性が優れているワイドギャップ半
導体材料を用いたパワー半導体装置の開発が進められて
いる。ワイドギャップ半導体材料の代表的な例として
2.9から3.2eVのエネルギーギャップを持つSi
C(炭化珪素)がある。このSiCを用いた半導体装置
の従来例を図16および図17に示す。図16はSiC
蓄積型電界効果トランジスタ(ACCUFET:Accumu
lation Field Effect Transistor)の断面図であり、
例えば文献 IEEE Electron Device Letters, Vol.1
8、No.12、December 1997に開示されている。また図1
7はSiC静電誘導型トランジスタの断面図であり、文
献 Proceedings of IEEE International Symposium on
Power Semiconductor Devices and ICs, p.149, 199
7 に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図16に示すSiC蓄
積型電界効果トランジスタは、ゲ−トGの電圧が零であ
ってもソースSとドレインDの間をオフ状態にできると
いう優れた機能を有する。しかしMOSゲート構造であ
るために、ゲート絶縁膜104が高い電界強度で破壊さ
れると大量の漏れ電流が発生する。このためワイドギャ
ップ半導体であるSiC本来の、高い耐絶縁破壊電界を
生かした高耐圧を実現できないという問題があり、従来
のものの耐圧は約1kV以下にとどまっている。
【0004】図17に示すSiC静電誘導型トランジス
タはゲートGに高い逆電圧を印加しないとオフ状態にで
きない。すなわち、低い逆電圧では高いオフ耐圧を実現
できないという問題があった。図17に示す例では5k
Vのオフ耐圧を実現するためにはゲートGに80V以上
の逆電圧を印加する必要がある。そのためSiC静電誘
導型トランジスタを駆動しない時でも100V程度の高
いゲートG用の電圧を発生しておかなければならず、ゲ
ート回路の消費電力が大きくなるという問題があった。
【0005】オン抵抗に関しては、図16に示すSiC
蓄積型電界効果トランジスタはMOSゲート構造を有す
るために、ゲート絶縁膜104とSiCn型チャネル領
域103との界面に不完全な結晶構造が存在する。その
ため電流通路となるチャネル領域103のチャネル移動
度を大きくできずオン抵抗が高いという問題があった。
図17に示すSiC静電誘導型トランジスタでは、電流
通路となるゲート領域109及び110の間のチャネル
112Aがn型ドリフト領域112のバルク結晶内に存
在するためにゲートGの電圧を低くして高耐圧を実現し
ようとすると、チャネル112Aを極端に狭くしなけれ
ばならず、この結果としてオン抵抗が著しく高くなって
しまうという問題があった。
【0006】更に、ノイズに関しては、図16のSiC
蓄積型電界効果トランジスタはMOSゲート構造を有す
るために、ゲート絶縁膜104とSiCn型チャネル領
域103との界面に不完全な結晶構造が存在する。その
ため界面での電子の散乱に起因するノイズが発生すると
いう問題があった。また、これらのトランジスタを用い
て構成した装置はトランジスタの消費電力が大きいため
に効率が悪く、水冷・空冷等の冷却設備も大型化すると
いう問題があった。
【0007】本発明は、高耐圧で低オン抵抗・低ノイズ
の電圧制御半導体装置を提供することを目的とする。特
にワイドギャップ半導体装置を対象とし、ゲ−ト電圧が
ゼロ(ノ−マリ−オフ形)もしくは低い電圧で高耐圧を
達成できる半導体装置を提供することも目的とする。更
に、量産性の高い半導体装置の製法と本半導体装置を用
いた小型高効率の応用装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧制御型半導
体装置は、第1の導電型及び第2の導電型の内のいずれ
か一方の高不純物濃度の半導体基板、前記半導体基板の
上に形成した、低不純物濃度の第1の導電型及び第2の
導電型の内のいずれか一方のドリフト層、前記ドリフト
層の表面の一部分に形成した、第2の導電型及び第1の
導電型の内のいずれか一方の埋め込み電圧制御ゲート半
導体領域、前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上
面に形成した第1の導電型及び第2の導電型の内のいず
れか一方の薄い活性領域、前記埋め込み電圧制御ゲート
半導体領域の上面において、前記活性領域内に形成し
た、第2の導電型及び第1の導電型の内のいずれか一方
のゲートコンタクト半導体領域、前記活性領域の端部領
域の表面に形成した第1の導電型及び第2の導電型の内
のいずれか一方の第1の半導体領域、前記第1の半導体
領域に形成した第1の電極、前記活性領域の表面に形成
した、第2の導電型及び第1の導電型の内のいずれか一
方の表面電圧制御ゲート半導体領域、前記表面電圧制御
ゲート半導体領域及びゲートコンタクト半導体領域にそ
れぞれ形成したゲート電極、及び前記半導体基板の、前
記ドリフト層を有する面の反対面に形成した第2の電極
を少なくとも備える。 本発明の他の観点の電
圧制御型半導体装置は、第1の導電型の高不純物濃度の
半導体基板、前記半導体基板の上に形成した、低不純物
濃度の第1の導電型のドリフト層、前記ドリフト層の表
面の一部分に形成した、第2の導電型の埋め込み電圧制
御ゲート半導体領域、前記埋め込み電圧制御ゲート半導
体領域の上面の一部分を含み前記ドリフト層の中央領域
の表面に形成した第1の導電型の薄い活性領域、前記埋
め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面において、前記
活性領域内に形成した、第2の導電型のゲートコンタク
ト半導体領域、及びゲートコンタクト前記活性領域の端
部領域の表面に形成した第1の導電型のソース領域、前
記ソース領域に形成したソース電極、前記活性領域の表
面の一部に形成した、第2の導電型の表面電圧制御ゲー
ト半導体領域、前記表面電圧制御ゲート半導体領域及び
ゲートコンタクト半導体領域にそれぞれ形成したゲート
電極、及び前記半導体基板の、前記ドリフト層を有する
面の反対面に形成したドレイン電極を備える。
【0009】上述のように、薄い活性層の上下の表面電
圧制御ゲ−ト半導体領域と埋め込み電圧制御ゲ−ト半導
体領域を活性領域と反対極性の半導体領域で構成し、ソ
−ス領域の表面を表面電圧制御ゲ−トよりも低位置に構
成することにより、高耐圧が実現出来る。特に、表面電
圧制御ゲ−ト半導体領域をワイドギャップ半導体材料で
構成することにより高い絶縁破壊電界に対応する高耐圧
を実現出来る。ソ−ス領域の表面を表面電圧制御ゲ−ト
半導体領域よりも低い位置に形成することにより、ソ−
ス領域と表面電圧制御ゲ−ト半導体領域を構成する半導
体領域の接触部分が少なくなり電界が緩和されるので、
更に高耐圧が得られる。
【0010】本発明の他の観点の電圧制御型半導体装置
は、第1の導電型の高不純物濃度の半導体基板、前記半
導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第1の導電型
のドリフト層、前記ドリフト層の表面に、形成した、第
2の導電型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域、前記
埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の一部分を含
み前記ドリフト層の表面に形成した第1の導電型の薄い
活性領域、前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上
面の端部領域において、前記活性領域端部に形成した、
第2の導電型のゲートコンタクト半導体領域、前記活性
領域の端部領域の表面に形成した第1の導電型のソース
領域、前記ソース領域に形成したソース電極、前記活性
領域及びゲートコンタクト半導体領域の表面に形成し
た、第2の導電型の表面電圧制御ゲート半導体領域、前
記表面電圧制御ゲート半導体領域に形成したゲート電
極、前記半導体基板の、前記ドリフト層を有する面の反
対面に形成したドレイン電極を備える。
【0011】さらに、薄い活性領域の両端のソ−ス領域
を、その底面が表面電圧制御ゲ−ト半導体領域の底面よ
りも低い位置で且つ端部が同位置になるように、埋め込
み電圧制御ゲ−ト半導体領域上に形成することによって
低オン抵抗が実現出来る。ソ−ス領域と埋め込み電圧制
御ゲ−ト半導体領域の間またはソ−ス領域の端と表面電
圧制御ゲ−ト半導体領域の端の間に活性領域と同程度の
不純物濃度の半導体領域が存在するとソ−ス抵抗が増大
する。ソ−ス間距離を縮めて静電誘導現象が支配的にな
るようにするとこのソ−ス抵抗の半導体装置全体の抵抗
に占める割合が大きくなるのでこの効果は大きい。ま
た、少数キャリアが注入される電圧制御サイリスタ等の
半導体装置では伝導度変調によってドリフト領域や活性
領域の抵抗が大幅に低減されるので、このソ−ス抵抗の
半導体装置全体の抵抗に占める割合が大きくなる。従っ
てソ−ス領域の底面を低い位置で且つ端部が表面電圧制
御ゲ−ト端部と同位置になるようにしてこの半導体領域
を減らすことによる効果は大きい。
【0012】本発明の他の観点の電圧制御型半導体装置
は、第2の導電型の高不純物濃度の半導体基板、前記半
導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第1の導電型
のドリフト層、前記ドリフト層の表面の一部に形成し
た、第2の導電型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領
域、前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の一
部分を含み前記ドリフト層の表面に形成した第1の導電
型の薄い活性領域、前記活性領域に隣接して形成した第
1の導電型のカソード領域、前記埋め込み電圧制御ゲー
ト半導体領域の上面において、前記ソース領域端部に形
成した、第2の導電型のゲートコンタクト半導体領域、
前記カソード領域に形成したカソード電極、前記活性領
域及びゲートコンタクト半導体領域の表面に形成した、
第2の導電型の表面電圧制御ゲート半導体領域、前記表
面電圧制御ゲート半導体領域に形成したゲート電極、及
び前記半導体基板の、前記ドリフト層を有する面の反対
面に形成したアノード電極を備える。その構成により低
いON抵抗と高耐圧が得られる。
【0013】さらに表面電圧制御ゲ−ト半導体領域を活
性領域と反対極性の半導体領域で構成し、且つカソード
領域の底面が表面電圧制御ゲ−ト半導体領域の底面より
も低い位置で且つ端部が同位置になるようにしたことに
より低ノイズ化を実現出来る。特に、本構成では表面電
圧制御ゲート半導体領域形成時の拡散により接合が活性
領域内部に形成されので結晶構造が均一になりノイズを
低減出来る。また、カソード領域と埋め込み電圧制御ゲ
ート半導体領域との間または表面電圧制御ゲート半導体
領域の端との間に存在する半導体領域は熱雑音を発生す
るが、カソード領域の底面が表面電圧制御ゲ−ト半導体
領域の底面よりも低い位置で且つ端部が同位置になるよ
うにし上記の半導体領域を減らすことにより熱雑音の発
生領域が低減し低ノイズ化が実現出来る。
【0014】本発明の他の観点の電圧制御型半導体装置
は、第1の導電型の高不純物濃度の半導体基板、前記半
導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第2の導電型
のドリフト層、前記ドリフト層の表面に、所定の間隔を
設けて形成した、第1の導電型の埋め込み電圧制御ゲー
ト半導体領域、前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域
の上面の一部分を含み前記ドリフト層の表面に形成した
第2の導電型の活性領域、前記活性領域の隣接して形成
した第2の導電型のアノード領域、前記埋め込み電圧制
御ゲート半導体領域の上面において、前記アノード領域
に形成した、第2の導電型のゲートコンタクト半導体領
域、前記アノード領域に形成したアノード電極、前記活
性領域及びゲートコンタクト半導体領域の表面に形成し
た、第1の導電型の表面電圧制御ゲート半導体領域、前
記表面電圧制御ゲート半導体領域に形成したゲート電
極、及び前記半導体基板の、前記ドリフト層を有する面
の反対面に形成したカソード電極を備える。その構成に
より低いON抵抗と高耐圧が得られる。
【0015】本発明の電圧制御型半導体装置の製造方法
は、第1の導電型の高不純物濃度の半導体基板の上に低
不純物濃度の第1の導電型のドリフト層を形成するステ
ップ、前記ドリフト層の表面の両端部領域に第2の導電
型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域を形成するステ
ップ、前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の
一部分を含み前記ドリフト層の中央領域の表面に第1の
導電型の活性領域を形成するステップ、前記埋め込み電
圧制御ゲート半導体領域の上面において、前記活性領域
端部に第2の導電型のゲートコンタクト半導体領域を形
成するステップ、前記活性領域の表面に第1の導電型の
ソース領域を形成するステップ、前記ソース領域にソー
ス電極を形成するステップ、前記活性領域及びゲートコ
ンタクト半導体領域の表面に第2の導電型の表面電圧制
御ゲート半導体領域を形成するステップ、前記表面電圧
制御ゲート半導体領域にゲート電極を形成するステッ
プ、及び前記半導体基板の、前記ドリフト層を有する面
の反対面にドレイン電極を形成するステップを備える。
この製造方法では、半導体形成技術を用いているので、
量産性にすぐれ、安価に半導体装置を製造することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図1から図15を参照して説明する。
【0017】《第1実施例》図1は本発明の第1実施例
の耐圧5kVのSiC接合型電界効果トランジスタのセ
グメントの断面図である。このセグメントは図1の紙面
に垂直な方向に長いストライプ状である。このセグメン
トを図1の左右方向に複数個連結して形成することによ
り、大容量のSiC接合型電界効果トランジスタが構成
される複数のセグメントを連結する構成は第2ないし第
9実施例においても同様である。図1において、厚さ約
350μmの、高不純物濃度のn型のSiCのドレイン
領域1の上に厚さ約50μmの低不純物濃度のn型のS
iCのドリフト層2が形成されている。図1のII−II断
面図である図2に示すように、ドリフト層2の上面の中
央部を除く両端部の領域に長方形のp型SiCの埋め込
み電圧制御ゲート半導体領域5が形成されており、その
厚さの最適値は0.7μmであるが、0.3μmから
3.0μmの範囲にあればよい。埋め込み電圧制御ゲー
ト半導体領域5の上面、及びドリフト層2の露出部にn
型の活性領域3が形成されており、その最適厚さは約
0.7μmである。活性領域3の厚さは0.2μmから
3.0μmの範囲にあればよい。活性領域3の表面領域
の両端部には、ソース電極22に接続されているn型S
iCのソース領域4がそれぞれ形成されており、その厚
さは0.2μmであるが、0.1μmから0.5μm程
度でもよい。n型活性領域3の上にはp型表面電圧制御
ゲート半導体領域7が形成されている。その厚さは0.
3μm程度である。
【0018】n型ソース領域4とn型活性領域3との接
合面は、p型表面電圧制御ゲート半導体領域7とn型活
性領域3との接合面より低位置のドレイン領域1に近い
位置にある。p型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域
5は、n型のソース領域4より1μm程度中央部へ突出
しているのが望ましいが、0.5μm以上突出していれ
ばよい。両側のp型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領
域5の間隔は2μmが最適であるが、1μmないし5μ
mであればよい。p型ゲートコンタクト半導体領域6
が、p型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5の上の
端部領域に形成され、、埋め込み電圧制御ゲート半導体
領域5と、その上に形成されるp型の表面電圧制御ゲー
ト半導体領域16とを接続している。ゲートコンタクト
領域6は、図3に示すように、ソース領域4から所定距
離離れていてもよく、また図4に示すように、ソース領
域4に接していてもよい。また、片側が接して他方の側
が離れていてもよい。なお、埋め込み電圧制御ゲート半
導体領域5とゲートコンタクト領域6は図の紙面に垂直
方向に連続する帯状であってもよい。表面電圧制御ゲー
ト半導体領域16にはゲート電極23が設けられてい
る。n型ソース領域4を除くn型の活性領域3上に形成
されたp型表面電圧制御ゲート半導体領域7には、ゲー
ト電極23が設けられている。表面に保護層70を設け
るのが望ましい。本実施例では、SiC接合型電界効果
トランジスタの形状は紙面に垂直な方向に長いストライ
プ状であるが、その形状は例えば円形や四角形等であっ
てもかまわない。
【0019】本実施例の接合型電界効果トランジスタの
製造方法の一例を、図5及び図6の断面図を用いて説明
する。図5の(a)に示すように、まず、n型のドレイ
ン領域1として機能する厚さ約350μmのn型SiC
基板上に、厚さ約50μmのn型のドリフト層2をエピ
タキシャル成長法等により形成する。次に、図5の
(b)に示すように、ドリフト層2の中央部を除いてp
型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5をアルミニウ
ム等のイオン打ち込み等により形成する。さらに図5の
(c)に示すように、ドリフト層2の中央部と埋め込み
電圧制御ゲート半導体領域5の上に薄いn型の活性領域
3を形成する。そして図5の(d)に示すように、両端
部において、p型埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5
に達するp型ゲートコンタクト半導体領域6を、アルミ
ニウムのイオン打ち込み法等により形成する。その上に
薄いp型表面電圧制御ゲート半導体領域7をエピタキシ
ャル成長法等の薄膜形成法により形成する。
【0020】次に、p型表面電圧制御ゲート半導体領域
7の上にマスクを形成し、ホトリソ技術でエッチング加
工して図6の(a)に示すように所定の形状の表面電圧
制御ゲート半導体領域7及びゲートコンタクト領域16
を得る。この表面電圧制御ゲート半導体領域7及びゲー
トコンタクト領域16をマスクとして利用するセルフア
ラインにより、図6の(b)に示すように、n型ソース
領域4を窒素等のイオン打ち込み法や拡散法などにより
形成する。n型ソース領域4は必ずしもp型ゲートコン
タクト半導体領域6に接触している必要はない。最後に
図6の(c)に示すように、p型表面電圧制御ゲート半
導体領域7及びゲートコンタクト領域16の上にゲート
電極23を形成する。またn型ソース領域4の上にソー
ス電極22を形成する。さらに、n型ドレイン領域1に
ドレイン電極21を形成して完成する。
【0021】本実施例のSiC接合型電界効果トランジ
スタでは、ドレインDの電位がソースSの電位より高い
状態で、ゲートGとソースS間の電位を0Vにすると、
p型埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5及びp型表面
電圧制御ゲート半導体領域7と、これらの領域に接する
n型活性領域3の接合部からビルトイン電圧に対応した
空乏層が広がり、n型活性領域3をピンチオフ状態にで
きる。その結果、ソースSとドレインD間の電流を遮断
することができノーマリオフとなる。n型ソース領域4
の表面をp型表面電圧制御ゲート半導体領域7の表面よ
りも低い位置に構成しているので、n型ソース領域4と
p型表面電圧制御ゲート半導体領域7との接触部が少な
くなる。この接続部は高電界となる部分であるが、これ
を減らすことにより高電界部分を少なくでき、高耐圧の
SiC接合型電界効果トランジスタを実現できる。
【0022】ドレインDの電位をソースSの電位より高
くし、かつゲートGに、ソースSを基準としてビルトイ
ン電圧以下の電圧を印加する。その結果p型埋め込み電
圧制御ゲート半導体領域5とp型表面電圧制御ゲート半
導体領域7の間のn型活性領域3内の空乏層が狭くな
る。電流はドレインから両p型埋め込み電圧制御ゲート
半導体領域5の間を通り、n型活性領域3を経て、ソー
スSに流れ込む。本実施例ではn型ソース領域4をn型
活性領域3にセルフアラインにより形成しているので、
矢印Jで示すp型表面電圧制御ゲート半導体領域7の端
部とn型ソース領域4の端部は段違いとなり、両端部間
にn型の半導体領域が存在しない。これにより、n型ソ
ース領域4の、n型活性領域3に接する縦の壁面部分の
抵抗が減少し、オン抵抗が低くなる。もしn型の半導体
領域が存在するとノイズ源となることを発明者は見いだ
しており、このn型の半導体領域をなくすことにより低
ノイズ化も実現できる。更に、n型ソース領域4の、n
型活性領域3に接する底面をp型表面電圧制御ゲート半
導体領域7の底面より低い位置にした結果、n型ソース
領域4の下のn2半導体領域が薄くなり更にオン抵抗を
減らしかつノイズを減らすことができる。
【0023】この実施例の接合型電界効果トランジスタ
の耐圧は約5.5kVである。オン抵抗は、ゲート電圧
を2.5Vとしたとき、約75mΩcm2と非常に低い
値であった。ノイズも10-92/Hz以下と非常に低
い値であった。また、ゲートGのゲート電圧をビルトイ
ン電圧(SiCでは約2.5V)以下の値にするため、
ゲートGには空乏層の容量による電流しか流れず、駆動
電力を低く抑えることができる。また、n型活性領域3
の厚さや不純物濃度によりトランジスタがノーマリオフ
とならない場合でも、小さいゲート電圧でp型埋め込み
電圧制御ゲート半導体領域5及びp型表面電圧制御ゲー
ト半導体領域7とn型活性領域3との接合部から空乏層
が広がる。その結果、n型活性領域3がピンチオフし駆
動電力を低く抑えつつ高耐圧を実現できる。
【0024】本実施例では、n型ソース領域4をセルフ
アラインにより形成することにより、p型表面電圧制御
ゲート半導体領域7端部とn型ソース領域4端部の間に
n型の半導体領域が存在しない。これにより低オン抵抗
化と低ノイズ化を同時に達成できるとともに、高い量産
性が得られる。また、図5の(c)と図5の(d)の工
程は逆にしてもよい。本製造方法に関しては本発明の本
質を損ねることなく各種の変形ができるものである。
【0025】《第2実施例》図7は本発明の第2実施例
の接合型電界効果トランジスタのセグメントの断面図で
ある。図7において、第2実施例の接合型電界効果トラ
ンジスタは、n型ソース領域4がn型活性領域3を貫通
して、その底面がp型埋め込み電圧制御ゲート半導体領
域5と接するように構成されている。従って、n型ソー
ス領域4とp型埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5の
間にはn型活性領域3は存在しない。その他の構成は第
1実施例と同じであるので重複する説明は省略する。n
型ソース領域4とp型埋め込み電圧制御ゲート半導体領
域5の間に活性領域3が存在すると熱雑音が発生する
が、本実施例では前記のように両者間に活性領域3がな
いので熱雑音は発生せず、さらに低ノイズ化が実現でき
た。また、n型ソース領域4の体積が大きいので、ソー
ス抵抗も小さくなり、更にオン抵抗が減少した。本実施
例の接合型電界効果トランジスタの耐圧は約5.3kV
である。オン抵抗は、ゲート電圧を2.5Vとしたとき
約65mΩcm2であり、低い値であった。ノイズも4
×10-102/Hz以下と極めて低い値であった。
【0026】《第3実施例》図8は、本発明の第3実施
例のSiC接合型電界効果トランジスタのセグメントの
断面図である。本実施例では、図7に示す第2実施例の
接合型電界効果トランジスタの隣り合う両p型埋め込み
電圧制御ゲート半導体領域5の間に、p型の第2埋め込
み電圧制御ゲート半導体領域8を設けている。この領域
は複数あってもよい。図8の(a)の断面図(b)に示
すように、第2埋め込み電圧制御ゲート半導体領域8は
図のようにp型埋め込みゲート半導体領域5とp型領域
8Aで部分的に接続されている。その他の構成は第2実
施例のものと同じであるので重複する説明は省略する。
オフの時には、第2埋め込み電圧制御ゲート半導体領域
8とn型ドリフト層2との接合部から、p型埋め込み電
圧制御ゲート半導体領域5及びドレイン領域1の方向に
空乏層が広がる。それによりSiC接合型電界効果トラ
ンジスタの高耐圧化が図れる。オンの時には、第2埋め
込み電圧制御ゲート半導体領域8とp型埋め込み電圧制
御ゲート半導体領域5との間に電流の通路となる複数の
チャネルがあるため、オン抵抗が減少する。本実施例の
ものでは、耐圧は6.2kVであり、オン抵抗は78m
Ωcm2であった。
【0027】《第4実施例》図9は、本発明の第4実施
例のSiC静電誘導型トランジスタのセグメントの断面
図である。本実施例では、第2実施例の図7に示す接合
型電界効果トランジスタのp型表面電圧制御ゲート半導
体領域7とp型埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5に
挟まれた活性領域3の幅を減少する。上記活性領域3の
幅の減少にともなって、セグメントの図の左右方向の幅
も減少する。また対向する両埋め込み電圧制御ゲート半
導体領域5の間隔も狭くすることにより、耐圧を向上で
きる。あるいは低いゲート電圧でも電流を遮断できる。
活性領域3の幅を減らすことにより、活性領域3の抵抗
が減少する。
【0028】接合型電界効果トランジスタでは、オン時
に活性領域3を電流が流れると、活性領域3の中央部の
電位が、その領域の抵抗に比例して高くなる。流れる電
流が大きくなると、さらにその電位が高くなり、p型表
面電圧制御ゲート半導体領域7及びp型埋め電圧制御ゲ
ート半導体領域5と逆バイアスになり、それらの接合か
ら空乏層が広がり、電流通路であるチャネルが狭くなり
電流が飽和する。しかし、本実施例のようにp型表面電
圧制御ゲート半導体領域7とp型埋め込み電圧制御ゲー
ト半導体領域5に挟まれた活性領域3の幅を狭くし抵抗
を減らすと、活性領域3の中央部の電位上昇が抑えら
れ、空乏層がチャネルに広がらないため、オン電流の飽
和が起きない静電誘導型トランジスタとなる。本実施例
の構造では、チャネル抵抗が小さいので、ソースSとド
レインD間の抵抗全体に占めるソース抵抗の割合が大き
くなる。そこでn型ソース領域4の底面をp型埋め込み
電圧制御ゲート半導体領域5に接するように形成するこ
とにより、ソース抵抗を小さくできる。例えばオン抵抗
を57mΩcm2程度に低くすることができる。また、
隣り合うp型埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5の間
隔を更に狭くすることにより、オフ時にp型埋め込み電
圧制御ゲート半導体領域5とn型ドリフト層2との接合
部から空乏層がドレイン領域1の方に広がる。この空乏
層が電圧を分担するので耐圧が向上する。本実施例の場
合、耐圧は6.2kVで、オン抵抗は48mΩcm2
あった。
【0029】《第5実施例》図10は、本発明の第5実
施例のSiC静電誘導型トランジスタのセグメントの断
面図である。本実施例では、第4実施例の図9における
活性領域3の中央部にp型領域9を設けている。その他
の構成は第4実施例のものと同じであるので、重複する
説明は省略する。このように構成することにより、p型
埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5及びp型表面電圧
制御ゲート半導体領域7とn型活性領域3の接合から活
性領域3内に空乏層が広がる。さらにp型領域9とn型
活性領域3との接合部からも空乏層が広がるため、ゲー
ト電圧が零又は低い場合でもn型活性領域3をピンチオ
フにすることができ、SiC静電誘導型トランジスタの
高耐圧化が図れる。本実施例の場合、耐圧は5.9kV
で、オン抵抗は43mΩcm2であった。
【0030】《第6実施例》図11は、本発明の第6実
施例のSiC接合型電界効果サイリスタのセグメントの
断面図である。図において、アノード領域11として機
能する1018から1020atm/cm3の高不純物濃度
のp型SiCの基板に、1013から1016atm/cm
3の低不純物濃度のn型ドリフト層2を気相成長法等に
より形成する。ドリフト層2の上に、前記第2実施例の
場合と同様に、p型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領
域5を形成する。同様にしてn型活性領域3、p型ゲー
トコンタクト半導体領域6、p型表面電圧制御ゲート半
導体領域7、16及びn型のカソード領域14を順次形
成する。n型のカソード領域14の底部は電圧制御ゲー
ト半導体領域5に接している。カソード領域14にカソ
ード電極25、p型表面電圧制御ゲート半導体領域7、
及びp型ゲートコンタクト領域16にゲート電極23を
設ける。最後に、アノード領域11にアノード電極24
を設ける。
【0031】ゲートG及びカソードKを0Vとし、アノ
ードAに正の電圧を印加すると、p型埋め込み電圧制御
ゲート半導体領域5及びp型表面電圧制御ゲート半導体
領域7との間のn型活性領域3にビルトイン電圧に基づ
く空乏層が広がり、n型活性領域3をピンチオフ状態に
する。これにより、順方向電圧に対する耐電圧性が生じ
る。ゲートG及びカソードKを0Vとし、アノードAに
負の電圧を印加すると、p型アノード領域11とドリフ
ト層2との接合部から空乏層が広がり、逆方向電圧に対
する耐電圧性が生じる。したがって、本実施例のSiC
サイリスタは順方向及び逆方向ともに高耐圧を実現でき
る。
【0032】アノードAにビルトイン電圧以上の正の電
圧を印加し、ゲートGにカソードKを基準にしてビルト
イン電圧以下の正の電圧を印加すると、p型埋め込み電
圧制御ゲート半導体領域5とp型表面電圧制御ゲート半
導体領域7との間のn型活性領域3内の空乏層の領域が
狭くなり、アノードAから、隣り合う両p型埋め込み電
圧制御ゲート半導体領域5の間を通り、n型活性領域
3、n型カソード領域14を経て、カソードKに至る電
流が流れる。この時、p型アノード領域11からn型ド
リフト層2内及びn型活性領域3に少数キャリアである
正孔が注入されるため、伝導度変調が生じオン抵抗が大
幅に低減する。また、n型カソード領域14をp型埋め
込み電圧制御ゲート半導体領域5に接触させているた
め、カソードKとドリフト層2との間のカソード抵抗を
小さくでき、大きな電流密度においてもカソード損失を
小さくすることができる。カソード抵抗が小さいのでノ
イズも少ない。耐電圧5.3kVのサイリスタの場合で
は、電流立ち上がり後のオン抵抗を6mΩcm2以下に
することができた。
【0033】《第7実施例》図12は、本発明の第7実
施例の、SiCを用いた静電誘導型サイリスタのセグメ
ントの断面図である。本実施例のサイリスタは、第6実
施例の図11に示すサイリスタの極性を反転しており、
チャネルはp型である。n型表面電圧制御ゲート半導体
領域38とn型埋め込み電圧制御ゲート35に挟まれた
活性領域33の幅を縮小し、両p型アノード領域31の
間の距離を縮めることにより、チャネル抵抗を小さくし
て、オン電流の飽和を起こさない静電誘導現象が生じる
ようにしている。本構造では、チャネル抵抗が小さいの
で、p型アノード領域31の抵抗であるアノード抵抗
の、アノードAとカソードK間の抵抗に占める割合が大
きくなる。本実施例ではp型アノード領域31の底面が
n型埋め込み電圧制御ゲート半導体領域35に接してい
るので、アノード抵抗を小さくすることができる。本実
施例のサイリスタの場合n型カソード領域34からp型
ドリフト層32に少数キャリアの電子が注入されるの
で、p型ドリフト層32やp型活性領域33の抵抗が大
幅に低減される。従って相対的にアノード抵抗の比率が
大きくなるが、前記のようにアノード抵抗を小さくする
ことがカソードKとアノードA間の抵抗の低減に寄与す
る。また、隣り合うn型埋め込み電圧制御ゲート半導体
領域35の間隔を狭くすることにより、オフ時にn型埋
め込み電圧制御ゲート半導体領域35とp型ドリフト層
32との接合部から空乏層がカソードKの方に広がって
電圧を分担するので、耐圧が高くなる。
【0034】本実施例では、p型ドリフト層32とp型
活性領域33の不純物濃度を5×1014atm/c
3、厚さをそれぞれ150μmと1.2μmにしてい
る。本実施例のサイリスタの耐圧はゲートGの電圧が0
Vのとき、順方向及び逆方向とも15000V以上であ
る。また立ち上がり後のオン抵抗は、ゲート電圧が2.
5Vのとき32mΩcm2と非常に小さな値にすること
ができた。本実施例では、p型基板はその抵抗を低くで
きないという、現状のSiC技術の問題点にかんがみ、
抵抗の低いn型基板を用いている。その結果オン時にお
いて、オン電圧を低くくできるという効果が得られる。
オン電圧はたとえば、100A/cm2 の電流密度で
4.4Vであり極めて低い値になった。
【0035】《第8実施例》図13は、本発明の第8実
施例の、SiCを用いた接合型電界効果トランジスタの
セグメントの断面図である。本実施例のトランジスタ
は、図1の第1実施例の接合型電界効果トランジスタと
同じ構成において、p型表面電圧制御ゲート半導体領域
7及びn型ソース領域4の上にソース電極40を設けて
いる。ゲート電極23は、p型の表面電圧制御ゲート半
導体領域16の上に形成している。その他の構成は第1
実施例のものと同じである。本実施例では、ソース電極
40の面積を大きくすることができるので、ソース電極
40の抵抗を大幅に低減することができるという特徴が
ある。
【0036】《第9実施例》図14は、本発明の第9実
施例の、SiCを用いた静電誘導型トランジスタのセグ
メントの断面図である。本実施例のトランジスタは、図
9の第4実施例の静電誘導型トランジスタの中央部に、
p型の第3埋め込み電圧制御ゲート半導体領域10、n
型ソース領域44及びソース電極42を設けている。n
型ソース領域44の両側には、n型活性領域43が設け
られ、その上にそれぞれのゲート電極46が設けられて
いる。各p型埋め込み電圧制御ゲート半導体領域5と、
p型第3埋め込み電圧制御ゲート半導体領域10の間隔
は約2μmである。この構造にすることにより、全領域
に対する、n型活性領域43とソース領域44からなる
領域の割合を大きくでき、低損失化が実現できる。本実
施例では、耐電圧5.3kVで、オン抵抗が69mΩc
2のトランジスタが得られた。
【0037】《第10実施例》図15は、本発明の各実
施例を適用したSiC静電誘導型トランジスタと、Si
Cダイオードを用いて、電力用インバータ装置を構成し
た例を示す回路図である。6個の静電誘導型トランジス
タSW11、SW12、SW21、SW22、SW3
1、SW32およびダイオードD11、D12、D2
1、D22、D31、D32により直流を三相交流に変
換する。本インバータ装置は、一対の直流入力端子51
及び52、並びに三相交流の相数に等しい3個の交流出
力端子61、62及び63を備えている。直流入力端子
51、52に直流電源を接続し、静電誘導型トランジス
タSW11、SW12、SW21、SW22、SW3
1、SW32をスイッチング動作させることにより、直
流電力を交流電力に変換して交流出力端子61、62、
63に出力する。直流入力端子51、52間には、直列
接続された静電誘導型トランジスタSW11とSW1
2、SW21とSW22、SW31とSW32の各両端
子が接続される。各静電誘導型トランジスタSW11と
SW12、SW21とSW22、SW31とSW32の
組における2個の静電誘導型トランジスタの接続点から
交流出力端子61、62、63がそれぞれ取り出され
る。高耐圧インバータ装置に本発明による半導体装置を
適用することにより半導体装置を高耐圧化できるので、
直流電力が高くても半導体装置の直列数が少なくてす
む。さらに半導体装置は、高耐圧でも低損失である。し
たがって、高耐圧インバータ装置のコンパクト化、低損
失化、低ノイズ化を達成できる。したがって、インバー
タ装置を用いたシステムの低コスト、高効率化が実現で
きる。本発明は、インバータ装置以外にも、スイッチン
グ電源、整流器などの電力変換装置に適用できるもので
ある。
【0038】本発明はさらに多くの適用範囲あるいは派
生構造をカバーするものである。前記各実施例では、S
iCを用いた素子の場合のみを例に挙げて述べたが、本
発明は、特に、ダイヤモンド、ガリウムナイトライドな
どのワイドギャップ半導体材料を用いた半導体素子に有
効に適用できる。前記第1ないし第8実施例では、ドリ
フト層2がn型の素子の場合について述べたが、ドリフ
ト層2がp型の素子の場合には、他の要素のn型領域を
p型領域に、p型領域をn型領域に置き変えることによ
り、本発明の構成を適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上各実施例について詳細に説明したと
ころから明らかなように、本発明の電圧制御型半導体装
置では、薄い活性領域の上面に表面電圧制御ゲート半導
体領域を設け、活性領域の下面の中央部に電流通路を有
する埋め込み電圧制御ゲート半導体領域を設けている。
薄い活性領域の両端部に、表面電圧制御ゲート半導体領
域よりもその表面と底面がそれぞれ低位置でかつ端部が
同位置になるソース領域を形成することにより、高耐
圧、低オン抵抗・低ノイズの電圧制御型半導体装置を実
現できる。また、表面電圧制御ゲート半導体領域を先に
形成することにより、セルフアラインによりソース領域
を形成でき、量産性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の接合型電界効果トランジ
スタの断面図
【図2】図1のII−II断面図
【図3】図2のIII−III断面図
【図4】第1実施例の他の例の接合型電界効果トランジ
スタの断面図
【図5】本発明の第1実施例の接合型電界効果トランジ
スタの製造方法の前半の工程を示す断面図
【図6】本発明の第1実施例の接合型電界効果トランジ
スタの製造方法の後半の工程を示す断面図
【図7】本発明の第2実施例の接合型電界効果トランジ
スタの断面図
【図8】(a)は本発明の第3実施例の接合型電界効果
トランジスタの断面図 (b)は(a)のb−b断面図
【図9】本発明の第4実施例の静電誘導型トランジスタ
の断面図
【図10】本発明の第5実施例の静電誘導型トランジス
タの断面図
【図11】本発明の第6実施例の接合型電界効果サイリ
スタの断面図
【図12】本発明の第7実施例の静電誘導型サイリスタ
の断面図
【図13】本発明の第8実施例の接合型電界効果トラン
ジスタの断面図
【図14】本発明の第9実施例の静電誘導型トランジス
タの断面図
【図15】本発明の半導体装置を用いた第10実施例の
電力用インバータの回路図
【図16】従来の蓄積型電界効果トランジスタACCU
FETの断面図
【図17】従来の静電誘導型トランジスタの断面図
【符号の説明】
1 ドレイン領域 2 ドリフト層 3 活性領域 4 ソース領域 5 埋め込み電圧制御ゲート半導体領域 6、16 ゲートコンタクト半導体領域 7 表面電圧制御ゲート半導体領域 8 第2埋め込み電圧制御ゲート半導体領域 9 p型領域 10 第3埋め込み電圧制御ゲート半導体領域 11 アノード領域 14 カソード領域 21 ドレイン電極 22 ソース電極 23 ゲート電極 24 アノード電極 25 カソード電極 31 アノード領域 32 ドリフト層 33 活性領域 34 カソード領域 35 埋め込み電圧制御ゲート半導体領域 36、38 ゲートコンタクト半導体領域 37 表面電圧制御ゲート半導体領域 42 ソース電極 43 n型活性領域 44 ソース領域 46 ゲート電極 51、52 直流入力端子 61、62、63 交流出力端子 SW11、SW12、SW21、SW22、SW31、
SW32 静電誘導型トランジスタ D11、D12、D21、D22、D31、D32 ダ
イオード 101:ドレイン領域 102:ドリフト層 103:チャネル層 104: ゲート絶縁膜 105: ゲート電極 106: ドレイン電極 107: ソース電極 108: 埋め込み領域 109、110:ゲート領域 112:n型領域 112A:チャネル A: アノード D: ドレイン G: ゲート K: カソード S: ソース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F005 AA01 AB01 AB03 AC02 AE01 AE07 AF01 AH02 CA05 GA01 5F102 FA01 FA03 FB01 GA01 GA14 GB04 GC07 GC08 GD04 GJ02 GJ10 GV05 HA02 HC01 HC07 HC15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型及び第2の導電型の内のい
    ずれか一方の高不純物濃度の半導体基板、 前記半導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第1の
    導電型及び第2の導電型の内のいずれか一方のドリフト
    層、 前記ドリフト層の表面の一部分に形成した、第2の導電
    型及び第1の導電型の内のいずれか一方の埋め込み電圧
    制御ゲート半導体領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の一部分
    を含みドリフト層の上面に形成した第1の導電型及び第
    2の導電型の内のいずれか一方の薄い活性領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面におい
    て、前記活性領域内に形成した、第2の導電型及び第1
    の導電型の内のいずれか一方のゲートコンタクト半導体
    領域、 前記活性領域の表面に形成した第1の導電型及び第2の
    導電型の内のいずれか一方の第1の半導体領域、 前記第1の半導体領域に形成した第1の電極、 前記活性領域の表面に形成した、第2の導電型及び第1
    の導電型の内のいずれか一方の表面電圧制御ゲート半導
    体領域及びゲートコンタクト半導体領域、 前記表面電圧制御ゲート半導体領域及びゲートコンタク
    ト半導体領域にそれぞれ形成したゲート電極、及び前記
    半導体基板の、前記ドリフト層を有する面の反対面に形
    成した第2の電極を少なくとも備える電圧制御型半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 第1の導電型の高不純物濃度の半導体基
    板、 前記半導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第1の
    導電型のドリフト層、 前記ドリフト層の表面の一部分に形成した、第2の導電
    型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面に形成し
    た第1の導電型の薄い活性領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面におい
    て、前記活性領域内に形成した、第2の導電型のゲート
    コンタクト半導体領域、 前記活性領域の端部領域の表面に形成した第1の導電型
    のソース領域、 前記ソース領域に形成したソース電極、 前記活性領域の表面に形成した、第2の導電型の表面電
    圧制御ゲート半導体領域、 前記表面電圧制御ゲート半導体領域及びゲートコンタク
    ト半導体領域にそれぞれ形成したゲート電極、及び前記
    半導体基板の、前記ドリフト層を有する面の反対面に形
    成したドレイン電極を備える電圧制御型半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ソース領域を、前記埋め込み電圧制
    御ゲート半導体領域に接するように形成した請求項2記
    載の電圧制御型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域
    の近傍の前記ドリフト層内に、前記ゲート電極に接続さ
    れた他の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域を形成した
    請求項2記載の電圧制御型半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ソース電極を、前記活性領域上の表
    面電圧制御ゲート半導体領域の上面及びソース領域の上
    面に形成したことを特徴とする請求項2記載の電圧制御
    型半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記ドリフト層の表面の、前記埋め込み
    電圧制御ゲート半導体領域の近傍に形成した第2の導電
    型の別の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域、及び前記
    別の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の少なくとも一
    部に設けられ、かつ前記活性領域の近傍に形成した第1
    の導電型のソース領域を更に備える請求項2記載の電圧
    制御型半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1の導電型の高不純物濃度の半導体基
    板、 前記半導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第1の
    導電型のドリフト層、 前記ドリフト層の表面に、所定の間隔を設けて形成し
    た、第2の導電型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領
    域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の一部分
    を含み前記ドリフト層の表面に形成した第1の導電型の
    薄い活性領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面におい
    て、前記活性領域内に形成した、第2の導電型のゲート
    コンタクト半導体領域、 前記活性領域の表面に形成した第1の導電型のソース領
    域、 前記ソース領域に形成したソース電極、 前記活性領域の一部の表面に形成した、第2の導電型の
    表面電圧制御ゲート半導体領域、 前記表面電圧制御ゲート半導体領域およびゲートコンタ
    クト半導体領域に形成したゲート電極、及び前記半導体
    基板の、前記ドリフト層を有する面の反対面に形成した
    ドレイン電極を備える電圧制御型半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記活性領域の中央部に少なくとも1つ
    の第2の導電型の半導体領域を設けたことを特徴とする
    請求項7記載の電圧制御型半導体装置。
  9. 【請求項9】 第2の導電型の高不純物濃度の半導体基
    板、 前記半導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第1の
    導電型のドリフト層、 前記ドリフト層の表面の両端部領域に形成した、第2の
    導電型の埋め込み電圧制御ゲート半導体領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の一部分
    を含み前記ドリフト層の中央領域の表面に形成した第1
    の導電型の薄い活性領域、 前記活性領域の両端部領域に隣接して形成した第1の導
    電型のカソード領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の端部領
    域において、前記ソース領域端部に形成した、第2の導
    電型のゲートコンタクト半導体領域、 前記カソード領域に接して形成したカソード電極、 前記活性領域の表面に形成した、第2の導電型の表面電
    圧制御ゲート半導体領域、 前記表面電圧制御ゲート半導体領域およびゲートコンタ
    クト半導体領域に接して形成したゲート電極、及び前記
    半導体基板の、前記ドリフト層を有する面の反対面に形
    成したアノード電極を備える電圧制御型半導体装置。
  10. 【請求項10】 第1の導電型の高不純物濃度の半導体
    基板、 前記半導体基板の上に形成した、低不純物濃度の第2の
    導電型のドリフト層、 前記ドリフト層の表面に、中央部に所定の間隔を設けて
    形成した、第1の導電型の埋め込み電圧制御ゲート半導
    体領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の一部分
    を含み前記ドリフト層の中央領域の表面に形成した第2
    の導電型の薄い活性領域、 前記活性領域の両端部領域に隣接して形成した第2の導
    電型のアノード領域、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の端部領
    域において、前記アノード領域に接するように形成し
    た、第2の導電型のゲートコンタクト半導体領域、 前記アノード領域に接して形成したアノード電極、 前記活性領域及びゲートコンタクト半導体領域の表面に
    形成した、第1の導電型の表面電圧制御ゲート半導体領
    域、 前記表面電圧制御ゲート半導体領域に接して形成したゲ
    ート電極、及び前記半導体基板の、前記ドリフト層を有
    する面の反対面に形成したカソード電極を備える電圧制
    御型半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の導電型のゲートコンタクト
    半導体領域と第1の導電型のソース領域との間に、活性
    領域が介在することを特徴とする請求項2から10のい
    ずれかに記載の電圧制御型半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記ドリフト層の表面において島状に
    形成した第2の導電型の埋め込み電圧制御ゲート半導体
    領域、及び前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上
    の前記活性領域内に形成されたゲートコンタクト領域を
    有する請求項2から10のいずれかに記載の電圧制御型
    半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記ゲートコンタクト半導体領域を、
    前記ソース領域に接するように形成した請求項2から1
    0のいずれかに記載の電圧制御型半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記ゲートコンタクト半導体領域を、
    前記ソース領域に並行するように形成した請求項2から
    10のいずれかに記載の電圧制御型半導体装置。
  15. 【請求項15】 第1の導電型の高不純物濃度の半導体
    基板の上に低不純物濃度の第1の導電型のドリフト層を
    形成するステップ、 前記ドリフト層の表面の両端部領域に第2の導電型の埋
    め込み電圧制御ゲート半導体領域を形成するステップ、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の一部分
    を含み前記ドリフト層の中央領域の表面に第1の導電型
    の薄い活性領域を形成するステップ、 前記埋め込み電圧制御ゲート半導体領域の上面の端部領
    域において、前記活性領域端部に接するように第2の導
    電型のゲートコンタクト半導体領域を形成するステッ
    プ、 前記活性領域の端部領域の表面に第1の導電型のソース
    領域を形成するステップ、 前記ソース領域に接してソース電極を形成するステッ
    プ、 前記活性領域の表面に第2の導電型の表面電圧制御ゲー
    ト半導体領域を形成するステップ、 前記表面電圧制御ゲート半導体領域及びゲートコンタク
    ト半導体領域に接してゲート電極を形成するステップ、
    及び前記半導体基板の、前記ドリフト層を有する面の反
    対面にドレイン電極を形成するステップ、 を備える電圧制御型半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 直流電源の両極間に、2個の半導体装
    置を直列に接続し、かつ各半導体装置に逆並列にダイオ
    ードを接続した直列接続体を、少なくとも3個接続した
    電力変換装置であって、 前記半導体装置に、請求項1ないし14のいずれかに記
    載の電圧制御型半導体装置を用いたことを特徴とする電
    力変換装置。
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