JP2002329358A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JP2002329358A JP2002329358A JP2001131158A JP2001131158A JP2002329358A JP 2002329358 A JP2002329358 A JP 2002329358A JP 2001131158 A JP2001131158 A JP 2001131158A JP 2001131158 A JP2001131158 A JP 2001131158A JP 2002329358 A JP2002329358 A JP 2002329358A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 搬送ローラを用いたディスク搬送装置では、
ディスクが強制的に止められたときに、搬送ローラがス
リップしないように動力伝達部に滑りクラッチが設けら
れる。しかし滑りクラッチは摩擦係数の変動などで特性
が安定しない。 【解決手段】 搬送中のディスクが位置決めピンなどに
当接すると、搬送ローラ23に強制的に停止させる抵抗
力が作用し、駆動歯車23b、中間ギヤ29、ウォーム
ホイール28が停止させられる。このとき、ウォームギ
ヤ27が伝達軸26に沿ってY1方向へ移動すること
で、搬送ローラとディスクDとのスリップを防止する。
このときのクラッチ作用は、ウォームギヤ27を付勢す
る付勢部材35の弾性力に依存するため、特性が安定す
る。
ディスクが強制的に止められたときに、搬送ローラがス
リップしないように動力伝達部に滑りクラッチが設けら
れる。しかし滑りクラッチは摩擦係数の変動などで特性
が安定しない。 【解決手段】 搬送中のディスクが位置決めピンなどに
当接すると、搬送ローラ23に強制的に停止させる抵抗
力が作用し、駆動歯車23b、中間ギヤ29、ウォーム
ホイール28が停止させられる。このとき、ウォームギ
ヤ27が伝達軸26に沿ってY1方向へ移動すること
で、搬送ローラとディスクDとのスリップを防止する。
このときのクラッチ作用は、ウォームギヤ27を付勢す
る付勢部材35の弾性力に依存するため、特性が安定す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを搬送す
る搬送ローラを備えたディスク装置に関する。
る搬送ローラを備えたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4と図5は、従来のCDプレーヤの側
面図であり、図4はディスクがクランプされる前の状
態、図5はディスクがクランプされた状態を示してい
る。
面図であり、図4はディスクがクランプされる前の状
態、図5はディスクがクランプされた状態を示してい
る。
【0003】このCDプレーヤは、筐体1の前面に設け
られたノーズ部にスリット状の出入口2が開口してお
り、ディスクDはこの出入口2から筐体1内に挿入され
る。出入口2の内側には、搬送ローラ4と、この搬送ロ
ーラ4を支持するローラ支持部材3が設けられ、搬送ロ
ーラ4の上方にはガイド部材5が設けられている。出入
口2から挿入されたディスクDは、搬送ローラ4とガイ
ド部材5とで挟持され、搬送ローラ4の回転力により筐
体1の内部に送り込まれる。
られたノーズ部にスリット状の出入口2が開口してお
り、ディスクDはこの出入口2から筐体1内に挿入され
る。出入口2の内側には、搬送ローラ4と、この搬送ロ
ーラ4を支持するローラ支持部材3が設けられ、搬送ロ
ーラ4の上方にはガイド部材5が設けられている。出入
口2から挿入されたディスクDは、搬送ローラ4とガイ
ド部材5とで挟持され、搬送ローラ4の回転力により筐
体1の内部に送り込まれる。
【0004】筐体1内には機構シャーシ6が設けられ、
この機構シャーシ6にスピンドルモータ7と、このスピ
ンドルモータ7により回転駆動されるターンテーブル8
および光ヘッドなどが搭載されている。機構シャーシ6
上には、支持軸9を介してクランプアーム10が回動自
在に支持され、クランプアーム10の先端には、ディス
クDをターンテーブル8に設置してクランプするクラン
パ11が回転自在に支持されている。
この機構シャーシ6にスピンドルモータ7と、このスピ
ンドルモータ7により回転駆動されるターンテーブル8
および光ヘッドなどが搭載されている。機構シャーシ6
上には、支持軸9を介してクランプアーム10が回動自
在に支持され、クランプアーム10の先端には、ディス
クDをターンテーブル8に設置してクランプするクラン
パ11が回転自在に支持されている。
【0005】機構シャーシ6の奥部には位置決めピン1
2が設けられている。ディスクDが図示Y1方向に搬送
されて前記位置決めピン12に当接した時点で、ディス
クDの中心がターンテーブル8の中心に一致させられ
る。ディスクDが位置決めピン12により位置決めされ
たことが検知されると、ローラ支持部材3が反時計方向
へ回動して搬送ローラ4がディスクDから離され、これ
とほぼ同時に、クランプアーム10が時計方向へ回動さ
せられて、ターンテーブル8とクランパ11との間にデ
ィスクDの中心部がクランプされる。
2が設けられている。ディスクDが図示Y1方向に搬送
されて前記位置決めピン12に当接した時点で、ディス
クDの中心がターンテーブル8の中心に一致させられ
る。ディスクDが位置決めピン12により位置決めされ
たことが検知されると、ローラ支持部材3が反時計方向
へ回動して搬送ローラ4がディスクDから離され、これ
とほぼ同時に、クランプアーム10が時計方向へ回動さ
せられて、ターンテーブル8とクランパ11との間にデ
ィスクDの中心部がクランプされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記CDプレ
ーヤでは、搬送ローラ4で搬送されているディスクDに
外力が作用していないときには、駆動モータおよび搬送
ローラ4への動力伝達部に作用する負荷が比較的小さい
が、ディスクDが位置決めピン12に当接させられた時
点で搬送ローラ4に大きな抵抗が与えられて、動力伝達
部および駆動モータに大きな負荷が作用する。また、搬
送ローラ4により出入口2からディスクが搬出されてい
るときに、搬出されているディスクDが手で止められた
ときなども前記動力伝達および駆動モータの負荷が大き
くなる。
ーヤでは、搬送ローラ4で搬送されているディスクDに
外力が作用していないときには、駆動モータおよび搬送
ローラ4への動力伝達部に作用する負荷が比較的小さい
が、ディスクDが位置決めピン12に当接させられた時
点で搬送ローラ4に大きな抵抗が与えられて、動力伝達
部および駆動モータに大きな負荷が作用する。また、搬
送ローラ4により出入口2からディスクが搬出されてい
るときに、搬出されているディスクDが手で止められた
ときなども前記動力伝達および駆動モータの負荷が大き
くなる。
【0007】従来は、前記負荷の増大に対応するため
に、前記搬送ローラ4と前記搬送ローラ4の中心穴に挿
入されている駆動軸4aとを接着などで固定せず、前記
搬送ローラ4に過大な負荷が作用したときに駆動軸4a
が搬送ローラ4内で滑り回転するようにして、実質的な
摩擦クラッチを構成している。または、前記動力伝達部
に機構的な摩擦クラッチを配置することもある。
に、前記搬送ローラ4と前記搬送ローラ4の中心穴に挿
入されている駆動軸4aとを接着などで固定せず、前記
搬送ローラ4に過大な負荷が作用したときに駆動軸4a
が搬送ローラ4内で滑り回転するようにして、実質的な
摩擦クラッチを構成している。または、前記動力伝達部
に機構的な摩擦クラッチを配置することもある。
【0008】しかし、前記搬送ローラ4の中心穴と駆動
軸4aとの滑りで構成された摩擦クラッチは、特性が不
安定であり、例えば高温環境下で長期間使用されて搬送
ローラ4を形成するゴム材料が劣化したときに搬送ロー
ラ4と駆動軸4aとの摩擦係数が増大する。その結果、
搬送ローラ4に与えられる抵抗が大きくなったときに、
搬送ローラ4と駆動軸4aとの滑りが悪く、駆動軸4a
に大きな負荷が作用する問題がある。
軸4aとの滑りで構成された摩擦クラッチは、特性が不
安定であり、例えば高温環境下で長期間使用されて搬送
ローラ4を形成するゴム材料が劣化したときに搬送ロー
ラ4と駆動軸4aとの摩擦係数が増大する。その結果、
搬送ローラ4に与えられる抵抗が大きくなったときに、
搬送ローラ4と駆動軸4aとの滑りが悪く、駆動軸4a
に大きな負荷が作用する問題がある。
【0009】また、前記動力伝達部に機構的な摩擦クラ
ッチを設けると、動力伝達部の構造が複雑になる。さら
に、前記機構的な摩擦クラッチも滑り部に設けられた対
向部材間の摩擦係数の変動によってその特性が変化しや
すい欠点がある。
ッチを設けると、動力伝達部の構造が複雑になる。さら
に、前記機構的な摩擦クラッチも滑り部に設けられた対
向部材間の摩擦係数の変動によってその特性が変化しや
すい欠点がある。
【0010】本発明は上記従来の問題を解決するための
ものであり、搬送ローラに過大な抵抗力が作用したとき
に、モータなどに過大な負荷が作用しないようにし、ま
た負荷の大きさに対する動作特性も安定したディスク装
置を提供することを目的としている。
ものであり、搬送ローラに過大な抵抗力が作用したとき
に、モータなどに過大な負荷が作用しないようにし、ま
た負荷の大きさに対する動作特性も安定したディスク装
置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクに圧
接して前記ディスクに搬送力を与える搬送ローラと、前
記搬送ローラを駆動する駆動モータと、前記駆動モータ
の動力を前記搬送ローラに伝達する動力伝達機構とを有
するディスク装置において、前記動力伝達機構には、前
記駆動モータにより回転させられる移動歯車と、前記移
動歯車に噛み合って前記移動歯車からの動力が伝達され
る従動歯車とを有し、前記移動歯車は、前記搬送ローラ
に過大な抵抗が作用したときに、前記従動歯車への動力
伝達の反作用により前記従動歯車と噛み合ったまま退避
移動可能とされており、前記移動歯車を退避移動しない
ように所定の力で付勢する付勢手段が設けられているこ
とを特徴とするものである。
接して前記ディスクに搬送力を与える搬送ローラと、前
記搬送ローラを駆動する駆動モータと、前記駆動モータ
の動力を前記搬送ローラに伝達する動力伝達機構とを有
するディスク装置において、前記動力伝達機構には、前
記駆動モータにより回転させられる移動歯車と、前記移
動歯車に噛み合って前記移動歯車からの動力が伝達され
る従動歯車とを有し、前記移動歯車は、前記搬送ローラ
に過大な抵抗が作用したときに、前記従動歯車への動力
伝達の反作用により前記従動歯車と噛み合ったまま退避
移動可能とされており、前記移動歯車を退避移動しない
ように所定の力で付勢する付勢手段が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0012】また、前記付勢手段から前記移動歯車に与
えられる付勢力は、前記搬送ローラがディスクを搬送し
ているときに前記移動歯車を退避移動させず、前記搬送
ローラからの搬送力を受けているディスクが強制的に停
止させられたときに前記移動歯車を退避移動させること
ができるように設定されているものである。
えられる付勢力は、前記搬送ローラがディスクを搬送し
ているときに前記移動歯車を退避移動させず、前記搬送
ローラからの搬送力を受けているディスクが強制的に停
止させられたときに前記移動歯車を退避移動させること
ができるように設定されているものである。
【0013】上記本発明では、ディスクが通常に搬送さ
れているときには、モータから搬送ローラへ動力が与え
られ、搬送中のディスクに過大な抵抗が与えられときに
は、移動歯車が退避移動することで、モータなどへの負
荷が過大になるのを防止している。前記移動歯車が退避
移動するタイミングなどは、付勢部材の付勢力に依存す
るものであり、従来の摩擦クラッチに比べて動作特性の
変動が少ない。
れているときには、モータから搬送ローラへ動力が与え
られ、搬送中のディスクに過大な抵抗が与えられときに
は、移動歯車が退避移動することで、モータなどへの負
荷が過大になるのを防止している。前記移動歯車が退避
移動するタイミングなどは、付勢部材の付勢力に依存す
るものであり、従来の摩擦クラッチに比べて動作特性の
変動が少ない。
【0014】例えば、前記搬送ローラの搬送力により搬
送されるディスクを所定位置で位置決めする位置決め手
段が設けられており、前記ディスクが前記位置決め手段
によって位置決めされて、前記搬送ローラが強制的に止
められたときに、前記移動歯車が退避移動するものであ
る。
送されるディスクを所定位置で位置決めする位置決め手
段が設けられており、前記ディスクが前記位置決め手段
によって位置決めされて、前記搬送ローラが強制的に止
められたときに、前記移動歯車が退避移動するものであ
る。
【0015】例えば、前記位置決め手段によりディスク
が位置決めされたときに、ディスクの中心がディスク回
転駆動手段に設置可能な位置に至る。
が位置決めされたときに、ディスクの中心がディスク回
転駆動手段に設置可能な位置に至る。
【0016】あるいは、ディスクがディスク回転駆動手
段と離れた位置に位置決めされ、ディスク回転駆動手段
が、位置決めされたディスクの中心部へ移動してディス
クが前記ディスク回転駆動手段にクランプされるもので
あってもよい。
段と離れた位置に位置決めされ、ディスク回転駆動手段
が、位置決めされたディスクの中心部へ移動してディス
クが前記ディスク回転駆動手段にクランプされるもので
あってもよい。
【0017】なお、搬送ローラによって搬出されている
ディスクが手などで強制的に止められたときなどに、前
記移動ローラが退避移動するものであってもよい。
ディスクが手などで強制的に止められたときなどに、前
記移動ローラが退避移動するものであってもよい。
【0018】また、前記搬送ローラを、前記ディスクか
ら離す方向へ移動させるローラ移動手段が設けられ、デ
ィスクが前記位置決め手段により位置決めされたとき
に、前記移動歯車と前記従動歯車との噛み合いを維持し
たまま前記搬送ローラがディスクから離れる方向へ移動
させられるものであることが好ましい。
ら離す方向へ移動させるローラ移動手段が設けられ、デ
ィスクが前記位置決め手段により位置決めされたとき
に、前記移動歯車と前記従動歯車との噛み合いを維持し
たまま前記搬送ローラがディスクから離れる方向へ移動
させられるものであることが好ましい。
【0019】前記構成では、搬送ローラへの抵抗が大き
くなって移動歯車が退避移動したときに、移動歯車と従
動歯車との噛み合いが外れない時点で搬送ローラへ与え
られる抵抗を低下させることができる。よってその後に
移動歯車と従動歯車とが噛み合った状態を維持でき、そ
の後の動作の際に、駆動モータの動力を直ちに搬送ロー
ラへ与えることができる。
くなって移動歯車が退避移動したときに、移動歯車と従
動歯車との噛み合いが外れない時点で搬送ローラへ与え
られる抵抗を低下させることができる。よってその後に
移動歯車と従動歯車とが噛み合った状態を維持でき、そ
の後の動作の際に、駆動モータの動力を直ちに搬送ロー
ラへ与えることができる。
【0020】例えば、前記動力伝達機構には、前記駆動
モータにより回転させられる伝達軸が設けられ、前記移
動歯車が、前記伝達軸と共に回転し且つ前記伝達軸の軸
方向へ移動自在なウォーム歯車であり、前記従動歯車
が、前記ウォーム歯車と噛み合うウォームホイールであ
り、前記付勢手段は、前記ウォーム歯車を前記ウォーム
ホイールと噛み合う位置へ付勢するスプリングである。
モータにより回転させられる伝達軸が設けられ、前記移
動歯車が、前記伝達軸と共に回転し且つ前記伝達軸の軸
方向へ移動自在なウォーム歯車であり、前記従動歯車
が、前記ウォーム歯車と噛み合うウォームホイールであ
り、前記付勢手段は、前記ウォーム歯車を前記ウォーム
ホイールと噛み合う位置へ付勢するスプリングである。
【0021】または、前記移動歯車が従動歯車の回りを
遊星移動して前記移動歯車が退避移動するものであって
もよい。
遊星移動して前記移動歯車が退避移動するものであって
もよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0023】図1は、本発明のディスク装置の一部を示
す斜視図、図2は図1のディスク装置の平面図、図3は
図2のIII−III線矢視方向の断面図であり、
(A)はウォームギヤが移動する前の状態、(B)はウ
ォームギヤが移動した状態を示している。
す斜視図、図2は図1のディスク装置の平面図、図3は
図2のIII−III線矢視方向の断面図であり、
(A)はウォームギヤが移動する前の状態、(B)はウ
ォームギヤが移動した状態を示している。
【0024】図1及び図2は、例えばCDやDVDなど
のディスクを再生および/または記録するためのディス
ク装置であり、その筐体21の内部にディスク搬送装置
22が設けられている。図では、図示Y1側が、スピン
ドルモータ41、ターンテーブル(ディスク回転駆動手
段)42、およびピックアップ装置43などを有するデ
ィスク駆動部40が設けられた装置奥側であり、図示Y
2側がディスクDの挿入及び排出が行なうディスク搬送
装置22が設けられる装置前側である。
のディスクを再生および/または記録するためのディス
ク装置であり、その筐体21の内部にディスク搬送装置
22が設けられている。図では、図示Y1側が、スピン
ドルモータ41、ターンテーブル(ディスク回転駆動手
段)42、およびピックアップ装置43などを有するデ
ィスク駆動部40が設けられた装置奥側であり、図示Y
2側がディスクDの挿入及び排出が行なうディスク搬送
装置22が設けられる装置前側である。
【0025】図1及び図3には図示されていないが、筐
体21の前方にはノーズ部が設けられ、このノーズ部に
図示X1−X2方向を幅方向とするスリット状の出入口
が設けられている。ディスクDは、前記出入口を通じて
ディスク装置内に挿入され、且つ排出できるようになっ
ている。なお、前記ノーズ部には液晶表示部材や各種の
スイッチ類を操作する操作部材なども設けられている。
体21の前方にはノーズ部が設けられ、このノーズ部に
図示X1−X2方向を幅方向とするスリット状の出入口
が設けられている。ディスクDは、前記出入口を通じて
ディスク装置内に挿入され、且つ排出できるようになっ
ている。なお、前記ノーズ部には液晶表示部材や各種の
スイッチ類を操作する操作部材なども設けられている。
【0026】ディスク搬送装置22は、ディスクDに搬
送力を与える搬送ローラ23、ガイドトップ(ガイド部
材)24および前記搬送ローラ23に回転を与える駆動
モータM、さらにはこの駆動モータMの駆動力を前記搬
送ローラ23に伝達する動力伝達機構25とを有してい
る。
送力を与える搬送ローラ23、ガイドトップ(ガイド部
材)24および前記搬送ローラ23に回転を与える駆動
モータM、さらにはこの駆動モータMの駆動力を前記搬
送ローラ23に伝達する動力伝達機構25とを有してい
る。
【0027】搬送ローラ23は、金属製のローラ軸23
aの周囲に合成ゴムなどの表面摩擦係数の大きい材料か
らなる中空形状のローラが固着されたものである。前記
ローラ軸23aの両端は、ローラ支持体31に回転自在
に支持されており、また前記ローラ軸23aの一端には
駆動歯車23bが固定されている。なお、前記ローラ支
持体31は、ディスクDに対し接近する方向及び離れる
方向へ昇降移動できるように支持されており、また前記
ローラ支持体31を昇降移動する切換え駆動手段が設け
られている。
aの周囲に合成ゴムなどの表面摩擦係数の大きい材料か
らなる中空形状のローラが固着されたものである。前記
ローラ軸23aの両端は、ローラ支持体31に回転自在
に支持されており、また前記ローラ軸23aの一端には
駆動歯車23bが固定されている。なお、前記ローラ支
持体31は、ディスクDに対し接近する方向及び離れる
方向へ昇降移動できるように支持されており、また前記
ローラ支持体31を昇降移動する切換え駆動手段が設け
られている。
【0028】ガイドトップ24は、図示しない筐体の天
井板の下面に固設され、前記搬送ローラ23に対向して
いる。前記ローラ支持体31が上昇した状態では、前記
ローラ支持体31がばね部材により上方へ付勢されてお
り、この付勢力により、前記搬送ローラ23とガイドト
ップ24との間でディスクDが挟持される。前記ガイド
トップ24は、例えば合成樹脂などの摩擦係数の小さい
材料により形成されている。
井板の下面に固設され、前記搬送ローラ23に対向して
いる。前記ローラ支持体31が上昇した状態では、前記
ローラ支持体31がばね部材により上方へ付勢されてお
り、この付勢力により、前記搬送ローラ23とガイドト
ップ24との間でディスクDが挟持される。前記ガイド
トップ24は、例えば合成樹脂などの摩擦係数の小さい
材料により形成されている。
【0029】前記動力伝達機構25には、筐体21の図
示X2側の側面に沿ってY1−Y2方向に延びる伝達軸
26と、この伝達軸26に設けられたウォームギヤ27
が設けられており、さらに前記ウォームギヤ27と前記
駆動歯車23bとの間に、減速歯車列を構成するウォー
ムホイール28および中間ギヤ29が設けられている。
この実施の形態では、前記ウォームギヤ27が、搬送ロ
ーラ23に過大な抵抗力が作用したときに退避移動する
移動歯車として機能し、前記ウォームホイール28が、
前記ウォームギヤ27からの動力を受ける従動歯車とし
て機能している。
示X2側の側面に沿ってY1−Y2方向に延びる伝達軸
26と、この伝達軸26に設けられたウォームギヤ27
が設けられており、さらに前記ウォームギヤ27と前記
駆動歯車23bとの間に、減速歯車列を構成するウォー
ムホイール28および中間ギヤ29が設けられている。
この実施の形態では、前記ウォームギヤ27が、搬送ロ
ーラ23に過大な抵抗力が作用したときに退避移動する
移動歯車として機能し、前記ウォームホイール28が、
前記ウォームギヤ27からの動力を受ける従動歯車とし
て機能している。
【0030】図2及び図3(A),(B)に示すよう
に、前記伝達軸26は、筐体の底板や側板に固定された
軸受け部32,32によって回転自在に支持されてい
る。伝達軸26の図示Y1側の一方の端部には、従動歯
車33が固設されており、駆動モータMの回転軸に固設
されているピニオン歯車Maが前記従動歯車33と噛み
合っている。
に、前記伝達軸26は、筐体の底板や側板に固定された
軸受け部32,32によって回転自在に支持されてい
る。伝達軸26の図示Y1側の一方の端部には、従動歯
車33が固設されており、駆動モータMの回転軸に固設
されているピニオン歯車Maが前記従動歯車33と噛み
合っている。
【0031】伝達軸26の他方の端部には、リング状の
留め金で形成されたストッパ30が設けられている。前
記ストッパ30は、例えばeリングなどであり、伝達軸
26の回りに周状に形成さた溝26aの内部に嵌合して
いる。
留め金で形成されたストッパ30が設けられている。前
記ストッパ30は、例えばeリングなどであり、伝達軸
26の回りに周状に形成さた溝26aの内部に嵌合して
いる。
【0032】ウォームギヤ27の外周表面には、螺旋歯
27aが形成されている。この実施の形態では、前記螺
旋歯27aはY2方向へ向けて右ねじ方向となるように
形成されている。ウォームギヤ27の軸中心に形成され
た軸穴には、前記伝達軸26が挿通されているが、前記
伝達軸26の断面形状および前記ウォームギヤ27の軸
穴の断面形状は、共にD型形状をしている。よって、前
記伝達軸26とウォームギヤ27とは一緒に回転でき、
且つウォームギヤ27が前記伝達軸26に沿ってスラス
ト方向へ移動できるようにいわゆるスプライン係合して
いる。
27aが形成されている。この実施の形態では、前記螺
旋歯27aはY2方向へ向けて右ねじ方向となるように
形成されている。ウォームギヤ27の軸中心に形成され
た軸穴には、前記伝達軸26が挿通されているが、前記
伝達軸26の断面形状および前記ウォームギヤ27の軸
穴の断面形状は、共にD型形状をしている。よって、前
記伝達軸26とウォームギヤ27とは一緒に回転でき、
且つウォームギヤ27が前記伝達軸26に沿ってスラス
ト方向へ移動できるようにいわゆるスプライン係合して
いる。
【0033】図3(A),(B)に示すように、前記従
動歯車33は、伝達軸26に嵌着されたリング状の留め
金33aによってY1方向へ抜け止めされており、前記
ウォームギヤ27の端面と前記従動歯車33の端面との
間には、コイルスプリングなどの付勢部材35が圧縮さ
れた状態で介装されている。この付勢部材35によっ
て、前記ウォームギヤ27は図示Y2方向に付勢され
て、ウォームギヤ27の端面が前記ストッパ30に押し
付けられている。
動歯車33は、伝達軸26に嵌着されたリング状の留め
金33aによってY1方向へ抜け止めされており、前記
ウォームギヤ27の端面と前記従動歯車33の端面との
間には、コイルスプリングなどの付勢部材35が圧縮さ
れた状態で介装されている。この付勢部材35によっ
て、前記ウォームギヤ27は図示Y2方向に付勢され
て、ウォームギヤ27の端面が前記ストッパ30に押し
付けられている。
【0034】ウォームホイール28および中間ギヤ29
は、前記筐体21の側面に設けられた支持軸28aおよ
び支持軸29aに回転自在に支持されている。ウォーム
ホイール28は、ウォームギヤ27および中間ギヤ29
の双方に噛み合っている。ウォームホイール28の支持
軸28aと伝達軸26とは、その軸線が90°の角度で
交叉しており、伝達軸26の回転が、ウォームホイール
28に対して直交する回転成分となるように与えられ
る。
は、前記筐体21の側面に設けられた支持軸28aおよ
び支持軸29aに回転自在に支持されている。ウォーム
ホイール28は、ウォームギヤ27および中間ギヤ29
の双方に噛み合っている。ウォームホイール28の支持
軸28aと伝達軸26とは、その軸線が90°の角度で
交叉しており、伝達軸26の回転が、ウォームホイール
28に対して直交する回転成分となるように与えられ
る。
【0035】また、図2に示すように、筐体21内のY
1側には、前記搬送ローラ23によってY1方向へ搬入
されるディスクDの移動側前方の外周縁が当たる位置決
めピン(位置決め手段)36,36が設けられている。
ディスクDの前記外周縁が前記位置決めピン36,36
に当たったときに、ディスクDの中心がターンテーブル
42の中心に位置するように位置決めされる。
1側には、前記搬送ローラ23によってY1方向へ搬入
されるディスクDの移動側前方の外周縁が当たる位置決
めピン(位置決め手段)36,36が設けられている。
ディスクDの前記外周縁が前記位置決めピン36,36
に当たったときに、ディスクDの中心がターンテーブル
42の中心に位置するように位置決めされる。
【0036】以下、前記ディスク装置でのディスク搬入
動作を説明する。図1及び図3(A)に示すように、デ
ィスクDが出入口に挿入される前の状態では、ローラ支
持体31,31はガイドトップ24に接近する方向に移
動させられ、ローラ支持体31,31にはばね部材から
上方への付勢力が与えられており、また駆動歯車23b
は中間ギヤ29に噛み合っている。
動作を説明する。図1及び図3(A)に示すように、デ
ィスクDが出入口に挿入される前の状態では、ローラ支
持体31,31はガイドトップ24に接近する方向に移
動させられ、ローラ支持体31,31にはばね部材から
上方への付勢力が与えられており、また駆動歯車23b
は中間ギヤ29に噛み合っている。
【0037】ディスクDが、出入口からディスク装置の
内部に挿入されると、図示しない検知手段により、ディ
スクDの挿入が検知され、駆動モータMが正転方向に回
転駆動させられる。駆動モータMの回転駆動力は、ピニ
オン歯車Maから従動歯車33に伝達され、伝達軸26
が前記ウォームギヤ27と一緒に図示α1方向に回転さ
せられる。
内部に挿入されると、図示しない検知手段により、ディ
スクDの挿入が検知され、駆動モータMが正転方向に回
転駆動させられる。駆動モータMの回転駆動力は、ピニ
オン歯車Maから従動歯車33に伝達され、伝達軸26
が前記ウォームギヤ27と一緒に図示α1方向に回転さ
せられる。
【0038】このときウォームギヤ27は、付勢部材3
5によってストッパ30に圧接されている。この状態で
伝達軸26と共に回転するウォームギヤ27からウォー
ムホイール28にβ1方向への回転力が与えられ、ウォ
ームホイール28と噛み合う中間ギヤ29がγ1方向に
回転させられ、これに噛み合う駆動歯車23bがδ1方
向に回転させられる。これにより、搬送ローラ23がδ
1方向へ回転する。
5によってストッパ30に圧接されている。この状態で
伝達軸26と共に回転するウォームギヤ27からウォー
ムホイール28にβ1方向への回転力が与えられ、ウォ
ームホイール28と噛み合う中間ギヤ29がγ1方向に
回転させられ、これに噛み合う駆動歯車23bがδ1方
向に回転させられる。これにより、搬送ローラ23がδ
1方向へ回転する。
【0039】出入口から挿入されたディスクDが、前記
搬送ローラ23とガイドトップ24との間に挟持される
と、ディスクDは前記搬送ローラ23の搬送力を受けて
ディスク駆動部40に向けて搬入される。
搬送ローラ23とガイドトップ24との間に挟持される
と、ディスクDは前記搬送ローラ23の搬送力を受けて
ディスク駆動部40に向けて搬入される。
【0040】図2に示すように、ディスクDの周縁部が
位置決めピン36,36に当接した時点で、ディスクD
の中心がターンテーブル42の中心と一致する。このと
き、ディスクDが位置決めピン36,36によって止め
られるため、搬送ローラ23には、δ1方向の回転を停
止させようとする過大な抵抗力が作用する。このとき前
記駆動歯車23bに噛み合っている中間ギヤ29および
ウォームホイール28にもその回転を停止させようとす
る抵抗力が作用する。
位置決めピン36,36に当接した時点で、ディスクD
の中心がターンテーブル42の中心と一致する。このと
き、ディスクDが位置決めピン36,36によって止め
られるため、搬送ローラ23には、δ1方向の回転を停
止させようとする過大な抵抗力が作用する。このとき前
記駆動歯車23bに噛み合っている中間ギヤ29および
ウォームホイール28にもその回転を停止させようとす
る抵抗力が作用する。
【0041】このときに駆動モータMは回転し続けてい
るため、ウォームギヤ27は、伝達軸26と共に回転し
ながら、伝達軸26に沿ってY1方向へ退避移動する。
この退避移動の間、ウォームホイール28に作用する抵
抗力は、主に付勢部材35がウォームギヤ27に与える
Y2方向への付勢力と、ウォームギヤ27の歯とウォー
ムホイール28の歯との噛み合い摺動摩擦力とに基づい
たものとなり、ウォームホイール28に過大な負荷が作
用しなくなる。よって中間ギヤ29と駆動歯車23bに
作用する負荷も軽減される。
るため、ウォームギヤ27は、伝達軸26と共に回転し
ながら、伝達軸26に沿ってY1方向へ退避移動する。
この退避移動の間、ウォームホイール28に作用する抵
抗力は、主に付勢部材35がウォームギヤ27に与える
Y2方向への付勢力と、ウォームギヤ27の歯とウォー
ムホイール28の歯との噛み合い摺動摩擦力とに基づい
たものとなり、ウォームホイール28に過大な負荷が作
用しなくなる。よって中間ギヤ29と駆動歯車23bに
作用する負荷も軽減される。
【0042】また、搬送ローラ23はディスクDに圧接
したまま停止し、ディスクDと搬送ローラ23とがスリ
ップするのを防止することができる。よって、ディスク
Dに傷が与えられたり、または搬送ローラ23の表面が
過剰に摩耗するなどの問題も生じにくくなる。
したまま停止し、ディスクDと搬送ローラ23とがスリ
ップするのを防止することができる。よって、ディスク
Dに傷が与えられたり、または搬送ローラ23の表面が
過剰に摩耗するなどの問題も生じにくくなる。
【0043】前記動作は、前記付勢部材35からウォー
ムギヤ27へ与えられるY2方向への付勢力を適正に設
定することにより可能となる。
ムギヤ27へ与えられるY2方向への付勢力を適正に設
定することにより可能となる。
【0044】まず、図3(A)の状態で、搬送ローラ2
3によってディスクDが搬送されると、搬送ローラ23
に与えられる搬送抵抗力が、駆動歯車23b、中間ギヤ
29を介してウォームホイール28に作用する。このウ
ォームホイール28に与えられる前記搬送時の抵抗力に
よって、ウォームギヤ27がY1方向へ移動せず、ウォ
ームギヤ27がストッパ30に圧接したままの状態で、
前記ウォームギヤ27から前記ウォームホイール28に
対して、前記搬送時の抵抗力に打ち勝つだけの駆動力を
伝達できるように、前記付勢部材35からウォームギヤ
27に与えられる付勢力が設定されることが必要であ
る。
3によってディスクDが搬送されると、搬送ローラ23
に与えられる搬送抵抗力が、駆動歯車23b、中間ギヤ
29を介してウォームホイール28に作用する。このウ
ォームホイール28に与えられる前記搬送時の抵抗力に
よって、ウォームギヤ27がY1方向へ移動せず、ウォ
ームギヤ27がストッパ30に圧接したままの状態で、
前記ウォームギヤ27から前記ウォームホイール28に
対して、前記搬送時の抵抗力に打ち勝つだけの駆動力を
伝達できるように、前記付勢部材35からウォームギヤ
27に与えられる付勢力が設定されることが必要であ
る。
【0045】また、搬送されているディスクDが位置決
めピン36,36に当接するなどしてディスクDが強制
的に停止させられたときには、ディスクDに圧接してい
る搬送ローラ23がスリップ回転することなく停止した
状態で、ウォームギヤ27がY2方向へ移動を開始でき
るように、前記付勢部材35の付勢力が設定されている
ことが必要である。
めピン36,36に当接するなどしてディスクDが強制
的に停止させられたときには、ディスクDに圧接してい
る搬送ローラ23がスリップ回転することなく停止した
状態で、ウォームギヤ27がY2方向へ移動を開始でき
るように、前記付勢部材35の付勢力が設定されている
ことが必要である。
【0046】また、ディスクDが位置決めピン36,3
6によって位置決めされた後に、図3(B)に示すよう
に、ウォームギヤ27がウォームホイール28との噛み
合いが外れる方向へ移動するが、ウォームギヤ27とウ
ォームホイール28との噛み合いが完全に外れる前に、
ローラ支持体31,31が下降させられ、搬送ローラ2
3がディスクDから離れるように動作することが好まし
い。
6によって位置決めされた後に、図3(B)に示すよう
に、ウォームギヤ27がウォームホイール28との噛み
合いが外れる方向へ移動するが、ウォームギヤ27とウ
ォームホイール28との噛み合いが完全に外れる前に、
ローラ支持体31,31が下降させられ、搬送ローラ2
3がディスクDから離れるように動作することが好まし
い。
【0047】このようにウォームギヤ27とウォームホ
イール28との噛み合いが外れないようにしておくと、
ローラ支持体31,31によって搬送ローラ23および
駆動歯車23bが下降させられて、駆動歯車23bが中
間ギヤ29から離れ、ウォームホイール28に与えられ
る抵抗力が無くなった時点で、ウォームギヤ27が付勢
部材35の付勢力によりY2方向へ復帰できるようにな
る。
イール28との噛み合いが外れないようにしておくと、
ローラ支持体31,31によって搬送ローラ23および
駆動歯車23bが下降させられて、駆動歯車23bが中
間ギヤ29から離れ、ウォームホイール28に与えられ
る抵抗力が無くなった時点で、ウォームギヤ27が付勢
部材35の付勢力によりY2方向へ復帰できるようにな
る。
【0048】また、このとき、ウォームギヤ27とウォ
ームホイール28との噛み合い負荷により、付勢部材3
5の付勢力によって前記ウォームギヤ27がY2方向へ
完全に復帰できないことも有り得る。ただし、ディスク
Dの搬入が完了した時点で、ウォームギヤ27とウォー
ムホイール28との噛み合いを維持させておけば、その
後にディスク排出動作に移行し、駆動モータMによって
伝達軸26とウォームギヤ27とがα2方向へ逆回転さ
せられる時点で、ウォームギヤ27がストッパ30に当
たる位置まで復帰することができる。
ームホイール28との噛み合い負荷により、付勢部材3
5の付勢力によって前記ウォームギヤ27がY2方向へ
完全に復帰できないことも有り得る。ただし、ディスク
Dの搬入が完了した時点で、ウォームギヤ27とウォー
ムホイール28との噛み合いを維持させておけば、その
後にディスク排出動作に移行し、駆動モータMによって
伝達軸26とウォームギヤ27とがα2方向へ逆回転さ
せられる時点で、ウォームギヤ27がストッパ30に当
たる位置まで復帰することができる。
【0049】さらに、ディスク排出時には、再び搬送ロ
ーラ23が上昇してディスクDに圧接させられるが、こ
のとき搬送ローラ23からウォームホイール28に与え
られる搬送時の負荷によって、ウォームギヤ27にはス
トッパ30に当たる方向であるY2方向への力が作用す
るため、ディスク排出動作のときには、ウォームギヤ2
7はストッパ30に当たる位置へ確実に復帰させられ
る。
ーラ23が上昇してディスクDに圧接させられるが、こ
のとき搬送ローラ23からウォームホイール28に与え
られる搬送時の負荷によって、ウォームギヤ27にはス
トッパ30に当たる方向であるY2方向への力が作用す
るため、ディスク排出動作のときには、ウォームギヤ2
7はストッパ30に当たる位置へ確実に復帰させられ
る。
【0050】なお、ディスク搬入時に、ウォームギヤ2
7がY1方向へ移動するときに、ウォームギヤ27とウ
ォームホイール28との噛み合いが継続している時点
で、図2に示すセンサ37によってウォームギヤ27の
移動位置を検出し、この検出出力に基づいて、ローラ支
持体31,31を下降させるように制御することもでき
る。
7がY1方向へ移動するときに、ウォームギヤ27とウ
ォームホイール28との噛み合いが継続している時点
で、図2に示すセンサ37によってウォームギヤ27の
移動位置を検出し、この検出出力に基づいて、ローラ支
持体31,31を下降させるように制御することもでき
る。
【0051】なお、搬入されたディスクDが位置決めピ
ン36,36に当接し、前記センサ37などの出力によ
りローラ支持体31が下降する際に、クランパも同期し
て下降させられて、ディスクDの中心がターンテーブル
42とクランパとの間で挟持される。
ン36,36に当接し、前記センサ37などの出力によ
りローラ支持体31が下降する際に、クランパも同期し
て下降させられて、ディスクDの中心がターンテーブル
42とクランパとの間で挟持される。
【0052】前記実施の形態では、伝達軸26が、筐体
内の側板の内側において、ディスクDの搬送方向である
Y1−Y2方向に沿って延びているため、動力伝達機構
25の配置スペースが狭くて済む。また前記のように、
ディスクDが位置決めピン36,36に当たって強制的
に止められたときに、駆動モータMの動力が搬送ローラ
23に伝達されないように制御するクラッチ作用は、主
に付勢部材35の弾性付勢力により設定されるため、従
来の滑りクラッチに比べて動作が安定する。
内の側板の内側において、ディスクDの搬送方向である
Y1−Y2方向に沿って延びているため、動力伝達機構
25の配置スペースが狭くて済む。また前記のように、
ディスクDが位置決めピン36,36に当たって強制的
に止められたときに、駆動モータMの動力が搬送ローラ
23に伝達されないように制御するクラッチ作用は、主
に付勢部材35の弾性付勢力により設定されるため、従
来の滑りクラッチに比べて動作が安定する。
【0053】また、前記ウオームギヤ27の代わりに、
移動歯車としてウォームホイール28の周囲を遊星移動
する歯車を設け、ディスクDが強制的に止められたとき
に、前記移動歯車が遊星移動することによって、搬送ロ
ーラ23への動力の伝達力が低下するように構成しても
よい。
移動歯車としてウォームホイール28の周囲を遊星移動
する歯車を設け、ディスクDが強制的に止められたとき
に、前記移動歯車が遊星移動することによって、搬送ロ
ーラ23への動力の伝達力が低下するように構成しても
よい。
【0054】また、図の実施の形態の動力伝達機構25
をY1−Y2方向において逆向きに配置すると、ディス
クDが排出されるときに、そのディスクが手などで強制
的に止められたときに、搬送ローラ23とディスクDと
のスリップを防止できるように機能できる。
をY1−Y2方向において逆向きに配置すると、ディス
クDが排出されるときに、そのディスクが手などで強制
的に止められたときに、搬送ローラ23とディスクDと
のスリップを防止できるように機能できる。
【0055】またディスク搬送装置22によりディスク
が搬入され、位置決め手段により位置決めされた後に、
ターンテーブルを有する駆動ユニットが位置決めされて
いるディスクの中心位置へ移動して、ディスクがクラン
プされるものであってもよい。
が搬入され、位置決め手段により位置決めされた後に、
ターンテーブルを有する駆動ユニットが位置決めされて
いるディスクの中心位置へ移動して、ディスクがクラン
プされるものであってもよい。
【0056】なお、上記実施の形態では、ディスクDが
搬送ローラとガイドトップ(ガイド部材)24との間に
挟持された状態で搬送されるディスク搬送装置を示した
が、本発明はこれに限られるものではなく、ディスクD
が前記搬送ローラ23と、これに対向する従動ローラと
で挟持されるものであってもよい。
搬送ローラとガイドトップ(ガイド部材)24との間に
挟持された状態で搬送されるディスク搬送装置を示した
が、本発明はこれに限られるものではなく、ディスクD
が前記搬送ローラ23と、これに対向する従動ローラと
で挟持されるものであってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
搬送中に搬送ローラに過大な抵抗力が与えらたときに、
搬送ローラがスリップしないように構成できる。またこ
のときのクラッチ作用が、付勢部材の付勢力に基づいて
設定されるため、動作特性が常に安定する。
搬送中に搬送ローラに過大な抵抗力が与えらたときに、
搬送ローラがスリップしないように構成できる。またこ
のときのクラッチ作用が、付勢部材の付勢力に基づいて
設定されるため、動作特性が常に安定する。
【図1】本発明のディスク装置を示す部分斜視図、
【図2】図1のディスク装置の部分平面図、
【図3】図2のIII−III線矢視方向の断面図であ
り、(A)はウォームギヤが移動する前の状態、(B)
はウォームギヤが移動した状態、
り、(A)はウォームギヤが移動する前の状態、(B)
はウォームギヤが移動した状態、
【図4】従来のディスク装置を示す側面図であり、ディ
スクがクランプされる前の状態、
スクがクランプされる前の状態、
【図5】従来のディスク装置を示す側面図であり、ディ
スクがクランプされた状態、
スクがクランプされた状態、
22 ディスク搬送装置 23 搬送ローラ 23b 駆動歯車 24 ガイドトップ(ガイド部材) 25 動力伝達機構 26 伝達軸 27 ウォームギヤ(移動歯車) 28 ウォームホイール(従動歯車) 29 中間ギヤ 35 付勢部材 36 位置決めピン D ディスク M 駆動モータ
Claims (6)
- 【請求項1】 ディスクに圧接して前記ディスクに搬送
力を与える搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動する駆
動モータと、前記駆動モータの動力を前記搬送ローラに
伝達する動力伝達機構とを有するディスク装置におい
て、 前記動力伝達機構には、前記駆動モータにより回転させ
られる移動歯車と、前記移動歯車に噛み合って前記移動
歯車からの動力が伝達される従動歯車とを有し、前記移
動歯車は、前記搬送ローラに過大な抵抗が作用したとき
に、前記従動歯車への動力伝達の反作用により前記従動
歯車と噛み合ったまま退避移動可能とされており、前記
移動歯車を退避移動しないように所定の力で付勢する付
勢手段が設けられていることを特徴とするディスク装
置。 - 【請求項2】 前記付勢手段から前記移動歯車に与えら
れる付勢力は、前記搬送ローラがディスクを搬送してい
るときに前記移動歯車を退避移動させず、前記搬送ロー
ラからの搬送力を受けているディスクが強制的に停止さ
せられたときに前記移動歯車を退避移動させることがで
きるように設定されている請求項1記載のディスク装
置。 - 【請求項3】 前記搬送ローラの搬送力により搬送され
るディスクを所定位置で位置決めする位置決め手段が設
けられており、前記ディスクが前記位置決め手段によっ
て位置決めされて、前記搬送ローラが強制的に止められ
たときに、前記移動歯車が退避移動する請求項1または
2記載のディスク装置。 - 【請求項4】 前記位置決め手段によりディスクが位置
決めされたときに、ディスクの中心がディスク回転駆動
手段に設置可能な位置に至る請求項3記載のディスク装
置。 - 【請求項5】 前記搬送ローラを、前記ディスクから離
す方向へ移動させるローラ移動手段が設けられ、ディス
クが前記位置決め手段により位置決めされたときに、前
記移動歯車と前記従動歯車との噛み合いを維持したまま
前記搬送ローラがディスクから離れる方向へ移動させら
れる請求項3または4記載のディスク装置。 - 【請求項6】 前記動力伝達機構には、前記駆動モータ
により回転させられる伝達軸が設けられ、前記移動歯車
が、前記伝達軸と共に回転し且つ前記伝達軸の軸方向へ
移動自在なウォーム歯車であり、前記従動歯車が、前記
ウォーム歯車と噛み合うウォームホイールであり、前記
付勢手段は、前記ウォーム歯車を前記ウォームホイール
と噛み合う位置へ付勢するスプリングである請求項1な
いし4のいずれかに記載のディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001131158A JP2002329358A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001131158A JP2002329358A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002329358A true JP2002329358A (ja) | 2002-11-15 |
Family
ID=18979395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001131158A Withdrawn JP2002329358A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002329358A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7937720B2 (en) * | 2004-05-19 | 2011-05-03 | Panasonic Corporation | Disk carrying device and optical disk recording/reproducing device |
CN104179819A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-12-03 | 惠州市华阳多媒体电子有限公司 | 一种离合器 |
CN104196913A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-12-10 | 惠州市华阳多媒体电子有限公司 | 一种离合器 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001131158A patent/JP2002329358A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7937720B2 (en) * | 2004-05-19 | 2011-05-03 | Panasonic Corporation | Disk carrying device and optical disk recording/reproducing device |
CN104179819A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-12-03 | 惠州市华阳多媒体电子有限公司 | 一种离合器 |
CN104196913A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-12-10 | 惠州市华阳多媒体电子有限公司 | 一种离合器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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