JP2002326784A - 移動式クレーンの安全管理方法及び同システム - Google Patents

移動式クレーンの安全管理方法及び同システム

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JP2002326784A
JP2002326784A JP2002056482A JP2002056482A JP2002326784A JP 2002326784 A JP2002326784 A JP 2002326784A JP 2002056482 A JP2002056482 A JP 2002056482A JP 2002056482 A JP2002056482 A JP 2002056482A JP 2002326784 A JP2002326784 A JP 2002326784A
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mobile crane
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Tadakazu Nishikino
宰一 錦野
Nobuhiro Koga
信洋 古賀
Hideaki Ishihara
英明 石原
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Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時の負荷状況、運転状況等を第三者が把
握し、安全管理を十分に行う。 【解決手段】 クレーンAに内部記憶部2を設け、過負
荷防止装置1から入力される負荷情報をこの内部記憶部
2で記憶するとともに、この記憶された情報を送受信装
置3,6及び基地局Cを介して管理センターBのデータ
管理部7に送り、ここで記録し表示する。また、負荷状
況によって指令部9からクレーン側に向けて安全制御信
号を送るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動式クレーン(ク
ローラ式、ホイール式の双方、及びラチスブーム式、箱
形ブーム式の双方。以下、単にクレーンという)の安全
管理を行う安全管理方法及び同システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】クレーンには過負荷防止装置(モーメン
トリミッタ=ML)が装備され、検出手段(主巻ロープ
の張力を検出するセンサ、ブームガイラインの張力を検
出するセンサ、ブーム角度を検出するセンサ等)によっ
て検出される負荷情報に基づいて負荷率を演算して表示
し、さらにこの負荷率が予め設定された値(たとえば1
00%)を超えると過負荷状態としてオペレータに警報
を発し、あるいはクレーン動作を自動停止させる等の安
全制御を行う構成がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業能率優
先として上記過負荷防止装置の電源スイッチを切って作
業を行ったり、警報を無視して危険領域での作業を行っ
たりすることは可能であり、こうなると、クレーンの転
倒やブームの破損等の事故につながる可能性が高まる。
【0004】この場合、従来におけるクレーンの安全管
理は、そのクレーンを操作するオペレータのみに委ねら
れているため、オペレータの恣意のままにクレーンが上
記危険状態で運転される場合があり、安全管理が必ずし
も万全ではなかった。
【0005】また、事故が発生した場合も、事故原因は
オペレータのみが認識し、第三者が把握することができ
ないため、原因究明、対応に手間取るという問題もあっ
た。
【0006】そこで本発明は、作業時の負荷状況を第三
者が把握し、安全管理を十分に行うことができる移動式
クレーンの安全管理方法及び同システムを提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明(移動式
クレーンの安全管理方法)は、検出手段によって検出さ
れる移動式クレーンの安全作業監視に関する作業情報を
伝送手段によって移動式クレーン外部に取り出し、デー
タ管理部において記録手段に記録するものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の方法におい
て、移動式クレーンの過負荷監視に関する負荷情報を作
業情報として取り出して記憶手段に記録するものであ
る。
【0009】請求項3の発明(移動式クレーンの安全管
理システム)は、検出手段によって検出される安全作業
監視に関する作業情報に基づいて安全作業を監視する安
全作業監視装置を備えた移動式クレーンと、この移動式
クレーン外部のデータ管理部と、移動式クレーンとこの
データ管理部との間で上記作業情報の授受を行う伝送手
段とを備え、上記移動式クレーンには、上記作業情報を
記憶する内部記憶手段が設けられ、上記データ管理部に
は、上記伝送手段を介してクレーン側から受け取った作
業情報を記録する外部記憶手段が設けられたものであ
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、安全作業監視装置として、過負荷監視に関する負荷
情報に基づいて過負荷を監視する過負荷防止装置を移動
式クレーンに備え、伝送手段は移動式クレーンとデータ
管理部との間で上記負荷情報の授受を行い、内部記憶手
段は上記負荷情報を記憶し、外部記憶手段は上記伝送手
段を介して移動式クレーン側から受け取った負荷情報を
記録するように構成されたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、内部記憶手段は、負荷情報のうち予め設定された条
件下で選別された情報のみを伝送手段によって外部に出
力するように構成されたものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項4または5の構
成において、データ管理部に、外部記憶手段に記憶され
る負荷情報を、予め定めた形式で表示する演算表示手段
が設けられたものである。
【0013】請求項7の発明は、請求項6の構成におい
て、演算表示手段は、定格荷重に対して実際に作用する
荷重の割合である負荷率の履歴を表示するように構成さ
れたものである。
【0014】請求項8の発明は、請求項4乃至7のいず
れかの構成において、データ管理部に、クレーン側に向
けて指令信号を出力する対クレーン指令手段が設けられ
たものである。
【0015】請求項9の発明は、請求項8の構成におい
て、対クレーン指令手段は、負荷情報が予め設定された
過負荷条件を満足するときにクレーンに向けて過負荷を
抑止する制御信号を出力するように構成されたものであ
る。
【0016】請求項10の発明は、請求項4乃至9のい
ずれかの構成において、データ管理部がクレーンに設け
られ、クレーン同士間で情報を授受し得るように構成さ
れたものである。
【0017】請求項11の発明は、請求項4乃至10の
いずれかの構成において、データ管理部として、PH
S、携帯電話、携帯端末機等の携帯情報端末機が用いら
れたものである。
【0018】上記構成によると、クレーンの安全作業監
視に関する作業情報を伝送手段によって移動式クレーン
外部に取り出し、データ管理部において記録手段に記録
することができる。
【0019】この場合、請求項2,4〜11の構成によ
ると、クレーンの負荷情報をクレーン外部のデータ管理
部に取り出して把握し、監視することができる。すなわ
ち、負荷の監視をオペレータだけでなく第三者(データ
管理部)によっても行うことができるため、オペレータ
の恣意による過負荷運転を抑止することができるととも
に、事故発生時の原因究明、対応を正確かつ迅速に行う
ことが可能となる。
【0020】この場合、伝送手段として最も一般的に
は、公衆通信網を利用した無線通信装置を用いることが
できる。また、負荷情報をMO、MD、メモリスティッ
ク、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の分離可能な
可搬記憶媒体(汎用リムーバブルメディア)に取出し、
これをデータ管理部に入力して管理するようにしてもよ
い。こうすれば、クレーンのメーカーやサービス要員以
外の一般のユーザーによる安全管理が容易となる。
【0021】また、請求項5の構成によると、負荷情報
を無差別にデータ管理部に送るのではなく、たとえば過
負荷状態となったときのみに負荷情報をデータ管理部に
送る等、安全管理に必要な情報のみを送って安全管理を
効率良く行うことができる。
【0022】また、請求項6の構成によると、データ管
理部において負荷情報を、管理者が見易い形式で(たと
えば時系列で、または最新の値に更新して、あるいは項
目分けして)表示するため、負荷情報を把握し易く、安
全管理の効率をさらに高めることができる。
【0023】とくに請求項7の構成によると、過負荷判
断の指標となる負荷率の履歴を表示するため、日頃の負
荷状況がわかり易く、過負荷抑止、事故原因の究明に役
立つ。
【0024】請求項8,9の構成によると、対クレーン
指令手段によってデータ管理部からクレーンに向けて指
令信号を出力し得るように構成したから、たとえば過負
荷状態が続く場合に管理者(データ管理部)側からクレ
ーンの運転を自動停止させ、あるいは警報装置を作動さ
せる安全制御信号を送って積極的に過負荷を抑止するこ
とが可能となる。
【0025】あるいは、クレーン側で負荷情報を記憶す
る条件やデータ管理部に向けて出力する条件の設定や、
過負荷条件のしきい値の変更をデータ管理部側からの指
令信号によって行うこと、及び工事日程やクレーンのマ
ニュアル情報を通知することが可能となる。
【0026】請求項10の構成によると、データ管理部
がクレーンに設けられ、クレーン同士間で情報を共有す
ることが可能となるため、同一現場内に複数のクレーン
が配置されている場合に、クレーン相互間で負荷状況を
客観的に判断し合って危険を知らせ合う等、共同で安全
管理を行うことができる。
【0027】また、二台のクレーンで共同して玉掛け作
業を行う場合に、互いの負荷状況をみて他機または自機
が危険状態とならないように制御することもできる。
【0028】さらに、負荷情報を複数台のクレーンで共
有し合う分散管理方式となるため、集中管理を行う管理
センターが不要となる。
【0029】一方、データ管理部として携帯情報端末機
を用いる請求項11の構成によると、遠隔地だけでな
く、近辺の作業員や、玉掛け作業時の玉掛け作業員、合
図者が情報を確認し、過負荷を監視することができる。
【0030】また、請求項6,7,11の構成におい
て、データ管理部の演算表示手段として携帯情報端末機
(とくにPHSを含む携帯電話)を用いることが可能で
ある。
【0031】こうすれば、たとえば機械の故障時に、サ
ービス要員やオペレータが所持する携帯電話に情報を表
示させることで、サービス要員が現場に到着する前に機
械の状況をいち早く把握することができる。
【0032】さらに、サービス要員やオペレータによる
保守点検、修理時に、過負荷防止装置の表示部や、故障
自己診断等のための各種情報、警告メッセージの表示等
を行うものとして運転室内に装備された補機能情報表示
装置(クラスタゲージと称される)によって状況を確認
するために何度も機械の運転室に出入りしなくても、機
械の状況をクレーン外部で確認しながら作業できるた
め、保守点検・修理の作業効率を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図によって説
明する。
【0034】第1実施形態(図1〜図3参照) 第1実施形態では、クレーンAからの情報を管理センタ
ーBに送り、同センターBで安全管理を行う構成がとら
れている。
【0035】クレーンAには、元々、標準装備として過
負荷防止装置(ML)1が設けられ、ブーム長さやブー
ム角度、吊り荷重等の過負荷監視に必要な情報が検出手
段(図示しない)により検出されてこの過負荷防止装置
Aに取り込まれる。
【0036】過負荷防止装置1は、この負荷情報に基づ
いてそのときの定格荷重に対する実負荷の割合である負
荷率等を演算し、この負荷率をもとに過負荷状態と判断
したときにクレーン全体または危険側のクレーン動作を
自動停止させ、あるいは警報を発する。
【0037】過負荷防止装置1に入力される負荷情報
は、同装置1経由で内部記憶部2にも取り込まれ、時系
列的に保存される。
【0038】なお、この情報保存の周期は、過負荷防止
装置1から情報が出力される周期でもよいし、時系列的
に判断できるなら出力周期より長くてもよい。また、内
部記憶部2の記憶容量が不足する場合は、最新値の情報
に自動的に更新して記憶させるようにすればよい。
【0039】この内部記憶部2に記憶された負荷情報
は、予め設定された条件を満足する場合(たとえば管理
者側が危険もしくは好ましくないと認識する負荷状態と
なった場合。以下、危険状態といい、以下この場合で説
明する)に伝送手段としての送受信装置3(4はそのア
ンテナである)により基地局C(5はそのアンテナであ
る)を介して管理センターBに送られる。
【0040】この内部記憶部2での情報処理の流れを図
2のフローチャートに示している。概述すると、ステッ
プS1で過負荷防止装置1からの負荷情報を取り込み、
ステップS2で負荷情報を時系列的に記憶した後、この
記憶する情報に基づいて負荷状態が予め定めた基準をも
とに危険か否かを判断し(ステップS4)、YES(危
険)となると、記憶した負荷情報を管理センターBに向
けて送信する(ステップS5)。
【0041】一方、管理センターBには、送受信装置6
と、同装置6で受信した負荷情報を処理するデータ管理
部7が設けられている。
【0042】データ管理部7は、外部記憶部8と演算表
示部9と指令部10を有し、外部記憶部8において、受
信した負荷情報を管理者側が見易い形式(たとえばブー
ム角度、吊り荷重、負荷率等の項目別に分ける)に加工
する等のデータ処理が行われる。
【0043】演算表示部9はこの記憶内容を予め定めた
形式で表示する。たとえば、過負荷判断の指標となる負
荷率の履歴を次例のように表示する。
【0044】(イ)負荷率を、過去一定期間内で大きい
ものから順番に並べて表示する。
【0045】(ロ)過負荷状態となったときの負荷率
と、その直前の一定時間内の負荷率を表示する。
【0046】(ハ)負荷率が過負荷ラインを超えて再び
過負荷ラインを下回るまでを単位として、複数単位ごと
に負荷率の最大値を表示する。
【0047】(ニ)上記(イ)(ロ)(ハ)の場合にお
いて日時を併示する。
【0048】なお、この表示は、通常、モニタ映像で行
われるが、必要に応じて同時にプリントアウトするよう
にしてもよい。
【0049】一方、指令部10は、クレーンA側に向け
て指令信号、たとえば、 危険状態が続く場合に、クレーン動作(全動作でも
よいし危険側の動作のみでもよい)を強制停止させ、ま
たは作業領域を制限し、あるいは警報装置を作動させる
安全制御信号、 クレーン側からの送信条件(たとえば危険状態か否
かを判断するブーム角度や負荷率のしきい値)を設定ま
たは変更する信号を出力する。
【0050】図3はこのデータ管理部7での処理の流れ
を示しており、ステップS11で負荷情報を受信し、ス
テップS12でデータ処理を行い、ステップS13でデ
ータ記憶、表示、指令信号の出力が行われる。
【0051】このように、クレーンの負荷情報をクレー
ン外部の管理センターB(データ管理部7)に取り出し
て記録することができる。すなわち、負荷の監視をオペ
レータだけでなく第三者によっても行うことができるた
め、オペレータの恣意による過負荷運転を抑止すること
ができる。また、事故が発生した場合に、その原因究
明、対応を、従来のようにオペレータの証言のみに頼る
のではなく、受信した負荷情報に基づいて正確かつ迅速
に行うことが可能となる。
【0052】第2実施形態(図4,5参照) 第1実施形態においては、クレーン側の負荷情報を管理
センターBで集中管理する構成をとったのに対し、第2
実施形態においては、負荷情報を複数のクレーン同士で
共有し、互いに過負荷を監視し合う構成をとっている。
【0053】すなわち、クレーンAに、過負荷防止装置
1と内部記憶部2と送受信装置3に加えて、他機の負荷
情報を取り込んで記録し、表示し、また指令信号を出力
するデータ管理部7が設けられている。
【0054】このデータ管理部7の構成及び作用は第1
実施形態におけるデータ管理部7と全く同じであるた
め、図4においてはその構成内容の図示を省略してい
る。また、図ではクレーンAが二台の場合を示している
が、三台以上の場合も同じ構成でよい。
【0055】このクレーンA,A間での情報の授受は、
互いの送受信装置3,3及び中継局D(11はそのアン
テナである)を介して行われる。
【0056】図5はこの第2実施形態におけるデータ処
理の流れを示している。同図左側のルーチンは内部記憶
部2での処理、右側のルーチンはデータ管理部7での処
理を示し、内部記憶部2での処理(ステップS1〜ステ
ップS4)は図2と、またデータ管理部7での処理(ス
テップS11〜ステップS13)は図3と全く同じであ
る。
【0057】このように、クレーン同士間で情報を授受
するため、同一現場内に複数のクレーンが配置されてい
る場合に、クレーン相互間で負荷状況を客観的に判断し
合って危険を知らせ合う等、共同で安全管理を行うこと
ができる。
【0058】また、二台のクレーンで共同して玉掛け作
業を行う場合に互いの負荷状況をみて他機または自機が
危険状態とならないように制御することもできる。
【0059】さらに、負荷情報を複数台のクレーンで共
有し合う分散管理方式となるため、第1実施形態で必要
な集中管理を行う管理センターが不要となる。
【0060】第3実施形態(図6参照) 第3実施形態においては、クレーンの負荷情報をクレー
ン同士で共有する構成を前提として、第2のデータ管理
部としての携帯情報端末機12にても受信できる構成を
とっている。
【0061】この場合、携帯情報端末機12は、第1及
び第2両実施形態におけるデータ管理部7と全く同じ構
成としてもよいし、一部(たとえば指令部9)を省略し
た構成をとってもよい。
【0062】なお、携帯情報端末機12としては、PH
S、携帯電話、携帯端末機(PDA)を用いることがで
きる。
【0063】この第3実施形態によると、遠隔地だけで
なく、近辺の作業員や、玉掛け作業時の玉掛け作業員、
合図者が情報を確認し、過負荷を監視することができ
る。
【0064】他の実施形態 (1)第3実施形態では、クレーン同士で情報を授受す
る第2実施形態の構成を前提として携帯情報端末機12
を第2のデータ管理部として加入する構成をとったが、
クレーンAと管理センターBとの間で授受する第1実施
形態の構成を前提として携帯情報端末機12を加入する
構成をとってもよい。
【0065】あるいは、クレーンAと、データ管理部と
しての携帯情報端末機12の間のみで情報を授受する構
成をとることもできる。
【0066】このように携帯情報端末機12をデータ管
理部として使用する構成をとる場合において、同端末機
12が携帯電話に代表されるように画面による表示機能
を有する場合は、これを表示手段として利用することが
できる。
【0067】具体的には、図7,8に示すようにクレー
ンAの各種情報(ブーム角度等の作業情報、実荷重等の
負荷情報、エンジン情報(エンジン回転数、燃料残量、
冷却水量とその温度)、作動油情報(圧力や油温)を、
クレーンAに搭載した送受信装置付きのコントローラ1
3から情報携帯端末機(ここでは携帯電話を図示してい
る)12に送り、同端末機12の画面に表示させるよう
にしてもよい。14はコントローラ13のアンテナであ
る。
【0068】この場合、図7に示すようにクレーンA側
の情報をコントローラ13から中継局(公共通信網内の
中継局でもよいし、独自に設けた中継局でもよい)Dを
通じて端末機12に送ってもよいし、図8に示すように
ブルーツースと称される通信機器間の無線通信システム
を用いて送ってもよい。あるいは、コントローラ13と
端末機12を通信線で接続してもよい。
【0069】こうすれば、端末機12を、過負荷防止装
置の表示部、または故障自己診断等のための各種情報、
警告メッセージの表示等を行うものとして運転室内に装
備された補機能情報表示装置(クラスタゲージと称され
る)と並ぶ第2または第3の表示部としても利用するこ
とができる。
【0070】このため、たとえば機械の故障時に、サー
ビス要員やオペレータが所持する携帯電話に情報を表示
させることで、サービス要員が現場に到着する前に機械
の状況をいち早く把握することができる。また、サービ
ス要員やオペレータによる保守点検、修理時に、過負荷
防止装置の表示部やクラスタゲージによって状況を確認
するために何度も機械の運転室に出入りしなくても、機
械の状況をクレーン外部で確認しながら作業できるた
め、保守点検・修理の作業効率を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0071】(2)上記第1〜第3各実施形態では、伝
送手段として送受信装置3,6による無線通信手段を用
いた場合を例示したが、図9に示すようにこの伝送手段
として携帯電話(PHSを含む)15を用いてもよい。
16はクレーン側の内部記憶部2と携帯電話15とを接
続する通信線である。
【0072】あるいは、クレーンAの内部記憶部2の記
憶内容を伝送手段としての分離可能な可搬記憶媒体(M
O、MD、メモリスティック、コンパクトフラッシュ等
の汎用リムーバブルメディア)に取出し、管理センター
や他のクレーンのデータ管理部7に入力して記録するよ
うにしてもよい。
【0073】こうすれば、クレーンのメーカーやサービ
ス要員以外の一般のユーザーによる安全管理が容易とな
る。
【0074】(3)上記第1〜第3各実施形態では、ク
レーン吊り作業時の安全監視に関する作業情報として負
荷情報を使用したが、これに限らず、その他安全装置
(たとえば過巻防止装置のリミットスイッチ信号、ブー
ム角度、ジブ角度等の作業状態検出器)の検出信号とそ
の設定値を比較判別した結果を負荷情報として用いても
よい。また、これらのデータを蓄積してもよいことはい
うまでもない。
【0075】また、安全監視が必要とされる作業とし
て、クレーン作業時の過負荷状態のほか、分解して搬送
されたクレーンを作業現場等で組立てる組立作業時、組
立後のクレーンについて吊り作業が可能な姿勢までブー
ムまたはジブ等を起立させる自立作業時、及びこの逆の
倒伏作業時、分解作業時等があり、本発明はこれら各作
業においてそれぞれの基準に基づいて安全監視を行うこ
とができる。
【0076】この場合、上記組立・分解作業時において
は、複数の部位を分解・組立てる際の順番が異なると転
倒や部位の破損を招く可能性があるが、この分解・組立
を正しい順番で安全に行われているか否かを監視する作
業情報として、各部材に備えられている検出器の接続状
況を示す信号を用いることができる。
【0077】また、各検出器が安全作業監視装置と接続
されることによる定格電流を検出し、この信号をもとに
接続状態を判別し、この検出器の信号を作業情報のデー
タとして蓄積し、履歴を記録するようにしてもよい。
【0078】さらに、順次組立作業が行われ、複数のセ
ンサで検出される作業信号の組み合わせを安全基準値と
して、次の接続作業を行うための操作を行って良いか否
かが判別される。たとえば、下部走行体の組立が完了し
ているという下部走行体の部材センサの接続信号が揃わ
ない状態で上部旋回体にブームを接続するとそのセンサ
の接続状況及び作業の確認を促す表示が出力されるよう
に構成することができる。
【0079】一方、タワー仕様のブームの自立作業時に
おいては、タワーブームの起伏操作と、このタワージブ
をタワーに係合させるラッチ部材を解放するタイミング
とを管理する作業情報として用いることができる。
【0080】また、タワーブームの角度データと、タワ
ージブの角度データ、及びこのタワージブをタワーに係
合させるラッチ部材に備えられたセンサのデータをそれ
ぞれ判別し、作業情報としてその履歴を記録することが
できる。
【0081】(4)作業情報管理手段の中に故障予測手
段を設け、クレーン各部に備えられた機器の動作状態を
検出する検出手段からの信号を作業情報として、設計寿
命に基づく故障予測、あるいはクレーン搭載の故障診断
装置による故障信号を基に、警告信号をデータ管理部7
に向けて出力するようにしてもよい。また、上記警告信
号をクレーン内部(過負荷防止装置1の表示部または前
記クラスタゲージ)にも出力してもよいし、データ管理
部7からクレーン側に送信するようにしてもよい。
【0082】前記タワークレーンにおけるブーム反転防
止用のブーム上限リミットスイッチが故障した場合を例
にとって説明すると、故障診断装置において、同スイッ
チの出力信号と既知の適正信号(または過去平均信号)
との比較によってリミットスイッチの異常が検知される
と、同スイッチの異常、及び保守を要求する警告メッセ
ージを出力する。
【0083】同時に、リミットスイッチの異常が検知さ
れる直前に内部記憶部2のバッファに蓄積されたブーム
角度、リミットスイッチの状態信号、ウィンチ負荷圧信
号等の関連項目の信号の記録を開始するとともに、外部
のデータ管理部7に異常を示す信号を送る。
【0084】このような信号を受けたデータ管理部7で
は、その異常信号出力前のデータ、出力後のデータから
故障部位を推定し、その情報を機械側にフィードバック
するとともに、事例情報としてデータベース化する。
【0085】データ管理部7における故障部位の推定
は、過去の故障状況とその原因に関するデータベースに
基づく自動検索によって行われ、過去同一症状での故障
原因、対応方法を高得点順に機械側に出力する。
【0086】なお、このリミットスイッチの信号異常の
ケースにおいて、同スイッチの信号とブーム角度の信号
が符合しない場合に、ブーム角度計またはリミットスイ
ッチのいずれかが故障していると推定することが可能で
ある。
【0087】一方、他の故障に関して次のような処理を
行うことができる。
【0088】(イ)過負荷防止装置1の警告ランプのよ
うな重要な表示機器については、使用されるランプの継
続使用時間とメーカー推奨使用時間とを比較し、これら
が一致したときに交換を促す警告メッセージを過負荷防
止装置1の表示部に表示するととともにデータ管理部7
に出力する。
【0089】(ロ)パワーライン系については、作動
油、作動油フィルタ、エアクリーナー等の消耗品の使用
時間、冷却水、油の出入り口温度差(冷却効率)を検出
し、これを設定値と比較して、その差が一定範囲内に近
づいたときに警告信号を機械側及びデータ管理部7に出
力する。
【0090】また、作動油について、その透明度(汚濁
度)をタンクその他に設けた光学センサで検出し、これ
が適正値を超えたときに交換を促すための警告信号を出
力する。あるいは、作動油の汚濁が異常に早い場合は、
減速機やポンプ等の機器類の異常損耗の可能性を推定
し、これを警告する。さらに、作動油の交換が行われた
か否か、作動油の残量を検出し、作動油交換の再警告、
補充の警告信号を出力する。
【0091】一方、フィルタの目詰まりや、冷却水、作
動油の温度を検出して異常発生時に警告信号を出力す
る。また、油圧ポンプ、油圧モータの入口出口の差圧を
検出してアクチュエータの効率(損失効率等)を演算で
求め、これを状態信号として記録するとともに、適正値
から外れたときに警告信号を出力する。
【0092】(ハ)動力・駆動系(油圧ポンプ、油圧ア
クチュエータ)について、機器の振動を検出し、状態信
号として記録するとともに、適正値から外れたときに警
告信号を出力し、保守を促す。
【0093】(ニ)機械駆動部(減速機、アタッチメン
ト、アウトリガ)について、駆動部のアクチュエータの
損失トルクを検出し、これが適正範囲から外れたときに
グリース給脂を促し、あるいは破損を警告する信号を出
力する。
【0094】(ホ)作業系設備(ブーム、ジブ、ウィン
チドラム)について、過負荷防止装置で検出される過負
荷率×時間で疲労状況を測定し、その値が設定値を超え
たときに警告信号を出力する。あるいは、荷重集中部に
応力ゲージを設置して直接応力値を検出し、この応力値
×時間で疲労状況を割り出して適宜警告信号を出力する
ようにしてもよい。
【0095】(ヘ)ロープ系(ロープ、シーブ)につい
て、過負荷防止装置あるいはシーブ軸に設置した荷重計
で荷重を検出し、この荷重と荷重が作用する時間とから
疲労、消耗の度合いを割り出し、これが設定値(解析結
果やベンチテスト、試作試験等の設計時試算情報から決
定される)を超えたときに、交換を促すための警告信号
を出力する。
【0096】あるいは、外的な検出方法として、ロープ
の外形(ロープ径を含む外観形状)を光学センサで検出
し、このロープ外形が基準範囲を超える場合に異常とし
て警告信号を出力する。
【0097】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、クレ
ーンの安全作業監視に関する作業情報を伝送手段によっ
て移動式クレーン外部に取り出し、データ管理部におい
て記録手段に記録することができる。
【0098】この場合、請求項2,4〜11の発明によ
ると、クレーンの負荷情報をクレーン外部のデータ管理
部に取り出して把握し、監視することができる。すなわ
ち、負荷の監視をオペレータだけでなく第三者(データ
管理部)によっても行うことができるため、オペレータ
の恣意による過負荷運転を抑止することができるととも
に、事故発生時の原因究明、対応を正確かつ迅速に行う
ことが可能となる。
【0099】また、請求項5の発明によると、負荷情報
を無差別にデータ管理部に送るのではなく、たとえば過
負荷状態となったときのみに負荷情報をデータ管理部に
送る等、安全管理に必要な情報のみを送って安全管理を
効率良く行うことができる。
【0100】また、請求項6の発明によると、データ管
理部において負荷情報を、管理者が見易い形式で(たと
えば時系列で、または最新の値に更新して、あるいは項
目分けして)表示するため、負荷情報を把握し易く、安
全管理の効率をさらに高めることができる。
【0101】とくに請求項7の発明によると、過負荷判
断の指標となる負荷率の履歴を表示するため、日頃の負
荷状況がわかり易く、過負荷抑止、事故原因の究明に役
立つ。
【0102】請求項8,9の発明によると、対クレーン
指令手段によってデータ管理部からクレーンに向けて指
令信号を出力し得るように構成したから、たとえば過負
荷状態が続く場合に管理者(データ管理部)側からクレ
ーンの運転を自動停止させ、あるいは警報装置を作動さ
せる安全制御信号を送って積極的に過負荷を抑止するこ
とが可能となる。
【0103】あるいは、クレーン側で負荷情報を記憶す
る条件やデータ管理部に向けて出力する条件の設定や、
過負荷条件のしきい値の変更をデータ管理部側からの指
令信号によって行うこと、及び工事日程やクレーンのマ
ニュアル情報を通知することが可能となる。
【0104】請求項10の発明によると、データ管理部
がクレーンに設けられ、クレーン同士間で情報を共有す
ることが可能となるため、同一現場内に複数のクレーン
が配置されている場合に、クレーン相互間で負荷状況を
客観的に判断し合って危険を知らせ合う等、共同で安全
管理を行うことができる。
【0105】また、二台のクレーンで共同して玉掛け作
業を行う場合に、互いの負荷状況をみて他機または自機
が危険状態とならないように制御することもできる。
【0106】さらに、負荷情報を複数台のクレーンで共
有し合う分散管理方式となるため、集中管理を行う管理
センターが不要となる。
【0107】一方、データ管理部として携帯情報端末機
を用いる請求項11の発明によると、遠隔地だけでな
く、近辺の作業員や、玉掛け作業時の玉掛け作業員、合
図者が情報を確認し、過負荷を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック構成図で
ある。
【図2】第1実施形態におけるクレーン側の内部記憶部
でのデータ処理の流れを説明するためのフローチャート
である。
【図3】同実施形態におけるデータ管理部でのデータの
処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態を示すブロック構成図で
ある。
【図5】同実施形態におけるクレーンでのデータ処理の
流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態を示すブロック構成図で
ある。
【図7】本発明の他の実施形態として携帯情報端末機を
表示手段として利用する場合のブロック構成図である。
【図8】図7の変形携帯としてクレーン側の情報を携帯
情報端末機に直接送る場合のブロック構成図である。
【図9】本発明のまた別の実施形態として携帯情報端末
機を伝送手段として利用する場合のブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
A クレーン 1 クレーンに設けられた過負荷防止装置 2 同内部記憶部(内部記憶手段) 3 送受信装置(伝送手段) B 管理センター 6 管理センターに設けられた送受信装置 7 データ管理部 8 データ管理部の外部記憶手段 9 同演算表示部 10 同指令部(対クレーン指令手段) 12 データ管理部としての携帯情報端末機 15 伝送手段としての携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 英明 兵庫県明石市大久保町八木740番地 コベ ルコ建機株式会社大久保工場内 Fターム(参考) 3F205 AA05 HA10 HB10 HC01 HC04 HC10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出手段によって検出される移動式クレ
    ーンの安全作業監視に関する作業情報を伝送手段によっ
    て移動式クレーン外部に取り出し、データ管理部におい
    て記憶手段に記録することを特徴とする移動式クレーン
    の安全管理方法。
  2. 【請求項2】 移動式クレーンの過負荷監視に関する負
    荷情報を作業情報として取り出して記憶手段に記録する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動式クレーンの安全
    管理方法。
  3. 【請求項3】 検出手段によって検出される安全作業監
    視に関する作業情報に基づいて安全作業を監視する安全
    作業監視装置を備えた移動式クレーンと、この移動式ク
    レーン外部のデータ管理部と、移動式クレーンとこのデ
    ータ管理部との間で上記作業情報の授受を行う伝送手段
    とを備え、上記移動式クレーンには、上記作業情報を記
    憶する内部記憶手段が設けられ、上記データ管理部に
    は、上記伝送手段を介してクレーン側から受け取った作
    業情報を記録する外部記憶手段が設けられたことを特徴
    とする移動式クレーンの安全管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動式クレーンの安全管
    理システムにおいて、安全作業監視装置として、過負荷
    監視に関する負荷情報に基づいて過負荷を監視する過負
    荷防止装置を移動式クレーンに備え、伝送手段は移動式
    クレーンとデータ管理部との間で上記負荷情報の授受を
    行い、内部記憶手段は上記負荷情報を記憶し、外部記憶
    手段は上記伝送手段を介して移動式クレーン側から受け
    取った負荷情報を記録するように構成されたことを特徴
    とする移動式クレーンの安全管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の移動式クレーンの安全管
    理システムにおいて、内部記憶手段は、負荷情報のうち
    予め設定された条件下で選別された情報のみを伝送手段
    によって外部に出力するように構成されたことを特徴と
    する移動式クレーンの安全管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の移動式クレーン
    の安全管理システムにおいて、データ管理部に、外部記
    憶手段に記憶される負荷情報を、予め定めた形式で表示
    する演算表示手段が設けられたことを特徴とする移動式
    クレーンの安全管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動式クレーンの安全管
    理システムにおいて、演算表示手段は、定格荷重に対し
    て実際に作用する荷重の割合である負荷率の履歴を表示
    するように構成されたことを特徴とする移動式クレーン
    の安全管理システム。
  8. 【請求項8】 データ管理部に、クレーン側に向けて指
    令信号を出力する対クレーン指令手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の移動式
    クレーンの安全管理システム。
  9. 【請求項9】 対クレーン指令手段は、負荷情報が予め
    設定された過負荷条件を満足するときにクレーンに向け
    て過負荷を抑止する制御信号を出力するように構成され
    たことを特徴とする請求項8記載の移動式クレーンの安
    全管理システム。
  10. 【請求項10】 データ管理部がクレーンに設けられ、
    クレーン同士間で情報を授受し得るように構成されたこ
    とを特徴とする請求項4乃至10のいずれかに記載の移
    動式クレーンの安全管理システム。
  11. 【請求項11】 データ管理部として、PHS、携帯電
    話、携帯端末機等の携帯情報端末機が用いられたことを
    特徴とする請求項3乃至10のいずれかに記載の移動式
    クレーンの安全管理システム。
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