JP2002327662A - 弁制御体及び弁制御体を備えた油圧作動型燃料噴射器 - Google Patents

弁制御体及び弁制御体を備えた油圧作動型燃料噴射器

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JP2002327662A
JP2002327662A JP2002106122A JP2002106122A JP2002327662A JP 2002327662 A JP2002327662 A JP 2002327662A JP 2002106122 A JP2002106122 A JP 2002106122A JP 2002106122 A JP2002106122 A JP 2002106122A JP 2002327662 A JP2002327662 A JP 2002327662A
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port
spool
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fuel
discharge
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JP2002106122A
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Martin Lenk
レンク マーティン
Bernd Niethammer
ニッチハマー バーンド
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Siemens Diesel Systems Technology LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動流体中への空気の混入を防止又は低下
できる油圧作動型燃料噴射器及び該噴射器用の弁制御体
の提供。 【解決手段】 弁制御体102内には第1の位置と第2
の位置との間で移動可能なスプール112を挿通させる
開口が形成される。開口の面には連通ポートをなす溝1
08が形成され、スプール112にも溝114が形成さ
れる。スプールが第1の位置にあるときは、溝108と
溝114とが整合してオイルは供給部104から作動ポ
ート06に流入できる。スプールが第2の位置にあると
きには溝108と14が合致せず、オイルは作動ポート
に流入しない。排出ポート110bがオイルの液面より
も上側に位置して、空気がスプールの溝に侵入するのを
阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧作動型燃料噴射
器に関し、特に燃料噴射器の作動流体内への空気の混入
を防止または減少させるための機械的又は電気的な制御
による油圧作動型燃料噴射制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃焼室に燃料を噴射するため
の様々な燃料噴射器が存在する。例えば、機械的制御又
は電気的制御又は油圧制御された燃料噴射器がある。油
圧駆動によるシステムでは、2方向弁又は3方向弁又は
4方向弁を備えた弁制御体は、それぞれ溝又はオリフィ
スが形成され、弁制御体の作動ポートや高圧ポートや排
出ポートと、入力領域(作動流体供給部)との間を流体
的に接続している。作動流体とは例えばエンジンオイル
又はその他の適切な油圧流体であり、燃焼室への燃料噴
射プロセスを開始できる程度の圧力を燃料噴射器内に提
供できるものである。
【0003】開放システムにおいては、燃料噴射サイク
ルやその終期において、作動流体の排出の過程で制御弁
(やスプール)の溝やオリフィス内に空気が捕捉され、
閉じこめられる場合がある。これは主に、弁制御体の周
囲の排出穴からシステム内に空気が侵入するからであ
る。燃料噴射過程でこの空気が作動流体内に混入し、そ
の結果燃料噴射量にばらつきを生じさせる。非効率的な
噴射サイクルのばらつきを引き起こすこともある。
【0004】詳細には、ドライバにより最初に電流又は
電圧が開コイルソレノイドの開側に供給される。開コイ
ルソレノイドに生じた磁力によりスプールが開位置に移
動して、弁制御体やスプールの溝又はオリフィス(以下
溝と称す)が互いに整合する。溝の整合によって、作動
流体が弁制御体の入力部から作動ポートを介して増倍室
に流入する。高圧の作動流体は次に、増倍ピストンに作
用し、増倍スプリングを圧縮し、高圧プランジャ室内の
燃料を圧縮する。高圧プランジャ室の圧力が増加する
と、燃料圧力がニードルチェックバルブを開くための圧
力を越える。この圧力値では、ニードルチェックバルブ
はニードルスプリングに抗して移動し、ノズル先端の噴
射口を開く。そして燃料がエンジンの燃焼室内に噴射さ
れる。
【0005】噴射サイクルを終了するときは、ドライバ
により閉コイルソレノイドの閉側に電流又は電圧が供給
される。閉コイルソレノイドに生じた磁力により、スプ
ールが閉位置又はスタート位置に移動し、そのことによ
り弁制御体の作動ポートが閉ざされる。そして増倍器や
高圧室内の作動流体圧力が低下してニードルスプリング
によりニードルが閉位置に移動される。このときノズル
の先端は噴射穴を閉ざし、燃料噴射サイクルが終了す
る。この段階では、弁制御体の周囲にある排出穴を介し
て、作動流体は燃料噴射器から排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13を参照すると、
排出穴10は弁制御体12やスプール14を囲み、弁制
御体12内の空気16は作動流体18よりも低い位置に
ある。このことにより、弁制御体12やスプール14の
溝20は空気16で満たされる。そして図14に示され
る次のサイクル時間では、スプール14が開位置に移動
したときに、空気16が溝20内に閉じこめられ、作動
ポート23の作動流体18内に気泡が発生する。燃料を
燃焼室に噴射するために、この閉じこめられた空気が作
動流体によって圧縮され、作動流体が増倍ピストンに作
用する前に部分的に液化して希釈される。そのことによ
り、作動流体内の空気の量に依存する噴射のばらつきが
生じ、特に低燃料量における燃焼効率を低下させる。
【0007】そこで本発明は、従来の欠点を克服し、作
動流体中への空気の混入を防止又は低下できる油圧作動
型燃料噴射器及び該噴射器用の弁制御体を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、作動流体供給部と、該供給部に連通可能
に設けられ、燃料噴射器の増倍室に作動流体を供給する
ための作動ポートと、該供給部と該作動ポートに連通す
る少なくとも1個の連通ポートと、該作動ポートに連通
し、空気が該作動ポート内に侵入して作動流体に混入す
るのを防止する少なくとも1個の排出穴とを備えた燃料
噴射器用の弁制御体を提供している。
【0009】本発明は更に、オイル供給部と、該オイル
供給部と連通し、該オイル供給部と燃料噴射器の増倍室
との間でオイルを搬送する少なくとも1個のポートと、
少なくとも1個の連通ポートを表面に形成し、該少なく
とも1個の連通ポートにより該少なくとも1個のポート
と該オイル供給部との間に流路を提供する開口部と、該
開口部内に位置し、第1の位置と第2の位置との間で摺
動可能であるスプールと、オイルを排出するための少な
くとも1個の排出ポートとを備え、該スプールは少なく
とも1個の連絡ポートを有し、該スプールが該第1の位
置にあるときは、該開口部の該少なくとも1個の連通ポ
ートが該少なくとも1個の連絡ポートに整合し、該スプ
ールが該第2の位置にあるときにオイルが該排出ポート
から排出され、該少なくとも1個の排出ポートは、オイ
ルの液面よりも上側に位置して、空気が該スプールの該
少なくとも1個の連絡ポートに侵入するのを阻止する燃
料噴射器用の弁制御体を提供している。
【0010】更に本発明は、供給部と、該供給部と連通
する少なくとも1個の作動ポートと、該供給部と該少な
くとも1個の作動ポートとの間で該供給部と該少なくと
も1個の作動ポートとに連通する少なくとも1個の連絡
ポートと、該少なくとも1個の連絡ポートに整合可能な
少なくとも1個の流体通路を備えたスプールと、該少な
くとも1個の作動ポートに連通すると共に該少なくとも
1個の作動ポートの上側に位置し該作動ポート内に捕獲
される空気を減少させる少なくとも1個の排出穴とを備
えた制御弁体と、中央に穴部が形成されると共に肩部を
備え、該弁制御体に裁置された増倍部と、該増倍部の中
央穴部内に摺動可能に位置するピストンと、第1端部と
第2端部と軸部とを有し、該ピストンに接触するプラン
ジャと、該プランジャの軸部の周囲に設けられ、該ピス
トンと該増倍部の該肩部との間に介装され、該ピストン
と該プランジャとを該弁制御体付近の第1の位置に付勢
する増倍スプリングと、該プランジャの該第2端部に形
成された高圧燃料室と、該高圧室と連通する燃料穴部が
形成されたノズルと、該ノズル内に位置するニードル
と、該ニードルを取り囲み該燃料穴部と連通する燃料室
とを備えたオイル作動型燃料噴射器を提供している。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
燃料噴射器について図1乃至図3に基づき説明する。図
1は燃料噴射器の全体図を示す。燃料噴射器100は弁
制御体102と、倍増器本体120とノズル140とを
有する。弁制御体102は複数の作動ポート106と連
通する入力領域(作動流体供給部)104を有する。少
なくとも1個の溝又はオリフィス(以下単に「溝」と称
す)108が、入力領域104と作動ポート106との
間で両者間に連通している。少なくとも1個(好ましく
は2個以上)の排出穴110が弁制御体102内に位置
し、排出穴110は作動ポート106に連通している。
排出穴110は作動ポート106内の作動流体内に捕獲
された空気を除去又は実質的に減少させるためのもので
ある。
【0012】スプール112は少なくとも1個の溝又は
オリフィス(以下「溝」と称す)を有し、弁制御体10
2内に摺動可能に設けられる。開コイル116と閉コイ
ル118がスプール112の両側に配置され、図示せぬ
ドライバによって励起されてスプール112を閉位置と
開位置との間で駆動させる。開位置では、スプール11
2の溝114は弁制御体102の溝108と整合し、そ
のことにより弁制御体102の入力領域104と作動ポ
ート106との間で作動流体が連通できる。
【0013】増倍器本体120は、公知の手段によって
弁制御体102に裁置される。例えばOリングのような
シール122を増倍器本体120の裁置面と弁制御体1
02との間に介装するのが好ましい。ピストン124が
増倍器本体120内に摺動可能に位置し、ピストン12
4はプランジャ126の上端に接触している。増倍スプ
リング128がプランジャ126の一部例えば軸部の周
囲に配置されると共に、スプリング128はピストン1
24と増倍器本体120の内部に形成されたフランジ又
は肩部129との間に介装されている。増倍スプリング
128はピストン124とプランジャ126とを弁制御
体102付近の第1位置に付勢している。複数の排出穴
130及び圧力開放穴132が、増倍器本体120に形
成されている。これらの穴130,132は、プランジ
ャ126付近に位置している。
【0014】チェックディスク134が、増倍器本体1
20の下方でかつ弁制御体102とは反対側に位置して
いる。チェックディスク134の上面134Aと、プラ
ンジャ126の端部126Aと、増倍器本体120の内
周壁面120Aとにより高圧室136が画成される。燃
料供給チェック弁138が、チェックディスク134内
に位置し、高圧室136と図示せぬ燃料領域とを連通さ
せる。この連通によって、プランジャ126が上昇スト
ロークにあるときに、燃料領域にある燃料が高圧室13
6に流入できる。圧力開放穴132は、プランジャ12
6が第1の位置に付勢されているときに高圧室136に
も連通するが、プランジャ126がチェックディスク1
34方向の下方に付勢されたときはこの連通は遮断され
る。チェックディスク134には高圧室136と連通す
る角度付きの燃料通路穴139が形成されている。
【0015】チェックディスク134とノズル140と
の間にはバネ収容体142が設けられる。バネ収容体1
42には、チェックディスク134の角度付き燃料通路
穴139と連通する直線状の燃料通路穴144が形成さ
れる。バネ収容体142は更に、大径部148Aと小径
部148Bとからなる中央穴148が形成されている。
バネ150とバネ座152が大径部148A内に配置さ
れ、ピン154が小径部148Bに位置している。
【0016】ノズル140には、バネ収容体142の直
線状燃料通路穴144と整合する第2の角度付き燃料通
路穴146が形成されている。ニードル156がノズル
140の中央部に配置され、スプリング150によりピ
ン154を介して下方に付勢される。燃料室158が第
2の角度付き通路通路穴146に連通して穴ニードル1
56を取り囲んで形成されている。ナット160が増倍
器本体120,チェックディスク134,ノズル14
0,バネ収容体142と螺合している。
【0017】図2は、スプール112が閉位置又はスタ
ート位置にある弁制御体102を示す。下側の排出穴1
10aは栓が施されており、排出穴110や溝108内
の空気162は排出プロセスにおいては作動ポート10
6内の作動流体よりも高い位置にある。弁制御体102
に下側の排出穴110aを形成しなくともよい。本実施
例では排出プロセスにおいて、作動ポート106の作動
流体164は上側の排出穴110bの位置まで上昇して
いる。作動流体164はスプール112の溝114内に
も達しているが、空気162が溝108の上部内や弁制
御体102の上側排出穴110b内に留まっている。か
かる構成によれば、上側の排出穴110b内の空気と溝
108の上部内の空気は作動ポート106の作動流体よ
りも高い位置にある。スプール112が閉位置にあると
きは、溝108と溝114とが合致していないために、
供給部104にある作動流体164は、作動ポート10
6には流入しない。
【0018】図3はスプール112が開位置にある弁制
御体102を示す。この状態では、弁制御体102の溝
108とスプール112の溝114が互いに合致してお
り、供給部104にある作動流体164は作動ポート1
06に流入できる。図3に示されるように、作動流体1
64が流れているときは、極少量の空気162が溝10
8内に捕獲されロックされる。従って、極少量の空気1
62は作動流体164内に捕獲される。これは、スプー
ル112が閉位置(図2)にあったときに、空気162
は作動流体164よりも高い位置にあったからである。
よって圧縮され作動流体内にとけ込む空気の量も極少量
なので、特に少量の燃料噴射の場合に噴射のばらつきを
最小限に抑えることができる。
【0019】本発明の第2の実施の形態による油圧作動
型燃料噴射制御弁について図4乃至図5に基づき説明す
る。図4は、スプール112が閉位置にある弁制御体1
02を示し、図5は、スプール112が開位置にある弁
制御体102を示す。これらの図において、排出穴11
0はインレット111を有し、それは弁制御体102の
溝108やスプール112の溝114よりも上方に位置
している。排出穴110のインレット111は、空気を
溝108や114に充満させない位置にある。これは、
排出プロセス中及びその後で、作動流体164が排出穴
110内に留まるような位置に排出穴110があるから
である。しかして空気162は溝110や114内に入
り込めない。即ち、空気164は常に溝108や114
よりも高い位置にある。
【0020】以上のことから、スプール112が閉位置
にあり、排出プロセスが開始したときは、空気162は
弁制御体102の溝108やスプール112の溝114
内には侵入できない。よって図5に示されるように、供
給側104と作動ポート106間を流れる作動流体16
4内には、捕獲された空気は存在しない。
【0021】本発明の第3の実施の形態による油圧作動
型燃料噴射弁について図6に基づき説明する。排出穴1
10にはチェック弁166が設けられる。チェック弁1
66は球(又は板又は円錐形)170を座172に着座
させる方向に付勢するためのスプリング168を有す
る。チェック弁166が設けられているので、排出穴1
10は下方を向いている。排出プロセスにおいては、作
動流体164の圧力がスプリング168のバネ力にうち
勝ち、球170が座172から離間する。このことによ
り、排出プロセスにおいては、作動流体164は排出穴
110から排出される。スプール112が開位置にきた
とき、又は排出が停止したときは、球170は座172
に着座し、空気がシステム内に侵入することはない。こ
のようにして、スプール112が閉位置にあり、排出プ
ロセスが開始したときは、空気162が溝108や11
4に侵入してロックされることは不可能となる。かかる
構成では、空気162が作動流体164に混入すること
はなく、燃料の消費に一貫性と予測性が備わり、より燃
焼効率が増す。
【0022】図7は、従来の燃料噴射器と図1乃至図3
に示される第1の実施の形態による燃料噴射器を用い、
いくつかの互いに異なるテスト圧(40バール〜240
バール)における性能試験結果を示すグラフである。線
200は、第1の実施の形態による燃料噴射器のデータ
であり、線300は、従来の燃料噴射器のデータであ
る。試験の条件を以下に示す。 1.エンジン回転数 1000RPM 2.ポンプ回転数 1000RPM 3.油温 約93℃ 4.較正流体温度 約40℃ なお、較正流体とは、
テストに用いた燃料噴射器に用いられるオイルなどの流
体である。
【0023】図7において、黒丸1と白丸2は栓をして
いない時の測定値であり、菱形1と三角2は、下側の排
出穴に栓をしたときの測定値である。図7から明らかな
ように、本実施の形態による燃料噴射器は、作動流体へ
の空気の混入を阻止していなかった従来の燃料噴射器と
比較して、いずれのテスト圧においても、性能が勝って
いることが判る。例えば本発明に関する線200は、従
来品に関する線300よりもよりリニアなデータとなっ
ており、噴射器の噴射ストロークが従来品よりも効率的
であることが判る。またいずれの圧力値においても、線
200のほうが線300よりも高い値を示しており、特
定の圧力値において本発明品のほうが従来品に比較して
燃料の供給量が多いことが判る。これは本発明のほうが
作動流体の圧力作用がより有効に機能しているからであ
る。
【0024】本実施の形態の優秀性は特に、より高い動
作圧力、例えば160バールでの性能において顕著であ
る。かかる優秀性は本実施の形態において、空気が作動
流体に混入するのを実質的に阻止していることに起因し
ており、それは弁制御体102の排出穴110の位置や
形状によって直接的にもたらされるものである。
【0025】図8乃至11は、本発明による油圧作動型
燃料噴射器と従来の燃料噴射器の性能を示すグラフであ
る。試験の条件は図7の試験条件と同じである。また図
12は、図7のグラフ中の白抜きで示される設定態様に
関するグラフを詳細に示したグラフであり、図8〜図1
1について共通のものである。図8の圧力値は60バー
ル(約2320psi)、図9の圧力値は240バール
(約3480psi)、図10の圧力値は80バール
(約1160psi)、図11の圧力値は45バール
(約580psi)である。図8乃至図11において、
実線1及び長破線2は、栓なしのデータであり、点線1
及び短破線2は、下側の排出穴に栓をした時のデータで
ある。いずれも本発明のデータが従来の噴射器のデータ
よりも勝っていることが判る。
【0026】次に動作について説明する。図示せぬドラ
イバによりまず開コイル116が励起される。励起され
た開コイル116により、スプール112がスタート位
置から開位置に移動する。開位置においては、弁制御体
102の溝108とスプール112の溝114とが合致
するので、供給部104の加圧作動流体が弁制御体10
2の作動ポート106に流入する。以下に詳述するよう
に、弁制御体102の排出穴110の位置と形状とによ
り、空気が作動流体に混入するのを防止する。
【0027】加圧作動流体がひとたび作動ポート106
に流入すると、加圧流体はピストン124とプランジャ
126とに作用する。即ち、加圧作動流体はピストン1
24とプランジャ126とを下方に押し始め、増倍スプ
リング128を圧縮する。ピストン124が下方に押さ
れると、高圧室136内の燃料がプランジャ126の端
部126Aによって圧縮される。よって圧縮された燃料
は、穴139,144,146内に強制的に送られ、ニ
ードル156を取り囲む燃料室158に至る。プランジ
ャ126が下方に押されたときに、燃料供給チェック弁
138は、燃料が供給部から高圧室136内に流入する
のを阻止する。作動ポート106内の流体圧が増加して
ゆくにつれ、ニードルスプリング148が上方に付勢さ
れるまでは、流体圧はニードルチェック弁を開くための
圧力を越えて上昇する。このとき、ノズル140の噴射
口が開き、燃料がエンジンの燃焼室内に噴射される。
【0028】噴射サイクルを終了するときは、ドライバ
が閉コイル118を励起する。閉コイル118に生じた
磁力により、スプール112は閉位置又はスタート位置
に移動して、弁制御体102の作動ポート106を閉鎖
する。即ち、溝108と溝114とはもはや整合せず、
供給部104から作動ポート106への作動流体の流れ
が遮断される。このとき、ニードルスプリング150
は、ニードル156をノズル140の燃料噴射口方向で
ある下方に付勢して噴射口が塞がれる。同様に、増倍ス
プリング128は、プランジャ126とピストン124
とを閉鎖位置又は弁制御体102付近の第1の位置に付
勢する。プランジャ126が上方に移動したとき、圧力
開放穴132は高圧室136の圧力を開放し、その結果
燃料が、燃料供給チェック弁138を介して高圧室13
6に流入可能な状態となる。そして次のサイクルでは、
燃料は高圧室136内で圧縮される。
【0029】プランジャ126とピストン124とが弁
制御体102方向に移動したとき、作動流体の排出穴1
10を通じての排出が開始される。これはピストン12
4と弁制御体102との間の隙間が狭いことに起因す
る。以下に述べるように、排出穴110は、作動ポート
106内の作動流体内に空気が捕捉されないようにまた
は空気の捕捉量を減少するために設計されている。
【0030】図2、図3に示される第1の実施の形態で
は、下側の排出穴110aには栓が施され、排出プロセ
スにおいて空気が作動流体の液面より上側に留まるよう
にしている。又は弁制御体102において下側の排出穴
110aを形成せずともよい。排出プロセスにおいて
は、作動流体は上側の排出穴110b位置まで上昇す
る。作動流体は溝114内にも充満する。システム内の
空気、例えば上側の排出穴110b内の空気や溝108
の上部にある空気は、作動流体の液面よりも上側にあ
る。スプール112が開位置となる次のサイクルでは、
溝108内に閉じこめられた空気は極少量であり、極少
量の空気が作動流体内に混入する。これは、スプール1
12が閉位置にあったときに、空気は作動流体の液面の
上側に留まっていたためである。よって捕獲され圧縮を
受け作動流体内にとけ込んだ空気は極少量なので、噴射
のばらつきを最小限に抑えることができる。
【0031】図4、図5に示される第2の実施の形態で
は、排出穴110のインレット111は、弁制御体10
2の溝108やスプール112の溝114よりも上側に
位置している。この位置関係により、排出プロセスにお
いて溝108,114が空気で満たされるのを阻止す
る。排出穴内の空気は常に溝108,114よりも上側
にのみ存在するからである。スプール112が再度開く
と、作動流体は供給部104と作動ポート106との間
を流れるが、このとき作動流体内においては捕捉された
空気は存在しない。
【0032】図6に示される第3の実施の形態では、排
出穴110にはチェック弁166が設けられ、排出プロ
セスにおいて空気がシステム内に侵入するのを阻止す
る。スプール112が閉位置にあり排出プロセスが開始
されると、空気の侵入が不可能となり、溝108,11
4内で空気がロックされることがなく、そのため作動流
体内への空気の混入がなく、燃料消費がより効率的とな
る。
【0033】本発明による油圧作動型燃料噴射器は上述
した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載し
た範囲で種々の変形や改良が可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は機械的又は電気的な制御による
油圧作動型燃料噴射器において、燃料噴射過程において
オイル等の作動流体内への空気の混入を減少又は防止で
きる。本発明の油圧作動型燃料噴射器は更に、スプール
又は弁制御体自体の溝又はオリフィスのみならず弁制御
体内での空気の捕獲が生じない。更に本発明の油圧作動
型燃料噴射器は、低燃料量における噴射のばらつきを減
少でき、油圧の全範囲において燃料噴射器の信頼性を向
上することができる。このことにより、低燃料量の噴射
であっても燃料消費効率の向上をもたらすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による燃料噴射器の
全体を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態による燃料噴射器を
示す断面図であり、特にスプールが閉位置にある弁制御
体を示す。
【図3】本発明の第1の実施の形態による燃料噴射器を
示す断面図であり、特にスプールが開位置にある弁制御
体を示す。
【図4】本発明の第2の実施の形態による燃料噴射器を
示す断面図であり、特にスプールが閉位置にある弁制御
体を示す。
【図5】本発明の第2の実施の形態による燃料噴射器を
示す断面図であり、特にスプールが開位置にある弁制御
体を示す。
【図6】本発明の第3の実施の形態による燃料噴射器の
弁制御体を示す断面図。
【図7】従来の燃料噴射器と第1の実施の形態による燃
料噴射器の性能試験結果を示すグラフ。
【図8】圧力値が160バールのときの本発明による燃
料噴射器と従来の燃料噴射器の性能試験結果を示すグラ
フ。
【図9】圧力値が240バールのときの本発明による燃
料噴射器と従来の燃料噴射器の性能試験結果を示すグラ
フ。
【図10】圧力値が80バールのときの本発明による燃
料噴射器と従来の燃料噴射器の性能試験結果を示すグラ
フ。
【図11】圧力値が45バールのときの本発明による燃
料噴射器と従来の燃料噴射器の性能試験結果を示すグラ
フ。
【図12】図8〜図11のグラフについて共通の条件を
示すグラフ。
【図13】従来の燃料噴射器を示す断面図であり、特に
スプールが閉位置にある弁制御体を示す。
【図14】従来の燃料噴射器を示す断面図であり、特に
スプールが開位置にある弁制御体を示す。
【符号の説明】
100 燃料噴射器 102 弁制御体 104 入力領域(供給部) 106 作動ポート 108,114 溝 110 排出穴 111 インレット 112 スプール 116 開コイル 118 閉コイル 120 倍増器本体 124 ピストン 126 プランジャ 128 増倍スプリング 130 排出穴 132 圧力開放穴 134 チェックディスク 136 高圧室 138 燃料供給チェック弁 139,144,146 燃料通路穴 140 ノズル 142 バネ収容体 148 ニードルスプリング 150 ニードルスプリング 156 ニードル 156 穴ニードル 166 チェック弁 168 スプリング 170 球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バーンド ニッチハマー アメリカ合衆国、サウスカロライナ州 29016、ブライスウッド、フォックスヒル ドライブ 116番地 Fターム(参考) 3G066 AA07 AC08 AD12 BA37 CA39T CC06T CC08T CC14 CC34 CC63 CE12 CE22 CE34

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体供給部と、 該供給部に連通可能に設けられ、燃料噴射器の増倍室に
    作動流体を供給するための作動ポートと、 該供給部と該作動ポートに連通する少なくとも1個の連
    通ポートと、 該作動ポートに連通し、空気が該作動ポート内に侵入し
    て作動流体に混入するのを防止する少なくとも1個の排
    出穴とを備えたことを特徴とする燃料噴射器用の弁制御
    体。
  2. 【請求項2】 該少なくとも1個の排出穴は、該作動ポ
    ートの上側に位置する少なくとも1個の上側排出口を有
    することを特徴とする請求項1記載の弁制御体。
  3. 【請求項3】 該少なくとも1個の排出穴は、該作動流
    体の液面の下側に位置する少なくとも1個の下側排出口
    を有し、該下側排出口から作動流体が排出されるのを阻
    止するために該少なくとも1個の下側排出口には栓が施
    されていることを特徴とする請求項2記載の弁制御体。
  4. 【請求項4】 該少なくとも1個の排出穴はインレット
    を有し、該インレットは該少なくとも1個の連通ポート
    よりも上側に位置していることを特徴とする請求項1記
    載の弁制御体。
  5. 【請求項5】 該作動流体は、該少なくとも1個の排出
    穴内に留まり、空気が作動ポート内に侵入して作動流体
    に混入するのを防止することを特徴とする請求項4記載
    の弁制御体。
  6. 【請求項6】 該少なくとも1個の排出穴には、該作動
    流体をドレイン側に排出させるが空気の作動ポート内へ
    の侵入を阻止するチェック弁が備えられていることを特
    徴とする請求項1記載の弁制御体。
  7. 【請求項7】 該チェック弁は球形又は板状又は円錐形
    状のいずれかの形状をなす弁体と、該少なくとも1個の
    排出穴内に位置する弁座方向に該弁体を付勢するための
    スプリングを有することを特徴とする請求項6記載の弁
    制御体。
  8. 【請求項8】 該少なくとも1個の排出穴は下方に向い
    ていることを特徴とする請求項6記載の弁制御体。
  9. 【請求項9】 該少なくとも1個の連通ポートは2個ま
    たはそれ以上の個数であることを特徴とする請求項1記
    載の弁制御体。
  10. 【請求項10】 該少なくとも1個の連通ポートは、オ
    リフィス又は溝のいずれかであることを特徴とする請求
    項1記載の弁制御体。
  11. 【請求項11】 スプールが更に設けられ、該スプール
    は少なくとも1個の連絡ポートを有し、該スプールは第
    1の位置と第2の位置との間を摺動可能に設けられ、該
    スプールの該少なくとも1個の連絡ポートと該少なくと
    も1個の連通ポートとは、該スプールが該第1の位置に
    ある時に互いに整合し、該少なくとも1個の排出穴は、
    該スプールの該少なくとも1個の連絡ポートに空気が侵
    入するのを阻止することを特徴とする請求項1記載の弁
    制御体。
  12. 【請求項12】 該スプールの該少なくとも1個の連絡
    ポートは、溝又はオリフィスのいずれかにより形成さ
    れ、空気が該スプールの溝又はオリフィス内でロックす
    るのが阻止されることを特徴とする請求項11記載の弁
    制御体。
  13. 【請求項13】 該少なくとも1個の連絡ポートは2個
    又はそれ以上の個数であることを特徴とする請求項11
    記載の弁制御体。
  14. 【請求項14】 オイル供給部と、 該オイル供給部と連通し、該オイル供給部と燃料噴射器
    の増倍室との間でオイルを搬送する少なくとも1個のポ
    ートと、 少なくとも1個の連通ポートを表面に形成し、該少なく
    とも1個の連通ポートにより該少なくとも1個のポート
    と該オイル供給部との間に流路を提供する開口部と、 該開口部内に位置し、第1の位置と第2の位置との間で
    摺動可能であるスプールと、 オイルを排出するための少なくとも1個の排出ポートと
    を備え、 該スプールは少なくとも1個の連絡ポートを有し、該ス
    プールが該第1の位置にあるときは、該開口部の該少な
    くとも1個の連通ポートが該少なくとも1個の連絡ポー
    トに整合し、該スプールが該第2の位置にあるときにオ
    イルが該排出ポートから排出され、該少なくとも1個の
    排出ポートは、オイルの液面よりも上側に位置して、空
    気が該スプールの該少なくとも1個の連絡ポートに侵入
    するのを阻止することを特徴とする燃料噴射器用の弁制
    御体。
  15. 【請求項15】 該少なくとも1個の排出ポートは、該
    スプールの少なくとも1個の連絡ポートや該開口部より
    も上側に位置するインレットを有することを特徴とする
    請求項14記載の弁制御体。
  16. 【請求項16】 該少なくとも1個の排出ポートの該イ
    ンレットには、チェック弁が設けられていることを特徴
    とする請求項14記載の弁制御体。
  17. 【請求項17】 該チェック弁は球形又は板状又は円錐
    形状のいずれかの形状をなす弁体と、該オイルを排出し
    た後に該少なくとも1個の排出穴内に位置する弁座に該
    弁体を着座付勢するためのスプリングを有することを特
    徴とする請求項15記載の弁制御体。
  18. 【請求項18】 該少なくとも1個の排出穴は、上側の
    組をなす排出穴と下側の組をなす排出穴とを有し、該上
    側組の排出穴はオイルの上側に位置し、該下側組の排出
    穴は栓がされていることを特徴とする請求項14記載の
    弁制御体。
  19. 【請求項19】 該開口部及び該スプールの該少なくと
    も1個の連絡ポートは、溝又はオリフィスであることを
    特徴とする請求項14記載の弁制御体。
  20. 【請求項20】 供給部と、該供給部と連通する少なく
    とも1個の作動ポートと、該供給部と該少なくとも1個
    の作動ポートとの間で該供給部と該少なくとも1個の作
    動ポートとに連通する少なくとも1個の連絡ポートと、
    該少なくとも1個の連絡ポートに整合可能な少なくとも
    1個の流体通路を備えたスプールと、該少なくとも1個
    の作動ポートに連通すると共に該少なくとも1個の作動
    ポートの上側に位置し該作動ポート内に捕獲される空気
    を減少させる少なくとも1個の排出穴とを備えた制御弁
    体と、 中央に穴部が形成されると共に肩部を備え、該弁制御体
    に裁置された増倍部と、 該増倍部の中央穴部内に摺動可能に位置するピストン
    と、 第1端部と第2端部と軸部とを有し、該ピストンに接触
    するプランジャと、 該プランジャの軸部の周囲に設けられ、該ピストンと該
    増倍部の該肩部との間に介装され、該ピストンと該プラ
    ンジャとを該弁制御体付近の第1の位置に付勢する増倍
    スプリングと、 該プランジャの該第2端部に形成された高圧燃料室と、 該高圧室と連通する燃料穴部が形成されたノズルと、 該ノズル内に位置するニードルと、 該ニードルを取り囲み該燃料穴部と連通する燃料室とを
    備えたことを特徴とするオイル作動型燃料噴射器。
  21. 【請求項21】 該少なくとも1個の排出穴は、該スプ
    ールの該少なくとも1個の流体通路の上側に位置するイ
    ンレットを有することを特徴とする請求項20記載の燃
    料噴射器。
  22. 【請求項22】 該少なくとも1個の排出穴には作動流
    体が保持されて、該少なくとも1個の作動ポートに空気
    が侵入して作動流体に混入するのを阻止していることを
    特徴とする請求項20記載の燃料噴射器。
  23. 【請求項23】 該少なくとも1個の排出穴には、該作
    動流体をドレイン側に排出させるが空気の作動ポート内
    への侵入を阻止するチェック弁が備えられていることを
    特徴とする請求項21記載の燃料噴射器。
  24. 【請求項24】 該少なくとも1個の排出穴は、上側の
    組をなす排出穴と下側の組をなす排出穴とを有し、該上
    側組の排出穴は該少なくとも1個の作動ポート内のオイ
    ルの上側に位置し、該下側組の排出穴は栓がされている
    ことを特徴とする請求項20記載の燃料噴射器。
  25. 【請求項25】 該増倍部の下側で該弁制御体から離間
    した位置にはチェックディスクが設けられ、該チェック
    ディスクの上側面と該プランジャの第2端部と増倍部の
    内周壁との組合せにより該高圧室が画成され、該ノズル
    の燃料穴部に連通して燃料ボアが形成されていることを
    特徴とする請求項20記載の燃料噴射器。
  26. 【請求項26】 該チェックディスク内には燃料供給チ
    ェック弁が設けられており、該燃料供給チェック弁は、
    該プランジャの上昇行程において該高圧室と燃料領域と
    を連通させることを特徴とする請求項25記載の燃料噴
    射器。
  27. 【請求項27】 該ノズルと該チェックディスクとの間
    にはスプリング収容部が設けられ、該スプリング収容部
    は該ニードルと接触して付勢するスプリングが設けられ
    ていることを特徴とする請求項26記載の燃料噴射器。
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