JP2002327513A - 長尺部材 - Google Patents

長尺部材

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JP2002327513A
JP2002327513A JP2001135488A JP2001135488A JP2002327513A JP 2002327513 A JP2002327513 A JP 2002327513A JP 2001135488 A JP2001135488 A JP 2001135488A JP 2001135488 A JP2001135488 A JP 2001135488A JP 2002327513 A JP2002327513 A JP 2002327513A
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Kiyoshi Yamamoto
山本清
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OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
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OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】嵌合などの手段を用いて組立て、連結及び取付
作業を容易且つ迅速に行え、しかも機能と用途の多様化
に対応できる長尺部材を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明の長尺部材は、基本的に嵌合孔11
aを有する背板12とその両側の側板11、13及び開
口部14で形成した長尺型材1と、長尺型材1で囲まれ
た空間の投影面の形状と実質的に同一の形状を有る節面
材2とからなる。前記節面材2の端辺21、23及び2
2には、それぞれ嵌合片21a、23a(テーパー状)
及び22aを突設した。そして、前記長尺型材1には、
前記嵌合片と前記嵌合孔とを挿嵌して長尺型材1の軸方
向と直交して前記節面材2を所定間隔をおいて取付け得
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木、建築工事に
用いられる柱、梁、桁等に好適な長尺部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び本発明が解決しようとする課題】従
来、土木や建築工事に用いられる梁、桁や柱等は、断面
がH字型、I字型、コ字型、又はパイプ状、円管状等の
中空状に形成する長尺部材である場合が多い。一例とし
て、複数のコ字型鋼を上下の平行なフランジと平行して
並列して、前記フランジと直交する方向に梁などの中間
材を用いて連結する場合には、隣合うフランジ同士に孔
を開けてボルト・を用いて連結するか、前記中間材をフ
ランジの対応する場所に合わせて溶接する、などの方法
を用いて施工していた
【0003】しかし、上記従来の技術は、何れも構造物
を支えるための強度に主眼が置かれ、構造部材同士の連
結、或いは別の部材や物体の取付において、一般に別途
の専用連結や接合金物を介して、ボルト、溶接等の別工
程で行う必要があり、しかも面倒や煩雑な作業に伴うも
のであるため、施工期間の長期化やコストの増大を招く
という問題があった。また、工事現場のさまざまな状況
や用途に、簡易で対応可能な長尺部材の開発も切望され
ている。
【0004】更に、最近、厚めっきを薄板鋼板のライン
に組み込んだ製品が一部の鉄鋼メーカー等によって開発
され、従来は、鋼板を成形加工した後、めっきを施して
いたものが、薄板生産工程でめっきされた鋼板が提供さ
れるようになり、厚さ1〜6ミリメートルの厚めっきさ
れた薄板鋼板をそのまま加工しても、切断端面も充分に
防錆効果があることが実証された。前記厚めっき鋼板の
唯一の欠点は、亜鉛などのメッキ材料がガスや煙を出
し、作業環境を悪くするので、従来のように溶接が簡単
に行えない点にあり、‘かしめる’ことにより連結した
り、ボルト・ナットを用いて連結する方法が多用される
ようになった。
【0005】
【本発明の目的】そこで、本発明は上記したような従来
の問題点を解決するためになされたもので、嵌合などの
手段を用いて組立て、連結及び取付作業を容易且つ迅速
に行え、しかも種々の機能と用途に対応できる長尺部材
を提供することを目的とする。また、本発明は、従来、
構造部材としてはH型鋼・大断面のC型鋼などの重量鉄
骨を溶接や多数のボルト・ナットなどを用いて構築して
いた分野の一部を、薄板めっき鋼板で代替することによ
り建造物の軽量化を計ると共に、防錆塗装の手間を省略
し、建造物の軽量化、延いては基礎工事の簡素化、有効
空間の拡大、メンテナンスフリーなどにより、経済性の
高い建造物を提供することを一つの課題としている。な
お、本発明の長尺部材は、前記の亜鉛めっき鋼板に限定
されるものでなく、薄板鋼板による汎用用途、アルミニ
ウムの引抜き型材、硬質プラスチック押出製品などにも
適用可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の請求項1は、背板とその両側の側
板及び開口部で形成した長尺型材と、長尺型材で囲まれ
た空間の投影面の形状と実質的に同一の形状を有する節
面材とを備え、前記長尺型材には、嵌合手段を介して長
尺型材の軸方向と直交して前記節面材を所定間隔をおい
て取付け得るように構成した、長尺部材である。また、
本発明の請求項2は、背板とその両側の側板及び開口部
で形成した長尺型材の一対をその背板を対面させて組合
わせ、長尺型材でそれぞれ囲まれた空間の投影面の形状
と実質的に同一の形状を有する節面材の一対とを備え、
節面材間には、節面材の一辺より短い幅を有する連結片
を配設し、長尺型材の背板には、節面材及び連結片を差
し込める程度の寸法を有する連結孔を穿設し、少なくと
も前記連結孔を介して長尺型材の軸方向と直交して前記
節面材を所定間隔をおいて取付け得るように構成した、
長尺部材である。また、本発明の請求項3は、背板とそ
の両側の側板及び開口部で形成した長尺型材の一対をそ
の開口部を対面させて組合わせ、長尺型材で囲まれた閉
空間の投影面の形状と実質的に同一の形状を有する節面
材とを備え、長尺型材の背板には、節面材を挿入できる
程度の寸法を有する挿入孔を開設し、少なくとも前記挿
入孔を介して長尺型材の軸方向と直交して前記節面材を
所定間隔をおいて取付け得るように構成した、長尺部材
である。また、本発明の請求項4は、背板と折曲縁及び
開口部で形成した長尺型材と、複数の長尺型材で囲む予
定の閉空間の投影面の形状と実質的に同一の形状を有す
る節面材とを備え、節面材には、少なくとも予め折曲縁
挿入溝を形成し、この折曲縁挿入溝に前記長尺型材の折
曲縁を挿入し得るように構成した、長尺部材である。更
に、本発明の請求項5は、背板とその両側の側板と折曲
縁並びに開口部で形成した長尺型材と、複数の長尺型材
で囲む予定の閉空間の投影面の形状と実質的に同一の形
状を有する節面材とを備え、節面材には、少なくとも予
め折曲縁挿入溝を形成し、この折曲縁挿入溝に前記長尺
型材の折曲縁を挿入し得るように構成した、長尺部材で
ある。
【0007】ここで、請求項1又は請求項2に記載のい
ずれかの長尺部材において、節面材の少なくともその一
辺には、節面材と直交して接触板を配置し、前記接触板
に嵌合溝を凹設したことが特徴である。また、請求項
1、2、3に記載のいずれかの長尺部材において、長尺
型材の両側板には、側板に対して垂直方向に折曲縁を設
け、且つ前記折曲縁間に開口部を形成すると共に、前記
折曲縁に節面材を挿入するための挿入孔を開設したこと
が特徴である。また、請求項1、2、3に記載のいずれ
かの長尺部材において、節面材には、節面材の一辺より
短い幅を有する連結片を介して取付部材を付設し、長尺
型材の背板には、前記取付部材を挿入するための挿入孔
を開設し、この挿入孔に前記取付部材を貫通させて長尺
型材の軸方向と直交する方向へ突設したことが特徴であ
る。また、取付部材には、貫通孔を開設したことが特徴
である。また、節面材には、貫通孔を開設したことが特
徴である。更に複数の節面材には、同一位置に同一形状
の貫通孔を開設すると共に、前記貫通孔に挿嵌した棒状
材又は線材によって前記複数の節面材を予め一体化した
ことが特徴である。
【0008】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。
【0009】<イ>基本構成 本発明の長尺部材は、背板とその両側の側板及び開口部
で形成した長尺型材1と、前記長尺型材1で囲まれた空
間の投影面の形状と実質的に同一の形状を有する節面材
2とからなり、この二つの部材間にそれぞれ嵌合孔と嵌
合片(嵌合手段)を介装して全体を一体化したものであ
る。ここで、前記長尺型材2は、亜鉛めっき鋼板を、ロ
ールフォーミング成形で形成することができる。また、
必要に応じて、アルミ、プラスチックなどの押出成形品
や引抜成形品の使用も可能である。アルミ、プラスチッ
クは溶接が難しいが、反面、複雑な断面形状が形成し易
いので、複合化し易いというメリットがある。
【0010】
【第1実施例】図1に本発明に係る長尺部材の第1実施
例の概略斜視図を示す。以下各部について詳述する。
【0011】<イ>長尺型材 長尺型材1は、背板12と、その両側の側板11、13
及び開口部14で形成しており、少なくとも3面を有す
る部材である。ここで、長尺とは、部材の幅より長い程
度をいう(以後も同様)。例えば、厚みが0.5〜2.
5mm程度の亜鉛めっき薄鋼板をロールフォーミング機
械で、長手方向に沿って折り曲げ又は/及び湾曲させて
横断面をコ字型に成形して前記長尺型材1を製造する。
前記側板11、背板12、側板13には、それぞれ長尺
方向に、所定間隔をおいて、嵌合孔11a、12a及び
13aを開設しておく。嵌合孔11aなどの形状や寸法
は、必要な強度や取付け等の条件に応じて、適宜設計す
ることができる。
【0012】<ロ>節面材 節面材2は、基本的に上記長尺型材1で囲まれる空間の
投影面と実質的に同一の形状を有する板状部材である。
ここで、実質的に同一の形状とは、完全に全く隙間なく
同一である必要はなく、実用的に同一形状であればよ
い。(以後も同様)。例えば、必要に応じて、節面材2
の隅部には、略円弧状の切欠(丸み)が、形成されても
よい。また、この形成材料としては、厚みが1.0〜
4.0mm程度の鋼板、アルミ板等の金属製、又は/及
びプラスチック等の樹脂製板を使用することができる。
節面材2の各辺、例えば、上記側板11、13と背板1
2に当接する端片21、22、23には、上記嵌合孔の
形状や寸法とほぼ合致する嵌合片21a、22a、23
aを突設しておく。そして、嵌合片21a、22a及び
23aを、夫々対応する前記嵌合孔11a、12a及び
13aに嵌合することで、節面材2を「竹の節」のよう
に、長尺型材1の軸方向と直交して長尺型材1に一体に
取付ける。
【0013】なお、上記長尺型材1と節面材2を薄厚鋼
板などの弾性に富む材料を用いると、長尺型材1の内面
一杯の形状の節面材2を使用可能となる。特に、長尺型
材1が開口部14を有し、完結した筒状でなく、半筒状
であるので、弾性を利用して取り付け易い。
【0014】そして、節面材2は、長尺型材1の背板1
2、側板11、13にピッタリ内嵌するのが望ましい。
一例として、節面材2の端辺21、23には、挿入又は
差し込む方向に沿って、横断面積を漸減とするテーパー
状の嵌合片21a、23aを設けておく。これによっ
て、上記嵌合が容易且つ確実になる。
【0015】<ハ>作用 こうして、複数の「竹の節」状の節面材を所定の間隔で
長尺型材に嵌合することによって、長尺部材は、曲げや
座屈強度等の力学特性が効果的に改善されるだけではな
く、節面材が支持部材や止め治具等として働くため、例
えば、複数の前記長尺部材を横方向に連結する場合、節
面材に横方向の連結用部材等を直接架設するだけで、ボ
ルト・ナットや止めピンなどなしでも、連結や取付作業
を行うことができ、施工性が向上できるものである。
【0016】
【第2実施例】<イ>折曲縁 実施例2において、長尺型材1の両側板11、13に
は、図2(b)に示すように、折曲縁15、16を設け
る。折曲縁15、16は、側板11、13を長尺方向に
沿って折り曲げ又は/及び湾曲させて形成してもよい
が、必要に応じて、別の板状材を取付けて構成すること
もできる。
【0017】<ロ>挿入孔 折曲縁15、16には、節面材2の一辺を挿入、又は/
及び当接させるための挿入孔15a、16aを開設して
おく。挿入孔15a、16aの幅と厚さは、例えば、前
記節面材2の一辺24を当接するように、適宜決定すれ
ばよい。なお、図2(a)に示すように、本実施例で
は、第1実施例に対して、節面材2の端辺21、22、
23の三つの辺片だけでなく、四つ目の端辺24にも、
前記挿入孔15a、16aに合致する2個の嵌合片24
a、24aが形成されている。
【0018】<ハ>作用 まず、図3に基づいて、長尺型材1に節面材2を取付け
る方法について説明すると、図3(a)のように、前記
節面材2を長尺型材1の側板11、13と平行して、開
口部14に差し込む。この差し込みは、例えば、嵌合片
22aを背板12に当接させるまでに行う。次に、図3
(b)のように、長尺型材1内に差し込んだ節面材2を
斜めにして長尺型材1の軸方向と直交するように回転し
ながら、前記嵌合片と嵌合孔片を介して長尺型材1に取
り付けて固着する。この際、節面材2、又は長尺型材1
の弾性を利用することで、上記嵌合や取り付けが可能で
ある。上記のようにして、折曲縁と挿入孔を付設するこ
とにより、第1実施例の作用効果に加えて、折曲縁がリ
ブとして働くため、より大きな断面ニ次モーメントを得
られると同時に、少なくとも挿入孔の下面が節面材の一
辺を当接するため、長尺型材と節面材との一体化をより
向上させることができる。
【0019】
【第3実施例】<イ>連結片 図4は、第3実施例を示すものである。同図に示すよう
に、節面材2の一辺の中央部には、連結片25を突設す
る。この連結片25は、例えば、横断面が節面材2の形
状と同一とし、その幅が節面材2の一辺より短く、且つ
挿入孔12aの幅よりやや狭くして形成する。こうし
て、挿入孔12aの下辺に連結片25を当接させること
で、連結片25と一体した下記取付部材26を支持す
る。
【0020】<ロ>取付部材 上記連結片25の先端には、取付部材26を一体に付設
しておく。例えば、前記取付部材26は、幅と厚さが節
面材2の幅と厚さと同一であるが、奥行きが節面材2よ
り狭くして構成する。なお、必要に応じて、節面材2と
別の板状材を使用して取付部材26を形成してもよい。
【0021】<ハ>挿入孔 長尺型材1の背板12には、長尺方向に沿って、前記取
付部材26を挿入し、且つ前記連結片25を当接できる
程度の挿入孔12aを開設しておく。例えば、挿入孔1
2aは、長尺方向の高さが前記取付部材26の幅とほぼ
同一とし、短尺方向の幅が前記連結片25よりやや広く
して構成すればよい。なお、前記挿入孔12aは、背板
12に所定の間隔で設けることはできる。
【0022】<ニ>作用 まず、図5(a)と(b)に基づいて、長尺型材1に節
面材2を取付ける方法について説明すると、連結片25
を介して取付部材26を付設した節面材2を側板11、
13(長尺型材1)と平行して、挿入孔12aに挿入す
る。この挿入作業は、取付部材26を挿入孔12aを外
側へ貫通させて、連結片25を当接させるまでに行う。
次に、図5(b)に示すように、節面材2を長尺型材の
軸方向と直交するように回転しながら、例えば、第1実
施例で前述した嵌合片21aを嵌合片11に嵌合させる
と同時に、連結片2の一面(下面)を挿入孔12aの下
面に当接させる。 そして、約90度回転したら、節面
材2の取付けが完了する。
【0023】上記のようにして、節面材2と一体した取
付部材26を長尺型材1の外側へ突設することにより、
第1実施例の作用効果に加えて、取付部材26が少なく
とも節面材2と同様に、止め治具として働くため、種々
の用途と対応が可能となる。例えば、この実施例の長尺
部材を建築物の外壁の間柱として使用する場合、外壁に
別の支持部材や固定治具などを増設することなく、取付
部材26が、看板など他の物体を直接支持するか、又は
連結することができ、施工性等が良い。
【0024】
【第4実施例】<イ>貫通孔 第4実施例において、図6に示すように、節面材2、取
付部材26には、第2、3実施例に対して、円形の貫通
孔27がそれぞれ開設されている。例えば、節面材2に
開設した共通する貫通孔27に、長尺連結棒材を差し込
むと、節面材2同士の連結が容易に外れることなく、前
記長尺連結棒材も、別の部材との連結や取付に対応が可
能である。また、貫通孔27に丁度内嵌する太さのパイ
プを連結棒材として用いると、節面材2の連結、そして
長尺部材は更に強固になる。
【0025】その一方で、取付部材26は、第2実施例
に対して、その一辺(前辺)が略半円形に、且つ節面材
2の幅よりかなり狭く形成される。そして、前記略半円
形の取付部材26には、節面材2と同様に、貫通孔27
を設けておく。前記貫通孔27には、第3実施例の作用
効果に加えて、一例として、外壁に配設する予定の雨水
排出用配管などを直接差し込んで取付けることができる
ので、施工が容易で、工期や工費を低減させることも可
能である。
【0026】なお、本実施例において、長尺型材の折曲
縁15、16には、前記節面材2の一辺、例えば、端片
22を挿入できる程度の寸法を有する挿入孔15a、1
6aを開設しておく。そして、前記節面材2を、長尺型
材1の軸方向と直交して挿入孔15a、16aに挿入し
て、長尺型材1に取付ければよい。また本実施例におい
て、連結片25は、幅が、前記略半円形の取付部材26
の幅より少し狭くしており、その先端面の両側に極小な
突起28を形成しておく。この突起28によって、取付
部材26、又は節面材2のすり抜けを確実に防止するこ
とができる。
【0027】
【第5実施例】<イ>長尺型材 上記長尺型材1には、第1、2、3、4実施例に示すよ
うな嵌合孔を設けるだけでなく、例えば、図7(a)に
示される第5実施例は、嵌合突起(嵌合手段)が形成さ
れた例である。この例として、長尺型材1の側板11、
13には、所定間隔をおいて、複数の嵌合突起11a、
13aを長尺型材1の内側へ突設される。前記突起11
a、13aは、例えば、アルミニウム押出材を長尺型材
1の内側へ打出して形成することが出来る。
【0028】<ロ>接触板 また、上記節面材2は、第1、2、3、4実施例に示す
ような直材だけでなく、折り曲げ又は/及び湾曲させた
形状の異形断面に形成しても良い。鋼板をプレス加工で
屈折してもよいし、又、アルミニウムの引抜生産や合成
樹脂の押出生産等を用いて、両縁に屈折した形状の接触
板3a、3bを付設した断面形状がコ字状の節面材3を
形成することもできる。
【0029】<ハ>嵌合溝 例えば、図7(b)に示すように、アルミニウムの引抜
きによる節面材3の成型時に、接触板3a、3bの中央
部に嵌合溝3a1、3b1を、前記嵌合突起11a、1
3aと嵌合するように形成することもできる。
【0030】なお、前記節面材3の奥行幅は、特に限定
されたものではない。例えば、図7(b)と図8(b)
は、節面材3の約半分を長尺型材1の外側へ突設するよ
うに、その奥行幅を長くした場合を示すものである。
【0031】<ニ>長尺部材と作用 図8に示すように、第1、2、3、4実施例に比べて、
長尺型材の側板11、13と節面材の接触板3a、3b
に、より寸法が大きく、又は嵌合(接触)面積が大きい
複数の嵌合突起11aと嵌合溝3a1等の対を設けてお
き、これらの嵌合突起と嵌合溝(嵌合手段)を介して、
横方向から、節面材を長尺部材に挿し込むことで、長尺
部材が形成される。また、必要に応じて、図8(c)に
示すように、更に別の長尺型材1を横方向から、節面材
3に挿し込んで完結した筒状の長尺部材を形成してもよ
い。
【0032】そして、長尺型材1に丁度内嵌する幅の節
面材3を用いると、前記接触板3a、3bと長尺型材1
の側板11、13との間に大きな摩擦力が発生させるこ
とにより、節面材3と長尺型材1とをより強固に一体化
することができる。
【0033】
【発明の実施の形態2】実施形態1では、単一の長尺型
材1を使用して長尺部材を形成する場合を示したが、例
えば、少なくとも一対の長尺型材1を長尺方向と平行し
て組合わせて長尺部材を製造する場合が考えられる。
【0034】
【第1実施例】<イ>背板の対面 第1実施例は、図9に示すように、基本的に、前述した
実施形態1と同様な構成を有する長尺型材1の一対をそ
の背板12、12を対面させて組合わせ、複合断面形状
の長尺部材を形成した例である。前記長尺部材には、前
記複合断面形状と実質的に同一の形状を有し、且つその
端辺に図示しない嵌合片を突設した、複合節面材6を嵌
合しておく。なお、複合節面材6は、同図の拡大図に示
すように、基本的に、前述実施形態1と同様な構造を有
する二つの節面材本体6aを連結して形成する。また、
同様に、前記節面材本体6aには、必要に応じて、貫通
孔6b、6bを開設しておく。更に、前記嵌合片に対応
する嵌合孔(図示せず)を開設しても良い。
【0035】<ロ>連結片 前記節面材本体6a、6a間には、連結片6cを設け
て、共通する節面材本体6a、6aを一体にしておく。
連結片6cの幅は、少なくとも節面材6の長辺より狭
く、且つ下記連結孔12bの幅とよりほぼ同一とする。
また、連結片6c両側には、挟持溝6dが形成される。
そして、前記連結片6cを、連結孔12bに挿入し、略
90度回転させることで当接させると同時に、前記挟持
溝6dによって、複数の箇所で背板12、12を挟持す
ることにより二本の長尺型材を一体化させることができ
る(図9)。なお、本実施例の複合節面材6は、連結片
6cの幅を上記連結孔12bの幅と同一にすることによ
り、又、挟持溝6dの幅を二枚の背板12、12の厚さ
と同一にすることにより、二枚の背板12、12を強く
挟持することにより、二本の長尺型材1、1を接着など
によらずに確りと複合することが可能である。二枚の背
板間に接着剤等を用いて接合をより強固にすることも可
能である。
【0036】<ハ>連結孔 一対の長尺型材1の背板12、12には、共通する連結
孔12b、12bを穿設しておく。前記共通する連結孔
12b、12bは、例えば、実施形態1における第3実
施例の挿入孔12aと同様な構成とすれば良い。また、
必要に応じて、挿入孔12aの長さより短くしても良
い。
【0037】<ニ>作用 一対の長尺型材1、1への一体化した節面材6の取付け
は、図示省略するが、基本的に、前述実施形態1におけ
る第2又は第3実施例と同様な手順で、即ち図3又は図
5に示すように、先ず一方の複合節面材6を立設して連
結孔12bに貫通させる。その後、約90度横倒して連
結片6cを前記連結孔12bの一辺(下辺)に当接させ
る。そして、前記取付けの作業が完成する。
【0038】即ち図9に示すように、二本の長尺型材
1、1をその背板12、12同士を密着させて重ね合わ
せ、連結片6c両側に挟持溝6dを持つ複合節面材6
を、二枚の背板12、12の共通する連結孔12bに連
結片6cの箇所まで差し込み、その段階で略90度横方
向に回転して、前記挟持溝6dで二枚の背板12、12
を挟持する。複数の箇所で同様な操作を繰り返して行う
ことで、2本の長尺型材1、1を複合すると同時に、所
定間隔でそれぞれの長尺型材自体を補強し、強度の大き
な長尺部材を形成する。こうして、複合断面形状の長尺
部材を形成することにより、前述実施形態1の作用効果
に加えて、例えば、構造部材として必要な曲げ耐力など
の構造強度を更に増大させると同時に、両側の長尺型材
に共通する二枚の節面材本体を用いることで、少なくと
も前記長尺部材の両側面に別の横方向の部材を係止する
か、又は連結することができるため、その用途を更に拡
大することができる。更に、貫通孔には、鋼製丸棒を貫
通して補強兼複合節面材の回転防止、とすることも可能
である。
【0039】
【第2実施例】<イ>折曲縁 第2実施例は、図10に示すように、第1実施例に対し
て、長尺型材1、1の側板11、13の対に、それぞれ
一対の折曲縁15、16が設けられた例である。前記折
曲縁15、16は、基本的に前述実施形態1における第
2、4実施例と同様な構成を有するものである。前記折
曲縁15、16間の開口部14は、複合節面材6を開口
部と平行に寝かせた状態で挿入できればよいので幅は狭
くてもよい。上記長尺型材1、1の背板12、12に
は、複合節面材6を幅方向に挿通できる連結孔6bを開
設しておく。上記一方の開口部14から挿し込んだ複合
節面材6の挟持溝6dが、連結孔6bに達した段階で複
合節面材6を略90度回転させて、複合節面材6を二本
の長尺型材1、1の内面に内嵌させる。
【0040】複合節面材6を構成する二枚の本体6aを
それぞれの長尺型材1、1に強く内嵌させることで、形
成される長尺部材を確りしてものとすることができる。
同時に、挟持溝6dの幅を二本の長尺型材の背板の厚さ
に和と同じに設計することにより、挟持溝で二枚の背板
を強く挟持させる。二本の長尺型材1、1の結合を安定
化させる意味では、二本の本体の背板12、12の間に
両面接着シートを挟設するなどの補助手段も有効であ
る。
【0041】又、複合節面材の二個の本体6a、6aの
間の連結片6cの幅を、二枚の背板12、12に設けた
連結孔6bの厚さと幅に合致させておき、回転、内嵌さ
せる場合に強く嵌合させるなどの方法も選択できる。図
10(c)に例示するように、複合節面材6の両縁それ
ぞれに、二本の折曲縁(又は屈折縁)15、16間に形
成される開口部14の幅方向に内嵌する嵌合縁6eを付
設しておいて、開口部14の両縁の折曲縁15、16間
に嵌合することにより、更に確実な固定が可能になる。
【0042】又、図10(d)に示すように、複合節面
材の側縁の一方、若しくは両方に取付部材26を一ない
し両側面に突出して形成することも可能である。取付部
材には、貫通孔27を設けておくと連結に便利である。
【0043】<ロ>作用 こうして、折曲縁15、16を設けることにより、前述
第1実施例の作用効果に加えて、少なくとも折曲縁1
5、16が補強リブとして働くと共に、前記節面材6、
6をより緊密に拘束するため、曲げ耐力などの構造強度
を向上でき、しかも連結や取付作業の効率化や容易化を
図ることができる。
【0044】
【第3実施例】<イ>開口部の対面 第1、2実施例では、長尺型材1の一対をその背板1
2、12を対面させて組合わせ、複合断面形状の長尺部
材を形成した例を示したが、例えば、図11(a)に示
すように、長尺型材1の一対をその開口部14、14の
対を対面させて組合わせ、複合断面形状の長尺部材を形
成する。ここで、側板11、13には、第2実施例と同
様な構造を有する折曲縁15、16の対を形成してお
く。
【0045】<ロ>複合節面材の連結 図11(b)に示すように、前記複合断面形状の長尺部
材には、その投影面の形状と実質的に同一の形状を有す
る複合節面材6を形成する。前記複合節面材6は、前記
複合断面形状に略内嵌する形状で、単一の節面材6が二
枚並列された形状で、両側面の中央に挟持溝6dが付設
されている。前記各節面材の四隅には、小さく隅切6e
が形成される。そして、前記四隅は、長尺型材1に内嵌
された場合、それぞれの長尺型材1の四隅の不整形部分
を逃げて、嵌合状態でスムーズにスライド可能にするこ
とができる。
【0046】図11(b)と図12に示すように、前記
複数の複合節面材6を、所定間隔で重ね合わせ、構成す
るそれぞれの節面材6の中央には、長尺の鋼製丸棒Tな
どの棒状材を貫通させて、長尺方向に連結された複合節
面材6、6などを形成した上で、上記複合断面形状の長
尺型材1に挿入し、二本の長尺型材1を連結すると同時
に内面を補強する。それぞれの節面材で、前記複合断面
形状の長尺部材には、その投影面の形状と実質的に同一
の形状を有する複合節面材6を嵌合しておく。
【0047】<ハ>作用 こうして、長尺型材1の対をその開口部を対面させると
共に、丸棒T等の棒状材と一体化した複合節面材6を嵌
合して、ほぼ軸対称を有する閉断面形状の長尺部材を形
成することにより、前述第1、2実施例の作用効果に加
えて、横断面内の任意方向に対する曲げ強度などの耐力
がほぼ同一となるため、バランスが良く外力の方向性の
影響を受けることなく、特に、地震時等のランダムの衝
撃力が作用しても、局部的な変形や破損の発生を防止で
きる。更に、こうした長尺部材の各側面(背板や側板)
に連結や取付を直接かつ容易に行え、且つ前記棒状材を
配管や中間材等の非構造部材として使用でき、連結や接
合に専用金物や治具などを使用する必要がなく、前記非
構造部材の設計上の制約を受けることがないと共に、構
造上の合理化及び施工性の向上を図ることができる。
【0048】なお、第3実施例では、二本の長尺型材
1、1の開口部を対面させると共に、複合節面材6を嵌
合して、ほぼ軸対称を有する閉断面形状の長尺部材を形
成する例を示したが、これだけでなく、丸パイプ、角パ
イプなどの長尺型材も適用可能である。一例として、図
13に示すように、丸パイプaの側面には、直径方向
に、一対の挿入孔a1、a1を穿設しておく。
【0049】更に、丸パイプの横断面形状と寸法とほぼ
同一とする節面材bを形成する。この節面材本体b1の
2箇所には、連結片b2を付設すると同時に、連結片b
2の先端に取付部材b3を設ける。ここで、取付部材b
3の中央部には、貫通孔b3を穿設しておく。
【0050】そして、前述した手順とほぼ同様に、前記
節面材bを挿入孔a1に差し込む。その後、一対の取付
部材bを完全に露出させた状態で、節面材bを斜めにし
て丸パイプaの軸方向と直交するように回転しながら、
節面材bを挿入孔a1に当接させることで、図13
(c)のような長尺部材を形成する。
【0051】
【発明の実施の形態3】実施形態2では、同一の横断面
形状を有する長尺型材の対を使用して長尺部材を形成す
る場合を示したが、少なくとも三つ以上の同一形状(同
形)を有する長尺型材、或いは、二つ以上の異なる形状
(異形)を有する長尺型材を平行して組合わせて長尺部
材を構成することが考えられる。これらの長尺部材は、
近時開発された亜鉛とアルミを主体とし、めっきを施し
た、厚さ1〜3ミリメートル程度の鋼材をロールフォー
ミング成形技術を用いて成形すると、耐蝕性が抜群に優
れているので都合がよい。
【0052】
【第1実施例】<イ>同形の長尺型材 第1実施例において、長尺型材7は、図14(a)に示
すように、基本的に、略扇面形の断面形状を有する背板
71と、その両側を湾曲して形成した爪状の折曲縁72
とより構成する。前記一対の折曲縁72、72間には開
口部73を設けておく。前記長尺型材7を4枚並列して
組合わせると、横断面円形の複合長尺型材が形成され
る。
【0053】<ロ>節面材 節面材8は、基本的に、4枚の長尺型材7で囲む予定の
横断面形状に従い、図14(b)に示すように、円形の
本体81と、上記四対の折曲縁72、72等を挿入でき
る程度の四対の折曲縁挿入溝82、82等とより構成す
る。更に、本体81の中心部には、補強用棒材やパイプ
を挿入するための貫通孔83を穿設しておく。このよう
な貫通孔は温度変化に伴う湿度の変化に対応するにも役
立つ。
【0054】<ハ>長尺部材 先ず、4枚の長尺型材7を同一の長さに切断する。そし
て、所定間隔に応ずる節面材8の数量を準備しておく。
次に、節面材8の貫通孔84に、例えば、丁度貫通孔の
直径に内嵌する太さの補強用棒材を差し込んで、節面材
を所定間隔で固定しておく。次に、長尺型材7の折曲縁
72、72をそれぞれ節面材8の折曲縁挿入溝82、8
2に挿入する。このような作業を繰り返して、ボルト・
ナットなどを用いないでも、長尺型材7を順次節面材に
取付けて一体化することで、図14(c)に示すような
横断面円形の長尺部材が形成される。
【0055】鋼板をロールフォーミング成形により湾曲
して曲面を形成すると、元の平面に戻ろうとする力が働
くので、節面材と折曲縁挿入溝82との間の摩擦力が大
きく働くので、節面材が確りと固定される。めっき鋼板
は溶接による接合には不適なので、このような嵌合によ
る接合が望ましい。規定するものではないが、節面材の
取付け方法は、先ず2本の長尺型材を並列して節面材を
所定間隔で取付け、引続き3本・4本目の型材を挿し込
むのが作業性がよい。
【0056】<ニ>作用 こうして、複数(4枚)の長尺型材7と節面材8を使用
して完全軸対称の長尺部材を形成することにより、第2
実施形態における第3実施例の作用効果の一部に加え
て、節面材8と長尺型材7の間が曲面状(扇面形)に接
触しており、節面材に対する拘束力がより効果的に作用
するため、均質かつ大きな摩擦力が得られ、より強固に
一体化できるものである。
【0057】
【第2実施例】<イ>異形の長尺型材 第2実施例は、第1実施例と同様めっき鋼板のロールフ
ォーミング成形品や、アルミニウム引抜成形品を用いて
形成した横断面形状の異なる(異形)長尺型材を複数に
組合わせて使用した例である。例えば、図15(a)示
すように、薄板鋼板を湾曲して、横断面等辺三角形の背
板91、91を形成する。更に、その両縁部を屈折して
折曲縁92、92を生成して第1の長尺型材9を形成し
ておく。次に、別の薄板鋼板を横断面半円形の背板9
1'に成形した後に、その両縁部を略直角に湾曲して折
曲縁92'、92'を生成して第2の長尺型材9'を形成
しておく。なお、前記一対の折曲縁92、92間、と9
2'、92'には、それぞれ開口部93、93'を設けて
ある。ここで、第1、2長尺型材9、9'を同一の長さ
に切断して、その一方の折曲縁92、92と他方の折曲
縁92'、92'をそれぞれ対面させて組合わせ、所定の
断面形状を有する長尺部材を形成することができる(図
15(c))。なお、必要に応じて、第1、2長尺型材
9、9'には、例えば、第1実施例と同様な構造を有す
る嵌合孔を設けてもよい。
【0058】<ロ>節面材 上述第1実施例と同様に、図15(b)に示すように、
上記長尺部材の横断面形状と合致する形状の本体81'
を用意しておき、この本体81'に、上記二対の折曲縁
92、92と92'、92'を挿入できる程度の二対の折
曲縁挿入溝82'、82'を開設して節面材8'が形成さ
れる。
【0059】<ハ>長尺部材 第1実施例と同様な手順で、図15(c)に示すような
長尺部材を形成する。この場合、図16に示すように、
一方の長尺部材には第1実施例と同様な構造を有する折
曲縁92を突設しておいて、節面材8'にはこれに対応
した折曲挿入縁82'を付設しておくのも嵌合をより確
実にする手段として望ましい。
【0060】また、必要に応じて、所定間隔をおいて、
3枚以上の節面材8'を使用するだけでなく、例えば、
長尺部材の両端部のみに2枚の節面材8'を嵌合する。
この際、まず、第1、2長尺型材9、9'の一端、例え
ば、下端において、一枚の前記節面材8'を嵌合しなが
ら、一方の一対の折曲縁92、92と他方の一対の折曲
縁92'、92'とを対面させて組合わせる。次、その他
端(上端)に別の一枚の節面材8'を嵌号しないで、長
尺方向に開口部又は中空部を形成しておく。
【0061】こうした状態で、前記中空部に、モルタル
・樹脂モルタルなどの流動化固結材を充填する。固結材
の充填に先立って適宜鋼線や鋼棒を装填しておくことも
可能で、且つ、効果的である。固結材の硬化後、最初に
使用されなかった節面材8'を例えば、蓋として、前記
上端に嵌合することで、図15(c)に示すような長尺
部材を形成することもできる。
【0062】<ニ>作用 こうして形成した長尺部材は、第1実施例の作用効果の
一部を有すると共に、複数の異形の長尺型材を使用して
形成することができるため、設計上の種々の難題という
制約を受けることなく、多様化の用途に適用できるもの
である。また、モルタル等の固結材を充填して複合材料
からなる長尺部材を形成することにより、構造部材に必
要な座屈や曲げ耐力を大幅に向上できると同時に、防食
性や耐久性などにも容易に対応できるものである。
【0063】
【発明の実施の形態4】実施形態2、3では、少なくと
も一対の長尺型材を密着させて長尺部材を形成する場合
を示したが、長尺型材と長尺型材との間に空間又は隙間
を設け、その空間部分が周囲の一部になるケースも考え
られる。
【0064】
【第1実施例】<イ>長尺型材 図17(a)に示すように、例えば、アルミ引抜材を用
いて、背板91と、その両側の側板94、94と、折曲
縁92並びに開口部93を有する長尺型材9を形成して
おく。次に、前記長尺型材9とほぼ同様な形状を有する
透明なプラスチック製の長尺型材9'を用意しておく。
【0065】<ロ>節面材 前述実施形態2、3と同様に、図17(b)に示すよう
に、上記複数の長尺型材によって囲む予定の横断面形状
と対応して、アルミ又はプラスチック製の節面材本体8
1'を用意しておき、この本体81'に、上記二対の折曲
縁92、92と92'、92'を挿入できる程度の二対の
折曲縁挿入溝82'、82'を開設して節面材8'を形成
する。
【0066】<ハ>長尺部材前述実施形態2、3と同様
な手順又は操作で、図17(c)に示すような長尺部材
を形成する。ここで、透明なプラスチック製の長尺型材
9'を採用するため、上記長尺型材は、上記作用効果に
加えて、採光可能である。なお、上記長尺型材9'は、
必要に応じて、設けなくてもよい。この場合、長尺型材
9、9の間には、空間部95が形成される。
【0067】
【第2実施例】<イ>長尺型材図18には、4本の長尺
型材間に空間を設けた例を示す。同図(a)に示すよう
に、アルミ製の板材を用いて、背板91と、その両側の
側板94、94'と、折曲縁92並びに開口部93を有
する長尺型材9を形成しておく。ここで、側板94と、
側板94'は、幅が同一でなく、側板94'の方がより広
い。
【0068】<ロ>節面材第1実施例と同様に、図18
(b)に示すように、上記四本の長尺型材で形成する予
定の横断面形状と対応して、アルミ製の節面材本体8
1'を製作しておき、この本体81'に、折曲縁92、9
2などを挿入できる程度の折曲縁挿入溝82'、82'を
開設して節面材8'を形成しておく。
【0069】<ハ>長尺部材 前述実施形態2、3と同様な操作に従って、長尺型材9
間に空間部95が生成されると同時、図18(c)に示
すような長尺部材が形成される。なお、上記空間部95
は、施工現場の状況や種々の用途に柔軟に対応でき、好
都合である。
【0070】
【第3実施例】<イ>長尺型材 図19には、3本の非対称長尺型材を使用した例を示
す。同図(a)に示すように、薄板鋼板を用いて、背板
91と、その両側の折曲縁92、92並びに開口部93
を有する長尺型材9を形成しておく。ここで、一方の折
曲縁92には、突条922を設け、前記折曲縁92の本
体に突起921を長尺型材9の内側へ突設する。また、
他方の折曲縁92には、長尺型材9の外側へ、別の突起
921をも突設する。
【0071】<ロ>節面材 第1、2実施例と同様に、図19(b)に示すように、
上記三本の長尺型材で形成する予定の横断面形状と対応
して、薄板鋼板又はアルミ製の節面材本体81'を製作
しておき、この本体81'に、折曲縁92、92などを
挿し込める程度の折曲縁挿入溝82'、82'を開設して
節面材8'を形成しておく。ここで、折曲縁挿入溝8
2'、82の一辺には、上記突起921、921と嵌合
できる凹溝83'を形成しておく。
【0072】<ハ>長尺部材 前述実施形態2、3と同様な操作に従って、三本の長尺
型材9を組み合せて、節面材8'で抑えこみながら、図
19(c)に示すような長尺部材が形成される。なお、
節面材8'は、嵌合孔と嵌合突起によらず、ともバネ効
果で固定可能であるので、好都合である。
【0073】
【第4実施例】<イ>長尺型材 図20は、二本の連結補助材84'を用いて実質的に長
尺型材9、9を連結した例である。薄板鋼板等を用い
て、第3実施形態における第2実施例とほぼ同様に、横
断面等辺三角形の背板91、91を形成する。更にその
両縁部を湾曲して折曲縁92、92を生成して長尺型材
9を形成しておく。ここで、図20(a)に示すよう
に、折曲縁92の先端を更に上方へ傾斜するように屈折
して、突条922を形成しておく。この突条922は、
少なくとも係止部材として機能する。
【0074】<ロ>節面材 また、図20(b)に示すように、上記二本の長尺型材
9で形成する予定の横断面形状と対応して、本体81'
と、折曲縁挿入溝82'とを有する節面材8'を製作して
おく。ここで、折曲縁挿入溝82'、82の一辺(底
辺)には、嵌合するための突起83'、83'を突設して
おく。
【0075】<ハ>連結補助材 連結補助材84'は、図21に示すように、一辺(上
辺)を欠いた略台状に形成しており、その底辺の中央部
に孔85'を設けておく。この孔85'は、上記節面材
8'の突起83'と嵌合可能に形成する。また、連結補助
材84'の両側辺は、前記折曲縁挿入溝82'と内嵌出来
るように形成すると共に、前記長尺型材9の突条922
を係止させる。
【0076】<ニ>長尺部材 まず、突起83'と孔85'(嵌合手段)を介して、連結
補助材84'を節面材8'に固定する。次に、二本の長尺
型材9、9の突条922を連結補助材84'内に挿入し
て係止させる。そして、図20(c)に示すような長尺
部材が形成される。
【0077】
【使用例】図22は、前述した実施形態1における第4
実施例とほぼ同様な構成を有する、長尺部材Aを建物B
の窓際付近の内壁Cに設置して、間梁材として実施する
一使用例である。この場合、所定の長さに加工した複数
の長尺部材Aを予め公知の構築工法によって、所定間隔
をおいて水平方向に配設する。次に、必要に応じて、前
記長尺部材A間において、節面材2を介して、図示しな
い垂直方向の柱などの中間材を取付ける。
【0078】次に、所定の内壁Cを順次設置する。この
際、節面材2には、前記連結片25を介して略円形の取
付部材26を付設してある。図22に示すように、前記
連結片25と取付部材26とは、内壁Cに直交方向に貫
通して外方へ突出するように設けてある。前記内壁Cの
施工後に、例えば、窓際上部の付近にカーテンーレール
用パイプDを設置する。この場合、前記パイプDには、
その長手方向に、前記取付部材26と遊嵌するための開
口部D1を開設しておく。そして、把持部を有する把持
部材Eに前記パイプDを把持しながら、前記取付部材2
6などに遊嵌させることで、カーテンーレールの設置が
完了する。なお、図示は省略するが、例えば、前記取付
部材26に貫通孔27を付設して貫通孔27に電気配線
用配管を内嵌するなどの適用も可能である。
【0079】
【他の使用例】本発明の長尺部材は、上記使用例に限定
されるものではない。例えば、擁壁を形成する時のコン
クリートの型枠に使用したり、法面枠工に法枠を構成す
る縦材や横材に使用したり、盛土を構築する時の堰板に
使用したり、仕切塀とするなどの種々の土木工事に用い
られる。また、建築工事の場合としては、開削した地山
を支持する山留部材に使用すると共に、建築物の外壁の
間柱材、枠材、床の大引のほか、柱、梁、母屋、根太、
床束等として建築各部位に用いられる。
【0080】土木・建築用途の場合、種々の機能が要求
されるので、前記「竹の節」状の節面材を所定間隔で設
け、更に取付部材を付設することで、排水や、植生や、
他の物体との連結などに用いるなど、適宜対応が可能で
ある。なお、上記実施形態や実施例において示した各構
成部材の材質、諸形状や寸法等については、設計要求等
に基づき種々変更可能である。
【0081】
【本発明の効果】本発明の長尺部材は以上説明したよう
になるから、次のような効果を得ることができる。 <イ>「竹の節」のような節面材を長尺型材に嵌合して
固着すると同時に、節面材に連結片を介して取付部材を
付設して長尺型材の外側へ突設して長尺部材を形成する
ことによって、薄厚鋼板などを使用する場合でも、大き
な曲げや座屈耐力が得られるため、機能、構造強度及び
設計上の制約を受けることが少なく、構造上の合理化、
軽量化と多様化を容易に実現することができる。 <ロ>長尺型材の両縁に付設した折曲縁、又は屈折縁
が、節面材の固着に役立つと同時に、長尺部材の曲げ強
度、座屈耐力等の全体強度の増大に寄与することができ
る。 <ハ>長尺部材間の上下・左右連結、或いは、別の部材
や物体との取付を行う場合、専用や特殊な連結や接合金
物を使用するか、又は増設することを必要とせず、現場
の状況に応じて複数の節面材、又は取付部材を直接使用
できることから、金物・治具類や部品数及び施工工数を
低減できると同時に、且つ連結や取付作業を簡略化して
施工性の向上を図ることができる。 <ニ>薄板鋼板などをロールフォーミング成形、プレノ
ッチフォーミング成形等により長尺方向に沿って折り曲
げ又は/及び湾曲させて長尺型材を形成できると共に、
節面材も簡単に加工できることから、本発明の長尺部材
の製造が容易で、しかもそのコストも安価である。 <ホ>鋼板を特にロールフォーミング成形により管材を
形成する場合、予めめっきを施したものを用いると継目
の防錆が難しい、という欠点がある。特に近時開発され
た厚めっきを施したものは特にその傾向が強い。本発明
によれば、溶接に依らずに完結したパイプを形成するこ
とが可能となる。 <ヘ>土木・建築工事や用途に応じて、数種類の長尺型
材と節面材を使用するだけでなく、様々の長尺型材を組
合わせて長尺部材を使用して対応できることから、本発
明の長尺部材の用途が広い。また、モルタル、コンクリ
ートなどの素材と一体化することで、耐食性や耐久性を
より向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る長尺部材の第1実施
例の概略斜視図。
【図2】(a)実施形態1に係る長尺部材の第2実施例
の節面材の平面図。 (b)実施形態1に係る長尺部材の第2実施例の横断面
図。
【図3】(a)第2実施例の節面材の挿入時の取付状況
の説明図。 (b)第2実施例の節面材の回転時の取付状況の説明
図。
【図4】本発明の実施形態1に係る長尺部材の第3実施
例の概略斜視図。
【図5】(a)第3実施例の節面材の挿入時の取付状況
の説明図。 (b)第3実施例の節面材の回転時の取付状況の説明
図。
【図6】本発明の実施形態1に係る長尺部材の第4実施
例の概略斜視図。
【図7】(a)実施形態1における第5実施例の長尺型
材の概略斜視図。 (b)実施形態1における第5実施例の節面材と接触板
の概略斜視図。
【図8】(a)実施形態1における第5実施例の長尺型
材の縦横断図。 (b)半完結した筒状の長尺型材の横断面図。 (c)完結した筒状の長尺型材の横断面図。
【図9】本発明の実施形態2に係る長尺部材の第1実施
例の概略分解斜視図。
【図10】(a)実施形態2に係る長尺部材の第2実施
例の概略斜視図。 (b)実施形態2における第2実施例の節面材の概略斜
視図。 (c)実施形態2における長尺部材の第2実施例の横断
面図。 (d)取付部材を付設した場合の長尺部材の横断面図。
【図11】(a)実施形態2における第3実施例の長尺
型材の概略斜視図。 (b)実施形態2における第3実施例の節面材の概略斜
視図。
【図12】本発明の実施形態2に係る長尺部材の形成状
況を示す正面図。
【図13】本発明の実施形態2に係る長尺部材の他の実
施例の概略分解斜視図。
【図14】本発明の実施形態3に係る長尺部材の第1実
施例の分解横断面図。
【図15】本発明の実施形態3に係る長尺部材の第2実
施例の分解横断面図。
【図16】本発明の実施形態3に係る長尺部材の他の実
施例の横断面図。
【図17】本発明の実施形態4に係る長尺部材の第1実
施例の分解横断面図
【図18】本発明の実施形態4に係る長尺部材の第2実
施例の分解横断面図
【図19】本発明の実施形態4に係る長尺部材の第3実
施例の分解横断面図
【図20】本発明の実施形態4に係る長尺部材の第4実
施例の分解横断面図
【図21】図20における補助連結材の拡大図
【図22】本発明の長尺部材の一使用例の概略斜視図
【符号の説明】
1・・・・・長尺型材 11、13・側板 11a・・・嵌合孔又は嵌合突起 12・・・・背板 12a・・・挿入孔 12b・・・連結孔 14・・・・開口部 15、16・折曲縁 15a・・・挿入孔 2・・・・・節面材 2'・・・・(円板状)節面材 21・・・・節面材の一辺 21a・・・嵌合片 25・・・・連結片 26・・・・取付部材 27・・・・貫通孔 3・・・・・(異形断面)節面材 3a・・・・接触板 3a1・・・嵌合溝 6・・・・・(複合)節面材 6a、6d・貫通孔 6b・・・・連結片 6c・・・・(略円形)連結部材 7・・・・・(扇面形)長尺型材 71・・・・背板 72・・・・折曲縁 73・・・・開口部 74・・・・嵌合孔 8・・・・・(円形)節面材 81・・・・本体 82・・・・折曲縁挿入溝 83・・・・嵌合片 8'・・・・(異形)節面材 81'・・・本体 82'・・・折曲縁挿入溝 9・・・・・(三角形)長尺型材 91・・・・背板 92・・・・折曲縁 93・・・・開口部 94・・・・側板 95・・・・空間部 T・・・・・丸棒

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背板とその両側の側板及び開口部で形成し
    た長尺型材と、 長尺型材で囲まれた空間の投影面の形状と実質的に同一
    の形状を有する節面材とを備え、 前記長尺型材には、嵌合手段を介して長尺型材の軸方向
    と直交して前記節面材を所定間隔をおいて取付け得るよ
    うに構成した、 長尺部材。
  2. 【請求項2】背板とその両側の側板及び開口部で形成し
    た長尺型材の一対をその背板を対面させて組合わせ、長
    尺型材でそれぞれ囲まれた空間の投影面の形状と実質的
    に同一の形状を有する節面材の一対とを備え、 節面材間には、節面材の一辺より短い幅を有する連結片
    を配設し、 長尺型材の背板には、節面材及び連結片を差し込める程
    度の寸法を有する連結孔を穿設し、少なくとも前記連結
    孔を介して長尺型材の軸方向と直交して前記節面材を所
    定間隔をおいて取付け得るように構成した、 長尺部材。
  3. 【請求項3】背板とその両側の側板及び開口部で形成し
    た長尺型材の一対をその開口部を対面させて組合わせ、
    長尺型材で囲まれた閉空間の投影面の形状と実質的に同
    一の形状を有する節面材とを備え、 長尺型材の背板には、節面材を挿入できる程度の寸法を
    有する挿入孔を開設し、少なくとも前記挿入孔を介して
    長尺型材の軸方向と直交して前記節面材を所定間隔をお
    いて取付け得るように構成した、 長尺部材。
  4. 【請求項4】背板と折曲縁及び開口部で形成した長尺型
    材と、 複数の長尺型材で囲む予定の閉空間の投影面の形状と実
    質的に同一の形状を有する節面材とを備え、 節面材には、少なくとも予め折曲縁挿入溝を形成し、こ
    の折曲縁挿入溝に前記長尺型材の折曲縁を挿入し得るよ
    うに構成した、 長尺部材。
  5. 【請求項5】背板とその両側の側板と折曲縁並びに開口
    部で形成した長尺型材と、 複数の長尺型材で囲む予定の閉空間の投影面の形状と実
    質的に同一の形状を有する節面材とを備え、 節面材には、少なくとも予め折曲縁挿入溝を形成し、こ
    の折曲縁挿入溝に前記長尺型材の折曲縁を挿入し得るよ
    うに構成した、 長尺部材。
  6. 【請求項6】請求項1又は請求項2に記載のいずれかの
    長尺部材において、 節面材の少なくともその一辺には、節面材と直交して接
    触板を配置し、前記接触板に嵌合溝を凹設したことを特
    徴とする、 長尺部材。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3に記載のいずれかの長尺
    部材において、 長尺型材の両側板には、側板に対して垂直方向に折曲縁
    を設け、且つ前記折曲縁間に開口部を形成すると共に、
    前記折曲縁に節面材を挿入するための挿入孔を開設した
    ことを特徴とする、 長尺部材。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3に記載のいずれかの長尺
    部材において、 節面材には、節面材の一辺より短い幅を有する連結片を
    介して取付部材を付設し、長尺型材の背板には、前記取
    付部材を挿入するための挿入孔を開設し、この挿入孔に
    前記取付部材を貫通させて長尺型材の軸方向と直交する
    方向へ突設したことを特徴とする、 長尺部材。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の長尺部材において、 取付部材には、貫通孔を開設したことを特徴とする、 長尺部材。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9に記載のいずれか
    の長尺部材において、 節面材には、貫通孔を開設したことを特徴とする、 長尺部材。
  11. 【請求項11】請求項1、請求項3、請求項4、請求項
    5に記載の長尺部材において、 複数の節面材には、同一位置に同一形状の貫通孔を開設
    すると共に、前記貫通孔に挿嵌した棒状材又は線材によ
    って前記複数の節面材を予め一体化したことを特徴とす
    る、 長尺部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100918974B1 (ko) 2007-10-24 2009-09-25 최진욱 콘크리트 충전 강관 기둥 및 이의 제조방법
KR101353450B1 (ko) * 2006-12-19 2014-01-21 재단법인 포항산업과학연구원 선인장 압축재
KR101901069B1 (ko) * 2017-08-25 2018-09-20 윤정욱 강도가 보강된 고 하중용 금속관
JP2019152094A (ja) * 2014-04-30 2019-09-12 佐藤産業株式会社 フレーム部材
WO2022049738A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 三菱電機株式会社 構造部材、及びエレベータの非常止め梁

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